JP5345376B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、マシニングセンタ等の工作機械に関する。
マシニングセンタの主軸装置に設けられた工具ホルダのクランプ機構において、工具交換時のアンクランプ動作に油圧を利用した従来技術の一例として特許文献1が挙げられる。同文献の図2には、主軸装置の内部に、ピストンを挟んで前部油室と後部油室とが形成される油圧シリンダを設け、油圧ポンプから各油室への圧油の供給を電磁弁を用いて切り替えることでクランプ機構を作動させる技術が記載されている。
また、主軸装置のクランプ機構に関するものではないが、テーブル上のワークに対してのクランプ機構の従来技術が特許文献2に記載されている。同文献には、ワークの加工作業を行う前段階において、主軸装置またはテーブルを移動させて流体圧発生機構を駆動してワークをクランプし、同様にワークの加工作業を終了した段階で主軸装置またはテーブルを移動させて流体圧発生機構を駆動してワークをアンクランプする技術が記載されている。
特開2002−66814号公報(段落[0022]〜[0026]、図2) 特開2007−268684号公報(段落[0036]、[0039]、[0052]、[0053])
特許文献1の技術は、油圧の駆動源として油圧ポンプを用いており、この油圧ポンプを回転させるモータも要することから、油圧ユニット自体のコストが嵩むことは勿論、これらの油圧ユニットはマシニングセンタのX軸、Y軸、Z軸動作から独立して設けられるため、工具交換時に主軸装置をマガジン寄りで移動停止させる動作とクランプ機構の動作との同期制御が困難になりやすいという問題がある。勿論、両者の動作間に十分な時間をとれれば問題はないが、その分、工具交換のサイクルタイムが長くなる。
また、油圧シリンダ内を前部油室と後部油室とに分けてそれぞれに圧油を供給する構造のため、圧油の供給を切り替えるための電磁弁が主軸装置から離れた場所に配置されており、その分、コスト高になるとともに、前記したように油圧ユニットがマシニングセンタのX軸、Y軸、Z軸動作から独立して設けられることに加え電磁弁が離れていることによる応答遅れで前記同期制御が一層困難となりやすい。
なお、特許文献2の技術は、主軸装置の回転力またはテーブルの押圧力を利用して油圧ポンプを作動させるものであるが、油圧ポンプを作動させるにあたっては、主軸装置やテーブルに本来のワーク加工に要する動きとは別の動きをさせる必要がある。したがって、仮に同文献の技術を主軸装置のクランプ機構に用いたとしても、特許文献1と同様、工具交換のサイクルタイムが長くなるものと考えられる。
また、以上の油圧を用いてアンクランプさせる構造の他に、例えば主軸装置がマガジン寄りで移動停止したときに、専用の連結部材をクランプ機構に連結させてアンクランプするなど、主軸装置の移動とクランプ機構の動作とを機械的に連動させる技術も存在するが、機械式の連動構造となるために構造が複雑となりやすく、そのレイアウトも制約を受けやすい。
本発明はこのような課題を解決するために創作されたものであり、油圧により工具ホルダをアンクランプするクランプ機構を備え、工具交換位置と加工位置との間を移動可能な主軸装置を有するマシニングセンタ等の工作機械において、クランプ機構のアンクランプ動作に要する油圧ユニットの低コスト化および主軸装置の移動とクランプ機構のアンクランプ動作との同期の簡略化を図ることを目的としている。
前記課題を解決するため、本発明は、油圧により工具ホルダをアンクランプするクランプ機構を備え、工具交換位置と加工位置との間を移動可能な主軸装置を有する工作機械であって、前記主軸装置に連結され該主軸装置の工具交換位置への移動動作に連動して油圧を発生する油圧発生手段を備え、該油圧発生手段からの油圧により前記クランプ機構のアンクランプ動作を行う構成とし、前記油圧発生手段は、前記主軸装置の移動荷重を受けてロッドが縮退する第1油圧シリンダからなり、前記主軸装置は、ドローバーを押圧して前記クランプ機構をアンクランプ状態とする第2油圧シリンダを有し、前記両油圧シリンダの各油室を一つの管路で連通する構成とし、前記第2油圧シリンダは、シリンダの内壁部に摺接する大径部と、この大径部を挟んで形成される一対の小径部とを有したピストンを備え、一方の小径部側に油室が形成されるとともに他方の小径部側にエア室が形成され、前記エア室に外部から常時エア圧をかける構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、主軸装置の工具交換位置への移動動作を利用してアンクランプ動作を行うため、主軸装置の移動とクランプ機構の動作とを同期させるための複雑な電気制御を要しない。また、主軸装置の移動動作がそのまま油圧の駆動源となるので省エネルギ化が図れる。主軸装置の工具交換位置への移動動作に連動してアンクランプ動作が行われるため、両者間に同期のずれはほとんど生じず、したがって、工具交換のサイクルタイムの短縮化が可能となる。
そして、本発明によれば、比較的高価な油圧ポンプユニットを利用した従来技術に比して、低コストで簡易な構成の油圧回路を構築できる。さらに、両油圧シリンダ間の圧油の流れは一つの管路で賄えるため、圧油供給の切り替え用電磁弁を要しない。管路の引き回しは容易なため、主軸装置の移動とクランプ機構の動作とを機械的に連動させた技術に比して、レイアウト設計の自由度も大きくなる。
そして、本発明によれば、圧油が第2油圧シリンダから第1油圧シリンダに流入するときの、すなわちクランプ機構がクランプ状態となるときのピストンの移動を素早く行わせることができる。また、第2油圧シリンダのエア室にかかるエア圧によりピストンをクランプ状態の側に位置保持させることができる。
また、本発明は、前記第1油圧シリンダと前記第2油圧シリンダとの間の油圧の閉回路において圧油の流量が不足したときに、前記第2油圧シリンダに圧油を補充する圧油補充手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、常に閉回路内の圧油の流量が一定に保たれ、ピストンの位置決めが正確となる。
本発明によれば、主軸装置の工具交換位置への移動動作を利用してアンクランプ動作を行うため、主軸装置の移動とクランプ機構の動作とを同期させるための複雑な電気制御を要しない。また、主軸装置の移動動作がそのまま油圧の駆動源となるので省エネルギ化が図れる。主軸装置の工具交換位置への移動動作に連動してアンクランプ動作が行われるため、両者間に同期のずれはほとんど生じず、したがって、工具交換のサイクルタイムの短縮化が可能となる。
図1は本発明を適用した横型のマシニングセンタの構成図である。マシニングセンタ1は、側面視コ字形状を呈した機台フレーム2を有し、この機台フレーム2の上下のフレーム間にわたりモータMを回転駆動源とするボールねじシャフト3が鉛直状に設けられている。ボールねじシャフト3には、図示しない規制部材によって回転が規制され、ナット4の送りねじ作用によって上下に昇降するY軸サドル5が取り付けられている。
Y軸サドル5にはガイドレール6を介してX軸方向(主軸装置10の左右方向)に移動するX軸サドル7が取り付けられ、このX軸サドル7に一体に設けた取付台8にはガイドレール9を介してZ軸方向(主軸装置10の軸方向)に移動する主軸装置10が搭載置されている。図では主軸装置10の外郭筐体を二点鎖線にて示している。また、X軸サドル7、主軸装置10を移動させる各駆動源は図では省略している。主軸装置10の上方には、工具ホルダ11付きの状態で工具Tを格納するマガジン12が位置しており、マガジン12に近い位置に設定された工具交換位置Pにおいて、図示しないATC(自動工具交換装置)により主軸装置10とマガジン12との間で工具Tの自動交換が行われる。
主軸装置10の内部には図示しない軸受により主軸13(一部図示せず)が回転可能に保持されている。主軸13の内部には皿ばね等の付勢部材14によって常時付勢されたドローバー15が挿通されており、このドローバー15の先端にはプルスタッド11aを介して工具ホルダ11を引き込むコレットチャック16が組み付けられている。
付勢部材14の付勢力によってドローバー15が後退すると、コレットチャック16の先端部が主軸13の内周面に押圧されて縮径し、プルスタッド11aに係止することで工具ホルダ11を引き込み、主軸13と工具ホルダ11の各シャンク面同士を密着させるクランプ状態となる。そして、付勢部材14の付勢力に抗してドローバー15が後記する第2油圧シリンダ24のピストン25によって押圧されて前進すると、コレットチャック16の先端部が主軸13の内周面から解放されて拡径し、プルスタッド11aの係止状態を解いたアンクランプ状態となる。以上の付勢部材14、ドローバー15、コレットチャック16、第2油圧シリンダ24が、油圧により工具ホルダ11をアンクランプするクランプ機構17を構成する。
本発明は、主軸装置10の工具交換位置Pへの移動動作に連動して油圧を発生する油圧発生手段21を備え、この油圧発生手段21からの油圧によりクランプ機構17のアンクランプ動作を行う構成としたことを主な特徴とする。
本実施形態の油圧発生手段21は、主軸装置10のY軸方向の移動荷重を受けてロッド22aが縮退する第1油圧シリンダ22からなる。第1油圧シリンダ22はロッド22a側を下向きにして機台フレーム2に鉛直状に取り付けられる。一方、ナット4には押圧ブラケット23が取り付けられており、主軸装置10の上昇に伴い、押圧ブラケット23が先端部22bを押圧しロッド22aを第1油圧シリンダ22内に縮退させることで、第1油圧シリンダ22が作動する。「主軸装置10の移動荷重」とは、勿論、主軸装置10に取り付けた工具ホルダ11をマガジン12との間で交換することを目的とした主軸装置10の移動に伴う荷重であって、ワーク加工時における主軸装置10の移動の荷重は含まれない。本実施形態では、主軸装置10を上方のマガジン12に近づけるべく上昇させる方向、すなわちY軸方向を前記「主軸装置10の移動荷重」の方向としている。
また、ロッド22aを常に伸長方向に付勢する部材として、第1油圧シリンダ22の筐体と先端部22bとの間に圧縮コイルばね22cが設けられている。本実施形態では、ロッド22aが鉛直下向きに延設されているため、圧縮コイルばね22cに代えて、先端部22bに錘機能を付加して重力によりロッド22aを常に伸長方向に付勢させることもできる。勿論、両者を併用してもよい。
第1油圧シリンダ22は、可撓の油圧ホース等からなる管路T1を介して、主軸装置10に内蔵された第2油圧シリンダ24と連通している。第2油圧シリンダ24のピストン25は、その摺動方向中央部において第2油圧シリンダ24の内壁部に摺接する大径部25aと、この大径部25aを挟んで形成される第1小径部25b、第2小径部25cとを有した形状からなる。第1小径部25bがドローバー15寄りに位置する。符号26はシール材である。
ピストン25の大径部25aを挟み、第2小径部25c側には、第2油圧シリンダ24の内壁部と第2小径部25cとによって環状空間の油室27が形成され、第1小径部25b側には、第2油圧シリンダ24の内壁部と第1小径部25bとによって環状空間のエア室28が形成される。管路T1はポート29を介して油室27に臨む。また、エア室28には可撓のエアホース等からなる管路T2を介してポート30から常時エア圧がかかっている。
第1油圧シリンダ22、管路T1および第2油圧シリンダ24からなる油圧の閉回路において油漏れ等により圧油が満たされなくなると、ピストン25の正確な位置決めが行えないおそれがある。そこで、本実施形態では、油室27に圧油を補充し得る圧油補充手段31を設けてあり、具体的には油室27にポート32を形成し、このポート32と油タンク33とを連通する可撓の油圧ホース等からなる管路T3にチェック弁34を介設した構成としている。また、ポート32とチェック弁34との間の管路T3において、油タンク33に連通する管路T4を分岐形成し、この管路T4にリリーフ弁35を介設している。
例えば、仮にリリーフ弁35の設定圧力値を3.5MPaとし、圧油を順方向にチェック弁34より流すために要する差圧(クラッキング圧力)を0.5MPaとすると、管路T3の油圧が3.5MPaに達し、第1油圧シリンダ22の油室36(図2)の油圧が3.0MPa以下であるとき、チェック弁34が開いて油タンク33からの圧油が第2油圧シリンダ24に補充される。
図2は本発明の作用説明図であり、(a)、(b)はそれぞれクランプ機構17のクランプ状態、アンクランプ状態を示している。本図および図1を参照して本発明の作用を説明する。ワーク加工時等には主軸装置10が下方の加工位置Pに位置し、押圧ブラケット23も下方に位置するため、圧縮コイルばね22cの付勢力により、さらに第2油圧シリンダ24のエア室28にエアが供給されていることにより、図2(a)に示すように、第1油圧シリンダ22においては、ロッド22aが伸張して油室36が圧油に満たされ、第2油圧シリンダ24においては、ピストン25が、その第2小径部25cの端面が第2油圧シリンダ24に当接することにより図2におけるストローク最右端に位置し、エア室28内のエア圧によって位置保持されている。
この状態ではドローバー15とピストン25とが互いに干渉しない位置となり、前記したように付勢部材14の付勢力によってドローバー15が後退し、コレットチャック16の先端部が主軸13の内周面に押圧されて縮径し、プルスタッド11aに係止して工具ホルダ11をクランプする。
そして、マガジン12に工具ホルダ11を格納するべく主軸装置10が工具交換位置Pへ向かって上昇すると、押圧ブラケット23が圧縮コイルばね22cの付勢力およびエア室28のエア圧に抗してロッド22aを押圧することにより、圧油が第1油圧シリンダ22側から第2油圧シリンダ24側に流入する。主軸装置10が最上昇位置に達した段階では、図2(b)に示すように、第2油圧シリンダ24のピストン25がストローク最左端に位置し、付勢部材14の付勢力に抗してドローバー15を押圧する。これにより、前記したようにドローバー15が前進してコレットチャック16の先端部が主軸13の内周面から解放されて拡径し、プルスタッド11aの係止状態が解かれ、アンクランプ状態となる。
なお、以上の構成において、第2油圧シリンダ24の油室27の油容積は第1油圧シリンダ22の油室36の油容積よりも小さく設定されており、その差分はリリーフ弁35において油抜きおよび油中のエア抜きとして処理している。
以上のように、工具交換位置Pへ向かう主軸装置10の移動動作に連動して油圧を発生する油圧発生手段21を備え、この油圧発生手段21からの油圧によりクランプ機構17のアンクランプ動作を行う構成とすれば、主軸装置10の移動動作を利用してアンクランプ動作を行うため、主軸装置10の移動とクランプ機構17の動作とを同期させるための複雑な電気制御を要しない。また、主軸装置10の移動動作がそのまま油圧の駆動源となるので省エネルギ化が図れる。主軸装置10の工具交換位置Pへの移動動作に連動してアンクランプ動作が行われるため、両者間に同期のずれはほとんど生じず、したがって、ATC(自動工具交換装置)における工具交換のサイクルタイムの短縮化が可能となる。
また、油圧発生手段21を、主軸装置10の移動荷重を受けてロッド22aが縮退する第1油圧シリンダ22から構成し、一方、主軸装置10においては、ドローバー15を押圧してクランプ機構17をアンクランプ状態とする第2油圧シリンダ24を設け、第1油圧シリンダ22、第2油圧シリンダ24の各油室36、27を一つの管路T1で連通する構成とすれば、比較的高価な油圧ポンプユニットを利用した従来技術に比して、低コストで簡易な構成の油圧回路を構築できる。さらに、両油圧シリンダ間の圧油の流れは一つの管路T1で賄えるため、特許文献1に記載される圧油供給の切り替え用電磁弁を要しない。管路T1の引き回しは容易なため、主軸装置の移動とクランプ機構の動作とを機械的に連動させた技術に比して、レイアウト設計の自由度も大きくなる。
また、第2油圧シリンダ24において、大径部25aと、この大径部25aを挟んで形成される第1小径部25b、第2小径部25cとを形成したピストン25を設け、一方の第2小径部25c側に油室27を形成するとともに他方の第1小径部25b側にエア室28を形成し、エア室28に外部から常時エア圧をかける構成とすれば、圧油が油室27から第1油圧シリンダ22の油室36に流入するときの、すなわちクランプ機構17がクランプ状態となるときのピストン25の移動を素早く行わせることができる。また、第2油圧シリンダ24のエア室28にかかるエア圧によりピストン25をクランプ状態の側に位置保持させることができる。
また、第1油圧シリンダ22と第2油圧シリンダ24との間の油圧の閉回路において圧油の流量が不足したときに、第2油圧シリンダ24に圧油を補充する圧油補充手段31を設ければ、常に閉回路内の圧油の流量が一定に保たれ、ピストン25の位置決めが正確となる。
以上、本発明の最良の形態について説明した。説明した形態では、主軸装置10の上昇に伴って第2油圧シリンダ24の油室27に圧油が随時流入し、ピストン25が移動する構造である。この構造では、ピストン25とドローバー15との位置関係を適宜に設定することにより、主軸装置10が最上昇位置に達する直前辺りでコレットチャック16を拡径させアンクランプ状態とすることが可能であるが、場合によっては管路T1などにタイミング調整用の開閉バルブを介設し、主軸装置10が最上昇位置に達してから開閉バルブを開いて圧油を第2油圧シリンダ24に流入させ、アンクランプ状態とする構成にしてもよい。また、油圧発生手段21を作動させる主軸10の移動荷重の方向はY軸方向に限られず、工作機械の仕様に合わせてX軸、Z軸方向にしてもよい。
また、本発明は、ATCにより主軸装置とマガジンとの間で工具の自動交換を行う機種に限定されることはなく、主軸装置が工具交換位置に達した後に手動で工具ホルダを外す機種の工作機械においても適用可能である。
本発明を適用した横型のマシニングセンタの構成図である。 本発明の作用説明図であり、(a)、(b)はそれぞれクランプ機構のクランプ状態、アンクランプ状態を示す。
符号の説明
1 マシニングセンタ(工作機械)
10 主軸装置
11 工具ホルダ
12 マガジン
15 ドローバー
17 クランプ機構
21 油圧発生手段
22 第1油圧シリンダ
23 押圧ブラケット
24 第2油圧シリンダ
25 ピストン
27 油室(第2油圧シリンダ)
31 圧油補充手段
33 油タンク
34 チェック弁
35 リリーフ弁
36 油室(第1油圧シリンダ)
T 工具
T1〜T4 管路
工具交換位置
加工位置

Claims (3)

  1. 油圧により工具ホルダをアンクランプするクランプ機構を備え、工具交換位置と加工位置との間を移動可能な主軸装置を有する工作機械であって、
    前記主軸装置に連結され該主軸装置の工具交換位置への移動動作に連動して油圧を発生する油圧発生手段を備え、
    該油圧発生手段からの油圧により前記クランプ機構のアンクランプ動作を行う構成とし、
    前記油圧発生手段は、前記主軸装置の移動荷重を受けてロッドが縮退する第1油圧シリンダからなり、
    前記主軸装置は、ドローバーを押圧して前記クランプ機構をアンクランプ状態とする第2油圧シリンダを有し、
    前記両油圧シリンダの各油室を一つの管路で連通する構成とし、
    前記第2油圧シリンダは、シリンダの内壁部に摺接する大径部と、この大径部を挟んで形成される一対の小径部とを有したピストンを備え、
    一方の小径部側に油室が形成されるとともに他方の小径部側にエア室が形成され、
    前記エア室に外部から常時エア圧をかける構成としたことを特徴とする工作機械。
  2. 前記第1油圧シリンダと前記第2油圧シリンダとの間の油圧の閉回路において圧油の流量が不足したときに、前記第2油圧シリンダに圧油を補充する圧油補充手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 油圧により工具ホルダをアンクランプするクランプ機構を備え、工具交換位置と加工位置との間を移動可能な主軸装置を有する工作機械であって、
    前記主軸装置に連結され該主軸装置の工具交換位置への移動動作に連動して油圧を発生する油圧発生手段を備え、
    該油圧発生手段からの油圧により前記クランプ機構のアンクランプ動作を行う構成とし、
    前記油圧発生手段は、前記主軸装置の移動荷重を受けてロッドが縮退する第1油圧シリンダからなり、
    前記主軸装置は、ドローバーを押圧して前記クランプ機構をアンクランプ状態とする第2油圧シリンダを有し、
    前記両油圧シリンダの各油室を一つの管路で連通する構成とし、
    前記第1油圧シリンダと前記第2油圧シリンダとの間の油圧の閉回路において圧油の流量が不足したときに、前記第2油圧シリンダに圧油を補充する圧油補充手段を設けたことを特徴とする工作機械。
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