JPH0673071U - ワイヤーロープの点検装置 - Google Patents

ワイヤーロープの点検装置

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JPH0673071U
JPH0673071U JP1451593U JP1451593U JPH0673071U JP H0673071 U JPH0673071 U JP H0673071U JP 1451593 U JP1451593 U JP 1451593U JP 1451593 U JP1451593 U JP 1451593U JP H0673071 U JPH0673071 U JP H0673071U
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JP
Japan
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wire rope
movable body
wire
rope
movement
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Pending
Application number
JP1451593U
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English (en)
Inventor
隆 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤーロープの外部損傷を簡便に点検し、
ワイヤーロープ破断による大事故を未然に防止する。 【構成】 ワイヤーロープ30の通過位置に可動体33
を設け、この可動体33にワイヤーロープ30を挟挿す
る。ワイヤーロープ30が損傷したときは、ワイヤーロ
ープ30の表面にワイヤーの素線が飛び出して可動体3
3に引掛かる。ワイヤーロープ30の移動に伴って可動
体33が引張られ、移動検出手段によりワイヤーロープ
30の損傷を知る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は一般リフト等、ワイヤーロープを使用する全ての機械装置に関するも のであり、特に、ワイヤーロープの点検装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤーロープを使用する機械装置は、リフトをはじめとしてクレーン等多種 のものが存在する。之等の機械装置に装着されたワイヤーロープは、使用を繰り 返すうちに疲労するため交換が必要である。定期的にワイヤーロープを交換する ことも考えられるが、機械装置の使用状態によりワイヤーロープの消耗度が大幅 に異なり、交換時期以前にワイヤーロープの疲労が限界に達して破断する危険が ある。然るときは、吊り荷が落下したりジブが倒回して大事故を引き起こすこと になる。逆に、交換時期が早過ぎた場合は、使用可能なワイヤーロープを廃棄す るという無駄が生じて経済性が悪い。
【0003】 このため、ワイヤーロープの外部損傷を点検して交換時期を決定することにな る。ワイヤーロープが疲労して損傷すると、ワイヤーの素線が切断されてワイヤ ーロープの表面に素線が飛び出してくる。従来の点検方法としては、素線切れを 電磁石の磁束によって検出したり、或いは超音波によって素線切れを検出する方 法が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述した磁束による点検方法や超音波による点検方法は、何れも装置が高価で あるため機械装置1台毎に取り付けるには費用が嵩む。そして、点検方法が難し く、精度よく異常を検出するには熟練した技術が必要である。また、ロープ速度 が変化すると測定不能になる等、不安定で実用的ではない。
【0005】 そこで、ワイヤーロープの外部損傷を簡便に点検し、ワイヤーロープ破断によ る大事故の発生を未然に防止するために解決すべき技術的課題が生じてくるので あり、本考案はこの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、ワイヤーロープの 通過位置に可動体を設け、該可動体にワイヤーロープを挟挿し、更に、該可動体 の移動を検出する手段を設けたことを特徴とするワイヤーロープの点検装置を提 供するものである。
【0007】
【作用】
ワイヤーロープが損傷してワイヤーの素線が切断されると、ワイヤーロープの 表面に素線が飛び出してくる。斯かる状態で、シーブを回転してワイヤーロープ を巻上げ下げすれば、ワイヤーロープの表面に飛び出した素線が、ワイヤーロー プの移動に伴って可動体に引掛かる。然るときは、可動体が引張られて移動し、 この移動を検出手段が検出して警報装置や操作装置等を作動させる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述する。図1はワイヤーロープを使 用する機械装置の一例として固定式クレーンを示したものであり、旋回台10に 載置された機体11の前部にジブ12が起伏自在に取り付けられ、ジブの先端部 12aに支持ロープ13の一端を係止し、支持ロープ13の他端をブライドル1 4へ係止する。マスト15の上端部に取り付けたベイル16と、前記ブライドル 14には複数のシーブ(図示せず)が枢着されており、各シーブ間にジブ俯仰ロ ープ17が巻回され、その一端をフレーム18へ固定するとともに他端をジブ俯 仰ドラム19へ巻装する。前記ジブの先端部12aにはトップシーブ20が枢着 され、フロントロープ21を巻回してフック22を吊り下げる。更に、機体11 の前部に装着したフロントドラム23にフロントロープ21を巻装する。
【0009】 図2はラフテレーンクレーンを示したものであり、機体24に伸縮アーム25 が起伏自在に取り付けられている。伸縮アームの先端にはトップシーブ26か枢 着され、フロントロープ27を巻回してフック28を吊り下げる。 而して、ワイヤーロープを使用する機械装置に於いて、ワイヤーロープの外部 損傷を点検する場合は、該当するワイヤーロープの通過位置に点検装置を装着す る。図3は点検装置の構成の一例を示し、任意のシーブ29にワイヤーロープ3 0が巻回されている。シーブの支持体31(またはシーブケース)にステー32 を突設し、ワイヤーロープ30の通過位置に可動体33を設け、この可動体33 にワイヤーロープ30を挟挿する。
【0010】 図4及び図5は可動体33の移動を検出する手段の一例を示し、該可動体33 は二つ割りに形成され、対称的な一方の可動体33aと他方の可動体33bの合 接面に、夫々凹部34a,35a,35a並びに34b,35b,35bを設け てある。二つ割りの可動体33aと33bが合接されたときに、上記各凹部が丸 孔を形成し、凹部34a,34bにより形成された丸孔へワイヤーロープ30を 挿通し、可動体33a,33bでワイヤーロープ30を挟挿するようにしている 。また、凹部35a,35bにより形成された丸孔へガイドピン36を挿通し、 二つのガイドピン36,36の上下両端部をステー32から突設したアーム37 ,37へ固着する。上下のアーム37,37には大径の孔38,38が開穿され 、ワイヤーロープ30の逃げとしている。
【0011】 尚、本実施例では可動体33を二つ割りにしてあるが、三つ割り若しくはそれ 以上に分割してワイヤーロープ30を挟挿するようにしてもよい。また、可動体 33は後述するようにワイヤーロープ30と摺擦するため、耐摩耗性の高い材質 が好ましい。 そして、二つのガイドピン36,36を中心にして、合接した可動体33と上 下のアーム37,37との間にばね39,39,39,39を介装し、上下のア ーム37,37の略中間位置に可動体33を上下動自在に保持する。また、該可 動体33の上下面には夫々細い電線40,40の一端を固定し、細い電線40, 40の他端を上下のアーム37,37へ固定する。更に、細い電線40,40の 一端同士を接続するとともに、細い電線40,40の他端を電気回路の端子41 a,41bへ接続し、この電気回路に電源42とパイロットランプ43を直列に 設けて、可動体33の移動を検出する手段を構成している。
【0012】 ワイヤーロープ30が損傷していない場合はワイヤーロープ30の表面が滑ら かであるため、可動体33はワイヤーロープ30の通過による異状な抵抗を受け ない。斯かる状態で、図3に示したシーブ29が回転してワイヤーロープ30が 何れか一方へ移動したとき、ワイヤーロープ30は可動体33の凹部34a,3 4b内を滑り、可動体33はワイヤーロープ30の移動に対して滑りながら略一 定の範囲内の位置に保持される。従って、電気回路が作動してパイロットランプ 43が点灯する。即ち、機械装置使用時に、電気回路のパイロットランプ43が 点灯しているときはワイヤーロープ30の損傷がなく、ワイヤーロープ30の継 続使用が可能であるとオペレータが判断できる。
【0013】 ワイヤーロープ30の使用を繰り返すうちにワイヤーロープ30が疲労すると 、図6に示すように、ワイヤーの素線W,W…が切断されてワイヤーロープ30 の表面に飛び出してくる。斯かる状態で、前記シーブ29が回転してワイヤーロ ープ30が何れか一方へ移動したとき、ワイヤーロープ30の表面に飛び出した 素線Wに可動体33が引掛かる。依って、同図に示すように、可動体33がワイ ヤーロープ30の進行方向に引張られて移動し、この移動が一定範囲を超えたと きには一方の細い電線40が途中で切断する。従って、電気回路が途中で遮断さ れてパイロットランプ43が消灯する。即ち、機械装置使用時に、電気回路のパ イロットランプ43が点灯状態から消灯したときは、ワイヤーロープ30に損傷 が発生して疲労状態になり、ワイヤーロープ30の交換時期に達したものとオペ レータが判断できる。
【0014】 図4乃至図6に示した電気回路は、ワイヤーロープ30が損傷したときにパイ ロットランプ43が消灯するように構成されているが、之に限定すべきではなく 、通常は青ランプが点灯しており、細い電線40が切断したときは青ランプが消 えて赤ランプが点灯するように形成してもよい。また、通常はランプが消えてお り、細い電線40が切断したときは赤ランプが点灯するように形成してもよい。 更に、細い電線40が切断したときに警報装置を作動させるようにしてもよい。
【0015】 また、図7に示すように、細い電線40の代わりに可動体33と上下のアーム 37間にスイッチ44を設け、夫々の一端44aを可動体33に固定するととも に、夫々の他端44bをアーム37に設けた接点45に接触させ、各接点45, 45を前記電気回路の端子41a,41bに接続して、可動体33の移動を検出 する手段を構成してもよい。このスイッチ44は伸縮形であり、内蔵ばねにより スイッチの他端44bが伸長方向へ付勢され、アーム37に設けた接点45に接 触するように形成されている。
【0016】 斯かる構成の場合も、ワイヤーロープ30が損傷していない場合は可動体33 が略一定位置に保持されるため、スイッチの他端44bとアーム37の接点45 が導通して電気回路が作動し、パイロットランプ43が点灯する。そして、ワイ ヤーロープ30が疲労してきた場合は、図8に示すように、ワイヤーロープ30 の表面に飛び出した素線Wに可動体33が引掛かって引張られるため、一方のス イッチ44の他端44bが接点45から離反し、電気回路が遮断されてパイロッ トランプ43が消灯する。
【0017】 尚、本実施例ではワイヤーロープの点検装置をシーブ近傍位置に設けてあるが 、ワイヤーロープの振れ止め具等を設ければ、シーブとシーブの中間位置に点検 装置を設けることも出来る。 而して、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、そして、本考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0018】
【考案の効果】
本考案は上記一実施例に詳述したように、ワイヤーロープの損傷が可動体の移 動によって検出されるため、ワイヤーロープの交換時期が遅れて大事故が発生す ることを未然に防止でき、安全性の向上に寄与できる。また、交換時期が早過ぎ て使用可能なワイヤーロープを廃棄するという無駄がなくなり、且つ、点検装置 の構成も簡易であるため、経済性の向上にも寄与できる等諸種の実用的価値ある 考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定式クレーンの側面図。
【図2】ラフテレーンクレーンの側面図。
【図3】点検装置の構成を示す要部正面図。
【図4】可動体の移動検出手段の一例を示す解説図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】ワイヤーロープ損傷時の可動体の動作を示す解
説図。
【図7】可動体の移動検出手段の他の例を示す解説図。
【図8】ワイヤーロープ損傷時の可動体の動作を示す解
説図。
【符号の説明】
29 シーブ 30 ワイヤーロープ 33 可動体 40 細い電線 42 電源 43 パイロットランプ 44 スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーロープの通過位置に可動体を設
    け、該可動体にワイヤーロープを挟挿し、更に、該可動
    体の移動を検出する手段を設けたことを特徴とするワイ
    ヤーロープの点検装置。
JP1451593U 1993-03-26 1993-03-26 ワイヤーロープの点検装置 Pending JPH0673071U (ja)

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