JP5343670B2 - 時計 - Google Patents

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本発明は、時計に係り、例えばカレンダー機構等が設けられた時計に関する。
従来、日、曜などのカレンダー(暦)情報を小針で表示するアナログ時計において、部品の組込位置を変えるだけで日や曜の表示位置を変更できるものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の時計によれば、曜を表示する曜表示車と、日を表示する日星車(日表示車)とが設けられており、曜表示車が9時位置と10時位置との間で組込位置を変更可能とされ、日星車が3時位置と2時位置との間で組込位置が変更可能とされている。
このような時計では、各表示車の組込位置を変えて表示位置を変更することにより、同一の設計、設備で、時計の文字板上の表示レイアウトのバリエーションを増やすことができる。
国際公開第06/064556号パンフレット
しかしながら、前記特許文献1に記載の時計において、日表示に関しては、日星車を回す日回し車の位置が固定されているため、日星車の組込位置の変更を日回し車との噛み合いを維持する範囲でしか行えず、結果的に3時位置と2時位置との狭い範囲での組込位置の変更しか行えないという問題がある。
一方の曜表示に関しては、曜表示車とこれを回す曜回し車との両方が位置変更可能である。つまり、筒車に対して曜回し車の組込位置を変更でき、これに伴って曜表示車の組込位置も変更可能になっている。
しかし、この時計には、曜表示用の早修正機能が設けられていないため、曜の表示を修正する場合には、時刻修正機能を使用して修正するしかなく、修正操作が煩わしい。反対に、このような時計に早修正機能を持たせると、修正輪列の組込位置によって曜回し車等の組込位置に制約が生じることから、やはり3時位置と2時位置といった狭い範囲での組込位置の変更にとどまってしまう可能性がある。
本発明の目的は、文字板上の複数個所に暦情報などの情報表示を行う時計において、部品の組み込み位置を変更するだけで、表示位置を大きく変更でき、表示の修正も容易に行える時計を提供することにある。
本発明の時計は、第1の情報を表示する第1表示車と、前記第1表示車を回転させる第1回し車と、前記第1表示車での表示を修正する第1修正輪列と、を備え、前記第1表示車、前記第1回し車、および前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込まれる組込部が、各車毎に複数箇所に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、第1表示車に対してのみ複数の組込部が設けられている訳ではなく、第1回し車や第1修正輪列の伝え車に対しても複数の組込部が設けられているので、第1表示車、第1回し車、および第1修正輪列といった第1の車全体の組込位置を変更でき、例えば筒車との噛み合いを維持する範囲で第1回し車の組込位置を変更し、これに伴って第1表示車の組込位置を変更することで、結果として第1表示車の組込位置を大きく変更でき、より多様な仕様を実現できる。また、第1修正輪列の組込位置も同時に変更可能であるから、第1表示車や第1回し車の組込位置変更後も、この第1修正輪列を用いて早修正を良好に行える。
本発明の時計において、第2の情報を表示する第2表示車と、前記第2表示車を回転させる第2回し車と、前記第2表示車での表示を修正する第2修正輪列と、前記第1修正輪列を専用に構成する伝え車と、前記第2修正輪列を専用に構成する伝え車と、前記第1修正輪列および前記第2修正輪列に共通に用いられる伝え車とを備え、前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込まれる複数の組込部としては、少なくとも前記第1修正輪列を専用に構成する伝え車用に設けられていてもよい。
本発明によれば、第1、第2修正輪列で伝え車を共用した場合でも、その共用の伝え車を入れ換えることなく、第1修正輪列を専用に構成する伝え車の組込位置を変更するだけでよいから、構造を簡素化しつつ、早修正を確実に実現できる。
一方、本発明の時計において、第2の情報を表示する第2表示車を備え、前記第2表示車が巻真と共に3時位置に組み込まれ、前記第1表示車が6時位置の組込部または12時位置の組込部に選択的に組み込まれることを特徴とする。
本発明によれば、3時位置と6時位置または12時位置とで異なった情報表示が行えるうえ、巻真が設けられる3時位置を挟んで第1の各車の組込位置が6時位置または12時位置に変更されるので、組込位置の異なる各仕様において、巻真周りでの第1の各車の組込位置が巻真の軸線を中心として線対称に近い構造となり、各車の配置変更を容易に行える。
以上の本発明の時計において、地板と文字板との間には第1層目の空間と第2層目の空間とが設けられ、前記第1層目の空間および第2層目の空間のいずれか一方の空間には、前記第1表示車、前記第1回し車、前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込まれ、他方の空間には、前記第2表示車が組み込まれていることが好ましい。
これに対して、本発明の時計においては、地板と文字板との間には第1層目の空間と第2層目の空間とが設けられ、前記第1層目の空間および第2層目の空間のいずれか一方の空間には、前記第1表示車、前記第1回し車、前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込まれ、他方の空間には、第3の情報を表示する第3表示車が組み込まれていてもよい。
これらの本発明によれば、各層の空間に第1の各車と第2、第3表示車とが分かれて組み込まれ、断面方向に重なって配置されることになるので、時計の平面サイズを小さくでき、時計をコンパクトにできる。
本発明の時計において、前記第3表示車は、前記第1表示車と同軸上に組み込まれていることを特徴とする。
本発明によれば、同じ表示位置に異なる情報を表示でき、表示位置の異なる仕様の時計をより多種にわたって設定できる。
本発明の時計において、前記第3表示車を回転させる第3回し車を備え、前記第3表示車は、前記第1表示車とは異なる位置の軸上に設けられ、前記第3回し車は、前記第1回し車用に設けられた複数の組込部のうち、当該第1回し車が組み込まれた組込部とは異なる組込部に組み込まれることを特徴とする。
本発明によれば、本来第1回し車用に設けられた複数の組込部において、第1回し車が組み込まれない組込部に対して第3回し車を組み込むことで、第3回し車専用の組込部を設ける必要がなくなるため、表示する情報の種類が増えても、組込部を有効に利用できて時計のサイズが平面的に大きくなるのを抑制できる。
または、本発明の時計において、前記第3表示車を回転させる第3回し車を備え、前記第3回し車は、前記第1回し車用に設けられた複数の組込部のうちの1つに組み込まれているとともに、前記第1回し車を兼用していることを特徴とする。
本発明によれば、第1表示車と第3表示車とを同じ回転周期(減速比)で回転させる場合に、第1、第3表示車を1つの共有な回し車で回転させることができ、部品点数を低減できる。
本発明の時計において、前記第3表示車の表示を修正する修正レバーと、前記修正レバーのレバー操作を行う操作ボタンとを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、第3表示車の表示を巻真とは関係なく、操作ボタンにより修正レバーを介して修正できるため、第3表示車の組込位置を巻真に影響されずに組み込むことができて設計の自由度を大きくでき、また、より多くの情報表示を実現できる。
本発明の時計において、回転錘、回転錘の回転によって駆動される発電機、発電機で発電されたエネルギーによって駆動される制御回路、制御回路からのパルス信号によって動作するステッピングモーターを備えた充電式の電子時計であることを特徴とする。
充電式時計は、1次電池を使用した一般的な電子時計とは異なって、充電量が不足すると停止してしまうため、表示の修正を一般的な電子時計よりも多くの頻度で行うことが予想される。従って、第1修正輪列を備えている本発明の時計では、第1表示車の表示を修正する場合でも、迅速に修正でき、利便性に優れている。
本発明によれば、表示車、これを回す回し車、および早修正用の修正輪列に関してそれぞれ、複数の組込部が用意されているので、文字板上での表示位置を大きく変更でき、かつ表示の修正をも容易に行えるという効果がある。
本発明の第1実施形態に係る時計の文字板上での表示形態を竜頭と共に示す平面図。 時計の輪列構造の一部を模式的に示す平面図。 前記輪列の組込位置を説明するための斜視図。 時計の要部を示す断面図。 時計の別の要部を示す断面図。 時計のさらに別の要部を示す断面図。 時計の輪列を組み替えた際の表示形態を示す平面図。 本発明の第2実施形態に係る時計の文字板上での表示形態を竜頭と共に示す平面図。 第2実施形態での時計の輪列構造の一部を模式的に示す平面図。 第2実施形態での時計の要部を示す断面図。 第2実施形態での時計の輪列を組み替えた際の表示形態を示す平面図。 本発明の第1変形例示す平面図。 本発明の第2変形例示す平面図。 本発明の第3変形例示す平面図。 本発明の第4変形例示す平面図。 本発明の第5変形例示す平面図。 本発明の第6変形例示す平面図。 本発明の第7変形例示す平面図。 本発明の第8変形例示す平面図。
〔第1実施形態〕
(1.表示部分の全体説明)
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る時計1の文字板2上での表示形態を竜頭3と共に示す平面図である。図2は、時計1の輪列構造の一部を模式的に示す平面図である。図3は、図2に示す輪列の組込位置を説明するための斜視図である。図4ないし図6は、時計1のそれぞれ異なる位置での断面図である。
図1において、時計1の文字板2には、その周縁にそって時刻表示用の目盛り4が設けられている。文字板2の中心位置には、目盛り4の指示により時刻を表示する秒針5、分針6、および時針7が同軸上に配置されている。
また、文字板2の3時位置(竜頭3が設けられている方向)には、日付を表示する日表示部8が設けられ、日表示部8の中心には日表示針9が設けられている。文字板2の6時位置には、曜を表示する曜表示部11および24時間時刻を表示する24時表示部12が同心円上(曜が内側、24時が外側)に配置され、これらの中心位置には曜表示針13および24時表示針14が同軸上に設けられている。
ここで、本実施形態の時計1は、地板15(図4ないし図6)に対して図示略の裏蓋側に配置された回転錘、回転錘の回転によって駆動される発電機、発電機で発電されたエネルギーによって駆動される制御回路、制御回路からのパルス信号によって動作するステッピングモーターを有した充電式のアナログ電子時計である。充電式の電子時計のそれらの構成は既知であるため、ここでの詳細な図示および説明を省略する。ただし、本発明の時計としては、充電式の電子時計に限定されず、機械時計、電子制御式機械時計、その他一般的な電池式の電子時計にも適用できる。
このような時計1も一般的な電子時計と同様、ステッピングモーターで駆動される図示略の五番車、五番車と噛合する四番車16(図4、図5)、四番車16と噛合する三番車、三番車と噛合し、四番車16の回転が1/60に減速されて伝達される二番車17(図4、図5)、二番車17と噛合する日の裏車、日の裏車と噛合し、二番車17の回転が1/12に減速されて伝達される筒車18を備えており、四番車16に秒針5が取り付けられ、二番車17に分針6が取り付けられ、筒車18に時針7が取り付けられる。
(2.小針表示の説明)
以下には、図2に基づき、日表示、曜表示、および24時表示について説明する。
図2において、ステッピングモーターで間接的に駆動される筒車18には、第2回し車としての日回し車21が噛合している。日回し車21は、筒車18に対して1/2に減速され、1日で1回転する。日回し車21には日送り爪22が設けられており、この日送り爪22により3時位置に配置された第2表示車としての日星車23が送られる。日星車23には31枚の歯が形成され、回転軸には日表示針9が取り付けられる。日送り爪22によって1日1歯送られる日星車23は31日で1回転し、日表示針9が日表示部8にて31日分の日付を表示することになる。日星車23には位置規制用の日ジャンパー24が係合している。
一方、筒車18には、第1回し車としての曜回し車31が噛合している。曜回し車31も筒車18に対して1/2に減速され、1日で1回転する。曜回し車31には一対の曜送り爪32が設けられており、この曜送り爪32により6時位置に配置された第1表示車としての曜表示車33が送られる。曜表示車33には14枚の歯が形成され、回転軸には曜表示針13が取り付けられる。一対の曜送り爪32によって1日2歯送られる曜表示車33は7日で1回転し、曜表示部11にて曜表示針13が月曜から日曜の1週間分の曜を表示することになる。曜表示車33には曜ジャンパー34が係合している。
他方、筒車18にはさらに、24時中間車41が噛合している。24時中間車41には第3表示車としての24時表示車42が噛合し、筒車18の回転が1/2に減速されて24時表示車42に伝達される。従って、24時表示車42も1日で1回転する。24時表示車42の回転軸には24時表示針14が取り付けられ、24時表示部12にて1日を24時間で表示する。
そして、時計1には、日および曜の表示を修正する早修正機能としてカレンダー修正輪列50が設けられている。カレンダー修正輪列50は、小鉄車63(図5)と一体に設けられたカレンダー修正伝え車51、カレンダー修正伝え車51と噛合する第2カレンダー修正伝え車52、第2カレンダー修正伝え車52と噛合する揺動自在な第3カレンダー修正伝え車53、第3カレンダー修正伝え車53と噛合する日修正伝え車54、同じく第3カレンダー修正伝え車53と噛合する曜修正伝え車55、曜修正伝え車55と噛合する第2曜修正伝え車56で構成されている。
このうち、日修正伝え車54は日星車23と噛合しており、カレンダー修正伝え車51、第2カレンダー修正伝え車52、第3カレンダー修正伝え車53、および日修正伝え車54にて第2修正輪列としての日修正輪列57が構成される。
また、第2曜修正伝え車56は曜回し車33と噛合しており、カレンダー修正伝え車51、第2カレンダー修正伝え車52、第3カレンダー修正伝え車53、曜修正伝え車55、および第2曜修正伝え車56にて第1修正輪列としての曜修正輪列58が構成される。
そして、カレンダー修正伝え車51、第2カレンダー修正伝え車52、および第3カレンダー修正伝え車53が日修正輪列57と曜修正輪列58とで共通な伝え車である。日修正伝え車54が日修正輪列57を専用に構成する伝え車であり、曜修正伝え車55および第2曜修正伝え車56が曜修正輪列58を専用に構成する伝え車である。
(3.表示の修正)
竜頭3を操作して0段位置から1段目の位置に段引きし、一方の順方向に回転させると、この回転が巻真61(図5)、つづみ車62、小鉄車63、カレンダー修正伝え車51、第2カレンダー修正伝え車52、および第3カレンダー修正伝え車53に伝達され、この第3カレンダー修正伝え車53が図2中の右方向に回転する。第3カレンダー修正伝え車53が右回転すると、該第3カレンダー修正伝え車53と日修正伝え車54とが噛合し、回転がこれらを介して日星車23に伝達され、日表示針9を回転させる。よって、1段引きされた竜頭3を一方向に回転操作することで、日ジャンパー24を越えて日星車23が回転し、日表示針9による日表示が修正される。
以上に対して、1段引きされた竜頭3を他方の逆方向に回転させると、この回転が巻真61、つづみ車62、小鉄車63、カレンダー修正伝え車51、第2カレンダー修正伝え車52、および第3カレンダー修正伝え車53に伝達され、この第3カレンダー修正伝え車53が図2中の左方向に回転する。第3カレンダー修正伝え車53が左回転すると、該第3カレンダー修正伝え車53が下方に揺動して曜修正伝え車55に噛合し、回転がこれらを介して第2曜修正伝え車56および曜表示車33に伝達され、曜ジャンパー34を越えて曜表示車33が回ることで、曜表示針13による表示が修正される。
なお、時刻修正については、一般的な電子時計と同じである。つまり、竜頭3を操作して2段目の位置に段引きすると、おしどりの動作により切換レバーが移動し、小鉄車63が図示しない第1日の裏中間車に噛合する。竜頭3の回転は、巻真61、つづみ車62、小鉄車63、第1日の裏中間車を介して第2日の裏中間車に伝達される。この第2日の裏中間車は日の裏車に噛合している。従って、竜頭3の回転は最終的に、日の裏車を介して二番車17および筒車18に伝達され、分針6および時針7による時刻表示が修正され、また、同時に筒車から24時中間車41を介して24時表示車42に回転が伝達され、24時表示針14による時刻表示が修正される。
(4.部品の組込位置の説明)
図3において、地板15の文字板2(図4)側には、座部材としての合成樹脂製のカレンダー下座70が取り付けられる。なお、図3では、巻真61が設けられている3時位置が図中の下方に位置している。カレンダー下座70には、各部品の配置スペースが部品の外形形状に合わせて設けられている。
代表的な部品について具体的に説明すると、カレンダー下座70の上面には、日回し車21が組み込まれる日回し組込部71、曜回し車31が組み込まれる第1の曜回し組込部72、曜表示車33が組み込まれる第1の曜表示組込部73、カレンダー修正伝え車51が組み込まれるカレンダー修正組込部74、第2カレンダー修正伝え車52が組み込まれる第2カレンダー修正組込部75、第3カレンダー修正伝え車53が組み込まれる第1の第3カレンダー修正組込部76、日修正伝え車54が組み込まれる日修正組込部77、曜修正伝え車55が組み込まれる第1の曜修正組込部78、第2曜修正伝え車56が組み込まれる第1の第2曜修正組込部79が設けられている。
これらの第1の組込部71〜79には、各車21,31,33,51,52,53,54,55,56の回転中心形状に応じた回転軸孔71A,72A,73A,74A,76A,78A、あるいは回転軸75A,77A,79Aが設けられている(図4ないし図6参照)。ここで、曜表示車33が組み込まれる第1の曜表示組込部73の回転軸孔73Aは、曜表示車33の回転軸の軸径より大きい径寸法に形成され、曜表示車33の組み込み時に曜表示車33の回転軸を案内する案内孔として利用されるものであり、実際には、曜表示車33は、第1板部材91の回転軸孔91Bにより保持される。なお、曜表示車33の回転軸が回転軸孔73Aに保持されるものであってもよく、回転軸孔73A,91Bの双方により保持されるものであってもよい。
加えてカレンダー下座70の上面には、第2の曜回し組込部81、第2の曜表示組込部82、第2の第3カレンダー修正組込部83、第2の曜修正組込部84、第2の第2曜修正組込部85が設けられている。各組込部81〜85にも、組み込まれる車の回転中心形状に応じた回転軸孔81A,82A,83A,84Aおよび回転軸85Aが設けられている。ここで、第2の曜表示組込部82は、12時位置に設けられている。また、回転軸孔82Aについても、上記回転軸孔73Aと同様に、曜表示車33の回転軸の軸径より大きい径寸法に形成され、曜表示車33の組み込み時に曜表示車33の回転軸を案内する案内孔として利用され、実際には、第1板部材91の回転軸孔91D(図10参照)により保持される。なお、これについても、上記回転軸孔73Aと同様に、曜表示車33の回転軸が回転軸孔82Aに保持されるものであってもよく、回転軸孔82A,91Dの双方により保持されるものであってもよい。
曜回し車31は、第1の曜回し組込部72に組み込まれる代わりに、第2の曜回し組込部81に組込可能である。曜表示車33は、第1の曜表示組込部73に組み込まれる代わりに、第2の曜表示組込部82に組込可能である。曜修正伝え車55は、第1の曜修正組込部78に組み込まれる代わりに、第2の曜修正組込部84に組込可能である。第2曜修正伝え車56は、第1の第2曜修正組込部79に組み込まれる代わりに、第2の第2曜修正組込部85に組込可能である。
このように、本実施形態において曜に関しては、曜表示を行うための曜回し車31、曜表示車33、および曜修正のための曜修正輪列58を構成する曜修正伝え車55、第2曜修正伝え車56の全てが、第1の組込部72,73,78,79および第2の組込部81,82,84,85のいずれかを選択して組み込むことが可能である。
そして、各車31,33,55,56が第2の組込部81,82,84,85に組み込まれるとき、第2の第3カレンダー修正組込部83には、もう一つの第3カレンダー修正伝え車53が新たに組み込まれる。結果として第1,第2の第3カレンダー修正組込部76,83の両方に第3カレンダー修正伝え車53が組み込まれるのである。これは、日修正伝え車54の組込位置を変えない本実施形態では、日表示を修正するために第1の第3カレンダー修正組込部56に組み込まれる第3カレンダー修正伝え車53が必要なためである。各車31,33,53,55,56を第2の組込部81,82,83,84,85に組み込んだ状態を図2に2点鎖線で示してある。
また、この際には、第1の第3カレンダー修正組込部76に設けられる回転軸孔76A(図2、図6)が、第3カレンダー修正伝え車53を揺動させる必要性から長孔であったのに対して、第2の第3カレンダー修正組込部83に設けられる回転軸孔83Aは長孔ではなく、真円である。この代わりに第2の曜修正組込部84に設けられる回転軸孔84Aが長孔とされ、ここに組み込まれる曜修正伝え車55が揺動することになる。第2の第3カレンダー修正組込部83に組み込まれる第3カレンダー修正伝え車53を揺動可能に設けたのでは、第2カレンダー修正伝え車52の回転により揺動する第3カレンダー修正伝え車53の揺動方向が逆方向になってしまい、曜修正時の竜頭3の回転が曜修正輪列58に正しく伝達されないからである。
以上の構成により、各車31,33,55,56を第1の組込部72,73,78,79に組み込むことで、図1に示すように、曜表示部11が6時位置に設けられるようになる。また、各車31,33,55,56を第2の組込部81,82,84,85に組み込み、さらに第2の第3カレンダー修正組込部83にも、別の第3カレンダー修正伝え車53を組み込むことで、図7に示すように、曜表示部11が6時位置から径方向の反対側に大きく離れた12時位置に設けられることになる。
(5.断面構造の説明)
図4において、地板15の図中の上側には前記カレンダー下座70が設けられ、カレンダー下座70の上側には金属製の第1板部材91が設けられている。第1板部材91の上部には合成樹脂製のカレンダースペーサー92が設けられ、カレンダースペーサー92の上部には金属製の第2板部材93が設けられている。カレンダー下座70は、第1板部材91の高さ決めを行う部品であり、カレンダースペーサー92は第2板部材93の高さ決めを行う部品である。カレンダー下座70を挟む地板15と第1板部材91との間の空間により第1層目の空間が形成され、カレンダースペーサー92を挟む第1、第2板部材91,93間の空間により第2層目の空間が形成されている。
第1層目の空間には、日回し車21、曜回し車31、曜表示車33、カレンダー修正伝え車51、第2カレンダー修正伝え車52、第3カレンダー修正伝え車53、日修正伝え車54、曜修正伝え車55、および第2曜修正車56が配置されている。つまり図2で示した組込位置が変更可能な車31,33,55,56は全て第1層目の空間内に配置され、この空間内で組込位置が変更される。そして、各車31,33,51,52,53,54,55,56のスラスト方向のがたであるあがき量が第1板部材91で規定されている。なお、詳細な図示を省略するが、第1板部材91には、前述した日ジャンパー24、曜ジャンパー34等が一体に形成されている。
第2層目の空間には、日星車23、24時中間車41、24時表示車42が配置されている。ここで、第1層目の空間に配置された日回し車21の日送り爪22は、第1板部材91に設けられた開口部91Aから第2層目の空間内に臨んでおり、第2層目の空間内に配置された第1板部材91の歯を送るようになっている。また、第2層目の空間に配置された24時表示車42は、カレンダースペーサー92の回転軸孔92Aで案内されている。すなわち第1層目の空間に配置されて、第1板部材91の回転軸孔91Bで案内されている曜表示車33に対し、同軸上にある24時表示車42が独立して案内されることになる。また、24時表示車42および日星車23のあがき量は、このカレンダースペーサー92によって規定され、24時中間車41のあがき量は、第2板部材93によって規定される。
以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果がある。
すなわち、時計1では、曜表示車33に対してのみ第1、第2の曜表示組込部73,82が設けられている訳ではなく、曜回し車31や曜修正輪列58を構成する曜修正伝え車55、第2曜修正伝え車56に対しても第1、第2の組込部72,78,79,81,84,85が設けられているので、曜表示に関する車31,33,55,56全体の組込位置を変更でき、結果として曜表示車33の組込位置を、図1に示す6時位置と図7に示す12時位置とに大きく変更でき、より多様な仕様を実現できる。また、曜修正輪列58の組込位置も同時に変更可能であるから、曜表示車33および曜回し車31の組込位置変更後も、この曜修正輪列58を用いて曜表示の早修正を良好にできる。
また、時計1では、曜修正輪列58と日修正輪列57とでカレンダー修正伝え車51、第2カレンダー修正伝え車52、第3カレンダー修正伝え車53が共通に用いられているが、これらの共用の伝え車51,52,53を入れ換えることなく、曜修正輪列58を専用に構成する曜修正伝え車55および第2曜修正伝え車56の組込位置を変更するだけで曜修正輪列58として機能させることができ、構造を簡素化しつつ、早修正を確実に実現できる。
さらに、時計1では、3時位置で日表示が行われ、6時位置または12時位置で曜表示が行われることにより、巻真61が設けられる3時位置を挟んで曜表示に関する各車31,33,55,56の組込位置が6時位置または12時位置に変更されるので、組込位置の異なる各仕様において、巻真61周りでの各車31,33,55,56の組込位置を巻真61の軸線を中心として線対称に近い構造にでき、各車31,33,55,56の配置変更を容易にできる。
そして、曜表示を行う曜表示車33が第1層目の空間に組み込まれ、日表示を行う日星車23および24時を表示する24時表示車42が第2層目の空間に分かれて組み込まれ、各層間で断面方向に重なって配置されているので、時計1の平面サイズを小さくでき、時計1全体をコンパクトにできる。
また、曜表示車33と24時表示車42とは同軸上に組み込まれているから、同じ6時の表示位置に曜と24時とを表示でき、個別に分けて表示する場合に加えて、表示位置の異なる仕様の時計1をより多種にわたって設定できる。
しかも、組込位置が変更可能な曜表示に関する車31,33,55,56が第1層目の空間に配置され、日星車23や曜表示車33と同軸上にある24時表示車42が第2層目の空間に配置されているので、曜表示を12時位置側で行うために各車31,33,55,56を第2の組込部81,82,84,85に組み込んだ仕様の場合でも、日星車23を3時位置に設けておくことが可能であり、24時表示車42をそのまま6時位置に設けておくことが可能である。
そして、24時表示車42は日星車23と同様に、曜表示用の各車31,33,55,56とは、層の異なる空間に配置されているので、層間での干渉がなく、各車21,23,31,33,42,55,56を重ねて配置できて、やはり平面サイズを小さくできる。
さらに、曜表示車33および24時表示車42が同軸上に配置されていても、曜表示車33が第1板部材91に案内され、24時表示車42がカレンダースペーサー92に案内されているので、互いに干渉することがなく、曜表示車33の駆動による24時表示車42のピク付きを防止できる。
時計1は、1次電池を使用した一般的な電子時計とは異なって、充電量が不足すると停止してしまう充電式の電子時計であるため、曜修正などを一般的な電子時計よりも多くの頻度で行うことが予想される。従って、曜表示修正用の早修正機構である曜修正輪列58を備えている時計1では、曜表示車33の表示を修正する場合でも、迅速に修正でき、利便性に優れている。
〔第2実施形態〕
図8は、本発明の第2実施形態に係る時計1の文字板2上での表示形態を竜頭3と共に示す平面図である。図9は、時計1の輪列構造の一部を模式的に示す平面図である。図10は、時計1の断面図である。なお、図8ないし図10において、前記第1実施形態で説明した構成部品と同じかまた同一機能部品については、第1実施形態と同じ符号を付してここでの説明を省略または簡略化する。
図8において、文字板2の12時位置には月齢表示部101が設けられている。図9に示すように、筒車18には第1実施形態とは異なる別の第3回し車として月齢回し車102が噛合しており、筒車18の回転が1/2減速される。このため、月齢回し車102は、1日に1回転する。月齢回し車102には月齢送り爪103が設けられている。この月齢送り爪103により、12時位置に配置された月齢表示車104が第1実施形態とは別の第3表示車として1日に1歯送られる。月齢表示車104には59枚の歯が形成されており、半周で29.5日の月齢周期を表現するように月を模した円形の図柄が施されている。このような月模様は月齢表示部101(文字板2)に設けられた開口部101Aを利用して満ち欠けが表現されるようになっている。
図10において、月齢回し車102はカレンダー下座70の第2の曜回し組込部81(図3をも参照)に組み込まれ、月齢表示車104はカレンダースペーサー92上の回転軸92Bに案内されて組み込まれる。月齢回し車102は第1層目の空間に組み込まれるが、月齢回し車102の月齢送り爪103は、第1板部材91およびカレンダースペーサー92の各開口部91C,92Cから第2層目の空間、具体的にはカレンダースペーサー92上に設けられた月齢表示組込部105に臨み、月齢表示車104の歯を送る。また、月齢表示車104には、位置規制用の月齢ジャンパー106が係合している。月齢ジャンパー106は、第2板部材93に一体に設けられている。
第1板部材91上には、図9に示す修正レバーとしての月齢修正レバー107が回動自在に設けられる。月齢修正レバー107には、月齢表示車104の歯に当接される先端部108が設けられ、一体のバネ部109により月齢表示車104から離間する方向に付勢されている。月齢修正レバー107の基端側には押圧部110が設けられ、この押圧部110が10時位置に設けられる図示略の操作ボタンにより外部から押圧される。このような月齢修正レバー107は、回動中心111を中心として回動する。
月齢表示を修正する場合には、操作ボタンを押圧操作して月齢修正レバー107の押圧部110を押圧する。すると月齢修正レバー107がバネ部109のバネ力に抗して回動し、その先端部108が月齢表示車104の歯を送り、月齢ジャンパー106を越えて月齢表示車104を回動させる。以上により、月齢表示車104による月齢表示が修正される。
図9の2点鎖線は、各車31,33,53,55,56を第2の組込部81,82,83,84,85に組み込んだ場合が示されている。この場合、カレンダースペーサー92の月齢表示組込部105に組み込まれる月齢表示車104と、カレンダー下座70の第2の曜表示組込部82に組み込まれる曜表示車33とは、図10にも示すように、12時位置で同軸上に位置することになる。すなわち、文字板2では、図11に示すように、12時位置に曜表示部11および月齢表示部101が同心円上に設けられる。しかし、曜表示車33は依然、第1層目の空間に組み込まれ、月齢表示車104が第2層目の空間に組み込まれているので、互いの動作が干渉し合うことはない。
また、曜表示部11および月齢表示部101が共に12時位置に設けられる仕様では、第2の曜回し組込部81に組み込まれる回し車には、図示を省略するが、曜表示車33を送る曜送り爪と、月齢表示車104を送る月齢送り爪とが並設されることになる。つまりり、そのような構造を有した回し車が、曜回し車31および月齢回し車102の代わりに用いられる。
以上の本実施形態では、第1実施形態と略同様な効果が得られるうえ、以下の効果がある。
すなわち、曜表示を6時位置で行う仕様の場合には、本来曜回し車31用に設けられた第2の曜回し組込部81において、月齢回し車102を組み込むことで、月齢回し車102専用の組込部を設けなくとも12時位置に月齢を表示できる。従って、第1実施形態に比して表示させる情報の種類が増えても、第2の曜回し組込部81を有効に利用できて時計1のサイズが平面的に大きくなるのを抑制できる。
また、曜表示を月齢表示と併せて12時位置に表示させる場合には、曜表示車33も月齢表示車104も、1日に1歯送られる車であることから、各車33,104を1つの共有な回し車で回転させることができ、部品点数を低減できる。
本実施形態では、月齢修正レバー107が設けられており、月齢表示が操作ボタンにより月齢修正レバー107を介して修正されるため、月齢表示車104と巻真61とをつなぐ修正輪列を設ける必要がなく、月齢表示車104を巻真61に影響されずに組み込むことができて設計の自由度を大きくでき、また、より多くの情報表示を実現できる。
なお、本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、以下に示す変形例も含むものである。
図12ないし図19には、第1ないし第8変形例として、前記第1、第2実施形態とは表示形態の異なる仕様の時計が示されている。
図12,13(第1、第2変形例)では、第1実施形態の時計1から24時表示に関する構成を省き、3時位置に日表示部8を設け、6時位置または12時位置に曜表示部11選択的に設けた場合が示されている。
図14,15(第3、第4変形例)では、24時表示部12を9時位置に設けた例が示されている。他の構成は第1実施形態と同じである。図14,15に示す表示形態の場合でも、第1実施形態と同様、曜表示に関する各車を第1層目の空間に組み込み、24時表示に関する各車を第2層目の空間に組み込むことで、そのような表示形態を有した仕様を設定できる。
図16,17(第5、第6変形例)では、24時表示部12を9時位置に設けたこと以外は、第2実施形態と同じである。図16,17に示す表示形態の場合でも、第2実施形態と同様、曜表示に関する各車を第1層目の空間に組み込み、24時表示に関する各車を第2層目の空間に組み込むことで、そのような表示形態を有した仕様を設定できる。
図18,19(第7、第8変形例)にはそれぞれ、第1、第2実施形態での24時表示を24時表示針14を用いずに行った例が示されている。図19の場合では、24時表示部12が円形に設けられ、その外周に曜表示部11が設けられる。24時表示部12(文字板2)には開口部12Aが設けられ、この開口部12Aから24時表示車42を視認可能である。そして、24時表示車には、太陽と月との図柄が半周分ずつ描かれており、午前、午後の判別ができるようになっている。
前記第1実施形態では、3時位置に日表示部8が設けられていたが、このような日表示部8を設けず、曜表示部11のみを組み替え可能に設けた場合でも本発明に含まれる。
その他、図示を省略するが、本発明に係る第1表示車としては、曜を表示する曜表示車33に限定されず、日を表示する日星車23であってもよい。また、減速比を適宜設定することにより、24時表示車などの時情報を表示する表示車や、月齢を針または円盤で表示する月齢表示車を第1表示車としてもよい。
また、組込位置を変更できる箇所としては、6時位置および12時位置に限らず、4時位置および10時位置で変更可能であったり、2時位置および8時位置で変更可能であったりなど、任意である。
1…時計、21…第2回し車である日回し車、23…第2表示車である日星車、33…第1表示車である曜表示車、31…第1回し車である曜回し車、42…第3表示車である24時表示車、51…カレンダー修正伝え車、52…第2カレンダー修正伝え車、53…第3カレンダー修正伝え車、54…日修正伝え車、55…曜修正伝え車、56…第2曜修正伝え達車、57…第2修正輪列である日修正輪列、58…第1修正輪列である曜修正輪列、70…座部材であるカレンダー下座、72…第1の曜回し組込部、73…第1の曜表示組込部、76…第1の第3カレンダー修正組込部、78…第1の曜修正組込部、79…第1の第2曜修正組込部、81…第2の曜回し組込部、82…第2の曜表示組込部、83…第2の第3カレンダー修正組込部、84…第2の曜修正組込部、85…第2の第2曜修正組込部組込部、104…第3表示車である月齢表示車、107…修正レバーである月齢修正レバー。

Claims (8)

  1. 第1の情報を表示する第1表示車と、
    前記第1表示車を回転させる第1回し車と、
    前記第1表示車での表示を修正する第1修正輪列と、を備え、
    前記第1表示車、前記第1回し車、および前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込
    まれる組込部が、各車毎に複数箇所に設けられ、
    第2の情報を表示する第2表示車と、
    前記第2表示車を回転させる第2回し車と、
    前記第2表示車での表示を修正する第2修正輪列と、
    前記第1修正輪列を専用に構成する伝え車と、
    前記第2修正輪列を専用に構成する伝え車と、
    前記第1修正輪列および前記第2修正輪列に共通に用いられる伝え車とを備え、
    前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込まれる複数の組込部としては、少なくとも
    前記第1修正輪列を専用に構成する伝え車用に設けられており、
    地板と文字板との間には第1層目の空間と第2層目の空間とが設けられ、
    前記第1層目の空間および第2層目の空間のいずれか一方の空間には、前記第1表示車、
    前記第1回し車、前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込まれ、他方の空間には、前記第2表示車が組み込まれていることを特徴とする時計。
  2. 第1の情報を表示する第1表示車と、
    前記第1表示車を回転させる第1回し車と、
    前記第1表示車での表示を修正する第1修正輪列と、を備え、
    前記第1表示車、前記第1回し車、および前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込
    まれる組込部が、各車毎に複数箇所に設けられ、
    第2の情報を表示する第2表示車を備え、
    前記第2表示車が巻真と共に3時位置に組み込まれ、
    前記第1表示車が6時位置の組込部または12時位置の組込部に選択的に組み込まれ、
    前記地板と前記文字板との間には前記第1層目の空間と前記第2層目の空間とが設けられ、
    前記第1層目の空間および第2層目の空間のいずれか一方の空間には、前記第1表示車、
    前記第1回し車、前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込まれ、他方の空間には、前記第2表示車が組み込まれていることを特徴とする時計。
  3. 請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の時計において、
    前記第1層目の空間および第2層目の空間のいずれか一方の空間には、前記第1表示車、前記第1回し車、前記第1修正輪列を構成する伝え車が組み込まれ、
    他方の空間には、第3の情報を表示する第3表示車が組み込まれていることを特徴とする時計。
  4. 請求項3に記載の時計において、
    前記第3表示車は、前記第1表示車と同軸上に組み込まれていることを特徴とする時計。
  5. 請求項3に記載の時計において、
    前記第3表示車を回転させる第3回し車を備え、
    前記第3表示車は、前記第1表示車とは異なる位置の軸上に設けられ、
    前記第3回し車は、前記第1回し車用に設けられた複数の組込部のうち、当該第1回し
    車が組み込まれた組込部とは異なる組込部に組み込まれることを特徴とする時計。
  6. 請求項3に記載の時計において、
    前記第3表示車を回転させる第3回し車を備え、
    前記第3回し車は、前記第1回し車用に設けられた複数の組込部のうちの1つに組み込
    まれているとともに、前記第1回し車を兼用していることを特徴とする時計。
  7. 請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の時計において、
    前記第3表示車の表示を修正する修正レバーと、
    前記修正レバーのレバー操作を行う操作ボタンとを備えていることを特徴とする時計。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の時計において、
    回転錘、前記回転錘の回転によって駆動される発電機、
    前記発電機で発電されたエネルギーによって駆動される制御回路、
    前記制御回路からのパルス信号によって動作するステッピングモーターを備えた充電式の電子時計であることを特徴とする時計。
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