JP5348903B2 - 患者情報管理装置および患者情報管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、医療機関の間でやりとりされる患者情報を管理する装置およびその管理方法についての技術に関する。
従来、小規模の病院や診療所等の医療機関においては、受け付けた患者の診療や検査がその医療機関の規模や設備により困難である場合がある。その場合、当該小規模の医療機関はその患者を他の大規模な病院等に紹介し、当該大規模な病院等に診療等を依頼するということがなされている。
従来このような患者の紹介は、紹介する側の小規模の医療機関(以下、「紹介元医療機関」という)から、紹介されて診療等を依頼された側の大規模な医療機関(以下、「紹介先医療機関」という)へ電話等によって口頭で行われたり、書面による紹介状を作成したりすることによりなされていた。
近年、紹介元医療機関のコンピュータ端末において紹介状を電子的に作成し、この作成した紹介状データを紹介先医療機関のコンピュータ端末にオンラインで転送する紹介状システムが提案されている(例えば特許文献1)。この紹介状システムにおいては、医師等が紹介状をあらかじめ定められたフォーマットにしたがって作成するので、記入漏れや記入ミスを防ぐことが可能となる。
また、このような紹介元医療機関と紹介先医療機関とをネットワークで接続する紹介状システムにおいて、紹介元医療機関から紹介先医療機関へ紹介患者の個人情報を非開示状態にした紹介状データを送信し、紹介先医療機関から紹介患者を受け入れ可能とする回答を得られたときに患者個人情報を含むデータを送信するように構成された紹介状管理システムがある(例えば特許文献2)。
特開2003−85294号公報 特開2006−127395号公報
特許文献1のような従来の紹介状データには、紹介患者にかかる情報が記載されている場合がある。この紹介患者にかかる情報とは、例えば、紹介患者の氏名、保険証番号などの個人情報や、紹介元医療機関における診察結果、検査結果等を含む情報であり、カルテの作成や診療に用いるための情報である。
紹介元医療機関がこのような紹介患者にかかる情報を記載した紹介状データを紹介先医療機関に送信した後に、紹介先医療機関において紹介患者の診療予約が不可能となる場合がある。また、紹介先医療機関が紹介患者を受け入れ、紹介患者について受診の予約がされた後に、紹介患者の方から受診のキャンセルをする場合がある。この場合、紹介先医療機関が紹介患者の診察・検査を行わないにもかかわらず、紹介先医療機関に紹介状データに記載された紹介患者にかかる情報が不必要に残存することになる。
したがって、紹介先医療機関における予約の拒否や患者による受診のキャンセルがあったときには、個人情報漏洩の防止の観点から、不要に残存してしまう紹介患者にかかる情報の管理が必要である。しかし、当該管理は紹介元医療機関にとって非常に煩雑であり困難である。
この点、特許文献2に記載の紹介状管理システムにおいても、患者受け入れの回答後は紹介患者にかかる情報を紹介先医療機関に送信してしまうので、診療予約受け入れ後において紹介患者が受診のキャンセルをしたときには、紹介患者にかかる情報を不要に紹介先医療機関に残存させてしまうことになる。したがって、この紹介状管理システムにおいても紹介患者にかかる情報を適切に管理することが煩雑であり、また困難である。
また、紹介患者が紹介先医療機関に受け入れられて診療・検査の予約がされた後であって、実際に紹介先医療機関において紹介患者が受診するまでの間に、紹介元医療機関で紹介患者の診察・検査を行う場合がある。しかしこの場合、特許文献1および特許文献2に記載の紹介状管理システムにおいては、紹介先医療機関による紹介患者の受け入れの回答があった時に、紹介元医療機関が紹介患者にかかる情報を送信する構成となっているので、当該予約後の診察・検査結果を紹介先医療機関に報告できないおそれある。
また紹介元医療機関においても、可能な範囲で紹介患者の検査が行われている。この検査の結果取得される検査データの中には、紹介先医療機関が紹介患者の診療に必要としている検査データと、紹介先医療機関が患者の診療に必要としない不要データとが含まれている。すなわち、紹介元医療機関は自らが保有する紹介患者の検査データを送信する際、紹介元医療機関から紹介先医療機関へ送信される患者のデータに過不足が生じると、紹介先医療機関における余計な個人情報管理が生じ、また紹介先医療機関における重複検査が行われてしまうおそれがある。この重複検査は、紹介患者が過剰な医療費を支払う事態を生じるおそれがある。また紹介先医療機関において診療の効率化を妨げるおそれがある。
紹介元医療機関から紹介先医療機関へ送信されるデータに不足が生じる場合とは、例えば次のような場合がある。紹介元医療機関における医師等が、紹介元医療機関が保有する検査データを任意に選別して紹介先医療機関に送信したとき、実際は選別されなかった検査データの中に、紹介先医療機関が必要とする検査データが含まれていることがある。このように紹介元医療機関において検査済みのデータの中に、紹介先医療機関が必要とする検査データがあるにもかかわらず、紹介先医療機関に送信されないと、紹介先医療機関において紹介患者の検査を重複して行ってしまうおそれがある。
特許文献1および2においては、紹介元医療機関から紹介先医療機関に送信されるデータの過不足について配慮されていない。したがって、紹介元医療機関が保有する紹介患者の各検査データを送信する際、この送信検査データと紹介先医療機関が必要とする各検査データとの間に齟齬が生じてしまうおそれがある。すなわち、特許文献1および2に記載の紹介状管理システムにおいては、紹介先医療機関が受信する検査データに過不足が生じてしまうおそれがあり、ひいては、重複検査、紹介患者の医療費負担増や、診療効率の低下につながるおそれがある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、紹介元医療機関から紹介先医療機関へ、紹介患者の紹介手順や診療受付手順等の進展状況に応じて適切な情報を送信することができ、かつ紹介元医療機関から送信される情報に過不足が生じる事態を防止する技術の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、患者固有の情報および診察・検査情報を有し、紹介先医療機関へ前記患者を紹介するために情報通信を行う紹介元医療機関の患者情報管理装置であって、前記患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報を含み、前記患者固有の情報を含まず、該患者の診療の予約に用いられる紹介状データを該紹介先医療機関に送信する紹介状データ送信手段と、診療予約成立後、前記紹介先医療機関があらかじめ保有する、疾患情報に対応して異なる検査項目をそれぞれ有するリスト群のうち、前記患者の前記疾患情報に応じたリストを該紹介先医療機関から受領するリスト受領手段と、診療予約成立後、前記紹介先医療機関において患者を受付けた際に該患者から提示された該患者の認証に用いる患者認証情報を前記紹介先医療機関から受信すると、該患者認証情報と自らが有する前記患者固有の情報の一部の内容とを照合する患者照合手段と、前記患者照合手段による照合の結果、前記患者認証情報と前記患者固有の情報の一部の内容とが同一である場合、前記リストに挙げられた情報に基づき、該リストに各診察・検査情報を充当し、かつ前記紹介先医療機関に要求された患者固有の情報と共に送信する患者情報送信手段と、を備え、前記リストは前記検査項目それぞれに対応する検査コードを有して構成され、前記患者情報送信手段は、前記リストを解析して前記検査コードを抽出し、前記患者を識別するための識別符号および該検査コードに基づいて前記紹介先医療機関に送信する診察・検査情報を選別し、前記紹介元医療機関において最初に診察・検査した時点から前記患者照合手段によって認証された時点までの経過情報を送信すること、を特徴とする患者情報管理装置である。
また、請求項5に記載の本発明は、紹介先医療機関へ患者を紹介するために情報通信を行う紹介元医療機関の患者情報管理装置が、前記紹介元医療機関の紹介元端末において、前記患者固有の複数種類の情報と診察・検査情報とを、識別符号に対応付けて記憶装置に記憶し、前記紹介元端末において、前記識別符号と前記紹介先医療機関における診療の予約日時情報と、担当診療科を特定する診療科情報と、前記患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報とを有する診療予約に必要な情報が入力されることに応じて、該紹介元端末において、診療予約に必要な情報を有する紹介状データを作成し、該紹介先医療機関へ送信して前記患者の診療予約の申し込みを行い、前記紹介元端末において、診療予約成立後、前記紹介先医療機関があらかじめ保有する、疾患情報に対応して異なる検査項目をそれぞれ有するリスト群のうち、前記患者の前記疾患情報に応じたリストを該紹介先医療機関から受領し、前記紹介先医療機関における診療受付時に前記患者から提示された情報のうち、前記患者固有の複数種類の情報の一部と同じ種類である患者認証情報を受信することにより、前記紹介元端末において、該患者認証情報と前記患者固有の複数種類の情報の一部とを照合し、前記照合の結果、前記患者認証情報と前記患者固有の情報の一部の内容とが同一である場合、前記紹介元端末において、前記識別符号および前記リストに挙げられた情報に基づき、前記記憶された診察・検査情報を検索し、前記紹介元端末において、前記検索した診察・検査情報および前記患者固有の複数種類の情報を前記紹介先医療機関に送信すること、を特徴とする患者情報管理方法である。
また、請求項7に記載の本発明は、患者を識別するための識別情報を付し対応付けられた患者固有の情報および診察・検査情報を有し、紹介先医療機関へ前記患者を紹介するために情報通信を行う紹介元医療機関の患者情報管理装置であって、前記患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報を含むとともに、前記患者固有の情報を含まず、かつ診療予約に必要な情報に基づいた紹介状データを前記紹介先医療機関に送信する紹介状データ送信手段と、前記紹介先医療機関から前記紹介状データに対応する診療予約受付けの回答とともに該診療予約にかかる予約番号を受信し、該予約番号と前記患者固有の情報および前記診察・検査情報とを対応付ける予約番号管理手段と、診療予約成立後、前記紹介先医療機関があらかじめ保有する、疾患情報に対応して異なる検査項目をそれぞれ有するリスト群のうち、前記患者の前記疾患情報に応じたリストを該紹介先医療機関から受領するリスト受領手段と、診療予約成立後、前記紹介先医療機関において患者を受付けた際に該患者から提示された予約番号を前記紹介先医療機関から受信すると、該予約番号と前記患者固有の情報および前記診察・検査情報とに対応付けられた前記予約番号とを照合する患者照合手段と、前記患者照合手段による照合の結果、前記患者受付後に受信した予約番号と前記患者固有の情報および前記診察・検査情報とに対応付けられた予約番号とが一致した場合、前記リストに対し、該リストに挙げられた診察・検査情報を充当し、かつ前記紹介先医療機関に対し、該患者固有の情報および該充当したリストを送信する患者情報送信手段とを備えたこと、を特徴とする患者情報管理装置である。
上記の本発明による患者情報管理装置または患者情報管理方法は、紹介元医療機関から患者の診療予約をする時点では、患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報を含む診療予約に必要な最小限の情報のみ送信する。紹介先医療機関で患者が診療の受付をし、紹介にかかる患者と、当該紹介先医療機関において受け付けた患者が同一であると認証された後に、紹介先医療機関から受信したリストに診察検査情報を充当し送信するように構成されている。
したがって、紹介先医療機関が紹介した患者に対し実際に診察等を行うまで検査データ等を送信せず、紹介患者にかかる紹介から実際の診察等までの進展状況に応じて適切な情報を送信することが可能となる。また、紹介先医療機関は進展状況に応じて紹介元医療機関から必要な情報のみを取得することができ、不要な個人情報、診察検査情報の管理を行う必要がなく、情報管理の省力化を図ることが可能となる。
また、本発明による患者情報管理装置または患者情報管理方法は、診療予約成立後、紹介先医療機関が保有する、複数のリスト群のうち、患者の疾患情報に応じたリストを該紹介先医療機関から取得する。さらに患者の認証後、紹介先医療機関から受信したリストに診察検査情報を充当するように構成されている。
したがって、紹介先医療機関が要求して紹介元医療機関から送信される情報に過不足が生じる事態を防止することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
[第1実施形態]
(全体構成)
この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置1の概略構成を示すブロック図である。
この実施形態にかかる患者情報管理装置1は、地域の小規模病院、診療所等の紹介元医療機関および大規模病院等の紹介先医療機関の間にわたって構成されている。すなわち図1に示すように、患者情報管理装置1は紹介元医療機関の紹介元端末200と紹介先医療機関の紹介先端末300とを備えて構成されている。また当該紹介元端末200と紹介先端末300とは、WAN(World Area Network)などのネットワークNを介して通信可能に接続されて構成されている。この患者情報管理装置1の動作の概要は次の通りである。
紹介元医療機関において受付けた患者に紹介先医療機関を紹介するため、医師等が紹介元端末200に患者ID、予約日時等を入力すると、紹介元端末200は、診療予約をするのに最小限必要な情報が記載された紹介状データを作成し、紹介先端末300に送信する。この診療予約に最小限必要な情報とは、少なくとも紹介患者の疾患を特定するために用いられる疾患情報を含み、その他、例えば患者ID、予約日時、担当診療科名等の情報が組み合わされて構成される。それのみでは第三者によって個人を特定することが困難な情報である。なお、この診療予約に最小限必要な情報とは、本発明の「診療予約に必要な情報」の一例に該当する。
紹介先医療機関の紹介先端末300が紹介状データを受信して、当該紹介状データにかかる診療予約を確定させると、紹介先端末300は当該診療予約にかかる予約番号を生成し、確定した診療予約を当該予約番号に対応付けて紹介先医療機関の予約スケジュールデータに反映させる。
さらに、紹介先端末300は、診療予約の確定後、紹介先医療機関の第2記憶装置30にあらかじめ記憶された複数のフォーム群から、紹介患者の疾患情報に応じた検査項目のリストを有するフォームを検索する。なお、この「フォーム」は紹介元端末200において診察情報や検査情報が入力され、かつ入力されたこれらの情報を紹介先端末300に送信し、紹介先端末300で処理される入力フォームである。また、この「フォーム」は本発明における「リスト」を含むものである。
紹介先端末300は当該予約番号を含んだ予約データと検索したフォームを紹介元端末200に送信する。なお、このフォームの送信は、遅くとも患者認証がなされるまでに実行されればよい。
紹介元端末200は当該予約データおよびフォームを受信する。また紹介元端末200は、受信したフォームを、受信した予約データに含まれている患者IDや予約番号と対応づけて第1記憶装置20に記憶させる。また紹介元端末200は、予約データに基づいて紹介患者のために、予約番号を含んだ予約票を生成する。
紹介先医療機関において予約日に紹介患者を受付けた際に、医療事務員等が提示された予約票と予約患者の保険証の内容を紹介先端末300に入力すると、紹介先端末300は予約票の予約番号から診療予約の有無を確認する。また紹介先端末300は、確認が取れると保険証にかかる保険証番号と予約番号とを含んだ紹介患者の患者認証情報を紹介元端末200に送信することにより、紹介患者の個人情報等の取得要求を行う。
紹介元端末200は、紹介先端末300から紹介患者の患者認証情報を受信すると、当該患者認証情報の保険証番号等と、第1記憶装置20に記憶している紹介患者の個人情報にかかる保険証番号とを照合する。紹介元端末200は当該照合により紹介元医療機関において紹介した紹介患者であるかの認証を行う。
紹介元端末200は紹介患者である認証ができると、当該紹介患者についてのフォームを検索する。この検索は例えば、当該認証に用いた患者認証情報の予約番号や保険証番号等によって検索する。また紹介元端末200は、検索したフォームを解析して検査コードを抽出し、また検査項目ごとにリストを取得する。さらに紹介元端末200は、第1記憶装置20から、当該患者認証情報に対応する紹介患者の検査情報等を検査コードごとに検索する。
また紹介元端末200は、検査コードごとに検索した検査情報等を、読み出したフォームのリスト等に埋め込んで充当する。さらに紹介元端末200は、第1記憶装置20から当該紹介患者の個人情報を検索する。この個人情報は、検査情報等の充当が完了したフォームとともに紹介先端末300に送信する。
紹介先端末300は紹介患者の個人情報や検査情報等を受信すると、電子カルテ等にこれらの情報を反映する。
以下、患者情報管理装置1の詳細について、紹介元端末200、紹介先端末300の順に説明する。
(紹介元端末の構成)
紹介元端末200について、図1および図2を参照して説明する。紹介元端末200は、第1記憶装置20、ユーザインターフェイス230、および制御装置280を備えて構成される。また制御装置280は、患者情報取得部210、診察・検査情報取得部220、紹介状データ送信手段240、予約票発行手段250、患者照合手段260、患者情報送信手段270を有して構成される。なお、第1記憶装置20は紹介元端末200に対して通信可能に接続された外部構成であってもよい。
第1記憶装置20は、紹介元医療機関における患者の情報を管理するデータベースを複数記憶している。この複数のデータベースには、後述する個人情報データベース、診察・検査情報データベース、紹介状データベース、予約票データベースが含まれる。また、第1記憶装置20は後述する紹介状データの作成画面にかかる情報、紹介状データのフォーマットや予約票データにかかる情報、その他紹介元端末200の各部を制御するプログラムなどが記憶されている。
患者情報取得部210は、第1記憶装置20に個人情報を記憶させる。すなわち、紹介元医療機関において患者を受付け、ユーザインターフェイス230を介して受付けた患者の個人情報(本発明にかかる「患者固有の情報」の一例および「患者固有の複数種類の情報」の一例に該当する。)が医療事務員等により入力されると、患者情報取得部210は当該患者の情報管理に用いる患者ID(本発明にかかる「識別符号」の一例に該当する。)を生成し、かつ当該患者IDに対応付けて当該患者の個人情報を第1記憶装置20の個人情報データベースに記憶させる。ここで患者の個人情報とは患者氏名、年齢、生年月日、性別、保険証番号、職業等を含む情報である。
診察・検査情報取得部220は、紹介元医療機関において医師等が患者の診察や検査を行い、その結果が紹介元端末200のユーザインターフェイス230を介して入力されることにより、入力された情報を診察情報・検査情報として、第1記憶装置20の診察・検査情報データベースに患者IDと対応付けて記憶させる。なお、診察情報・検査情報は電子カルテとして入力され第1記憶装置20に記憶される構成であってもよい。また、診察情報は後述の疾患情報を含んだ情報である。
また診察・検査情報取得部220が第1記憶装置20に記憶させる検査情報としては、数値等のデータのみでなくX線画像、CT画像等の画像情報も含まれる。このとき画像情報に対しては、画像の種類と撮影部位の情報をコード化し、当該コードが付されて記憶される。さらに診察・検査情報取得部220により、画像情報は、患者の疾患部位を表す画像と、疾患部位がない画像とに分けられて記憶される。
ユーザインターフェイス230は表示部および操作部を含んで構成される。表示部はディスプレイを含んで構成され、操作部はキーボード、マウスや電子ペンを含んで構成される。なお、電子ペンが設けられる場合には、ディスプレイとしてタッチパネル式のLCD(Liquid Crystal Dispray/例えばタブレット)を用いる。
紹介状データ送信手段240は、患者に紹介先医療機関を紹介するために用いられる紹介状データを作成する。すなわち、医師等が紹介元端末200のユーザインターフェイス230により紹介状データの作成画面を表示させる操作を行うと、紹介状データ送信手段240が第1記憶装置20から紹介状データの作成画面にかかる情報を読み出しユーザインターフェイス230に表示させる。また、この読み出された紹介状データの作成画面は個人情報を入力する項目が含まれないように構成され、かつ診療予約に最小限必要な、予約日時、診療科名、疾患情報、診療にかかる所要時間等の入力項目を含んで構成されている。なお、ここでいう疾患情報とは、内因性の疾患以外の疾患名の特定にも用いられる。
また、医師等がユーザインターフェイス230によって、紹介状データの作成画面のフォーマットにしたがい、当該作成画面の各項目に患者ID、予約日時、診療科名、疾患情報、診療予約にかかる所要時間等を入力すると、紹介状データ送信手段240は、ユーザインターフェイス230に表示された紹介状データの作成画面の各項目に、当該入力された情報を表示させる。なお、診療科名は本発明の「診療科情報」の一例に該当する。
また、医師等により紹介状データの作成が完了され、ユーザインターフェイス230を介して当該作成完了の指示が行われると、紹介状データ送信手段240は、当該作成完了された上記作成画面に基づき確定された紹介状データを作成する。この紹介状データには入力された患者ID、診療予約にかかる予約日時、診療科名、疾患名を特定する疾患情報、診療にかかる所要時間等が表わされる。また、紹介状データ送信手段240は、作成した紹介状データをネットワークNを介して紹介先医療機関の紹介先端末300に送信する。なお、紹介状データには医療機関の識別に用いられる医療機関IDが付されていてもよい。また、疾患情報とは、例えば「糖尿病の疑い」等、紹介先医療機関において疾患の特定に利用される情報であって、紹介元医療機関の医師等による紹介患者の診断結果を含む情報である。
このように患者情報管理装置1は、紹介状データに紹介患者固有の個人情報や検査情報を含ませず、診療予約および後述のフォーム選択に必要な最小限の情報のみ紹介先端末300に送信するように構成されている。結果として、紹介先医療機関において診療予約が不可能であったときも、紹介先医療機関には紹介患者固有の個人情報や検査情報を残さないようにすることができる。したがって、紹介元医療機関からの情報漏洩を防止し、情報管理を確実に行うことができる。また、紹介先医療機関で診療予約を断ったときに、不要となる紹介患者にかかる情報の管理、例えば当該情報の廃棄や秘匿管理といった煩雑な処理を行わなくてよく、紹介先医療機関の事務処理の省力化を図ることができる。
予約票発行手段250は、紹介先医療機関の紹介先端末300により生成され、紹介先端末300における診療予約の確定とともに生成され、紹介元端末200に送信された後述の予約番号を含む予約データから、紹介にかかる紹介患者のための予約票を発行する。すなわち予約票発行手段250は、予約データを受信すると、第1記憶装置20から予約票データ(記入項目を配列したフォーマット)を読み出す。当該予約票データを読み出すと、予約票発行手段250は、予約データにかかる各情報および紹介先医療機関名を予約票データにかかる各項目に割り当て、患者ごとに予約票を発行する。この発行された予約票は、紹介患者が紹介先医療機関に診察を受けに行く際において、紹介患者が受付に提示することで自己の診療予約の存在を表示し、かつ紹介先医療機関が受付けた患者の診療予約の有無を確認するためのものである。なお、この予約票発行手段250は、本発明における「リスト受領手段」の一例に該当する。
なお、予約票の発行は紹介元医療機関の医療事務員等が行ってもよい。
この予約データには、紹介先医療機関における診療予約の管理のための予約番号と、紹介状データにかかる患者IDと、紹介先医療機関において確定した診療予約にかかる予約日時、診療科名等が含まれる。また、当該予約データの各種情報に基づき、予約票には少なくとも紹介先医療機関名、予約番号、予約日時、診療科名、紹介先医療機関名が反映され、記載される。
また、予約票発行手段250は、第1記憶装置20の予約票データベースに、発行した予約票にかかるデータを、予約データにかかる患者IDと対応付けて記憶させる。このように予約票にかかるデータを患者IDに対応して記憶させることで、紹介元医療機関において、患者IDを用いて診療予約にかかるデータを管理することができる。例えば、予約票を再発行する際に、患者IDに基づき予約票にかかるデータを読み出して予約票を再発行することができる。
また、予約票発行手段250は紹介先医療機関から、予約データとともに、紹介患者の疾患情報に応じた検査項目のリストおよび検査コードを含んだフォームを受信する。このフォームは紹介先医療機関において紹介患者の疾患情報に応じて選択されるものである。予約票発行手段250は、この受信したフォームを予約データとともに予約番号に対応付けて第1記憶装置20に記憶する。なお予約票発行手段250は、フォームを患者IDと対応付けて記憶させてもよい。
患者照合手段260は、紹介先端末300から受信した、後述する患者の認証情報を受け、当該認証情報に含まれる予約番号をもとに、第1記憶装置20に記憶された予約番号群から一致するものを検索する。検索した結果、当該予約番号群の1つに一致するものがあれば、当該一致した予約番号にかかる患者IDを特定する。この患者IDの特定の方法は、例えば第1記憶装置20に記憶された予約票の情報が患者IDと対応付けて記憶されているため、予約番号から特定する。
また、患者照合手段260は、患者IDを特定すると、当該患者IDに対応する個人情報を第1記憶装置20から読み出すことにより、紹介患者の個人情報を読み出す。なお、紹介患者のIDの特定は、患者の認証情報に患者氏名等の個人情報が含まれていれば、予約番号でなく、当該氏名等の個人情報に基づいて行ってもよい。ただし、認証情報に含まれた患者IDの特定に用いる個人情報は、第1記憶装置20に記憶されている個人情報のいずれかと同種の情報となる。
次に、患者照合手段260は、紹介患者の患者IDを特定すると、受信した認証情報に含まれる保険証番号と、第1記憶装置20から読み出した個人情報に含まれる保険証番号とが一致するかを照合する。患者照合手段260は、双方の保険証番号が一致することにより、紹介先医療機関で診療の受付けをした患者と、紹介元医療機関から紹介先医療機関へと紹介された紹介患者が同一人であることの認証を行う。なお、当該照合の結果、保険証番号が一致しない場合は、患者照合手段260は保険証番号が一致せず、本人確認が取れなかった旨の警告を紹介先医療機関の紹介先端末300に送信する。
次に、図1および図2を参照して本実施形態にかかる患者情報送信手段270について説明する。図2は、この発明の実施形態における紹介元端末200の患者情報送信手段270の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように患者情報送信手段270は、紹介先医療機関から受けた後述のフォームを解析するフォーム解析手段271と、フォーム解析手段271が解析したフォームから検査コードを抽出する検査コード抽出手段272と、検査コード抽出手段272が抽出したコードおよび患者ID等に基づいて紹介患者の検査情報等を検索する検査データ検索手段273と、検査データ検索手段273が検索した検査情報等を当該フォームに充当するデータ充当手段274とを備えて構成されている。
フォーム解析手段271は、患者照合手段260により紹介患者の認証がなされると、当該紹介患者にかかるフォームを第1記憶装置20から読み出す。このフォームは上述の通り、予約票発行手段250が予約データとともに受信し第1記憶装置20に記憶されるものである。フォーム解析手段271が該当する紹介患者のフォームを読み出す際は、認証された紹介患者にかかる予約番号や患者IDなどが検索条件とされる。
またフォーム解析手段271は、読み出したフォームを解析する。すなわちフォーム解析手段271は、紹介先医療機関から受けたフォームを解析し、「診療科名」、「疾患情報」「検査コード」等のフォームを構成する各項目の情報を抽出し、また「検査項目名」、「検査データ」等の項目ごとのリストを取得する。
フォーム解析手段271がフォームを解析し、その解析したフォームから検査コードおよび項目ごとのリストを取得すると、検査コード抽出手段272は当該フォームから取得された各種の情報から検査コードを抽出する。
検査データ検索手段273は、検査コード抽出手段272が検査コードを抽出すると、当該検査コードと当該フォームにかかる紹介患者の患者IDとに基づいて、紹介患者の検査情報等を検査コードごとに検索する。すなわち検査データ検索手段273は、第1記憶装置20に記憶された複数の患者の検査情報等の中から、当該フォームにかかる紹介患者の患者IDを検索条件として、当該患者IDと対応づけられた検査情報等のみを検索し、さらに検索した検査情報等の中から当該フォームのリストにある検査コードにかかる検査情報等のみを抽出する。なお、この検査情報等の検索に用いる検索条件として、患者IDを用いているが、予約番号等、紹介患者を識別可能な他の情報であってもよい。
また、紹介先医療機関および紹介元医療機関の双方がHL7(Health Level 7)対応の検査コードを使用している場合等、紹介先医療機関と紹介元医療機関とにおいて共通の検査コードを使用しているときは、検査データ検索手段273は検査コード抽出手段272が抽出した検査コードをそのまま用いて診察情報および検査情報の検索を行う。これに対し、紹介先医療機関と紹介元医療機関とで異なる仕様の検査コードを使用している場合は、検査データ検索手段273は、紹介先医療機関から受けたフォームのリストにかかる検査コードと異なる検査コードに変換して診察情報および検査情報の検索を行う。この検査コード変換は例えば、あらかじめ第1記憶装置20に紹介元医療機関において使用していない検査コードと紹介元医療機関において使用している検査コードを対応付けたテーブル等を記憶させておき、検査データ検索手段273はこのテーブルに基づいて変換を行う構成であってもよい。この場合この変換テーブルは、各種のフォームにあわせて複数種類設けてあるものとする。
なお、検査データ検索手段273が検索する検査情報としては、数値等のデータのみでなくX線画像、CT画像等の画像情報も含まれる。
データ充当手段274は、検査データ検索手段273が検索した診察情報・検査情報を該当するフォームのリストに充当する。すなわちデータ充当手段274は、検査コード抽出手段272からフォームを受け、さらに診察情報および検査情報に対し適宜フォーマット変換等の処理を行ってフォームに充当する。このフォーマット変換としては、例えば、画像情報に圧縮処理を施すため、元の画像情報のデータフォーマットをJPEG(Joint Photographic Experts Group)等のフォーマットに変換する等がある。
また、データ充当手段274は、フォームに対する診察情報・検査情報の充当が完了すると、ネットワークを介してフォームを紹介先端末300に送信する。さらにデータ充当手段274は、紹介元医療機関において最初に診察・検査した時点から当該認証時点までにおける症状経過、診療経過、現在の処方などを含む経過情報や、既往歴、家族歴などを含む付随情報を当該フォームとともに紹介先端末300に送信する。
データ充当手段274によって送信される上記各種の情報は、例えばXML(Extensible Markup Language)やJPEG(Joint Photographic Experts Group)等のフォーマットで送信される。
このように患者情報管理装置1は、紹介元端末200に対し紹介先端末300からの患者固有の情報や診察情報・検査情報の取得要求があったとき、患者照合手段260により、受付けた患者と紹介元医療機関の紹介患者とが同一人であることが認証できたことを条件として、患者情報送信手段270がこれらの要求に応じた情報を送信するように構成されている。したがって、紹介元医療機関が紹介先医療機関で受付けた患者と異なる患者の情報を誤って送信する事態を防止し、また、個人情報の取り扱いにおける本人確認の要請に応じることができ、個人情報管理を確実にすることが可能となる。
また、紹介先医療機関に誤った情報が送信されず、紹介先医療機関において不要な個人情報を取得することを防止できるので、紹介先医療機関において不要な紹介患者にかかる情報の管理、例えば不要な情報の廃棄や秘匿といった煩雑な処理を行わなくてよく、紹介先医療機関の事務処理の省力化を図ることができる。
さらに患者情報管理装置1は、患者情報送信手段270が紹介先医療機関から受けたフォームにしたがって第1記憶装置20に記憶された診察情報・検査情報をフォームに充当させる構成となっている。またこのフォームは、患者の疾患情報に応じた検査項目を有するリストを備えて構成されている。この検査項目は、紹介先医療機関が紹介患者の診察をする際に必要とされる診察情報・検査情報に限られている。
したがって、紹介元端末200から紹介先端末300に送信される診察情報・検査情報に過不足が生じる事態を防止することが可能となる。これによって、余計な情報のやり取りを回避して、紹介先医療機関および紹介元医療機関の事務処理の省力化を図ることが可能となる。さらに、紹介先医療機関が必要とする検査情報が、紹介元医療機関にあるにもかかわらず、紹介元医療機関が当該情報を提供しないという事態を回避することが可能である。結果として紹介元医療機関と紹介先医療機関で同一の紹介患者に対し重複した検査を実行してしまうという事態を防止することが可能となり、紹介先医療機関における診療効率の向上を図ることができる。また、紹介先医療機関に必要な情報が確実に送信されるので、紹介先医療機関における診療の質の向上させることが可能となる。また、重複検査の防止によって、紹介患者が負担する医療費を抑制することが可能となる。
制御装置280はCPU(Central Processing Unit)等のマイクロプロセッサ)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含んで構成される。制御装置280は、CPUなどが、第1記憶装置20にあらかじめ記憶された制御プログラムをRAM上に展開することにより、患者情報取得部210、診察・検査情報取得部220、紹介状データ送信手段240、予約票発行手段250、患者照合手段260、患者情報送信手段270における各処理を行うようになっている。また、制御装置280は紹介元端末200の各部の制御も行う。
(紹介先端末の構成)
紹介先端末300の構成について、図1、図3および図4を参照して説明する。図3は、この発明の実施形態にかかる患者情報管理装置1の第2記憶装置30が記憶しているフォームデータベースの一例を示す概略図である。図4は、この発明の実施形態の患者情報管理装置1における第2記憶装置30が記憶しているフォームの一例を示す概略図である。紹介先端末300は、第2記憶装置30、ユーザインターフェイス340、および制御装置370を備えて構成される。またこの制御装置370は、診療予約管理手段310、フォーム選択手段311、回答送信手段320、患者認証情報送信手段330、患者情報受信手段350、電子カルテ作成手段360を備えて構成される。なお、第2記憶装置30は紹介先端末300に対して通信可能に接続された外部構成であってもよい。
第2記憶装置30は、紹介先医療機関における患者の情報を管理するデータベースを複数記憶している。この複数のデータベースには、後述する予約スケジュールデータベース、フォームデータベースおよび電子カルテデータベースが含まれる。また、第2記憶装置30には後述する予約データや電子カルテ画面のフォーマットにかかる情報、その他紹介先端末300の各部を制御するプログラムなどが記憶されている。
第2記憶装置30におけるフォームデータベースは、図3に示すように診療科名ごとの疾患名のリストを有している。さらにフォームデータベースは、疾患名ごとに紹介先医療機関で必要とされる検査項目のリストを備えている。また、第2記憶装置30におけるフォームデータベースは、図3に示す検査項目のリストに対応されたフォーム(図4参照)を複数備えている。このフォーム群のフォームそれぞれは、図4に例示されるように「診療科名」、「疾患名」「検査コード」「検査項目名」「検査データ」および紹介患者の「疾患部位画像」の表示欄が設けられている。
すなわち紹介先医療機関においては、図3に示すように診療科ごとにその診療科で受診可能な疾患名が設定され、なおかつその疾患名それぞれに対応された各種検査項目名、これら検査項目それぞれに応じた検査コードがあらかじめ設定されている。第2記憶装置30におけるフォームデータベースは、その設定された診療科名ごと、疾患名ごとの検査項目、検査コードのリストを有する各種フォームを複数備えている。この各種フォームは後述のフォーム選択手段311の検査コードリスト選択手段314から疾患情報を検索条件として検索可能にされている。
診療予約管理手段310は、紹介先医療機関における診療予約の予約スケジュールデータベースにかかる処理を行う。まず診療予約管理手段310は、紹介元端末200から紹介状データを受信すると、第2記憶装置30から予約スケジュールデータベースを読み出す。この予約スケジュールデータベースは、紹介先医療機関における診療科ごとのスケジュールデータを備えている。
また予約スケジュールデータベースは、診療の予約スケジュールデータにおいて、診療予約が入っている場合はその予約日時から、予定している診療にかかる所要の時間が経過するまでの時間帯を予約済みの時間帯とし、当該時間帯を予約不可能な時間帯として構成されている。また、診療予約が入っていない時間帯を予約可能な時間帯として構成されている。
また、診療予約管理手段310は、紹介状データの診療科名の情報に基づき、読み出した診療予約データベースのうち、該当する診療科の予約スケジュールデータを検索する。また、診療予約管理手段310は、該当する診療科の予約スケジュールデータから、紹介状データにおける予約日時と診療にかかる所要時間との情報に基づき、紹介状データにかかる診療予約の時間帯が予約可能な時間帯であるかを判断する。
また、診療予約管理手段310は、紹介元端末200から受信した紹介状データにかかる診療予約が可能であると判断した場合は、紹介先医療機関における診療予約の管理に用いる予約番号を生成する。予約番号が生成されると、診療予約管理手段310は生成した予約番号と紹介状データとを関連付けて第2記憶装置30に記憶させる。診療予約管理手段310が紹介状データを予約番号に対応付けて記憶させると、紹介先医療機関において診療予約が確定する。なお本発明における「診療予約成立後」とは、当該診療予約確定後をいう。
なお、診療予約管理手段310が紹介状データにかかる診療予約を不可能と判断した場合、診療予約管理手段310は紹介元端末200に診療予約が不可能である旨の通知をする。
前述のように、この予約番号に対応付けて記憶された紹介状データには、予約日時、診療科名、疾患情報および診療にかかる所要時間のデータが含まれている。診療予約管理手段310は、この紹介状データにかかる当該各種のデータに基づいて、第2記憶装置30の予約スケジュールデータベースにおける診療科ごとの診療予約スケジュールに紹介状データにかかる確定した診療予約を反映させる。
例えば、診療予約管理手段310は紹介状データにかかる診療科名や疾患情報のデータに基づいて、第2記憶装置30から該当する診療科の予約スケジュールデータを読み出す。さらに診療予約管理手段310は当該読み出した予約スケジュールデータにおいて、紹介状データにおける予約日時から所要時間が経過するまでの時間帯に当該診療予約を割り当てる処理を行う。さらにその時間帯を次から予約不可能とする処理を行う。
フォーム選択手段311は、診療予約管理手段310が、紹介状データにかかる診療予約が可能であると判断したときに、当該紹介状データにかかる疾患情報に基づいて第2記憶装置30からフォームを読み出す。詳細は後述する。
回答送信手段320は、診療予約管理手段310が紹介状データにかかる診療予約の受付を可能と判断し、予約スケジュールデータに当該診療予約を反映させたときに、診療予約が確定した旨および予約番号を含む予約データを送信する。すなわち、回答送信手段320は、まず診療予約管理手段310が紹介状データにかかる診療予約を予約スケジュールデータに反映させると、予約番号を生成し、予約データにかかるフォーマットを第2記憶装置30から読み出す。また、回答送信手段320は、当該読み出したフォーマットに確定した診療予約にかかる予約番号、紹介状データにおける予約日時、患者ID、診療科名のデータを各項目にそれぞれ割り当てて、予約データを作成する。なお、この予約データのフォーマットにはあらかじめ診療予約が確定した旨を示す情報が含まれている。回答送信手段320は、予約データの作成を完了すると、当該予約データを紹介元端末200にネットワークNを介して送信する。
また、回答送信手段320は、診療予約管理手段310が上記予約データを紹介元端末200に送信するのと同時に、フォーム選択手段311が選択したフォームを紹介元端末200に送信する。ただし、回答送信手段320がフォームを紹介元端末200に送信するタイミングは、後述の患者認証情報送信手段330が患者認証情報を送信する時点までのいずれのタイミングであってもよい。
このように回答送信手段320が診療予約の確定の回答とともに診療予約管理手段310が生成した予約番号を送信することにより、当該確定した診療予約にかかる予約日に紹介患者が紹介先医療機関において診療受付をした際に、当該予約番号を提示して診療予約があることを示すことができる。また、紹介先医療機関は当該予約番号から診療予約の有無について照会することができる。
なお、紹介先医療機関において紹介状データにかかる診療予約は紹介先医療機関の医療事務員等が行ってもよい。また、その診療予約にかかる予約の可否の回答および予約データの送信も紹介先医療機関の医療事務員等が行ってもよい。
患者認証情報送信手段330は、紹介元医療機関における紹介患者の個人情報や診察・検査情報を取得するための条件として、患者の認証に用いる患者認証情報を送信し、紹介先医療機関における電子カルテ作成に必要な情報の送信要求をする手段である。
紹介患者は、予約票にかかる診療予約の予約日時において、紹介先医療機関で診察の受付をする場合、前述の予約票を提示する。紹介患者がこの予約票を提示することにより、紹介先医療機関の医療事務員等はユーザインターフェイス340を介して、当該提示された予約票から予約番号を入力する。また、紹介患者は当該診察の受付の際、予約票の他、持参した保険証を提示する。紹介先医療機関の医療事務員等は、ユーザインターフェイス340を介して当該提示された保険証から保険証番号(本発明における「患者認証情報」の一例に該当する)を入力する。
患者認証情報送信手段330は、受付時に予約番号が入力されると、第2記憶装置30の予約スケジュールデータベースを読み出し、診療予約スケジュールの中に当該予約番号があるかを検索し、予約の有無を照会する。また、患者認証情報送信手段330は該当する予約番号があった場合、受付において入力された当該予約票にかかる予約番号と保険証にかかる保険証番号と、を受付けた患者の認証情報として紹介元端末200に送信する。このように紹介元端末200に患者の認証情報を送信することにより、紹介元医療機関で取得された紹介患者にかかる個人情報や診察・検査情報、後述の経過情報、付随情報等の送信要求を行う。
ユーザインターフェイス340は、紹介元端末200におけるユーザインターフェイス230と同様の構成となるので説明を割愛する。
患者情報受信手段350は、紹介元端末200から個人情報、診察・検査情報、経過情報、付随情報等を受信すると、これらの情報を第2記憶装置30に記憶させる。
このように、患者情報受信手段350は、実際に紹介患者を予約日に受付けたときに、患者の認証を受けてから紹介患者にかかる各種の情報を受信するように構成されている。したがって、受付けた患者と異なる患者の情報を誤って受信する事態を防止し、また、個人情報の取り扱いにおける本人確認の要請に応じることができ、個人情報管理を確実にすることが可能となる。また、紹介先医療機関において不要な紹介患者にかかる情報の管理、例えば廃棄や秘匿といった煩雑な処理を行わなくてよく、紹介先医療機関の事務処理の省力化を図ることができる。
また、紹介先医療機関で紹介患者の診療を行う直前に、紹介先医療機関の医師等が直接、紹介元医療機関に問い合わせることなく、紹介元医療機関における診療経過の情報などを取得することができるので、紹介先医療機関における診察・検査等の省力化を図ることができ、かつ診察の確実性の向上を図ることが可能となる。
電子カルテ作成手段360は、患者情報受信手段350により記憶される個人情報等を電子カルテデータに反映させる。すなわち電子カルテ作成手段360は、紹介元端末200の患者情報送信手段270が個人情報等を送信するときのファイル形式(XML、JPEG、テキストデータ等)で、受信した個人情報等を電子カルテデータに割り当て、当該個人情報等が電子カルテに表示されるように処理を行う。
このようにして電子カルテ作成手段360が紹介先医療機関における医師等の電子カルテ作成作業を補助することにより、電子カルテ作成の入力ミスを防ぎ、電子カルテ作成の省力化を図ることができる。
その後、紹介先医療機関の医師等によって紹介患者の診察・検査等が完了した場合、医師等はユーザインターフェイス340を介して診察・検査が完了したことを示す診察完了指示にかかる操作を紹介先端末300に対して行う。電子カルテ作成手段360は、当該診察完了指示を受けて、紹介先医療機関において作成された電子カルテデータに示される診察・検査情報を、紹介元医療機関の紹介元端末200に送信する。紹介元医療機関の医師等は、紹介先医療機関における診察・検査情報を受け、紹介患者の状態を確認することができるとともに、紹介患者が紹介先医療機関において診察や検査を受けた事実を確認することができる。
紹介先端末300の制御装置370はCPU、RAM、ROM等を含んで構成される。制御装置370は、CPUなどが、第2記憶装置30にあらかじめ記憶された制御プログラムをRAM上に展開することにより、診療予約管理手段310、回答送信手段320、患者認証情報送信手段330、患者情報受信手段350、電子カルテ作成手段360における各処理を行うようになっている。また、制御装置370は紹介先端末300の各部の制御も行う。
次に、図1および図5を参照して本実施形態にかかるフォーム選択手段311について説明する。図5は、この発明の実施形態における紹介先端末300のフォーム選択手段311の概略構成を示すブロック図である。
図5に示すようにフォーム選択手段311は、紹介元医療機関から受けた紹介状データを解析する紹介状データ解析手段312と、紹介状データ解析手段312が解析した紹介状データから疾患情報を抽出する疾患情報抽出手段313と、疾患情報抽出手段313が抽出した疾患情報に基づいて当該疾患情報に対応した検査コードのリストを検索する検査コードリスト選択手段314と、検査コードリスト選択手段314が検索した検査コードリストを当該フォームに割り当てて紹介元端末200に送信するフォーム送信手段315とを備えて構成されている。
紹介状データ解析手段312は、紹介元端末200から紹介状データを受けると、当該紹介状データを解析する。すなわち紹介状データ解析手段312は、紹介患者の「患者ID」、診療予約にかかる「予約日時」、「診療科名」、「疾患情報」、「診療にかかる所要時間等」等、当該紹介状データに含まれている各種の情報を、種別ごとのデータとして解析する。
疾患情報抽出手段313は、紹介状データ解析手段312が紹介状データの各種情報を解析すると、疾患情報のみを抽出する。例えば紹介状データにかかる疾患情報がテキストデータであるときは、テキストデータとして疾患情報を抽出し、疾患情報がコード化されているときはそのコードを疾患情報として抽出する。
疾患情報抽出手段313が紹介状データにかかる疾患情報を抽出すると、検査コードリスト選択手段314は、その抽出された疾患情報に基づいて第2記憶装置30から、当該疾患情報に対応した検査項目のリストを含むフォームを検索する。
検査コードリスト選択手段314が第2記憶装置30からフォームを検索し、紹介状データの疾患情報に対応するフォームを選択すると、フォーム送信手段315は、回答送信手段320を介してその選択されたフォームを、予約データとともに紹介元端末200へ送信する。
なお、本実施形態においてフォーム送信手段315が紹介元端末200へフォームを送信するタイミングは、予約データの送信と同時であるが、本発明の患者情報管理装置1においてはこれに限定されない。例えば紹介先端末300の患者認証情報送信手段330が患者認証情報を送信するのと同時にフォームを紹介元端末200へ送信してもよい。また、紹介元端末200の患者照合手段260によって紹介患者と紹介先医療機関へ来院した患者の照合がとれてから紹介元端末へフォームを送信する構成であってもよい。
(動作)
以上のような本実施形態の患者情報管理装置1の動作について図6〜8を参照して説明する。図6は、この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置1において、紹介先医療機関での紹介患者の診療予約が行われる一連の工程を説明するためのフローチャートである。図7は、この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置1において、紹介患者の認証が行われる一連の工程を説明するためのフローチャートである。図8は、この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置1において、紹介元医療機関から紹介先医療機関へ紹介患者のデータを送信する一連の工程を説明するためのフローチャートである。
(ステップ1)
紹介元医療機関において患者を受付けた際に医療事務員等により患者の個人情報が入力されると、患者情報取得部210は、患者IDを生成して個人情報を当該患者IDに対応付け第1記憶装置20の個人情報データベースに記憶させる。
(ステップ2)
紹介元医療機関において患者を受付けた後、医師等により患者の診療・検査が行われ、その結果が電子カルテデータ等の形式で入力されると、診察・検査情報取得部220は、電子カルテデータ等を診察・検査情報として患者IDに対応付け、第1記憶装置20の診察・検査情報データベースに記憶させる。
(ステップ3)
上記診察等の結果、必要に応じて患者に紹介先医療機関を紹介する場合、医師等が紹介状データ作成画面に従い患者ID、疾患情報、診療科名、予約日時、診療にかかる所要時間を入力すると、紹介状データ送信手段240は紹介状データのフォーマットに従って、当該入力された各項目にかかる情報を割り当てて紹介状データを作成する。また、紹介状データ送信手段240は、作成を完了した紹介状データを紹介先医療機関の紹介先端末300に送信する。
(ステップ4)
紹介先端末300の診療予約管理手段310は、紹介元端末200から紹介状データを受信すると、第2記憶装置30から予約スケジュールデータベースを読み出す。さらに診療予約管理手段310は、紹介状データにかかる診療科名の情報から該当する診療科の予約スケジュールデータを検索する。また、診療予約管理手段310は、該当する診療科の予約スケジュールデータと、紹介状データにかかる予約日時の情報および所要時間とを比較して、診療予約が可能かどうかを判断する。
(ステップ5)
診療予約管理手段310の判断の結果、診療予約が不可能である場合(ステップ4;No)、診療予約管理手段310は紹介元端末200にその旨の通知をする。
(ステップ6)
診療予約管理手段310の判断の結果、診療予約が可能である場合(ステップ4;Yes)、診療予約管理手段310は当該読み出した予約スケジュールにおいて、紹介状データにかかる予約日時から所要時間が経過するまでの時間帯に当該診療予約を割り当て、さらにその時間帯を次から予約不可能とする処理を行う。
(ステップ7)
回答送信手段320は、診療予約管理手段310が予約スケジュールに当該診療予約を反映させると、予約番号を生成し、かつ第2記憶装置30から予約データにかかるフォーマットを読み出す。さらに回答送信手段320は、読み出した予約データに予約番号、紹介状データにおける予約日時、患者ID、診療科名のデータを各項目にそれぞれ割り当てて、予約データを作成する。
(ステップ8)
回答送信手段320が予約データを作成すると、フォーム選択手段311は、紹介状データ解析手段312により紹介状データを解析し、疾患情報抽出手段313により解析した紹介状データから疾患情報を抽出し、検査コードリスト選択手段314により抽出した疾患情報から必要な検査コードのリストを含んだフォームを選定する。
(ステップ9)
回答送信手段320は、予約データの作成を完了し、かつ検査データのフォームの選定を完了すると、ネットワークNを介し、予約データおよびフォームを紹介元端末200に送信する。
(ステップ10)
予約票発行手段250は、紹介先端末300から予約データおよびフォームを受信すると、第1記憶装置20から予約票データを読み出し、予約データにかかる各情報および紹介先医療機関名を予約票データにかかる各項目に割り当て、予約票を作成して発行する。また、予約票発行手段250は発行した予約票にかかる予約データの患者IDと、予約番号とを対応付けて第1記憶装置20に記憶させる。さらに予約票発行手段250は、予約データにかかる予約番号とフォームを対応付けて第1記憶装置20に記憶させる。
(ステップ11)
紹介先医療機関において、予約票にかかる予約日に患者を受付け、該患者により提示された予約票および保険証にかかる情報が紹介先端末300に入力されると、患者認証情報送信手段330は、入力された予約票にかかる予約番号が第2記憶装置30に記憶されている予約スケジュールデータベースの予約番号群の中にあるかについて検索する。このように患者認証情報送信手段330が検索することにより、紹介先医療機関において受付けた当該患者についての診療予約の有無を検索する。
(ステップ12)
患者認証情報送信手段330は、予約番号の検索の結果、受付けた患者にかかる診療予約があった場合、受付において入力された、当該予約票にかかる予約番号と保険証にかかる保険証番号とを、受付けた患者の認証情報として紹介元医療機関の紹介元端末200に送信する。なお、当該保険証番号等の送信は、紹介元医療機関が有する当該患者の個人情報や診察・検査情報、経過情報、付随情報の送信要求として行われる。
(ステップ13)
患者照合手段260は、紹介先端末300から患者にかかる情報の送信要求を受信すると、ステップ8において第1記憶装置20に記憶した予約番号群の中に、当該送信要求のデータに含まれる予約番号に該当するものがあるかを照会する。また、患者照合手段260は、予約番号を照会した結果、該当する予約番号から対応する紹介患者の患者IDを特定する。
(ステップ14)
患者照合手段260は紹介患者の患者IDを特定した後、特定した紹介患者の患者IDに基づいて、第1記憶装置20の個人情報データベースから個人情報を読み出す。また、患者照合手段260は、読み出した個人情報の一部である保険証番号と、患者認証情報送信手段から受信した保険証番号の情報とを比較し、一致するか照合し、紹介患者の認証を行う。
(ステップ15)
患者照合手段260は保険証番号の照合の結果、両者が一致しなかった場合(ステップ14;No)、保険証番号が一致せず、紹介患者の認証ができなかった旨の警告を紹介先医療機関の紹介先端末300に通知する。
(ステップ16)
患者情報送信手段270は、患者照合手段260の照合の結果、両者が一致し、紹介患者の認証ができた場合(ステップ14;Yes)、フォーム解析手段271により、当該紹介患者にかかるフォームを第1記憶装置20から読み出す。さらにフォーム解析手段271により、読み出したフォームを解析し、フォームを構成する各項目の情報を抽出し、また「検査項目名」、「検査データ」等の項目ごとのリストを取得する。
(ステップ17)
フォーム解析手段271がフォームを解析し、その解析したフォームから検査コードのリストを取得すると、検査コード抽出手段272は当該フォームのリストから検査コードを抽出する。
(ステップ18)
検査コード抽出手段272が検査コードを抽出すると、検査データ検索手段273は、当該検査コードと当該フォームにかかる紹介患者の患者IDとに基づいて、紹介患者の検査情報等を検査コードごとに検索する。
(ステップ19)
検査データ検索手段273が紹介患者にかかる診察情報・検査情報を検索すると、データ充当手段274は、フォームのリストの該当する検査項目の箇所に当該検索した情報を充当する。
(ステップ20)
データ充当手段274が検査情報等をフォームに充当すると、患者情報送信手段270は、第1記憶装置20に記憶された紹介患者の検査情報等と、フォームに挙げられている検査項目とを照らし合わせる。これによって患者情報送信手段270は、第1記憶装置20に記憶されている検査情報等のうち、未だフォームに充当していないものがあるかどうか検索することにより、検査情報等をフォームに充当する工程が完了したかについて判断する。当該判断の結果、充当工程が完了していない場合(ステップ20;No)は、再び検査情報等を検索し、フォームに検査情報等を充当する工程を繰り返す。
(ステップ21)
患者情報送信手段270は、検査情報等を充当する工程が完了したと判断した場合(ステップ20;Yes)、ネットワークを介してフォームを紹介先端末300に送信する。さらにデータ充当手段274は、紹介元医療機関において最初に診察・検査した時点から当該認証時点までの紹介患者の経過情報や、既往歴、家族歴などを含む付随情報を当該フォームとともに紹介先端末300に送信する。
(ステップ22)
患者情報受信手段350は、紹介元端末200から要求した個人情報、診察・検査情報、経過情報、付随情報等を受信すると、これらの情報を第2記憶装置30に記憶させる。
(ステップ23)
患者情報受信手段350が受信した個人情報等を第2記憶装置30に記憶させると、電子カルテ作成手段360は、これらの個人情報等を電子カルテデータに反映させる。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態にかかる患者情報管理装置1の作用および効果について説明する。
本実施形態にかかる患者情報管理装置1は、実際に紹介患者を予約日に受付けたときに、患者の認証を受けてから紹介患者にかかる各種の情報を受信するように構成されている。したがって、受付けた患者と異なる患者の情報を誤って受信する事態を防止し、また、個人情報の取り扱いにおける本人確認の要請に応じることができ、個人情報管理を確実にすることが可能となる。また、紹介先医療機関において不要な紹介患者にかかる情報の管理、例えば廃棄や秘匿といった煩雑な処理を行わなくてよく、紹介先医療機関の事務処理の省力化を図ることができる。
また、紹介先医療機関で紹介患者の診療を行う直前に、紹介先医療機関の医師等が直接、紹介元医療機関に問い合わせることなく、紹介元医療機関における診療経過の情報などを取得することができるので、紹介先医療機関における診察・検査等の省力化を図ることができ、診察の質の向上を図ることが可能となる。
また、患者の認証に保険証番号を用いるので紹介患者の認証をより確実に行うことができる。
また、患者情報管理装置1は、患者情報送信手段270が紹介先医療機関から受けたフォームにしたがって第1記憶装置20に記憶された診察情報・検査情報をフォームに充当させる構成となっている。またこのフォームは、患者の疾患名に応じた検査項目を有するリストを備えて構成されている。この検査項目は、紹介先医療機関が紹介患者の診察をする際に必要とされる診察情報・検査情報に限られている。
したがって、紹介先医療機関が要求して紹介元端末200から紹介先端末300に送信される紹介患者の診療に要する診察情報・検査情報に過不足が生じる事態を防止することが可能となる。これによって、余計な情報のやり取りを回避して、紹介先医療機関および紹介元医療機関の事務処理の省力化を図ることが可能となる。さらに、紹介先医療機関が必要とする検査情報が、紹介元医療機関にあるにもかかわらず、紹介元医療機関が当該情報を提供しないという事態を回避することが可能である。結果として紹介元医療機関と紹介先医療機関で同一の紹介患者に対し重複した検査を実行してしまうという事態を防止することが可能となり、紹介先医療機関における診療効率の向上を図ることができる。また、紹介先医療機関に必要な情報が確実に送信されるので、紹介先医療機関における診療の質の向上させることが可能となる。また、重複検査の防止によって、紹介患者が負担する医療費を抑制することが可能となる。
(変形例)
次に、本発明にかかる患者情報管理装置1の変形例について、以下に説明する。
第1実施形態における患者情報管理装置1は、紹介患者の認証情報として紹介患者の保険証番号を用いているが、本発明の患者情報管理装置はこれに限定されず、例えば紹介患者の予約票における予約番号のみによって紹介患者の認証を行う構成であってもよい。また、患者IDを用いて紹介患者の認証を行う構成であってもよい。
上記実施形態における患者情報管理装置1は、紹介元端末200において予約票発行手段250を備え、かつ紹介先端末300において診療予約管理手段310、回答送信手段320、電子カルテ作成手段360を備えているが、本発明の実施形態としては予約票発行手段250、診療予約管理手段310、回答送信手段320、電子カルテ作成手段360のいずれか1つまたは2つ以上を備えない構成であってもよい。
これらの変形例にかかる患者情報管理装置1においても、患者の情報の誤送信を防止し、本人確認の要請に応じることができる。不要な情報管理を行わなくてよく、事務処理の省力化を図ることができる。また、紹介先医療機関の医師等が直接、紹介元医療機関に問い合わせることなく、紹介元医療機関における診療経過の情報などを取得することができる。
[第2実施形態]
次に、この発明の第2実施形態にかかる患者情報管理装置1について図9を参照して説明する。図9は、この発明の第2実施形態にかかる患者情報管理装置1の概略構成を示すブロック図である。
(構成)
第2実施形態にかかる患者情報管理装置1は、前述の第1実施形態にかかる患者情報管理装置1における紹介先端末300がさらに退院時データ送信手段380を備え、また紹介元端末200がさらに退院時フォーム選択手段290を備えて構成される。その他の部分は第1実施形態にかかる患者情報管理装置1と同様である。以下、第2実施形態にかかる患者情報管理装置1に特有の構成および動作について説明する。
第2実施形態にかかる患者情報管理装置1においては、紹介先医療機関で紹介患者が受診した後、退院時データ送信手段380が紹介元端末200に対し、退院時データを入力するための退院時データフォームの取得要求を行う。この退院時データとは、紹介患者が紹介先医療機関から退院する際に、紹介元医療機関へ送信される紹介患者の診察情報および検査情報である。またこの退院時データフォームの取得要求には、紹介先医療機関において診断された紹介患者の疾患名が含まれる。
紹介元端末200における退院時フォーム選択手段290は、紹介先端末300からの退院時データフォームの取得要求を受ける。また退院時フォーム選択手段290は、当該取得要求を受けることにより、紹介元医療機関において要求される診察情報・検査情報のリストを検索して、当該リストを有して構成される退院時データフォームを選定する。すなわち、退院時フォーム選択手段290は、退院データフォームの取得要求に含まれていた紹介患者の疾患名に基づいて、紹介元医療機関に必要な診察・検査項目のリストを有する退院時データフォームを選定する。
この退院時データフォームのリストは、疾患名に応じてあらかじめ定められて第1記憶装置20に記憶されている。また当該リストは疾患名それぞれに対応して、紹介元医療機関において診察および検査されない診察・検査項目を有し、さらにこれらの診察・検査項目に応じた検査コードを有して構成されている。
退院時フォーム選択手段290は、退院時データフォームを選定すると、紹介先端末300に当該退院時データフォームを送信する。
退院時データ送信手段380は、紹介元端末200から退院時データフォームを受け、退院時データフォームに診察情報・検査情報を充当する。この診察情報・検査情報は、紹介先医療機関において紹介患者の診察および検査が行われた後に第2記憶装置30に記憶されたものである。
すなわち退院時データ送信手段380は、退院時データフォームのリストから検査コードを抽出する。退院時データ送信手段380は、検査コードに対応する診察情報・検査情報を第2記憶装置30から読み出し、退院時データフォームのフォーマットに変換し、変換したこれらの情報を退院時データフォームの対応する箇所に充当する。
退院時データ送信手段380は、退院時データフォームに診察情報・検査情報を充当する工程を完了すると、当該退院時データフォームを紹介元端末200に送信する。
(作用・効果)
本実施形態にかかる患者情報管理装置1では、退院時において紹介先医療機関から紹介元医療機関へ紹介患者の受診結果を送信する際、診察情報・検査情報に過不足が生じる事態を防止することが可能となる。これによって、余計な情報のやり取りを回避して、紹介先医療機関および紹介元医療機関の事務処理の省力化を図ることが可能となる。さらに、紹介元医療機関が必要とする検査情報が、紹介先医療機関にあるにもかかわらず、紹介先医療機関が当該情報を提供しないという事態を回避することが可能である。結果としてその後の重複した検査を実行してしまうという事態を防止することが可能となる。また、重複検査の防止によって、紹介患者が負担する医療費を抑制することが可能となる。
この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置全体の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態における紹介元端末の患者情報送信手段の概略構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態にかかる患者情報管理装置の第2記憶装置が記憶しているフォームデータベースの一例を示す概略図である。 この発明の実施形態の患者情報管理装置における第2記憶装置が記憶しているフォームの一例を示す概略図である。 この発明の実施形態における紹介先端末のフォーム選択手段の概略構成を示すブロック図である。 この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置において、紹介先医療機関での紹介患者の診療予約が行われる一連の工程を説明するためのフローチャートである。 この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置において、紹介患者の認証が行われる一連の工程を説明するためのフローチャートである。 この発明の第1実施形態にかかる患者情報管理装置において、紹介元医療機関から紹介先医療機関へ紹介患者のデータを送信する一連の工程を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2実施形態にかかる患者情報管理装置全体の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 患者情報管理装置
20 第1記憶装置
30 第2記憶装置
200 紹介元端末
210 患者情報取得部
220 診察・検査情報取得部
240 紹介状データ送信手段
250 予約票発行手段
260 患者照合手段
270 患者情報送信手段
271 フォーム解析手段
272 検査コード抽出手段
273 検査データ検索手段
274 データ充当手段
300 紹介先端末
310 診療予約管理手段
311 フォーム選択手段
312 紹介状データ解析手段
313 疾患情報抽出手段
314 検査コードリスト選択手段
315 フォーム送信手段
320 回答送信手段
330 患者認証情報送信手段
350 患者情報受信手段
360 電子カルテ作成手段

Claims (11)

  1. 患者固有の情報および診察・検査情報を有し、紹介先医療機関へ前記患者を紹介するために情報通信を行う紹介元医療機関の患者情報管理装置であって、
    前記患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報を含み、前記患者固有の情報を含まず、該患者の診療の予約に用いられる紹介状データを該紹介先医療機関に送信する紹介状データ送信手段と、
    診療予約成立後、前記紹介先医療機関があらかじめ保有する、疾患情報に対応して異なる検査項目をそれぞれ有するリスト群のうち、前記患者の前記疾患情報に応じたリストを該紹介先医療機関から受領するリスト受領手段と、
    診療予約成立後、前記紹介先医療機関において患者を受付けた際に該患者から提示された該患者の認証に用いる患者認証情報を前記紹介先医療機関から受信すると、該患者認証情報と自らが有する前記患者固有の情報の一部の内容とを照合する患者照合手段と、
    前記患者照合手段による照合の結果、前記患者認証情報と前記患者固有の情報の一部の内容とが同一である場合、前記リストに挙げられた情報に基づき、該リストに各診察・検査情報を充当し、かつ前記紹介先医療機関に要求された患者固有の情報と共に送信する患者情報送信手段と、
    を備え、
    前記リストは前記検査項目それぞれに対応する検査コードを有して構成され、
    前記患者情報送信手段は、前記リストを解析して前記検査コードを抽出し、前記患者を識別するための識別符号および該検査コードに基づいて前記紹介先医療機関に送信する診察・検査情報を選別し、前記紹介元医療機関において最初に診察・検査した時点から前記患者照合手段によって認証された時点までの経過情報を送信すること、
    を特徴とする患者情報管理装置。
  2. 前記リスト受領手段は、前記紹介状データにおける前記疾患情報に基づいて、該疾患情報と対応づけられたリストを受領すること、
    を特徴とする請求項1に記載の患者情報管理装置。
  3. 前記患者固有の情報および診察・検査情報に対し、前記識別符号を付し対応付け、あらかじめ記憶する記憶手段を備えたこと、
    を特徴とする請求項2に記載の患者情報管理装置。
  4. 前記患者認証情報は、前記患者から提示された情報のうち、前記患者固有の情報の一部と同じ種類の情報であること、
    を特徴とする請求項1に記載の患者情報管理装置。
  5. 紹介先医療機関へ患者を紹介するために情報通信を行う紹介元医療機関の患者情報管理装置が、
    前記紹介元医療機関の紹介元端末において、前記患者固有の複数種類の情報と診察・検査情報とを、識別符号に対応付けて記憶装置に記憶し、
    前記紹介元端末において、前記識別符号と前記紹介先医療機関における診療の予約日時情報と、担当診療科を特定する診療科情報と、前記患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報とを有する診療予約に必要な情報が入力されることに応じて、該紹介元端末において、診療予約に必要な情報を有する紹介状データを作成し、該紹介先医療機関へ送信して前記患者の診療予約の申し込みを行い、
    前記紹介元端末において、診療予約成立後、前記紹介先医療機関があらかじめ保有する、疾患情報に対応して異なる検査項目をそれぞれ有するリスト群のうち、前記患者の前記疾患情報に応じたリストを該紹介先医療機関から受領し、
    前記紹介先医療機関における診療受付時に前記患者から提示された情報のうち、前記患者固有の複数種類の情報の一部と同じ種類である患者認証情報を受信することにより、前記紹介元端末において、該患者認証情報と前記患者固有の複数種類の情報の一部とを照合し、
    前記照合の結果、前記患者認証情報と前記患者固有の情報の一部の内容とが同一である場合、前記紹介元端末において、前記識別符号および前記リストに挙げられた情報に基づき、前記記憶された診察・検査情報を検索し、
    前記紹介元端末において、前記検索した診察・検査情報および前記患者固有の複数種類の情報を前記紹介先医療機関に送信すること、
    を特徴とする患者情報管理方法。
  6. 紹介元医療機関と紹介先医療機関との間で患者を紹介するために情報通信を行う患者情報管理装置であって、
    少なくとも前記紹介元医療機関で取得した患者固有の情報および前記患者の診察・検査情報を記憶する第1記憶手段と、
    前記患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報を含むとともに、前記患者固有の情報を含まない、前記紹介先医療機関への診療予約に用いられる情報が入力されることにより、該診療予約に用いられる情報を有する紹介状データを作成し、該紹介先医療機関に送信する紹介状データ送信手段と、
    疾患情報それぞれに対応付けられた検査項目のリスト群を記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段の前記リスト群のうち、前記紹介状データに基づく診療予約成立後において、前記患者の疾患情報に対応する前記リストを検索するリスト検索手段と、
    前記検索した前記リストを紹介元医療機関に送信するリスト送信手段と、
    前記紹介先医療機関で前記診療予約にかかる診療を受け付けた際に該患者から提示された情報のうち、前記患者固有の情報の一部と同じ種類の情報である患者認証情報を前記紹介元医療機関に送信する患者認証情報送信手段と、
    前記紹介先医療機関から前記患者認証情報を受信し、該患者認証情報と前記第1記憶手段における前記患者固有の情報の一部の内容とを照合する患者照合手段と、
    前記患者照合手段による照合の結果、前記患者認証情報と前記患者固有の情報の一部の内容とが同一である場合、受信した前記リストに対し、少なくとも前記第1記憶手段における診察・検査情報のうち該リストに挙げられた検査項目に対応する診察・検査情報を充当し、かつ前記紹介先医療機関に対し要求された患者固有の情報と共に送信する患者情報送信手段と、を備えたこと、
    を特徴とする患者情報管理装置。
  7. 患者を識別するための識別情報を付し対応付けられた患者固有の情報および診察・検査情報を有し、紹介先医療機関へ前記患者を紹介するために情報通信を行う紹介元医療機関の患者情報管理装置であって、
    前記患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報を含むとともに、前記患者固有の情報を含まず、かつ診療予約に必要な情報に基づいた紹介状データを前記紹介先医療機関に送信する紹介状データ送信手段と、
    前記紹介先医療機関から前記紹介状データに対応する診療予約受付けの回答とともに該診療予約にかかる予約番号を受信し、該予約番号と前記患者固有の情報および前記診察・検査情報とを対応付ける予約番号管理手段と、
    診療予約成立後、前記紹介先医療機関があらかじめ保有する、疾患情報に対応して異なる検査項目をそれぞれ有するリスト群のうち、前記患者の前記疾患情報に応じたリストを該紹介先医療機関から受領するリスト受領手段と、
    診療予約成立後、
    前記紹介先医療機関において患者を受付けた際に該患者から提示された予約番号を前記紹介先医療機関から受信すると、該予約番号と前記患者固有の情報および前記診察・検査情報とに対応付けられた前記予約番号とを照合する患者照合手段と、
    前記患者照合手段による照合の結果、前記患者受付後に受信した予約番号と前記患者固有の情報および前記診察・検査情報とに対応付けられた予約番号とが一致した場合、前記リストに対し、該リストに挙げられた診察・検査情報を充当し、かつ前記紹介先医療機関に対し、該患者固有の情報および該充当したリストを送信する患者情報送信手段とを備えたこと、
    を特徴とする患者情報管理装置。
  8. 前記記憶手段に記憶される識別符号は、前記紹介元医療機関の患者IDであり、
    前記患者固有の情報の一部の内容には、前記患者の保険証番号が含まれること、
    を特徴とする請求項3に記載の患者情報管理装置。
  9. 前記患者固有の情報は複数種類あり、
    前記患者照合手段は、前記患者固有の情報の種類の一部である前記保険証番号を用いて前記患者認証情報における保険証番号と照合すること、
    を特徴とする請求項8に記載の患者情報管理装置。
  10. 前記診療予約に必要な情報には、前記紹介先医療機関に対し依頼する診療の予約日時情報および前記患者の担当診療科を特定する診療科情報が含まれること、
    を特徴とする請求項1に記載の患者情報管理装置。
  11. 患者の診察・検査情報を要求する第1医療機関と、該要求に応じて該第1医療機関に該診察・検査情報を送信する第2医療機関との間で情報通信を行う患者情報管理装置であって、
    前記患者の前記診察・検査情報を、検査コードと対応付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記患者の疾患名の特定に用いられる疾患情報を前記第1医療機関に送信する疾患情報送信手段と、
    疾患情報それぞれに対応付けられた検査項目および検査コードのリスト群を記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段の前記リスト群のうち、前記患者の疾患情報に対応する前記リストを検索し第2医療機関へ送信するリスト送信手段と、
    前記第1医療機関から前記リストを受領して、該リストに含まれた前記検査コードに基づいて前記第1記憶手段の診察・検査情報を検索する検査データ検索手段と、
    前記リストに対し、少なくとも前記検索手段が検索した診察・検査情報を該リストに挙げられた検査項目に対応して充当し、かつ前記第1医療機関に対し送信する患者情報送信手段と、を備えたこと、
    を特徴とする患者情報管理装置。
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