JP5348645B2 - ワイヤーロープの素線破断検出治具 - Google Patents
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Description
複数本の素線をより合わせたストランドを有するワイヤーロープを間に挟んで振り分けられ、作業者が手で把持する一対のハンドルと、
上記ハンドルの間に跨って固定された第1の検出部材と、
一端が上記一方のハンドルに回動可能に支持されるとともに、他端が上記他方のハンドルに取り外し可能に支持された第2の検出部材と、を含んでいる。
上記第1の検出部材は、上記ハンドルの間に跨る直線状の縁部と、この縁部に形成され、上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第1の溝と、を有するばね鋼で構成されている。上記第2の検出部材は、上記ハンドルの間に跨る直線状の縁部と、この縁部に形成され、上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第2の溝と、を有するばね鋼で構成されている。
上記第2の検出部材は、上記一端を支点として上記第1の溝と上記第2の溝との間で上記ワイヤーロープを径方向から挟み込む第1の位置と、上記第1の検出部材から遠ざかって上記第1の溝および上記第2の溝による上記ワイヤーロープの挟み込みを解除する第2の位置との間で回動可能である。
上記第1の溝および上記第2の溝は、上記第2の検出部材が上記第1の位置に回動された時に、互いに協働して上記ワイヤーロープが摺動可能に貫通する貫通孔を規定するとともに、上記第1の溝および上記第2の溝の少なくともいずれか一方は、上記ワイヤーロープの径方向に沿う深さ寸法が上記ワイヤーロープの直径よりも大きいことを特徴としている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]複数本の素線をより合わせたストランドを有するワイヤーロープに用いる素線破断検出治具であって、
直線状の縁部を有し、この縁部に上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第1の溝が形成された第1の検出部材と、
直線状の縁部を有し、この縁部に上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第2の溝が形成された第2の検出部材と、を含み、
上記第1および第2の検出部材は、上記第1および第2の溝の間で上記ワイヤーロープを径方向から挟み込む第1の位置と、上記第1および第2の溝による上記ワイヤーロープの挟み込みを解除する第2の位置との間で相対的に変位可能であり、上記第1および第2の溝は、上記第1および第2の検出部材が上記第1の位置に変位した時に、互いに協働して上記ワイヤーロープが摺動可能に貫通する貫通孔を規定するとともに、
上記第1の溝および上記第2の溝の少なくともいずれか一方は、上記ワイヤーロープの径方向に沿う深さ寸法が上記ワイヤーロープの直径よりも大きいことを特徴とする素線破断検出治具。
[2][1]の記載において、上記第1および第2の溝の終端は、上記ワイヤーロープの外周面の曲率に沿うように円弧状に湾曲されていることを特徴とする素線破断検出治具。
[3][1]の記載において、上記第1および第2の検出部材を上記第1の位置に保持する固定手段をさらに備えていることを特徴とする素線破断検出治具。
[4][1]又は[2]の記載において、上記第1および第2の検出部材は、夫々鋼材を用いた板により構成されて、上記ワイヤーロープの素線に異常がある時に、上記素線との接触に伴って振動することを特徴とする素線破断検出治具。
[5][4]の記載において、上記第1および第2の検出部材は、上記素線との接触に基づく振動により音を発することを特徴とする素線破断検出治具。
[6][4]の記載において、上記第1および第2の検出部材が振動した時に点灯する光源をさらに備えていることを特徴とする素線破断検出治具。
[7]複数本の素線をより合わせたストランドを有するワイヤーロープに用いる素線破断検出治具であって、
直線状の縁部を有する第1の検出部材と、上記第1の検出部材の縁部に対応する直線状の縁部を有する第2の検出部材と、を含み、
上記第1の検出部材の縁部は、上記第1の検出部材の厚みを減じる方向の段差を有する第1の連結部と、この第1の連結部に形成され、上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第1の溝と、を備え、
上記第2の検出部材の縁部は、上記第2の検出部材の厚みを減じる方向に沿うとともに上記第1の連結部とは逆向きの段差を有する第2の連結部と、この第2の連結部に形成され、上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第2の溝と、を備え、
上記第1および第2の検出部材は、上記第1の連結部と上記第2の連結部とが上記第1および第2の検出部材の厚み方向に重なり合って上記第1および第2の溝の間で上記ワイヤーロープを径方向から挟み込む第1の位置と、上記第1および第2の検出部材が互いに離脱して上記第1および第2の溝による上記ワイヤーロープの挟み込みを解除する第2の位置との間で相対的に変位可能であり、
上記第1および第2の溝は、上記第1および第2の検出部材が上記第1の位置に変位した時に、互いに協働して上記ワイヤーロープが摺動可能に貫通する貫通孔を規定するとともに、
上記第1の溝および上記第2の溝の少なくともいずれか一方は、上記ワイヤーロープの径方向に沿う深さ寸法が上記ワイヤーロープの直径よりも大きいことを特徴とする素線破断検出治具。
[8][7]の記載において、上記第1および第2の検出部材を上記第1の位置に保持する固定手段をさらに備えていることを特徴とする素線破断検出治具。
[9]複数本の素線をより合わせたストランドを有するワイヤーロープに用いる素線破断検出治具であって、
上記ワイヤーロープを間に挟んで振り分けられた一対のハンドルと、
上記ハンドルの間に跨って固定された第1の検出部材と、
一端が上記一方のハンドルに回動可能に支持されるとともに、他端が上記他方のハンドルに取り外し可能に支持された第2の検出部材と、を含み、
上記第1の検出部材は、上記ハンドルの間に跨る直線状の縁部と、この縁部に形成され、上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第1の溝と、を備え、
上記第2の検出部材は、上記ハンドルの間に跨る直線状の縁部と、この縁部に形成され、上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第2の溝と、を備え、
上記第2の検出部材は、上記一端を支点として上記第1および第2の溝の間で上記ワイヤーロープを径方向から挟み込む第1の位置と、上記第1の検出部材から遠ざかって上記第1および第2の溝による上記ワイヤーロープの挟み込みを解除する第2の位置との間で回動可能であり、
上記第1および第2の溝は、上記第2の検出部材が上記第1の位置に回動された時に、互いに協働して上記ワイヤーロープが摺動可能に貫通する少なくとも一つの貫通孔を規定するとともに、上記第1の溝および上記第2の溝の少なくともいずれか一方は、上記ワイヤーロープの径方向に沿う深さ寸法が上記ワイヤーロープの直径よりも大きいことを特徴とする素線破断検出治具。
Claims (5)
- 複数本の素線をより合わせたストランドを有するワイヤーロープに用いるハンディタイプの素線破断検出治具であって、
上記ワイヤーロープを間に挟んで振り分けられ、作業者が手で把持する一対のハンドルと、
上記ハンドルの間に跨って固定された第1の検出部材と、
一端が上記一方のハンドルに回動可能に支持されるとともに、他端が上記他方のハンドルに取り外し可能に支持された第2の検出部材と、を含み、
上記第1の検出部材は、上記ハンドルの間に跨る直線状の縁部と、この縁部に形成され、上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第1の溝と、を有するばね鋼で構成され、
上記第2の検出部材は、上記ハンドルの間に跨る直線状の縁部と、この縁部に形成され、上記ワイヤーロープが摺動可能に入り込む第2の溝と、を有するばね鋼で構成され、
上記第2の検出部材は、上記一端を支点として上記第1の溝と上記第2の溝との間で上記ワイヤーロープを径方向から挟み込む第1の位置と、上記第1の検出部材から遠ざかって上記第1の溝および上記第2の溝による上記ワイヤーロープの挟み込みを解除する第2の位置との間で回動可能であり、
上記第1の溝および上記第2の溝は、上記第2の検出部材が上記第1の位置に回動された時に、互いに協働して上記ワイヤーロープが摺動可能に貫通する貫通孔を規定するとともに、上記第1の溝および上記第2の溝の少なくともいずれか一方は、上記ワイヤーロープの径方向に沿う深さ寸法が上記ワイヤーロープの直径よりも大きい素線破断検出治具。 - 請求項1に記載の素線破断検出治具において、上記第1の検出部材および上記第2の検出部材は、上記ワイヤーロープの上記素線に異常がある時に、上記素線との接触に伴って振動するとともに、当該振動が上記ハンドルに伝わるように構成された素線破断検出治具。
- 請求項2に記載の素線破断検出治具において、上記第1の検出部材および上記第2の検出部材は、上記素線との接触に基づく振動により音を発する素線破断検出治具。
- 請求項2に記載の素線破断検出治具において、上記第1の検出部材および上記第2の検出部材から上記ハンドルに伝わる振動を検知する振動検知装置をさらに備えた素線破断検出治具。
- 請求項2又は請求項4に記載の素線破断検出治具において、上記第1の検出部材および上記第2の検出部材が振動した時に点灯する光源をさらに備えた素線破断検出治具。
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