JP3056887B2 - スピンドル装置におけるドローバの駆動装置 - Google Patents

スピンドル装置におけるドローバの駆動装置

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JP3056887B2
JP3056887B2 JP4182554A JP18255492A JP3056887B2 JP 3056887 B2 JP3056887 B2 JP 3056887B2 JP 4182554 A JP4182554 A JP 4182554A JP 18255492 A JP18255492 A JP 18255492A JP 3056887 B2 JP3056887 B2 JP 3056887B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械のスピンドル
装置において、そのスピンドル軸にテーパ嵌合される工
具ホルダーを係止するためのドローバを駆動する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械のスピンドル装置として
は、例えば実開昭60−194452号公報や特開平3
−142142号公報に開示されているものが知られて
いる。
【0003】これらのスピンドル装置は、ハウジングに
ベアリングを介して回動自在に支承されたスピンドル軸
の先端部にテーパ穴が形成され、このテーパ穴に工具ホ
ルダーの後部をテーパ嵌合により挿着するようにしたも
のである。そして、スピンドル軸の軸心部に貫設された
貫通穴に、その後端部から前記テーパ穴に向かってロッ
ド状のドローバが摺動自在に挿入され、このドローバに
より、工具ホルダーを係脱自在に係止するようにしてい
る。
【0004】さらに詳細には、工具ホルダーは、その後
端部に突設されたプルスタッドを備えており、このプル
スタッドは、工具ホルダーをスピンドル軸に挿着するに
際して前記テーパ穴から貫通穴に同心に挿入されるよう
になっている。
【0005】一方、ドローバは、所定の前進位置までテ
ーパ穴に向かって前進された状態でのみプルスタッドを
挿脱自在に嵌挿し得る嵌挿穴を先端部に備えており、該
嵌挿穴にプルスタッドを嵌挿した状態で、ドローバを所
定の後退位置に後退させた時に、該嵌挿穴の周壁部に取
付けられた複数のボール(実開昭60−194452号
公報参照)や、該嵌挿穴の周壁部に形成したコレット
(特開平3−142142号公報参照)によりプルスタ
ッドを抜脱不能に係止するように構成されている。そし
て、ドローバは貫通穴に内挿されたコイルスプリングに
より、前記後退位置に付勢されている。また、ドローバ
は、その後方に設けられた流体圧シリンダにより前記後
退位置から前進位置に摺動・駆動されるようになってい
る。
【0006】従って、これらのスピンドル装置におい
て、工具ホルダーをスピンドル軸に挿着するに際して
は、まず、シリンダによりドローバを前記前進位置に前
進させた状態で、工具ホルダーの後部がスピンドル軸の
テーパ穴に嵌挿されると共に、工具ホルダーのプルスタ
ッドがドローバの嵌挿穴に嵌挿される。次いで、前記シ
リンダによるドローバの前進駆動が解除され、この時、
前記コイルスプリングの付勢力により、ドローバが前記
後退位置に後退される。これにより、工具ホルダーがス
ピンドル軸に強固にテーパ嵌合されると共に、ドローバ
にプルスタッドを介して係止される。
【0007】尚、実開昭60−194452号公報のス
ピンドル装置においては、スピンドル軸の内部に、その
後端部から先端部にかけて加工液供給通路が形成されて
おり、この加工液供給通路を介して工具ホルダーに切削
油(加工液)を供給するようにしている。この場合、加
工液供給通路には、その後端部に接続されたロータリジ
ョイントを介して外部から加工液が導入されるようにな
っており、また、加工液供給通路の先端部は、前記テー
パ穴内で、工具ホルダーの内部に形成されている加工液
通路に連通するようになっている。
【0008】ところで、この種の従来のスピンドル装置
を備える工作機械においては、一般に、ドローバを駆動
するシリンダに作動油やエアを供給するための油圧装置
や空圧装置がスピンドル装置に外部に設けられ、さら
に、工具ホルダーに加工液を供給するための加工液供給
装置がスピンドル装置に外部に設けられている。
【0009】このため、各種の流体装置が多数必要とな
って、装置が大型化し易いと共に、スピンドル装置に接
続すべき流体経路の配管等が複雑なものとなるという不
都合があった。
【0010】また、特に、前述の各公報に開示されてい
るスピンドル装置においては、工具ホルダーを交換する
際に、ドローバを前記コイルスプリングの弾性力に抗し
て前進駆動すると、スピンドル軸がコイルスプリングを
介して先端側に押圧される。このため、その反力がスピ
ンドル軸を回動自在に支持するベアリングに作用し、該
ベアリングに過剰な荷重負荷が加わって該ベアリングが
損傷を受け易いという不都合があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、スピンドル装置に必要な流体装置や流体経路
の構成を簡略なものとすることができると共に、効率よ
くドローバを駆動することができ、さらに、ドローバを
駆動する際にスピンドル軸を回動自在に支持するベアリ
ング等に負荷が加わるのを防止することができるドロー
バの駆動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、工具ホルダーをテーパ嵌合により着脱自
在に挿着するテーパ穴を先端部に有する回動自在なスピ
ンドル軸と、該スピンドル軸の後端部から前記テーパ穴
に向かって同心に貫設された貫通穴と、該貫通穴にその
後端部から前記テーパ穴に向かって移動自在に挿入さ
れ、該テーパ穴に接近する所定の前進位置に移動された
時に前記工具ホルダーを前記テーパ穴に挿脱自在に開放
し、且つ該テーパ穴から離反する所定の後退位置に移動
された時に前記テーパ穴に挿着された工具ホルダーを挿
脱不能に係止する係止部を先端部に有するロッド状のド
ローバと、前記ドローバを前記後退位置に付勢する付勢
手段とを備えたスピンドル装置において、前記工具ホル
ダーを前記スピンドル軸から挿脱可能な位置に前記ドロ
ーバを移動させるドローバの駆動装置であって、前記ス
ピンドル軸の後部側に該スピンドル軸と同心に設けら
れ、内部に形成された流体室に供給される流体圧により
ピストンを介して前記ドローバを先端部側に押圧して移
動させる流体圧シリンダと、前記スピンドル軸に挿着さ
れた工具ホルダーに加工液を供給すべく前記スピンドル
軸の後部側から先端部側に向かって該スピンドル軸の内
部を通って形成された第1加工液供給路と、前記流体圧
シリンダのピストンを前記ドローバに押圧する流体室に
接続された第2加工液供給路と、前記第1及び第2加工
液供給路に接続された加工液供給手段と、該加工液供給
手段に備えられ、加工液の液圧を前記ピストンの駆動圧
に増圧する増圧手段と、該増圧手段により加工液の液圧
が増圧された時に該加工液を前記第2加工液供給路にの
み連通させる弁手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、前記流体圧シリンダの外面部を形
成する外筒が前記スピンドル軸の後端部に一体的に連結
され、前記ピストンが該外筒に摺動自在に内挿されると
共に、前記流体室が該外筒の内部に形成されていること
を特徴とする。
【0014】また、前記流体圧シリンダのピストンは、
前記ドローバの後端部に一体的に連結され、前記第1加
工液供給路は、前記流体圧シリンダの後端部から前記ピ
ストンの軸心部及びこれに連なる前記ドローバの軸心部
を通って前記スピンドル軸の内部に形成され、前記第2
加工液供給路は、前記流体圧シリンダの内部で前記第1
加工液供給路から分岐されて前記流体室に接続され、前
記弁手段は、前記第1及び第2加工液供給路の分岐箇所
に設けられていることを特徴とする。
【0015】また、前記スピンドル軸は、その先端側で
所定の位置に支持された被加工物に向かって進退自在に
設けられ、前記増圧手段は、前記スピンドル軸が被加工
物から後退された時にこれに連動して前記加工液を増圧
することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、前記工具ホルダーを前記スピ
ンドル軸に挿脱する際には、前記加工液供給手段から前
記増圧手段により増圧された加工液が前記第2加工液供
給路に供給される。この時、前記弁手段の作用により第
2加工液供給路にのみ増圧された加工液が供給され、該
加工液は第2加工液供給路を介して前記流体圧シリンダ
の流体室に供給さえる。そして、このように流体室に増
圧された加工液が供給されると、前記流体圧シリンダ
は、その流体室に供給された加工液の液圧により、前記
付勢手段の付勢力に抗して、前記ピストンを介して前記
ドローバをその先端側に押圧し、これにより、該ドロー
バが前記前進位置に移動されて前記工具ホルダーが挿脱
自在となる。
【0017】また、前記工具ホルダーをスピンドル軸に
挿着した状態で、前記増圧手段による加工液の増圧を解
除すれば、前記ドローバが前記付勢手段の付勢力により
前記後退位置に後退され、これにより前記係止部を介し
て前記工具ホルダーが抜脱不能に係止される。そして、
加工を行う際には、前記加工液供給手段から前記第1加
工液供給路を介して前記工具ホルダーに加工液が供給さ
れる。
【0018】前記流体圧シリンダの外面部を形成する外
筒を、前記スピンドル軸の後端部に一体的に連結したと
きには、前記したようにドローバを駆動する際に、前記
流体室に供給される流体圧により、前記ピストンが前記
ドローバをその先端側に押圧する方向に力を受ける一
方、その反力により前記流体圧シリンダの外筒が前記ス
ピンドル軸と共に後方に移動する側に力を受ける。ま
た、前記スピンドル軸は、前記ドローバが前記付勢手段
の付勢力に抗して先端側に押圧されることにより、該付
勢手段を介して前方に移動する側に力を受ける。従っ
て、スピンドル軸には、これを後方に移動させようとす
る力と前方に移動させようとする力とが作用し、この両
者の力が互いに打ち消しあう。これにより、前記ドロー
バを駆動する際に、該スピンドル軸を回動自在に支持す
るベアリング等に作用する負荷が軽減される。
【0019】また、前記流体圧シリンダのピストンを、
前記ドローバの後端部に一体的に連結したときには、前
記第1加工液供給路を、前記流体圧シリンダの後端部か
ら前記ピストンの軸心部及び前記ドローバの軸心部を通
って前記スピンドル軸の内部に形成すると共に、前記第
2加工液供給路を、前記流体圧シリンダの内部で前記第
1加工液供給路から分岐して前記流体室に接続し、さら
に、前記弁手段を、前記第1及び第2加工液供給路の分
岐箇所に設けることにより、スピンドル装置の外部に配
設される配管等の個数を削減することが可能となる。
【0020】また、前記スピンドル軸が、その先端側で
所定の位置に支持された被加工物に向かって進退自在に
設けられているときには、前記スピンドル軸が後退する
のに連動させて前記増圧手段により加工液を増圧するこ
とにより、加工の終了と同時に前記ドローバが駆動され
て前記工具ホルダーを前記スピンドル軸のテーパ穴から
抜脱することが可能となり、工具ホルダーの交換を迅速
に行うことが可能となる。
【0021】
【実施例】本発明のスピンドル装置におけるドローバの
駆動装置の第1の実施例を図1乃至図5に従って説明す
る。図1はスピンドル装置を備えた工作機械の模式的側
面図、図2及び図3はそれぞれスピンドル装置の本体の
前部及び後部の縦断面図、図4は図3の要部の部分拡大
図、図5はドローバ駆動装置の模式的システム構成図で
ある。
【0022】図1で、この工作機械は、固定基台1上に
敷設されたレール2,2を介して幅方向(紙面に垂直な
方向)に水平移動自在に設けられたスライド基台3と、
該スライド基台3上に敷設されたレール4を介して前後
方向(矢印A方向)に水平移動自在に設けられた機枠5
と、該機枠5の前部にレール6を介して昇降自在に設け
られた昇降基台7とを備え、この昇降基台7にスピンド
ル装置の本体8(以下、スピンドル本体8という)が水
平姿勢で取付けられている。同図では、後述するスピン
ドル軸に取付けられた工具ホルダー9がスピンドル本体
8の先端部から突出されている。この場合、スライド基
台3の幅方向への水平移動、機枠5の前後方向への移動
及び昇降基台7の昇降は、それぞれモータ10,11,
12によりボールネジ等を介して行われるようになって
いる。
【0023】固定基台1上には、スピンドル本体8の前
方で被加工物Wを保持するワーク保持装置13が設けら
れている。スピンドル本体8は、機枠5の前後方向への
移動により、該機枠5と共にワーク保持装置13に保持
された被加工物Wに向かって進退自在とされており、加
工時には被加工物Wに向かって前進され、加工の終了後
には同図示のように後退される。
【0024】次に、前記スピンドル本体8の構成を図2
乃至図4を参照して詳説する。
【0025】図2及び図3で、14は前記工具ホルダー
9を先端部に着脱自在に挿着するスピンドル軸、15は
スピンドル軸14の外周部をその略全長にわたって被包
するハウジングであり、スピンドル本体8はハウジング
15を介して前記昇降基台7(図1参照)に取付られ
る。
【0026】スピンドル軸14は、その前部がハウジン
グ15の前部の支軸部16との間で該スピンドル軸14
と同心に軸方向に間隔を存して介装された複数のベアリ
ング17(以下、前部ベアリング17という)を介して
該支軸部16に回動自在に支承され、また、その後部が
ハウジング15の後部の支軸部18との間で該スピンド
ル軸14と同心に介装されたベアリング19(以下、後
部ベアリング19という)を介して該支軸部18に回動
自在に支承されている。
【0027】尚、この場合、スピンドル軸14の前部
は、これに後述するように挿着された筒体51を介して
各前部ベアリング17に支承され、また、スピンドル軸
14の後部は、これに後述するように挿着された流体圧
シリンダ36の外筒37を介して後部ベアリング19に
支承されている。
【0028】スピンドル軸14の中間部に対応するハウ
ジング15の内部には、該スピンドル軸14を回転駆動
するためのスピンドルモータ20が内装されている。こ
のスピンドルモータ20は、スピンドル軸14の中間部
の外周面に一体に回動自在に挿着されたロータ21と、
このロータ21を被包してハウジング15の内周面に固
着されたステータ22と、このステータ22に巻装され
たコイル23とを備え、通常のモータと同様にコイル2
3に通電することにより、ロータ21と一体にスピンド
ル軸14を回転駆動するものである。
【0029】図2及び図3に示すように、スピンドル軸
14の軸心部には、貫通穴24が貫設されており、この
貫通穴24の先端部は、その内部側から先端側に拡径す
るテーパ穴25を形成している。前記工具ホルダー9
は、その後部に、テーパ穴25に対応した形状のテーパ
部26を有しており、このテーパ部26をテーパ穴25
に嵌挿して両者をテーパ嵌合することにより、スピンド
ル軸14の先端部に同心に挿着される。このとき、工具
ホルダー9は、テーパ部26の後端部から貫通穴24の
内部側に同心に突設されたプルスタッド27が以下に説
明するようにスピンドル軸14の内部に設けられたドロ
ーバ28により係止され、これにより、スピンドル軸1
4から抜脱不能とされると共に、該スピンドル軸14と
一体に回動自在とされる。
【0030】前記ドローバ28は、スピンドル軸14の
貫通穴24にその後端部から工具ホルダー9のプルスタ
ッド27に向かって摺動自在に挿入されたロッド状のも
のであり、その先端部には工具ホルダー9の挿着に際し
てプルスタッド27の先端部を嵌挿可能な嵌挿穴29が
形成されている。さらに、ドローバ28の嵌挿穴29の
開口端寄りの周壁部には、その径方向に複数の穴30が
穿設され、これらの穴30にそれぞれ球体31が嵌入さ
れている。各球体31は、各穴30内をドローバ28の
径方向に移動可能とされ、その移動により、嵌挿穴29
の内面側あるいは外面側に出没自在とされている。これ
らの嵌挿穴29及び球体31等により前記工具ホルダー
9を係止するための係止部が構成される。
【0031】すなわち、ドローバ28は、図2の実線示
の位置(後退位置)と仮想線示の位置(前進位置)との
間で摺動自在とされ、その後退位置では、各球体31が
嵌挿穴29の内部側に突出するように、ドローバ28の
先端部の外周面がそのほぼ全体にわたって貫通穴24の
内壁に摺接される。この状態では、嵌挿穴29に嵌挿さ
れたプルスタッド27の先端部は、球体31により抜脱
不能とされる。また、ドローバ28の前進位置において
前記穴30に対向する貫通穴24の内周面には環状溝3
2が形成されており、この前進位置においては、各球体
31は、嵌挿穴29の内部側から各穴30内に埋没し、
且つ環状溝32内に突出可能とされている。この状態で
は、工具ホルダー9のプルスタッド27は、嵌挿穴29
に挿脱自在とされる。
【0032】また、図2及び図3に示すように、スピン
ドル軸14の貫通穴24内には、前記スピンドルモータ
20のロータ21の内側で、ドローバ28に外挿された
コイルスプリング33が収納されている。このコイルス
プリング33は、貫通穴24の前部の内周部に設けられ
たバネ受け部34(図2参照)とドローバ28の後部の
外周部に設けられたバネ受け部35(図3参照)との間
で圧縮され、ドローバ28を前記後退位置側に付勢して
いる。
【0033】従って、工具ホルダー9のスピンドル軸1
4への挿着は、ドローバ28をコイルスプリング33の
付勢力に抗して前記前進位置に移動させた状態で、工具
ホルダー9のテーパ部26をスピンドル軸14のテーパ
穴25に嵌挿すると共に、該工具ホルダー9のプルスタ
ッド27をドローバ28の嵌挿穴29に嵌挿することに
より行われる。そして、その後に、ドローバ28の前進
駆動を解除して、コイルスプリング33の付勢力により
該ドローバ28を前記後退位置に移動させることによ
り、工具ホルダー9のプルスタッド27がドローバ28
の嵌挿穴29内に球体31を介して抜脱不能に係止され
る。
【0034】尚、前記コイルスプリング33は断面角形
に形成されており、ロータ21の内側で貫通穴24の内
周面とドローバ28の外周面との間に螺旋状に延びる流
体通路33aを形成している。
【0035】図3及び図4に示すように、スピンドル本
体8の後部には、上記のように前記ドローバ28を駆動
する(前進させる)ための流体圧シリンダ36が設けら
れている。
【0036】この流体圧シリンダ36は、スピンドル軸
14の後部に同心に設けられた外筒37と、該外筒37
に摺動自在に挿入された筒状のピストン軸38と、該ピ
ストン軸38の中間部の外周面に一体に形成されたピス
トン39とを備え、外筒37はその内部をスピンドル軸
14の貫通穴24に連通させて該スピンドル軸14の後
部に外挿・螺着され、該スピンドル軸14と一体的に連
結されている。
【0037】そして、ピストン軸38は、その先端部が
スピンドル軸14の貫通穴24内に挿入されると共に前
記ドローバ28の後端部に同心に螺着・連結され、該ド
ローバ28と一体にその軸方向に摺動自在とされてい
る。尚、ピストン軸38の後端部は外筒37の内部から
後方に突出されている。
【0038】また、ピストン39は、外筒37の内周面
に形成された環状溝40に摺動自在に内挿され、該環状
溝40内で該ピストン39の前後に互いに隔離された流
体室41,42を形成している。
【0039】かかる流体圧シリンダ36においては、通
常時は、前記コイルスプリング33の付勢力により、ド
ローバ28と一体にピストン軸38及びピストン39が
図3及び図4に示すように後退され、ピストン39が環
状溝40の後壁に当接される。そして、前記コイルスプ
リング33の付勢力に抗しうる流体圧でピストン39の
後方の流体室42に流体を供給すると、その流体圧によ
りピストン39がピストン軸38を介してドローバ28
をその先端側に押圧し、これにより該ドローバ28が前
記前進位置に移動される。
【0040】図2及び図3に示すように、スピンドル軸
14及び流体圧シリンダ36の内部には、スピンドル軸
14に挿着される工具ホルダー9に加工液を供給するた
めの第1加工液供給路43と、該第1加工液供給路43
から分岐されて前記流体圧シリンダ36の流体室42に
接続された第2加工液供給路44とが設けられ、さら
に、これらの加工液供給路43,44の分岐箇所には弁
手段45が設けられている。
【0041】第1加工液供給路43は、前記流体圧シリ
ンダ36のピストン軸38の後端部からドローバ28の
後部にかけてこれらの内部に連続的に形成された後部側
加工液通路46と、該後部側加工液通路46に連通して
前記コイルスプリング33により形成された前記流体通
路33aと、該流体通路33aに連通してドローバ28
の前部の内部に形成された前部側加工液通路47と、該
前部側加工液通路47に連通してスピンドル軸14の前
部の外周面に形成された螺旋溝48とを備える。
【0042】この場合、図2に示すように、螺旋溝48
は、前記前部ベアリング17により支承されるスピンド
ル軸14の前部の外周面に、最後方の前部ベアリング1
7の内輪に対向する位置から最前方の前部ベアリング1
7の内輪に対向する位置にかけて螺旋状に形成され、そ
の先端部及び後端部の位置でスピンドル軸14の外周面
に形成された環状溝49,50に連通されている。そし
て、スピンドル軸14の前部の外周部には、これらの螺
旋溝48及び環状溝49,50を被覆するようにして筒
体51が挿着され、この筒体51を介してスピンドル軸
14の前部が各前部ベアリング17の内輪に軸支されて
いる。尚、筒体51は、焼きばめによりスピンドル軸1
4の外周面に固着され、該スピンドル軸14と一体化さ
れている。
【0043】図3に示すように、前記後部側加工液通路
46は、前記ピストン軸38の後端部から前記ドローバ
28の内部の前記流体通路33aの後端部に対向する位
置にかけてこれらの軸心部に形成され、その先端部がド
ローバ28にその径方向に穿設された複数の連通孔52
を介して流体通路33aの後端部に連通されている。
【0044】尚、図4に示すように、後部側加工液通路
46は、前記流体圧シリンダ36のピストン39の前方
でピストン軸38にその径方向に穿設された連通孔53
を介して前記流体室41に連通されている。この流体室
41には、前記外筒37の後端部から該流体室41に向
かって該外筒37の内部に形成された副加工液通路54
が連通されており、従って、後部側加工液通路46は、
前記連通孔53及び流体室41を介して副加工液通路5
4にも連通されている。この場合、ピストン39の前端
面には、これと同心に環状突起55が突設されており、
ピストン39が前進されて、環状突起55が前記外筒3
7の環状溝40の前壁に当接された時には、該環状突起
55により、連通孔53と副加工液通路54とが遮断さ
れるようになっている。
【0045】図2に示すように、前部側加工液通路47
は、ドローバ28の軸心部に、流体通路33aの先端部
に対向する箇所から前記螺旋溝48の後端部に対向する
箇所にかけて形成され、その後端部がドローバ28にそ
の径方向に穿設された複数の連通孔56を介して流体通
路33aの先端部に連通されている。そして、前部側加
工液通路47の先端部は、その先端部からドローバ28
の外周面にかけてその径方向に穿設された複数の連通孔
57と、これらの連通孔57に連通してスピンドル軸1
4の貫通穴24の内壁に形成された環状溝58と、この
環状溝58と前記スピンドル軸14の環状溝50とを連
通してスピンドル軸14にその径方向に穿設された複数
の連通孔59とを順に介して螺旋溝48の後端部に連通
されている。この場合、環状溝58は、ドローバ28が
前記したように前後に摺動する際にも、連通孔57に連
通し得るように、該ドローバ28の軸方向に延在するも
のとされている。
【0046】尚、前記工具ホルダー9の内部には、これ
に保持される工具9aに加工液を供給するための加工液
通路60が形成されており、この加工液通路60は、工
具ホルダー9のテーパ部26の外周面に形成された環状
溝61に連通されている。そして、スピンドル軸14の
先端部には、前記環状溝49からテーパ穴25の内壁に
かけて斜め前方に向かって連通孔62が穿設されてお
り、この連通孔62は、工具ホルダー9をスピンドル軸
14に挿着した状態で、工具ホルダー9の環状溝61に
連通するようになっている。
【0047】かかる構成の第1加工液供給路43におい
ては、前記ピストン軸38の後端部から後部側加工液通
路46に加工液を供給すると、この加工液は、該加工液
通路46から前記連通孔52、螺旋状の流体通路33
a、連通孔56、前部側加工液通路47、連通孔57、
環状溝58、連通孔59、環状溝50、螺旋溝48、環
状溝49及び連通孔62を順に介して工具ホルダー9の
環状溝61に供給され、さらに該環状溝61から工具ホ
ルダー9の加工液通路60を介して工具9aに供給され
ることとなる。
【0048】また、前記流体圧シリンダ36のピストン
39が前記ドローバ28と共に後退された状態で、前記
副加工液通路54に加工液を供給すると、この加工液は
前記流体室41及び連通孔53を介して第1加工液供給
路43の後部側加工液通路46に供給され、さらに、前
述したように流体通路33a、前部側加工液通路47、
螺旋溝48等を介して工具ホルダー9に供給されること
となる。
【0049】一方、図4に示すように、前記第2加工液
供給路44は、前記流体圧シリンダ36のピストン39
の後方で前記流体室42及び後部側加工液通路46を連
通して前記ピストン軸38にその径方向に穿設された複
数の連通孔63により構成されている。また、同図に示
すように、前記弁手段45は、上記連通孔63の後方で
前記後部側加工液通路46に摺動自在に内挿されたスプ
ールバルブ64を備えるものである。
【0050】スプールバルブ64は、その先端部に底部
64aを有する有底筒状のものであり、その後端部から
中間部にかけて形成された大径部64bが後部側加工液
通路46の内周面に摺接され、スプールバルブ64の先
端部は後部側加工液通路46の内周面と間隔を存して小
径に形成されている。そして、後部側加工液通路46に
おけるスプールバルブ64の上流側の箇所と下流側の箇
所とは、スプールバルブ64の先端部の周壁部にその径
方向に穿設された複数の連通孔65を介して連通されて
いる。また、スプールバルブ64の先端部には、後部側
加工液通路46の内周面との間でスプリング66が外挿
され、このスプリング66は、スプールバルブ64の前
方で後部側加工液通路46の内周面に形成された環状顎
部67とスプールバルブ64の大径部64bの先端面と
の間で圧縮されて、スプールバルブ64を後方に付勢し
ている。
【0051】この場合、スプールバルブ64は、通常時
は、スプリング66の付勢力により図4に実線で示すよ
うに後退されて、その後端部が後部側加工液通路46の
内周面に固着されたスナップリング68に当接して係止
される。また、スプールバルブ64は、スプリング66
の付勢力に抗して先端側に移動された時に、図4に仮想
線で示すように、その先端部が前記環状顎部67にその
全周にわたって当接し、これにより該環状顎部67の位
置で後部側加工液通路46(第1加工液供給路43)を
閉塞するようになっている。
【0052】尚、前記スプールバルブ64に穿設された
前記連通孔65は、後述するようにスプールバルブ64
の上流側に供給される加工液が増圧された際に、その増
圧された液圧がスプールバルブ64の底部64aに作用
するように、十分小さな孔径とされている。
【0053】前記ピストン39の後方の流体室42と後
部側加工液通路46とを連通する前記連通孔63は、前
記環状顎部67とスプールバルブ64との間の位置で設
けられ、スプールバルブ64の移動位置にかかわらず、
スプールバルブ64の上流側の加工液通路46に前記ス
プールバルブ64の連通孔65を介して連通されてい
る。この場合、連通孔63,65は、スプールバルブ6
4がスプリング66の付勢力によりスナップリング68
に当接する位置に後退されている時には、スプールバル
ブ64の軸方向に離間し、スプールバルブ64が環状顎
部67に当接する位置に前進された時には互いに対向す
るようになっている。
【0054】このような第1及び第2加工液供給路4
3,44並びに弁手段45の構成においては、前記ピス
トン軸38の後端部から第1加工液供給路43の後部側
加工液通路46に比較的低圧の加工液を供給すると、前
記スプールバルブ64はスプリング66の付勢力により
後退された状態に維持される。従って、前述したよう
に、後部側加工液通路46におけるスプールバルブ64
の上流側及び下流側の箇所は連通されており、このた
め、該後部側加工液通路46に供給される加工液は、前
述したように第1加工液供給路43を介して前記工具ホ
ルダー9に供給されることとなる。
【0055】一方、前記ピストン軸38の後端部から後
部側加工液通路46に供給する加工液の液圧を、前記ド
ローバ28及びスプールバルブ64をそれぞれ付勢する
スプリング33,66の付勢力に抗しうる圧力に上昇さ
せると、スプリング66の付勢力に抗してスプールバル
ブ64が前進されて、スプールバルブ64の先端部がが
前記環状顎部67に当接し、これにより、前述したよう
に該環状顎部67の位置で第1加工液供給路43が閉塞
される。そして、この時、スプールバルブ64の連通孔
65及び前記ピストン軸38の連通孔63を介して前記
流体室42に流入する加工液が、その液圧により、前記
コイルスプリング33の付勢力に抗してピストン39を
ピストン軸38と共に前進させ、これにより、前述した
ようにドローバ28が前記前進位置に前進駆動される。
【0056】尚、図2及び図3において、参照符号69
を付したものは各前部ベアリング17にオイルエアを噴
射・供給すべくハウジング15の前部に取付けられた複
数の噴射ノズルであり、参照符号70,71,72を付
したものは、各噴射ノズル69やスピンドルモータ2
0、後部ベアリング19等に外部からオイルエアを供給
し、さらにその供給したオイルエアを外部に排出すべく
ハウジング15に設けられたオイルエア通路である。
【0057】また、図2及び図3において、参照符号7
3を付したものはスピンドルモータ20のステータ22
を冷却すべく該ステータ22を被包してハウジング15
に螺旋状に形成された冷却ジャケットである。
【0058】次に、以上説明したスピンドル本体8の第
1加工液供給路43等に加工液を供給する構成について
図1及び図5を参照して説明する。
【0059】図1及び図5において、74は加工液供給
手段であり、この加工液供給手段74は、加工液の貯液
槽75及びこれに接続されたポンプ76を備えたポンプ
ユニット77と、ポンプユニット77及び前記スピンド
ル本体8の間に配設された複数の加工液供給管78と、
ポンプユニット77からスピンドル本体8に供給される
加工液の液圧を適宜、増圧する増圧手段79とにより構
成される。
【0060】増圧手段79は、図1に示すように、前記
工作機械の機枠5の後方でスライド基台3に立設された
ブラケット80に前記機枠5の移動方向(前後方向)に
向けて固設されたシリンダ筒81と、該シリンダ筒81
に摺動自在に内挿されたピストン82と、該ピストン8
2から機枠5に向かって突設されたロッド83とを備え
ており、ロッド83は、シリンダ筒81の内部からブラ
ケット80を貫通して機枠5に向かって突出されてい
る。
【0061】シリンダ筒81は機枠5と反対側の端部に
底部81aを有する有底筒状のものであり、その内部に
該底部81aとピストン82との間で増圧室84を形成
している。そして、ピストン82は、シリンダ筒81の
底部81aとの間で圧縮されて増圧室84に収納された
スプリング85により、機枠5側に付勢されており、図
5に示すように、通常時は、底部81aから離反する側
(機枠5側)に摺動されている。
【0062】尚、シリンダ筒81の底部81aの中央部
には、増圧室84に連通する連通孔86が穿設され、ま
た、シリンダ筒81の側壁部には、ピストン82が底部
81aから離反する側に摺動された状態で増圧室84に
連通する連通孔87が穿設されている。この場合、連通
孔87は、図5に仮想線で示すように、ピストン82が
スプリング85の付勢力に抗して底部81a側に摺動さ
れた時に該ピストン82により閉塞されるようになって
いる。
【0063】一方、図1に示すように、機枠5の前記ロ
ッド83に対向する箇所には、該ロッド83と同心に収
納孔88が穿設されており、この収納孔88内には、こ
れに収納されたクッションスプリング89によりロッド
82に向かって付勢された押圧体90が摺動自在に内挿
されている。この押圧体90は、前述したように機枠5
がスピンドル本体8と共に被加工物W側から後退された
時に、ロッド83に当接すると共に、機枠5の後退に伴
って該ロッド83及びピストン82をスプリング85の
付勢力に抗してシリンダ筒81の底部81a側に摺動さ
せるようにしている。尚、この時、ピストン82は前記
したようにシリンダ筒81の連通孔87を閉塞する。ま
た、クッションスプリング89の付勢力は、スプリング
85の付勢力よりも十分、大きなものとされている。
【0064】図5において、前記加工液供給管78は、
前記ポンプ76とシリンダ筒81の連通孔87とを連通
・接続する第1供給管78aと、シリンダ筒81の連通
孔86と前記スピンドル本体8の第1加工液供給路43
とを連通・接続する第2供給管78bと、第1供給管7
8aから分岐されて前記スピンドル本体8の副加工液通
路54に連通・接続された副供給管78cとから成る。
【0065】この場合、第2供給管78bは、図3に示
すように前記ピストン軸38の後端部に螺着されたロー
タリジョイント91を介して第1加工液供給路43の後
部側加工液通路46に接続されている。また、副供給管
78cは、図3に示すように前記ハウジング15の後端
部に前記副加工液通路54に連通して形成された加工液
通路92を介して副加工液通路54に接続されている。
【0066】次に、かかる加工液供給手段74の作動を
工作機械の全体的作動と併せて説明する。
【0067】図1において、ワーク保持装置13に保持
された被加工物Wに加工を施す際には、工具ホルダー9
を前記スピンドル本体8のスピンドル軸14に挿着した
状態で、スピンドル本体8が機枠5と共に被加工物Wに
向かって前進される。尚、この場合、スピンドル本体8
は、必要に応じて、昇降基台7と共に適宜、昇降され、
また、機枠5及びスライド基台3と共に適宜、幅方向に
移動される。
【0068】この時、前記増圧手段79にあっては、ロ
ッド83が、機枠5の押圧体90から離反する。このた
め、増圧手段79のピストン82及びロッド83は、ス
プリング85の付勢力により、機枠5側に移動し、これ
に伴って、シリンダ筒81の連通孔87が前述したよう
に増圧室84に連通する。
【0069】そして、被加工物Wの加工時には、スピン
ドル本体8のスピンドル軸14が前記スピンドルモータ
20により工具ホルダー9と共に回転駆動され(図2及
び図3参照)、また、ポンプユニット77のポンプ76
が駆動される。
【0070】この時、図5を参照して、前記貯液槽75
内の加工液は、該貯液槽75から、ポンプ76、第1供
給管78a、シリンダ筒81の連通孔87、増圧室8
4、連通孔86及び第2供給路78bを順に介してスピ
ンドル本体8の第1加工液供給路43の後部側加工液通
路46に供給され、さらに、第1供給管78aから副供
給管78c、スピンドル本体8の副加工液通路54、流
体室41及び連通孔53を順に介して第1加工液供給路
43の後部側加工液通路46に供給される。
【0071】この場合、後部側加工液通路46に供給さ
れる加工液の液圧は比較的低圧なものとされており、こ
のため、前記弁手段45のスプールバルブ64は、スプ
リング66の付勢力により後退されて後部側加工液通路
46を開放した状態に維持する。従って、第1供給管7
8a及び副供給管78cから後部側加工液通路46に供
給される加工液は、前述したように、第1加工液供給路
43を介して前記工具ホルダー9に供給され、さらに工
具9aに供給される。
【0072】尚、かかる加工液の供給において、該加工
液はあらかじめ冷却されており、このため、該加工液が
第1加工液供給路43の前記螺旋状の流体通路33a
(図2及び図3参照)を流動する際に、スピンドルモー
タ20のロータ61が冷却され、また、該加工液が第1
加工液供給路43の前記螺旋溝48(図2参照)を流動
する際に、前記前部ベアリング17が冷却される。さら
に、該加工液によりスピンドル軸14自体も冷却され
る。次いで、図1を参照して、被加工物Wの加工が終了
すると、スピンドル本体8が機枠5と共に被加工物Wか
ら後退される。この時、増圧手段79にあっては、前述
したように、機枠5の押圧体90がロッド83に当接す
ると共に、機枠5の後退に伴って該ロッド83及びピス
トン82がスプリング85の付勢力に抗してシリンダ筒
81の底部81a側に移動され、さらに、シリンダ筒8
1の連通孔87がピストン82により閉塞される。この
ため、増圧室84に供給されていた加工液が増圧され、
この増圧された加工液は、増圧室84から連通孔86及
び第2供給路78bを順に介してスピンドル本体8の第
1加工液供給路43の後部側加工液通路46に供給され
る。
【0073】この時、図5を参照して、後部側加工液通
路46に供給された増圧された加工液は、その液圧によ
り、前記スプールバルブ64をスプリング66の付勢力
に抗して前進させて該スプールバルブ64の先端部を前
記環状顎部67に当接させ、これにより、後部側加工液
通路46を環状顎部67の位置で閉塞する。さらに、こ
の増圧された加工液は、スプールバルブ64の上流側か
ら前記連通孔65,63を介して前記流体室42に流入
すると共に、その液圧により、前記コイルスプリングの
付勢力に抗して、前記ピストン39、ピストン軸38及
びドローバ28を前進駆動する。これにより、ドローバ
28は、前述したように前記前進位置(図2参照)に移
動され、工具ホルダー9がスピンドル軸14に挿脱自在
な状態となる。そして、この状態で工具ホルダー9が適
宜、交換される。
【0074】尚、かかるドローバ28の駆動時には、流
体圧シリンダ36のピストン39の前記環状突起55が
前記外筒37の環状溝40の前壁に当接し、前述したよ
うに、前記副加工液通路54と後部側加工液通路46と
が遮断される。従って、工具ホルダー9への加工液の供
給は停止されることとなる。
【0075】そして、図1において、再び、加工を行う
べく前記機枠5をスピンドル本体8と共に被加工物Wに
向かって前進させると、前記増圧手段79のピストン8
2及びロッド83がスプリング85の付勢力により、シ
リンダ筒81の底部81aから離反する側に移動して、
スピンドル本体8に供給される加工液の増圧が解除され
る。このため、図5を参照して、前記スプールバルブ6
4がスプリング66の付勢力により原位置に復帰される
と共に、前記ピストン39、ピストン軸38及びドロー
バ28がコイルスプリング33の付勢力により原位置に
復帰し、これにより、前述したようにスピンドル軸14
に挿着された工具ホルダー9がドローバ28により係止
される。また、スピンドル本体8に供給される加工液
は、前述したように第1加工液供給路43を介して工具
ホルダー9に供給される。
【0076】このように、本実施例のドローバ駆動装置
においては、ドローバ28を駆動するための流体圧シリ
ンダ36を、専用の油圧装置等を用いずに、工具ホルダ
ー9に供給するための加工液を用いて作動させるように
していると共に、流体圧シリンダ36の駆動のための加
工液の供給と工具ホルダー9への加工液の供給とを該各
加工液の液圧により切り換えるようにしているので、工
具ホルダー9への加工液の供給とドローバ28の駆動と
を効率よく行うことができると共に、スピンドル装置に
必要な流体装置や配管を削減することができ、これらの
構成を簡略なものとすることができる。そして、工具ホ
ルダー9に至る第1加工液供給路43、流体圧シリンダ
36の流体室42に至る第2加工液供給路44、及び弁
手段45をスピンドル軸14及び流体圧シリンダ36の
内部に形成したことによって、これらの構成を比較的簡
略なものとすることができると共に、スピンドル本体8
に接続すべき配管を少ないものとすることができる。
【0077】また、特に、流体圧シリンダ36の外筒3
7をスピンドル軸14と一体的に設けると共に、ピスト
ン39をドローバ28に一体的に連結したことによっ
て、ドローバ28を駆動する際に、前記前部ベアリング
17や後部ベアリング19に加わる荷重を低減すること
ができる。すなわち、図2及び図3を参照して、ドロー
バ28を駆動する(前進させる)際には、流体圧シリン
ダ36の流体室42に供給される加工液の液圧により、
ピストン39、ピストン軸38及びドローバ28が前方
に向かって押圧されると共に、その反力により、外筒3
7がスピンドル軸14と共にこれらを後方に移動させる
側に力を受け、その力は前部ベアリング17や後部ベア
リング19に作用する。
【0078】一方、スピンドル軸14は、ドローバ28
が前方に押圧されることにより、コイルスプリング33
を介して該スピンドル軸14を前方に移動させる側に力
を受け、その力は、前部ベアリング17や後部ベアリン
グ19に作用する。
【0079】従って、前部ベアリング17や後部ベアリ
ング19には、前後方向に互いに逆向きの力が作用する
こととなり、これらの力が打ち消し合う。これにより、
ドローバ28の駆動時に前部ベアリング17や後部ベア
リング19に加わる荷重が低減されて、これらのベアリ
ング17,19が損傷を受けるのが防止される。
【0080】また、本実施例のドローバ駆動装置におい
ては、加工の終了時にスピンドル本体8がこれを支持す
る機枠5と共に被加工物Wから後退されるのに連動させ
て、増圧手段79を作動させ、ドローバ28を駆動する
ようにしているので、効率よく工具ホルダー9の交換を
行うことができる。そして、この場合、増圧手段79の
作動は機枠5の後退動作を利用して行われるので、該増
圧手段79を簡略な構成で効率よく作動させることがで
きる。
【0081】尚、図1を参照して、本実施例では、増圧
手段79のシリンダ筒81等をスライド基台3に設け、
押圧体90等を機枠5に設けたが、これと逆に、シリン
ダ筒81等を機枠5に設け、押圧体90等をスライド基
台3側に設けるようにすることも可能であることはもち
ろんである。
【0082】次に、本発明のドローバの駆動装置の第2
の実施例を図6を参照して説明する。図6はドローバ駆
動装置の模式的システム構成図である。
【0083】図6で、このドローバ駆動装置は、前述の
第1の実施例と同一構成のスピンドル本体8のドローバ
28を駆動するものであり、加工液供給手段の構成のみ
を第1の実施例と異なるものとしたものである。
【0084】同図において、93は本実施例の加工液供
給手段であり、この加工液供給手段93は、前記第1の
実施例と同様に、加工液の貯液槽94及びこれに接続さ
れたポンプ95と、ポンプ95とスピンドル本体8とを
接続する複数の加工液供給管96と、スピンドル本体8
に供給される加工液を増圧する増圧手段97とを備え
る。
【0085】この場合、増圧手段97は、大径の流体室
98及びこれに同心に連通する小径の増圧室99とが内
部に形成されたシリンダ体100を備えている。大径の
流体室98には、ピストン101がその軸方向に摺動自
在に内挿され、このピストン101により流体室98が
一対の流体室98a,98bに区分けされている。そし
て、これらの流体室98a,98bは切換弁102を介
してエア供給機等の流体供給機103に接続されてお
り、切換弁102の切換えにより、いずれか一方の流体
室98a,98bにのみ流体が供給されるようになって
いる。この場合、流体室98aに流体を供給した時に
は、ピストン101が増圧室99から離反する側に移動
し、流体室98bに流体を供給した時には、ピストン1
01が増圧室99に接近する側に移動する。
【0086】また、ピストン101から前記増圧室99
に向かってロッド104が突設され、このロッド104
は増圧室99に摺動自在に内挿されて、ピストン101
と一体に移動自在とされている。これにより、増圧室9
9と流体室98とはロッド104により遮断されてい
る。そして、流体室98と離反する側の増圧室99の端
部には、シリンダ体100の端部に穿設された連通孔1
05が連通され、増圧室99の側部には、シリンダ体1
00の側部に穿設された連通孔106が連通されてい
る。この場合、連通孔106は、ロッド104がその先
端部側に移動された時に、該ロッド104により閉塞さ
れるようになっている。
【0087】前記加工液供給管96は、前記ポンプ95
とシリンダ体100の連通孔106とを連通・接続する
第1供給管96aと、シリンダ体100の連通孔105
と前記スピンドル本体8の第1加工液供給路43とを連
通・接続する第2供給管96bと、第1供給管96aか
ら分岐されて前記スピンドル本体8の副加工液通路54
に連通・接続された副供給管96cとから成る。この場
合、第2供給管96bと第1加工液供給路43との接続
構成、並びに副供給管96cと副加工液通路54との接
続構成は前記第1の実施例と同一である。
【0088】次に、本実施例のドローバの駆動装置の作
動を説明する。
【0089】本実施例では、前記工具ホルダー9(図2
参照)に加工液を供給する際には、前記シリンダ体10
0の流体室98aに流体供給機103から切換弁102
を介して流体が供給される。これにより、前記ピストン
101及びロッド104が増圧室99から離反する方向
に移動されると共に、前記シリンダ体100の連通孔1
06が増圧室99に連通される。
【0090】そして、この状態で、前記ポンプ95が駆
動され、これにより、前記貯液槽94内の加工液が該貯
液槽94からポンプ95、第1供給管96a、シリンダ
体100の連通孔106、増圧室99、連通孔105及
び第2供給管96bを介してスピンドル本体8の第1加
工液供給路43に比較的低圧で供給される。また、これ
と並行して、第1供給管96aから副供給管96cを介
してスピンドル本体8の前記副加工液通路54に比較的
低圧の加工液が供給される。
【0091】これにより、前述の第1の実施例と全く同
様に、加工液が第1加工液供給路43を介して前記工具
ホルダー9に供給される。
【0092】一方、前記ドローバ28を駆動する際に
は、前記シリンダ体100の流体室98bに流体供給機
103から切換弁102を介して流体が供給される。こ
れにより、流体室98bが加圧されて前記ピストン10
1が増圧室99側に移動し、これと共に、ロッド104
が増圧室99内に進入していく。また、前記シリンダ体
100の連通孔106がロッド104により閉塞され
る。
【0093】この時、増圧室99に供給されていた加工
液が加圧され、この加圧された加工液がシリンダ体10
0の連通孔105及び第2供給管96bを介してスピン
ドル本体8の第1加工液供給路43に供給される。これ
により、前述の第1の実施例と全く同様に、スプールバ
ルブ64及び流体圧シリンダ36が作動し、ドローバ2
8が駆動される。
【0094】このように、本実施例のドローバ駆動装置
においても、ドローバ28を駆動するたの流体圧シリン
ダ36が工具ホルダー9に供給するための加工液を用い
て作動され、スピンドル本体8に接続する配管を少ない
ものとしつつ、ドローバ28の駆動と工具ホルダー9へ
の加工液の供給とを効率よく行うことができる。
【0095】尚、本実施例では、増圧手段97を流体供
給機103から流体室98a,98bへの流体の供給に
より作動させるようにしたが、例えば、前記貯液槽94
から前記ポンプ95を介して流体室98a,98bに加
工液を供給することにより増圧手段97を作動させるよ
うにすることも可能である。
【0096】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、流体圧シリンダによりドローバを駆動する際
に、加工時に工具ホルダーに供給される加工液を増圧手
段にり増圧することにより弁手段を作動させて、加工液
供給手段から工具ホルダーへの加工液の供給を遮断する
と共に、該加工液を流体圧シリンダの流体室に供給し、
その加工液の液圧により流体シリンダを作動させてドロ
ーバを駆動するようにしたことによって、スピンドル装
置に必要な流体装置や配管を削減することができ、これ
らの構成を簡略なものとすることができる。
【0097】そして、流体圧シリンダの外筒をスピンド
ル軸に一体的に連結したことによって、ドローバの駆動
時にスピンドル軸を支承するベアリング等に加わる荷重
を低減することができ、該ベアリング等の耐久性を向上
させることができる。
【0098】また、流体圧シリンダのピストンをドロー
バに一体的に連結すると共に、スピンドル軸及び流体圧
シリンダの内部に、工具ホルダーや流体圧シリンダの流
体室への加工液の供給路、並びに、ドローバの駆動時に
流体圧シリンダの流体室にのみ加工液を供給すべく作動
する弁手段を設けたことによって、これらの構成を簡略
なものとすることができると共に、スピンドル装置に接
続すべき配管を削減することができ、スピンドル装置全
体の構成を小型なものとすることができる。
【0099】また、増圧手段による加工液の増圧を、加
工の終了後にスピンドル軸が被加工物から後退するのに
連動させて行うようにしたことによって、ドローバを適
切なタイミングで駆動することができ、工具ホルダーの
交換等を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を適用したスピンドル装置を備え
る工作機械の模式的側面図。
【図2】該スピンドル装置の本体の前部の縦断面図。
【図3】該スピンドル装置の本体の後部の縦断面図。
【図4】図3の要部の部分拡大図。
【図5】本発明のドローバの駆動装置の一例の模式的シ
ステム構成図。
【図6】本発明のドローバの駆動装置の他の例の模式的
システム構成図。
【符号の説明】
9…工具ホルダー、14…スピンドル軸、24…貫通
穴、25…テーパ穴、28…ドローバ、33…コイルス
プリング(付勢手段)、36…流体圧シリンダ、37…
外筒、39…ピストン、42…流体室、43…第1加工
液供給路、44…第2加工液供給路、45…弁手段、7
4…加工液供給手段、79…増圧手段、W…被加工物。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具ホルダーをテーパ嵌合により着脱自在
    に挿着するテーパ穴を先端部に有する回動自在なスピン
    ドル軸と、該スピンドル軸の後端部から前記テーパ穴に
    向かって同心に貫設された貫通穴と、該貫通穴にその後
    端部から前記テーパ穴に向かって移動自在に挿入され、
    該テーパ穴に接近する所定の前進位置に移動された時に
    前記工具ホルダーを前記テーパ穴に挿脱自在に開放し、
    且つ該テーパ穴から離反する所定の後退位置に移動され
    た時に前記テーパ穴に挿着された工具ホルダーを挿脱不
    能に係止する係止部を先端部に有するロッド状のドロー
    バと、前記ドローバを前記後退位置に付勢する付勢手段
    とを備えたスピンドル装置において、前記工具ホルダー
    を前記スピンドル軸から挿脱可能な位置に前記ドローバ
    を移動させるドローバの駆動装置であって、前記スピン
    ドル軸の後部側に該スピンドル軸と同心に設けられ、内
    部に形成された流体室に供給される流体圧によりピスト
    ンを介して前記ドローバを先端部側に押圧して移動させ
    る流体圧シリンダと、前記スピンドル軸に挿着された工
    具ホルダーに加工液を供給すべく前記スピンドル軸の後
    部側から先端部側に向かって該スピンドル軸の内部を通
    って形成された第1加工液供給路と、前記流体圧シリン
    ダのピストンを前記ドローバに押圧する流体室に接続さ
    れた第2加工液供給路と、前記第1及び第2加工液供給
    路に接続された加工液供給手段と、該加工液供給手段に
    備えられ、加工液の液圧を前記ピストンの駆動圧に増圧
    する増圧手段と、該増圧手段により加工液の液圧が増圧
    された時に該加工液を前記第2加工液供給路にのみ連通
    させる弁手段とを備えたことを特徴とするスピンドル装
    置におけるドローバの駆動装置。
  2. 【請求項2】前記流体圧シリンダの外面部を形成する外
    筒が前記スピンドル軸の後端部に一体的に連結され、前
    記ピストンが該外筒に摺動自在に内挿されると共に、前
    記流体室が該外筒の内部に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のスピンドル装置におけるドローバの
    駆動装置。
  3. 【請求項3】前記流体圧シリンダのピストンは、前記ド
    ローバの後端部に一体的に連結され、前記第1加工液供
    給路は、前記流体圧シリンダの後端部から前記ピストン
    の軸心部及びこれに連なる前記ドローバの軸心部を通っ
    て前記スピンドル軸の内部に形成され、前記第2加工液
    供給路は、前記流体圧シリンダの内部で前記第1加工液
    供給路から分岐されて前記流体室に接続され、前記弁手
    段は、前記第1及び第2加工液供給路の分岐箇所に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のスピンドル
    装置におけるドローバの駆動装置。
  4. 【請求項4】前記スピンドル軸は、その先端側で所定の
    位置に支持された被加工物に向かって進退自在に設けら
    れ、前記増圧手段は、前記スピンドル軸が被加工物から
    後退された時にこれに連動して前記加工液を増圧するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスピンドル装置における
    ドローバの駆動装置。
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