JP5341467B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチパス方式で印刷を行う為の印刷技術に関するものである。
複数の記録素子を備えた記録ヘッドを用いた装置の一例としては、従来より、複数のインクの吐出口を備えた記録ヘッドを有するインクジェット記録装置が知られている。
このような装置では、吐出口の吐出口径のばらつきや吐出方向のばらつきなどによって、インクにより形成されるドットの大きさや形成位置がばらつき、その結果、印刷された画像に濃度ムラが生じることがある。特に、記録ヘッドを、その記録素子の配列方向とは異なる方向、例えば、直交する方向に走査させて記録を行うシリアル型の記録装置では、上述した吐出口径などのばらつきに起因した濃度ムラはスジムラとなって印刷された画像中に現れる。そのため、さらに印刷された画像の品位を低下させる場合がある。
インクジェット記録方式に従った記録ヘッドを用いて画像形成を行う場合に、このような濃度ムラを補正するためには、次のような方式が提案されている。即ち、低階調化処理(2値化処理など)を施した画像データを、複数の異なる吐出口から吐出されるインクで1画素、または記録ヘッド1走査に相当するラインからなる画素の画像を形成する方式が提案されている。
これは、例えば、記録ヘッドの幅未満の紙送りを行うことにより、1画素を複数の走査(スキャン、パス)で補完することにより実現できる。
図2は、インクジェット方式に従った記録ヘッドが有する各インク吐出口の並びを示す図である。係る記録ヘッドを有するプリンタはCMYKインクで画像を構成している。図2に示す如く、記録ヘッド201は、各インクの色に対応するインク吐出口(インクジェットヘッド)を有しており、主走査方向への1回の走査でインク吐出口列方向への1回の印字を行う。
図4は、図2に示した記録ヘッドを用いたプリンタにおいて、副走査方向への走査による印字の重ね状態を説明する図である。「A」、「B」、「C」、「D」はそれぞれ、記録ヘッド201における1つのインク吐出口により記録される単色領域を表している。主走査方向への1回の走査につき副走査方向への走査を1回行う動作をN回繰り返すことで、記録媒体402上に画像を形成する。
副走査方向への紙の送り量は1/Nバンドであり、N回の走査により重ねられた画像が構成される。ここで、N=4を例として重ね合わせによる画像の形成手順を説明する。
図3は、マスクメモリのドット配置例を示す図である。図3において、301は、図4に示した「A」、「B」、「C」、「D」のそれぞれの領域に対応するマスクパターンを示している。より詳しくは、領域Aは図4に示した「A」に対応しており、領域Bは図4に示した「B」に対応しており、領域Cは図4に示した「C」に対応しており、領域Dは図4に示した「D」に対応している。
図4において4回目の主走査方向への走査(スキャン)により、A、B、C、Dの4つの領域は重ねられる。領域A、領域B、領域C、領域Dはそれぞれ排他なドット配置を有しているため、ドットが重なることなく一つの画像が構成される。
上記プリンタに転送された多値の画像データを2値化し、ヘッド駆動データに変換してノズルからインクを吐出させて印字するまでの処理内容を図1に示し、図1に添って処理の流れを説明する。
(1) ホストコンピュータから転送された多値の画像データは画像データ記憶装置101に記憶される。ここから1バンドごとにデータが読み出されていく。
(2) パレット変換回路102では、画像データが多値のデータに変換される。
(3) γ変換回路103では、多値のデータに対して、γ変換が行なわれる。
(4) 色変換前段回路104では、多値RGB→多値RGBのルックアップテーブルを用いて、γ変換後のそれぞれの多値のデータに対してRGB→RGB色変換を行う。
(5) 色変換後段回路105では、多値RGB→多値CMYKのルックアップテーブルを用いて、色変換前段回路104による変換後のそれぞれの多値のデータに対してRGB→CMYK色変換を行う。
(6) 低階調化回路106では、誤差拡散法(ED)により、色変換後段回路105による変換後のそれぞれの多値のデータを、2値のデータに変換する。
(7) マスクメモリ107には、複数回の走査で100%のドット配置を可能とする補完関係を持ったデータが格納されている。
(8) 低階調化回路106によるそれぞれの2値のデータは、印刷制御部108(Headコントローラ)により、マスクメモリ107内のデータとAND演算される。
(9) 印刷制御部108は、AND演算後のそれぞれの2値のデータをヘッド駆動データに変換し、係るヘッド駆動データを用いてヘッド109を駆動制御することで、インクを吐出させて、印字を行う。
上述の方法によれば、所定領域内の画像は、複数回の走査によって、1つの画像として形成される。よって、ヘッドのよれなど、ノズルの特性ばらつきに起因する濃度ムラ等を軽減することが出来る。このように、インクジェットヘッドの吐出口に固有の特性に起因して生じる濃度ムラを記録媒体上に分散させて相対的に濃度ムラを低減する方式は、マルチスキャン(マルチパスとも呼ばれる)方式と呼ばれる。
ここで、特許文献1には、ディザマトリックスの周期とマスクパターンのマトリックスの周期が一致しないように記録を行う方法が開示されている。
また、特許文献2には、2値化処理する順番を設定し、設定された順番で誤差拡散を行う方法が開示されている。
また、特許文献3には、多階調画像を2つの領域に分割し、各領域に対して誤差拡散処理を実行してから合成する事で処理を高速化する方法が開示されている。
また、特許文献4には、入力画像から、濃度に基づいて空間周波数、または空間周波数に相当する特徴量を抽出、分類し、この分類信号に応じて入力画像の2値化処理方法を変える方法が開示されている。
また、特許文献5には、同一色で濃度の異なるインクドットを配置する際、まず濃度の高いドット(濃ドット)を誤差拡散法で配置し、濃ドットの出力位置を最適に決定した上で、濃度の低いドット(淡ドット)の位置計算に反映させる技術が開示されている。係る技術によれば、濃ドットにより生じた濃度誤差を解消するように淡ドットの最適配置位置を決定することが可能となる。
特開平11−240208号公報 特開平8−228284号公報 特開2005−117617号公報 特開平8−214159号公報 特許第3208777号
しかしながら、上記何れの特許文献にも、マルチスキャン方式で印刷を行う場合に、2値化された画像データのドット配置と、マスクメモリに格納されているマスクデータのドット配置との干渉に起因した画質劣化については言及していない。
また、従来のインクジェットプリンタにおいて画像データを形成し、マルチスキャン方式で印刷を行う場合、入力画像データを誤差拡散法により低階調化し、その後、マスクデータ等を使用して、マルチパスに分割した画像データから印刷を行っていた。そのため、中間調処理とマスクデータとには相関がなく、各パス間の分散性が必ずしも保たれていなかった。
図5は、マルチスキャン方式の1例として、4パスで1つの画像を印刷する場合における、各パスにおける画像の合成を説明する図である。
2値化された入力画像データ501は、図3に示したマスクメモリ301内の領域A〜領域Dのドット配置に従って、1回目のスキャンでは、画像502を形成する。その後、2回目のスキャンでは画像503を形成し、3回目のスキャンでは画像504を形成し、4回目のスキャンでは画像505を形成する。なお、記録媒体上には、スキャンを行う毎に印字が成されるので、実際には、記録媒体上には、画像502〜505が合成されたもの、即ち、画像506が形成されることになる。
図6は、マルチスキャン方式の1例として、4パスで1つの画像を印刷する場合における、各パスにおける画像の合成を説明する図である。
2値化された入力画像データ601は、図3に示したマスクメモリ301内の領域A〜領域Dのドット配置に従って、1回目のスキャンでは、画像602を形成する。入力画像データ601のドット配置と、マスクメモリ301内に格納されているマスクデータのドット配置には、相関関係がない。そのため領域Aのドット配置によっては、1回目のスキャンにおいて、入力画像データ601のすべてのドットが形成され、2回目以降のスキャンでは、603から605に示す如く、ドットが全く形成されない場合が存在する。
このように、2値化された画像データのドット配置と、マスクメモリに格納されているマスクデータのドット配置と、の間に相関関係が無い場合には、各スキャンで印刷される画像データ間のドット数(濃度)に、ばらつきが発生する。本来、マルチスキャン方式での印刷を行う主目的は、記録媒体上に分散させて相対的に濃度ムラを低減する事であるが、このマルチスキャン方式のメリットが生かせない場合が存在する。特に、図6に示した入力画像データ601の場合は、マルチスキャン方式を使用しているにも係らず、結果は、シングルスキャン方式での印刷結果と同じになってしまう。
これは、上記の方法では、2値化された画像データ(入力データ)とマルチスキャン印刷におけるマスクデータとの間に相関関係が無い事に起因している。
本発明は以上の問題に鑑みて成されたものであり、マスクデータを用いてマルチパス方式による印刷を行う場合であっても良好な印刷結果を得るための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、記録媒体上の同一領域に対して、複数回記録走査を行うことにより画像を形成するための画像処理装置であって、
入力された多値画像データを構成する各画素の画素値を、複数回の前記記録走査における分割数に応じて前記記録走査ごとの画素値に分割することで、前記記録走査ごとの多値画像データに変換する変換手段と、
前記変換された記録走査ごとの多値画像データにおける処理対象画素の画素値と、予め設定された閾値との大小比較処理を行うか否かを、それぞれの前記記録走査で使用するマスクパターンデータを用いて判断する判断手段と、
前記変換手段により変換された前記記録走査ごとの多値画像データに対して誤差拡散処理を行うことにより、前記記録走査ごとの2値画像データを生成する生成手段と
を有し、
前記生成手段は、
前記判断手段が前記大小比較処理を行うと判断した場合には、前記大小比較処理を実行し、該大小比較処理の結果に応じて、前記2値画像データにおける前記処理対象画素の画素値を決定し、
前記判断手段が前記大小比較処理を行わないと判断した場合には、前記大小比較処理を実行せず、予め設定された値を、前記2値画像データにおける前記処理対象画素の画素値とする
ことを特徴とする。
本発明の構成によれば、マスクデータを用いてマルチパス方式による印刷を行う場合であっても良好な印刷結果を得ることができる。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
図7は、本実施形態に係る印刷装置の機能構成例を示すブロック図である。係る印刷装置は、パーソナルコンピュータやディジタルカメラなどの機器から送出された多値の画像データを受信すると、この画像データを2値の画像データに変換し、更にこの2値の画像データを、ヘッド駆動データに変換する。そして、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドを、このヘッド駆動データに基づいて駆動制御することで、係る2値の画像データを紙などの記録媒体上に記録する。
以下、本実施形態に係る印刷装置についてより詳細に説明する。
画像データ記憶装置701は、パーソナルコンピュータやディジタルカメラなどの機器から送出された多値入力画像データを受信すると、これを一旦自身に格納する。係る多値入力画像データは、各成分(R、B、Gのそれぞれが1成分)がn(n>2)ビットで表現される画素値を有する画素で構成されている多値画像を示すものである。本実施形態では一例としてn=8の場合について説明するが、nが他の値であっても以下の説明は同様に適用することができる。
パレット変換部702は、画像データ記憶装置701から多値入力画像データをバンド毎に読み出す。そしてパレット変換部702は、読み出したバンド単位の画像データを変換する
γ変換回路703は、多値画像データに対して、γ変換を行う。
色変換前段回路704は、多値RGB→多値RGBのルックアップテーブルを用いて、γ変換後のそれぞれの多値の画像データに対してRGB→RGB色変換を行う。
色変換後段回路705は、多値RGB→多値CMYKのルックアップテーブルを用いて、色変換前段回路704による変換後のそれぞれの多値の画像データに対してRGB→CMYK色変換を行う。
データ変換回路706は、色変換後段回路705により得られたそれぞれのインク色に対応する多値画像データに対して、マルチパス方式印刷におけるパス分割数に応じた濃度変換を行う。例えば、分割数=2(2パス)の場合、それぞれのインク色に対応する多値画像データを構成する全ての画素の画素値を1/2倍して更新する。また、分割数=4(4パス)の場合、それぞれのインク色に対応する多値画像データを構成する全ての画素の画素値を1/4倍して更新する。
マスクメモリ710には、それぞれのインク色毎に異なる2値のマスクパターンを示すマスクパターンデータが格納されている。それぞれのマスクパターンデータは、ヘッド709が複数回の走査を行うことで、100%のドット配置を可能とする、互いに補完関係を持ったマスクを示すデータである。このようなマスクパターンデータは従来技術でも説明したような通常のものである。
低階調化回路707は、それぞれのインク色に対応する多値画像データに対して、対応するマスクパターンデータを用いて、誤差拡散処理を行う。即ち、Cに対応する多値画像データについては、Cに対応するマスクパターンデータを用いて誤差拡散処理を行う。Mに対応する多値画像データについては、Mに対応するマスクパターンデータを用いて誤差拡散処理を行う。Yに対応する多値画像データについては、Yに対応するマスクパターンデータを用いて誤差拡散処理を行う。Kに対応する多値画像データについては、Kに対応するマスクパターンデータを用いて誤差拡散処理を行う。
ここで、誤差拡散処理とは周知の通り、処理対象画素の画素値x≧予め設定された閾値θ、である場合には、処理対象画素の画素値を1に更新すると共に、(255−x)を累積誤差として周辺の画素の画素値に加える処理である。
本実施形態では着目多値画像データ中の処理対象画素(実際は直前に累積誤差が加算されている)と閾値との大小比較処理を行うか否かを、着目多値画像データに対応するマスクパターンデータ中の、処理対象画素に位置的に対応するデータに基づいて判断する。そして、大小比較処理を行うと判断した場合には、大小比較処理を実行し、処理対象画素の画素値≧閾値の場合には1、処理対象画素の画素値<閾値の場合には0を、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素データとして出力する(第1の出力)。一方、大小比較処理を行わないと判断した場合には、大小比較処理を実行せず、0を、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素データとして出力する(第2の出力)。なお、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素データとして出力した画素データが示す画素値を(2−1)倍した画素値と、処理対象画素の画素値との差分を、処理対象画素に隣接する未処理の画素の画素値に加算する為の累積誤差として記憶する。
低階調化回路707は、多値画像データ中の各画素の画素値を以上のようにして更新することで、この多値画像データを2値の画像データに変換することができる。そして、係る変換処理を、それぞれの多値画像データに対して行う。
そして低階調化回路707は、それぞれのインク色に対応する2値の画像データを、後段の印刷制御部708に送出する。
印刷制御部708は、2値の画像データを紙などの記録媒体上に記録する動作をヘッド709に行わせるために用いるヘッド駆動データを、この2値の画像データを用いて生成する。即ち、Cに対応する2値の画像データを紙などの記録媒体上に記録する動作をヘッド709に行わせるために用いるヘッド駆動データを、Cに対応する2値の画像データを用いて生成する。Mに対応する2値の画像データを紙などの記録媒体上に記録する動作をヘッド709に行わせるために用いるヘッド駆動データを、Mに対応する2値の画像データを用いて生成する。Yに対応する2値の画像データを紙などの記録媒体上に記録する動作をヘッド709に行わせるために用いるヘッド駆動データを、Yに対応する2値の画像データを用いて生成する。Kに対応する2値の画像データを紙などの記録媒体上に記録する動作をヘッド709に行わせるために用いるヘッド駆動データを、Kに対応する2値の画像データを用いて生成する。
そして、印刷制御部708は、それぞれのヘッド駆動データに基づいて、対応する2値の画像データを紙などの記録媒体上に印刷させる動作を、ヘッド709に行わせる。
図8は、あるインク色に対応する多値画像データを2値化する処理を説明する図である。
801は、色変換後段回路705から出力された、あるインク色に対応する多値画像データである。各マスは1つの画素を表しており、マス内の数値は画素値を表している。
802は、データ変換回路706によって多値画像データ801を変換した結果としての多値画像データを示す。ここではパス分割数=4としているので、多値画像データ801を構成する各画素の画素値を0.25倍したものが、多値画像データ802となっている。
なお、本実施形態では、データ変換回路706による画素値の更新を、パス分割数で画素値を割ることで行っているが、更新する方法はこれに限定するものではなく、他にも様々な方法が考え得る。
803は、多値画像データ801に対応してマスクメモリ710に格納されているマスクパターンデータであり、各画素は0若しくは1の画素値を有する。
804は、低階調化回路707が、マスクパターンデータ803を用いて、多値画像データ802を2値化することで得られる2値画像データである。
多値画像データ802中の処理対象画素に対応する、マスクパターンデータ803中の画素値が1を示す場合には、処理対象画素と閾値との大小比較処理を行う。大小比較処理の結果、処理対象画素の画素値≧閾値の場合には1、処理対象画素の画素値<閾値の場合には0を、処理対象画素に対応する2値画像データ804中の画素の画素値として設定する。
一方、多値画像データ802中の処理対象画素に対応する、マスクパターンデータ803中のデータが0を示す場合には、処理対象画素と閾値との大小比較処理は行わず、処理対象画素に対応する2値画像データ804中の画素の画素値を0として設定する。
そして、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素データとして出力した画素データが示す画素値を(2−1)倍した画素値と、処理対象画素の画素値との差分を、処理対象画素に隣接する未処理の画素の画素値に加算する為の累積誤差として記憶する。
以上の処理によって、2値画像データ804は、マスクパターンデータ803のドット配置に従って2値化されたデータとして形成される。
図9は、低階調化回路707の詳細な内部構成例を示す図である。
901は、あるインク色に対応する多値画像データである。
902は入力画像データに対する印字デューティを設定するための設定器、903は多値画像データ901に対して印字デューティを乗算する乗算器である。
乗算器903からは1画素毎に出力される。
904は、乗算器903から出力された画素(処理対象画素)の画素値に対して、誤差演算器906により演算された累積誤差を加算する加算器であり、加算器904は、累積誤差を加算した画素値(更新済み画素値)のデータを後段の比較器910に送出する。
905は、予め設定された閾値のデータを格納しているメモリ(閾値メモリ)である。
比較器910は、閾値メモリ905から閾値のデータを読み出す。そして比較器910は係る閾値と、加算器904から受けた更新済み画素値と、の大小比較処理を行うか否かを、マスクメモリ710内の、多値画像データ901に対応するマスクパターンデータ中の、処理対象画素と位置的に対応する画素値に基づいて判断する。なお、マスクパターンデータ中のどの位置における画素値を用いるのかについては、適宜決めてもよい。
そして、比較器910は、多値画像データ901に対応するマスクパターンデータ中の、処理対象画素と位置的に対応する画素値が1を示す場合には、更新済み画素値と閾値との大小比較処理を行う。そして比較器910は、大小比較処理の結果、更新済み画素値≧閾値の場合には1、更新済み画素値<閾値の場合には0を、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素の画素値として出力する。
一方、多値画像データ901に対応するマスクパターンデータ中の、処理対象画素と位置的に対応する画素値が0を示す場合には、更新済み画素値と閾値との大小比較処理は行わず、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素の画素値として0を出力する。
乗算器914は、比較器910から出力された画素データが示す画素値を(2−1)倍した画素値を求め、後段の減算器909に送出する。
減算器909は、加算器904から送出された更新済み画素値と、乗算器914から送出された画素値と、の差分を求める。そして求めた差分を示すデータを、処理対象画素に隣接する未処理の画素の画素値に加算する為の累積誤差のデータとしてメモリ913に格納する。メモリ913に格納されている累積誤差のデータ(図9ではe1〜e4)は誤差演算器906によって読み出され、それぞれに対して予め定められた係数を乗算した結果を、後続する画素の画素値に加算される。なお、累積誤差のデータを処理対象画素以外の未処理の画素に対して加算するための演算処理については周知であるので、これについてのこれ以上の説明は省略する。
以上の処理を多値画像データ901を構成する各画素について行うことで、2値画像915を生成することができる。
図10は、本実施形態に係る印刷装置における、副走査方向への走査による印字の重ね合わせを説明する図である。401は記録ヘッド(ヘッド709に相当)を示す。1001〜1004は図9で説明した出力の2値画像で、形成された画像を記録ヘッド401で記録媒体402に印刷することを示している。
1001は、図3に示した領域Aに相当するマスクデータを用いて形成された2値画像である。マスクデータに関しては、1005に示す如く、領域Aのマスクを副走査方向にパス数分繰り返して使用する事も可能である。また、1001に示す如くノズル幅分のマスクデータを予め用意するようにしても良い。
1001と同様に1002〜1004はそれぞれ、領域B〜領域Dに相当するマスクデータを用いて形成された2値画像である。形成された1001〜1004を使用して、記録ヘッド401を主走査方向への走査1回につき副走査方向への走査を1回行う動作を4回行うよって記録媒体402上に画像を形成する。
図11は、本実施形態に係る印刷装置が行う処理のフローチャートである。
先ず、ステップS1100では、画像データ記憶装置701は、パーソナルコンピュータやディジタルカメラなどの機器から送出された多値入力画像データを受信すると、これを一旦自身に格納する。
次にステップS1101では、パレット変換部702は、画像データ記憶装置701から多値入力画像データをバンド毎に読み出す。そしてパレット変換部702は、読み出したバンド単位の画像データを、ヘッド709で用いる各インク色に対応する多値画像データに分解する。そしてγ変換回路703は、各インク色に対応するそれぞれの多値画像データに対して、γ変換を行う。
次にステップS1102では、色変換前段回路704は、多値RGB→多値RGBのルックアップテーブルを用いて、γ変換後のそれぞれの多値の画像データに対してRGB→RGB色変換を行う。
次にステップS1103では、色変換後段回路705は、多値RGB→多値CMYKのルックアップテーブルを用いて、色変換前段回路704による変換後のそれぞれの多値の画像データに対してRGB→CMYK色変換を行う。
次にステップS1104では、データ変換回路706は、色変換後段回路705により得られたそれぞれのインク色に対応する多値画像データに対して、マルチパス方式印刷におけるパス分割数に応じた濃度変換を行う。
次にステップS1105では、低階調化回路707は先ず、1つのインク色に対応する多値画像データを処理対象として設定する。次に、低階調化回路707は、係る処理対象多値画像データに対して、印字デューティーを乗算するなどの前処理を行う。
次にステップS1106では、低階調化回路707は、処理対象多値画像データ中の処理対象画素の画素値に対して、従前の処理によって発生した累積誤差を加算することで、係る画素値を更新する。以下では、更新後の画素値を更新済み画素値として説明する。
次にステップS1107では、低階調化回路707は、処理対象多値画像データに対応するマスクパターンデータ中の、処理対象画素と位置的に対応する画素値が1を示す場合には、処理をステップS1108に進める。
ステップS1108では、更新済み画素値と閾値との大小比較処理を行う。大小比較処理の結果、更新済み画素値≧閾値の場合には処理をステップS1109に進める。
ステップS1109では、低階調化回路707は「1」を、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素の画素値として出力する。
一方、ステップS1108における大小比較処理の結果、更新済み画素値<閾値の場合には処理をステップS1110に進める。
ステップS1110では、低階調化回路707は「0」を、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素の画素値として出力する。
一方、ステップS1107において、低階調化回路707は、処理対象多値画像データに対応するマスクパターンデータ中の、処理対象画素と位置的に対応する画素値が0を示す場合には、処理をステップS1110に進める。即ち、更新済み画素値と閾値との大小比較処理は行わず、処理対象画素に対応する2値画像データ中の画素の画素値として0を出力する。
ステップS1111では、低階調化回路707は、ステップS1109若しくはステップS1110において出力された画素データが示す画素値を(2−1)倍した画素値を求める。
ステップS1112では、低階調化回路707は、ステップS1111で求めた画素値と、処理対象画素の更新済み画素値との差分を、処理対象画素に隣接する未処理の画素の画素値に加算する為の累積誤差として自身が有するメモリ内に格納する。
次に、処理対象多値画像データ内の全ての画素についてステップS1106以降の処理を行っている場合には、処理をステップS1113を介してステップS1114に進める。一方、ステップS1106以降の処理が成されていない画素が処理対象多値画像データ内に残っている場合には、処理をステップS1113を介してステップS1106に戻す。
次に、全てのインク色に対応する多値画像データについてステップS1105以降の処理を行った場合には、処理をステップS1114を介してステップS1115に処理を進める。一方、ステップS1105以降の処理を行っていない多値画像データが残っている場合には、処理をステップS1114を介してステップS1105に戻し、未処理の多値画像データについて以降の処理を行う。
なお、低階調化回路707は、それぞれのインク色に対応する2値画像データを生成し終えると、生成したそれぞれのインク色に対応する2値画像データを後段の印刷制御部708に送出する。
ステップS1115では、印刷制御部708は、2値画像データを紙などの記録媒体上に記録する動作をヘッド709に行わせるために用いるヘッド駆動データを、この2値画像データを用いて生成する。そして、印刷制御部708は、それぞれのヘッド駆動データに基づいて、対応する2値の画像データを紙などの記録媒体上に印刷させる動作を、ヘッド709に行わせる。
以上の説明により、本実施形態によれば、マスクデータ等のマルチパス間での補完関係を有するデータでドット配置に制約を持たせて低階調化処理を行うことができる。これによって、マルチパス間の分散性を向上しつつ、マルチパス間の補完関係を保つことができる。
よって、所定領域の画像は、複数回の走査によって1つの画像として形成される点は従来の手法と同じであり、ヘッドのよれ、ノズルの特性ばらつきに起因する濃度ムラ等の軽減に関しては同様の効果が期待できる。加えて、マルチスキャン方式における各パス間の分散性が向上する。このように、インクジェットヘッドの吐出口に固有の特性に起因して生じる濃度ムラやマルチスキャン印刷における分散マスクと低階調化処理(ED)との干渉を防止し、画像の安定化と高画質化を実現する最適なドット配置が可能になる。
ただし、補完関係のない画像によって、ドット配置に制約を持たせて低階調化処理を行うことも否定するものではない。
さらに、現状のマルチスキャン方式におけるマスクデータをそのまま使用して構成することが可能であるため、現状回路からの移行を容易に行うことができる。
プリンタに転送された多値の画像データを2値化し、ヘッド駆動データに変換してノズルからインクを吐出させて印字するまでの処理内容を説明するための図である。 インクジェット方式に従った記録ヘッドが有する各インク吐出口の並びを示す図である。 マスクメモリのドット配置例を示す図である。 図2に示した記録ヘッドを用いたプリンタにおいて、副走査方向への走査による印字の重ね状態を説明する図である。 マルチスキャン方式の1例として、4パスで1つの画像を印刷する場合における、各パスにおける画像の合成を説明する図である。 マルチスキャン方式の1例として、4パスで1つの画像を印刷する場合における、各パスにおける画像の合成を説明する図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置の機能構成例を示すブロック図である。 あるインク色に対応する多値画像データを2値化する処理を説明する図である。 低階調化回路707の詳細な内部構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置における、副走査方向への走査による印字の重ね合わせを説明する図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置が行う処理のフローチャートである。

Claims (7)

  1. 記録媒体上の同一領域に対して、複数回記録走査を行うことにより画像を形成するための画像処理装置であって、
    入力された多値画像データを構成する各画素の画素値を、複数回の前記記録走査における分割数に応じて前記記録走査ごとの画素値に分割することで、前記記録走査ごとの多値画像データに変換する変換手段と、
    前記変換された記録走査ごとの多値画像データにおける処理対象画素の画素値と、予め設定された閾値との大小比較処理を行うか否かを、それぞれの前記記録走査で使用するマスクパターンデータを用いて判断する判断手段と、
    前記変換手段により変換された前記記録走査ごとの多値画像データに対して誤差拡散処理を行うことにより、前記記録走査ごとの2値画像データを生成する生成手段と
    を有し、
    前記生成手段は、
    前記判断手段が前記大小比較処理を行うと判断した場合には、前記大小比較処理を実行し、該大小比較処理の結果に応じて、前記2値画像データにおける前記処理対象画素の画素値を決定し、
    前記判断手段が前記大小比較処理を行わないと判断した場合には、前記大小比較処理を実行せず、予め設定された値を、前記2値画像データにおける前記処理対象画素の画素値とする
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判断手段は、
    前記マスクパターンデータ中の前記処理対象画素に対応するデータが1を示す場合には、前記大小比較処理を行うと判断し、
    前記マスクパターンデータ中の前記処理対象画素に対応するデータが0を示す場合には、前記大小比較処理は行わないと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記記録走査それぞれに対応するマスクパターンデータは、互いに補完関係を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記予め設定された値は0であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 更に、
    前記入力された多値画像データのビット数をnとすると、前記処理対象画素に対応する前記2値画像データ中の画素の画素値を(2−1)倍した画素値と前記処理対象画素の画素値との差分に基づいて、前記処理対象画素の近傍にある未処理の画素の画素値に加算する為の累積誤差として算出する算出手段と、
    前記累積誤差を前記未処理の画素の画素値に加算して、該未処理の画素の画素値を更新する更新手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 記録媒体上の同一領域に対して、複数回記録走査を行うことにより画像を形成するための画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の変換手段が、入力された多値画像データを構成する各画素の画素値を、複数回の前記記録走査における分割数に応じて前記記録走査ごとの画素値に分割することで、前記記録走査ごとの多値画像データに変換する変換工程と、
    前記画像処理装置の判断手段が、前記変換された記録走査ごとの多値画像データにおける処理対象画素の画素値と、予め設定された閾値との大小比較処理を行うか否かを、それぞれの前記記録走査で使用するマスクパターンデータを用いて判断する判断工程と、
    前記画像処理装置の生成手段が、前記変換工程で変換された前記記録走査ごとの多値画像データに対して誤差拡散処理を行うことにより、前記記録走査ごとの2値画像データを生成する生成工程と
    を有し、
    前記生成工程では、
    前記判断工程で前記大小比較処理を行うと判断した場合には、前記大小比較処理を実行し、該大小比較処理の結果に応じて、前記2値画像データにおける前記処理対象画素の画素値を決定し、
    前記判断工程で前記大小比較処理を行わないと判断した場合には、前記大小比較処理を実行せず、予め設定された値を、前記2値画像データにおける前記処理対象画素の画素値とする
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータを、請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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