JP5343877B2 - 噴射異常検出装置 - Google Patents
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Description
上記課題を解決するため、請求項1及び請求項2に記載の発明は、蓄圧配管に蓄圧された高圧燃料が供給されている燃料噴射弁に対する駆動指令の印加に伴い開閉弁の開放を通じて圧力室内の燃料をリークすることによりニードルをリフトさせて噴射孔から前記高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射する燃料噴射システムの噴射異常の発生を検出する噴射異常検出装置であって、前記燃料噴射弁に供給されている高圧燃料の燃料圧力を検出する燃圧センサを当該燃料噴射弁に設けて、その検出値から前記駆動指令の印加に伴う燃料圧力の圧力変動を監視し、該監視する圧力変動の経時的な推移から前記燃料噴射弁の駆動系を構成する複数の部位を個別に異常判定しつつ噴射異常の発生を検出することを要旨とする。
検出はもとより、燃料噴射弁の駆動系を構成する複数の部位を個別に異常判定することができるようになる。これにより、噴射異常の原因となっている部位の特定が容易となり、ひいては異常診断系としてのその後の対処も容易となる。すなわち、燃料噴射毎に噴射異常の発生検出とその異常を生じさせる部位の個別の異常判定を行なうことから、燃料噴射弁に生じた噴射異常の原因となる個別の部位が早期に特定され、当該異常への迅速な対応が可能となる。
そして、このような噴射異常検出装置は、例えば請求項4に記載のように、前記内燃機関がディーゼル機関であり、前記蓄圧配管がコモンレールである燃料噴射システムに適用して特に有効である。
図1に、内燃機関としての4気筒のディーゼル機関2に適用される燃料噴射システムの構成を模式的に示す。本実施形態の噴射異常検出装置は、この燃料噴射システムにあって、噴射異常の発生を検出するものである。
各燃料噴射弁2a〜2dには、当該燃料噴射弁のアクチュエータとしてのピエゾアクチュエータPZと、供給された高圧燃料の圧力変動を検出する燃圧センサ26とが設けられている。ピエゾアクチュエータPZは、ピエゾ素子が積層された構造を有しており(図2参照)、電圧が印加されて電荷が蓄えられると上下方向に伸長し、蓄えられた電荷が放電されると収縮する特性を有している。そして各燃料噴射弁2a〜2dは、ピエゾアクチュエータPZの伸長または収縮に伴ってその燃料の噴射と停止とが切換えられるようになっている。
制御装置12は、各種制御演算を行うCPU、各種制御演算のためのプログラムおよびデータを保存する記憶装置(ROM、RAM等のメモリ)、入出力回路、電源回路やポンプ駆動回路等の駆動回路を含んだマイクロコンピュータとして構成されている。そして制御装置12に読み込まれた各種センサ類(図示略)の信号に基づいて各種の演算処理を行っている。また本実施形態では、制御装置12には、各燃料噴射弁2a〜2dの燃料の噴射に生じた異常を検出するための噴射異常検出プログラムとともに当該プログラムの実行に必要とされる各種設定値が予め記憶されており、当該プログラムに基づく噴射異常検出が実行される。
図2は、各燃料噴射弁2a〜2dの縦断構造を示す図であり、(a)は燃料噴射以前の状態の断面構造を示す図、(b)は燃料噴射中の状態の断面構造を示す図である。なお、各燃料噴射弁2a〜2dは、それぞれ同様の構造を有していることから、以下では燃料噴射弁2aについてのみ説明することとし、説明の便宜上、必要な場合を除いて各燃料噴射弁2b〜2dについての説明を割愛する。
えている。
すなわち、開閉弁40は、ピエゾアクチュエータPZが収縮すると、図2(a)に示すように、スプリング44の弾性力によりシリンダ室28の入口に当接してこれを封鎖する一方で、連通路27の出口と軸部41とを離間させ同出口を開放させる(開閉弁40の閉鎖)。逆に、開閉弁40は、ピエゾアクチュエータPZが伸長すると、図2(b)に示すように、シリンダ47の押圧によりスプリング44が収縮されてドーム部43がシリンダ室28の入口から離間されてこの入口を開放する一方で、軸部41が連通路27の出口に当接してこの出口を閉鎖する(開閉弁40の開放)。例えばこのように、連通路27の出口が閉鎖された圧力制御室24の燃料圧力は、シリンダ室28の圧力(リーク圧)と略同様の圧力に調整される。
図3(a)〜(e)は、燃料噴射弁の動作例、並びに同実施形態の装置による異常検出態様を示すタイミングチャートである。
31がシート部21Aに着座すると、ノズル室21と噴射孔29との連通が遮断されて、噴射孔29からの燃料噴射が停止される(図3の時刻t7以降)。そして、図3(c)に点線にて示すように、一定期間の過渡的な振動を経た後に圧力P1に維持されるようになる。
ることができる。すなわち、図3(e)に示すように、制御装置12は、時刻t4の動的リーク以降であって時刻t6までに燃料圧力が判定圧力THbまで低下していないとき、ニードルまたは噴射孔の異常検出フラグの信号レベルを、正常を示す「L」から異常を示す「H」に変化させる。
処理を終了する。
(1)燃料噴射システムにおける噴射異常の発生の有無についての検出はもとより、燃料噴射弁2a〜2dの駆動系を構成する複数の部位を個別に異常判定するようにした。これにより、噴射異常の原因となっている部位の特定が容易となり、ひいては異常診断系としてのその後の対処も容易となる。すなわち、燃料噴射毎に噴射異常の発生検出とその異常を生じさせる部位の個別の異常判定を行なうことから、燃料噴射弁2a〜2dに生じた噴射異常の原因となる個別の部位が早期に特定され、当該異常への迅速な対応が可能となる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のような態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、開閉弁40がピエゾアクチュエータPZにより開放される場合について例示した。しかしこれに限らず、開閉弁は、圧力制御室の開閉を行なうことができるものであれば、電磁弁などその他のアクチュエータから構成されたものであってもよい。
Claims (4)
- 蓄圧配管に蓄圧された高圧燃料が供給されている燃料噴射弁に対する駆動指令の印加に伴い開閉弁の開放を通じて圧力室内の燃料をリークすることによりニードルをリフトさせて噴射孔から前記高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射する燃料噴射システムの噴射異常の発生を検出する噴射異常検出装置であって、
前記燃料噴射弁に供給されている高圧燃料の燃料圧力を検出する燃圧センサを当該燃料噴射弁に設けて、その検出値から前記駆動指令の印加に伴う燃料圧力の圧力変動を監視し、該監視する圧力変動の経時的な推移から前記燃料噴射弁の駆動系を構成する複数の部位を個別に異常判定しつつ噴射異常の発生を検出し、
前記監視する圧力変動の経時的な推移から前記燃料のリークに対応する圧力変動が検出されないとき、前記燃料噴射弁の駆動系を構成する複数の部位のうち、前記開閉弁を開放するアクチュエータもしくは該アクチュエータに前記駆動指令を送る駆動回路が異常であるとしてこれを個別に判定する
ことを特徴とする噴射異常検出装置。 - 蓄圧配管に蓄圧された高圧燃料が供給されている燃料噴射弁に対する駆動指令の印加に伴い開閉弁の開放を通じて圧力室内の燃料をリークすることによりニードルをリフトさせて噴射孔から前記高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射する燃料噴射システムの噴射異常の発生を検出する噴射異常検出装置であって、
前記燃料噴射弁に供給されている高圧燃料の燃料圧力を検出する燃圧センサを当該燃料噴射弁に設けて、その検出値から前記駆動指令の印加に伴う燃料圧力の圧力変動を監視し、該監視する圧力変動の経時的な推移から前記燃料噴射弁の駆動系を構成する複数の部位を個別に異常判定しつつ噴射異常の発生を検出し、
前記監視する圧力変動の経時的な推移から前記燃料のリークに対応する圧力変動が検出されてかつ、その後の燃料噴射に対応する圧力変動が検出されないとき、前記燃料噴射弁の駆動系を構成する複数の部位のうち、前記ニードルもしくは前記噴射孔が異常であるとしてこれを個別に判定する
ことを特徴とする噴射異常検出装置。 - 前記内燃機関は多気筒内燃機関であるとともに、前記燃料噴射弁及び前記燃圧センサはそれら全ての気筒に対応して設けられ、前記燃料噴射弁の駆動系を構成する複数の部位の個別の異常判定を伴う前記噴射異常の発生の検出がそれら気筒の別に行われる
請求項1または2に記載の噴射異常検出装置。 - 前記内燃機関がディーゼル機関であり、前記蓄圧配管がコモンレールである
請求項1〜3のいずれか一項に記載の噴射異常検出装置。
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