JPH0774897A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JPH0774897A
JPH0774897A JP5159773A JP15977393A JPH0774897A JP H0774897 A JPH0774897 A JP H0774897A JP 5159773 A JP5159773 A JP 5159773A JP 15977393 A JP15977393 A JP 15977393A JP H0774897 A JPH0774897 A JP H0774897A
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JP
Japan
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image
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magnification
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optical
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JP5159773A
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Nobuo Kanai
伸夫 金井
Hitoshi Kageyama
斉 景山
Kenji Takeshita
健司 竹下
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度等の変化により光学系の焦点距離が変化
しても、簡単な構成で変化分を補正して主走査方向の倍
率を設定値に保持すること。 【構成】 感光体ドラム31の点P1,P2と光学的に
等価位置に光センサ21,22を設け、この光センサ2
1,22を用いてレーザビームの主走査方向走査時間を
測定する。この測定時間とオペレータによって設定され
たコピー倍率に対応する基準時間とを比較し、補正値を
演算すると共にこの補正値に基づいて主走査方向の倍率
を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写装置、特に、原稿
画像を光学的に読み取ってデジタル画像データに変換
し、この画像データに基づいて電子写真方式でシート上
に画像を形成する複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真複写機においては、画像
編集の多機能化、フルカラー化を進めるために、画像処
理のデジタル化が採用されている。このようなデジタル
化に際しては、レーザプリンタで用いられているプリン
トヘッドを感光体への画像印字手段として用いている。
このプリントヘッドは、レーザダイオードを画像データ
に基づいて変調制御し、レーザダイオードから放射され
たレーザビームをポリゴンミラーで偏向し感光体上を1
ラインずつ走査する。これを主走査と称し、主走査と感
光体の回転による副走査とで、感光体上に画像を2次元
的に印字する。このプリントヘッド(レーザビーム走査
光学装置)は、1ドットごとの変調が容易であり、主走
査方向の画像むらが少なく、ビーム径を絞ることが比較
的容易であり、低価格に構成できる。
【0003】一方、デジタル複写機のプリントヘッドは
レーザプリンタのそれに比べて高い性能を要求される。
一つには印字位置の精度である。デジタル複写機では原
稿画像読取り装置(イメージスキャナユニット)の誤差
が加わるため、主走査倍率、スキュウ、主走査方向の等
ピッチ性の性能は、レーザプリンタよりも高いレベルが
要求される。また、副走査方向の印字位置のゆらぎの精
度も厳しいものが要求される。副走査方向の印字位置の
ゆらぎは、周期的な濃度むら(ピッチむら)として現れ
る。このゆらぎは、ポリゴンミラーの面倒れ誤差、振動
等で副走査方向の印字位置が周期的に移動するために生
じる現象である。レーザプリンタに比べてデジタル複写
機における副走査方向の印字位置のゆらぎの許容幅は小
さい。
【0004】ところで、中間調を表現するには、面積階
調方式と濃度階調方式及び両者の中間的な多値ディザ方
式がある。面積階調方式とは、数ドットを一つの単位と
して、印字するドット数を変えて印字面積を変化させる
ことで階調を表現する。濃度階調とは、1ドット単位で
1ドットの濃度を変化させることで階調を表現する。中
間調の表現としては、濃度階調方式の方が優れている。
しかも、この方式は副走査方向の印字位置のゆらぎにつ
いて敏感であり、ゆらぎの許容幅が狭い。面積階調方式
では、面倒れ補正率を1/数10程度とすれば、副走査
方向の印字位置のゆらぎが数μm程度になり、問題がな
くなる。しかし、濃度階調方式では1μm以下の精度が
要求される。このため、ポリゴンスキャナの面倒れ精度
を高めるか、補正効果の高い光学系を採用しなければな
らない。
【0005】ポリゴンスキャナの面倒れ精度を高めるこ
とはポリゴンスキャナ自体の製造コストアップになり、
好ましくない。従って、面倒れ補正効果の高い光学系を
採用しなければならない。面倒れ補正光学系では、副走
査方向において、偏向点近傍と被走査面(感光体)が共
役関係になっており、この倍率が小さい程面倒れ補正効
果が高い。即ち、副走査方向の倍率の小さい光学系を採
用しなければならない。fθレンズの焦点距離を一定と
すると、副走査方向の倍率を小さくするためには、被走
査面に近いレンズの大口径化は避けられない。
【0006】一方、デジタル複写機のプリントヘッドに
は、階調表現性の向上のためにビーム径が小径であるこ
とが好ましい。また、像面湾曲、歪曲等の収差も小さい
ことが必要であり、このためにレンズの枚数が増加し、
コストアップの要因となっていた。この解決策として、
レンズ面を非球面として枚数を削減し、材質をガラスか
らプラスチックに変更することが考えられる。しかし、
プラスチックは温度変化に伴って屈折率及び形状が変化
し、焦点距離が変化するという不都合を有している。焦
点距離の変化は、現実には主走査方向の倍率やビーム径
の変動として現れる。
【0007】
【発明の目的、構成、作用、効果】そこで、本発明の目
的は、温度等の変化により光学系の焦点距離が変化して
も、簡単な構成で変化分を補正して主走査方向の倍率を
設定値に保持できる複写装置を提供することにある。本
発明の他の目的は、前記主走査方向の倍率の補正のみな
らず、印字開始位置の検出や焦点合わせを部品の共用化
によって簡単な構成で行うことのできる複写装置を提供
することにある。さらに、本発明の他の目的は、前記主
走査方向の倍率補正動作が感光体への画像の印字に悪影
響を与えることのない複写装置を提供することにある。
【0008】以上の目的を達成するため、本発明に係る
複写装置は、原稿画像を光学的に読み取る読取り手段
と、この読取り手段で読み取った画像データの倍率を変
更する倍率変更手段と、前記画像データに基づいて変調
されたレーザビームを発生する光源と、この光源から発
せられたレーザビームを偏向する偏向器と、前記光源か
ら発せられた直後のレーザビームを平行光に修正する第
1の光学素子と、この第1の光学素子から射出されたレ
ーザビームを前記偏向器の偏向面近傍に線状に集光する
第2の光学素子と、前記偏向器で偏向されたレーザビー
ムを感光体上で結像させる第3の光学素子と、前記第
1、第2、第3の光学素子の少なくともいずれかの変形
に起因する主走査方向の倍率変化を検出する検出手段
と、この検出手段の検出結果に基づいて前記倍率変更手
段の倍率を変更させる制御手段とを備えている。
【0009】以上の構成において、光学素子が温度変化
に伴って焦点距離が変化し、主走査方向の倍率が変化し
ても、この変化を検出して主走査方向の倍率を設定値に
保持できる。前記倍率変化の検出手段とは、例えば、前
記光学素子の温度を検出する温度センサ、あるいは感光
体と光学的に等価位置であって主走査方向の始端側と終
端側とに設けた光センサである。後者の場合、主走査方
向の始端側に設けた光センサが印字開始位置検出用のセ
ンサとしての機能を兼ねることが、構成を簡略化するた
めには好ましい。さらに、同様の目的で、主走査方向の
始端側と終端側の少なくともいずれかの光センサが前記
光学素子の合焦センサとしての機能を兼ねることが好ま
しい。
【0010】さらに、本発明に係る複写装置は、倍率変
更手段の倍率変更動作及び/又は焦点位置変更手段の焦
点位置変更動作を、画像を感光体上に印字している間は
禁止する。倍率及び/又は焦点位置をステップ的に変更
する場合、画像印字中に変更を行うと画像劣化を生ず
る。しかし、このような変更動作を印字中は禁止するこ
とにより、画像劣化を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る複写装置の実施例につい
て、添付図面を参照して説明する。以下に説明する実施
例はフルカラーのデジタル複写機であり、図1に示すよ
うに、上段部にイメージリーダユニット1とレーザビー
ム走査ユニット10、中段部にフルカラー作像部30、
下段部に給紙部60を配置したものである。
【0012】イメージリーダユニット1は、矢印a方向
に移動することによってプラテンガラス9上にセットさ
れた原稿の画像を読み取るスキャナ2と、読み取られた
画像データを印字用のデータに変換処理する画像信号処
理部6とで構成されている。スキャナ2は原稿を照射す
るランプ3、原稿からの反射光を集光するロッドレンズ
アレイ4、集光された光をアナログの電気信号に変換す
る密着型カラーイメージセンサ(CCD)5を備えてい
る。スキャナ2はパルスモータM1によって駆動され、
イメージセンサ5は原稿画像をR(レッド)、G(グリ
ーン)、B(ブルー)の3原色の色信号として1ライン
ずつ読み取る。画像信号処理部6はイメージセンサ5で
光電変換されたR,G,Bの色信号をC(シアン)、M
(マゼンタ)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)の4
色に対応するデジタル画像データを生成し、必要な編集
的処理を施した後に、レーザビーム走査ユニット制御部
7に転送する。
【0013】レーザビーム走査ユニット10は制御部7
に転送された画像データに基づいてレーザビームを矢印
b方向に回転する感光体ドラム31上に照射し、感光体
ドラム31上に静電潜像を形成する。なお、このユニッ
ト10の構成と動作及び前記画像信号処理部6について
は後に詳述する。フルカラー作像部30は、感光体ドラ
ム31及び転写ドラム34を中心として構成されてい
る。感光体ドラム31の周囲には、帯電チャージャ3
2、現像ユニット33、転写ドラム34、残留トナーの
クリーナ35、残留電荷のイレーサランプ36が配置さ
れている。現像ユニット33は、上段から順次マゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックのトナーを含む現像剤
を収容した現像器33M,33C,33Y,33Bkを
有し、モータM2によって上下方向に一体的に移動可能
とされ、感光体ドラム31上に各色の静電潜像が形成さ
れるごとに、対応する現像器が現像位置にセットされ、
現像を行う。
【0014】転写ドラム34は感光体ドラム31と同期
して矢印c方向へ回転駆動可能に設置され、その内側及
び外側には、シートの先端をチャッキングするための爪
部材(図示せず)、シートを転写ドラム34の表面に吸
着するための吸着チャージャ41、転写ドラム34上に
接離可能なシート押さえローラ42、トナーをシート上
に転写するための転写チャージャ43、除電チャージャ
44,45、シートを転写ドラム34上から分離するた
めの分離爪46、残留トナーのクリーナ47、転写ドラ
ム34の基準位置を検出するためのセンサ48、センサ
48の作動板49が配置されている。
【0015】フルカラーの画像形成時において、感光体
ドラム31上にはM,C,Y,Bkのトナー画像が順次
形成され、それぞれのトナー画像は転写ドラム34上に
巻き付けられたシート上に順次転写されて合成される。
四つの画像がシート上に合成されると、分離爪46が作
動してシートを転写ドラム34から分離する。また、ク
リーナ47が作動して転写ドラム34上の残留トナーを
除去する。
【0016】給紙部60は特定のサイズ(例えば、A4
横、A4縦、B4縦)のシートを収容する三段の給紙ト
レイ61,62,63から構成されている。シートはオ
ペレータによって選択されたいずれかの給紙トレイ6
1,62,63から1枚ずつ給紙され、搬送ローラによ
って前記転写ドラム34の吸着部へ搬送される。一方、
転写ドラム34から分離されたシートは、搬送ベルト5
1によって定着器52へ送り込まれ、ここでトナーの定
着を施された後、トレイ53上へ排出される。
【0017】さらに、この複写機はシートを一時的に収
容する中間収容ユニット55を内蔵している。シートの
一面に二つの画像を合成してコピーする合成コピーモー
ドの場合、第1の画像を転写されたシートは分岐爪56
で下方にガイドされ、いまひとつの分岐爪57で左方に
ガイドされて中間収容ユニット55へ収容される。ま
た、シートの両面に画像を形成する両面コピーモードの
場合、第1面に画像を転写されたシートは一旦スイッチ
バック通路58へ搬送されて、表裏及び前後を反転され
た状態で中間収容ユニット55へ収容される。収容され
たシートは、再給紙信号に基づいて中間収容ユニット5
5から1枚ずつ給紙され、前記転写ドラム34の吸着部
へ搬送される。
【0018】次に、レーザビーム走査ユニット10につ
いて説明する。図2に示すように、このユニット10
は、レーザダイオード11、コリメータレンズ12、シ
リンドリカルレンズ13、平面ミラー14、ポリゴンミ
ラー15、fθレンズ16,17、シリンドリカルミラ
ー18、平面ミラー19,20、光センサ21,22を
含み、これらの部材はケーシングに一体的に取り付けら
れている。
【0019】レーザダイオード11はLD駆動回路24
4(図13参照)によって強度変調(オン、オフ)さ
れ、画像情報を乗せた発散光束を放射する。この発散光
束はコリメータレンズ12によって平行光に修正され、
シリンドリカルレンズ13を透過し、平面ミラー14で
折り返されてポリゴンミラー15の偏向面を照射する。
シリンドリカルレンズ13は副走査方向にパワーを有
し、コリメータレンズ12から射出された光ビームをポ
リゴンミラー15の偏向面近傍で副走査方向に集光す
る。
【0020】ポリゴンミラー15は図示しないモータに
よって支軸15aを中心に矢印d方向に定速で回転駆動
される。従って、平面ミラー14で折り返された光ビー
ムはポリゴンミラー15の偏向面で連続的に反射され、
等角速度で偏向される。偏向された光ビームはfθレン
ズ16,17を透過し、シリンドリカルミラー18で反
射され、感光体ドラム31上に微小なビーム径で結像す
る。光ビームは前記レンズ13,16,17、ミラー1
8の作用によって、ポリゴンミラー15の各偏向面の面
倒れを補正される。また、fθレンズ16,17の作用
によって、感光体ドラム31上での走査速度を画像領域
の中心から両端部にわたって均等となるように(歪曲収
差)が補正され、かつ、感光体ドラム31上での主走査
方向及び副走査方向での像面湾曲を補正する。
【0021】また、前記ポリゴンミラー15で偏向され
た光ビームのうち、画像領域外であって主走査方向の始
端側及び終端側の光ビームは、シリンドリカルミラー1
8で反射されてから平面ミラー19,20で反射され、
光センサ21,22へ入射する。光センサ21,22は
光学系の焦点位置の検出、主走査方向の倍率の検出に用
いられ、特に光センサ21は1ラインごとの印字開始位
置の検出にも用いられる。
【0022】光センサ21,22は、図3、図4に示す
ように、ホルダ23の奥部に光電変換素子24を収納
し、ホルダ23の正面に光拡散透過板25、スリット板
26を設けたものである。スリット板26は遮光材から
なり、主走査方向Aに対して垂直なスリット26aと傾
斜したスリット26bが形成されている。ホルダ23の
内面は白色に塗装され、光を反射するようになってい
る。光センサ21,22の光電変換素子24はそれぞれ
感光体ドラム31の点P1,P2と等価位置に配置され
ている。従って、光センサ21のスリット26aを透過
したときに光電変換素子24へ入射する光ビームの検出
信号は印字開始位置の基準信号として用いられる。
【0023】図2において、平面ミラー14を用いて光
路を折り返すようにしたのは、レーザダイオード11か
ら放射されたビームの光路とポリゴンミラー15で偏向
されたビームの光路とを直交させ、光路をコンパクトに
構成するためである。ところで、前記コリメータレンズ
12、シリンドリカルレンズ13、fθレンズ16,1
7及びシリンドリカルミラー18はプラスチックからな
る成形品であり、非球面が多用されており、収差が良好
に補正されている。プラスチックを用いているのは、非
球面の形成が比較的簡単で、量産に向いているためであ
る。しかし、プラスチックをレンズとして用いると、周
囲の温度変化によって屈折率及び形状が変化し、焦点距
離が無視できない程変化するといった不都合がある。こ
のため結像位置が光軸上でシフトしてビーム径が大きく
なる。
【0024】図5はビームスポット形状に対する光セン
サ21,22(光電変換素子24)の電流信号Ia,I
bを示す。電流信号Iaはビームがスリット26aを通
過したときの信号、電流信号Ibはビームがスリット2
6bを通過したときの信号である。理想的な(焦点が合
っているときの)ビームスポット形状をBcとすると、
電流信号Ia,Ibは共に大きい。ビームスポット形状
がBaのように主走査方向A及び副走査方向Bに大きい
場合、電流信号Ia,Ibは共に小さい。また、ビーム
スポット形状がBbのように副走査方向Bにのみ大きい
場合、電流信号Iaは大きく、電流信号Ibは小さい。
このように光センサ21,22に入射するビームスポッ
ト形状を電流信号Ia,Ibによって判断することがで
き、この電流信号Ia,Ibに基づいて前記コリメータ
レンズ12、シリンドリカルレンズ13の光軸上での位
置を調整することにより、結像面(感光体ドラム31)
上での焦点を合わせることができる。
【0025】ところで、本実施例で使用している光電変
換素子24は、ビームの単位時間当たり、かつ、単位面
積当たりのビーム強度を電流信号に変換して出力する。
従って、ビームスポット形状が大きく広がると、レーザ
ダイオード11から放射されるときのビーム強度は一定
であることを考慮すると、単位面積当たりのビーム強度
は小さくなり、光電変換素子24から出力される電流信
号は小さくなる。逆に、電流信号が最大のとき、ビーム
スポットは焦点ずれのない理想的な形状である、即ち、
焦点が合っていると考えてよい。実施例では、電流信号
が最大となるようにビームスポット形状を調整する。
【0026】具体的には、図6に示すように、レーザダ
イオード11を保持するホルダ71とコリメータレンズ
12の鏡胴72を保持するホルダ73とを結合し、鏡胴
72とホルダ73との間に円筒形の圧電素子74を介在
させた。圧電素子74は印加電圧によって歪み、歪み量
は電圧値に比例する。従って、電圧値を変化させること
によってコリメータレンズ12が鏡胴72と共に光軸上
で移動する。コリメータレンズ12の移動によって主走
査方向のビーム径を調整することが可能となる。逆に、
電圧値によってコリメータレンズ12の移動距離を検出
可能である。
【0027】一方、図7に示すように、シリンドリカル
レンズ13はホルダ76を介してブラケット77に保持
され、ブラケット77はリニアモータ78上に搭載され
ている。リニアモータ78を駆動することにより、シリ
ンドリカルレンズ13がブラケット77と共に光軸上で
移動する。シリンドリカルレンズ13の移動によって副
走査方向のビーム径を調整することが可能となる。逆
に、リニアモータ78の駆動量によってシリンドリカル
レンズ13の移動距離を検出可能である。
【0028】調整方法としては、まず、光センサ21の
スリット26aをビームが通過するときに対応する電流
信号Iaが最大となるように、コリメータレンズ12を
移動させ、このときの移動距離を記憶手段に記憶する。
同様に、光センサ22のスリット26aをビームが通過
するときに対応する電流信号Iaが最大となるように、
コリメータレンズ12を移動させ、このときの移動距離
と前記光センサ21で検出して記憶手段に記憶した移動
距離との平均値を求める。この平均値に対応してコリメ
ータレンズ12を移動させる。これにより、主走査方向
のビーム径が調整されたこととなる。
【0029】一方、副走査方向のビーム径に関しては、
光センサ21のスリット26bをビームが通過するとき
に対応する電流信号Ibが最大となるように、シリンド
リカルレンズ13を移動させ、このときの移動距離を記
憶手段に記憶する。同様に、光センサ22のスリット2
6bをビームが通過するときに対応する電流信号Ibが
最大となるように、シリンドリカルレンズ13を駆動さ
せ、このときの移動距離と前記光センサ21で検出して
記憶手段に記憶した移動距離との平均値を求める。この
平均値に対応してシリンドリカルレンズ13を移動させ
る。これにより、副走査方向のビーム径が調整されたこ
ととなる。
【0030】以上の如く、本実施例によれば、ビームス
ポット形状(光学系の焦点位置)の調整を、光センサ2
1,22を用いて行う。光センサ21,22のいずれか
一方を用いるだけでも調整は可能である。しかし、主走
査方向あるいは副走査方向の像面が加工誤差や組立て誤
差等によって傾いたり湾曲している場合に、光センサ2
1,22の検出結果の平均をとることにより、この種の
誤差の影響を小さくできる。
【0031】また、コリメータレンズ12は主走査方向
及び副走査方向にパワーを有し、シリンドリカルレンズ
13は副走査方向にのみパワーを有する。仮に、シリン
ドリカルレンズ13を先に移動させて副走査方向のビー
ム径を調整し、その後コリメータレンズ12を移動させ
て主走査方向のビーム径を調整すると、副走査方向のビ
ーム径が狂ってしまうおそれがある。本実施例の如く、
コリメータレンズ12を先に移動させて主走査方向のビ
ーム径を調整し、その後シリンドリカルレンズ13を移
動させて副走査方向のビーム径を調整すれば、シリンド
リカルレンズ13は主走査方向にはパワーを持たないた
め、先に調整された主走査方向のビーム径が狂うおそれ
はない。
【0032】次に、スリット26a,26bの延在方向
に関して説明する。スリットが主走査方向に延在してい
ると、主走査方向のビーム径が変化しても光電変換素子
の出力は同じであり、その変化を検出することはできな
い。しかも、ビームが副走査方向に少しでもずれると検
出は不可能となってしまう。一方、スリットが副走査方
向に延在していると、副走査方向のビーム径が変化して
も光電変換素子の出力は同じであり、その変化を検出す
ることはできない。そこで、本実施例ではスリットを主
走査方向に対して角度を持たせるようにした。副走査方
向のビーム径を調整するためのスリット26bは主走査
方向に対して45゜傾斜させた。主走査方向のビーム径
を調整するためのスリット26aに関しては主走査方向
に対して45゜傾斜させてもよい。しかし、本実施例で
は、スリット26aは1ラインごとの印字開始位置の基
準信号を得るためにも使用するため、電流信号Iaの立
ち上がりを急峻なものとするため、主走査方向に対して
90゜直交させた。
【0033】また、前述のビームスポット形状(焦点位
置)の調整は、1枚分の画像を感光体ドラム31上に印
字している間は禁止される。この調整がリアルタイムで
かつレンズ12,13が連続的に移動して行われれば問
題とならない。しかし、実際上リアルタイムで行うこと
は困難であり、レンズ12,13がステップ的に移動す
る場合には画像濃度がステップ的に変化し、画像劣化が
生じる。具体的には、この調整は1枚の原稿画像の印字
を行う直前に実行することが好ましい。
【0034】図8は複写機のフルカラー作像部30及び
給紙部60を制御するための制御回路を示す。制御はC
PU100を中心にして行われ、光センサ21,22の
電流信号は信号処理回路101を介してCPU100へ
入力される。信号処理回路101はメモリ102を備え
ている。また、CPU100はコリメータレンズ12の
駆動源である圧電素子74の駆動回路104、シリンド
リカルレンズ13の駆動源であるリニアモータ78の駆
動回路105へ制御信号を出力する。
【0035】次に、主走査の倍率補正について説明す
る。温度変化に伴ってfθレンズ16,17の焦点距離
が変化すると、主走査倍率が変化し、画像上では主走査
方向の印字幅の伸び縮みとなって現れる。このような主
走査倍率の変化を補正する方法としては、前記光センサ
21,22を用いる方法と、図2に示すようにレーザビ
ーム走査ユニット10内に設けた温度センサ28を用い
る方法とがある。
【0036】光センサ21,22を用いる場合は、ま
ず、光センサ21によるビームの検出から光センサ22
によるビームの検出までの時間を測定する。具体的には
システムクロックSYNCKをカウントする。ROM1
03には、オペレータによって設定可能な全てのコピー
倍率に対応した基準時間(光センサ21のビーム検出か
ら光センサ22のビーム検出までの時間)が予め格納さ
れている。そこで、現在設定されているコピー倍率に対
応する基準時間と測定時間とを比較する。測定時間を
x、基準時間を1とすると、fθレンズ16,17の焦
点距離の変化による主走査倍率の変化は1/xである。
従って、現在の設定倍率をx倍すれば、設定された倍率
で印字が行われることとなる。なお、基準時間、測定時
間及び補正値のデータを予めROM103に格納してお
き、データ参照形式によって補正倍率を求めてもよい。
【0037】一方、温度センサ28を用いる場合は、f
θレンズ16,17近傍の温度を温度センサ28によっ
て測定する。この測定値はCPU100へ入力され、測
定値に対応する補正倍率を演算する。温度変化に伴うf
θレンズ16,17の焦点距離の変化率は予め得られて
おり、このデータはROM103に格納されている。従
って、このデータに基づいて演算するか、データ参照形
式によって補正倍率を求め、求めた補正倍率を画像信号
処理部6へ転送する。オペレータによって設定されたコ
ピー倍率がαのとき、温度センサ28の測定値に基づく
補正倍率がβであるとすると、主走査方向の倍率をα×
βに設定し直すこととなる。
【0038】なお、温度センサ28に加えて湿度センサ
を併用して主走査倍率を補正すれば、補正効果が一層向
上する。以上のような主走査方向の倍率補正によって、
fθレンズ16,17の焦点距離の変化にも拘らず、設
定倍率を正しく維持することができる。なお、画像信号
処理部6における主走査方向の倍率補正の具体的手法は
後に詳述する。
【0039】また、前述の主走査方向の倍率補正は、1
枚分の画像を感光体ドラム31上に印字している間は禁
止される。この補正が連続的に行われれば問題とならな
い。しかし、実際上は画像信号処理部6でデジタル的に
補正を行うため、補正の前後で画像に段差が生じる。従
って、この補正は1枚の原稿画像の印字を行う直前に実
行することが好ましい。
【0040】次に、イメージリーダユニット1に設けら
れている画像信号処理部6について説明する。図9にお
いて、画像信号処理部6はCPU210によって制御さ
れ、このCPU210は図8に示したCPU100と適
宜通信を行い、必要な情報を交換する。画像信号処理部
6は以下のブロックで構成されている。
【0041】アナログアンプ・S/H(サンプルホール
ド)ブロック201:スキャナ2内のカラーイメージセ
ンサ(CCD)5で光電変換された原稿画像のアナログ
信号を増幅する。 A/D変換ブロック202:前記ブロック201で増幅
されたアナログ信号を数値(デジタル)信号に変換す
る。
【0042】シェーディング補正ブロック203:露光
ランプ3の光量むら、イメージセンサ5の各画素ごとの
感度のばらつきを補正する。各画素ごとに濃度が補正さ
れた画像信号が得られる。 反射率/濃度変換ブロック204:ここまで処理された
画像信号は、原稿からの反射光量に比例した信号であ
る。ここでは、後段のブロックでの処理を容易とするた
め、反射率を濃度に変換する。さらに、このブロック2
04ではハイライト部やシャドー部を強調する調子再現
処理も同時に行う。なお、前記各ブロック201,20
2,203,204では、読み取られた3原色(R,
G,B)がパラレルに処理される。
【0043】色補正・UCR/BPブロック205:3
原色の画像信号を合成処理し、Y,M,C,Bkの印字
信号を生成する。どの色の印字信号を生成するかは、C
PU210がこのブロック205に指示する。
【0044】編集ブロック206:印字信号に種々の編
集を行う。例えば、トリミング編集では指定領域外の画
像を消去する。 MTF補正ブロック207:エッジ強調処理、スムージ
ング処理を行う。 変倍・移動ブロック208:主走査方向の画素密度変換
(倍率変更)、画像のシフト、同一領域の繰り返し出力
(イメージリピート)を行う。 γカーブ補正ブロック209:画質、色調等を補正す
る。
【0045】以上の各ブロックはCPU210によって
直接与えられる動作パラメータと、制御信号発生部22
0から与えられる信号(駆動パルス信号等)に従って動
作する。以上の如き処理を施されて生成された印字信号
はレーザビーム走査ユニット制御部7に転送され、レー
ザダイオード11の変調制御に用いられる。
【0046】図10は前記変倍・移動ブロック208の
構成を示す。前段のMTF補正ブロック207より与え
られた画像信号は、まず、1ラインずつラインメモリ2
31aに格納される。このとき、書込みアドレスカウン
タ233がラインメモリ231aに書き込まれるアドレ
スを制御する。この書込みアドレスカウンタ233はセ
レクタ235から出力されるクロック信号をカウントす
ることによってアドレスデータを発生する。
【0047】セレクタ235で選択できるクロック信号
は、入力された画像信号の転送クロックであるSYNC
KもしくはそのSYNCKを間引くことによって発生し
た間引きクロックR_SYNCKである。書込みアドレ
スカウンタ233に間引きクロックR_SYNCKが与
えられるのは、縮小時である。拡大時にはSYNCKが
与えられる。セレクタ235の動作はCPU210から
与えられる拡大縮小信号REに従う。間引き率(倍率)
はMAG_DATAとしてCPU210から間引きクロ
ック発生部232へ与えられる。
【0048】ラインメモリ231a,231bは印字開
始位置検出信号に基づく水平同期信号HsyncがCP
U210に入力されるたびに書込みアドレスカウンタ2
33と読出しアドレスカウンタ234との関係が交換さ
れる。つまり、ある1ラインの画像信号をラインメモリ
231aに格納した後、次の1ラインの画像信号が変倍
・移動ブロック208に入力されるとき、先の画像信号
を格納したラインメモリ231aはラインメモリ231
bとなっている。ラインメモリ231bに対しては、読
出しアドレスカウンタ234が読出し処理を行う。この
読出しアドレスカウンタ234もクロックSYNCKも
しくは間引きクロックやR_SYNCKが入力され、そ
のクロックをカウントする。但し、前記書込みアドレス
カウンタ233とは逆に縮小時にSYNCKが与えら
れ、拡大時にR_SYNCKが与えられる。また、読出
しアドレスカウンタ234にはCPU210からリピー
ト位置信号REP_POS、読出し開始位置信号FST
_POS、カウント信号UDが与えられる。これらの信
号はイメージリピート、イメージシフト、鏡像の機能に
使用されるもので、これらの制御信号はいずれも標準状
態であるとして説明を進める。
【0049】間引きクロック発生部232は、CPU2
10から与えられる間引き率(倍率)データMAG_D
ATAに従って、SYNCKのクロックパルス列から目
的の比率でパルスを間引いたクロックR_SYNCKを
発生する。例えば、図11では1/2の縮小率を実現す
るためにSYNCKのパルスを半分間引いたR_SYN
CKを発生している状態及び各部分での動作の様子を示
す。図12では2倍の拡大率を実現するための各部分で
の動作の様子を示す。前述した主走査方向の倍率補正
は、この変倍・移動ブロック208での制御に間引き率
データMAG_DATAとしてフィードバックされる。
【0050】図13はレーザビーム走査ユニット制御部
7の構成と信号の発生状態を示す。この制御部7はCP
U100によって制御される。前記画像信号処理部6か
ら転送されてきた印字データは、まず、書込みバッファ
メモリ241aに格納される。このとき格納されるアド
レスは書込みアドレスカウンタ242がHD信号がアク
ティブな期間中クロックSYNCKをカウントすること
により制御される。また、このアドレスは水平同期信号
Hsyncが入力されるごとに0にリセットされる。
【0051】書込みバッファメモリ241aに格納され
た1ライン分の印字データは、次に水平同期信号Hsy
ncが入力されると読出しバッファメモリ241bとし
て扱われる。印字データの読出しは、読出しアドレスカ
ウンタ243がレーザダイオード11を発光させるため
の同期クロックDOTCKをカウントすることにより得
られるアドレスに基づいて行われる。この読出しはHI
A信号がアクティブな期間に行われる。HIA信号はL
D発光許可領域発生器247が水平同期信号Hsync
の入力を基準として同期クロックDOTCKをカウント
することにより発生される。
【0052】レーザダイオード11を発光させるための
同期クロックDOTCKは発生器245で発生され、水
平周期信号Hsyncは前記光センサ21によるレーザ
ビームの検出信号に基づいて発生器246で発生され
る。読出しバッファメモリ241bから読み出された印
字データはLD駆動回路244へ入力される。LD駆動
回路244は印字データをレーザダイオード11の発光
特性に合わせたLD発光データに変換し、レーザダイー
ド11を変調駆動する。
【0053】図13(B)は印字データの書込み/読出
しのタイミングを示す。これから明らかなように、バッ
ファメモリ241aへの書込みタイミングとバッファメ
モリ241bからの読出しタイミングは非同期動作であ
る。読出しタイミングは水平同期信号Hsyncを基準
とし、CPU100によって任意に選択できる。このこ
とは、レーザビームによる感光体ドラム31への印字位
置を主走査方向に任意に移動可能であることを意味す
る。即ち、画像が転写されるシートに対して主走査方向
の画像転写位置が移動可能である。
【0054】次に、図14〜図18のフローチャートを
参照してCPU210の制御手順を説明する。但し、制
御手順は本発明と関連する部分のみ示す。図14はプリ
ントスイッチがオンされてからのCPU100による制
御手順を示す。まず、ステップS1でビーム径の調整が
自動的に処理され、ステップS2で主走査倍率の補正が
自動的に処理される。次に、ステップS3で前記調整及
び補正が完了したと判定すると、ステップS4で1ペー
ジの印字を処理する。次に、ステップS5で1ページの
印字が完了したと判定すると、ステップS6でコピー動
作回数Pnがオペレータによって設定されたコピー部数
Ps以上か否かを判定し、コピー動作回数Pnがコピー
部数Psよりも小さければ前記ステップS1へ戻り、P
nがPsと等しくなればこのサブルーチンを終了する。
【0055】図15は前記ステップS1で実行されるビ
ーム径を調整するためのサブルーチンを示す。まず、ス
テップS11で主走査方向のビーム径を調整し、ステッ
プS12でその完了が確認されると、ステップS13で
副走査方向のビーム径を調整する。そして、ステップS
14でその完了が確認されると、このサブルーチンを終
了する。
【0056】図16は前記ステップS11,13で実行
される主走査方向及び副走査方向のビーム径調整処理の
サブルーチンを示す。ここでは、まず、圧電素子74又
はリニアモータ78を駆動してコリメータレンズ12又
はシリンドリカルレンズ13を初期位置に戻す。ここ
で、レーザダイオードを強制発光させると共にポリゴン
ミラー15を回転させ、ステップS22でセンサ21か
らの信号Snを記憶する。信号Snとはn回目の電流信号
Ia又はIbの値を意味し、初期値をS0とする。
【0057】次に、ステップS23で今回の信号Sn
前回の信号Sn-1とを比較し、Sn>Sn-1であれば、ス
テップS24でレンズ12又は13を+1ステップ移動
させてステップS22へ戻る。+1ステップ移動とはレ
ンズ12又は13をレーザダイオード11に近づく方向
に所定量移動させることをいう。一方、Sn>Sn-1でな
ければステップS25でレンズ12又は13を−1ステ
ップ移動させてこのサブルーチンを終了する。−1ステ
ップ移動とはレンズ12又は13をレーザダイオード1
1から離れる方向に所定量移動させることをいう。以上
の処理によって感光体ドラム31上でのビームスポット
が最小形状で焦点を合わすようにレンズ12又は13が
セットされる。
【0058】なお、図16に示したサブルーチンでは光
センサ21のみを用いてビーム径を自動調整する方法を
示した。図5、図6、図7で説明したように、光センサ
21,22を用いてその平均値へレンズ12又は13を
移動させてもよい。
【0059】図17は前記ステップS2で実行される主
走査倍率補正の第1例のサブルーチンを示す。この第1
例は光センサ21,22を用いる方法である。まず、ス
テップS31及びステップS32でスリット26aを通
過したビームを光センサ21,22で検出する。光セン
サ21の検出から光センサ22の検出までの時間に基づ
いて、ステップS33で現在の主走査倍率aを演算す
る。次に、ステップS34でオペレータによって設定さ
れたコピー倍率bをb/aに変更する。
【0060】図18は前記ステップS2で実行される主
走査倍率補正の第2例のサブルーチンを示す。この第2
例は温度センサ28を用いる方法である。まず、ステッ
プS41で温度センサ28にてレーザビーム走査ユニッ
ト10内の温度を測定し、ステップS42でこの測定値
に対応する補正倍率a’をROM103から読み出す。
次に、ステップS43でオペレータによって設定された
コピー倍率bをb×a’に変更する。
【0061】なお、本発明に係る複写装置は前記実施例
に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変
更できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例であるフルカラー複写機を示
す。
【図1】フルカラー複写機の内部構成を示す立面図。
【図2】レーザビーム走査ユニットの概略構成を示す斜
視図。
【図3】光センサを示す斜視図。
【図4】光センサを示す断面図。
【図5】ビームスポット形状に対応する光センサの電流
信号を示すチャート図。
【図6】コリメータレンズの駆動部を示す断面図。
【図7】シリンドリカルレンズの駆動部を示す断面図。
【図8】複写機本体の制御回路を示すブロック図。
【図9】画像信号処理部を示すブロック図。
【図10】変倍・移動ブロックを示すブロック図。
【図11】1/2の縮小率を実現するため説明図で、
(A)は動作を示すチャート図、(B)は動作概念図。
【図12】2倍の拡大率を実現するため説明図で、
(A)は動作を示すチャート図、(B)は動作概念図。
【図13】レーザビーム走査ユニット制御部を示すブロ
ック図。
【図14】CPU100の印字処理に関するサブルーチ
ンを示すフローチャート図。
【図15】図14のステップS1で実行されるビーム径
調整のサブルーチンを示すフローチャート図。
【図16】図15のステップS11,13で実行される
ビーム径調整処理のサブルーチンを示すフローチャート
図。
【図17】図14のステップS2で実行される主走査倍
率補正の第1例のサブルーチンを示すフローチャート
図。
【図18】図14のステップS2で実行される主走査倍
率補正の第2例のサブルーチンを示すフローチャート
図。
【符号の説明】
1…イメージリーダユニット 6…画像信号処理部 10…レーザビーム走査ユニット 11…レーザダイオード 12…コリメータレンズ 13…シリンドリカルレンズ 15…ポリゴンミラー 16,17…fθレンズ 18…シリンドリカルミラー 21,22…光センサ 28…温度センサ 208…変倍・移動ブロック 100,210…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹下 健司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を光学的に読み取り、読み取っ
    た画像データに基づいてレーザビームを走査して感光体
    上に画像を形成し、この画像を現像してシート上に転写
    する複写装置において、 原稿画像を光学的に読み取る読取り手段と、 前記読取り手段で読み取った画像データの倍率を変更す
    る倍率変更手段と、 前記画像データに基づいて変調されたレーザビームを発
    生する光源と、 前記光源から発せられたレーザビームを偏向する偏向器
    と、 前記光源から発せられた直後のレーザビームを平行光に
    修正する第1の光学素子と、 前記第1の光学素子から射出されたレーザビームを前記
    偏向器の偏向面近傍に線状に集光する第2の光学素子
    と、 前記偏向器で偏向されたレーザビームを感光体上で結像
    させる第3の光学素子と、 前記第1、第2、第3の光学素子の少なくともいずれか
    の変形に起因する主走査方向の倍率変化を検出する検出
    手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記倍率変更手段の
    倍率を変更させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2、第3の光学素子の少な
    くともいずれかが温度変化に伴って主走査方向の倍率が
    変化する材質からなり、 前記検出手段が前記光学素子の温度を検出する手段であ
    ること、 を特徴とする請求項1記載の複写装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が、感光体と光学的に等価
    位置であって主走査方向の始端側と終端側とに設けた光
    センサであることを特徴とする請求項1記載の複写装
    置。
  4. 【請求項4】 主走査方向の始端側に設けた光センサが
    印字開始位置検出用のセンサとしての機能を兼ねている
    ことを特徴とする請求項3記載の複写装置。
  5. 【請求項5】 主走査方向の始端側と終端側とに設けた
    光センサの少なくともいずれかが前記光学素子の合焦セ
    ンサとしての機能を兼ねていることを特徴とする請求項
    3記載の複写装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記倍率変更手段の倍
    率変更動作を、画像を感光体上に印字している間は禁止
    することを特徴とする請求項1記載の複写装置。
  7. 【請求項7】 原稿画像を光学的に読み取り、読み取っ
    た画像データに基づいてレーザビームを走査して感光体
    上に画像を形成し、この画像を現像してシート上に転写
    する複写装置において、 感光体上にレーザビームを走査する走査光学手段と、 前記走査光学手段の焦点位置を変更する焦点位置変更手
    段と、 前記走査光学手段の焦点位置を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記焦点位置変更手
    段を動作させる第1の制御手段と、 前記焦点位置変更手段による焦点位置変更動作を、画像
    を感光体上に印字している間は禁止する第2の制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする複写装置。
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US08/265,658 US5450211A (en) 1993-06-29 1994-06-24 Image forming apparatus and method for maintaining set magnification not withstanding changes in optical system due to temperature change
US08/486,599 US5561743A (en) 1993-06-29 1995-06-07 Digital method image forming apparatus and image forming method thereof

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Cited By (5)

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