JP4646016B2 - 第一日車および第二日車を含むカレンダ機構付き時計 - Google Patents

第一日車および第二日車を含むカレンダ機構付き時計 Download PDF

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Description

本発明は、日付のうちの一の位を表示する第一日車と、日付のうちの十の位を表示する第二日車とを含むカレンダ機構付き時計に関する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。ムーブメントに文字板、針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうちで、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち、文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」又は「ガラス側」又は「文字板側」と称する。地板の両側のうちで、時計ケースの裏蓋のある方の側、すなわち、文字板と反対の側をムーブメントの「表側」又は「裏蓋側」と称する。ムーブメントの「表側」に組み込まれる輪列を「表輪列」と称する。ムーブメントの「裏側」に組み込まれる輪列を「裏輪列」と称する。
以下に、日付のうちの一の位を表示する第一日車と、日付のうちの十の位を表示する第二日車とを含む従来のカレンダ機構付き時計の構成について説明する。
(1)従来の第一タイプのカレンダ機構付き時計
従来の第一タイプのカレンダ機構付き時計は、大型窓を有する文字盤と、1つの「1」の数字と、3組の「1」から「9」および「0」の数字を含む31個の数字を配置し、かつ4本の歯を設けた1の位用回転体(すなわち、第一日車)を備え、さらに、4本の歯を有する10の位用星形板と、「0」、「1」、「2」、「3」の数字を配置した10の位用回転体(すなわち、第二日車)を備えている。1の位用回転体(すなわち、第一日車)が、直接、10の位用回転体(すなわち、第二日車)を回転させている(例えば、特許文献1参照)。
(2)従来の第二タイプのカレンダ機構付き時計
従来の第二タイプのカレンダ機構付き時計は、日付の一の位を表示する第1日板(すなわち、第一日車)と、日付の十の位を表示する第2日板(すなわち、第二日車)と、第1日板を駆動する日送り車と、第1日板に設けられた送り爪と、送り爪に駆動される中間車と、第1日板を送り途中から回転させ安定位置に留める第1躍制レバーと、第2日板を送り途中から回転させ安定位置に留める第2躍制レバーとを含む。第1日板(すなわち、第一日車)には、2組の「1」から「9」および「0」の数字を含む20個の数字が配置されている(例えば、特許文献2参照)。
(3)特許文献のリスト
以下に、上述した従来のカレンダ機構付き時計に関する特許文献のリストを示す。
特許第3390021号公報 特開2000−314779号公報
(1)従来の第一タイプのカレンダ機構付き時計の課題
従来の第一タイプのカレンダ機構付き時計は、「1」の数字と、3組の「1」から「9」および「0」の数字を含む31個の数字を配置した1の位用回転体を備えているので、月末にカレンダ機構を修正しなければならない時は、2月、4月、6月、9月、11月のそれぞれ月末である。すなわち、カレンダ機構を修正しなければならない回数は、年に5回である。しかしながら、従来の第一タイプのカレンダ機構付き時計では、1の位用回転体が、直接、10の位用回転体を回転させるので、1の位用回転体と、10の位用回転体とが同じ回転中心をもつように配置することができなかった。したがって、この構造では、2つの回転体を設計するとき、2つの回転体により日付を表示することができる位置に、制約が生じていた。
(2)従来の第二タイプのカレンダ機構付き時計の課題
従来の第二タイプのカレンダ機構付き時計では、第1日板には、2組の「0」、「1」〜「9」の数字、すなわち、20個の数字が配置されている。したがって、月末にカレンダ機構を修正しなければならない時は、毎月のそれぞれ月末である。すなわち、カレンダ機構を修正しなければならない回数は、年に12回である。
(3)発明の目的
本発明の目的は、日付のうちの一の位を表示する第一日車と、日付のうちの十の位を表示する第二日車とを含むカレンダ機構付き時計において、月末にカレンダ機構を修正しなければならない回数を増すことがない、操作性の良いカレンダ機構付き時計を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、第一日車の回転中心と、第二日車の回転中心を同じ位置に配置して、デザインの制約が少ないカレンダ機構付き時計を提供することにある。
本発明は、2つの日車を含むカレンダ機構付き時計において、日付のうちの一の位を表示する第一日車と、第一日車の回転方向の位置を規正するための第一日ジャンパと、日付のうちの十の位を表示する第二日車と、第二日車の回転方向の位置を規正するための第二日ジャンパと、第一日車の回転に基づいて回転して第二日車を回転させることができる日中間車とを備えるように構成した。このカレンダ機構付き時計では、第一日車は、「1」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」の31個の数字を含む第一日文字表示面を有し、第二日車は、「1」、「2」、「3」、「0」の数字を含む第日文字表示面、又は、「1」、「2」、「3」の数字を含む第二日文字表示面を有することを特徴とする。この構成により、月末にカレンダ機構を修正しなければならない回数を増すことはない操作性の良いカレンダ機構付き時計を実現することができる。
本発明のカレンダ機構付き時計では、第一日車の回転中心と、第二日車の回転中心は同一の位置にあるように配置されるのが好ましい。この構成により、デザインの制約が少ないカレンダ機構付き時計を実現することができる。
さらに、本発明のカレンダ機構付き時計では、第二日文字表示面は、第一日文字表示面よりも文字板に近い位置に配置されるされるのが好ましい。この構成により、日付の表示が見やすく、かつ、デザインの制約が少ないカレンダ機構付き時計を実現することができる。
さらに、本発明のカレンダ機構付き時計では、第一日車は、内歯として形成された31個の第一日車歯部と、内歯として形成された4個のカレンダ桁送り歯とを含み、第一日車歯部は、等しい角度の間隔で形成され、カレンダ桁送り歯は、基準となる第1カレンダ桁送り歯と、第1カレンダ桁送り歯を基準として、第1の方向(例えば、時計回り方向)に(360*2/31)度の間隔で形成された第2カレンダ桁送り歯と、第2カレンダ桁送り歯を基準として、前記第1の方向(例えば、時計回り方向)に(360*/31)度の間隔で形成された第3カレンダ桁送り歯と、第1カレンダ桁送り歯を基準として、前記第1の方向と反対の第2の方向(例えば、反時計回り方向)に(360*10/31)度の間隔で形成された第4カレンダ桁送り歯とからなり、日中間車は、第一日車のカレンダ桁送り歯が回転することにより回転して、第二日車を回転させるように構成されるのが好ましい。
さらに、本発明のカレンダ機構付き時計では、第二日車は、切り欠きを設けた円盤形状の第二日文字表示面を備え、第二日文字表示面は、(360/12)度の間隔で形成された12個の台形部分と、(360/12)度の間隔で形成された12個の切り欠き部とを含み、第二日文字表示面には、「1」の数字と、「2」の数字と、「3」の数字と、「0」の数字からなる数字の組が4組設けられるように構成されるのが好ましい。
さらに、本発明のカレンダ機構付き時計では、第二日車は、外歯として形成された12個の位置決め歯部と、外歯として形成された12個の送り歯とを含み、位置決め歯部は、等しい角度の間隔で形成され、送り歯は、等しい角度の間隔で形成され、位置決め歯部は第二日ジャンパにより規正され、日中間車は送り歯と噛合うように構成されるのが好ましい。この構成により、小型で薄型で、デザインの制約が少ないカレンダ機構付き時計を実現することができる。
本発明のカレンダ機構付き時計は、日付のうちの一の位を表示する第一日車と、日付のうちの十の位を表示する第二日車とを含み、月末にカレンダ機構を修正しなければならない回数を増すことなく、操作性がよい。また、本発明のカレンダ機構付き時計は、第一日車の回転中心と、第二日車の回転中心を同じ位置に配置することができるので、日車を配置する位置に関するデザイン上の制約が非常に少ない。すなわち、本発明により、日付表示の位置に自由度があるカレンダ機構付き時計を実現することができる。
以下に、本発明のカレンダ機構付き時計の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(1)本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施の形態の構造
最初に、本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施の形態について説明する。
(1・1)ムーブメントの全体構成
図1〜図3、図19を参照すると、本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施の形態において、ムーブメント400はアナログ電子時計で構成される。ムーブメント400は、ムーブメント400の基板を構成する地板402と、日車押え502とを含む。文字板404がムーブメント400に取付けられる。文字板404はムーブメント400のガラス側に取付けられる。ムーブメント400において、「表側」とは、地板402の両面のうちで、文字板404から遠い方の側、すなわち、「裏蓋側」を示す。ムーブメント400において、「裏側」とは、地板402の両面のうちで、文字板404に近い方の側、すなわち、「文字板側」を示す。日車押え502は、ムーブメント400において、「裏側」に配置される。巻真410が、地板402に回転可能に組み込まれる。つづみ472が巻真410の回転軸線と同一の回転軸線を有するように配置される。切換装置・規正装置は、巻真410と、規正レバー468と、電池プラス端子662の巻真位置決め部662fとを含む。切換装置は、ムーブメント400において、「表側」に配置される。切換装置は、ムーブメント400において、「裏側」に配置することもできる。
(1・2)ムーブメントの表側の構成
以下に、ムーブメントの表側の構成について説明する。図2、図3、図18を参照すると、ムーブメント400において、時計の動力源を構成する電池440が、地板402の裏蓋側(表側)に配置される。時計の源振を構成する水晶ユニット650が地板402の裏蓋側に配置される。例えば、32,768ヘルツで発振する水晶振動子が、水晶ユニット650に収容されている。水晶振動子の振動に基づいて基準信号を出力する発振部(オシレータ)602と、発振部602の出力信号を分周して、ステップモータの動作の制御を行う分周制御部604と、分周制御部604の出力信号に基づいてステップモータを駆動するモータ駆動信号を出力するモータ駆動部(ドライバ)606とが、集積回路(IC)654に内蔵されている。集積回路654は、例えば、C−MOS又はPLAで構成される。集積回路654をC−MOSで構成した場合には、発振部602と、分周制御部604と、モータ駆動部606とは、集積回路654に内蔵される。集積回路(IC)654をPLAで構成した場合には、発振部602と、分周制御部604と、モータ駆動部606とは、PLAに記憶されているプログラムにより動作するように構成される。
水晶ユニット650と集積回路654とは回路基板610に固定される。回路基板610と、水晶ユニット650と、集積回路654とが回路ブロック612を構成する。回路ブロック612は、地板402の裏蓋側に配置される。さらに、本発明のカレンダ付き時計では、必要に応じて、抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオードなどの外付け素子を用いることができる。電池マイナス端子660は、電池440の陰極と、回路基板610のマイナスパターンを導通させるために設けられる。電池プラス端子662は、電池440の陽極と、回路基板610のプラスパターンを導通させるために設けられる。磁心に巻いたコイルワイヤを含むコイルブロック630と、コイルブロック630の磁心の両端部分と接触するように配置されたステータ632と、ステータ632のロータ穴632cに配置されたロータ磁石634bを含むロータ634とが、地板402の裏蓋側に配置される。コイルブロック630と、ステータ632と、ロータ634とは、ステップモータを構成する。ロータ634の回転により、五番車441が回転するように構成される。五番車441の回転により、四番車442が回転するように構成される。四番車442の回転により、三番車444が回転するように構成される。三番車444の回転により、二番車446が回転するように構成される。二番車446の回転により、日の裏車448が回転するように構成される。日の裏車448の回転により、筒車480が回転するように構成される。
四番車442は1分間に1回転するように構成されている。秒針460が四番車442に取付けられる。二番車446は1時間に1回転するように構成される。分針462が二番車446に取付けられる。スリップ機構が二番車446に設けられる。スリップ機構により、針合わせをするときに、秒針460を停止させた状態で、巻真410を回転させることにより、分針462及び時針464を回転させることができる。巻真410を2段目に引き出して針合わせをするときに、五番車441の歯車部を規正して秒針460の回転を停止させるために、規正レバー468が設けられる。中心パイプ402cが地板402に固定される。中心パイプ402cは地板402の裏蓋側から地板402の文字板側に延びる。二番車446は、中心パイプ402cの穴部の中に回転可能に支持される。四番車442のそろばん玉は、二番車446の穴部の中に回転可能に支持される。輪列受458が、地板402の裏蓋側に配置される。ロータ634の上軸部、五番車441の上軸部、四番車442の上軸部、三番車444の上軸部、日の裏車448の上軸部は、輪列受458に回転可能に支持される。ロータ634の下軸部、五番車441の下軸部、三番車444の下軸部、日の裏車448の下軸部は、地板402に回転可能に支持される。
(1・3)時表示輪列の構成
以下に、時表示輪列の構成について説明する。図1、図3、図18を参照すると、ムーブメント400において、筒車480は筒歯車480aと、日送り歯車480bとを含む。筒車480は12時間に1回転するように構成される。時針464が筒車480に取付けられる。筒車480に取り付けた時針464により、1周が12時間となる「12時制」で「時」を表示する。
(1・4)切換機構、針合わせ機構の構成
以下に、切換機構、針合わせ機構の構成について説明する。図2および図19を参照すると、ムーブメント400において、巻真410が、地板402に回転可能に組み込まれる。巻真410は、先端側から順に形成された先端軸部410aと、第1角部410bと、第1軸部410cと、規正作動軸部410dと、第2軸部410eと、第2角部410fと、第3軸部410gと、第1そろばん玉部410hと、第2そろばん玉部410jと、元軸部410kとを含む。巻真410の先端軸部410aは、地板402の巻真先端穴に対して回転可能なように組み込まれる。巻真410の元軸部410kは、地板402の巻真元穴に対して回転可能なように組み込まれる。第1そろばん玉部410hの外径は、第2そろばん玉部410jの外径より大きいように構成するのがよい。
つづみ472が巻真410の回転軸線と同一の回転軸線を有するように配置される。巻真410が0段目および1段目にあるとき、つづみ車472の連動角穴が巻真410の第1軸部410cに対して回転可能であり、巻真410を回転させてもつづみ車472が回転しないように構成される。巻真410が2段目にあるとき、つづみ車472の連動角穴が巻真410の第1角部410bと嵌め合い、巻真410の回転に基づいてつづみ車472が回転するように構成される。巻真410が0段目にあるとき、電池プラス端子662の巻真位置決め部662fは、元軸部410kと、第2そろばん玉部410jとの間に位置するように構成される。巻真410が1段目にあるとき、電池プラス端子662の巻真位置決め部662fは、第1そろばん玉部410hと、第2そろばん玉部410jとの間に位置するように構成される。巻真410が2段目にあるとき、電池プラス端子662の巻真位置決め部662fは、第1そろばん玉部410hと、第3軸部410gとの間に位置するように構成される。したがって、上記構成の切換装置では、電池プラス端子662の巻真位置決め部662fにより、巻真410を3つの軸線方向の位置(0段目、1段目、2段目)に位置決めすることができる。
巻真410が0段目にあるとき、および、巻真410が1段目にあるとき、規正レバー468は、巻真410の規正作動軸部410dが規正レバー468と接触しないで、五番車441の歯車部を規正しないように構成される。巻真410が2段目にあるとき、巻真410の規正作動軸部410dが規正レバー468と接触して、五番車441の歯車部を規正するように構成される。
第一カレンダ修正車590が巻真410の回転軸線と同一の回転軸線を有するように配置される。巻真410が0段目にあるとき、第一カレンダ修正車590の連動丸穴が巻真410の第3軸部410gに対して回転可能であり、巻真410を回転させても第一カレンダ修正車590が回転しないように構成される。巻真410が1段目にあるとき、第一カレンダ修正車590の連動丸穴が巻真410の第2角部410fと嵌め合い、巻真410の回転に基づいて第一カレンダ修正車590が回転するように構成される。巻真410が2段目にあるとき、第一カレンダ修正車590の連動丸穴が巻真410の第2軸部410eに対して回転可能であり、巻真410を回転させても第一カレンダ修正車590が回転しないように構成される。
日の裏車448の日の裏歯車448aは、小鉄車449と噛み合うように配置される。小鉄車449は、地板402と輪列受458との間に配置される。日の裏車448の日の裏かな(図示せず)は、地板402の文字板側に位置し、筒車480の筒歯車480aと噛み合うように構成される。筒車480の穴部は、中心パイプ402cの軸部分の外周部に回転可能に支持される。
(1・5)第一日車送り機構の構成
以下に、第一日車送り機構の構成について説明する。図1〜図4および図18を参照すると、ムーブメント400において、日送り機構は、日回し車510と、第一日ジャンパ514とを含む。日回し車510は、日回し歯車510cと、日回し爪510dとを含む。筒車480の日送り歯車480bは、日回し歯車510cと噛み合う。筒車480が回転することにより、日回し車510が24時間で1回転するように構成される。第一日車552が地板402に回転可能に組み込まれる。第一日ジャンパ514は地板402に組み込まれる。第一日ジャンパ514は、ばね部514bと、ばね部の先端に設けられた規正部514c、514dとを含む。第一日ジャンパ514の規正部514c、514dは第一日車552の歯部を規正する。日回し車510が回転することにより、第一日車552が、1日に1度、1ピッチ(1歯)分だけ回転するように構成される。
(1・6)カレンダ機構の構成
(1・6・1)第一日車、第二日車の構成
以下に、本発明のカレンダ機構付き時計のカレンダ機構の構成について説明する。図4は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車552を正方向(反時計回り方向)に回転させようとしている状態における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図3、図4および図18を参照すると、ムーブメント400は、筒車480の回転により回転する日回し車510と、日付のうちの一の位を表示する第一日車552と、第一日車552の回転方向の位置を規正するための第一日ジャンパ514と、日付のうちの十の位を表示する第二日車562と、第二日車562の回転方向の位置を規正するための第二日ジャンパ524と、第一日車552の回転に基づいて回転して第二日車562を回転させることができる日中間車530とを備える。第一日車552は地板402に対して回転可能に設けられる。第二日車562は筒車480に対して回転可能に設けられる。第一日車552の回転中心と、第二日車562の回転中心は同一の位置にある。すなわち、第一日車552の回転中心と、第二日車562の回転中心は、時針464の回転中心(すなわち、筒車480の回転中心)と同じ位置に配置される。日中間車530は、日車押え502に固定された日中間車ピン534に対して回転可能に設けられる。第一日ジャンパ514の規正部514c、514dが第一日車552の歯部を規正する。
図5を参照すると、文字板404の12時位置に日窓404fが形成される構成の場合、第一日車512はリング形状の第一日文字表示面512fを備える。第一日車512は、内歯として形成された31個の第一日車歯部516と、内歯として形成された4個のカレンダ桁送り歯518とを含む。第一日車歯部516は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で形成される。カレンダ桁送り歯518は、基準となる第1カレンダ桁送り歯518aと、第1カレンダ桁送り歯518aを基準として時計回り方向に(360*2/31)度の間隔で形成された第2カレンダ桁送り歯518bと、第2カレンダ桁送り歯518bを基準として時計回り方向に(360*/31)度の間隔で形成された第3カレンダ桁送り歯518cと、第1カレンダ桁送り歯518aを基準として反時計回り方向に(360*10/31)度の間隔で形成された第4カレンダ桁送り歯518dとからなる。
31個の数字からなる第一日文字512hが第一日文字表示面512fに設けられる。第一日文字512hは、4組の数字を含む。すなわち、第一日文字512hは、第1組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第2組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第3組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第4組の第一日文字を構成する「1」の数字とを含む。すなわち、第一日文字512hは、「1」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」の31個の数字を含む。第一日文字512hを構成する31個の数字は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で第一日文字表示面512fに配置される。図5に示す状態では、第一日文字512hのうちの隣接して配置された「0」と「1」とが文字板404に設けられた日窓404fに配置される。切り欠き部512kが、第一日文字表示面512fの外周部において、第一日文字512hのうちの隣接して配置された「1」と「1」との間の位置に対応するように形成される。
図6を参照すると、第二日車522は、切り欠きを設けた円盤形状の第二日文字表示面522fを備える。第二日文字表示面522fは、(360/12)度の間隔で形成された12個の台形部分522jと、(360/12)度の間隔で形成された12個の切り欠き部522kとを含む。第二日車522は、さらに、外歯として形成された12個の位置決め歯部526と、外歯として形成された12個の送り歯528とを含む。位置決め歯部526は、等しい角度の間隔、例えば(360/12)度の間隔で形成される。送り歯528は、等しい角度の間隔、例えば(360/12)度の間隔で形成される。
第二日車522は、「1」、「2」、「3」、「0」の数字を含む第二日文字表示面522f、又は、「1」、「2」、「3」の数字を含む第二日文字表示面522fを有する。「1」の数字と「2」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面522fに配置される。「2」の数字と「3」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面522fに配置される。「3」の数字と「0」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面522fに配置される。したがって、第二日文字表示面522fには、「1」の数字と、「2」の数字と、「3」の数字と、「0」の数字が、互いに30度の間隔をなすように配置される。
第二日文字表示面522fには、「1」の数字と、「2」の数字と、「3」の数字と、「0」の数字からなる数字の組が3組設けられる。或いは、「0」の数字を設ける代わりに、その位置を「白紙」の部分(すなわち、何の数字も設けられていない無地の部分)とする構成も可能である。図6に示す状態では、第二日文字522hのうちの「3」が文字板404に設けられた日窓404fの左側の部分に配置される。
第二日文字表示面522fは、第一日文字表示面512fよりも文字板404に近い位置に配置される。図7を参照すると、本発明のカレンダ機構付き時計のコンプリート500では、文字板404の12時位置に日窓404fが形成されている。コンプリート500において、文字板404の日窓404fの中の左側の部分には、第二日車522の第二日文字522hのうちの「3」が配置され、日窓404fの中の右側の部分には、第二日車522の切り欠き部522kと、第一日文字512hのうちの「1」が配置される。したがって、コンプリート500は「31」日を表示している。
図8を参照すると、文字板404の6時位置に日窓404gが形成される構成の場合、第一日車552はリング形状の第一日文字表示面552fを備える。第一日車552は、内歯として形成された31個の第一日車歯部556と、内歯として形成された4個のカレンダ桁送り歯558とを含む。第一日車歯部556は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で形成される。カレンダ桁送り歯558は、基準となる第1カレンダ桁送り歯558aと、第1カレンダ桁送り歯558aを基準として時計回り方向に(360*2/31)度の間隔で形成された第2カレンダ桁送り歯558bと、第2カレンダ桁送り歯558bを基準として時計回り方向に(360*/31)度の間隔で形成された第3カレンダ桁送り歯558cと、第1カレンダ桁送り歯558aを基準として反時計回り方向に(360*10/31)度の間隔で形成された第4カレンダ桁送り歯558dとからなる。31個の数字からなる第一日文字552hが第一日文字表示面552fに設けられる。第一日文字552hは、4組の数字を含む。すなわち、第一日文字は、第1組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第2組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第3組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第4組の第一日文字を構成する「1」の数字とを含む。第一日文字552hを構成する31個の数字は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で第一日文字表示面552fに配置される。図8に示す状態では、第一日文字552hのうちの隣接して配置された「1」と「1」とが文字板404に設けられた日窓404gに配置される。切り欠き部552kが、第一日文字表示面552fの外周部において、第一日文字552hのうちの隣接して配置された「1」と「1」に対して、第一日車552の中心と反対の位置にある「7」の位置に対応するように形成される。
図9を参照すると、第二日車562は、切り欠きを設けた円盤形状の第二日文字表示面562fを備える。第二日文字表示面562fは、(360/12)度の間隔で形成された12個の台形部分562jと、(360/12)度の間隔で形成された12個の切り欠き部562kとを含む。第二日車562は、さらに、外歯として形成された12個の位置決め歯部566と、外歯として形成された12個の送り歯568とを含む。位置決め歯部566は、等しい角度の間隔、例えば(360/12)度の間隔で形成される。送り歯568は、等しい角度の間隔、例えば(360/12)度の間隔で形成される。
第二日車562は、「1」、「2」、「3」、「0」の数字を含む第二日文字表示面562f、又は、「1」、「2」、「3」の数字を含む第二日文字表示面562fを有する。「1」の数字と「2」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面562fに配置される。「2」の数字と「3」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面562fに配置される。「3」の数字と「0」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面562fに配置される。したがって、第二日文字表示面562fには、「1」の数字と、「2」の数字と、「3」の数字と、「0」の数字が、互いに30度の間隔をなすように配置される。
第二日文字表示面562fには、「1」の数字と、「2」の数字と、「3」の数字と、「0」の数字からなる数字の組が3組設けられる。或いは、「0」の数字を設ける代わりに、その位置を「白紙」の部分(すなわち、何の数字も設けられていない無地の部分)とする構成も可能である。図9に示す状態では、第二日文字562hのうちの「3」が文字板404に設けられた日窓404gの左側の部分に配置される。
図10を参照すると、本発明のカレンダ機構付き時計のコンプリート550では、文字板404の6時位置に日窓404gが形成されている。コンプリート550において、文字板404の日窓404gの中の左側の部分には、第二日車562の第二日文字562hのうちの「3」が配置され、日窓404gの中の右側の部分には、第二日車562の切り欠き部562kと、第一日文字552hのうちの「1」が配置される。したがって、コンプリート550は「31」日を表示している。
本発明に関連する技術において、図11を参照すると、文字板404の3時位置に日窓404hが形成される構成の場合、第一日車572はリング形状の第一日文字表示面572fを備える。第一日車572は、内歯として形成された31個の第一日車歯部576と、内歯として形成された4個のカレンダ桁送り歯578とを含む。第一日車歯部576は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で形成される。カレンダ桁送り歯578は、基準となる第1カレンダ桁送り歯578aと、第1カレンダ桁送り歯578aを基準として時計回り方向に(360*2/31)度の間隔で形成された第2カレンダ桁送り歯578bと、第2カレンダ桁送り歯578bを基準として時計回り方向に(360*10/31)度の間隔で形成された第3カレンダ桁送り歯578cと、第1カレンダ桁送り歯578aを基準として反時計回り方向に(360*9/31)度の間隔で形成された第4カレンダ桁送り歯578dとからなる。31個の数字からなる第一日文字572hが第一日文字表示面572fに設けられる。第一日文字572hは、4組の数字を含む。すなわち、第一日文字は、第1組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第2組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第3組の第一日文字を構成する「1」から「9」および「0」の数字と、第4組の第一日文字を構成する「1」の数字とを含む。第一日文字572hを構成する31個の数字は、等しい角度の間隔、すなわち(360/31)度の間隔で第一日文字表示面572fに配置される。図11に示す状態では、第一日文字572hのうちの隣接して配置された2つの「1」のうちの「0」に近い方の「1」が文字板404に設けられた日窓404hの右側の部分に配置される。切り欠き部572kが、第一日文字表示面572fの外周部において、第一日文字572hのうちの隣接して配置された「1」と「1」に対して、反時計回り方向の位置にある「4」の位置に対応するように形成される。
本発明に関連する技術において、図12を参照すると、第二日車582は、円盤形状の第二日文字表示面582fを備える。第二日文字表示面582fの外径は、第一日文字表示面572fの日文字を配置した領域の大きさよりも小さいように構成される。第二日車582は、外歯として形成された12個の位置決め歯部586と、外歯として形成された12個の送り歯588とを含む。位置決め歯部586は、等しい角度の間隔、例えば(360/12)度の間隔で形成される。送り歯588は、等しい角度の間隔、例えば(360/12)度の間隔で形成される。「1」、「2」、「3」、「0」からなる第二日文字582hが第二日文字表示面582fに設けられる。「1」の数字と「2」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面582fに配置される。「2」の数字と「3」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面582fに配置される。「3」の数字と「0」の数字は、30度の間隔で第二日文字表示面に配置される。したがって、第二日文字表示面582fには、「1」の数字と、「2」の数字と、「3」の数字と、「0」の数字が、互いに30度の間隔をなすように配置される。第二日文字表示面582fには、「1」の数字と、「2」の数字と、「3」の数字と、「0」の数字からなる数字の組が3組設けられる。或いは、「0」の数字を設ける代わりに、その位置を「白紙」の部分(すなわち、何の数字も設けられていない無地の部分)とする構成も可能である。図12に示す状態では、第二日文字582hのうちの「3」が文字板404に設けられた日窓404hの左側の部分に配置される。
本発明に関連する技術において、図13を参照すると、カレンダ機構付き時計のコンプリート570では、文字板404の3時位置に日窓404hが形成されている。コンプリート570において、文字板404の日窓404hの中の左側の部分には、第二日車582の第二日文字582hのうちの「3」が配置され、日窓404hの中の右側の部分には、第二日車582はなく、第一日文字572hのうちの「1」が配置される。したがって、コンプリート570は「31」日を表示している。
(1・6・2)第一日車を正方向に回転させようとしている状態
図14は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車552を回転させる前の状態(すなわち、日送り前の状態)における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図14を参照すると、第二日ジャンパ524の規正部524c、524dが、第二日車562の位置決め歯部526を規正している。日回し車510は1個の日回し爪510dを含む。日回し車510は矢印で示す方向(反時計回り方向)に回転することができる。日中間車530は外歯として形成された9個の日中間歯530aを含む。第一日車552により日窓404gから表示されている日文字は「1」である。第二日車562により日窓404gから表示されている日文字は「3」である。すなわち、第一日車552および第二日車562により、日窓404gから現在の日付、「31」日を表示している。
(1・6・3)第一日車を正方向に回転させようとしている状態
図15は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車552を正方向(反時計回り方向)に回転させようとしている状態(すなわち、日送りを開始した状態)における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図15を参照すると、第二日ジャンパ524の規正部524c、524dが、第二日車562の位置決め歯部526を規正している。日回し車510が矢印で示す方向(反時計回り方向)に回転することにより、日回し爪510dは第一日車歯部516を送り始め、第一日車552を反時計回り方向に回転させる。第一日車552により日窓404gから表示される日文字が「1」から、この「1」に隣接した次の「1」に変わろうとするとき、第一日車552が反時計回り方向に回転し、第2カレンダ桁送り歯558bは日中間歯530aを回転させる。すると、日中間歯530eが第二日車562の送り歯528を回転させて、月末に、第二日車562を時計回り方向に回転させる。すると、第二日車562により日窓404gから表示される日文字が「3」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わろうとする。
(1・6・4)第一日車を正方向に回転させている状態
図16は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車552を正方向(反時計回り方向)に回転させている途中の状態で、第一日車552が正方向に回転して、第一日車552の歯部516の先端部と、第一日ジャンパ514の規正部514cと514dが交差する先端部とが接触している状態における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図16を参照すると、日回し車510は矢印で示す方向に回転することにより、日回し爪510dは第一日車歯部516を送り続け、第一日車552により日窓404gから表示される日文字が「1」から、この「1」に隣接した次の「1」に変わろうとし、第二日車562により日窓404gから表示される日文字が「3」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わろうとする。この第一日車552の送り状態の途中で、第一日車552の歯部516の先端部と、第一日ジャンパ514の規正部514cと514dが交差する先端部とが接触する状態になる。また、第一日車552が矢印で示す方向に回転することにより、第2カレンダ桁送り歯518bは日中間歯530aを回転させ、日中間歯530eが送り歯528を回転させて、第二日車562を反時計回り方向に矢印で示す方向に回転させる。この第二日車562の送り状態の途中で、第二日車562の位置決め歯部526の先端部と、第二日ジャンパ524の規正部524cと524dが交差する先端部とが接触する状態になる。
(1・6・5)第一日車が正方向に1ピッチ回転した状態
図17は、本発明のカレンダ機構付き時計において、第一日車552が正方向(反時計回り方向)に1ピッチ(第一日車の1歯分、すなわち、(360/31)度だけ)回転した状態における、文字板側から見たムーブメント400の裏側の構造を示す部分平面図である。図17を参照すると、図16に示す状態からさらに日回し車510が矢印で示す方向に回転して、日回し爪510dが第一日車552を矢印で示す方向に回転させると、第一日ジャンパ514の弾性力により、第一日車552は、図15に示す状態から反時計回り方向に(360/31)度回転した位置に位置決めされる。また、第二日ジャンパ524の弾性力により、第二日車562は、図15に示す状態から時計回り方向に30度回転した位置に位置決めされる。その結果、第二日車562の表示が「3」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わり、かつ、第一日車552の表示が「1」から隣接する次の「1」に変わる。すなわち、図17に示す状態では、カレンダ機構付き時計の文字板の日窓404gには、第二日車562の表示が「0」(または、「白紙」の状態)で、第一日車552の表示が「1」である「1日」が表示される。
(1・6・6)カレンダ修正機構の構成
図1、図14、図19を参照すると、ムーブメント400において、カレンダ修正機構は、第一カレンダ修正車590と、第二カレンダ修正車591と、カレンダ修正車592と、カレンダ修正車ばね593とを含む。カレンダ修正車ばね593は、日車押え502と一体に形成することができる。カレンダ修正車ばね593は、カレンダ修正車592を地板402に向かって加圧するように構成される。カレンダ修正車592は、地板402に設けられた案内穴にそって揺動できるように構成される。巻真410が1段目にある状態において、第一カレンダ修正車590の連動穴が巻真410の第2角部410fと嵌め合い、巻真410の回転に基づいて第一カレンダ修正車590が回転するように構成される。この状態で、巻真410を第1の方向に回転させると、第一カレンダ修正車590の回転に基づいて、第二カレンダ修正車591が回転するように構成される。第二カレンダ修正車591の回転に基づいて、カレンダ修正車592が、第一日車552の第一日車歯部516と噛合う位置まで揺動して停止し、その修正位置でカレンダ修正車592は回転するように構成される。カレンダ修正車592が前記修正位置で回転すると、第一日車552を反時計回り方向に回転させることができるように構成される。巻真410を1段目に引き出した状態で、巻真410を第1の方向に回転させると、カレンダ修正車592が回転し、第一日車552により日窓404gから表示される日文字が「1」から隣接する次の「1」に変わるとき、第一日車552が時計回り方向に回転することにより、第2カレンダ桁送り歯558bは日中間歯530aを回転させ、日中間歯530eが送り歯528を回転させて、第二日車562を時計回り方向に回転させることができる。
(1・7)本発明のカレンダ機構付き時計の実施の形態の作動
(1・7・1)通常運針の作動
次に、本発明のカレンダ機構付き時計の通常運針の作動について説明する。図1〜図3、図18を参照すると、電池440が時計の動力源を構成する。水晶ユニット650に収容された水晶振動子が、例えば、32,768ヘルツで発振する。この水晶振動子の振動に基づいて、集積回路654に内蔵されている発振部602が基準信号を出力し、分周制御部604が発振部602の出力信号を分周する。モータ駆動部606が分周制御部604の出力信号に基づいて、ステップモータを駆動するモータ駆動信号をコイルブロック630に出力する。コイルブロック630がモータ駆動信号を入力すると、ステータ632が磁化して、ロータ634を回転させる。ロータ634は、例えば、1秒ごとに180度回転する。ロータ634の回転に基づいて、五番車441の回転を介して四番車442が回転する。四番車442は1分間に1回転する。四番車442に取付けられた秒針460により、時刻情報のうちの「秒」を表示する。
三番車444が四番車442の回転に基づいて回転する。二番車446が三番車444の回転に基づいて回転する。二番車446の代わりに分車を用いてもよい。二番車446は1時間に1回転する。二番車446に取付けられた分針462により、時刻情報のうちの「分」を表示する。スリップ機構が二番車446に設けられる。スリップ機構により、針合わせをするときに、規正レバー468により五番車442の歯車部を規正して秒針460を停止させた状態で、巻真410を回転させることにより、分針462及び時針464を回転させることができる。日の裏車448が二番車446の回転に基づいて回転する。筒車480が日の裏車448の回転に基づいて回転する。筒車480は12時間に1回転する。筒車480に取付けられた時針464により、時刻情報のうちの「時」を表示する。
(1・7・2)カレンダ送りの作動
次に、本発明のカレンダ機構付き時計のカレンダ送りの作用について説明する。図1〜図4、図14、図18を参照すると、日回し車510は、筒車480の回転に基づいて回転する。日回し車510が回転することにより、日回し車510の日回し爪510dは第一日車552を回転させる。図15を参照すると、日回し車510が矢印で示す方向(反時計回り方向)に回転することにより、日回し爪510dは第一日車歯部516を送り、1日に1度、第一日車552を時計回り方向に回転させる。
第一日車552と第二日車562による日付の表示が「9日」から「10日」になるとき、第一日車552により日窓404gから表示される日文字は「9」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わる。同時に第一日車552が反時計回り方向に回転することにより、第3カレンダ桁送り歯558cは、日中間車530の歯部530aを押すことにより日中間車530を回転させ、さらに日中間歯530eが送り歯528を回転させて第二日車562を時計回り方向に回転させ、第二日車562により日窓404gから表示される日文字は「0」から「1」(または、「白紙」の状態から「1」)に変わる。
第一日車552と第二日車562による日付の表示が「19日」から「20日」になるとき、第一日車552により日窓404gから表示される日文字は「9」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わる。同時に、第一日車552が反時計回り方向に回転することにより、第4カレンダ桁送り歯558dは、日中間車530の歯部530aを押すことにより日中間車530を回転させ、さらに日中間歯530eが送り歯528を回転させて、第二日車562を時計回り方向に回転させ、第二日車562により日窓404gから表示される日文字は「1」から「2」に変わる。
第一日車552と第二日車562による日付の表示が「29日」から「30日」になるとき、第一日車552により日窓404gから表示される日文字は「9」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わる。同時に、第一日車552が反時計回り方向に回転することにより、第1カレンダ桁送り歯558aは、日中間車530の歯部530aを押すことにより日中間車530を回転させ、さらに日中間歯530eが送り歯528を回転させて、第二日車562を時計回り方向に回転させ、第二日車562により日窓404gから表示される日文字は「2」から「3」に変わる。
第一日車552と第二日車562による日付の表示が「31日」から「1日」になるとき、第一日車552により日窓404gから表示される日文字は「1」から隣接する次の「1」に変わる。同時に、第一日車552が反時計回り方向に回転することにより、第2カレンダ桁送り歯558bは、日中間車530の歯部530aを押すことにより日中間車530を回転させ、さらに日中間歯530eが送り歯528を回転させて、第二日車562を時計回り方向に回転させ、第二日車562により日窓404gから表示される日文字は「3」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わる。
以上に説明した「日」(すなわち、「9日」から「10日」になるとき、「19日」から「20日」になるとき、「29日」から「30日」になるとき、「31日」から「1日」になるとき、)以外では、第一日車552が回転しても、第二日車562は回転しないように構成されている。
図17を参照すると、図16に示す状態からさらに日回し車510が矢印で示す方向に回転して、日回し爪510dが第一日車552を矢印で示す方向に回転させると、第一日ジャンパ514の弾性力により、第一日車552は、図15に示す状態から反時計回り方向に(360/31)度回転した位置に位置決めされる。また、第二日ジャンパ524の弾性力により、第二日車562は、図15に示す状態から時計回り方向に30度回転した位置に位置決めされる。その結果、第二日車562の表示が「3」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わり、かつ、第一日車552の表示が「1」から隣接する次の「1」に変わる。すなわち、図17に示す状態では、カレンダ機構付き時計の文字板の日窓404gには、第二日車562の表示が「0」(または、「白紙」の状態)で、第一日車552の表示が「1」である「1日」が表示される。
(1・7・3)針合わせの作動
次に、本発明のカレンダ機構付き時計において、針合わせを行う場合の作動について説明する。図1〜図3、図19を参照すると、ムーブメント400において、巻真410が2段目にあるとき、つづみ車472の連動角穴が巻真410の第1角部410bと嵌め合い、巻真410の回転に基づいて、つづみ車472は回転することができる。すなわち、巻真410を2段目に引き出した状態で、巻真410を回転させると、つづみ車472の回転に基づいて小鉄車449が回転する。小鉄車449の回転に基づいて、日の裏車448が回転する。従って、巻真410が2段目にあるときに、巻真410を回転させることにより、「針合わせ」をすることができる。すなわち、巻真410が2段目にあるときに、巻真410を回転させることにより、筒車480を回転させて、筒車480に取付けられた時針464が表示する「時」の表示内容を修正し、同時に、二番車446を回転させることにより、二番車446に取付けられた分針462が表示する「分」の表示内容を修正することができる。巻真410が2段目にあるときに、規正レバー468が五番車441を規正する作用により、「時」及び「分」の表示内容を修正している間、五番車441および四番車442は回転することがなく、「秒」の表示内容は変化しない。
(1・7・4)日修正の作動
次に、本発明のカレンダ機構付き時計において、日修正を行う場合の作動について説明する。図1、図19を参照すると、ムーブメント400において、巻真410が1段目にあるとき、第一カレンダ修正車590の連動丸穴が巻真410の第2角部410fと嵌め合い、巻真410の回転に基づいて第一カレンダ修正車590は回転することができる。すなわち、巻真410を2段目に配置した状態で、巻真410を第1の方向に回転させると、第一カレンダ修正車590の回転に基づいて、第二カレンダ修正車591が回転する。第二カレンダ修正車591の回転に基づいて、カレンダ修正車592が、第一日車552の第一日車歯部516と噛合う位置まで揺動して停止し、その修正位置でカレンダ修正車592は回転する。カレンダ修正車592が前記修正位置で回転すると、第一日車552を反時計回り方向に回転させることができる。巻真410を1段目に引き出した状態で、巻真410を第1の方向に回転させると、カレンダ修正車592が回転し、第一日車552により日窓404gから表示される日文字が「9」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わるとき、第一日車552が時計回り方向に回転することにより、カレンダ桁送り歯558a、558c、558dは、日中間車530の歯部530aを押すことにより日中間車530を回転させ、日中間歯530eが送り歯528を回転させて、第二日車562を時計回り方向に回転させる。
巻真410を1段目に引き出した状態で、巻真410を第1の方向に回転させると、カレンダ修正車592が回転し、第二日車562により日窓404gから表示される日文字が「3」から「0」(または、「白紙」の状態)に変わり、かつ、第一日車552により日窓404gから表示される日文字が「1」から隣接する次の「1」に変わるとき、第一日車552が時計回り方向に回転することにより、第2カレンダ桁送り歯558bは日中間歯530aを回転させ、日中間歯530eが送り歯528を回転させて、第二日車562を時計回り方向に回転させる。従って、巻真410が1段目にあるときに、巻真410を第1の方向に回転させることにより、「日修正」を行うことができる。巻真410が1段目にあるときに、巻真410を、第1の方向と反対の方向に回転させても、カレンダ修正車592は、第一日車552の第一日車歯部516と噛合う位置に揺動しないので、「日修正」を行うことはできない。
(2)第2の実施の形態
次に、本発明のカレンダ機構付き時計の第2の実施の形態を説明する。以下の説明は、本発明のカレンダ機構付き時計の第2の実施形態が本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態と異なる点を主に述べる。したがって、以下に記載がない個所は、前述した本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態についての説明をここに準用する。
図20および図21を参照すると、集積回路(図示せず)に内蔵されている発振部602が基準信号を出力し、分周制御部672が発振部602の出力信号を分周する。第一モータ駆動部674が分周制御部672の出力信号に基づいて、ステップモータを駆動するモータ駆動信号をコイルブロック630に出力する。コイルブロック630がモータ駆動信号を入力すると、ステータ632が磁化して、ロータ634を回転させる。第二モータ駆動部676が、分周制御部672の出力信号に基づいて、第二モータ678を駆動する第二モータ駆動信号を第二モータ678に出力する。第二モータ678は、ステップモータで構成してもよいし、超音波モータで構成してもよいし、或いは、他のタイプのモータで構成してもよい。第二モータ駆動部676は、集積回路(図示せず)に内蔵されている。日回し中間車680は、第二モータ678の作動に基づいて回転する。日回し車682は日回し中間車680の回転に基づいて回転する。日回し車682が回転することにより、日回し車682の日回し歯682aは第一日車512を回転させる。第二モータ駆動部676の出力する信号は、1日につき第一日車512を1歯分(1ピッチ)だけ回転させるように出力される。日回し車682が回転することにより、日回し車接点ばね(図示せず)が回転する。日回し車接点ばねが回転することにより、第1接点部分(図示せず)が基準電位パターン(図示せず)に接触し、かつ、第2接点部分(図示せず)が接点スイッチパターン(図示せず)と接触する状態になる。この状態では、日回し車682の回転信号が日回し車回転信号検出部(図示せず)に出力される。日回し車回転信号検出部は、集積回路に内蔵されている。
日回し車回転信号検出部が日回し車682の回転信号を入力すると、日回し車回転信号検出部は第二モータ678の作動を制御するために、第二モータ制御信号を第二モータ駆動部676に出力する。第二モータ駆動部676は、第二モータ制御信号を入力すると、第二モータ駆動信号の出力を停止する。このように構成することにより、第一日車512の回転を制御することができる。
本発明のカレンダ機構付き時計は、日付のうちの一の位を表示する第一日車と、日付のうちの十の位を表示する第二日車とを含み、カレンダ機構を修正しなければならない回数を増すことなく、第一日車の回転中心と、第二日車の回転中心を同じ位置に配置することができる。したがって、本発明により、日付表示の位置に自由度があるカレンダ機構付き時計を実現することができる。
本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、ムーブメントを文字板側から見たときの構造を示す概略平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、ムーブメントを裏蓋側から見たときの構造を示す概略平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、表輪列と、カレンダ機構の一部分を示す部分断面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、ムーブメントを文字板側から見たときのカレンダ機構の一部分を示す拡大部分平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、文字板の12時方向に日窓を配置した構成における第一日車を示す平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、文字板の12時方向に日窓を配置した構成における第二日車を示す平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、文字板の12時方向に日窓を配置した構成におけるコンプリートを示す平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、文字板の6時方向に日窓を配置した構成における第一日車を示す平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、文字板の6時方向に日窓を配置した構成における第二日車を示す平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、文字板の6時方向に日窓を配置した構成におけるコンプリートを示す平面図である。 本発明に関連する技術において、文字板の3時方向に日窓を配置した構成における第一日車を示す平面図である。 本発明に関連する技術において、文字板の3時方向に日窓を配置した構成における第二日車を示す平面図である。 本発明に関連する技術において、文字板の3時方向に日窓を配置した構成におけるコンプリートを示す平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、第一日車を回転させる前の状態における、文字板側から見たムーブメントの裏側の構造を示す部分平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、第一日車が正方向に回転を開始している状態における、文字板側から見たムーブメントの裏側の構造を示す部分平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、第一日車が正方向に回転しつつある状態における、文字板側から見たムーブメントの裏側の構造を示す部分平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、第一日車が正方向に1ピッチ回転した状態における、文字板側から見たムーブメントの裏側の構造を示す部分平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、駆動回路、表輪列、カレンダ機構などを示すブロック図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第1の実施形態において、巻真、小鉄車、二番車の部分を示す部分断面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第2の実施形態において、ムーブメントを文字板側から見たときのカレンダ機構の一部分を示す拡大部分平面図である。 本発明のカレンダ機構付き時計の第2の実施形態において、駆動回路、表輪列、カレンダ機構などを示すブロック図である。
符号の説明
400 ムーブメント
402 地板
404 文字板
410 巻真
441 五番車
442 四番車
444 三番車
446 二番車
480 筒車
510 日回し車
512 第一日車
514 第一日ジャンパ
522 第二日車
524 第二日ジャンパ
530 日中間車

Claims (1)

  1. 2つの日車を含むカレンダ機構付き時計において、
    日付のうちの一の位を表示する第一日車(552)と、
    第一日車(552)の回転方向の位置を規正するための第一日ジャンパ(514)と、
    日付のうちの十の位を表示する第二日車(562)と、
    第二日車(562)の回転方向の位置を規正するための第二日ジャンパ(524)と、
    第一日車(552)の回転に基づいて回転して第二日車(562)を回転させることができる日中間車(530)とを備え、
    日中間車(530)は、日車押え(502)に固定された日中間車ピン(534)に対して回転可能に設けられ、日中間車(530)は、外歯として形成された日中間歯(530a)を含んでおり、第一日車(552)の回転により日中間歯(530a)を回転させ、日中間歯(530e)が第二日車(562)を回転させることができるように構成されており、
    第一日車(552)は、「1」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」の31個の数字を含む第一日文字表示面(552f)を有し、
    第二日車(562)は、「1」、「2」、「3」、「0」の数字を含む第二日文字表示面(562f)、又は、「1」、「2」、「3」の数字を含む第二日文字表示面(562f)を有しており、
    第一日車(552)の回転中心と、第二日車(562)の回転中心は同一の位置にあるように配置されており、
    第二日文字表示面(562f)は、第一日文字表示面(552f)よりも文字板(404)に近い位置に配置されており、
    第一日車(552)は、内歯として形成された31個の第一日車歯部(516)と、内歯として形成された4個のカレンダ桁送り歯(518a〜518d)とを含み、第一日車歯部(516)は、等しい角度の間隔で形成され、カレンダ桁送り歯(518a〜518d)は、基準となる第1カレンダ桁送り歯(518a)と、第1カレンダ桁送り歯(518a)を基準として、第1の方向に(360*2/31)度の間隔で形成された第2カレンダ桁送り歯(518b)と、第2カレンダ桁送り歯(518b)を基準として、前記第1の方向に(360*9/31)度の間隔で形成された第3カレンダ桁送り歯(518c)と、第1カレンダ桁送り歯(518a)を基準として、前記第1の方向と反対の第2の方向に(360*10/31)度の間隔で形成された第4カレンダ桁送り歯(518d)とからなり、
    前記日中間車(530)は、前記第一日車(552)のカレンダ桁送り歯(518a〜518d)が回転することにより回転して、前記第二日車(562)を回転させるように構成されており、
    第二日車(562)は、切り欠きを設けた円盤形状の第二日文字表示面(562f)を備え、第二日文字表示面(562f)は、(360/12)度の間隔で形成された12個の台形部分(562j)と、(360/12)度の間隔で形成された12個の切り欠き部(562k)とを含み、第二日文字表示面(562f)には、「1」の数字と、「2」の数字と、「3」の数字と、「0」の数字からなる数字の組が3組設けられており、
    第二日車(562)は、外歯として形成された12個の位置決め歯部(526)と、外歯として形成された12個の送り歯(528)とを含み、位置決め歯部(526)は、等しい角度の間隔で形成され、送り歯(528)は、等しい角度の間隔で形成され、位置決め歯部(526)は第二日ジャンパ(524)により規正され、日中間車(530)は送り歯(528)と噛合うように構成されており、
    さらに、12時位置又は6時位置に日窓が形成された文字板を備え、
    前記文字板の日窓の中の左側の部分には、第二日車の第二日文字表示面の数字のうちの1つが配置され、前記日窓の中の右側の部分には、第二日車の切り欠き部と、第一日車の第一日文字表示面の数字のうちの1つが配置されるように構成されている、
    ことを特徴とするカレンダ機構付き時計。
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