JP2002063274A - 提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム - Google Patents

提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム

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JP2002063274A
JP2002063274A JP2000252628A JP2000252628A JP2002063274A JP 2002063274 A JP2002063274 A JP 2002063274A JP 2000252628 A JP2000252628 A JP 2000252628A JP 2000252628 A JP2000252628 A JP 2000252628A JP 2002063274 A JP2002063274 A JP 2002063274A
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medical
patient
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medical institution
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Nagayuki Yamashita
長幸 山下
Masahiko Maeda
正彦 前田
Masaru Watanabe
賢 渡邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現在、厚生省は、国民医療費の削減を国の重要
政策課題として取り組んでおり、その手段として病院・
診療所間の機能分化や連携強化の促進に取り組んでいる
が十分な成果を上げているとは言い難い。また、医療機
関間の情報共有が十分に出来ていないため、重複診療、
重複検査、重複投薬による医療費の無駄や複数医療機関
によるばらばらな処方のが行われ、結果として禁忌投薬
がなされ重篤な副作用が患者にでてしまうという事故も
生じている。これらの問題を解消するため医療機関間の
情報の共有化を課題とする。 【解決手段】病院・診療所間の情報共有化を容易にし、
また、生活習慣病等の治療コンプライアンスを向上さ
せ、国民の健康維持・増進、国民医療費の削減という国
家的課題の解決に資するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の通信回線を介して、コンピュータを接続し、提携病院
又は提携診療所関連の各種医療関連情報システムおける
アプリケーションやデータを共同で利用していく情報シ
ステムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、厚生省は、国民医療費の削減を国
の重要政策課題として取り組んでいるが、必ずしも十分
な成果を上げているとは言い難い。その手段として病院
・診療所間の機能分化や連携強化の促進に取り組んでい
るが、こちらも十分な成果を上げているとは言い難い。
電子カルテ等のネットワークを活用した病診連携を支援
するための機能は提供されつつあるが、情報共有が十分
に出来ていないため、実際の医療機関における診療予
約、検査予約などの事務運用におけるネットワークによ
る支援は未確立である。
【0003】従来、病院・診療所において診療を受ける
ためには、物理的に健康保険証、または、診察券を受付
カウンタにて提示する必要があり、疾病を抱えるにも関
わらず、かなり早朝から患者は病院へ行くことが必要で
ある。また、一部の医療機関においては電話などによる
予約受付を実施しているが、手作業による予約処理を実
施しており旧態然とした処理を実施している。
【0004】医薬品の種類が増加するにつれて投薬にお
ける禁忌も増加しているが、チェックする手段が現状は
存在しない。システム化が進んでいる200床以上の大
病院においても、診療科をまたがった場合禁忌投薬や重
複投薬が実施できていないのが現状である。また、医療
機関内の患者対応プロセスにおいて長時間拘束を患者に
強いている要因として調剤薬局による待ち時間が存在す
る。医薬分離により医療機関内での待ち時間は削減され
つつあるが、結果的に調剤薬局における待ち時間が発生
している。
【0005】近年、医療機器の発達により初期診断にお
けるCT、MRIといった数千万円程度の高額機器の導
入が進んでいる。地域診療所においては、高額な投資を
回収できる患者数の確保は難しく導入には踏み切れない
状況が存在する。一方、地域診療所に対する外部環境に
おいて、高額な国民医療費負担から初期診療の診療所へ
の誘導が行われており、地域診療所はプライマリケアに
注力していくことが望まれている。地域診療所の高度検
査を担う役割が200床以上の高度医療を提供する大病
院に求められているが、高度検査を受ける場合において
は地域診療所の医師による紙ベースの紹介状をもってい
く状況となっている。そのため、患者は高度検査を目的
として大病院へ出向いても、その場で検査を受けること
が出来ず、高度検査実施医療機関側では再度患者の状況
から把握しなおす必要が発生している。
【0006】地域診療所等は、患者に入院加療の必要が
発生した場合、入院施設のある病院に1件ずつ電話など
で当たって当該患者を受け入れ可能であるかどうか確認
を行い、紹介を行っている。
【0007】人間ドック等の健康診断は法人などによっ
ては継続して実施されており、患者の健康状態を見る上
では重要なデータとなりうるが、健康診断結果データは
診断実施医療機関のみで保有されており共有されていな
いため有効に活用されていない。
【0008】医療サービス提供側の医師においては、主
勤務先の報酬だけに頼ることは少なく、日中の時間帯か
ら深夜又は翌朝まで勤務など劣悪な環境でのアルバイト
の実施が必要となっている。地域診療所の自ら診療所を
開設している場合、医師は一人運営していることが多い
が、地域住民に対する医療サービスの提供という社会的
役割を担っているため、休暇や学会などでの出張などで
診療所を離れることがままならない。
【0009】患者への治療コンプライアンス指示や予防
接種のお知らせなどは医師や看護婦による口頭ベースか
紙ベースでしかなされておらず、必ずしも効果をあげて
いるとは言いがたい状況である。結果として、生活習慣
病などの増加を招き国民医療費の負担を増加させてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、提携医療機
関内で共通して情報を活用し「医療の質」を向上すると
ともに「医療サービスにおける経済性」の向上を図るも
のである。
【0011】現在患者が医療サービスを利用する場合、
早朝通院・健康保険証または診察券を医療機関へ提示す
る必要があり、さらに、診療までにかなりの時間の待ち
時間が存在し、患者に不利益を与えてきた。本発明によ
って、自宅または職場にいながらにして診療予約を可能
とし患者の無駄な待ち時間の短縮を実現することを課題
とする。同時に、医療機関における受付業務および患者
診療までに医師への病状連絡を実現し医療機関における
効率性を向上させる。
【0012】医薬分業における医療機関と調剤薬局間の
地理的、時間的な非効率性の解消を実現する。また、処
方情報の共有化により禁忌投薬、重複投薬を積極的にチ
ェックを行いそれらを回避する手段を提供し、「医療の
質」の向上を向上させる。
【0013】地域診療所においてプリマリケアへの注力
を容易にするために、地域診療所から高度医療機関にお
ける高度検査への予約を簡易に実施できるようにする。
検査実施時においては、紹介状を起票し症状を連絡する
必要があるが、ネットワークを利用して医療機関にそれ
らの情報の受け渡す機能を提供し、患者が高度検査を実
施するために高度医療機関に通院した時点で準備が整っ
た状態で受検出来ることを可能とする。また、患者の症
状に応じて受診する医療機関が変わるが、検査記録を共
用化することによって重複検査を減らし医療負担を軽減
させる機能を提供する。さらに、高度検査を終えて再度
診療所にて診察を行う場合、高度医療機関における検査
結果についても参照可能とする機能を提供する。
【0014】患者に入院加療の必要が発生した場合、既
存の手段によると診療所医師等が電話などの媒体を経由
して受入可能病院を探し出していた。しかし、そこには
個別医療機関に入院可否を照会する必要があるのと、肉
声による交渉などがあり非効率性が存在している。非効
率性を排除するために、診療所医師等が入院の必要が発
生した時点において一覧性をもって受入可能医療機関の
状況照会が出来る事を実現する。さらに、その場で入院
予約に関する機能を提供し、医師の利便性を向上する。
【0015】法人や地方自治体において健康診断は継続
的に実施されているが、健康診断結果は患者の健康状態
の遷移を見る上で重要なデータであるにもかかわらず、
データが存在するのみで、共用されておらず他の医療機
関が活用することが出来なかった。当発明は、提携医療
機関内で健康診断結果を共有する機能を提供することに
より、患者に対する健康診断結果の変移を時間軸で整理
し医師の診断の材料としての支援機能を提供するもので
ある。
【0016】現在、病院又は診療所における治療の後、
患者本人の自助努力により薬の服用や再受診などを行っ
ているが、治療へのコンプライアンス遵守は維持しがた
く医療機関からの積極的なケア情報の提供によるコンプ
ライアンス向上が課題となっている。例えば、糖尿病に
罹患した患者は、治療薬の定期的な服用が必要である
が、糖尿病の初期的な段階では病状の自覚症状が殆どな
いため、治療薬の服用がきちんとできない患者が多く、
場合によっては脳血栓などの重篤な症状となり死に至る
ケースもある。この場合本人の経済的・肉体的・精神的苦
痛、家族の経済的・肉体的・精神的苦痛を引き起こすのみ
ならず、国家的な医療費の増大にもつながる。また、現
在「3時間待ちの3分間診療」と巷間言われているよう
に、一患者当たりへの医師による診療時間は十分に確保
できているとは言いがたく、病気の原因、治療方針、投
薬方針などが患者に伝えられているとは言い難い状況に
ある。医学界・厚生省の方向性としても、「患者への説
明と同意(インフォームド・コンセント)」の推進が課
題となっている。
【0017】本発明は上述した諸課題に鑑みなされたも
のであり病院・診療所間の情報共有化を容易にし、ま
た、生活習慣病等の治療コンプライアンスを向上させ、
国民の健康維持・増進、国民医療費の削減という国家的
課題の解決に資するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下に
示す発明によって達成される。請求項1に記載の提携病
院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報シス
テムのうち予約受付システムにより、まず、患者からの
提携病院又は提携診療所への診療予約を受け付けること
ができる。患者は、インターネット等通信回線を通じて
提携病院・提携診療所の予約状況を確認の上、診療予約
を実施する。診療予約の取り消し、変更も診療予約と同
様の方法で実施する。診療の予約・変更・取り消しは、提
携病院又は提携診療所や提携病院・提携診療所等共同利
用型医療機関連携支援情報システムの運用スタッフ等に
よっても可能である。患者が希望する日時における提携
病院又は提携診療所の予約が取れない場合、予約受付シ
ステム側で、患者の診療希望日時、住所、症状等を勘案
し、当該患者に適する他の提携病院・提携診療所を患者
に自動的に紹介する機能を有している。
【0019】請求項2に記載の提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システムのうちの処方
システムにより、提携病院又は提携診療所での医薬品等
の処方記録は、患者の同意のもと共同処方システムに登
録される。異なる提携病院又は提携診療所での医薬品等
の処方の記録であっても、時系列、診療科別、症状別、
受診病院・診療所別、担当医師別、担当薬剤師別等予め
設定された整理表示の軸で、患者の医薬品等の処方の記
録が整理された形で表示できる機能を有し、また、重複
投薬・禁忌投薬・副作用薬品等の自動警告の機能を有し、
また、病状等を入力した場合、当該患者の関連する処方
の記録を自動検索し表示したり、同様の病状を有する他
の患者の処方の記録を自動検索表示する機能を有し、さ
らに当該処方情報は、当該患者が提携病院又は提携診療
所で診療を受ける場合等、一定のアクセス制限のもと、
インターネット等の通信回線を通じて、他の提携病院・
提携診療所でも参照することができる。
【0020】請求項3に記載の提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システムのうちの検査
依頼・閲覧システムにより、提携病院又は提携診療所の
指示より実施される各種検査(検体検査、生理検査、細
菌検査、放射線検査、内視鏡検査等)の検査指示は、検
査依頼・閲覧システムにより、インターネット等通信回
線等を介して、指示がなされる。提携病院又は提携診療
所の指示より実施された各種検査(検体検査、生理検
査、細菌検査、放射線検査、放射線読影レポート、内視
鏡検査等)の検査結果は、患者の同意のもと、インター
ネット等の通信回線を通じて、提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システムの患者情報デ
ータベースに登録される。異なる提携病院又は提携診療
所での各種検査(検体検査、生理検査、細菌検査、放射
線検査、内視鏡検査等)の検査結果であっても、時系
列、診療科別、症状別、受診病院・診療所別、担当医師
別、担当検査技師別等予め設定された整理表示の軸で、
患者の各種検査(検体検査、生理検査、細菌検査、放射
線検査、内視鏡検査等)の検査結果が整理された形で表
示できる機能を有し、また、重複検査・禁忌検査・副作用
検査等の自動警告の機能を有し、また、病状等を入力し
た場合、当該患者の関連する検査の記録を自動検索し表
示したり、同様の病状を有する他の患者の検査の記録を
自動検索表示する機能を有し、さらに、当該患者検査結
果は、一定のアクセス制限のもと、インターネット等の
通信回線を通じて、他の提携病院又は提携診療所でも参
照することができる。
【0021】請求項4に記載の提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システムのうちの病床
予約システムにより、提携病院又は提携診療所での診察
で、入院加療の必要が生じた場合、提携病院又は提携診
療所におけるコンピュータを通じて、提携病院・提携診
療所等共同利用型医療機関連携支援情報システムの病床
予約システムにより、空き病床のある提携病院又は提携
診療所での病床の予約を受け付けることができる。入院
を希望する日時における提携病院又は提携診療所の予約
が取れない場合、病床予約システム側で、入院希望日
時、住所、症状等を勘案し、当該患者に適する他の空き
病床のある提携病院・提携診療所を自動的に紹介する機
能を有し、当該診察を行った提携病院又は提携診療所
は、インターネット等通信回線を通じて提携病院・提携
診療所の空き病床予状況を確認の上、病床予約を実施す
る。診療予約の取り消し、変更も診療予約と同様の方法
で実施する。
【0022】請求項5に記載の提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システムのうちの健康
診断記録システムにより、提携病院又は提携診療所での
人間ドック等による健康診断記録は、患者の同意のも
と、提携病院・提携診療所共同情報システムの健康診断
記録システムに登録される。異なる提携病院又は提携診
療所での健康診断の記録であっても、時系列、検査項目
別、受診病院・診療所別、担当医師別、担当看護婦別等
予め設定された整理表示の軸で、患者の健康診断の記録
が整理された形で表示できる機能を有し、また、病状等
を入力した場合、当該患者の関連する患者健康診断の記
録を自動検索し表示したり、同様の病状を有する他の患
者の健康診断の記録を自動検索表示する機能を有し、当
該健康診断記録情報は、当該患者が他の提携病院又は提
携診療所で診療を受ける場合等、一定のアクセス制限の
もと、インターネット等の通信回線を通じて、他の提携
病院・提携診療所でも参照することができる。
【0023】請求項6に記載の提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システムのうちの人材
調達システムにより、提携病院又は提携診療所からの臨
時の職員(医師、看護婦、コ・メディカル等)の稼動調
達について人材検索・人材照会・勤務交渉機能が提供さ
れる。ある提携病院又は提携診療所の希望する人材につ
いて様々な切り口での自動検索機能を有し、自動的に職
員の臨時雇用等の相互調整演算をする機能を有し、相互
調整を促す機能を有している。
【0024】請求項7に記載の患者別時系列リテンショ
ン(注意喚起)システムにより、花粉症やインフルエン
ザなど季節性のある病気や糖尿病など長期間にわたる治
療を要する生活習慣病などの治療コンプライアンス遵守
指示、予防接種受診のお知らせなど時系列的に病気別患
者リテンション(注意喚起)プログラムテンプレートが
予め情報システム上に用意されており、診療にあたった
医師が当該患者の性格、症状等を勘案し、患者別の時系
列リテンションプラグラムを作成し、指定されたタイミ
ング・内容によりインターネット、ファクシミリ等で患
者リテンション情報を情報システムから自動的に提供す
るシステムであり、また、患者がリテンションに対する
行動の結果を入力することによって、医療機関でケアの
実行状況を監視できることができるシステムで、さらに
提携病院又は提携診療所が、情報システムを共同利用す
ることを特長とする。
【0025】本発明のこのような作用及び他の利得は次
に説明する実施の形態から明らかにされよう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0027】図1は、提携病院・提携診療所等共同利用
型医療機関連携支援情報システムのブロック図である。
【0028】図1において提携病院・提携診療所等共同
利用型医療機関連携支援情報システム1は、各種外部の
システムと通信を行うための通信装置2、各種システム
のプログラムを実施時に展開する記憶装置3、キーボー
ド、マウスなどに代表される入力装置4、患者記録や病
院・診療所のデータベースを保有する記憶媒体101と
接続するための記録媒体制御装置5、各種管理計表の印
刷に利用するプリンタ6、各種オペレーションの実施や
処理結果の画面表示を行うための表示装置7、演算処理
を行う処理部8、電子カルテシステムや医事会計システ
ム等の既存システムなどのその他の資源からの情報接続
を取り扱うインターフェース9から構成されている。
【0029】図1において通信装置2は、各種ファイル
やデータを他のコンピュータとやり取りするためのモデ
ム、DSU/TA等の機器を含む。物理的には公衆回線
(電話網、ISDN(Integrated Services Digital Net
work)網、DDX網など)、専用回線(高速デジタル回
線など)と接続され、論理的には物理的インターフェー
スに応じた通信制御を実施する。例えば、ISDN網を
経由してインターネットに接続し、TCP/IP(Trans
mission Control Protocol/Internet Protocol)上でF
TP(File Transfer Protocol)、HTTP(HyperText T
ransfer Protocol)などのプロトコルを使用して通信を
行う。回線は、使用頻度や通信データ量によって選択可
能とし拡張性を持つ。例えば、通信頻度が少ない診療所
で文字データ等比較的情報量の取扱が少ない提携診療所
の場合、ISDNによるダイヤルアップ接続を利用する
ことにより経済的負担を少なく導入が可能である。取扱
頻度が高く、画像データ等の大量の情報を取扱う頻度が
高い提携病院の場合は、専用回線の敷設により定常的に
接続する形態を取ることが可能である。
【0030】提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム1と患者システム300、提携
医療機関システム400、提携薬局システム500など
のクライアントシステムが通信を行う際には、例えばイ
ンターネット、携帯電話網等によって通信を行う。使用
する通信媒体は患者、提携医療機関、提携薬局があらか
じめ指定し、提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム管理者によって入力される記録
媒体101の各種データベースに保存される。また、提
携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報
システム1とクライアントシステムとの通信を行う際に
は暗号化通信を行うことによりセキュリティを確保す
る。例えば、インターネット上で通信を行う際はSSL
(Secure Socket Layer)による暗号化通信を行う。
【0031】図1において記憶装置3は、一般にメモリ
と呼ばれる一時記憶であり、直接アクセス可能な媒体に
よって構成され、例えば、各種プログラムを一時保有し
たり、記憶媒体101から読み取った内容を一時保有し
たりする。
【0032】図1において入力装置4は、文字入力向け
のキーボード、マウス、スキャナなどが含まれる。例え
ば、スキャナは、提携医療機関においてデジタルデータ
となっていない画像を読み取り、デジタルデータとして
システムに登録する際に使用する。
【0033】図1において記録媒体101は、各種のプ
ログラムやデータベース、ページ記述言語によって記述
されたブラウザ表示用テンプレートなどを保有し記憶媒
体制御装置5を経由してアクセスされる。データベース
は階層型、関係型等が一般的に使用される。
【0034】図1においてプリンタ6は、各種帳票の出
力や画像データのハードコピーの取得などに使用し、イ
ンクジェットプリンタ、ページプリンタなどを使用す
る。画像データの印刷を考慮してカラーインクジェット
プリンタの使用が望ましい。
【0035】図1において表示装置7は、CRT(Catho
de-Ray Tube)装置、LCD(Liquid Crystal Display)等
の周知の表示装置を示す。
【0036】図1において処理部8は、CPU(Central
Processing Unit)及び周辺機器制御装置などによって
構成され各種の演算処理や周辺機器の管理を実施する。
【0037】図1においてインターフェース9は、電子
カルテシステム、医事会計システム、物品管理システ
ム、人事管理システムなどの外部システムとのやり取り
を実施する。具体的には、データベースをインターフェ
ースとして介在させたり、プログラム間通信を用いて情
報のやり取りを行う。
【0038】各種クライアントシステムは、それぞれ通
信装置、CPU、プリンタ、入力装置、及び表示装置を
備える。例えば、パーソナルコンピュータを利用して構
成される。
【0039】この様な構成において提携病院・提携診療
所等共同利用型医療機関連携支援情報システム1は、各
種クライアントシステムからの要求又は提携病院・提携
診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム内の
入力装置からの直接の処理要求にによって処理を行う。
各種クライアントシステムからの要求に対応する処理は
図2に示すフローチャートに従って実施される。クライ
アントシステムは、通信回線(例えば、インターネッ
ト)を経由して提携病院・提携診療所等共同利用型医療
機関連携支援情報システム1へ接続する。(ステップS
31)システムの使用が許可された主体によるアクセス
であるのかを提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム1が確認する。例えば、簡易な
例によるログインIDとパスワードによる本人確認の実
施がある。更に、セキュリティを考慮するのであれば
X.509に規定される電子証明書などを利用した処理
も有効と考える。(ステップS32)本人確認完了後、
クライアントシステムは、データの取得、更新、削除な
どの機能を指定し、同時に提携病院・提携診療所等共同
利用型医療機関連携支援情報システム1の処理に必要な
パラメータを送信する。(ステップS33)提携病院・
提携診療所等共同利用型病医療機関連携支援情報システ
ム1は指定された機能について処理を実施し、クライア
ントシステムで表示可能な形式にデータを編集して送信
する。(ステップS34)例えば、クライアントシステ
ムからHTTPによる要求を受けている場合は、HTM
L形式にデータを編集して送信を行う。クライアントシ
ステムは、ブラウザプログラムが実行されているウイン
ドウ上へ受信データの内容を表示する。(ステップS3
5)
【0040】上記の処理を実現する一連の処理の1例を
記述する。クライアントシステムは、パーソナルコンピ
ュータでTCP/IP通信プログラムを起動し、クライ
アントが希望する処理を提供するURL(Uniform Resou
rce Locator)を指定し、HTTPを利用してホストコン
ピュータへアクセスする。その際、ホストコンピュータ
は部外者の成りすましを防ぐためログインID、パスワ
ードの入力を要求し、使用が許可されている使用者であ
ることを確認する。ホストコンピュータは、HTTPの
GETコマンドを受信しプリセットされたHTML形式
で記述されたデータをクライアントへ送信する。クライ
アントは、送信されたHTML形式のデータをブラウザ
プログラムが実行されているウインドウ上へ表示する。
【0041】患者、提携医療機関、提携薬局で提携病院
・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システ
ム1へアクセスする主体については、使用者単位にログ
インID及びパスワードを用いて本人確認を行う。ログ
インID及びパスワードは暗号化された形で記録媒体1
01に保存され、患者、提携医療機関、提携薬局に属す
る主体がシステムを利用する最初の状況において確認を
行う。また、データベース内の個別の情報についてアク
セス制限が必要な場合は、個々のオブジェクトに対して
パミッションの設定を行い、提携病院・提携診療所等共
同利用型医療機関連携支援情報システム1が個々のオブ
ジェクトへのアクセスを制限する。
【0042】以下に説明する各実施の形態では、記録媒
体101に格納されたコンピュータプログラムを記憶媒
体制御装置5から読み取り、処理部8に当該プログラム
を実行させることにより、様々な処理を行うように構成
されている。また、記録媒体101からプログラムを一
旦呼び出した後は、記憶装置3に当該プログラムを常駐
させて処理することも可能である。
【0043】提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム1で作動するアプリケーション
プログラムは記録媒体101、または、記憶装置3に保
有する形態で利用される。各提携医療機関などが共通で
同一のプログラムを使用可能とする。
【0044】ブラウザプログラムとは、データ群やオブ
ジェクト群を一望して全体像を把握するためのプログラ
ムである。
【0045】クライアントシステムは、例えば、パーソ
ナルコンピュータやブラウザアプリケーション搭載の携
帯電話、ネットワーク接続機能付きのゲーム機、衛星デ
ジタル放送のSTB(Set Top Box)などが利用可能で
ある。
【0046】通信装置間の通信プロトコルは提携病院・
提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム
1のアクセスに使用されるクライアントシステムによっ
て決定される。例えば、通常のパーソナルコンピュータ
をクライアントシステムとして利用する場合、HTTP
をを利用して通信を行うことが汎用的である。その場合
は記憶装置3に上にHTTPサーバプログラムが常駐
し、指定ポート番号にConnect要求がないか監視
をしている。指定ポート番号は、特定のポート番号を定
めることが可能であり、また、一般的なHTTPのポー
ト(ポート番号8080番)を利用することも可能であ
る。
【0047】クライアントシステムからアプリケーショ
ンの起動が要求されると、提携病院・提携診療所等共同
利用型医療機関連携支援情報システム1の処理部8は、
記録媒体101に格納された各システムのコンピュータ
プログラムを記録媒体制御装置5を経由して記録媒体1
01から読み取り当該プログラムを実行する。
【0048】処理部8で処理されたプログラムの処理結
果は、クライアント側のブラウザプログラムで表示可能
な形式で、HTML、XML(eXtensible MarkupLangua
ge)などのページ記述言語に編集してクライアントシス
テムに対して送信される。例えば、パーソナルコンピュ
ータをクライアントシステムとする場合にはHTMLが
良く使用され、携帯電話をクライアントとする場合に
は、C−HTML(Compact-HTML)やWML(Wireless M
arkup Language)、HDML(Handheld Device Markup
Language)等のページ記述言語が利用される。クライア
ントシステムにおいては、結果を受信後ブラウザプログ
ラムによってページ記述言語が解釈され表示装置にて表
示される。
【0049】請求項2に記述される予約受付システムに
ついて記述する。このシステムは、患者が自宅等の医療
機関外の環境から診療予約を行うことを実現している。
患者が希望する医療機関の希望する時間帯における予約
が出来ない場合は、自動的に受診可能な診療所が紹介さ
れることを特徴としている。また、医療機関は患者が来
院するまえに病気の症状などを知ることができることも
特徴としている。これは、診療における生産性の向上の
推進に寄与する。予約受付システムにおける提供機能
は、予約状況照会、診療予約、診療予約変更・取消から
構成される。
【0050】ホストコンピュータ1の処理部8は、患者
からの予約受付システムへの要求を受信した場合、記録
媒体101に格納された予約受付システムプログラム1
11を、記録媒体制御装置5を経由して記録媒体101
から読み出し処理部8にて実行する。
【0051】予約状況照会を実施する場合における処理
は、図4に示すフローチャートに従う。診療予約状況を
照会したい提携医療機関の医療機関コード、照会希望日
付をキーとして提携医療機関データベース120の診療
予約情報セグメント122を、記録媒体制御装置5を経
由して読み込む。(ステップS41)さらに、照会対象
の診療科目における予約状況を抽出する。(ステップS
42)照会元の患者システムの患者表示装置305に可
能な形に編集し患者システム300へ送信を行う。(ス
テップS43)
【0052】診療予約においては、患者システム側で診
療科目コード、体温、血圧、痛い部位、外傷の有無、既
往症、アレルギー有無などの情報を患者システム300
の入力装置304から入力して提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システム1に処理要求
を送信する。提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム1は、患者システム300から
の診療予約要求を受信してから予約受付システムプログ
ラム111を実行する。診療予約における処理は、図5
に示すフローチャートに従う。予約依頼元の患者システ
ム300からの体温、血圧等の入力情報を、一旦記憶装
置3に退避する。(ステップS51)診療予約を対象の
提携医療機関の医療機関コード、診療科目コードをキー
として提携医療機関データベース120の診療予約情報
セグメント122を、記録媒体制御装置5を経由して読
み出す。(ステップS52)さらに、予約対象の診療科
目における予約状況を抽出する。(ステップS53)予
約を実行する場合においては、患者の指定する該当予約
時間帯のステータス情報が空きのステータスである場合
は、ステータス情報を予約済みのステータスに変更し、
記憶装置3に一時保管された患者入力情報を合わせて提
携医療機関データベース120の診療予約情報セグメン
ト122を更新する。(ステップS54)ステップS5
4において、元々予約済みであったり、休診日であるこ
とから予約が出来ていないかチェックを行う。(ステッ
プS55)予約が正常に実施されている場合には、患者
システム300の患者表示装置305に表示可能なペー
ジ記述言語に編集し患者システム300へ送信を行う。
この際、自らの予約情報については、患者システム30
0で起動されているブラウザプログラム上で指定するこ
とにより変更・取消の処理が実施できる形式に編集す
る。例えば、ページ記述言語がHTMLである場合、該
当予約情報をクリックすることにより変更・取消のオペ
レーション画面へハイパーリンクするよう照会結果情報
を編集しておく。(ステップS59)
【0053】当発明は共同利用のメリットを生かして、
患者の予約を希望する医療機関の予約が取れない場合、
自動的に他の提携医療機関を紹介することを行い、患者
の利便性を高めている。自動的に患者に適する提携医療
機関を紹介するために、図5に示すフローチャートにし
たがって情報を取得する。該当患者がログインしている
ログインID(患者ID)をキーとして患者情報データ
ベース120の属性情報セグメント121より当該顧客
情報を取得し、住所(郵便番号)を取得する。(ステッ
プS56)住所(郵便番号)をキーとして記録媒体制御
装置5を利用して提携医療機関データベース120の属
性情報セグメント121を検索して該当する提携医療機
関データを全て取得し記憶装置3に保持する。(ステッ
プS57)さらに、患者が診療を希望する診療科目コー
ドを基に、抽出した提携医療機関データから診療科目コ
ードが合致する医療機関を抽出する。(ステップS5
8)合計5件まで抽出し患者システム300の患者表示
装置305表示に可能な形に編集し患者システムへ送信
を行う。(ステップS59)
【0054】診療予約の変更・取消においては、予約状
況照会において患者が自ら予約した情報を一旦表示した
後、ブラウザプログラムから当該予約情報を指定するこ
とにより、診療予約の変更・取消が実施可能とする。診
療予約の変更・取消における処理は、図6に示すフロー
チャートに従う。診療予約の変更・取消対象の提携医療
機関の医療機関コード及び診療科目コードをキーとして
提携医療機関データベース120の診療予約情報セグメ
ント122を、記録媒体制御装置5を経由して読み込
む。(ステップS61)さらに、照会対象の日時におけ
る予約状況を抽出する。(ステップS62)患者システ
ム300からの変更・取消要求に応じた処理を行う。予
約の変更の場合は、診療予約情報セグメント122のデ
ータ中の変更対象部分を変更し、変更が可能な内容であ
れば提携医療機関データベース120を更新する。予約
の削除の場合には、該当ステータス情報を予約空き状態
に変更して提携医療機関データベース120を上書きす
る。(ステップS63)診療予約の変更・取消結果を、
診療予約の変更・取消依頼元の患者システム300の表
示装置305に表示可能な形に編集し患者システム30
0へ送信を行う。(ステップS64)
【0055】患者からの診療予約、診療予約変更・取消
処理が実行され正常に完了した場合は、当該プログラム
は提携医療機関の予約担当者あてに通知を送信する。通
知に利用される通信手段はあらかじめ提携医療機関デー
タベース120の属性情報セグメント121に登録され
ており、処理部8にて必要情報を編集し通信装置2を経
由して発信する。例えば、ここでの通信手段とは、電子
メールやFAX、ポケットベル(登録商標)、携帯電話
で機能する電子メールなどが選択可能である。また、通
知される情報は、受け付けを行った処理の種類(予約、
変更、取消)、患者ID、症状などであり、医師が診療
を行う際の知識として必要なものである。提携医療機関
側は当機能により患者が来院した際にスムーズな診療に
入ることが可能となる。
【0056】請求項3に記述される処方システムについ
て記述する。本発明では、提携医療機関内における処方
箋発行を、共同利用の提携病院・提携診療所等共同利用
型医療機関連携支援情報システム1によって実施する。
患者カルテシステムを利用している場合においては、患
者カルテシステムの一部として機能する。共同利用であ
ることより、患者が複数の医療機関にまたがって受診し
ている場合においても薬の重複投薬、禁忌投薬のチェッ
クを行うことが可能となり、患者の薬剤に対する安全性
を高める効果がもたらされる。処方システムにおける提
供機能は、処方箋入力、提携薬局への処方通知、患者単
位の処方情報照会、疾病単位の処方情報照会から構成さ
れる。
【0057】提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム1の処理部8は、提携医療機関
からの処方箋発行要求、患者単位の処方情報照会、疾病
単位の処方情報照会要求を受信した場合、記録媒体10
1に格納された処方システムプログラム112を記録媒
体制御装置5から読み出し処理部8にて実行する。
【0058】提携医療機関は、処方箋を発行する際に提
携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報
システム1にアクセスして処方入力画面を呼び出す。提
携医療機関システム400の提携医療機関入力装置40
4より処方情報を入力する。入力処方情報は提携医療機
関通信装置401を経由して提携病院・提携診療所等共
同利用型医療機関連携支援情報システム1に送信され
る。例えば、入力処方情報は、患者ID、薬剤ID、投薬
量、投薬頻度、投薬開始日、投薬終了日などである。
【0059】入力処方情報が提携医療機関より入力され
ると、処方システムプログラム112が起動される。処
理は、図7に示すフローチャートに従う。提携医療機関
により入力された入力処方情報は記憶装置3に一時待避
する。(ステップS71)患者情報データベース130
より記録媒体制御装置5を利用して患者IDをキーとし
て処方対象の患者の薬剤処方情報セグメントからデータ
を取得し記憶装置3内に保持する。(ステップS72)
記憶装置3に保存された入力処方情報の投薬開始日から
投薬終了日までの間に同一の薬剤IDが使用されていな
いかチェックを行い(ステップS73)、そのまま薬剤
を投薬するかどうか提携医療機関に判断を仰ぐ画面を送
信する。(ステップS74)さらに、記憶装置3に保存
された入力処方情報の薬剤ID、投薬量などの禁忌投
薬、重複投薬チェックに必要な情報を読み出し、1つず
つ各種マスタ150の禁忌投薬テーブル151をサーチ
して条件がマッチしないかチェックを行う。(ステップ
S75)禁忌投薬チェックに問題が無い場合、患者情報
データベース130の該当患者の薬剤処方情報セグメン
ト138に処方情報を欠き込む。(ステップS76)チ
ェックにてエラーとなった場合は、処理できない旨のペ
ージ記述言語で記述されたデータを編集し、チェックに
問題が無い場合は処方箋画像を提携医療機関へ送信す
る。(ステップS77)
【0060】チェックに問題が無い場合は、処方箋イメ
ージが提携医療機関システム400の表示装置405に
表示される。ハードコピー指示により提携医療機関プリ
ンタ402に情報が出力されそのまま患者に渡すことが
可能となる。
【0061】各種マスタ150の禁忌投薬テーブル15
1は、提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携
支援情報システム1の表示装置7を用いて照会可能であ
り、入力装置4を用いて編集が可能である。
【0062】患者が使用する薬剤の購入を希望する薬局
が提携薬局である場合は、同時に提携薬局IDを指定し
て提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援
情報システム1に送信することにより、提携薬局へ準備
すべき薬剤情報が伝達される。通知に利用される通信手
段はあらかじめ提携薬局データベース140属性情報セ
グメント141に登録されており、処理部8にて必要情
報を編集し、通信装置2を経由して通知を発信する。例
えば、通信手段とは、電子メールやFAX、ポケットベ
ル、携帯電話で機能する電子メールなどである。また、
通知される情報とは、処方箋の内容、患者IDなどであ
り、当機能により患者が提携薬局に移動するまえに調剤
に着手することが出来、患者の待ち時間を減らすことが
可能となる。同時に提携薬局における事務効率化にもつ
ながる。
【0063】提携医療機関は、患者単位の処方情報照会
を実行する場合に提携病院・提携診療所等共同利用型医
療機関連携支援情報システム1にアクセスして患者単位
の処方情報照会画面を呼び出す。提携医療機関システム
400の提携医療機関入力装置404より患者ID、照
会処方発行期間、時系列の降順/昇順、診療科目コー
ド、疾病コード、処方実施医療機関コード、担当医師コ
ードなどを入力する。患者IDと照会処方発行期間以外
は任意入力とし、入力が無い場合はデフォルト設定が適
用される。入力された患者単位の処方情報照会要求は提
携医療機関通信装置401を経由して提携病院・提携診
療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム1に送
信される。
【0064】患者単位の処方情報照会要求が提携医療機
関システム400より入力されると、処方システムプロ
グラム112が起動される。処理は、図8に示すフロー
チャートに従う。提携医療機関システム400より入力
された照会条件は記憶装置3に一時待避する。(ステッ
プS81)患者情報データベース130より記録媒体制
御装置5を利用して患者IDをキーとして処方対象の患
者の薬剤処方情報セグメント138を取得し記憶装置3
内に保持する。(ステップS82)提携医療機関により
指定された処方情報照会要求の内容に応じて、薬剤処方
情報をソートする。(ステップS83)患者単位の処方
情報照会の結果を、依頼元の提携医療機関システム40
0の表示装置405に表示可能な形に編集し提携医療機
関システム400へ送信を行う。(ステップS84)
【0065】上記のように日々の業務で蓄積された処方
情報は、提携医療機関の処理部403から提携病院・提
携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム1
の処方システムプログラム112を動かすことにより、
統計情報の取得が可能である。例えば、提携医療機関内
において疾病コードに単位にどのような薬剤が処方され
ているかを見ることが出来る。これらのデータを取得す
ることによって標準原価計算が可能となり、提携医療機
関における医療費用の内部統制が可能となる。疾病コー
ド等の統計実施時の切り口は、担当医師別、時系列など
実施できる。さらに、提携病院・提携診療所等共同利用
型医療機関連携支援情報システム利用提携医療機関全体
を対象として統計処理を可能とすることによって、医療
機関の標準値をベンチマークすることができ自院の経営
的な見直し材料を取得することが可能となる。
【0066】請求項4に記述される検査依頼・閲覧シス
テムについて記述する。このシステムは、医師等が自ら
の医療機関にて十分な検査体制が整っていない場合な
ど、検査の実施を提携医療機関に依頼することを支援す
るシステムである。また、検査結果は受託医療機関がシ
ステムへ登録することによって、委託医療機関側でネッ
トワークを利用して結果が照会可能なシステムである。
検査依頼・閲覧システムにおける提供機能は、検査予約
状況照会、検査予約、検査結果入力、検査結果照会、疾
病別検査結果照会から構成される。
【0067】提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム1の処理部8は、提携医療機関
システムからの検査依頼・閲覧システムへの要求を受信
した場合、記録媒体101に格納された検査依頼・閲覧
システムプログラム113を記録媒体制御装置5から読
み出し処理部8にて実行する。
【0068】提携医療機関システム400の提携医療機
関処理部403を利用して、検査予約状況照会対象の医
療機関コード、検査種別コード、日時を指定して照会要
求を提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支
援情報システム1宛に送信する。検査予約状況照会を実
施する場合における処理は、図9に示すフローチャート
に従う。受託提携医療機関の医療機関コード、検査種別
コードをキーとして提携医療機関データベース120の
検査予約情報セグメント124を、記録媒体制御装置5
を経由して読み込む。(ステップS91)さらに、照会
対象の日時における予約状況を抽出する。(ステップS
92)委託医療機関の提携医療機関表示装置405に可
能な形に編集し提携医療機関システム400へ送信を行
う。(ステップS93)
【0069】検査予約においては、受託提携医療機関の
医療機関コード、検査種別コード、検査実施日時、患者
ID、検査依頼における所見などの情報を検査委託の提
携医療機関システム400の入力装置404から入力し
て提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援
情報システム1に処理要求を送信する。提携病院・提携
診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム1
は、委託元の提携医療機関システム400からの検査予
約要求を受信してから検査依頼・閲覧システムプログラ
ム113を実行する。診療予約における処理は、図10
に示すフローチャートに従う。委託提携医療機関の提携
医療機関システム400からの受託提携医療機関の医療
機関コード、検査種別コード、検査実施日時、患者I
D、検査依頼における所見等の検査予約情報を、一旦記
憶装置3に退避する。(ステップS101)受託医療機
関の医療機関コード、検査種別コードをキーとして提携
医療機関データベース120の検査予約情報セグメント
124を、記録媒体制御装置5を経由して読み込む。
(ステップS102)さらに、照会実施日時における予
約状況を抽出する。(ステップS103)予約を実行す
る場合においては、委託医療機関の指定する該当予約時
間帯のステータス情報が空きのステータスである場合
は、ステータス情報を予約済みのステータスに変更し、
記憶装置3に一時保管された患者ID、検査依頼におけ
る所見などを合わせて提携医療機関データベース120
の検査予約情報セグメント124を更新する。(ステッ
プS104)処理結果を提携医療機関システム400の
表示装置405に表示可能なページ記述言語に編集し提
携医療機関システム400へ送信を行う。この際、自ら
の予約情報については、検査依頼元のブラウザプログラ
ム上で指定することにより変更・取消の処理が実施でき
る形式に編集する。例えば、ページ記述言語がHTML
である場合、該当予約情報をクリックすることにより変
更・取消のオペレーション画面へハイパーリンクする様
照会結果情報を編集しておく。(ステップS105)
【0070】検査予約の変更・取消においては、予約状
況照会において委託医療機関が自ら予約した情報を一旦
表示した後、ブラウザプログラムから当該予約情報を指
定することにより、検査予約の変更・取消が実施され
る。受託提携医療機関の医療機関コード、検査種別コー
ドをキーとして提携医療機関データベース120の検査
予約情報セグメント124を、記録媒体制御装置5を経
由して読み込む。(ステップS111)さらに、照会対
象の日時における予約状況を抽出する。(ステップS1
12)委託提携医療機関の提携医療機関システム400
からの変更・取消要求に応じた処理を行う。予約の変更
の場合は、検査予約情報セグメント124のデータ中の
変更対象部分を変更し、変更が可能な内容であれば提携
医療機関データベース120を上書きする。予約の削除
の場合には、該当ステータス情報を予約空き状態に変更
して提携医療機関データベース120を上書きする。
(ステップS113)診療予約の変更・取消結果を、診
療予約の変更・取消依頼元の提携医療機関システム40
0の表示装置405に表示可能な形に編集し提携医療機
関システム400へ送信を行う。(ステップS114)
【0071】委託提携医療機関からの検査予約、検査予
約変更・取消処理が実行され正常に完了した場合は、当
該プログラムは受託提携医療機関の予約担当者あてに通
知を送信する。通知に利用される通信手段はあらかじめ
提携医療機関データベース120の属性情報121に登
録されており、処理部8にて必要情報を編集し通信装置
2を経由して発信する。例えば、ここでの通信手段と
は、電子メールやFAX、ポケットベル、携帯電話で機
能する電子メールなどが選択可能である。また、通知さ
れる情報とは、受け付けを行った処理の種類(予約、変
更、取消)、検査種別コード、患者IDなどである。
【0072】受託提携医療機関は、検査終了後に文字情
報および画像情報の診断結果を提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システム1に登録す
る。提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支
援情報システム1においては、該当患者IDをキーとし
て患者情報データベース130の検査結果情報セグメン
ト139に結果情報を追加する。この場合の文字情報と
は理学所見、病理所見、画像所見、既往症、心電図デー
タなどであり、画像情報とは、心電図データ、MRI写
真画像、CT写真画像などである。
【0073】文字情報は、提携医療機関から提携病院・
提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム
1にアクセスし、当該患者IDをキーとして患者情報デ
ータベース130の検査結果情報セグメント139に入
力を行う。
【0074】画像情報は、デジタルデータ化されていな
いものについては提携医療機関入力装置404として装
備されているスキャナを利用してデジタルデータ化を行
う。全てのデジタルデータは、提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システム1にFTPを
利用して送信する。FTPの送信先ディレクトリは検査
IDによってあらかじめ用意される。
【0075】委託提携医療機関は、検査完了後患者情報
データベース130の検査結果情報セグメント139に
アクセスして提携医療機関表示装置405でブラウザプ
ログラムを通じて閲覧する。必要に応じて提携医療機関
プリンタ402にてハードコピーを取得することも可能
である。
【0076】上記のように日々の業務で蓄積された検査
結果情報は、提携医療機関の提携医療機関処理部403
から提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支
援情報システム1の検査依頼・閲覧システムプログラム
113を動かすことにより、統計情報の取得が可能であ
る。例えば、提携医療機関内において疾病コードに単位
にどのような検査結果が出力されているかを見ることが
出来る。疾病単位の検査結果の関連性分析などが実施で
き、さらに、提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム利用医療機関全体を対象として
統計処理を可能とすることによって、提携医療機関の標
準値をベンチマークすることができ、医療の質の向上に
役立てることが可能となる。
【0077】請求項5に記述される病床予約システムに
ついて記述する。このシステムは、提携医療機関の使用
を対象としており、提携医療機関において入院のニーズ
が発生した場合に入院先の医療機関を探しだし入院の予
約を行う。また、ビジネス上の仕組みとして、委託提携
医療機関の医師は、予約依頼先の提携医療機関に関する
入院権を保有しているものとする。病床予約システムに
おける提供機能は、予約状況照会、入院予約、入院予約
変更・取消から構成される。
【0078】入院権とは、患者の病状の応じて入院が必
要かどうかを判断して、提携医療機関のベッドへの入院
可否を決定できる権利を指す。例えば、プライマリケア
を実施した提携医療機関の医師が患者に入院の必要性を
認めた場合、その医師は入院権を保有している提携医療
機関の承認があればそのまま入院可能となる権利。提携
医療機関から医師に対して与えられる権利を示す。権利
が与えられる医師は、自医療機関の医師であっても他医
療機関の医師であってもかまわない。
【0079】提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム1の処理部8は、患者からの病
床予約システムへの要求を受信した場合、記録媒体10
1に格納された病床予約システムプログラム114を記
録媒体制御装置5を経由して読み出し処理部8にて実行
する。
【0080】病床の予約状況照会を行いたい医師は、照
会先の医療機関コード、診療科目コードを提携医療機関
システム400の提携医療機関入力装置404から入力
して提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支
援情報システム1に処理要求を送信する。病床の予約状
況照会を実施する場合における処理は、図12に示すフ
ローチャートに従う。受託提携医療機関の照会対象の医
療機関コード、診療科目コードをキーとして提携医療機
関データベース120の病床情報セグメント123を、
記録媒体制御装置5を経由して読み込む。(ステップS
121)さらに、照会対象の日時における予約状況を抽
出する。(ステップS122)委託提携医療機関の提携
医療機関表示装置405に可能な形に編集し提携医療機
関システム400へ送信を行う。(ステップS123)
【0081】入院予約においては、委託提携医療機関シ
ステム側で診療科目コード、入院希望日付、疾病名、疾
病コード、既往症、アレルギー有無などの情報を提携医
療機関システム400の提携医療機関入力装置404か
ら入力して提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関
連携支援情報システム1に処理要求を送信する。提携病
院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報シス
テム1は、提携医療機関システム400からの入院予約
要求を受信してから病床予約プログラム114を実行す
る。病床予約における処理は、図13に示すフローチャ
ートに従う。委託提携医療の提携医療機関機関システム
400からの疾病名、疾病コード、既往症、アレルギー
等の入力情報を、一旦記憶装置3に退避する。(ステッ
プS131)予約を実施したい提携医療機関の医療機関
コード、診療科目コードをキーとして提携医療機関デー
タベース120の病床予約情報セグメント123を、記
録媒体制御装置5を経由して読み込む。(ステップS1
32)さらに、予約対象の診療科目における予約状況を
抽出する。(ステップS133)予約を実行する場合に
おいては、委託提携医療機関が指定する入院希望日付の
ステータス情報が空きのステータスである場合は、ステ
ータス情報を予約済みのステータスに変更し、記憶装置
3に一時保管された入院依頼元医療機関の入力情報を合
わせて提携医療機関データベース120の病床情報セグ
メント123を更新する。(ステップS134)ステッ
プS134において、既に予約で一杯であったり、休診
日であることから予約が出来ていないかチェックを行
う。(ステップS135)予約が正常に実施されている
場合には、委託提携医療機関の提携医療機関システム4
00の提携医療機関表示装置405に表示可能なページ
記述言語に編集し提携医療機関システム400へ送信を
行う。この際、自らの予約情報については、提携医療機
関システム400で実行されているブラウザプログラム
上で指定することにより変更・取消の処理が実施できる
形式に編集する。例えば、ページ記述言語がHTMLで
ある場合、該当予約情報をクリックすることにより変更
・取消のオペレーション画面へハイパーリンクする様照
会結果情報を編集しておく。(ステップS136)
【0082】当発明は共同利用のメリットを生かして、
入院の予約を希望する医療機関の予約が取れない場合、
自動的に他の医療機関を紹介することを行い、入院予約
を行いたい提携医療機関の利便性を高めている。自動的
に患者に適する提携医療機関を紹介するために、図13
に示すフローチャートにしたがって情報を取得する。委
託提携医療機関が入力した患者IDをキーとして患者情
報データベース120の属性情報セグメント121より
当該顧客情報を取得し、住所(郵便番号)を入力する。
(ステップS136)住所(郵便番号)をキーとして記
録媒体制御装置5を利用して提携医療機関データベース
120を検索して郵便番号が合致し、かつ、予約操作を
行っている医師が入院権を保有する提携医療機関データ
を全て取得し記憶装置3に保持する。(ステップS13
7)さらに、入院を希望する診療科目コードを基に、抽
出した提携医療機関データから診療科目コードが合致す
る医療機関を抽出する。(ステップS138)合計5件
まで抽出し入院依頼元の提携医療機関表示装置405に
可能な形に編集し提携医療機関システム400へ送信を
行う。(ステップS139)
【0083】入院予約の変更・取消においては、予約状
況照会において入院依頼元の提携医療機関が自ら予約し
た情報を一旦表示した後、ブラウザプログラムから当該
予約情報を指定することにより、入院予約の変更・取消
が実施される。予約対象の提携医療機関の医療機関コー
ド、診療科目コードをキーとして提携医療機関データベ
ース120の病床情報セグメント123を、記録媒体制
御装置5を利用して読み込む。(ステップS141)さ
らに、照会対象の日時における予約状況を抽出する。
(ステップS142)委託提携医療機関システム400
からの変更・取消要求に応じた処理を行う。予約の変更
の場合は、病床情報セグメント123のデータ中の変更
対象部分を変更し、変更が可能な内容であれば提携医療
機関データベース120を上書きする。予約の削除の場
合には、該当ステータス情報を予約空き状態に変更して
提携医療機関データベース120を上書きする。(ステ
ップS143)入院予約の変更・取消結果を、入院予約
の変更・取消依頼元の提携医療機関システム400の提
携医療機関表示装置405に表示可能な形に編集し依頼
元提携医療機関システム400へ送信を行う。(ステッ
プS144)
【0084】提携医療機関からの入院予約、入院予約変
更・取消処理が実行され正常に完了した場合は、当該プ
ログラムは依頼先の提携医療機関の予約担当者あてに通
知を送信する。通知に利用される通信手段はあらかじめ
提携医療機関データベース120の属性情報121に登
録されており、処理部8にて必要情報を編集し通信装置
2を経由して発信する。例えば、ここでの通信手段と
は、電子メールやFAX、ポケットベル、携帯電話で機
能する電子メールなどが選択可能である。また、通知さ
れる必要情報とは、受付を行った処理の種類(予約、変
更、取消)、委託提携医療機関の医療機関コード、診療
科目コード、患者IDなどである。
【0085】患者が入院した際には、既設の共同電子カ
ルテシステムが存在する場合は、当該患者のカルテ情報
を引き継ぐ。患者カルテ情報は入院依頼元提携医療機関
において、入院の予約を行う際に入院先医療機関でカル
テ情報を照会可能とすることに患者の了解をとり、入院
予約時に同時に入院先医療機関にカルテ情報を開放して
おく。
【0086】請求項6に記述される健康診断記録システ
ムについて記述する。提携医療機関のシステムにより利
用される。
【0087】受診者の保有する患者IDを指定して、健
康診断記録入力画面を呼び出し、健康診断医療機関I
D、実施検査種類、各種類の検査結果情報を登録する。
検査結果情報は検査の種類別に入力テンプレートが記録
媒体101の検査結果情報テンプレートTBL153に
あらかじめ用意されている。健康診断実施提携医療機関
は、ホストコンピュータ1にアクセスし、患者情報デー
タベース130の検査結果情報セグメント139にアク
セスしブラウザプログラムから情報を登録する。健康診
断記録システムにおける提供機能は、健康診断結果入
力、健康診断結果照会、疾病別健康診断結果照会から構
成される。
【0088】提携病院・提携診療所等共同利用型医療機
関連携支援情報システム1の処理部8は、提携医療機関
からの健康診断記録システムへの要求を受信した場合、
記録媒体101に格納された健康診断記録システムプロ
グラム115を、記録媒体制御装置5を経由して読み出
し処理部8にて実行する。
【0089】健康診断結果入力においては、健康診断を
実施した提携医療機関は提携病院・提携診療所等共同利
用型医療機関連携支援情報システム1にアクセスして処
方入力画面を呼び出す。患者ID、検査ID、健康診断
を実施した医療機関コード、健康診断実施日時、担当医
師のログインID、担当医師所見、健康診断実施結果デ
ータ(採血検査結果、問診結果、胸部X線検査結果、尿
検査結果など)などの情報を提携医療機関システム40
0の提携医療機関入力装置404から入力して提携病院
・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システ
ム1に処理要求を送信する。健康診断結果入力を実施す
る場合における処理は、図15に示すフローチャートに
従う。患者IDをキーとして患者情報データベース13
0の該当患者情報にポインタを設定する。(ステップS
151)提携医療機関の入力した健康診断結果にしたが
って挿入レコードを編集し、健康診断情報セグメント1
37へ新規レコードを記録媒体制御装置5を経由して追
加する。追加においては健康診断記録システムプログラ
ム115が自動的に検査IDをキーとして設定する。検
査IDは、検査実施日における西暦4桁、月2桁、日2
桁、同一日付内における通番2桁の合計10桁として生
成される。(ステップS152)処理結果を、提携医療
機関の提携医療機関表示装置405に可能な形に編集し
提携医療機関システム400へ送信を行う。(ステップ
S153)
【0090】健康診断結果における画像情報は、デジタ
ルデータ化されていないものについては提携医療機関入
力装置404として装備されているスキャナを利用して
デジタルデータ化を行う。全てのデジタルデータは、ホ
ストコンピュータにFTPを利用して送信する。FTP
の送信先ディレクトリは検査IDによってあらかじめ用
意される。
【0091】提携医療機関は、健康診断完了後患者情報
データベース130の健康診断情報セグメント137に
アクセスして提携医療機関表示装置405でブラウザプ
ログラムを通じて閲覧する。照会対象の患者ID、照会
対象期間、時系列の降順/昇順、診療科目コード、疾病
分類コード、処方実施医療機関コード、担当医師コード
などを指定して照会要求をホストコンピュータ宛てに送
信する。患者IDと照会対象期間以外は任意入力とし、
入力が無い場合はデフォルト設定が適用される。健康診
断結果照会を実施する場合における処理は、図16に示
すフローチャートに従う。提携医療機関により入力され
た照会条件は記憶装置3に一時待避する。(ステップS
161)照会対象の患者IDをキーとして患者情報デー
タベース130の健康診断情報セグメント137を、記
録媒体制御装置5を利用して読み込む。(ステップS1
62)さらに、照会対象期間に該当する健康診断の結果
を示すレコードを全て抽出し、ソートする。(ステップ
S163)処理結果を提携医療機関システム400の提
携医療機関表示装置405に表示可能なページ記述言語
に編集し提携医療機関システム400へ送信を行う。
(ステップS164)
【0092】上記のように日々の業務で蓄積された健康
診断情報は、提携医療機関の処理部403から提携病院
・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システ
ム1の健康診断記録システムプログラム115を動かす
ことにより、統計情報の取得が可能である。例えば、提
携医療機関内において疾病コードに単位にどのような健
康診断結果が推移しているかを見ることが出来る。これ
らのデータを取得することによって疾病単位の健康状態
の推移との関連性を調査し予防医学に役立てることが可
能である。疾病コード等の統計実施時の切り口は、担当
医師別、時系列など実施できる。さらに、提携病院・提
携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム利
用医療機関全体を対象として統計処理を可能とすること
によって、医療機関の標準値をベンチマークすることが
でき自院の患者の健康状態の傾向をマクロ的に把握する
ことが可能である。
【0093】請求項7に記述される人材調達システムに
ついて記述する。当該システムは、医師、看護婦、コ・
メディカル等の人材リソースの臨時に発生する不足につ
いて充足するための機能を提供する。人材調達システム
における提供機能は、情報登録、人材照会、稼働依頼要
求から構成される。
【0094】人材の供給側である医師や看護婦、コ・メ
ディカルスタッフは、各自の提携医療機関システム40
0より情報登録を行う。情報登録要求は、各々の希望条
件を設定して送信する。例えば、医師の場合は、専門診
療科目、過去の経歴、経験年数、通勤可能範囲、希望す
る病院規模、得意とする技能、アルバイトの可否やアル
バイト可能時間帯、アルバイト希望地域などの情報を設
定し、看護婦の場合においては勤続年数、現在従事して
いる診療科、経験のある診療科、職位などを設定する。
また、稼働要請があった際の連絡用通信手段とアドレス
情報(メールアドレス、FAX番号等)についても登録
を行う。情報登録における処理は、図17に示すフロー
チャートに従う。提携医療機関システムからのアルバイ
ト可否などの入力情報を、一旦記憶装置3に退避する。
(ステップS171)職員が在籍する医療機関の医療機
関コード、医師のログインIDをキーとして提携医療機
関データベース120の人事情報セグメント126から
当該職員の人事情報を、記録媒体制御装置5を利用して
読み出す。(ステップS172)職員からの入力情報を
基に人事情報セグメント126を更新する。(ステップ
S173)登録結果を、提携医療機関の提携医療機関表
示装置405に表示可能な形に編集し提携医療機関シス
テム400へ送信を行う。(ステップS174)
【0095】人材照会要求は、新たに稼働可能な人材を
照会する機能と提携医療機関が既に稼動提供を依頼済み
の情報を抽出する機能の両方を提供する。調達を希望す
る提携医療機関は必要な人材の要件を指定し人材照会要
求を提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支
援情報システム1に送信する。提携医療機関が入力する
必要条件は、例えば、医師の場合においては専門診療科
目、過去の経歴、経験年数、通勤可能範囲、希望する病
院規模、得意とする技能、必要稼働日時などである。人
材照会を実施する場合における処理は、図18に示すフ
ローチャートに従う。提携医療機関により入力された照
会条件は記憶装置3に一時待避する。(ステップS18
1)必要条件に合致する人事情報を提携医療機関データ
ベース120の人事情報セグメント126をシーケンシ
ャルに読み出しながら抽出を行い、記憶装置3に待避す
る。(ステップS182)抽出した人材情報を必要条件
の優先順位に合わせてソートする。(ステップS18
3)処理結果を提携医療機関システム400の表示装置
405に表示可能なページ記述言語に編集し提携医療機
関システム400へ送信を行う。(ステップS184)
【0096】稼働依頼要求においては、人材照会によっ
て条件に合致した職員を一旦表示した後、ブラウザプロ
グラムから当該人事情報を指定することにより稼働依頼
を行う。稼働依頼要求における処理は、図19に示すフ
ローチャートに従う。依頼対象の職員の在籍する医療機
関コード、ログインIDをキーとして提携医療機関デー
タベース120の人事情報セグメント126を読み出
す。(ステップS191)さらに、照会対象の日時にお
ける稼動情報を抽出する。(ステップS192)当該人
事情報の必要稼動日時におけるステータスが稼動可能で
あればステータスを依頼済みに変更し、提携医療機関デ
ータベース120を更新する。稼動依頼内容変更の場合
は、変更のある部分を指定してデータを変更し、変更が
可能な内容であれば提携医療機関データベース120を
更新する。依頼削除の場合には、該当情報をステータス
を稼働可能に戻してデータベースを更新する。(ステッ
プS193)稼働依頼の結果を、依頼元の提携医療機関
システム400の表示装置405に表示可能な形に編集
し提携医療機関システム400へ送信を行う。(ステッ
プS194)
【0097】人材調達システムは、医師等があらかじめ
提携医療機関データベース120の人事情報セグメント
126に指定した通信手段、アドレス情報を基に勤務依
頼があったことを通知する。依頼を受けた医師等は、メ
ール等に記載されたURLにアクセスし入力装置を用い
て承認又は拒絶を行う。承認を通知された人材調達シス
テムは稼働依頼情報のステータスを稼動確定に更新す
る。
【0098】勤務完了時においては、稼働実績と医師等
の稼働に対する評価を提携医療機関にて提携医療機関入
力装置404を使用して人材調達システムに入力を行
う。人事管理プログラム115は、提携医療機関データ
ベース120の人事情報セグメント126から当該医師
等の情報を、ログインIDをキーとして読み出し、稼働
実績と医師の稼働に対する評価を追加して書き込む。
【0099】また、人材調達システムは提携病院・提携
診療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム1の
入力装置4からコマンドを投入することによって、月次
で稼働実績を集計する。集計は、稼働の提供を受けた提
携医療機関と医師等に対して行い、具体的には、医療機
関コードと医師等のログインIDの両方で集計を行う。
集計結果については、月次で提携医療機関、医師等のそ
れぞれに予め指定された通信手段で配信を行う。
【0100】請求項8に記述される患者別時系列リテン
ション(注意喚起)システムについて記述する。本発明
では、事前に提携医療機関は疾病別に定められたケア情
報を、クライアントシステムのブラウザプログラム等を
利用して提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連
携支援情報システム1の記録媒体101に存在する提携
医療機関データベース120のリテンション情報セグメ
ント128へ登録しておく。例えば、スギ花粉症の診断
を行った患者に対しては、スギ花粉飛散の始まる前の2
月上旬に抗アレルギー剤の投薬開始のお知らせを送信す
ることをサーバに登録しておく。個人の健康診断や受診
による診察データから患者の同意の上、医療機関のパー
ソナルコンピュータ等より提携病院・提携診療所等共同
利用型医療機関連携支援情報システム1へ疾病名や患者
の希望するケア情報媒体などの登録を行う。登録された
ケア情報の配信時期が到来すると、設定されたケア計画
情報に従い、患者の希望した通信手段を利用して、薬の
内服促進や再受診の勧め等の情報を提携病院・提携診療
所等共同利用型医療機関連携支援情報システム1が送信
する。
【0101】提携医療機関の医師等がケア計画情報を編
集する際には、提携医療機関システム400の提携医療
機関処理部403より提携病院・提携診療所等共同利用
型医療機関連携支援情報システム1にアクセスしケア計
画情報編集画面を呼び出す。新規にケア計画情報を作成
する場合は、提携医療機関の提携医療機関入力装置40
4よりICDコードを指定してテンプレートを読み出
す。既に作成済みのケア計画情報を使用して新たなケア
計画情報を編集する場合には既に作成済みのケア計画情
報の名前を指定して読み出す。提携病院・提携診療所等
共同利用型医療機関連携支援情報システム1における処
理を、図20に示すフローチャートにしたがって実施す
る。提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支
援情報システム1は、ICDコードが指定されている場
合は、各種マスタ150のリテンションテンプレートテ
ーブル152から提携医療機関のICDコードをキーと
してテンプレートを読み出す。作成済みのケア計画情報
が指定されている場合は提携医療機関データベース12
0のリテンション情報セグメント128より指定された
作成済みのケア計画情報の名前をキーとしてケア計画情
報を読み出す。(ステップS201)医師のケア方針に
従って提携医療機関の入力装置404からケア計画情報
を編集する。(ステップS202)編集後のケア計画情
報は、医師が任意の名前を付与し記録媒体制御装置5を
利用して、提携医療機関データベース120のリテンシ
ョン情報セグメント128に保存する。(ステップS2
03)処理結果を提携医療機関システム400の提携医
療機関表示装置405に表示可能な形に編集し提携医療
機関システム400へ送信を行う。(ステップS20
4)
【0102】提携医療機関の医師等がケア計画情報を患
者に対して定義する際には、提携医療機関システム40
0の処理部403より提携病院・提携診療所等共同利用
型医療機関連携支援情報システム1にアクセスしケア実
施画面を呼び出す。医師はケア情報を提供するケア実施
情報を提携医療機関の入力装置404より入力する。ケ
ア実施情報は、患者IDと任意の名前で作成されたケア
計画情報、ケア情報提供開始日付、ケア情報提供終了日
付で構成される。ケア実施画面より登録が指示される
と、記録媒体101に格納された時系列リテンションシ
ステムプログラム117を記録媒体制御装置5を経由し
て読み出し処理部8にて実行される。提携病院・提携診
療所等共同利用型医療機関連携支援情報システム1が、
患者に対しケア計画情報を定義する場合の処理は図21
に示すフローチャートにしたがって実行される。提携医
療機関により入力されたケア実施情報は記憶装置3に待
避する。(ステップS211)提携医療機関データベー
ス120のリテンション情報セグメント128より記録
媒体制御装置5を利用して任意の名前で作成されたケア
計画情報キーとしてケア計画情報を読み出す。(ステッ
プS212)読み出されたケア計画情報にケア実施結果
情報のエリアを付加して、患者情報データベース130
のリテンション実施情報セグメント134に保存する。
(ステップS213)登録の結果を提携医療機関の提携
医療機関表示装置405に表現可能なペデータに編集し
提携医療機関システム400へ送信を行う。(ステップ
S214)
【0103】患者単位に定義されたケア情報の提供にお
いては、準備、実施、後処理という段階を踏んで処理さ
れる。準備段階は、毎日夜間に翌日処理が必要なケア情
報の抽出を行い、当日実行ケア情報を集合させる。実施
においては、処理部8に常駐するタイマープロセスによ
り随時当日実行ケア情報が随時監視されており、該当の
時刻になったら通信装置2を経由して定義されている内
容が発信される。後処理においては、発信結果を患者情
報データベースに記録する。
【0104】タイマープロセスにより予め定められた時
刻になると、記録媒体101に記録された時系列リテン
ションシステムプログラム117を記録媒体制御装置5
から読み出し当該プログラムを実施する。ケア情報の提
供における処理は図22に示すフローチャートにしたが
って実施される。患者情報データベース130のリテン
ション情報セグメント134に保存されている全てのケ
ア計画情報を読み込み、ケア情報提供開始日付から翌日
ケア情報が提供される情報をすべて抽出する。抽出した
際に同時に当該患者が通知のために指定した通信手段、
アドレス情報等を属性情報131より読み出しケア情報
に結合させておく。(ステップS221)ステップS#
1にて抽出したケア情報を実施予定時刻順にソートを行
う。(ステップS222)処理部8で常駐しているタイ
マープロセスによってソート後のデータは常に監視され
ケア情報発信時刻に到達した際に通信装置2より患者の
指定する通信手段、アドレス情報に従ってケア情報を発
信する。(ステップS223)発信の結果を患者情報デ
ータベース130のリテンション実施情報セグメント1
34のケア実施結果情報に書き込み更新する。(ステッ
プS224)
【0105】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の提
携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支援情報
システムによれば、異なる病院又は診療所のおける患者
診療記録、処方記録、各種検査記録、患者看護記録、健
康診断記録など診療関係記録を、統合的に登録・管理・分
析することにより、重複診療、重複投薬、禁忌投薬、重
複検査、重複看護などを減少させ、患者の経済的・精神
的・肉体的負担を軽減し、国家的課題である国民医療費
の削減に資するものである。
【0106】また、診療予約、病床予約、薬品在庫管
理、医療機器・材料等の物品管理、職員の稼働管理、医
事会計、経営管理等を異なる病院・診療所間で行うこと
により、病院・診療所の設備稼働率、職員稼働率を向上
させ、効率的な病院・診療所の経営を可能とし、国家的
課題である国民医療費の削減に資するものである。
【0107】本発明によると、医療機関はパーソナルコ
ンピュータ等からネットワークを利用して当システムに
アクセスし、患者に適切なタイミング、かつ、適切な通
信媒体を使用して能動的にケア情報を提供することによ
り、患者のケアへのコンプライアンス遵守を高める。ま
た、食事制限、カロリー制限、禁煙、禁酒、適度な運動
の実施などを促進するメッセージを患者に伝達すること
により、生活習慣病予防の注意を促し生活習慣病の減少
から国民医療費の軽減を期待できる。例えば、糖尿病か
ら脳血栓などの重篤な症状となり死に至るケースが減少
し、患者本人の経済的・肉体的・精神的苦痛、家族の経済
的・肉体的・精神的苦痛の軽減、国家的な課題である国民
医療費の削減に資するものである。
【0108】さらに、現在「3時間待ちの3分間診療」と
巷間言われているように、一患者当たりへの医師による
診療時間は十分に確保できているとは言いがたいが、患
者別時系列リテンションシステムにより、患者はインタ
ーネット、ファクシミリ、携帯電話等親和性の高い通信
媒体を利用できることから、患者と医療機関のコミュニ
ケーションを向上し、病気の原因、治療方針、投薬方針
などが患者に適切に伝えられることにより、医学界・厚
生省の方向性である「患者への説明と同意(インフォー
ムド・コンセント)」の推進に資するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における提携病院・提携診
療所等共同利用型医療機関連携支援情報システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における記録装置内に構築
されるファイル構成を示す概念図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるクライアントシス
テムからの接続の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における予約受付システム
の予約状況照会に関する動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の実施の形態における予約受付システム
の予約に関する動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における予約受付システム
の予約の変更・取消に関する動作を示すフローチャート
である。
【図7】本発明の実施の形態における処方システムの処
方箋入力の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態における処方システムの患
者単位の処方状況照会の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施の形態における検査依頼・閲覧シ
ステムの検査予約照会の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の実施の形態における検査依頼・閲覧
システムの検査予約の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の実施の形態における検査依頼・閲覧
システムの検査予約変更・取消の照会動作を示すフロー
チャートである。
【図12】本発明の実施の形態における病床予約システ
ムの病床予約照会の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態における病床予約システ
ムの病床予約の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態における病床予約システ
ムの病床予約変更・取消の動作を示すフローチャートで
ある。
【図15】本発明の実施の形態における健康診断記録シ
ステムの健康診断結果の動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】本発明の実施の形態における健康診断記録シ
ステムの健康診断結果照会の動作を示すフローチャート
である。
【図17】本発明の実施の形態における人材調達システ
ムの情報登録の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態における人材調達システ
ムの人材照会の動作を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態における人材調達システ
ムの稼働依頼の動作を示すフローチャートである。
【図20】本発明の実施の形態における患者別時系列リ
テンションシステムのテンプレート登録の動作を示すフ
ローチャートである。
【図21】本発明の実施の形態における患者別時系列リ
テンションシステムのケア実施登録の動作を示すフロー
チャートである。
【図22】本発明の実施の形態における患者別時系列リ
テンションシステムのケア情報配信の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1---提携病院・提携診療所等共同利用型医療機関連携支
援情報システム 2---通信装置 3---記憶装置 4---入力装置 5---記録媒体制御装置 6---プリンタ 7---表示装置 8---処理部 9---インターフェーズ 101---記録媒体 201---通信回線 300---患者システム 400---提携医療機関システム 500---提携薬局システム
フロントページの続き (72)発明者 前田 正彦 神奈川県横浜市青葉区みたけ台38−33 (72)発明者 渡邊 賢 神奈川県川崎市麻生区高石4−33−18 206号 Fターム(参考) 5B049 BB41 CC06 EE05 GG02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】提携病院又は提携診療所のネットワーク内
    で病診連携を支援するための各種の情報(診療予約、検
    査予約、臨時の人材調達等の情報)をホストコンピュー
    タに保存し、インターネット等での共同利用を可能とし
    たことを特徴とする提携病院・提携診療所等共同利用型
    医療機関連携支援情報システム。
  2. 【請求項2】患者が、インターネット等通信回線を通じ
    て提携病院又は提携診療所の予約状況を確認の上、診療
    予約を実施したり、診療予約の取消、変更ができる情報
    システムで、患者が希望する日時における提携病院又は
    提携診療所の予約が取れない場合、診療予約システム側
    で、患者の診療希望日時、住所、症状等を勘案し、当該
    患者に適する他の提携病院・提携診療所を患者に自動的
    に紹介する機能を有し、さらに、提携病院又は提携診療
    所が、インターネット等通信回線を介して、共同利用を
    特長とする予約受付システム。
  3. 【請求項3】提携病院又は提携診療所での医薬品等の処
    方の記録や当該及び他の提携病院又は提携診療所での処
    方記録の閲覧を、インターネット等通信回線を介して、
    実施するシステムで、異なる提携病院又は提携診療所で
    の医薬品等の処方の記録であっても、時系列、診療科
    別、症状別、受診病院・診療所別、担当医師別、担当薬
    剤師別等予め設定された整理表示の軸で、患者の医薬品
    等の処方の記録が整理された形で表示できる機能を有
    し、また、重複投薬・禁忌投薬・副作用薬品等の自動警告
    の機能を有し、また、病状等を入力した場合、当該患者
    の関連する処方の記録を自動検索し表示したり、同様の
    病状を有する他の患者の処方記録を自動検索表示する機
    能を有し、さらに、提携病院又は提携診療所が、インタ
    ーネット等通信回線を介して、共同利用することを特長
    とする処方システム。
  4. 【請求項4】提携病院又は提携診療所の指示より実施さ
    れる各種検査(検体検査、生理検査、細菌検査、放射線
    検査、内視鏡検査等)の検査指示や当該及び他の提携病
    院又は提携診療所が検査結果の閲覧を、インターネット
    等通信回線等を介して行なう検査依頼・閲覧システム
    で、異なる提携病院又は提携診療所での各種検査(検体
    検査、生理検査、細菌検査、放射線検査、内視鏡検査
    等)の検査結果であっても、時系列、診療科別、症状
    別、受診病院・診療所別、担当医師別、担当検査技師別
    等予め設定された整理表示の軸で、患者の各種検査(検
    体検査、生理検査、細菌検査、放射線検査、内視鏡検査
    等)の検査結果が整理された形で表示できる機能を有
    し、また、重複検査・禁忌検査・副作用検査等の自動警告
    の機能を有し、また、病状等を入力した場合、当該患者
    の関連する検査の記録を自動検索し表示したり、同様の
    病状を有する他の患者の検査記録を自動検索表示する機
    能を有し、さらに、提携病院又は提携診療所が、インタ
    ーネット等通信回線を介して、共同利用を特長とする検
    査依頼・閲覧システム。
  5. 【請求項5】提携病院又は提携診療所での診察で、入院
    加療の必要が生じた場合、提携病院又は提携診療所にお
    けるコンピュータを通じて、空き病床のある提携病院又
    は提携診療所での病床の予約・予約変更・予約取り消しを
    することができるシステムで、入院を希望する日時にお
    ける提携病院又は提携診療所の予約が取れない場合、病
    床予約システム側で、入院希望日時、住所、症状等を勘
    案し、当該患者に適する他の空き病床のある提携病院又
    は提携診療所を自動的に紹介する機能を有し、さらに、
    提携病院又は提携診療所が、インターネット等通信回線
    を介して、共同利用を特長とする病床予約システム。
  6. 【請求項6】提携病院又は提携診療所での人間ドック等
    による健康診断の記録及び他の提携病院・提携診療所に
    よる当該記録の閲覧を、インターネット等の通信回線を
    通じて行なうシステムで、異なる提携病院又は提携診療
    所での健康診断の記録であっても、時系列、検査項目
    別、受診病院・診療所別、担当医師別、担当看護婦別等
    予め設定された整理表示の軸で、患者の健康診断の記録
    が整理された形で表示できる機能を有し、また、病状等
    を入力した場合、当該患者の関連する患者健康診断の記
    録を自動検索し表示したり、同様の病状を有する他の患
    者の健康診断の記録を自動検索表示する機能を有し、さ
    らに、提携病院・提携診療所が、インターネット等通信
    回線を介して、共同利用を特長とする健康診断記録シス
    テム。
  7. 【請求項7】提携病院又は提携診療所の医師、看護婦、
    メディカルスタッフなどの職員の余剰、不足が発生した
    場合、コンピュータシステムを用いて職員の臨時雇用等
    の相互調整演算をし、相互調整を促す機能を有し、さら
    に提携病院・提携診療所がインターネット等通信回線を
    介して、共同利用を特長とする人材調達システム。
  8. 【請求項8】花粉症やインフルエンザなど季節性のある
    病気や糖尿病など長期間にわたる治療を要する生活習慣
    病などの治療コンプライアンス遵守指示、予防接種受診
    のお知らせなど時系列的に病気別患者リテンション(注
    意喚起)プログラムテンプレートが予め情報システム上
    に用意されており、診療にあたった医師が当該患者の性
    格、症状等を勘案し、患者別の時系列リテンションプラ
    グラムを作成し、指定されたタイミング・内容によりイ
    ンターネット、ファクシミリ等で患者リテンション情報
    を情報システムから自動的に提供するシステムであり、
    また、患者がリテンションに対する行動の結果を入力す
    ることによって、医療機関でケアの実行状況を監視でき
    ることができるシステムで、さらに提携病院又は提携診
    療所が、共同利用することを特長とする患者別時系列リ
    テンション(注意喚起)システム。
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