JP4445032B1 - クラウニング付歯車の製造方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷間鍛造によってクラウニングが形成された歯車において、歯先が軸方向両端間で円筒形状の面に沿って形成されており、ピッチ円が軸方向両端間で円弧形状の曲面に沿って形成されており、歯底が軸方向両端間で円弧形状の曲面に沿って形成されている。
【選択図】図12
Description
予めクラウニングなしの歯形を有する円筒歯車である被加工品を準備しておき、
内側に円筒歯形を有するとともに外側に上側係合面と下側係合面を有しかつ弾性変形する型を使用して、型の下側係合面をテーパ穴付リングに設定して、型の円筒歯形の下側部分を弾性変形させて、ピッチ円の位置している曲線が円弧形状に沿うようにし、かつ、型の円筒歯形の上側部分は円筒形状のままとし、
被加工品を型の中に挿入して、まず、被加工品の下側部分に型の弾性変形された下側部分でクラウニング付歯形を冷間鍛造によって成形し、そのとき、被加工品の上側部分はクラウニングなしの円筒形状のままとし、
その後、型の上側係合面に外側パンチの内側テーパを押圧して型の上側部分を内向きに弾性変形させて、被加工品の上側部分にクラウニング付歯形を冷間鍛造によって成形することを特徴とするクラウニング付歯車の製造方法。
次に、型の上側係合面に外側パンチの内側テーパを押圧して型の上側部分を内向きに弾性変形させて、被加工品の上側部分にクラウニング付歯形を形成することを特徴とする前述のクラウニング付歯車の製造方法。
内側に円筒歯形を有するとともに外側に上側係合面と下側係合面を有しかつ弾性変形する型と、型の下側係合面を設定するためのテーパ穴付リングとを設け、型の下側係合面がテーパ穴付リングに設定された状態において型の下側係合面がテーパ穴付リングに押圧されて、型の円筒歯形の下側部分が円弧状に弾性変形されているとともに、型の円筒歯形の上側部分が円筒形状に維持され、その状態において、円筒歯形を有する被加工品が型の中に挿入されて、被加工品の下側部分にクラウニング付歯形を成形するとともに、被加工品の上側部分の歯形は円筒形状を維持し、
外側パンチが内側テーパを有し、型の上側係合面が外側パンチの内側テーパによって押圧されて、型の上側部分が内向きに弾性変形され、被加工品の上側部分にクラウニング付歯形が成形されることを特徴とするクラウニング付歯車の製造装置。
Claims (14)
- 歯先が軸方向両端間で円筒形状の面に沿って形成されており、ピッチ円の位置している曲線が軸方向両端間で円弧形状に沿っており、歯底が軸方向両端間で円弧形状の曲面に沿って形成されているクラウニング付歯車を冷間鍛造によって製造する方法において、
予めクラウニングなしの歯形を有する円筒歯車である被加工品を準備しておき、
内側に円筒歯形を有するとともに外側に上側係合面と下側係合面を有しかつ弾性変形する型を使用して、型の下側係合面をテーパ穴付リングに設定して、型の円筒歯形の下側部分を弾性変形させて、ピッチ円の位置している曲線が円弧形状に沿うようにし、かつ、型の円筒歯形の上側部分は円筒形状のままとし、
被加工品を型の中に挿入して、まず、被加工品の下側部分に型の弾性変形された下側部分でクラウニング付歯形を冷間鍛造によって成形し、そのとき、被加工品の上側部分はクラウニングなしの円筒形状のままとし、
その後、型の上側係合面に外側パンチの内側テーパを押圧して型の上側部分を内向きに弾性変形させて、被加工品の上側部分にクラウニング付歯形を冷間鍛造によって成形することを特徴とするクラウニング付歯車の製造方法。 - 被加工品の下側部分及び上側部分にクラウニング付歯形を成形するときに、被加工品の歯形の歯先と型の歯形の歯底との間に、軸方向両端間の全長にわたって、隙間が維持されることを特徴とする請求項1に記載のクラウニング付歯車の製造方法。
- 被加工品の下側部分にクラウニングを形成するときに、被加工品を型の入口から中に入れて型の軸心方向に型の最奥位置まで移動させる間に、被加工品の一方の端面のみを型の軸心方向に押圧して、被加工品の歯形の歯底全体を含めてピッチ円を越えるところまで型の歯形に接触させて被加工品の歯形の歯底を型の歯形によって歯形の半径方向の内向きに圧縮し、それと同時に、被加工品の歯先を歯形の半径方向の外向きに突き出し、その突き出しのときに被加工品の歯形の歯先が型の歯形に接触しない状態を維持し、
次に、型の上側係合面に外側パンチの内側テーパを押圧して型の上側部分を内向きに弾性変形させて、被加工品の上側部分にクラウニング付歯形を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のクラウニング付歯車の製造方法。 - 被加工品の上側部分と下側部分に同一のクラウニング量を付けることを特徴とする請求項1に記載のクラウニング付歯車の製造方法。
- 被加工品の上側部分と下側部分に互いに異なるクラウニング量を付けることを特徴とする請求項1に記載のクラウニング付歯車の製造方法。
- 被加工品の中心に貫通穴が形成されていて、その貫通穴にセンターピンを入れた状態のまま、被加工品の上側部分と下側部分にクラウニングを付けることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のクラウニング付歯車の製造方法。
- 被加工品の中心に貫通穴が形成されておらず、センターピンを使用せずに、型に入れたまま、被加工品の上側部分と下側部分にクラウニングを付けることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のクラウニング付歯車の製造方法。
- 歯先が軸方向両端間で円筒形状の面に沿って形成されており、ピッチ円の位置している曲線が軸方向両端間で円弧形状に沿っており、歯底が軸方向両端間で円弧形状の曲面に沿って形成されているクラウニング付歯車を冷間鍛造によって製造する装置において、
内側に円筒歯形を有するとともに外側に上側係合面と下側係合面を有しかつ弾性変形する型と、型の下側係合面を設定するためのテーパ穴付リングとを設け、型の下側係合面がテーパ穴付リングに設定された状態において型の下側係合面がテーパ穴付リングに押圧されて、型の円筒歯形の下側部分が円弧状に弾性変形されているとともに、型の円筒歯形の上側部分が円筒形状に維持され、その状態において、円筒歯形を有する被加工品が型の中に挿入されて、被加工品の下側部分にクラウニング付歯形を成形するとともに、被加工品の上側部分の歯形は円筒形状を維持し、
外側パンチが内側テーパを有し、型の上側係合面が外側パンチの内側テーパによって押圧されて、型の上側部分が内向きに弾性変形され、被加工品の上側部分にクラウニング付歯形が成形されることを特徴とするクラウニング付歯車の製造装置。 - 型の下端に位置決め座金を設けて、テーパ穴付リングに対する型の位置を決めることによりクラウニング量を調整することを特徴とする請求項8に記載のクラウニング付歯車の製造装置。
- クラウニング量を調整するために、テーパ穴付リングの上に外側パンチ停止位置調整手段が設けられていることを特徴とする請求項8又は9に記載のクラウニング付歯車の製造装置。
- 被加工品の中心に貫通穴が形成されており、その貫通穴にセンターピンを入れた状態のまま、外側パンチ、パンチスリーブ及びノックアウトスリーブを用いて、被加工品の上側部分と下側部分にクラウニングを形成することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のクラウニング付歯車の製造装置。
- 被加工品の中心に貫通穴が形成されておらず、センターピンを使用せずに、外側パンチ、パンチピン及びノックアウトピンを用いて、被加工品の上側部分と下側部分にクラウニングを形成することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のクラウニング付歯車の製造装置。
- 被加工品の下側部分及び上側部分にクラウニング付歯形を成形するときに、被加工品の歯形の歯先と型の歯形の歯底との間に、軸方向両端間の全長にわたって、隙間が維持されることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載のクラウニング付歯車の製造装置。
- 被加工品の下側部分にクラウニングを形成するときに、被加工品を型の入口から中に入れて型の軸心方向に型の最奥位置まで移動させる間に、被加工品の一方の端面のみを型の軸心方向に押圧して、被加工品の歯形の歯底全体を含めてピッチ円を越えるところまで型の歯形に接触させて被加工品の歯形の歯底を型の歯形によって歯形の半径方向の内向きに圧縮し、それと同時に、被加工品の歯先を歯形の半径方向の外向きに突き出し、その突き出しのときに被加工品の歯形の歯先が型の歯形に接触しない状態を維持し、続いて、型の上側係合面に外側パンチの内側テーパを押圧して型の上側部分を内向きに弾性変形させて、被加工品の上側部分にクラウニング付歯形を形成することを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載のクラウニング付歯車の製造装置。
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