JP5347696B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
本発明は、着座者の荷重を弾性的に支持する弾性支持部材が着座面方向に張設された車両用シートであって、前記弾性支持部材の張力作用方向の両端部間の間隔を変更することで該弾性支持部材の張力を調節する張力調節機構を備えていることを特徴とする。本発明において、「弾性支持部材が着座面方向に張設された」構成には、弾性支持部材自体は着座面を形成せずに着座面方向(着座面の広がる方向)と略平行になるように張設されている構成と、弾性支持部材自体が着座面を形成している構成とを含む。
また、弾性支持部材が面状弾性体であると、着座面の形態によらず、各種の車両用シートに好ましく適用することができる。
また、張力調節機構により、車両用シートの幅方向と、該幅方向に直交する方向との二方向において同時に面状弾性体の張力を調節可能とすると、二方向においてバランスよく張力を調節することが可能となる。
以下、図1〜図10を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態1について説明する。本実施形態の車両用シート11は自動車等の車両に装備されるシートであり、図1に示されるように、座面となるシートクッション13、背凭れとなるシートバック21、およびヘッドレスト(図示省略)を備えている。本実施形態では、シートバック21に本発明が適用されている。他の部分については、従来の車両用シートから変更を要しないため詳細な説明は省略し、以下、シートバック21について詳細に説明する。なお、各図において矢印で示すFR,RR,UPはシート11の着座者から見た方向を基準として定めたシート11の前方,後方,上方を示している。また、各図において矢印で示すWは車両用シート11の幅方向を示している。
また、図4に示されるように、幅方向可動バー55は、本体部55aの下端部が取付ブラケット56bに把持されており、該取付ブラケット56bを介して下側ブラケット39に設けられた取付部位40に取付けられている。取付部位40には、ガイド孔40aとして、図4で見て向かって右上がり方向に長く、上側ブラケット37における取付部位38に形成されたガイド孔38a(図5参照)と平行な長孔が形成されている。図4に示されるように、取付ブラケット56bの取付部位40に対向する位置には、ガイド孔40aに挿通され、ガイド孔40aに沿って摺動可能な状態で挿通方向に対しては抜け止めされた突起(図示省略)が形成されている。この突起がガイド孔40aに沿って摺動することで幅方向可動バー55の斜め上方向への変位が案内される。
このように、幅方向可動バー55は、連結部55bと本体部55aの下端部との二箇所において平行に形成されたガイド孔38a,40aにより変位が案内される案内機構を備えている。それにより、本体部55aが幅方向固定バー53に対して平行状態を保ったまま、図4で見て右上がりの斜め方向へ変位するようになっている。
面状弾性体41の張力を大きくするときは、操作レバー65Lを時計回り方向Aに回動させる。すると、第1のリンクアーム65がロック支軸73と中心に時計回り方向Aに回動し、それに伴って、第2のリンクアーム67が上方へ引かれて上側可動バー59が上方へ変位する。その際、上側可動バー59の他端部59b(図4参照)に接合されたジョイント部材60が幅方向固定バー53の上端に対して抜け方向に摺動し、両者の重複部分が少なくなることで幅方向可動バー55の上方への変位が許容される。また、図5,図6に示されるように、第3のリンクアーム69は、第1のリンクアーム65の時計回り方向Aの回動に伴って、先端69aが下方へ押され、他端69bが幅方向可動バー55とともに幅方向外方へ変位しようとする。その結果、幅方向可動バー55は、上記ガイド孔38a及びガイド孔40a(図4参照)による上記案内機構に案内され、ガイド孔38a及びガイド孔40aによって規制される一定範囲内において右上がりの斜め方向へ変位する。その際、図5,図6に示されるように、幅方向可動バー55は、連結部55bが上側可動バー59の一端部59aに対して抜け方向に摺動し、両者の重複部分が少なくなることで右方への変位が許容される。このようなリンク機構63の作動により、張力調節機構61は、幅方向可動バー55を上方へ変位させるとともに上側可動バー59を右斜め上方へ変位させることで面状弾性体41の張力を大きくすることができる。また、上記とは逆の作動により上側可動バー59が下方へ変位するとともに、幅方向可動バー55が左斜め下方へ変位して面状弾性体41の張力を小さくすることができる。
まず、幅方向可動バー55を変位させて面状弾性体41の幅方向の一端部43と他端部45との間隔を変更することで、面状弾性体41の幅方向の張力を調節することができる。また、上側可動バー59を変位させて面状弾性体41の下端部47と上端部49との間隔を変更することで、面状弾性体41の上下方向の張力も調節することができる。このように、面状弾性体41の張力を二方向においてバランスよく調節することができる。
以下、図11〜図13を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態2について説明する。本実施形態は、上記実施形態1の構成を一部変更した実施形態であり、図11に示されるように、車両用シート11のシートバック221に本発明を適用した例である。上記実施形態1から変更を要しない部分については図中に同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
以下、図14〜図16を参照しながら、本発明の一実施形態である実施形態3について説明する。本実施形態は、上記実施形態1の構成を一部変更した実施形態であり、図14に示されるように、車両用シート11のシートバック321に本発明を適用した例である。上記実施形態1から変更を要しない部分については図中に同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
例えば、上記実施形態では、弾性支持部材である面状弾性体の張力を、車両用シート11の幅方向と幅方向に直交する上下方向との二方向で調節可能とした構成を例示したが張力は、少なくとも一方向において調節可能とすればよく、その方向は特に限定されない。また、二方向以上の張力を調節可能とした場合において、複数方向において同時に張力を調節可能な構成としてもよいし、各方向において独立して張力を調節可能な構成としてもよい。
また、上記実施形態では、幅方向可動バー55及び上側可動バー59の変位操作をレバー操作によって手動で行う構成を例示したが、動力は特に限定されず、例えば、モータ駆動によって行う構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、本発明をシートバックに適用した例を示したが、本発明はシートクッションにも適用できる。
21 シートバック
21a 着座面
23 パッド部材
31 バックフレーム
38a,40a ガイド孔
41 面状弾性体
43 (幅方向の)一端部
45 (幅方向の)他端部
47 下端部
49 上端部
53 幅方向固定バー
55 幅方向可動バー
56a 取付ブラケット
56t 突起
57 下側固定バー
59 上側可動バー
61 張力調節機構
63 リンク機構
65 第1のリンクアーム
65L 操作レバー
67 第2のリンクアーム
69 第3のリンクアーム
71 ロック機構
73 ロック支軸
75 ロックベース部材
77 コイルバネ
79 ロックプレート
79a 解除バー
80a 溝部
80b 陸部
80c 案内斜面
80d 回動規制面
81 解除用ブロックプレート
81a 解除ブロック部
83 係止爪
221 シートバック
221a 着座面
223 パッド部材
225 上張り材
227 枠体
321 シートバック
321a 着座面
323 パッド部材
Claims (1)
- 着座者の荷重を弾性的に支持する弾性支持部材が着座面方向に張設された車両用シートであって、
前記弾性支持部材の張力作用方向の両端部間の間隔を変更することで該弾性支持部材の張力を調節する張力調節機構を備えており、
前記弾性支持部材は支持フレームに保持された面状弾性体であり、
前記支持フレームは、幅方向に変位可能な幅方向可動バーと、上下方向に変位可能な上側可動バーとを備えており、
前記幅方向可動バー及び上側可動バーの一端は摺動可能に接続されており、
前記張力調節機構は、前記幅方向可動バーと上側可動バーとを同時に変位させることで、当該車両用シートの幅方向と、該幅方向に直交する方向との二方向において同時に前記面状弾性体の張力を調節することを特徴とする車両用シート。
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