JP5342079B1 - 携帯機器用保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成によって安定した片手保持を図りつつ携帯機器の向きの変更に容易に対応可能とする。
【解決手段】 スマートフォンSにその背面側から装着可能である保持カバーケース2の背部2aに第1及び第2の指差し入れ口3,4を背部2aの一部を形成しかつ弾性変形可能である伸縮帯体5を挟んで開け、各指差し入れ口3,4には保持カバーケース2の側辺側から指Fを差し入れ可能であり、第1の指差し入れ口3の伸縮帯体5側の辺の縁部はこの伸縮帯体の一方の辺の縁であり、第2の指差し入れ口4の伸縮帯体側の辺の縁部はこの伸縮帯体の他方の縁部であり、各指差し入れ口の伸縮帯体5側の辺が互いに対向方向に膨らむ円弧辺3b,4bである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯通信機器等の携帯通信端末機器、タブレット型通信端末機器及び携帯音楽機器(プレイヤー)等の携帯機器に取り付ける携帯機器用保持具に関するものである。
携帯機器を片手で安定的に保持できる保持具として、特開2012−151770号公報(発明の名称:「保持バンドを有する携帯機器用ケース」)が提案されている。
この従来例は、軟質性を有する帯状体からなる保持バンドをスマートフォンのケース体の外側の縦方向に沿ってケース体と一体に設け、上記ケース体裏面に上記保持バンドとの間に指挿通部を形成し、使用時にはこの指挿通部に2本の指を差し込んだ状態で親指と人差し指を動かしてタッチパネルのアイコンを操作するものである(公報第4頁段落0011及び図7参照)。
特開2012−151770号公報
近時、表示画面に表示されている画像等の向きがスマートフォンの縦方向又は横方向の向きに連動する機種が提供されている。この種の機種に従来例のような保持バンドを使用しているものを適用した場合、発明者の実験例によれば下記の問題点が判明した。
片手保持のための保持バンドによると、スマートフォンが縦向きから横向きに変更した横向き状態であっても、一応片手保持状態による表示画面の画像等が見たり、タッチ操作ができるものの、この画像等をより良く見やすくしたり、操作をし易くするためにはスマートフォンを90度反転させて水平方向にする必要がある。しかしながら、反転の角度が90度に達する前に、保持バンドの縁部が差し入れている指の表面に引っ掛かってしまう課題があった。90度反転させるために、保持バンドの幅を狭くすれば上記の課題を解決することができるものの、保持バンドのばね力が弱くなって安定した片手保持ができない課題が発生する。
本発明の目的は、簡単な構成によって安定した片手保持を図りつつ携帯機器の向きの変更に容易に対応可能とすることにある。
本発明の特徴は、本体を構成している保持カバーケースと、この保持カバーケースの背部の両側に対向的にかつ間隔を置いて配置している第1及び第2の指差し入れ口と、上記保持カバーケースの背部に形成してある伸縮帯体とを備え、上記保持カバーケースが正面側が開口部となっていると共に、携帯機器にその背面側から上記開口部を通じて離脱可能に嵌め込むことができるものであり、上記第1及び第2の指差し入れ口が上記保持カバーケースの背部に開口されており、上記保持カバーケースの一側辺側及び他側辺側からそれぞれ指を差し入れ可能であり、互いに上記保持カバーケースの上記側辺に沿って反対方向にずらして対向的に配置されており、上記伸縮帯体が上記第1及び第2の指差し入れ口の間に形成されかつ弾性変形可能であり、上記第1の指差し入れ口の上記伸縮帯体側の辺の縁部がこの伸縮帯体の一方の辺の縁部であり、上記第2の指差し入れ口の上記伸縮帯体側の辺の縁部がこの伸縮帯体の他方の縁部であり、上記各指差し入れ口の上記伸縮帯体側の辺が互いに対向方向に膨らむ円弧辺であることにある。上記第1の指差し入れ口の円弧辺は、上記側辺側と交差する一方の側辺側に向けて湾曲されかつこの指差し入れ口の上記側辺側が指逃げ用の空間を形成するための第1の円弧辺部を有し、他方の側辺側に向けて上記第1の円弧辺部より小さく湾曲されかつ上記伸縮帯体が支持補強になるための第2の円弧辺部を有している。上記第2の指差し入れ口の円弧辺は、上記一方の側辺側に向けて湾曲されかつ上記伸縮帯体が支持補強になるための第2の円弧辺部を有し、上記他方の側辺側に向けて湾曲されかつ上記指差し入れ口の上記側辺側が指逃げ用の空間を形成するための第1の円弧辺部を有し、上記第2の円弧辺部が上記第1の円弧辺部より小さく湾曲されている。上記第1及び第2の指差し入れ口のいずれかの指差し入れ口から差し入れた指は、上記伸縮帯体の下面と上記携帯機器の背面との間で上記伸縮帯体の収縮ばね力を通じて弾性的に挟持されるものである。
携帯機器用保持具の使い易さを図り、製造加工を簡易にするために、第1及び第2の指差し入れ口はいずれも同一形状であって対を形成するようにするのが良い。
携帯機器に対する保持カバーケースの取付けの補強を図るために、例えば補強リングを用いるのが良い。補強リングは、上記保持カバーケースの外周側部に嵌合可能とする。
本発明によれば、円弧辺を有する第1及び第2の指差し入れ口を設けることによって安定的な片手保持を図りつつ携帯機器の向きの変更に容易に対応可能となり、各第1及び第2の指差し入れ口を保持カバーケースの背部に開けてあるので、構成が簡単であって、薄形に寄与する。
本発明に係る携帯機器用保持具の第1の実施形態の使用状態を示す斜視図である。 本発明に係る携帯機器用保持具の第1の実施形態の使用状態を示す一部切欠背面図であって、伸縮帯体の下方に位置している人差し指の部分を示す鎖線を消去している図である。 図2の携帯機器用保持具を示す一部切欠正面図である。 図2のIV−IV線拡大断面図であって、スマートフォンの内部の機構を省略している図である。 図2のV−V線断面図であって、スマートフォンの内部の機構を省略している図である。 本発明に係る携帯機器用保持具の保持カバーケースを示す背面図である。 図6の保持カバーケースを示す正面図である。 図6の保持カバーケースを示す底面図である。 図6のIX−IX線拡大断面図である。 図6のX−X線断面図である。 図6のXI−XI線断面図である。 本発明に係る携帯機器用保持具の補強リングを示す斜視図である。 図2の携帯機器用保持具を横向きに使用した状態を示す背面図であって、伸縮帯体を変形して示すと共に上記伸縮帯体の下方に位置している人差し指の部分を示す鎖線を消去している図である。 本発明に係る携帯機器用保持具の第2の実施形態の使用状態を示す斜視図である。 本発明に係る携帯機器用保持具の第2の実施形態の使用状態を示す一部切欠背面図であって、伸縮帯体の下方に位置している人差し指の部分を示す鎖線を消去している図である。 図15の携帯機器用保持具を示す一部切欠正面図であって、保持カバーケースの背面に位置している指の部分を示す鎖線を消去している図である。 図15の保持カバーケースを示す背面図である。 図15の保持カバーケースを示す正面図である。 図17のXIX−XIX線拡大断面図である。 図17のXX−XX線断面図である。 本発明に係る携帯機器用保持具の第3の実施形態の使用状態を縮小して示す背面図である。 図21の携帯機器用保持具を示す正面図である。 図21の携帯機器用保持具を示す左側面図であって、保持カバーケースの外周側部を断面にして示す図である。 図21の携帯機器用保持具を横向きに使用した状態を示す背面図であって、伸縮帯体を変形して示すと共に上記伸縮帯体の下方に位置している指の部分を示す鎖線を消去している図である。 本発明に係る携帯機器用保持具の第4の実施形態の使用状態を縮小して示す背面図である。 図25の携帯機器用保持具を示す正面図である。 図25の携帯機器用保持具を示す左側面図である。 図25の携帯機器用保持具の保持カバーケースを示す背面図である。 図28の保持カバーケースを示す正面図である。 図28のXXX−XXX線拡大断面図である。 図28のXXXI−XXXI線断面図である。 図25の携帯機器用保持具を横向きに使用した状態を示す背面図である。
以下、本発明に係る携帯機器用保持具の第1の実施形態について図1〜図13を参照して説明する。
図1〜図3に示す携帯機器用保持具1において、本体を構成している保持カバーケース2と、この保持カバーケースの背部(底部)2aの両側に間隔を置いて対向的に設けてある第1及び第2の指差し入れ口3,4と、上記保持カバーケースの背部に形成してある伸縮帯体5とを備えている。
図1〜図3に示す保持カバーケース2は例えばシリコンゴムのような弾性変形可能であるプラスチック部材からなり、その外形が携帯機器(図示の例ではスマートフォンS)の外形に対応した形状(図1では縦長長方形状)に成形されている。保持カバーケース2は、スマートフォンSにその背部側から離脱可能に嵌め込むことができる。
保持カバーケース2は、図2〜図5に示すようにスマートフォンSの表示画面Sa側である正面側(図4下側)が開口部2eとなっている。スマートフォンSの表示画面Saは、開口部2eを通じて正面に表示される。図3に示す符号SdはスマートフォンSのホームボタンである。
図3〜図5において、保持カバーケース2は、その背部2a側から正面側に向けて起立されている外周側部2bによって囲まれた内部空間がスマートフォンSの収納空間6とするボックス型である。保持カバーケース2の外周側部2bには、外側が開口となっている取付け溝2b1を全周に形成してある(図8及び図9参照)。また、開口部2e側の外周側部2bの縁部が支持縁2b2となっている。支持縁2b2は、保持カバーケース2の背部2aとの間で、図4に示すようにスマートフォンSの外周部全周を弾性的に挟むように支持しており、収納空間6内のスマートフォンSの位置保持を図っている。
図2、図4、図6及び図9において、第1及び第2の指差し入れ口3,4は保持カバーケース2の背部2aに厚み方向に貫通状態に開口されている。第1及び第2の指差し入れ口3,4は同一形状であって対を構成していると共に、いずれも直線状の辺3a,4aの両端を円弧形状の円弧辺3b,4bで結ぶことによって全体としてほぼ翼の断面形状を形成している。第1の指差し入れ口3の円弧辺3bと第2の指差し入れ口4の円弧辺4bとは、互いに対向する方向に凸状に湾曲されている。
また、第1及び第2の指差し入れ口3,4は、保持カバーケース2の側辺に沿って互いに反対方向(図6上下方向)に所定距離だけずらし、斜め方向に対向的に配置され、互いに点対称状態に配置されている。第1及び第2の指差し入れ口3,4には、保持カバーケース2の一側辺(図2左側辺)側及び他側辺(右側辺)側からそれぞれ指F(図示の例では人差し指)を差し入れ可能である。
図1〜図4において、伸縮帯体5は第1及び第2の指差し入れ口3,4間に形成されている。第1及び第2の指差し入れ口3,4は、上述のように、保持カバーケース2の背部2aを背面から正面に貫通状態に切り込んだものであるため、伸縮帯体5は保持カバーケース2の背部2aを兼用している。伸縮帯体5は収縮ばね力を有しており、図1鎖線に示すように収縮ばね力に抗して上方に円弧を描くように(ブリッジ状に)弾性変形可能である。当然のことながら、伸縮帯体5の弾性変形に伴って第1及び第2の指差し入れ口3,4の形状も変形することになる。このため、第1の指差し入れ口3又は第2の指差し入れ口4を通じて、伸縮帯体5の下面とスマートフォンSの背面との間に指Fを円滑に押込み可能である(図2鎖線参照)。
ここで、第1及び第2の指差し入れ口3,4と伸縮帯体5との関係について説明する。
図1〜図4において、第1の指差し入れ口3の伸縮帯体5側の円弧辺3bの縁部はこの伸縮帯体の一方の辺の縁部でもある。そして、第2の指差し入れ口4の伸縮帯体5側の円弧辺4bの縁部はこの伸縮帯体の他方の辺の縁部でもある。各指差し入れ口3,4の円弧辺3b,4bの縁部が互いに対向する側に膨らむ円弧形を形成している。
また、図2、図6及び図7において、第1の指差し入れ口3の円弧辺3bは、上記側辺側と交差する一方の側辺側(図6下側)に向けて湾曲されかつこの指差し入れ口の上記側辺側が指逃げ用の空間を形成するための第1の円弧辺部3b1を有している。そして、第1の指差し入れ口3の円弧辺3bは、他方の側辺側(図6上側)に向けて第1の円弧辺部3b1より小さく湾曲されかつ伸縮帯体5が支持補強になるための第2の円弧辺部3b2を有している。
第2の指差し入れ口4の円弧辺4bは、上記一方の側辺側(図6下側)に向けて湾曲されかつ伸縮帯体が支持補強になるための第2の円弧辺部4b2を有している。そして、第2の指差し入れ口4の円弧辺4bは、上記他方の側辺側(図6上側)に向けて湾曲されかつ指差し入れ口の上記側辺側が指逃げ用の空間を形成するための第1の円弧辺部4b1を有し、上記第2の円弧辺部が上記第1の円弧辺部より小さく湾曲されている。
例えば図2に示す第2の指差し入れ口4において、円弧辺4bの第1の円弧辺部4b1によって第2の指差し入れ口に差し入れた鎖線に示す指(図では左手の人差し指F)の上側に広い空間が確保され、指を上側の第2の指差し入れ口の縁部まで移動可能となる。また、第2の円弧辺部4b2は第2の指差し入れ口4に差し入れた指(図では人差し指F)の表面に接触し、指を持ち上げることによって伸縮帯体5が弾性変形すると共にばね力によって指を押圧するから支持力が増すと共に、第2の指差し入れ口の全体の変形を抑制する役割を持つ。
右手の人差し指を第1の指差し入れ口3に差し入れた場合でも、円弧辺3bの第1及び第2の円弧辺部3b1,3b2は、上述した円弧辺4bの第1及び第2の円弧辺部4b1,4b2と同様の効果が発揮される。
第1の指差し入れ口3と第2の指差し入れ口4とは、図2に示すように上下方向に所定距離だけずらして配置され、第1及び第2の指差し入れ口間の伸縮帯体5を含む保持カバーケース2の背部2aがS字形を形成している。指Fを図2鎖線に示すように第1の指差し入れ口3から伸縮帯体5の下面を経て第2の指差し入れ口4を差込みかつ横断可能であり、反対に第2の指差し入れ口から伸縮帯体の下面を経て第1の指差し入れ口を差込みかつ横断可能である。
第1の指差し入れ口3又は第2の指差し入れ口4から差し入れられた指F(図2では指差し入れ口4から差し入れた指)は、これを伸縮帯体5とスマートフォンSの背面との間に強制的に押込むことによって伸縮帯体が収縮ばね力に抗してブリッジ状に撓むために、伸縮帯体の収縮ばね力を通じて伸縮帯体とスマートフォンSの背面とにより弾性的に挟持されるものである。
図8において、保持カバーケース2の外周側部2bの底面には横長の長孔2c1,2c2,2c3を開けてある。中央の長孔2c2はスマートフォンSのコネクタ(図示せず。)に対応し、両側の長孔2c1,2c3はスマートフォンの下部マイク及び下部スピーカー(いずれも図示せず。)にそれぞれ対応している。長孔2c1,2c2,2c3の設置の有無又は位置若しくは大きさ等に関しては、スマートフォンSの機種に対応して決定される。
図9及び図11において、保持カバーケース2の図9右側の外周側部2bには縦長の長孔2c4及びボタン2d1,2d2を設けてある。長孔2c4はスマートフォンSのマナーボタン(図示せず。)に対応し、ボタン2d1,2d2はスマートフォンのボリュームボタン(いずれも図示せず。)に対応している。長孔2c4及びボタン2d1,2d2の配置位置又は大きさ等に関しては、スマートフォンSの機種に対応して決定される。
図9及び図10において、保持カバーケース2の上側の外周側部2bの図9左端部側にはスマートフォンSの電源をオンオフするスイッチ(図示せず。)に対応するボタン2d3を外周側部に突出して設けてある。ボタン2d3の配置位置又は大きさ等に関しては、スマートフォンSの機種に対応して決定される。
図2及び図6において、保持カバーケース2の背部上部には横長の長孔2c5を開けてある。長孔2c5はスマートフォンSに設けてある背部カメラレンズ孔Sb及びフラッシュ用孔Scに対向している。長孔2c5の設置の有無又は位置若しくは大きさ等に関しては、スマートフォンSの機種に対応して決定される。
図1〜図4において、上述したように、保持カバーケース2は、収納空間6内にスマートフォンSを納めることができ、かつ背部2aと支持縁2b2とによってスマートフォンの外周部全周を挟持してその位置保持を図っている。このため、保持カバーケース2はスマートフォンSの背部側にこれを覆うように安定的に取り付けられる。
図1に示す携帯機器用保持具1にあっては、保持カバーケース2の取付け状態を補強するための補強リング7を備えている。
図2及び図12に示すように補強リング7はプラスチック部材によって保持カバーケース2の外形形状に対応して四角形状に成形されている。補強リング7は、図1〜図4に示すように、保持カバーケース2における外周側部2bの取付け溝2b1内に嵌め込まれている。このため、保持カバーケース2の外周側部2bは、補強リング7とスマートフォンSの外周部との間で挟まれた状態で支持される。保持カバーケース2は弾性変形可能である部材によって形成されているために、補強リング7の外面が保持カバーケース2の取付け溝2b1の底面を押圧するように、補強リングの内部形状を設計しておけば、保持カバーケースの取付け状態がより一層安定的なものとなる。
図12において、補強リング7の底面の長孔7a1,7a2,7a3は保持カバーケース2の長孔2c1,2c2,2c3に対向して開けてある。補強リング7の一側面の長孔7a4及び丸孔7a5,7a6は保持カバーケース2の長孔2c4及びボタン2d1,2d2にそれぞれ対向して設けてある。補強リング7の上面の長孔7a7は保持カバーケース2のボタン2d3に対向して開けてある。
携帯機器用保持具1の使用方法について説明する。
まず、図1及び図2に示すように、スマートフォンSの背部に保持カバーケース2の開口部2eを対向させた状態で、この開口部を通じてスマートフォンを収納空間6内に嵌め込み、スマートフォンと保持カバーケースとを一体的に結合される。その後、図1に示すように補強リング7を保持カバーケース2の外周側部2bの取付け溝2b1内に嵌め込む。この結果、保持カバーケース2は収納空間6内のスマートフォンSとの結合状態が補強される。
次に、図2及び図3において、例えば右手でスマートフォンSを固定しながら、図2の鎖線に示すように、左手の親指を保持カバーケース2の図2右側部上部に当てた状態で、指F(図2に示す例では左手の人差し指)を上記右側部を起点として第2の指差し入れ口4からスマートフォンSの背面上に滑らせて、この背面と保持カバーケース2の伸縮帯体5の下面との対向間に差し込み、徐々に第1の指差し入れ口3側に向けて押し込んで行く。この際、左手の中指、薬指及び小指は伸縮帯体5の上面に載せながら上記人差し指Fの移動方向と同じ方向に移動させる。
押し込む過程では、伸縮帯体5が収縮するばね力に対抗して図1鎖線に示すように上方に伸張するので、指Fの押し込みが円滑に行われ、各指先が図3鎖線に示すように保持カバーケース2の図右側部に達しこれを把持できる時点で押し込みを停止すると、上記指が伸縮帯体の収縮力(収縮するばね力)によって、スマートフォンSの背面に向けて押圧される。この結果、使用者は左手のみでスマートフォンSを安定的に保持できるから、右手若しくは左手又は両手によってスマートフォンSの表示画面Saに対するタッチ操作をすることができる。
使用者のきき手が左手である場合には、図2左側の第1の指差し入れ口3を利用する。
また、指Fの大きさによっては、第1の指差し入れ口3又は第2の指差し入れ口4に例えば人差し指及び中指の2本又は人差し指、中指及び薬指の3本を差し入れて、伸縮帯体5のばね力を利用して片手によるスマートフォンSの安定的な保持をするようにしても良い。
スマートフォンSを図2に示す縦向きに使用している間に、図13に示す横向きに使用する必要が生じた場合について説明する。
この場合には、利用者の親指によるスマートフォンSへの押えを解除してから、図2の位置から時計方向に90度反転させる。反転に伴って、図13に示すように、指F(図では左手の人差し指)を押圧している伸縮帯体5を中心としてスマートフォンSが90度時計方向に回転し、この回転により人差し指Fが第2の指差し入れ口4の図右側に移動し、やがて反転を終えた段階で、人差し指の根元側の側部が第2の指差し入れ口4の第1の円弧辺部4b1に当たる。その後、左手の親指で保持カバーケース2の図13右上側部を押え、中指を伸縮帯体5の上面に載せ、薬指及び小指は保持カバーケース2の底面側に移動させる。
この場合でも、指Fが伸縮帯体5の収縮するばね力によって、スマートフォンSの背面に向けて押圧されるから使用者は左手のみでスマートフォンを安定的に保持でき、右手若しくは左手又は両手によってスマートフォンSの表示画面Saに対するタッチ操作をすることができる。
このように図1〜図3に示す携帯機器用保持具1では、スマートフォンSの表示画面Saの向きが縦方向でも横方向でも、その向きの変更に容易に対応して片手によるスマートフォンの安定的な保持が可能となる。また、第1及び第2の指差し入れ口3,4における円弧辺3b,4bの第1の円弧辺部3b1,4b1によってスマートフォンSの向きの変更に対して第1及び第2の指差し入れ口内の指の移動が円滑に行え、そして第2の円弧辺部3b2,4b2によって指の支持の補強が図られると共に、第1及び第2の指差し入れ口の変形(伸縮帯体5の弾性変形に伴う第1及び第2の指差し入れ口3,4の辺3a,4aの変形)を抑制することができる。
本発明に係る携帯機器用保持具の第2の実施形態について図14〜図20を参照して説明する。
図14〜図17に示す携帯機器用保持具11は、その基本構成が図1〜図3に示す携帯機器用保持具1のそれと実質的に同一であり、使用方法は同じであるので、共通する構成部分及び使用方法についての説明を省略し、主たる相違点について説明する。
図1及び図2に示す携帯機器用保持具1にあっては保持カバーケース2をスマートフォンSに取り付けると共に双方の結合状態を補強するために補強リング7を使用したが、図14及び図15に示す携帯機器用保持具11では補強リング7を用いることなく保持カバーケース12をスマートフォンSに嵌め込んで安定的な取付け状態を維持している。
保持カバーケース12では、その外周側部12bに前記取付け溝2b1を設けていない。また、保持カバーケース12とスマートフォンSとの結合状態を確実なものにするために、外周側部12bの開口部12e側の縁部の幅を広くした支持縁12b2とし、この支持縁と保持カバーケースの背部12aとの間でスマートフォンSの外周部を弾性的に挟むように支持している。
図14及び図20に示す保持カバーケース12の外周側部12bの一側面には長孔12c4及びボタン12d1,12d2を設けてある。長孔12c4はスマートフォンSのマナーボタン(図示せず。)に対応し、ボタン12d1,12d2はスマートフォンのボリュームボタン(いずれも図示せず。)に対応している。ボタン12d1,12d2の外側にはこれらを囲むように溝を形成してある。長孔12c4及びボタン12d1,12d2の配置位置又は大きさ等に関しては、スマートフォンSの機種に対応して決定される。
図18において、保持カバーケース12の外周側部12bの底面に長孔12c1,12c2,12c3を開けてある。中央の長孔12c2はスマートフォンSのコネクタ(図示せず。)に対応し、両側の長孔12c1,12c3はスマートフォンの下部マイク及び下部スピーカー(いずれも図示せず。)にそれぞれ対応している。長孔12c1,12c2,12c3の設置の有無又は位置若しくは大きさ等に関しては、スマートフォンSの機種に対応して決定される。
図18及び図19において、保持カバーケース12の上側の外周側部12bの図18右端部側にはスマートフォンSの電源をオンオフするスイッチ(図示せず。)に対応するボタン12d3を設けてある。ボタン12d3の外側にはこれらを囲むように溝を形成してある。ボタン12d3の配置位置又は大きさ等に関しては、スマートフォンSの機種に対応して決定される。
図14〜図16において、保持カバーケース12の背部12a上部には横長の長孔12c5を開けてある。長孔12c5はスマートフォンSに設けてある背部カメラレンズ孔Sb及びフラッシュ用孔Scに対向している。長孔12c5の設置の有無又は位置若しくは大きさ等に関しては、スマートフォンSの機種に対応して決定される。
図14〜図16において、保持カバーケース12の開口部12e、指Fを差し入れ可能である第1及び第2の指差し入れ口13,14、各指差し入れ口の辺13a,14a、円弧辺13b,14b、第1の円弧辺部13b1,14b1、第2の円弧辺部13b2,14b2、伸縮帯体15並びに収納空間16は、前記保持カバーケース2の開口部2e、第1及び第2の指差し入れ口3,4、各指差し入れ口の辺3a,4a、円弧辺3b,4b、第1の円弧辺部3b1,4b1、第2の円弧辺部3b2,4b2、伸縮帯体5並びに収納空間6にそれぞれ対応している。
図示する携帯機器用保持具11においても、前記携帯機器用保持具1と同様に、スマートフォンSの表示画面Saの向きが例えば縦方向から横方向へ変わっても、向きの変更に容易に対応することができ、いずれの向きにおいても第1及び第2の指差し入れ口13,14及び伸縮帯体15を利用することにより、片手でのスマートフォンの安定的な保持が可能になる。
本発明に係る携帯機器用保持具はスマートフォンSに限られず、後述するタブレット型の携帯情報端末機器に適用できるものである。
そこで、本発明をタブレット型の携帯情報端末機器に適用した本発明に係る携帯機器用保持具の第3及び第4の各実施形態について説明する。
まず、本発明に係る携帯機器用保持具の第3の実施形態について図21〜図24を参照して説明する。
図21〜図23に示す携帯機器用保持具21は、その基本構成及び使用方法が図14〜図16に示す携帯機器用保持具11のそれと実質的に同一であるので、共通する構成部分及び使用方法についての説明を省略し、相違する特徴的な構成部分について説明する。
主たる相違点は携帯機器用保持具21の保持カバーケース22の大きさが前記携帯機器用保持具11のそれと比較して大きいこと、そして保持カバーケースの外周側部22bが開口部22e側に向けて円弧状に屈曲されていることである。その理由は、収納空間26内に嵌装する携帯情報端末機器Pが前記スマートフォンSより大きいタブレット型であること、また上記携帯情報端末機器の外周部が円弧状になっていることによるものである。結局、これらの相違点は、取付けの対象である携帯情報端末機器Pの外形形状に適用するための設計変更に基づくものである。
図21〜図23において、保持カバーケース22の背部22a、外周側部22b及び支持縁22b2、開口部22e並びに第1及び第2の指差し入れ口23,24、各指差し入れ口の辺23a,24a、円弧辺23b,24b、第1の円弧辺部23b1,24b1、第2の円弧辺部23b2,24b2、伸縮帯体25及び収納空間26は、いずれも前記保持カバーケース12の背部12a、外周側部12b及び支持縁12b2、開口部12e並びに第1及び第2の指差し入れ口13,14、各指差し入れ口の辺13a,14a、円弧辺13b,14b、第1の円弧辺部13b1,14b1、第2の円弧辺部13b2,14b2、伸縮帯体15及び収納空間16に対応している。
本発明に係る携帯機器用保持具21の使用方法について説明する。
図21及び図22に示すように携帯情報端末機器Pを縦向き(図上下方向)にして片手(例えば左手)で保持して使用する場合には、図21鎖線に示すように指F(図示の例では親指を除く残り4本の指)を第2の指差し入れ口24から携帯情報端末機器の背面上を第1の指差し入れ口23に向けて滑らせて、携帯情報端末機器の背面と保持カバーケース22の伸縮帯体25の下面との間に差し込み、徐々に第1の差し入れ口23側に向けて押し込んで行く。この押込みによって、伸縮帯体25がばね力に対抗してブリッジ状に上方に向けて撓むので、指をさらに図21左側に移動させることができる。指Fの先が図21鎖線に示す位置に達した時点で、押し込みを停止すると、指が伸縮帯体25の収縮力によって、携帯情報端末機器Pの背面に向けて押圧される。この結果、使用者は左手のみで携帯情報端末機器Pを安定的に保持できる。必要に応じて、指Fを図21鎖線に示す位置よりさらに左側に移動させ、手の甲が伸縮帯体25に達した時点で止めても良い。この場合には、手のひらが携帯情報端末機器Pの背面に当たると共に手の甲が伸縮帯体25のばね力を受けることになるので、片手保持がより一層安定したものになる。また、第2の円弧辺部23b2,24b2によって指Fの支持の補強が図られると共に、第1及び第2の指差し入れ口の変形(伸縮帯体25の弾性変形に伴う第1及び第2の指差し入れ口23,24の辺23a,24aの変形)を抑制することができる。
携帯機器用保持具21においても、前記携帯機器用保持具1と同様に、使用中の携帯情報端末機器Pの表示画面Paの向きが図22に示す縦方向から図24に示す横方向にその向きが変更されても、変更に対応して片手による携帯情報端末機器の安定的な保持が可能となる。
携帯情報端末機器Pの表示画面Paが図22に示す位置から時計方向に90度反転して図24に示す横方向に変更された場合、図22に示す伸縮帯体25を中心として反転し、反転に伴って伸縮帯体の下面側を挿通している親指を除く残り4本の指Fは第1の指差し入れ口23内の図24左側(第1の円弧辺部23b1側)に移動し、親指は第2の指差し入れ口24内の図右側(第1の円弧辺部24b1側)に移動する。この結果、指Fが伸縮帯体25の収縮するばね力によって、携帯情報端末機器Pの背面に向けて押圧されるから使用者は左手のみで携帯情報端末機器を安定的に保持できる。
次に、本発明に係る携帯機器用保持具の第4の実施形態について図25〜図32を参照して説明する。
図25〜図27に示す携帯機器用保持具31の基本構成は図21〜図23に示す携帯機器用保持具21のそれと共通しているので、相違点について詳細に説明し、共通点についての詳細な説明を省略する。
第1の相違点は、携帯機器用保持具21の保持カバーケース22がボックス型であるのに対して、携帯機器用保持具31の保持カバーケース32がボックス型ではないことである。すなわち、
保持カバーケース32は、その外周側部32bがボックスの側壁のように連続して全周に亘って環状に囲むのではなく、図28〜図31に示すように、連続することなく四隅のみの正面側に立ち上げたものとなっている。四隅の各外周側部32bには、正面側を覆って内部に携帯情報端末機器P(図26)の隅部が係合可能である係合空間32b3を有する支持部32b4を設けてある。
このため、図25〜図27において、保持カバーケース32を携帯情報端末機器Pの背部側から被せ、その後、四隅の外周側部32bの係合空間32b3内に携帯情報端末機器Pの各角部を係合させれば、保持カバーケースの四隅の支持部32b4を通じて保持カバーケースと携帯情報端末機器Pとは一体的に結合される。
第2の相違点は、図21に示す携帯機器用保持具21の保持カバーケース22では背部22aの図左右両側に斜め方向に第1及び第2の指差し入れ口23,24を対向的に設けているのに対して、図25に示す携帯機器用保持具31の保持カバーケース32には背部32aの図左右両側に水平方向に第1及び第2の指差し入れ口33,34を対向的に設けてある他に、図上下方向に両側にも第3及び第4の指差し入れ口38,39を設けていることである。すなわち、
図28及び図29に示すように、同一形状であって互いに対を構成している第1及び第2の指差し入れ口33,34は保持カバーケース32の背部32aに線対称状態に配置され、そして対向側の辺が膨らんでいる円弧辺33b,34bを形成している。第1の指差し入れ口33と第2の指差し入れ口34との間は伸縮帯体35となっている。また、第1及び第2の指差し入れ口33,34の円弧辺33b,34b側と反対側は、図28及び図30に示すように保持カバーケース32の外周側が切り欠けられて背部32aに達している。このため、上下に位置している四隅の外周側部32b間は、切欠き空間32f1を形成している。これらの切欠き空間32f1によって、支持部32b4間の携帯情報端末機器Pの両側面は露出されることになる(図27)。
図28〜図31に示すように、携帯機器用保持具31の保持カバーケース32の背部32aには、図28の上下両側に同一形状であって互いに対を構成している第3及び第4の指差し入れ口38,39を設けてある。第3及び第4の指差し入れ口38,39は、図28左右の幅が第1及び第2の指差し入れ口33,34のそれに比べて狭い点を除いて第1及び第2の指差し入れ口33,34の構成と共通している。第3及び第4の指差し入れ口38,39における円弧辺38b,39b及び切欠き空間32f2は、第1及び第2の指差し入れ口33,34の円弧辺33b,34b及び切欠き空間32f1にそれぞれ対応している。
図26において、32eは開口部である。
本発明に係る携帯機器用保持具31の使用方法について説明する。
図25及び図26に示すように携帯情報端末機器Pを縦向き(図上下方向)にして片手(例えば左手)で保持して使用する場合には、図25鎖線に示すように指F(図示の例では親指を含むすべての指)を第2の指差し入れ口34から携帯情報端末機器の背面上を第2の指差し入れ口34に向けて滑らせて、携帯情報端末機器の背面と、保持カバーケース32の伸縮帯体35の下面との間に差し込み、徐々に第1の指差し入れ口33側に向けて押し込んで行く。この押込みによって、伸縮帯体35がばね力に対抗してブリッジ状に上方に向けて撓むので、指をさらに図25左側に移動させることができる。指Fの先が図25鎖線に示す位置に達した時点で、押し込みを停止すると、指が伸縮帯体35の収縮力によって、携帯情報端末機器Pの背面に向けて押圧される。この結果、使用者は左手のみで携帯情報端末機器Pを安定的に保持できる。必要に応じて、指Fを図25鎖線に示す位置よりさらに左側に移動させ、手の甲が伸縮帯体35に達した時点で止めても良い。この場合には、手のひらが携帯情報端末機器Pの背面に当たると共に手の甲全体が伸縮帯体35のばね力を受けることになるので、片手保持がより一層安定したものになる。
携帯情報端末機器Pの表示画面Paが図25に示す縦方向の位置から時計方向に90度反転して図32に示す横方向に変更された場合には、図25鎖線に示すようにすべての指Fを第3の指差し入れ口38から伸縮帯体35の下面側を通って第4の指差し入れ口39に向けて押込んで行く。そして、指Fの先が図32鎖線に示す位置を越えた時点で、押し込みを停止すると、手のひらが携帯情報端末機器Pの背面に当たると共に手の甲が伸縮帯体35のばね力を受けることになるので、片手保持がより一層安定したものになる。
このように、携帯機器用保持具31においても、前記携帯機器用保持具21と同様に、携帯情報端末機器Pの表示画面Paの向きが縦方向から横方向に又はその逆方向に変更されても、向きに応じて4方に配置されている第1及び第2の指差し入れ口33,34並びに第3及び第4の指差し入れ口38,39のいずれかを選択すれば、その向きの変更に容易に対応することができる。
図1、図14、図21及び図25に示す携帯機器用保持具1,11,21,31によれば、保持カバーケース2,12,22,32の背部2a,12a,22a,32aはその一部が伸縮帯体5,15,25,35であり、換言すれば伸縮帯体を兼用しているので、伸縮帯体の存在が携帯機器用保持具の薄型化を妨げず、背部側に突起物が生じないので、携帯機器用保持具の包装や保管が便利となり、その取扱いがし易い。
図1、図14、図21及び図25に示す携帯機器用保持具1,11,21,31によれば、加工段階において指差し入れ口3,13,23,33,4,14,24,34,38,39を開けると同時に、伸縮帯体5,15,25,35が形成されるので、製造及び加工が簡易となる。
図1、図14及び図21に示す携帯機器用保持具1,11,21によれば、第1及び第2の指差し入れ口3,13,23,4,14,24によって、また図25に示す携帯機器用保持具31によれば、第1乃至第4の指差し入れ口33,34,38,39によって、使用時に携帯機器P,Sの表示画面Pa,Saの向きが縦方向から横方向に、又はその反対方向に変わっても、その変更に応じて片手による保持の調整ができる。また、各指差し入れ口3,13,23,33,4,14,24,34,38,39は円弧辺3b,13b,23b,33b,4b,14b,24b,34b,38b,39bを有しているので、指Fを差し入れ易く、そしてこれらの円弧辺が伸縮帯体5,15,25,35の両辺を兼用しているので伸帯縮体が湾曲し易くなる。
図1、図14及び図21に示す第1及び第2の指差し入れ口3,13,23,4,14,24における円弧辺3b,13b,23b,4b,14b,24bにおいて、第1の円弧辺部3b1,13b1,23b1,4b1,14b1,24b1によってスマートフォンS及び携帯情報端末機器Pの向きの変更に対して第1及び第2の指差し入れ口内の指の移動が円滑に行える。そして、第2の円弧辺部3b2,13b2,23b2,4b2,14b2,24b2によって指の支持の補強が図られると共に、第1及び第2の指差し入れ口の変形(伸縮帯体5,15,25の弾性変形に伴う第1及び第2の指差し入れ口3,13,23,4,14,24の辺3a,13a,23a,4a,14a,24aの変形)を抑制することができる。
本発明に適用される携帯機器は、スマートフォンSのような携帯電話等を含む携帯通信機器、携帯情報端末機器P等のようにタブレット型通信端末電子機器、通信機能を有しないタブレット型携帯情報端末機器のような電子機器に限られない。
保持カバーケース2,12,22の形状に関し、図1、図14及び図21に示す携帯機器用保持具1,11,21にあっては、ボックス型としているが、図25に示す保持カバーケース32のように四隅に支持部32b4を設けるものであっても良い。保持カバーケース32はボックス型にしても良い。
第1の指差し入れ口3,13,23及び第2の指差し入れ口4,14,24の形状及び配置に関し、図1、図14及び図21に示す携帯機器用保持具1,11,21にあっては、互いに同じ形状で対を形成すると共に上下方向にずらして伸縮帯体5,15,25を挟んで点対称状態に配置してあるが、形状を異にしても、また、ずらすことなく線対称状態に並べても良い。
伸縮帯体5,15,25,35に関し、薄肉加工を施すことにより、保持カバーケース2,12,22,32の材質が弾性変形可能なプラスチックである場合にその伸縮性を高めることができ、また、弾性変形可能でないプラスチックである場合に伸縮性を出すことができる。
F 指
P 携帯情報端末機器(携帯機器)
Pa 表示画面
S スマートフォン(携帯機器)
Sa 表示画面
1,11,21,31 携帯機器用保持具
2,12,22,32 保持カバーケース
2a,12a,22a,32a 保持カバーケースの背部
2b,12b,22b,32b 外周側部
2e,12e,22e,32e 開口部
3,13,23,33 第1の指差し入れ口
3b,13b,23b,33b 円弧辺
3b1,13b1,23b1 第1の円弧辺部
3b2,13b2,23b2 第2の円弧辺部
4,14,24,34 第2の指差し入れ口
4b,14b,24b,34b 円弧辺
4b1,14b1,24b1 第1の円弧辺部
4b2,14b2,24b2 第2の円弧辺部
5,15,25,35 伸縮帯体
6,16,26 収納空間
38 第3の指差し入れ口
38b 円弧辺
39 第4の指差し入れ口
39b 円弧辺

Claims (3)

  1. 本体を構成している保持カバーケースと、この保持カバーケースの背部の両側に対向的にかつ間隔を置いて配置している第1及び第2の指差し入れ口と、上記保持カバーケースの背部に形成してある伸縮帯体とを備えており、
    上記保持カバーケースは、正面側が開口部となっていると共に、携帯機器にその背面側から上記開口部を通じて離脱可能に嵌め込むことができるものであり、
    上記第1及び第2の指差し入れ口は上記保持カバーケースの背部に開口されており、上記保持カバーケースの一側辺側及び他側辺側からそれぞれ指を差し入れ可能であり、互いに上記保持カバーケースの上記側辺に沿って反対方向にずらして対向的に配置されており、
    上記伸縮帯体は上記第1及び第2の指差し入れ口の間に形成されかつ弾性変形可能であり、
    上記第1の指差し入れ口の上記伸縮帯体側の辺の縁部はこの伸縮帯体の一方の辺の縁部であり、上記第2の指差し入れ口の上記伸縮帯体側の辺の縁部はこの伸縮帯体の他方の縁部であり、上記各指差し入れ口の上記伸縮帯体側の辺が互いに対向方向に膨らむ円弧辺であり、
    上記第1の指差し入れ口の円弧辺は、上記側辺側と交差する一方の側辺側に向けて湾曲されかつこの指差し入れ口の上記側辺側が指逃げ用の空間を形成するための第1の円弧辺部を有し、他方の側辺側に向けて上記第1の円弧辺部より小さく湾曲されかつ上記伸縮帯体が支持補強になるための第2の円弧辺部とを有しており、
    上記第2の指差し入れ口の円弧辺は、上記一方の側辺側に向けて湾曲されかつ上記伸縮帯体が支持補強になるための第2の円弧辺部を有し、上記他方の側辺側に向けて湾曲されかつ上記指差し入れ口の上記側辺側が指逃げ用の空間を形成するための第1の円弧辺部を有し、上記第2の円弧辺部が上記第1の円弧辺部より小さく湾曲されており、
    上記第1及び第2の指差し入れ口のいずれかの指差し入れ口から差し入れた指は、上記伸縮帯体の下面と上記携帯機器の背面との間で上記伸縮帯体の収縮ばね力を通じて弾性的に挟持されるものである
    ことを特徴とする携帯機器用保持具。
  2. 第1及び第2の指差し入れ口はいずれも同一形状であって対を形成していることを特徴とする請求項1記載の携帯機器用保持具。
  3. 保持カバーケースの外周側部に嵌合可能であって携帯機器への保持カバーケースの嵌め込み状態を補強するための補強リングを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯機器用保持具。
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