JP5343581B2 - 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、走査光学系を用いて書き込み光を感光体上に走査して画像形成する画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体に関する。
デジタル複写装置、デジタルプリンタ及びデジタルファクシミリ装置等の画像形成装置においては、高品質の画像を高速に記録することができることから、半導体レーザ等のレーザ光源から出射されたレーザ光を、等速回転駆動されているポリゴンミラー(回転多面鏡)によって主走査方向に偏向させて、一様に帯電されている感光体上に走査させ、感光体上に静電潜像を形成して、該静電潜像をトナーで現像したトナー画像を用紙に転写して画像形成するビーム走査方式の画像形成装置が普及している。
ビーム走査方式の画像形成装置は、ポリゴンミラーで主走査方向に走査させたレーザビームの感光体の被走査面上における走査速度が略一定になるように、fθレンズやfθミラー等のミラーを通過させるとともにガラスやミラー等の光学素子を通過させて該被走査面上にレーザビームを照射しているが、このような光学素子を通過させると、光学素子の反射率、透過率等の光利用効率がレーザビームの入射角によって異なること及びfθレンズの厚みが像高によって異なるため、被走査面上でのレーザビームは、像高によって強弱が生じる。このように像高によって発生するビーム強度の強弱は、一般的に、シェーディング特性と呼ばれており、形成画像の濃度に影響する。
この像高によるレーザビームの走査面上での強弱による形成画像の濃度への影響を解消するために、従来、感光体上でのレーザビームのビーム強度を検出して、その検出結果に基づいてレーザビームの露光量を制御する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
ところが、この従来技術にあっては、感光体上でのレーザビームのビーム強度を検出するビーム強度検出センサを必要とするとともに、検出結果に基づくレーザからのレーザビームの出射強度を制御する必要があり、コストが高くなるととともに、複雑な制御を行うための制御回路が必要になるという問題があった。
そこで、従来、シェーディング特性が光学素子の特性、配置によって決まることに着目して、光学素子を通過させて被走査面上に走査する光を出射する光源手段の出射する光の光量補正データを複数に分割した主走査位置毎に予め設定して記憶手段に記憶し、レーザビームの光スポットの走査位置を検出して該検出した光スポットの走査位置に対応する光量補正データを記憶手段から読み出してアナログ信号に変換しローパスフィルタで平滑することでシェーディング特性による濃度の影響を抑制する技術が提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献2記載の従来技術にあっては、安価にかつ適切にシェーディング特性による濃度の影響を抑制して、形成画像の画像品質を向上させる上で、改良の必要があった。
すなわち、特許文献2記載の従来技術にあっては、複数に分割した主走査位置毎に光量補正データを設定して記憶手段に記憶し、レーザビームの光スポットの走査位置を検出して、検出した光スポットの走査位置に対応する光補正データを記憶手段から読み出してシェーディング特性による濃度の抑制を行っているため、光スポットの走査位置を検出する手段を必要とするとともに、形成画像の画像品質を向上させるためには、主走査位置の分割数を多くする必要があり、該主走査位置毎の光量補正データを記憶する容量を有する記憶媒体が必要となって、画像形成装置全体のコストが高くなるという問題があった。この場合、コストを抑制するために、記憶媒体の容量または数を削減すると、光量補正を行う主走査分割数が少なくなって、シェーディング特性の再現性が低下し、シェーディング特性が大きく変化する位置では濃度ムラが発生して、形成画像の画像品質を向上させることができないという問題がある。
また、回転多面鏡は、反射面(鏡面)間において反射率にバラツキがあるため、1つの面に対して上記シェーディング補正を行なっても、他の反射面におけるシェーディング特性の再現率が向上するとは限らず、形成画像の画像品質を適切に向上させる上で、改良の必要があった。
さらに、感光体の劣化による画像品質の改善等の理由によって、サービスマンが画像濃度調整のメンテナンスを実施する場合、主走査位置の分割数分の調整を行う必要があり、画像品質を向上させるために主走査位置の分割数を多くするほど、メンテナンスが困難となって、メンテナンス性が悪いという問題があった。また、回転多面鏡の1つの反射面に対してのみメンテナンス処理を行っても、反射面間でのバラツキによる画像品質の向上を行うためには、副走査方でのメンテナンスを行う必要があり、より一層メンテナンス性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、感光体上の主走査方向の光量を安価かつ簡単に均一化させて、形成画像の画像品質を向上させることのできる画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、書き込み光を出射する光源手段と、画像データに基づいて前記光源手段の駆動を制御する光源制御手段と、複数の反射面を有すると共に、当該反射面を主走査方向に所定の回転速度で回転させて前記光源手段からの書き込み光を当該主走査方向に走査する回転多面鏡手段と、副走査方向に所定の回転速度で回転されると共に、前記回転多面鏡手段の1つの反射面で反射された前記書き込み光が前記主走査方向に1ラインとして照射される感光体と、前記感光体の前記書き込み光の主走査方向の画像形成領域外に配置されると共に、当該書き込み光を検知して1ライン毎の同期検知信号を出力する同期検知手段と、前記光源手段から出射されると共に、前記回転多面鏡手段の前記反射面で反射されて前記感光体に照射される前記書き込み光の前記主走査方向における光量の不均一を補正する光量補正データを記憶する補正データ記憶手段と、前記同期検知信号に基づいて主走査ライン毎に前記補正データ記憶手段の前記光量補正データに基づいて前記光源手段の出射する前記書き込み光の出射光量を前記光源制御手段に補正させる光量制御手段と、を備え、前記補正データ記憶手段は、前記光量補正データとして、前記書き込み光の前記感光体上における前記主走査方向1ラインを複数領域に分割した当該分割領域で光量を増減補正する補正初期値、当該増減補正の方向を示す補正傾き方向、当該補正傾き方向の大きさを示す補正傾き量、及び同じ補正傾き方向であって同じ補正傾き量の光量補正が連続する連続分割領域数を記憶し、前記光量制御手段は、前記光量補正データに基づいてアナログ光量補正信号を生成する光量補正信号生成手段と、前記アナログ光量補正信号をデジタル光量補正信号にデジタル変換するデジタル変換手段と、前記デジタル光量補正信号に基づいて前記光源手段の出射する前記書き込み光の出射光量を前記光源制御手段に補正させる光源光量制御手段と、を備え、前記光量補正信号生成手段は、前記光量補正データに基づく前記アナログ光量補正信号が前記デジタル変換手段によるデジタル変換可能な上限値を越えた場合、当該上限値を越える当該アナログ光量補正信号の生成を継続し、生成した当該アナログ光量補正信号が当該上限値を越えている間は、当該上限値を当該デジタル変換手段へ出力することを特徴とする
また、本発明の画像形成制御方法は、書き込み光を出射する光源手段の駆動を画像データに基づいて光源制御手段によって制御する光源制御処理ステップと、複数の反射面を有する回転多面鏡手段の当該反射面を主走査方向に所定の回転速度で回転させて前記光源手段からの前記書き込み光を感光体上に走査させる光走査処理ステップと、前記感光体の前記書き込み光の前記主走査方向の画像形成領域外に配置された同期検知手段によって当該書き込み光を検知して1ライン毎の同期検知信号を出力する同期検知処理ステップと、前記光源手段から出射されると共に、前記回転多面鏡手段の前記反射面で反射されて前記感光体に照射される前記書き込み光の前記主走査方向における光量の不均一を補正する光量補正データを記憶する補正データ記憶手段から当該光量補正データを前記同期検知信号に基づいて読み出して当該光源手段の出射する当該書き込み光の出射光量を前記光源制御処理ステップで補正させる光量制御処理ステップと、を有し、前記光量制御処理ステップでは、前記光量補正データとして、前記補正データ記憶手段が前記書き込み光の前記感光体上における前記主走査方向1ライン分を複数領域に分割した当該分割領域で光量を増減補正する補正方向を示す補正傾き方向、当該補正傾き方向の大きさを示す補正傾き量、及び同じ補正傾き方向であって同じ補正傾き量の光量補正が連続する連続分割領域数を記憶する条件下での当該光量補正データに基づいてアナログ光量補正信号を生成する光量補正信号生成処理ステップと、前記アナログ光量補正信号をデジタル光量補正信号にデジタル変換するデジタル変換処理ステップと、前記デジタル光量補正信号に基づいて前記光源手段の出射する前記書き込み光の出射光量を前記光源制御処理ステップで補正させる光源光量制御処理ステップと、を有し、前記光量補正信号生成処理ステップでは、前記光量補正データに基づく前記アナログ光量補正信号が前記デジタル変換処理ステップでデジタル変換可能な上限値を越えた場合、当該上限値を越える当該アナログ光量補正信号の生成を継続し、生成した当該アナログ光量補正信号が当該上限値を越えている間は、当該上限値を当該デジタル変換処理ステップに出力することを特徴とする
に、本発明の画像形成制御プログラムは、コンピュータに実行させるための画像形成制御プログラムであって、書き込み光を出射する光源手段の駆動を画像データに基づいて光源制御手段によって制御する光源制御処理ステップの手順と、複数の反射面を有する回転多面鏡手段の当該反射面を主走査方向に所定の回転速度で回転させて前記光源手段からの前記書き込み光を感光体上に走査させる光走査処理ステップの手順と、前記感光体の前記書き込み光の前記主走査方向の画像形成領域外に配置された同期検知手段によって当該書き込み光を検知して1ライン毎の同期検知信号を出力する同期検知処理ステップの手順と、前記光源手段から出射されると共に、前記回転多面鏡手段の前記反射面で反射されて前記感光体に照射される前記書き込み光の前記主走査方向における光量の不均一を補正する光量補正データを記憶する補正データ記憶手段から当該光量補正データを前記同期検知信号に基づいて読み出して当該光源手段の出射する当該書き込み光の出射光量を前記光源制御処理ステップの手順で補正させる光量制御処理ステップの手順と、を有し、前記光量制御処理ステップの手順では、前記光量補正データとして、前記補正データ記憶手段が前記書き込み光の前記感光体上における前記主走査方向1ライン分を複数領域に分割した当該分割領域で光量を増減補正する補正方向を示す補正傾き方向、当該補正傾き方向の大きさを示す補正傾き量、及び同じ補正傾き方向であって同じ補正傾き量の光量補正が連続する連続分割領域数を記憶する条件下での当該光量補正データに基づいてアナログ光量補正信号を生成する光量補正信号生成処理ステップの手順と、前記アナログ光量補正信号をデジタル光量補正信号にデジタル変換するデジタル変換処理ステップの手順と、前記デジタル光量補正信号に基づいて前記光源手段の出射する前記書き込み光の出射光量を前記光源制御処理ステップで補正させる光源光量制御処理ステップの手順と、を有し、前記光量補正信号生成処理ステップの手順では、前記光量補正データに基づく前記アナログ光量補正信号が前記デジタル変換処理ステップの手順でデジタル変換可能な上限値を越えた場合、当該上限値を越える当該アナログ光量補正信号の生成を継続し、生成した当該アナログ光量補正信号が当該上限値を越えている間は、当該上限値を当該デジタル変換処理ステップの手順へ出力することを特徴とする
加えて本発明のコンピュータが読み取り可能な記録媒体は、上記画像形成制御プログラムを記録したことを特徴とする
本発明によれば、光源手段の出射する書き込み光の出射光量を光源制御手段に補正させる光源光量制御手段において、光量補正信号生成手段により、補正データ記憶手段からの光量補正データに基づいて生成したアナログ光量補正信号がデジタル変換手段によるデジタル変換可能な上限値を越えた場合、そのアナログ光量補正信号の生成を継続し、生成したアナログ光量補正信号が当該上限値を越えている間は、上限値をデジタル変換手段へ出力する機能を持たせているため、光源手段の出射する書き込み光の光量を安価かつ簡単に主走査方向で均一に補正することができ、感光体上の主走査方向の光量を安価かつ簡単に均一化させて、形成画像の画像品質を向上させることができる。
本発明の第1実施例を適用したデジタル複合装置の正面概略構成図。 図1のデジタル複合装置の要部ブロック構成図。 光書き込みユニットの斜視図。 光源発光制御部のブロック構成図。 像面到達露光量の説明図。 光源発光量補正の説明図。 DAコンバータのDA変換上限値を考慮した光源光量補正の説明図。 本発明の第2実施例を適用したデジタル複合装置の光源発光制御部のブロック構成図。 ポリゴンミラーの各面における反射率と出射光量の説明図。 光書き込みユニットの要部構成図。 面検知機能を有するポリゴンミラーの構成例を示す図。 ポリゴンミラーの鏡面によって反射率が異なる場合の像面到達光量の相異を示す図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図7は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体の第1実施例を適用した画像形成装置としてのデジタル複合装置1の正面概略構成図である。
図1において、デジタル複合装置1は、給紙部100、プリンタ部200及びスキャナ部300が順次重ねられた構成となっており、スキャナ部300の上には、原稿自動搬送装置(以下、ADFという。)400が搭載されている。また、デジタル複合装置1は、図示しないが、操作表示部を備えており、操作表示部(データ入力手段)は、テンキーやスタートキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を備えている。操作表示部は、操作キーから、送信操作、コピー操作等の動作モード指定や複写倍率の設定操作等の各種命令操作が行われ、ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容やデジタル複合装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。操作表示部は、後述する画像形成制御処理で用いるシェーディング補正データの設定入力等に使用される。
プリンタ部200は、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ210C、210M、210Y、210K(以下、適宜、プロセスカートリッジ210C〜210Kという。)を備えた画像形成ユニット210、光書き込みユニット230、中間転写ユニット240、2次転写部250、レジストローラ対260、ベルト定着方式の定着ユニット270及び用紙反転ユニット280等を備えている。
光書き込みユニット230は、後述するように、各色の画像データに基づいて変調させたレーザのビーム束を、各色のプロセスカートリッジ210C〜210Kの感光体211C、211M、211Y、211K(以下、感光体211C〜211Kという。)の表面に照射して、該感光体211C〜211K上に各色の画像の静電潜像を形成する。プロセスカートリッジ210C〜210Kは、ドラム状の感光体211C〜211K及び番号を付与しない帯電器、現像器、ドラムクリーニング部、除電器等を備えている。プリンタ部200は、プロセスカートリッジ210C〜210Kの帯電器によって、感光体211C〜211Kの表面を一様に帯電させ、この感光体211C〜211Kの表面に、光書き込みユニット230からそれぞれ各色の画像データに基づいて変調及び偏向されたレーザのビーム束を照射して、それぞれ各色用の静電潜像を形成する。プリンタ部200は、各色のプロセスカートリッジ210C〜210Kの感光体211C〜211Kに現像器からそれぞれ各色のトナーを供給し、該静電潜像を現像して、それぞれ各色のトナー画像を形成させる。プリンタ部200は、プロセスカートリッジ210C〜210Kの感光体211C〜211K上に形成したトナー画像を、中間転写ユニット240の中間転写ベルト241に転写して、転写後の感光体211C〜211Kの表面に残留する転写残トナーを、クドラムリーニング部によってクリーニングし、該クリーニングされた感光体211C〜211Kを、除電器によって除電して、帯電器で一様に帯電して再度画像形成に供する。
中間転写ユニット240は、中間転写ベルト241が複数のローラに張り渡されており、中間転写ベルト241を挟んで、各感光体211C〜211Kに対向する位置に、それぞれ中間転写ローラが配設されている。中間転写ベルト241は、無端ベルト状に形成され、図1に矢印で示す時計方向に回転移動される。プリンタ部200は、それぞれの中間転写ローラに中間転写電圧を印加することで、各感光体211C〜211K上のトナー画像を順次重ね合わせて転写させ、カラーのトナー画像を中間転写ベルト241上に形成する。プリンタ部200は、中間転写ベルト241上のカラートナー画像を、給紙部100から2次転写部250と中間転写ベルト241との間に搬送されてきた用紙(記録媒体)に2次転写部250によって2次転写し、カラートナー画像の転写された用紙を定着部270に搬送する。
プリンタ部200は、2次転写部250と中間転写ベルト241とのニップ部よりも用紙の搬送方向上流側に、レジストローラ対260が配設されており、レジストローラ対260のローラ間には、給紙部100からプリンタ部200内に用紙が搬送されてくる。プリンタ部200は、レジストローラ対260によって、用紙を中間転写ベルト241上のカラートナー画像とタイミング調整して送り出し、中間転写ベルト241上のカラートナー画像を2次転写部250と中間転写ベルト241とのニップ部で用紙上に2次転写させる。プリンタ部200は、このようにしてフルカラー画像の形成された用紙を、2次転写部250によって定着ユニット270に搬送し、定着ユニット270で、用紙を搬送しつつ、加熱・加圧して、カラートナー画像を用紙に定着させる。
プリンタ部200は、定着ユニット270を通過した用紙を、切換爪201によって、機外の排紙部と用紙反転ユニット280に切り換えて搬送し、用紙反転ユニット280は、送り込まれてきた用紙を上下反転された後、再度、レジストローラ対260を通して、中間転写ユニット240の中間転写ベルト241と2次転写部250との間に搬送する。
給紙部100は、多段の給紙カセット101及び用紙搬送部102等を備えており、各給紙カセット101には、それぞれ用紙サイズや紙種の異なる用紙が複数枚収納可能である。給紙部100は、給紙カセット101内の用紙を1枚ずつ分離して、用紙搬送部102に送り出し、該給紙カセット101から送り出した用紙を用紙搬送部102によってプリンタ部200に搬送する。
スキャナ部300は、コンタクトガラス301及びコンタクトガラス301上の原稿を読み取る原稿読み取り部302等を備えており、コンタクトガラス301上には、ADF400が開閉可能に配設されている。ADF400は、開かれることでコンタクトガラス301の上面を開放して、コンタクトガラス301上への原稿のセットを可能とし、コンタクトガラス301上に原稿がセットされた状態で閉じられると、該原稿をコンタクトガラス301上に押しつける押さえ板としての機能を果たす。ADF400は、原稿台401や原稿搬送部402等を備えていて、原稿台401上にセットされた複数枚の原稿を、原稿搬送部402により1枚ずつ分離してコンタクトガラス301上に搬送し、読み取りの完了した原稿を排出する。スキャナ部300は、コンタクトガラス301上の原稿の画像を、原稿読み取り部302によって読み取る。
そして、デジタル複合装置1は、図2に示すように、図示しないメインコントローラ部を備えているとともに、読み取り処理部1100、画像処理部1200、書き込み制御部1300、ローパスフィルタ1400及び光源制御部1500等を備えている。
メインコントローラ部は、図示しないメインコントローラに搭載されており、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えていて、CPUがROM内のプログラムに基づいてデジタル複合装置1の各部を制御してデジタル複合装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する光量補正処理を行う画像形成制御方法を実行する。すなわち、デジタル複合装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像形成制御方法を実行する画像形成制御プログラムを読み込んでROM等に導入することで、後述する各色のポリゴンミラー235(図3参照)で偏向されて、走査光学系を通してそれぞれの感光体211C〜211K上に走査されるレーザビームの光量を均一にして画像品質を向上させる画像形成制御方法を実行する画像形成装置として構築されている。この画像形成制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
読み取り処理部1100と画像処理部1200は、デジタル複合装置1の各部の制御を行う図示しないメインコントローラボードの近くに配置されているボード(例えば、画像処理コントローラボード等)に搭載されており、書き込み制御部1300、ローパスフィルタ1400及び光源制御部1500は、光書き込みユニット230の制御を行うため、図示しないLDボード等に搭載されて、図3に示すように、光書き込みユニット230の近くに配置されている。
読み取り処理部1100は、スキャナ部300のCCD305が光電変換したアナログの画像データをサンプリング処理、A/D(アナログ/デジタル)変換処理及び一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読み取りデータがばらつく現象を補正する通常のシェーディング補正等の処理を施して、画像処理部1200に出力し、画像処理部1200は、画像の変倍処理、回転処理及びエッジ処理等の画質補正処理を施した後、多値画像データ(例えば、4ビットの16値)に変換して書き込み制御部1300に出力する。
書き込み制御部1300は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)が用いられており、光源発光制御部1310を備えている。
書き込み制御部1300は、画像処理部1200からの画素データに基づいて光書き込みユニット230のLDアレイ231(図3参照)を点灯消灯制御する光源点灯信号及び光量制御する光源発光量制御信号を生成し、光源点灯制御信号を光源制御部1500に直接出力するとともに、光源発光量制御信号をローパスフィルタ1400を介して平滑化して光源制御部1500に出力する。
ローパスフィルタ1400は、光源発光光量制御信号から不要な高周波成分や雑音を除去して光源制御部1500に出力する。
光源制御部(光源制御手段)1500は、書き込み制御部1300からの光源点灯信号とローパスフィルタ1400を介して入力される光源発光量制御信号に基づいて、LDアレイ231の点灯/消灯を制御するとともに、その発光光量を制御する。
上記光書き込みユニット230は、図3に示すように、レーザビーム束を出射するビーム光源としてのLD(Laser Diode:半導体レーザ)アレイ231、コリメートレンズ232、アパーチャ233、シリンドリカルレンズ234、ポリゴンミラー(回転多面鏡)235、ポリゴンミラー235で等角度走査されたレーザビームを結像面である感光体211Y〜211K上で等速走査させるfθレンズ236、折返しミラー237、防塵ガラス238及び同期検知センサ239等を備えており、LDアレイ231は、各発光源としての複数のLDから出射されたレーザビームを感光体211(感光体211は、感光体211Y、211C、211M、211Kを代表したものを示している。)に照射する。なお、光書き込みユニット230は、図3に示す走査光学系を、各色YMCKに対応してそれぞれ備えており、各色用のLDアレイ231が、各色の画像データに基づいて変調されたレーザビームを、対応する感光体211Y、211C、211M、211Kに照射する。なお、LDアレイ231は、複数の発光源としてのLDを、例えば、副走査方向に並んで配設されたものであってもよい。また、図3は、図を簡単にするために、ローパスフィルタ1400を省いた状態で描かれている。
光書き込みユニット230は、LDアレイ(光源手段)231から出射されたレーザビームを、コリメートレンズ232、アパーチャ233及びシリンドリカルレンズ234を通過させて、所定形状のレーザビームに整形して、ポリゴンミラー235に照射させる。ポリゴンミラー(回転多面鏡)235は、図示しないポリゴンモータによって所定の高速回転速度で連続回転され、入射されるレーザビームを、fθレンズ236及び折返しミラー237方向に反射(偏向)して、主走査方向(感光体211の軸方向)に繰り返して走査させる。光書き込みユニット230は、このポリゴンミラー235で反射されたレーザビームを、fθレンズ236で面倒れ補正を行った後、折返しミラー237に入射させ、折返しミラー237で角度を変えて、感光体211の表面に所定ビーム径でスポット状に結像させる。
また、光書き込みユニット230は、ポリゴンミラー235で反射された感光体211上に主走査される直前のレーザビームを、感光体211の表面に対する主走査書き込み領域外(所定主走査幅の外)の主走査始点側のレーザビームの走査上に設けられた同期検知センサ239に入射させ、同期検知センサ(同期検知手段)239は、入射されるレーザビームを検知して、同期検知信号を生成して書き込み制御部1300に出力する。
そして、書き込み制御部1300の光源発光制御部(光量制御手段)1310は、図4に示すように、DAC(digital analog convertor)制御部1311とDA(digital analog)コンバータ1312を備えており、DAC制御部1311には、補正カーブ記憶部1320が接続されている。
補正カーブ記憶部(補正データ記憶手段)1320は、ポリゴンミラー235の各面に対するシェーディング補正データ(光量補正データ)が記憶されており、シェーディング補正データは、補正のスタートでのシェーディング補正データレベルを示すスタートレベル(補正初期値)、シェーディング補正データの傾き量(補正傾き量)、その傾きのシェーディング補正データを継続する期間を示す傾き継続期間(継続分割領域数)、その傾きのシェーディング補正データの傾き方向を示す傾き方向(補正傾き方向)の各データ(図6及び図7参照)からなっている。この補正カーブ記憶部1320のシェーディング補正データは、操作表示部の操作等によって適宜設定・編集等を行うことができ、特に、スタートレベルを適宜設定、変更等の編集を行うことができる。また、補正カーブ記憶部1320は、シェーディング補正データとして、例えば、光書き込みユニット230の走査光学系におけるシェーディングデータを微分演算した微分データから求めたシェーディング補正データが記憶されている。
DAC制御部(光量補正信号生成手段)1311は、同期検知センサ239から同期検知信号が入力されると、補正カーブ記憶部1320からシェーディング補正データを読み出して、同期検知信号を基準として、所定のクロック(主走査方向画素クロック等)に基づいて、スタートレベルを決定した後、傾き継続期間を判定して、該傾き継続期間に対応する傾き量、傾き方向に応じたアナログのDAC制御信号を生成してDAコンバータ1312に出力する。この場合、同期検知信号は、ポリゴンミラー235の各面のスタート位置を通知する信号である。
DAコンバータ(デジタル変換手段)1312は、DAC制御部1311からのアナログのDAC制御信号をデジタル変換して、デジタルの光源発光量制御信号を生成し、ローパスフィルタ1400を介して光源制御部1500に出力する。
光源制御部(光源光量制御手段、光源制御手段)1500は、書き込み制御部1300から入力される光源点灯制御信号に基づいて、光書き込みユニット230のLDアレイ231の点灯・消灯を制御するとともに、ローパスフィルタ1400を介して光源制御部1500に出力書き込み制御部1300から入力される光源発光量制御信号に基づいてその発光光量を制御する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタル複合装置1は、主走査方向における光源光量を安価かつ適切に制御して形成画像の画像品質を適切に向上させる。
すなわち、デジタル複合装置1は、画像形成時、画像データに基づいて書き込み制御部1300から光源点灯制御信号を光源制御部1500に出力し、光源制御部1500が光書き込みユニット230のLDアレイ231の点灯・消灯を制御する。
光書き込みユニット230は、図5(a)に示すように、LDアレイ231の出射したレーザビームを、コリメートレンズ232、アパーチャ233及びシリンドリカルレンズ234を通過させてポリゴンミラー235に出射し、ポリゴンミラー235で、高速回転して、入射されるレーザビームをfθレンズ236、折返しミラー237等の走査光学系を通過させて感光体211上に照射するとともに、同期検知センサ239にも入射させる。
感光体211上に照射されたレーザビームの光量は、走査光学系、特に、fθレンズ236のシェーディング特性によって主走査方向において一定ではなく、図5(b)に破線で示すように、感光体211の面上において、主走査方向でレーザビームの光量(露光パワー)が変化する。すなわち、図5に示すように、ポリゴンミラー235で均一な光量のレーザビームを主走査方向に走査させてfθレンズ236を通過させて感光体211上に照射させた場合、fθレンズ236のシェーディング特性により感光体211上の表面(像面)に到達したときの光量(露光量)は、主走査方向で均一にはならず、破線で示すような不均一な状態となる。
そこで、本実施例のデジタル複合装置1は、補正カーブ記憶部1320に、図6の上側に示すようなレーザビームの光量の変化を補正するシェーディング補正データが記憶されており、書き込み制御部1300は、補正カーブ記憶部1320のシェーディング補正データに基づいて光源発光量制御信号を生成して光源制御部1500に出力して、LDアレイ231の出射するレーザビームの光量を補正する。
すなわち、光源発光制御部1310は、そのDAC制御部1311に、同期検知センサ239から同期検知信号が入力され、DAC制御部1311は、同期検知信号が入力されると、補正カーブ記憶部1320に保存されているシェーディング補正データのスタートレベルの値を読み出してDAコンバータ1312に出力する。DAコンバータ1312は、DAC制御信号をデジタル変換してローパスフィルタ1400を介して光源制御部1500に出力して、光源制御部1500は、光書き込みユニット230のLDアレイ231の発光光量を制御する。
その後、DAC制御部1311は、補正カーブ記憶部1320のシェーディング補正データのうち、図6に示すような設定1のシェーディング補正データ、すなわち、傾き継続期間1の間隔分(「2」)、傾き量1の傾き(「0」)で、傾き方向1の方向(「0」)によってDAC制御信号を変化させる。
DAC制御部1311は、傾き継続期間1の間隔分だけ進むと、次に、傾き継続期間2の間隔分(「4」)、傾き量2の傾き(「3」)で、傾き方向2の方向(「0」)によってDAC制御信号を変化させ、さらに、傾き継続期間2の間隔分だけ進むと、傾き継続期間3の間隔分(「8」)、傾き量3の傾き(「1」)で、傾き方向3の方向(「1」)によってDAC制御信号を変化させる。
さらに、DAC制御部1311は、傾き継続期間3の間隔分だけ進むと、傾き継続期間4の間隔分(「12」)、傾き量4の傾き(「3」)で、傾き方向4の方向(「1」)によってDAC制御信号を変化させ、傾き継続期間4の間隔分だけ進むと、光量補正を終了する。
DAC1311は、次に、同期検知センサ239から同期検知信号が入力されると、上記同様に光量補正を行う処理を繰り返し行う。
なお、上記光量補正処理を行う場合、DAC制御部1311の出力するDAC制御信号が、DAコンバータ1312でデジタル変換可能な上限値を超えると、適切な光量補正量の光源発光量制御信号を生成することができない場合が発生するおそれがある。
すなわち、図7に示すように、DAC制御部1311の出力するDAC制御信号の値が、DAコンバータ1312でDA変換可能な上限値、すなわち、DAコンバータ1312が出力可能な上限値を越えて、図7に破線で示すように変化した場合、DAコンバータ1312が、そのままDAコンバータ1312の上限値に合わせた値でDAC制御部1311の出力値(DAC制御信号の値)を保持してしまうと、シェーディング補正データの傾きが減少方向に切り変わったときに、DAC制御部1311がシェーディング補正データの減少方向の傾きに合わせたDAC制御信号をDAコンバータ1312に出力することとなる。その結果、DAコンバータ1312は、図7に線L2で示すように、本来出力すべき主走査方向位置から主走査方向手前側に位置ずれした位置から光量を減少させる光源発光量制御信号を出力することとなる。
そこで、DAC制御部1311は、シェーディング補正データに基づくDAC制御信号がDAコンバータ1312でデジタル変換可能な上限値(変換可能上限値)を越えた場合、該上限値を越えるDAC制御信号の生成を継続し、生成したDAC制御信号が該上限値を越えている間は、該上限値を出力し、シェーディング補正データに基づくDAC制御信号が該変換可能上限値を下回ると、変換可能上限値を下回ったDAC制御信号をDAコンバータ1312に出力して、DAコンバータ1312が該DAC制御信号をDA変換した光源発光量制御信号を出力する。
このように、本実施例のデジタル複合装置1は、感光体211上のレーザビームの主走査方向の画像形成領域外に配置された同期検知センサ239がレーザビームを検知して出力する1ライン毎の同期検知信号に基づいて、LDアレイ231から出射されポリゴンミラー235で反射されて感光体211に照射されるレーザビームの主走査方向における光量の不均一を補正するシェーディング補正データを補正カーブ記憶部1320から読み出して、LDアレイ231の出射するレーザビームの出射光量を補正している。
したがって、LDアレイ231の出射するレーザビームの光量を主走査方向で均一に安価かつ簡単に補正して、感光体211上の主走査方向の光量を安価かつ簡単に均一化させることができ、形成画像の画像品質を安価かつ簡単に向上させることができる。
また、本実施例のデジタル複合装置1は、補正カーブ記憶部1320が、シェーディング補正データ(光量補正データ)として、スタートレベル(補正初期値)、シェーディング補正データの傾き量(補正傾き量)、その傾きのシェーディング補正データを継続する期間を示す傾き継続期間(継続分割領域数)、その傾きのシェーディング補正データの傾き方向を示す傾き方向(補正傾き方向)の各データを記憶し、光源発光制御部1310が、シェーディング補正データに基づいてアナログ光量補正信号を生成するDAC制御部1311と、該アナログ光量補正信号をデジタル光量補正信号にデジタル変換するDAコンバータ1312と、該デジタル光量補正信号に基づいてLDアレイ231の出射するレーザビームの出射光量を補正する光源制御部1500と、を備えている。
したがって、より一層簡単な構成でLDアレイ231の出射するレーザビームの光量を主走査方向で均一に安価かつ簡単に補正することができ、感光体211上の主走査方向の光量をより一層安価かつ簡単に均一化させることができる。
さらに、本実施例のデジタル複合装置1は、DAC制御部1311は、シェーディング補正データに基づくDAC制御信号(アナログ光量補正信号)がDAコンバータ1312によるデジタル変換可能な出力上限値を越えた場合、該出力上限値を越えるDAC制御信号の生成を継続し、生成したDAC制御信号が該出力上限値を越えている間は、該出力上限値をDAコンバータ1312へ出力している。
したがって、DAC制御部1311の生成したシェーディング補正データがDAコンバータ1312の処理可能な出力上限値を一旦越えた後に、再度、出力上限値を下回った場合にも、適切なシェーディング補正データを生成することができ、LDアレイ231の出射するレーザビームの光量を適切に主走査方向で均一に補正することができる。その結果、感光体211上の主走査方向の光量を適切に均一化させることができ、画質品質を向上させることができる。
また、本実施例のデジタル複合装置1は、補正カーブ記憶部1320のシェーディング補正データを、操作表示部の操作等によって適宜設定・編集等することができる。
したがって、光書き込みユニット230の走査光学系として、種々のシェーディング特性を有する走査光学系の光書き込みユニット230に対応することができ、例えば、異なるfθレンズ236を用いた光書き込みユニット230を搭載するデジタル複合装置1の形成画像を簡単かつ安価に向上させることができる。
この場合、デジタル複合装置1のメンテナンス等において、サービスマン等が操作表示部の操作等によってシェーディング補正データのスタートレベルを設定することで、光書き込みユニット230の走査光学系の劣化等による経年変化に対して、簡単かつ適切に対応することができる。
さらに、本実施例のデジタル複合装置1は、補正カーブ記憶部1320に、シェーディング補正データとして、例えば、光書き込みユニット230の走査光学系におけるシェーディングデータを微分演算した微分データから求めたシェーディング補正データが記憶されている。
したがって、シェーディング特性に適切なシェーディング補正データを用いて光量補正することができ、画像品質をより一層向上させることができる。
図8から図12は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体の第2実施例を示す図であり、図8は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体の第2実施例を適用したデジタル複合装置1の要部ブロック構成図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のデジタル複合装置と同様のデジタル複合装置に適用したものであり、本実施例の説明において、上記第1実施例のデジタル複合装置1と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8において、デジタル複合装置2000は、図示しないが、上記第1実施例のデジタル複合装置1と同様に、給紙部100、プリンタ部200及びスキャナ部300が順次重ねられた構成となっており、メインコントローラ部、読み取り処理部1100、画像処理部1200、書き込み制御部1300、ローパスフィルタ1400及び光源制御部1500等を備えている。そして、デジタル複合装置2000は、その書き込み制御部1300が、図8に示す光源発光制御部1330を備えている。書き込み制御部1300は、画像処理部1200からの画素データに基づいて光書き込みユニット230のLDアレイ231(図3参照)を点灯消灯制御する光源点灯信号及び光量制御する光源発光量制御信号を生成し、光源点灯制御信号を光源制御部1500に直接出力するとともに、光源発光量制御信号をローパスフィルタ1400を介して光源制御部1500に出力する。
光源発光制御部1330(光量制御手段)は、DAC制御部1331とDAコンバータ1332を備えており、DAC制御部(光量補正信号生成手段)1331には、補正カーブ記憶部1320と面間補正データ記憶部1321が接続されている。補正カーブ記憶部1320は、第1実施例と同様のシェーディング補正データを記憶している。面間補正データ記憶部(修正データ記憶手段)1321は、ポリゴンミラー235の有している複数の鏡面(反射面)、例えば、図9に示すように、A面からF面までの6面それぞれのシェーディング補正データのスタートレベル、または、予め設定した基準面(例えば、A面)からのシェーディング補正データの増減補正値を面間補正データ(修正データ)として記憶している。この補正カーブ記憶部1320のシェーディング補正データ及び面間補正データ記憶部1321の面間補正データは、操作表示部の操作によって適宜設定・変更等を行うことができ、特に、スタートレベルを適宜設定、変更等の編集を行うことができる。また、同期検知信号と面検出信号を利用して、ソフトウェアでライン毎にスタートレベルを変更してもよい。
DAC制御部1331には、さらに、同期検知センサ239から同期検知信号が入力されるとともに、面検知センサ2001(図10参照)から面検知信号が入力される。
すなわち、本実施例のデジタル複合装置2000の光書き込みユニット230は、図10に示すように、感光体211へのレーザビームの主走査上であって画像形成領域外に、上記同期検知センサ239と面検知センサ2001が設けられ、面検知センサ(反射面検知手段)2001は、入射されるレーザビームを検知して、面検知信号を生成して書き込み制御部1300に出力する。この面検知信号は、図10の下部に示すように、ポリゴンミラー235の基準面での同期検知信号の直ぐ前でのみ出力される信号、または、後述するように、基準面の同期検知信号以外の同期検知信号の直ぐ前で出力される信号である。
そこで、ポリゴンミラー235には、例えば、図11(a)に示すように、ポリゴンミラー235の回転方向(図11に矢印で示す方向)において基準面(例えば、A面)となる鏡面の手前に位置する鏡面(例えば、A面が基準面のとき、F面)以外の鏡面に、反射防止部材2002が取り付けられている。この反射防止部材2002は、該鏡面において、LDアレイ231からのレーザビームを上記面検知センサ2001に反射する位置に設けられている。したがって、ポリゴンミラー235は、基準面(A面)の手前の面(F面)でのみ、面検知センサ2001にレーザビームを反射し、面検知センサ2001は、図10下部に示すように、基準面の手前のタイミングで面検知信号を光源発光制御部1330のDAC制御部1331に出力する。
上記反射防止部材2002は、図11(a)のように、基準面の手前の鏡面以外の全ての鏡面に設ける場合に限るものではなく、例えば、図11(b)に示すように、基準面(A面)の手前の鏡面にのみ設けるようにしてもよい。この場合、ポリゴンミラー235は、基準面の手前の面(F面)を除く全ての鏡面でレーザビームを反射して面検知センサ2001に入射させる。
また、基準面を検知する方法としては、上記反射防止部材2002をポリゴンミラー235の鏡面に設ける方法に限るものではなく、図11(c)に示すように、基準面(A面)の直前の面(F面)に、レーザビームを面検知センサ2001方向に反射する基準面選択印2003を付与して、この基準面選択印2003を面検知センサ2001で検知する方法であってもよい。
そして、DAC制御部1331は、同期検知信号が入力されると、補正カーブ記憶部1320からシェーディング補正データを読み出すとともに、面検知信号に基づいて該同期検知信号の対応する鏡面が基準面であるか、基準面以外の鏡面であると、基準面からの同期検知信号の数をカウントする等の方法でいずれの鏡面であるかを判別して、該鏡面に対応する面間補正データを面間補正データ記憶部1321から読み出し、補正カーブ記憶部1320から読み出したシェーディング補正データを補正(修正)する。DAC制御部1331は、補正後(修正後)のシェーディング補正データに基づいて、上記同様に、同期検知信号を基準として、所定のクロック(主走査方向画素クロック等)に基づいて傾き継続期間を判定して、該傾き継続期間に対応する傾き量、傾き方向に応じたアナログのDAC制御信号を生成してDAコンバータ1332に出力する。
DAコンバータ1332は、DAC制御部1331からのアナログのDAC制御信号をデジタル変換して、デジタルの光源発光量制御信号を生成し、ローパスフィルタ1400を介して光源制御部1500に出力する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のデジタル複合装置2000は、本実施例のデジタル複合装置1は、主走査方向における光源光量を安価かつ適切に制御して形成画像の画像品質を適切に向上させる。
すなわち、デジタル複合装置1の光源発光制御部1310は、上述のように、そのDAC制御部1311に、同期検知センサ239から同期検知信号が入力され、DAC制御部1311は、同期検知信号が入力されると、補正カーブ記憶部1320に保存されているシェーディング補正データを読み出して、シェーディング補正データに基づいてDAC制御信号を生成してDAコンバータ1332に出力し、DAコンバータ1332がDAC制御信号をデジタル変換して光源光量制御信号を生成してローパスフィルタ1400を介して光源制御部1500に出力するというシェーディング補正を行う。
ところが、図9に示したように、光書き込みユニット230のポリゴンミラー235の複数の鏡面において、その反射率が異なると、鏡面で反射されたレーザビームの出射光量が異なったものとなる。例えば、図9の場合、A面、B面、C面の反射率が、85%、86%、84%の場合、A面を基準面として100%とし、光量をPoで表すと、A面出射光量は、Po×100%、B面出射光量は、Po×101%、C面出射光量は、Po×99%となる。このようにしてポリゴンミラー235の各鏡面で反射されたレーザビームが、fθレンズ236等を通過して感光体211の表面(像面)に入射されたときの像面到達光量は、図12(a)、(b)に示すように、A面、B面、C面によって異なった光量となる。なお、図12(a)は光源発光制御部1330のDAC制御部1331によるシェーディング補正前の像面到達光量を示しており、図12(b)は、DAC制御部1331による補正カーブ記憶部1320のシェーディング補正データを用いたシェーディング補正後の像面到達光量を示している。
したがって、ポリゴンミラー235の鏡面によって反射率が異なると、DAC制御部1331でシェーディング補正データに基づいて光量補正(シェーディング補正)を行っても、ポリゴンミラー235の鏡面間において、感光体211の表面での光量が異なった状態となる。
そこで、本実施例のデジタル複合装置1は、光源発光制御部1330のDAC制御部1331に、ポリゴンミラー235の有する複数の鏡面のうち、LDアレイ231から次に出射されるラインのレーザビームを反射する鏡面を示す面検知信号を、面検知センサ2001から入力し、DAC制御部1331が、面間補正データ記憶部1321に記憶されている面間補正データのうち、該面検知信号の示す鏡面に対応する面間補正データを読み出して、補正カーブ記憶部1320から読み出したシェーディング補正データの増減補正(増減修正)を行う。DAC制御部1331は、増減補正後(増減修正後)のシェーディング補正データに基づいてアナログのDAC制御信号を生成してDAコンバータ1332に出力し、DAコンバータ1332がDAC制御信号をデジタル変換して光源光量制御信号を生成してローパスフィルタ1400を介して光源制御部1500に出力する。
このように、本実施例のデジタル複合装置2000は、シェーディング補正データを修正する面間補正データ(修正データ)をポリゴンミラー236の鏡面(反射面)毎に面間補正データ記憶部(修正データ記憶手段)1321に記憶し、面検知センサ2001によって、ポリゴンミラー235の有する複数の鏡面のうち、LDアレイ231から次に出射されるラインのレーザビームを反射する鏡面を検知して、DAC制御部1331が、面検知センサ2001の検知する鏡面に対応する面間補正データに基づいてシェーディング補正データを修正している。
したがって、ポリゴンミラー235の鏡面間で反射率が異なることによって感光体211の表面(像面)に到達する光量(像面到達光量)が鏡面間で異なる場合に、図12に矢印で示すように、基準とした鏡面(図12では、A面)に合わせた光量に補正することができ、形成画像の画像品質をより一層向上させることができる。
また、本実施例においても、第1実施例の場合と同様に、DAC制御部1331は、シェーディング補正データに基づくDAC制御信号がDAコンバータ1332でデジタル変換可能な上限値(変換可能上限値)を越えた場合、該上限値を越えるDAC制御信号の生成を継続し、生成したDAC制御信号が該上限値を越えている間は、該上限値を出力する。DAC制御部1331は、シェーディング補正データに基づくDAC制御信号が該変換可能上限値を下回ると、変換可能上限値を下回ったDAC制御信号をDAコンバータ1332に出力して、DAコンバータ1332が該DAC制御信号をDA変換した光源発光量制御信号を出力する。
また、本実施例のデジタル複合装置2000は、反射防止部材2002を、ポリゴンミラー235の回転方向において、基準面(A面)の手前に位置する鏡面(F面)以外の鏡面、または、基準面の手前の鏡面のみに設け、あるいは、基準面(A面)の直前の面(F面)に、基準面選択印2003を付与して、面検知センサ2001によって各鏡面からのレーザビームや基準面選択印2003からのレーザビームを検出することで、基準面の検出を行っている。
したがって、ポリゴンミラー235のいずれの鏡面に対する光量補正を行うのかを簡単かつ容易に検出することができ、安価にかつ容易に形成画像の画像品質を向上させることができる。
さらに、本実施例のデジタル複合装置2000は、補正カーブ記憶部1320のシェーディング補正データ及び面間補正データ記憶部1321の面間補正データを、操作表示部の操作等によって適宜設定・編集等することができる。
したがって、光書き込みユニット230の走査光学系として、種々のシェーディング特性を有する走査光学系の光書き込みユニット230に対応することができ、例えば、異なるfθレンズ236を用いた光書き込みユニット230やポリゴンミラー235の鏡面毎にシェーディング特性の異なる光書き込みユニット230を搭載するデジタル複合装置2000の形成画像を簡単かつ安価に向上させることができる。
この場合、デジタル複合装置2000のメンテナンス等において、サービスマン等が操作表示部の操作等によってシェーディング補正データのスタートレベルを設定することで、光書き込みユニット230の走査光学系の劣化等による経年変化に対して、簡単かつ適切に対応することができる。
さらに、本実施例のデジタル複合装置2000は、補正カーブ記憶部1320に、シェーディング補正データとして、例えば、光書き込みユニット230の走査光学系におけるシェーディングデータを微分演算した微分データから求めたシェーディング補正データが記憶されている。
したがって、シェーディング特性に適切なシェーディング補正データを用いて光量補正することができ、画像品質をより一層向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、レーザプリンタ、レーザ複写装置等の回転多面体を有する走査光学系を用いて書き込み光を感光体面上に走査して画像形成する画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
1 デジタル複合装置
100 給紙部
101 給紙カセット
102 用紙搬送部
200 プリンタ部
210C〜210K プロセスカートリッジ
210 画像形成ユニット
211C〜211K 感光体
230 光書き込みユニット
231 LDアレイ
232 コリメートレンズ
233 アパーチャ
234 シリンドリカルレンズ
235 ポリゴンミラー(回転多面鏡)
236 fθレンズ
237 折返しミラー
238 防塵ガラス
239 同期検知センサ
240 中間転写ユニット
241 中間転写ベルト
250 2次転写部
260 レジストローラ対
270 定着ユニット
280 用紙反転ユニット
300 スキャナ部
301 コンタクトガラス
302 原稿読み取り部
305 CCD
400 原稿自動搬送装置
401 原稿台
402 原稿搬送部
1100 読み取り処理部
1200 画像処理部
1300 書き込み制御部
1310 光源発光制御部
1311 DAC制御部
1312 DAコンバータ
1320 補正カーブ記憶部
1321 面間補正データ記憶部
1330 光源発光制御部
1331 DAC制御部
1332 DAコンバータ
1400 ローパスフィルタ
1500 光源制御部
2000 デジタル複合装置
2001 面検知センサ
特開平6−255172号公報 特開2000−71510号公報

Claims (7)

  1. 書き込み光を出射する光源手段と、
    画像データに基づいて前記光源手段の駆動を制御する光源制御手段と、
    複数の反射面を有すると共に、当該反射面を主走査方向に所定の回転速度で回転させて前記光源手段からの書き込み光を当該主走査方向に走査する回転多面鏡手段と、
    副走査方向に所定の回転速度で回転されると共に、前記回転多面鏡手段の1つの反射面で反射された前記書き込み光が前記主走査方向に1ラインとして照射される感光体と、
    前記感光体の前記書き込み光の主走査方向の画像形成領域外に配置されると共に、当該書き込み光を検知して1ライン毎の同期検知信号を出力する同期検知手段と、
    前記光源手段から出射されると共に、前記回転多面鏡手段の前記反射面で反射されて前記感光体に照射される前記書き込み光の前記主走査方向における光量の不均一を補正する光量補正データを記憶する補正データ記憶手段と、
    前記同期検知信号に基づいて主走査ライン毎に前記補正データ記憶手段の前記光量補正データに基づいて前記光源手段の出射する前記書き込み光の出射光量を前記光源制御手段に補正させる光量制御手段と、を備え、
    前記補正データ記憶手段は、前記光量補正データとして、前記書き込み光の前記感光体上における前記主走査方向1ラインを複数領域に分割した当該分割領域で光量を増減補正する補正初期値、当該増減補正の方向を示す補正傾き方向、当該補正傾き方向の大きさを示す補正傾き量、及び同じ補正傾き方向であって同じ補正傾き量の光量補正が連続する連続分割領域数を記憶し、
    前記光量制御手段は、前記光量補正データに基づいてアナログ光量補正信号を生成する光量補正信号生成手段と、前記アナログ光量補正信号をデジタル光量補正信号にデジタル変換するデジタル変換手段と、前記デジタル光量補正信号に基づいて前記光源手段の出射する前記書き込み光の出射光量を前記光源制御手段に補正させる光源光量制御手段と、を備え、
    前記光量補正信号生成手段は、前記光量補正データに基づく前記アナログ光量補正信号が前記デジタル変換手段によるデジタル変換可能な上限値を越えた場合、当該上限値を越える当該アナログ光量補正信号の生成を継続し、生成した当該アナログ光量補正信号が当該上限値を越えている間は、当該上限値を当該デジタル変換手段へ出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記光量補正データを修正する修正データを前記回転多面鏡手段の前記反射面毎に記憶する修正データ記憶手段と、
    前記回転多面鏡手段の複数の反射面のうち、前記光源手段から次に出射されるラインの書き込み光を反射する反射面を検知する反射面検知手段と、を備え、
    前記光量制御手段は、前記反射面検知手段の検知する前記反射面に対応する前記修正データ記憶手段の前記修正データに基づいて前記光量補正データを修正することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    前記光量補正データを適宜設定、編集するデータ入力手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 書き込み光を出射する光源手段の駆動を画像データに基づいて光源制御手段によって制御する光源制御処理ステップと、
    複数の反射面を有する回転多面鏡手段の当該反射面を主走査方向に所定の回転速度で回転させて前記光源手段からの前記書き込み光を感光体上に走査させる光走査処理ステップと、
    前記感光体の前記書き込み光の前記主走査方向の画像形成領域外に配置された同期検知手段によって当該書き込み光を検知して1ライン毎の同期検知信号を出力する同期検知処理ステップと、
    前記光源手段から出射されると共に、前記回転多面鏡手段の前記反射面で反射されて前記感光体に照射される前記書き込み光の前記主走査方向における光量の不均一を補正する光量補正データを記憶する補正データ記憶手段から当該光量補正データを前記同期検知信号に基づいて読み出して当該光源手段の出射する当該書き込み光の出射光量を前記光源制御処理ステップで補正させる光量制御処理ステップと、を有し、
    前記光量制御処理ステップでは、前記光量補正データとして、前記補正データ記憶手段が前記書き込み光の前記感光体上における前記主走査方向1ライン分を複数領域に分割した当該分割領域で光量を増減補正する補正方向を示す補正傾き方向、当該補正傾き方向の大きさを示す補正傾き量、及び同じ補正傾き方向であって同じ補正傾き量の光量補正が連続する連続分割領域数を記憶する条件下での当該光量補正データに基づいてアナログ光量補正信号を生成する光量補正信号生成処理ステップと、前記アナログ光量補正信号をデジタル光量補正信号にデジタル変換するデジタル変換処理ステップと、前記デジタル光量補正信号に基づいて前記光源手段の出射する前記書き込み光の出射光量を前記光源制御処理ステップで補正させる光源光量制御処理ステップと、を有し、
    前記光量補正信号生成処理ステップでは、前記光量補正データに基づく前記アナログ光量補正信号が前記デジタル変換処理ステップでデジタル変換可能な上限値を越えた場合、当該上限値を越える当該アナログ光量補正信号の生成を継続し、生成した当該アナログ光量補正信号が当該上限値を越えている間は、当該上限値を当該デジタル変換処理ステップに出力することを特徴とする画像形成制御方法
  5. 請求項4記載の画像形成制御方法において、
    前記書き込み光に対する前記光量補正データを修正する修正データを前記回転多面鏡手段の前記複数の反射面毎に修正データ記憶手段に記憶する修正データ記憶処理ステップと、前記回転多面鏡手段の複数の反射面のうち、前記光源手段から次に出射されるラインの前記書き込み光を反射する反射面を検知する反射面検知処理ステップと、を有し、
    前記光量制御処理ステップでは、前記反射面検知処理ステップの検知する前記反射面に対応する前記修正データ記憶手段の前記修正データに基づいて前記光量補正データを修正することを特徴とする画像形成制御方法
  6. コンピュータに実行させるための画像形成制御プログラムであって、
    書き込み光を出射する光源手段の駆動を画像データに基づいて光源制御手段によって制御する光源制御処理ステップの手順と、
    複数の反射面を有する回転多面鏡手段の当該反射面を主走査方向に所定の回転速度で回転させて前記光源手段からの前記書き込み光を感光体上に走査させる光走査処理ステップの手順と、
    前記感光体の前記書き込み光の前記主走査方向の画像形成領域外に配置された同期検知手段によって当該書き込み光を検知して1ライン毎の同期検知信号を出力する同期検知処理ステップの手順と、
    前記光源手段から出射されると共に、前記回転多面鏡手段の前記反射面で反射されて前記感光体に照射される前記書き込み光の前記主走査方向における光量の不均一を補正する光量補正データを記憶する補正データ記憶手段から当該光量補正データを前記同期検知信号に基づいて読み出して当該光源手段の出射する当該書き込み光の出射光量を前記光源制御処理ステップの手順で補正させる光量制御処理ステップの手順と、を有し、
    前記光量制御処理ステップの手順では、前記光量補正データとして、前記補正データ記憶手段が前記書き込み光の前記感光体上における前記主走査方向1ライン分を複数領域に分割した当該分割領域で光量を増減補正する補正方向を示す補正傾き方向、当該補正傾き方向の大きさを示す補正傾き量、及び同じ補正傾き方向であって同じ補正傾き量の光量補正が連続する連続分割領域数を記憶する条件下での当該光量補正データに基づいてアナログ光量補正信号を生成する光量補正信号生成処理ステップの手順と、前記アナログ光量補正信号をデジタル光量補正信号にデジタル変換するデジタル変換処理ステップの手順と、前記デジタル光量補正信号に基づいて前記光源手段の出射する前記書き込み光の出射光量を前記光源制御処理ステップで補正させる光源光量制御処理ステップの手順と、を有し、
    前記光量補正信号生成処理ステップの手順では、前記光量補正データに基づく前記アナログ光量補正信号が前記デジタル変換処理ステップの手順でデジタル変換可能な上限値を越えた場合、当該上限値を越える当該アナログ光量補正信号の生成を継続し、生成した当該アナログ光量補正信号が当該上限値を越えている間は、当該上限値を当該デジタル変換処理ステップの手順へ出力することを特徴とする画像形成制御プログラム。
  7. 請求項6記載の画像形成制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体
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