JPH08265560A - 画像処理装置、画像処理方法および倍率補正方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および倍率補正方法

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JPH08265560A
JPH08265560A JP8030078A JP3007896A JPH08265560A JP H08265560 A JPH08265560 A JP H08265560A JP 8030078 A JP8030078 A JP 8030078A JP 3007896 A JP3007896 A JP 3007896A JP H08265560 A JPH08265560 A JP H08265560A
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Koichi Takahashi
弘一 高橋
Noriaki Matsui
規明 松井
Satoshi Kaneko
敏 金子
Satoru Kutsuwada
悟 轡田
Hidehiko Asai
英彦 浅井
Sunao Suzuki
直 鈴木
Hiroyuki Kimura
浩之 木村
Masahiko Tominaga
雅彦 冨永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像読み取りや画像記録を、要求された倍率
で正確に実行することが可能であり、また、特別な治工
具を用いることなく、倍率補正値を求める調整作業の簡
略化を図ることができる画像形成装置および方法を提供
することを目的とする。 【構成】 倍率補正値を求めるための調整モードを設け
て、初めに所定のチャート(原稿画像)、もしくは画像
の有効範囲外に取り付けられたチャートを読み込み、ス
キャナ系の倍率補正値を演算させた後、テストチャート
を出力して、その出力画像をスキャナから読み込ませて
プリンタ系の倍率補正値を演算させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を読み込
むリーダ、画像の記録を行うプリンタ、原稿画像に複写
を行う複写機等において、画像倍率の補正を行う画像処
理装置、画像処理方法および倍率補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、複写機のリーダ部920および
プリンタ部921の構成を示す図である。
【0003】図9において、リーダ部920では、原稿
画像の読み取り要求が発生すると原稿給送装置901上
に積載された原稿が1枚ずつ順次原稿台ガラス面902
上に搬送される。原稿がガラス面902の所定位置へ搬
送されると、スキャナユニット904のランプ903が
点灯し、スキャナユニット904をCCDイメージセン
サ909(以下、CCDという)への読み取り信号に同
期させて移動を開始させ、原稿画像を照射する。
【0004】原稿画像で反射した反射光は、ミラー90
5、906、907、レンズ908を介してCCD90
9に入力される。CCD909は、ライン上に配列され
た数千個の光電変換素子を有し、CCD909に入力さ
れた原稿画像は、ここで画素毎に電気信号に変換され、
各種原稿画像信号に対する画像処理が施された後、プリ
ンタ部921へと送られる。プリンタ部921に入力さ
れた画像信号は、露光制御部910にて変調された光信
号(レーザービーム)に変換され、予め帯電されている
感光体911を照射する。照射光によって感光体911
上に作られた潜像は、現像器912によって現像され
る。上記現像像の先端とタイミングを合わせて転写紙積
載部913、もしくは914より転写紙が搬送され、転
写部915において、上記現像された像が転写紙に転写
される。
【0005】そして、転写された像は、定着部916に
おいて転写紙に定着された後、排紙部917より装置外
部に排出される。排紙部917から出力された転写紙
は、ソータ部922のソート機能が働いている場合に
は、各ビンに、またはソート機能が働いていない場合に
は、ソータ部922の最上位のビンまたは指定されたビ
ンに排出される。
【0006】上記複写機において変倍を行う場合には、
主走査方向の変倍は、CCD909で入力した信号に対
し電気的な画像処理により行い、副走査方向の変倍は、
ドラム形状の感光体211の回転速度とスキャナユニッ
ト904の移動速度の比率を変えることにより(一般に
ドラムの回転速度は一定であるでのスキャナユニット9
04の移動速度を変化させ)、所望の倍率の複写画像を
得ることができる。
【0007】しかし、スキャナユニット904からCC
D909に至る光学系の光軸がずれていると、スキャナ
ユニット904の移動に連動して画像の読み取り位置が
変化して画像の読み取り倍率にずれが生じる。
【0008】図10および図11は、原稿を走査する光
学系の移動により光軸がずれる様子を示す説明図であ
る。
【0009】ユニット1は、実際に原稿を走査するスキ
ャナユニットであり、ユニット2は原稿上の走査位置か
らCCD909までの光路長を一定にするためのユニッ
トである。ユニット2に取り付けられている光学ミラー
Bの取り付け角度がずれると、ユニット1が矢印方向に
移動して原稿走査開始位置から離れるのに従って(ユニ
ット1とユニット2の間隔が拡がるために)、光軸が移
動していく。
【0010】このように光軸が移動する場合、例えば図
10に示すように、光軸の移動する方向とスキャナユニ
ットの原稿走査の方向が同じであれば、入力した画像を
縮小するように働き、また光軸の移動する方向とスキャ
ナユニットの原稿走査の方向が逆であれば、入力した画
像を拡大するように働く。さらに、光軸のずれが大きく
なると、CCD909からの光路が光学ミラーAからは
み出し、原稿画像がCCD209に導かれなくなり、こ
れによると、有効な画像信号が画像入力センサであるC
CDから出力されなくなる。
【0011】そこで、このような光軸のずれに起因する
倍率のずれをできるだけ小さくするために、ミラー90
5、906、907やレンズ908の取り付け位置を高
精度で調整する必要があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ミラー
やレンズなどの光学系にかかわる部品交換等があった場
合、ミラー905、906、907やレンズ908の取
り付け位置の再調整が必要であり、その調整に用いる治
具を部品交換作業を行うサービスマンが持ち歩くか、ま
たはサービス拠点に複写機を持ち込み部品交換をして調
整した後、再度ユーザの所に設置することが行われてい
た。このことはサービスメンテナンス性を悪くするとと
もに利用者に不便を強いてきた。
【0013】このような問題を解決するため、ミラー、
レンズ等の高精度な位置の再調整を行う代わりに、複写
倍率の補正値を求め、不揮発性の記憶手段(例えばバッ
テリーバックアップメモリなど)に複写倍率の補正値を
記憶させる。そして、スキャナにより指定された倍率で
原稿画像を走査するとき、その倍率補正値を用いて原稿
画像の走査速度を補正する方法が用いられている。この
複写倍率の補正は、スキャナ系の補正とプリンタ系の補
正を統合して行われている。
【0014】しかし、近年複写機のディジタル化が進
み、スキャナ部とプリンタ部を独立に動作できるものが
でてきた。そのためスキャナ部とプリンタ部の倍率補正
値をそれぞれ求め、不揮発性の記憶手段に記憶させてお
く必要がある。そうすると、スキャナ部およびプリンタ
部それぞれの倍率補正値を求めるための治工具が必要と
なり、作業がさらに繁雑になる。
【0015】本発明は、画像読み取りや画像記録を要求
された倍率で正確に実行可能とする画像処理装置および
方法を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、特別な治工具等を用意す
ることなしに、画像読み取りや画像記録に関る倍率補正
を容易に実行可能な画像処理装置および方法を提供する
ことを目的とする。
【0017】また、本発明は、スキャナ機能、プリンタ
機能、コピー機能等の多機能な装置において、各機能に
応じた画像倍率補正が可能な画像処理装置および方法を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、原稿画像を読み取る読取手段と、前記読取手段によ
り所定画像を読み取って得た画像信号に基づいて前記読
取手段の画像読み取り倍率を検出する検出手段と、前記
検出手段により検出した画像読み取り倍率に従って、前
記読取手段の画像読み取り倍率を補正する補正手段とを
有することを特徴とする。
【0019】また、本発明の画像処理方法は、所定画像
を読み取る読取ステップと、所定画像の読み取り信号の
基づいて画像読み取り倍率を検出する検出ステップと、
検出された画像読み取り倍率に従って、原稿画像の画像
読み取り倍率を補正する補正ステップとを有することを
特徴とする。
【0020】また、本発明の画像処理装置は、画像信号
に基づいて画像を記録する記録手段と、前記記録手段に
より記録された所定画像に基づいて前記記録手段の画像
記録倍率を検出する検出手段と、前記検出手段により検
出した画像記録倍率に従って、前記記録手段の画像記録
倍率を補正する補正手段とを有することを特徴とする。
【0021】また、本発明の画像処理方法は、画像信号
に基づいて所定画像を記録する記録ステップと、記録さ
れた所定画像に基づいて画像記録倍率を検出する検出ス
テップと、検出された画像記録倍率に従って、画像記録
倍率を補正する補正ステップとを有することを特徴とす
る。
【0022】また、本発明の画像処理装置は、原稿画像
を読み取る読取手段と、前記読取手段により原稿画像を
読み取って得た画像信号に基づいて原稿画像を記録する
記録手段と、前記読取手段により所定画像を読み取って
得た画像信号、および、前記記録手段により記録された
所定画像とに基づいて画像倍率を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出した画像倍率に従って、前記読
取手段の画像読み取り倍率および/または前記記録手段
の画像記録倍率を補正する補正手段とを有することを特
徴とする。
【0023】また、本発明の画像処理方法は、第1の所
定画像を読み取る第1ステップと、第1の所定画像に読
み取りに基づいて画像読み取り倍率を検出する第2ステ
ップと、第2の所定画像を記録する第3ステップと、記
録された第2の所定画像を読み取る第4ステップと、第
2の所定画像の読み取り信号に基づいて画像記録倍率を
検出する第5ステップと、検出された画像読み取り倍率
および/または画像記録倍率に従って画像読み取り倍率
および/または画像記録倍率を補正する第6ステップと
を有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例における多機能なデジタル複写機を示す構成図で
ある。
【0025】本実施例の複写機は、原稿を画像データに
変換する画像入力装置(以下、リーダ部という)101
と、複数種類の転写紙カセットを有し、プリント命令に
より画像データを転写紙上に可視像として出力する画像
出力装置(以下、プリンタ部という)102と、プリン
タ部102によりプリントされた転写紙をソートし、蓄
積するためのソータ部103と、リーダ部101とプリ
ンタ部102ならびにソータ部103を動作させるため
の制御部104と、コピーやファックスなどの機能を選
択・設定するための操作部105−1および確認のため
の表示部105−2を備えた操作表示部105と、制御
部104と電気的に接続された外部装置106とを有す
る。
【0026】また、外部装置106には、リーダ部10
1から画像信号を回線を介して送信または回線を介して
画像信号を受信するためのファクシミリインターフェー
ス108およびパーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ等のコンピュータと接続し、それらとの間で画像信
号の授受を行うためのコンピュータインターフェース1
11を備えている。
【0027】図1において、原稿画像の読み取り要求が
発生すると、原稿給送装置201上に積載された原稿が
1枚ずつ順次原稿台ガラス面202上に搬送される。原
稿がガラス面202の所定位置へ搬送されると、スキャ
ナユニット204のランプ203が点灯し、スキャナユ
ニット204をCCDイメージセンサ209(以下、C
CDという)への読み取り信号に同期させて変倍率に応
じた速度で移動を開始させ、原稿画像を照射する(副走
査)。
【0028】原稿画像からの反射光は、ミラー205、
206、207、レンズ208を介してCCD209に
入力される。CCD209はライン上に配列された数千
個の光電変換素子を有し、CCD209に入力された原
稿画像は、ここで画素毎に電気信号に変換され、各種原
稿画像信号に対する画像処理が施された後、プリンタ部
102へ送られる。
【0029】プリンタ部102に入力された画像信号
は、露光制御部910において変調された光信号(レー
ザビーム)に変換されて予め帯電されている感光体21
1を照射する。照射光によって感光体211上に作られ
た潜像は、現像器212によって現像される。この現像
された像の先端とタイミングを合わせて転写紙積載部2
13、もしくは214より転写紙が搬送され、転写部2
15において、上記現像された像が転写紙に転写され
る。
【0030】転写された像は、定着部216において転
写紙に定着された後、排紙部217より装置外部に排出
される。排紙部217から出力された転写紙は、ソータ
部103のソート機能が働いている場合には、各ビン
に、またはソート機能が働いていない場合には、ソータ
の最上位のビンまたは指定されたビンに排出される。
【0031】続いて、順次読み込む画像を1枚の転写紙
の両面に出力する方法について説明する。
【0032】定着部216で片面に像定着された転写紙
を、一旦、排紙部217まで搬送後、転写紙の搬送向き
を反転して搬送方向切り替え部材218を介して再給紙
用転写紙積載部219に搬送する。
【0033】次の原稿が準備されると、上記プロセスと
同様にして原稿画像が読み取られるが、転写紙について
は再給紙用転写紙積載部219より給紙されるので、転
写紙の他の面に像定着がなされ、結局、同一転写紙の表
面、裏面に2枚の原稿画像を出力することができる。
【0034】図2は、同一の複写機における画像信号の
信号処理部の構成を示す回路ブロック図である。
【0035】CCD209に照射された原稿の反射光
は、CCD209の各光電セルで光電変換されて電荷と
して蓄積される。CCD209は、RGBまたはCMY
の色情報が得られるように色毎に3ライン上に光電セル
が設けられている。CCD209の各セルに蓄積された
電荷は、CCDドライバ311からの読み取り信号によ
り順次読み出され、ライン毎の原稿画像に対応するアナ
ログ信号となる。
【0036】そして、1ライン分の電荷を読み出した
後、CCD209の各セルをリセットして蓄積電荷をク
リアし、次の原稿画像信号に対応する電荷の蓄積を開始
する。CCD209から読み出されたアナログ信号は、
プリアンプ301でA/D変換器302の入力信号レベ
ルに合わせて増幅される。A/D変換器302からの出
力信号は、シェーディング補正回路303に入力され、
ここでランプ203の配光ムラやCCD209の感度ム
ラ等に起因するシェーディング歪が補正される。シェー
ディング補正回路303を通った信号は、セレクタ30
4およびセレクタ306へ送られる。セレクタ304で
は、シェーディング補正回路303から入力される信号
および画像メモリ307から読み出されてくる信号を制
御部104の指示により選択し、画像信号処理回路30
5に送り出す。
【0037】画像信号処理回路305では、入力する画
像信号に対して主走査方向の変倍処理を行う。また、必
要に応じてリピート処理、空間フィルタを用いた輪郭エ
ッジ強調処理、マーカエリア判定処理(モノトーン系で
は輝度レベルにより判定し、カラー系では各色信号レベ
ルから判定する)ならびにパターン化・太らせ・マスキ
ング・トリミング処理が行われる。
【0038】副走査変倍回路320は、画像メモリ30
7から読み出されてくる信号に対して、制御部104の
指示に従って、副走査方向に関する変倍処理を行う。
【0039】画像信号処理回路305を経た信号は、セ
レクタ306およびセレクタ308に送られる。セレク
タ308では画像信号処理回路305から入力される信
号および画像メモリ307から読み出され、副走査変倍
回路320を通った信号を制御部104の指示により選
択し、セレクタ309に送る。
【0040】セレクタ309では、制御部104の選択
に従って、プリンタ部102の露光制御部であるレーザ
ドライバ210、ファクシミリインターフェース(I
F)108の送信部またはコンピュータインターフェー
ス(IF)111のいずれかへ入力されてくる画像信号
を送り出す。
【0041】また、セレクタ310では、ファクシミリ
IF108の受信部からの信号とコンピュータIF11
1からの信号を制御部104の指示で選択し、さらにセ
レクタ306では画像信号処理回路305からの信号、
シェーディング補正回路303からの信号ならびにセレ
クタ310からの信号を制御部104の指示で切り替
え、画像メモリ307に入力して記憶させる。
【0042】制御部104は、アクチュエータドライバ
314を介してスキャナユニット204を移動させるた
めのモータ317、転写紙搬送用のモータ319、クラ
ッチ316、ソレノイド315を駆動し、各種センサ群
313を見ながら原稿の露光走査のための光学系、並び
に、給紙、画像形成、排紙に至る紙搬送系等を制御駆動
する。また、後述するプリンタの倍率補正に用いるテス
トパターンデータ、アクチュエータの駆動条件などの装
置固有のデータなどを記憶しておく不揮発性メモリ31
8(例えばバッテリバックアップRAM)が制御部10
4に接続されている。
【0043】また、制御部104は、操作表示部105
の操作部105−1で設定されたモードならびに動作要
求を取り込むとともに、表示部105−2を用いて設定
されたモードならびにエラー発生時に警告の表示を行
う。
【0044】また、タイミング発生回路312を介し
て、装置各部へ動作タイミング信号の供給を行う。次
に、制御部104による倍率補正値の演算手順を示す図
4、図5のフローチャートを用いて、倍率補正動作につ
いて説明する。
【0045】操作表示部105により倍率補正モードが
設定されると、制御部104は、動作モードをスキャナ
倍率補正モードに設定し、倍率補正モード用に定数や駆
動モードを初期化し(S501)、倍率補正モードがオ
フされるか(S502)、補正動作がスタートの指示が
操作表示部105により入力されるのを待機する(S5
03)。
【0046】補正動作のスタートの指示が入力されると
(S503)、スキャナ倍率補正モードであれば(S5
04)、まず、スキャナユニット204をホームポジシ
ョン(HP)に戻し(S505)、原稿台のガラス面2
02上に置かれたテストチャートTCを等倍で読み込
み、画像メモリ307に記憶する(S506)。
【0047】ここでテストチャートTCは、図3に示す
ように、副走査方向原稿端面から所定の位置から記録さ
れている所定の大きさの「べた黒」もしくは原稿下地色
と十分に判別可能な単色または絵柄原稿を用いる。ま
た、テストチャートTCの大きさはスキャナユニット2
04により副走査方向に走査できる最大サイズとする。
なお、最大サイズとすることで倍率補正値の誤差を小さ
くすることができる。
【0048】このテストチャートTCは、何種類か用意
されており、操作表示部105より選択可能となってお
り、選択された時点で、そのテストチャートTCに対す
る画像先端位置から画像後端位置データが制御部104
に設定される。
【0049】例えば、テストチャートTCとして単色チ
ャートを用いた場合、制御部104は画像メモリ307
に記憶された画像における画像読み込み方向(副走査方
向)に関する輝度レベルの変化点を調べ、ホームポジシ
ョンHPから画像読み込み開始位置SPまでの画素数L
h(S531)、画像読み込み開始位置SPから画像先
端位置LEまでの画素数L1+△1(S507)、画像
読み込み開始位置SPから画像後端位置TEまでの画素
数L2+△2を求める(S508)。
【0050】テストチャートTCに応じて予め設定され
ている画像読み込み開始位置SPから画像先端位置LE
までの画素数L1および画像後端位置TEまでの画素数
L2と、S507、S508で求めた画素数L1+△
1、L2+△2を用いて次式の演算を行い、画像の読み
込み倍率Mを求める(S509)。
【0051】 M={(L2+△2)−(L1+△1)}/(L2−L1) =1+(△2−△1)/(L2−L1) そして、等倍からの差分、即ち(△2−△1)/(L2
−L1)を副走査方向の倍率補正値mとする(S51
0)。
【0052】また、テストチャートTCに応じて予め設
定されている画像読み込み開始位置SPから画像先端位
置LEまでの画素数L1とS509で求めた画像の読み
込み倍率Mから画像読み込み開始位置を次の演算によっ
て求める(S511)。
【0053】すなわち、画像先端位置LEを基準とした
画像読み込み開始位置SPの補正画素数を△3で表す
と、L1×M=L1+△3なる関係となる。
【0054】従って、△3=L1×(M−1)となる。
【0055】そして、ホームポジションHPから画像読
み込み開始位置SPまでの画素数をPNで表すと、PN
=(△1+△3)となる。従って、PN=Lh+(L2
×△1−L1×△2)/(L2−L1)となり、この値
PNが画像読み込み開始位置として求まる。そして、S
510で求めた副走査方向の倍率補正値mとS511で
求めた画像読み込み開始位置に関する画素数PNを不揮
発性メモリ318に記憶する(S512)。
【0056】そして、プリンタ倍率補正を行う場合(S
513)、スキャナ倍率補正モードからプリンタ倍率補
正モードのモード1を設定し(S514〜S516)、
プリンタ倍率補正を行わない場合には(S513)、倍
率補正モードをオフして(S517)、S502からの
待機ループに移行する。
【0057】倍率補正がスタートされ(S503)、プ
リンタ倍率補正モードのモード1が選択されていた場合
(S504、S518、S519)、不揮発性メモリ3
18に書き込まれているプリンタ補正用のテストチャー
トデータを読み出して、転写紙にテストチャートをプリ
ントする(S520)。そして、プリンタ倍率補正モー
ド2にモード設定を切り替え(S521)、S502か
らの待機ループに移行する。
【0058】次に、テストチャートがプリントされた転
写紙をリーダ部101の原稿台ガラス面202上にセッ
トする。ここでプリンタ倍率補正用のテストチャート
は、スキャナ倍率補正の際に用いたものと同じ内容のも
ので、複数種類があり、これを操作部105−1より切
り替えることが可能である。また、このときリーダ部1
01は、スキャナ用の倍率補正値mと画素数PNを用い
て、その読み取り倍率が補正されている。
【0059】倍率補正がスタートされ(S503)、プ
リンタ倍率補正モードのモード2が選択されていた場合
(S504、S518、S519)、まず、スキャナユ
ニット204をホームポジション(HP)に戻し(S5
22)、原稿台ガラス面202上に置かれたチャートの
プリントされた転写紙を等倍で読み込み、画像メモリ3
07に記憶する(S523)。
【0060】制御部104は、画像メモリ307に記憶
された画像を画像読み込み方向に関する輝度レベルの変
化点を調べ、ホームポジションHPから画像読み込み開
始位置SPまでの画素数(S532)、画像読み込み開
始位置SPから画像先端位置LEまでの画素数(S52
4)、画像読み込み開始位置SPから画像後端位置TE
までの画素数を求める(S525)。
【0061】そして、予め設定されている画像読み込み
開始位置から画像先端位置までの画素数および画像後端
位置までの画素数とS524、S525で求めた画素数
を用いて、前述のスキャナ倍率補正と同様にして、画像
の読み込み倍率Mpを求め、等倍からの差分を副走査方
向の倍率補正値mpとする(S526)。
【0062】また、画像読み込み開始位置SPから画像
先端位置LEまでの画素数および転写紙の給送速度に基
づいて画像の記録開始タイミング(転写紙の転写部21
5への給送開始タイミング(レジストタイミング))T
Mを求める(S527)。そして、S526で求めたプ
リンタの倍率補正値mpとS527で求めた画像の記録
開始タイミングTMを不揮発性メモリ318に記憶する
(S528)。
【0063】そして、倍率補正モードをオフして(S5
29)、S502からの待機ループに移行する。
【0064】以上により、スキャナに関する副走査方向
の倍率補正値mと画像読み込み開始位置PN、および、
プリンタに関する副走査方向の倍率補正値mpと画像記
録開始タイミングTMが不揮発性メモリ318に記憶さ
れる。
【0065】画像信号の変化点は、通常テストチャート
の中央部に対する画像信号で調べるが、テストチャート
の両端部付近を調べるようにすれば、スキャナユニット
204の斜行を調べることが可能となる。
【0066】以後、操作部105より指示されたスキャ
ン倍率もしくはコピー倍率(要求倍率MQ)を不揮発性
メモリ318に記憶された補正値を使用して補正するこ
とにより、指示どおりの倍率でスキャン、プリンタもし
くはコピー動作を行うことができる。
【0067】次に、各動作における補正処理について説
明する。
【0068】図6は、制御部104による倍率補正処理
の手順を示すフローチャートである。
【0069】前述の如く、本実施例の複写機は、リーダ
部101で読み取った原稿画像をプリンタ部102でプ
リントするコピーモード、リーダ101で読み取った原
稿画像を表す画像信号をファクシミリIF108または
コンピュータIF111に出力するスキャナモード、お
よび、ファクシミリIF108またはコンピュータIF
111から入力した画像信号に基づいてプリントを行う
プリンタモードで動作する。
【0070】複写機の動作開始に際して、図7に示した
倍率補正用の各種値のセットが制御部104により実行
される。
【0071】すなわち、動作モードが何であるかが判定
され(S601、S602)、スキャナモードであれ
ば、副走査方向に関する要求倍率MQとスキャナ用の倍
率補正値mとに基づいて副走査画像倍率MSを下記の式
により求める。
【0072】MS=MQ/(1+m) そして、この副走査画像倍率MSに対応した速度で原稿
画像を副走査するように、スキャナユニット204を移
動するためのモータ317の回転速度を設定する。ま
た、CCD209により画像の読み込みを開始する位置
を補正するように画像読み取り開始位置に関する画素数
PNをセットする(S603)。
【0073】また、プリンタモードであれば、副走査方
向に関する要求倍率MQとプリンタ用の倍率補正値mp
とに基づいて、プリント画像倍率MKを下記の式により
求める。
【0074】MK=MQ/(1+mp) そして、このプリント画像倍率MKに従って、ファクシ
ミリIF108またはコンピュータIF111から入力
する画像信号に対して副走査方向に関する変倍処理を行
わせるように、副走査変倍回路320の変倍率をセット
する。また、画像記録の開始タイミングを補正するよう
に記録開始タイミングTMをセットする(S604)。
【0075】また、スキャナモードでなく、プリンタモ
ードでもなく、コピーモードである場合には、副走査方
向に関する要求倍率MQと、スキャナ用の倍率補正値m
およびプリンタ用の倍率補正値mpとを用いて、複写倍
率MCを下記の式により求める。
【0076】 MC=MQ/{(1+m)×(1+mp)} そして、この複写倍率MCに対応した速度で原稿画像を
副走査するように、スキャナユニット204を移動する
ためのモータ317の回転速度を設定する。また、CC
D209により画像の読み込みを開始する位置および画
像記録の開始タイミングを夫々補正するように、画像読
み込み開始位置に関する画素数PNおよび記録開始タイ
ミングTMをセットする(S605)。
【0077】以上のように、複写機の動作モードに応
じ、不揮発性メモリ318に記憶されている倍率補正値
m、mpおよび画素数PN、記録開始タイミングTMを
用いて、副走査方向に関する画像の倍率および読み込
み、または記録位置の補正を実行する。
【0078】なお、以上の第1実施例では、スキャナの
倍率補正を行うためにテストチャートをリーダ部101
の原稿台ガラス面202から読み込ませたが、図7およ
び図8に示すように、CCD209の有効画像域VAの
外の読み込み領域RAを用い、スキャナユニット204
のガイドレール部分に取り付けられた倍率補正用のチャ
ートCCを読み込むようにしても同様の効果を得ること
ができる。
【0079】また、このように倍率補正用のチャートC
Cをスキャナユニット204の両側のガイドレース部分
に取り付けるようにすることにより、原稿走査の際のス
キャナユニットの斜行を判別することが可能となる。な
お、その場合には、画像読み込み開始位置から画像先端
位置までの画素数をスキャナガイドそれぞれについて検
出し、比較することでスキャナユニット204の斜行を
調べることが可能となる。
【0080】以上説明したように、本実施例では、スキ
ャナ倍率ならびにプリンタ倍率の補正をテストチャート
を用いて自動的に行うようにすることで、従来より人手
による光学系の調整許容範囲を広くすることができるよ
うになり、複写機の設置先など、特別な治工具を持ち込
めない場所でも、精度良く倍率の調整ができるようにな
る効果がある。
【0081】なお、以上の実施例では、スキャナモード
およびコピーモードにおける副走査方向に関する倍率補
正をスキャナユニットの副走査速度を補正することによ
って実行したが、これに限らず、副走査方向に関して画
像信号に変倍処理を電気的に施すことによって達成して
もよい。
【0082】また、プリンタモードおよびコピーモード
における副走査方向に関する倍率補正も、ドラム状の感
光体の回転速度を変える等の他の方法によって達成して
もよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像読み取りや画像記録を、要求された倍率で正確に実
行することが可能な画像処理装置および方法を提供する
ことができる。また、特別な治工具等を用意することな
しに、画像読み取りや画像記録に関する倍率補正を容易
に実行することが可能な画像処理装置および方法を提供
することができる。また、スキャナ機能、プリンタ機
能、コピー機能等の多機能な装置において、各機能に応
じた画像倍率補正が可能な画像処理装置および方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における複写機の構成を示す説
明図である。
【図2】上記実施例における画像信号の信号処理部の構
成を示す回路ブロック図である。
【図3】上記実施例の倍率補正用テストチャートを示す
説明図である。
【図4】上記実施例の倍率補正動作を示すフローチャー
トである。
【図5】上記実施例の倍率補正動作を示すフローチャー
トである。
【図6】上記実施例の倍率補正処理を示すフローチャー
トである。
【図7】他の倍率補正用テストチャートを示す説明図で
ある。
【図8】倍率補正用テストチャートの位置を示す説明図
である。
【図9】従来の複写機の構成を示す説明図である。
【図10】スキャナユニットの移動に伴う光軸の移動を
示す説明図である。
【図11】スキャナユニットの移動に伴う光軸の移動を
示す説明図である。
【符号の説明】
104…制御部、 105…操作部、 209…CCD、 305…画像信号処理回路、 307…画像メモリ、 318…不揮発性メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 轡田 悟 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 浅井 英彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 直 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木村 浩之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 冨永 雅彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る読取手段と、前記読
    取手段により所定画像を読み取って得た画像信号に基づ
    いて前記読取手段の画像読み取り倍率を検出する検出手
    段と、前記検出手段により検出した画像読み取り倍率に
    従って、前記読取手段の読み取り倍率を補正する補正手
    段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記補正手段は、前記読取手段の原稿画像の読み取り速
    度を補正することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記補正手段は、前記読取手段の原稿画像の読み取り開
    始位置を補正することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記読取手段は、原稿画像を電気的に主走査し、かつ、
    機械的に副走査することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記検出手段は、副走査方向に関する画像読み取り倍率
    を検出することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記補正手段は、副走査方向に関する画像読み取り倍率
    を補正することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記読取手段は、原稿を露光する光源と、原稿からの反
    射光により画像を読み取るイメージセンサと、原稿から
    の反射光をイメージセンサに導くためのミラーとを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記補正手段は、前記検出手段により検出した画像読み
    取り倍率と、予め定められた画像読み取り倍率との差に
    従って、前記読取手段の画像読み取り倍率を補正するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 所定画像を読み取る読取ステップと、所
    定画像の読み取り信号に基づいて画像読み取り倍率を検
    出する検出ステップと、検出された画像読み取り倍率に
    従って、原稿画像の画像読み取り倍率を補正する補正ス
    テップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記補正ステップは、原稿画像の読み取り速度を補正す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記補正ステップは、検出された画像読み取り倍率と予
    め定められた画像読み取り倍率との差に従って、原稿画
    像の画像読み取り倍率を補正することを特徴とする画像
    処理方法。
  12. 【請求項12】 画像信号に基づいて画像を記録する記
    録手段と、前記記録手段により記録された所定画像に基
    づいて前記記録手段の画像記録倍率を検出する検出手段
    と、前記検出手段により検出した画像記録倍率に従っ
    て、前記記録手段の画像記録倍率を補正する補正手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記補正手段は、前記記録手段に供給される画像信号に
    対して変倍処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または13において、 前記補正手段は、前記記録手段の画像記録開始タイミン
    グを補正することを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項12において、 前記記録手段により記録された所定画像を読み取る読取
    手段を有し、所定画像を読み取って得た画像信号に基づ
    いて前記検出手段は画像記録倍率を検出することを特徴
    とする画像処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項12において、 前記補正手段は、前記検出手段により検出した画像記録
    倍率と予め定められた画像記録倍率との差に従って、前
    記記録手段の画像記録倍率を補正することを特徴とする
    画像処理装置。
  17. 【請求項17】 画像信号に基づいて所定画像を記録す
    る記録ステップと、記録された所定画像に基づいて画像
    記録倍率を検出する検出ステップと、検出された画像記
    録倍率に従って、画像記録倍率を補正する補正ステップ
    とを有することを特徴とする画像処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記補正ステップは、画像記録に用いる画像信号に対し
    て変倍処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項17において、 前記補正ステップは、検出された画像記録倍率と予め定
    められた画像記録倍率との差に従って、画像記録倍率を
    補正することを特徴とする画像処理方法。
  20. 【請求項20】 原稿画像を読み取る読取手段と、前記
    読取手段により原稿画像を読み取って得た画像信号に基
    づいて原稿画像を記録する記録手段と、前記読取手段に
    より所定画像を読み取って得た画像信号、および、前記
    記録手段により記録された所定画像とに基づいて、画像
    倍率を検出する検出手段と、前記検出手段により検出し
    た画像倍率に従って、前記読取手段の画像読み取り倍率
    および/または前記記録手段の画像記録倍率を補正する
    補正手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、 前記補正手段は、前記読取手段の原稿画像の読み取り速
    度の補正および/または前記記録手段に供給される画像
    信号に対する変倍処理を行うことを特徴とする画像処理
    装置。
  22. 【請求項22】 請求項20において、 前記読取手段は、原稿画像を電気的に主走査し、かつ、
    機械的に副走査することを特徴とする画像処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項20において、 前記補正手段は、副走査方向に関する画像読み取り倍率
    および/または画像記録倍率を補正することを特徴とす
    る画像処理装置。
  24. 【請求項24】 請求項20において、 前記補正手段は、検出した画像倍率と予め定められた画
    像倍率との差に従って、画像読み取り倍率および/また
    は画像記録倍率を補正することを特徴とする画像処理装
    置。
  25. 【請求項25】 第1の所定画像を読み取る第1ステッ
    プと、第1の所定画像の読み取り信号に基づいて画像読
    み取り倍率を検出する第2ステップと、第2の所定画像
    を記録する第3ステップと、記録された第2の所定画像
    を読み取る第4ステップと、第2の所定画像の読み取り
    信号に基づいて画像記録倍率を検出する第5ステップ
    と、検出された画像読み取り倍率および/または画像記
    録倍率に従って画像読み取り倍率および/または画像記
    録倍率を補正する第6ステップとを有することを特徴と
    する画像処理方法。
  26. 【請求項26】 請求項25において、 前記第6ステップは、原稿画像の読み取り速度の補正お
    よび/または画像記録のための画像信号に対する変倍処
    理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  27. 【請求項27】 請求項25において、 前記第6ステップは、検出された画像読み取り倍率およ
    び/または画像記録倍率と予め定められた倍率との差に
    従って、補正を行うことを特徴とする画像処理方法。
  28. 【請求項28】 原稿画像をスキャンする原稿画像走査
    手段と、原稿画像走査手段により走査される原稿画像を
    読み取る原稿画像読取手段と、原稿画像読取手段により
    読み込まれた原稿画像信号を一時記憶する画像記憶手段
    と、倍率補正モードを選択する倍率補正モード選択手段
    と、倍率補正モードで使用する評価画像を選択する評価
    画像選択手段と、評価画像に対応する情報を選択する対
    応情報選択手段と、上記画像記憶手段に記憶された画像
    信号の輝度もしくは濃度の変化点を検出する検出手段
    と、画像信号の輝度もしくは濃度の変化点に関する情報
    および評価画像に対応する情報から読み込まれた原稿画
    像の倍率を演算する倍率演算手段とを有し、原稿画像の
    読み込み倍率と演算した原稿倍率とから原稿画像走査手
    段における倍率補正値を演算することを特徴とする画像
    形成装置の倍率補正方法。
  29. 【請求項29】 請求項28において、 原稿画像走査手段により走査できる最大サイズの用紙に
    記録された原稿画像を読み込むことにより、原稿画像走
    査手段の倍率を補正することを特徴とする画像形成装置
    の倍率補正方法。
  30. 【請求項30】 請求項28または29において、 画像記憶手段に記憶された原稿画像の読み込み開始位置
    から画像信号の輝度もしくは濃度の変化点までの間隔
    と、演算により求められた原稿画像の倍率とから読み込
    み開始位置の補正量を演算することを特徴とする画像形
    成装置の倍率補正方法。
  31. 【請求項31】 原稿画像をスキャンする原稿画像走査
    手段と、原稿画像走査手段により走査される原稿画像を
    読み取る原稿画像読取手段と、原稿画像読取手段の非有
    効画像領域から読み込まれた画像信号を一時記憶する画
    像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された画像信号
    の輝度もしくは濃度の変化点を検出する検出手段と、画
    像信号の輝度もしくは濃度の変化点に関する情報と評価
    画像に対応する情報から読み込まれた原稿画像の倍率を
    演算する演算手段とを有し、原稿画像の読み込み倍率と
    演算した原稿倍率から原稿画像走査手段の倍率補正値を
    演算することを特徴とする画像形成装置の倍率補正方
    法。
  32. 【請求項32】 請求項31において、 原稿画像読取手段の非有効画像領域が走査する部分に評
    価画像を配置することを特徴とする画像形成装置の倍率
    補正方法。
  33. 【請求項33】 請求項28〜32のいずれか1項にお
    いて、 選択された評価画像をプリントし、そのプリント出力を
    原稿画像走査手段により読み込み、画像形成手段の倍率
    補正することを特徴とする画像形成装置の倍率補正方
    法。
  34. 【請求項34】 請求項28〜33のいずれか1項にお
    いて、 選択された評価画像をプリントし、そのプリント出力を
    原稿画像走査手段により読み込み、画像記憶手段に記憶
    された画像の読み取り開始位置から画像信号の輝度もし
    くは濃度の変化点までの間隔から画像形成タイミングの
    補正量を演算することを特徴とする画像形成装置の倍率
    補正方法。
  35. 【請求項35】 請求項28〜34のいずれか1項にお
    いて、 原稿画像走査手段の倍率を補正した後、画像形成手段の
    倍率補正を行うことを特徴とする画像形成装置の倍率補
    正方法。
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