JP2011023984A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】着目画素データを構成する各色成分値に、量子化誤差を加算することで各色成分値を補正する入力値補正部203、204と、補正後の各色成分を独立してM階調に量子化する独立量子化部と、補正後の2以上の色成分の当該色成分値の和を算出し、算出した和を、相関量子化対象として設定された各色成分の数と階調数Mに依存して定まる階調数に量子化する分配量子化部と、量子化結果が示す値を、各色成分値の比率に従って、各色成分値の量子化後の値として配分する量子化値分配部207と、独立量子化対象として設定された各色成分の量子化値、及び量子化値分配部207で配分された各色成分の量子化値と、それらの量子化前の値との差分を、各色成分の量子化誤差として未量子化画素位置に分配する誤差計算部208、209と、を備える。
【選択図】図2
Description
本実施形態では、汎用コンピュータであるホストコンピュータ101が本発明に係る画像処理装置として機能し、インクジェットプリンタであるプリンタ102が画像形成装置として機能する構成について説明する。インクジェットプリンタは、使用色としてCMYKを用いるものとし、シアンとマゼンタに対し本発明を適用した量子化(3値化)を行う。イエローやブラックについては、従来のように色毎に独立した量子化を行う。なお、プリンタ102自体が画像処理装置としての機能を有していても構わない。
まず、ホストコンピュータ101に、外部記憶装置104や入力装置103等から印刷すべき画像を入力する。入力されたカラー又はグレースケールの画像は、ホストコンピュータ内で実行される印刷画像処理プログラムの色補正・色変換部302へ入力され、印刷設定に応じた色補正が行われ、画像データに一般的に用いられるRGB成分がプリンタでの印刷に適したCMYK成分に変換される。そして、分配量子化部303は、CMYK成分に変換された画像のシアン・マゼンタに対して、図4で示すように量子化処理を行う。
まず、処理すべき画素があるか否かを確認し(S400)、処理すべき画素がある場合にはS401に進み、処理すべき画素がない場合には量子化を行うことなく一連の処理を終了する。
Min’=Min+ErrM
そして、補正値の総和Sを式F102により求める(S402)。ただし、Sが一定の範囲(−α<S<Cmax+Mmax+α、−64<S<574、図13の領域Aの範囲)を超える場合はクリッピングを行う(量子化値が0〜4の範囲に収まるように処理を行う)。
続いて、式F103により、補正値の総和Sの量子化を行い(S403)、量子化値Oを求める。
式F103の量子化について、入力と出力との関係を具体的に示したものが図13である。入力1がCin’であり、入力2がMin’である。
続けて、以下の式により量子化値Oをシアン、マゼンタに分配し(S404)、量子化出力値を決定する。シアン、マゼンタの量子化出力値をそれぞれCout、Moutとする。
Mout=O−Cout
量子化値がO=3であるとすると、Cout、Moutは次のように求めることができる。
Mout=3−2=1
量子化値を求めた後は、シアン及びマゼンタのそれぞれに対して、求めた量子化値に対する誤差を求め、周辺画素へ拡散する(S405)。これらの処理を処理すべき画素がなくなるまで繰り返す。このような手順により1ラスターの処理が終了したら、次のラスターに移って同様の処理を繰り返す。
Min’=Min+eM・・・(F101’)
Kin’=Kin+eK
S=Cin’+Min’+Kin’・・・(F102’)
O={(S+α)×N}÷(Cmax+Mmax+Kmax+α×3+1)・・・(F103’)
Cout={O×(Cin’+α)+(S+α×3)÷2}÷(S+α×3)
Mout={O×(Min’+α)+(S+α×3)÷2}÷(S+α×3)
Kout=O−Cout−Mout・・・(F104’)
また、本実施形態では、補正値の総和に対して量子化を行う際に式F103、F103’により量子化値を求めたが、量子化の総和を求める計算式はこれに限らないし、計算式を用いずにテーブル等を用いても構わない。1次元テーブルの場合には、多次元テーブルに比べれば必要とするメモリが少ないため、補正値の総和に応じて量子化値の総和を定めたものを用いてもよい。
Mout=O−Cout・・・(F104’’)
また、本実施形態では、入力画像の全域を処理対象としたが、本発明は、画像の一部領域に適用してもよい。また、任意の信号の強度によって本発明を適用するか否かを切り替えたり、適用する度合を変更したりしてもよい(第5の実施形態に記載)。すなわち、入力画像データの少なくとも一部領域を量子化してもよいし、予め定めた信号強度を閾値として入力画像データの量子化処理を行うか否かを切り替えてもよい。
本発明は、第1の実施形態で示した色間に対してのみでなく、記録走査間においても適用可能である。本実施形態はインクジェットプリンタの記録走査間について本発明を適用した例を示す。なお、第1の実施形態の構成(図1)と同様の構成については、同一の符号を付して説明する。本実施形態に係るインクジェットプリンタは、同一の画像形成面に2回の記録走査を行って画像を形成する2パス記録方式とし、3値の量子化を行うものとする。
まず、ホストコンピュータ101に、外部記憶装置104や入力装置103等から印刷すべき画像を入力する。入力されたカラー又はグレースケールの画像は、ホストコンピュータ内で実行される印刷画像処理プログラムの色補正・色変換部502へ入力し、印刷設定に応じた色補正を行い、画像データに一般的に用いられるRGB成分をプリンタでの印刷に適したCMYK成分へと変換する。以降は色毎に独立して処理を行う。本実施例では、そのうちのブラックについて説明する。
IP2=I−IP1
分割して得られた濃度IP1、IP2のそれぞれに分配量子化部503で図4で示すように量子化を行う。
まず、処理すべき画素があるか否かを確認し(S400)、処理すべき画素がある場合にはS401に進み、処理すべき画素が無い場合には量子化を行うことなく一連の処理を終了する。
IP2’=IP2+eP2
そして、補正値の総和Sを式F202を用いて求める(S402)。ただし、Sが一定の範囲(−α<S<Imax+Imax+α)を超える場合にはクリッピングを行う。
補正値の総和Sの量子化を行い(S403)、量子化値Oを求める。
具体的な値として、補正値IP1’=90、IP2’=105であるとき、補正値の総和S=90+105=195となる。量子化値Oは次のように求めることができる。なお、ここでの記号(≒)は小数点以下を切り捨てたことを意味する。
続けて、以下の式により量子化値Oを1及び2パス目に分配し(S404)、量子化出力値を決定する。1及び2パス目の量子化出力値をそれぞれP1out、P2outとする。
P2out=O−P1out
前述の量子化値O=2を代入する。
P2out=2−1=1
量子化値を求めた後は、1及び2パス目のそれぞれに対し、求めた量子化値に対する誤差を求め、周辺画素へ拡散する(S405)。これらの処理を処理すべき画素がなくなるまで繰り返す。以上のフローにより1ラスターの処理が終了したら、次のラスターに移って同様の処理を繰り返す。量子化されたデータは印刷データ変換部504でプリンタが解釈可能な形式に変換され、プリンタに印刷データが送信されると、印刷が行われる。
IP2’=IP2+eP2・・・(F201’)
IP3’=IP3+eP3
S=IP1’+IP2’+IP3’・・・(F202’)
O={(S+α)×N}÷(Imax+Imax+Imax+α×3+1)・・・(F203’)
P1out={O×(IP1’+α)+(S+α×3)÷2}
P2out={O×(IP2’+α)+(S+α×3)÷2}
P3out=O−P1out−P2out・・・(F204’)
また、本実施形態では補正値の総和に対して量子化を行う際に式F203やF203’により量子化値を求めたが、量子化の総和を求める計算式はこれに限らないし、計算式を用いなくてもよい。テーブルを用いる方法もある。1次元テーブルの場合は、多次元テーブルに比べれば必要とするメモリが少ないので、補正値の総和に応じて量子化値の総和を定めたものを用いることができる。
P2out=O−P1out ・・・(F204’’)
また、本実施形態では入力画像の全域を処理対象としたが、本発明は、画像の一部領域に適用してもよい。また、任意の信号の強度によって本発明を適用するか否かを切り替えたり、適用する度合を変更したりしてもよい(第5の実施形態に記載)。
本発明は、第2の実施形態の処理手順を変形してインクジェットプリンタの記録走査間においても適用可能である。なお、第1の実施形態の構成(図1)と同様の構成については、同一の符号を付して説明する。本実施形態に係るインクジェットプリンタは、同一の画像形成面に2回の記録走査を行って画像を形成する2パス記録方式とし、3値の量子化を行うものとする。
まず、後述の数式に用いられる文字について説明する。総合量子化レベルNは、各パスの量子化レベルnの総和である。例えば、3値化(n=3)を行う場合の総合量子化レベルは0、1、2、3、4の5値(N=5)である。また、αは量子化の閾値を調整するために付加され、+−の誤差範囲が可能な限り等しくなるようにする。例えば、入力値範囲が0〜255、量子化レベルがn=3の場合、α=256÷(n+1)=64となる。
IP2=I−IP1
分割して得られた濃度IP1、IP2のそれぞれに分配量子化部503で図6で示すように量子化を行う。
まず、処理すべき画素があるか否かを確認し(S600)、処理すべき画素がある場合にはS601に進み、処理すべき画素が無い場合には量子化を行うことなく一連の処理を終了する。そして、着目画素を次の画素に移して、各記録走査の入力値に対応するIP1、IP2(入力値範囲を0〜255、入力値の最大値をImax(=255)とする)に対して、前述の量子化で生じた1及び2パス目の各誤差eP1、eP2により入力値を補正し(S601)、補正値I’、IP1’、IP2’(−α<I’,IP1’,IP2’<Imax+α)を求める。なお、I’,IP1’,IP2’の範囲は、それぞれの量子化レベルがn=3であるため、−64<I’,IP1’,IP2’<319となる。
IP1’=IP1+eP1・・・(F301)
IP2’=IP2+eP2
補正値I’の量子化を行い(S602)、量子化値Oを求める。
具体的な値として、補正値I’=195、IP1’=90、IP2’=105であるとき、量子化値Oは次のように求めることができる。なお、ここでの記号(≒)は小数点以下を切り捨てたことを意味する。
続けて、式F303により量子化値Oを1及び2パス目に分配し(S603)、量子化出力値を決定する。1及び2パス目の量子化出力値をそれぞれP1out、P2outとする。
P2out=O−P1out
前述の量子化値O=2を代入すると、P1out、P2outを次のように求めることができる。
P2out=2−1=1
量子化値を求めた後は、1及び2パス目のそれぞれに対し、求めた量子化値に対する誤差を求め、周辺画素へ拡散する(S604)。これらの処理を処理すべき画素がなくなるまで繰り返す。以上のフローにより1ラスターの処理が終了したら、次のラスターに移って同様の処理を繰り返す。量子化されたデータは印刷データ変換部504でプリンタが解釈可能な形式に変換され、プリンタに印刷データが送信されると、印刷が行われる。
IP1’=IP1+eP1
IP2’=IP2+eP2・・・(F301’)
IP3’=IP3+eP3
O={(IP’+α)×N}÷(Imax+Imax+Imax+α×3+1)・・・(F302’)
P1out={O×(IP1’+α)+(IP’+α×3)÷2}
P2out={O×(IP2’+α)+(IP’+α×3)÷2}
P3out=O−P1out−P2out・・・(F303’)
また、本実施形態では補正値の総和に対して量子化を行う際に式F302やF302’により量子化値を求めたが、量子化の総和を求める計算式はこれに限らないし、計算式を用いなくともかまわない。テーブルを用いる方法もある。1次元テーブルの場合は、多次元テーブルに比べれば必要とするメモリが少ないため、補正値の総和に応じて量子化値の総和を定めたものを用いることができる。
P2out=O−P1out ・・・(F303’’)
また、本実施形態では、入力画像の全域を処理対象としたが、本発明は、画像の一部領域に適用してもよい。また、任意の信号の強度によって本発明を適用するか否かを切り替えたり、適用する度合を変更したりしてもよい(第5の実施形態に記載)。
本実施形態は、本発明をインクジェットプリンタに適用した例である。なお、第1の実施形態の構成(図1)と同様の構成については、同一の符号を付して説明する。本実施形態に係るインクジェットプリンタは、使用色としてCMYKを用いるものとし、シアンとマゼンタに対し本発明に係る量子化を行う。イエローやブラックについては従来のように色毎に独立した量子化を行うものとし、本実施形態では説明を省略する。また、シアンとマゼンタはそれぞれ2パス印刷を行うものとする。したがって、色間及び記録走査間で一様に分布したドット配置を行う実施形態である。
まず、ホストコンピュータ101に、外部記憶装置104や入力装置103等から印刷すべき画像を入力する。入力されたカラー又はグレースケールの画像は、ホストコンピュータ内で実行される印刷画像処理プログラムの色補正・色変換部1201へ入力し、印刷設定に応じた色補正を行い、画像データに一般的に用いられるRGB成分をプリンタでの印刷に適したCMYK成分に変換する。そして、分配量子化部1205は、CMYK成分に変換された画像のシアン・マゼンタに対して、図4で示すように量子化処理を行う。
C2=C−C1
マゼンタについても同様に求められる。なお、シアンとマゼンタ間で異なる方法により濃度を分割してもよい。分割して得られた入力値C1、C2、M1、M2は分配量子化部1205で図4で示すように量子化を行う。
まず、処理すべき画素があるか否かを確認し(S400)、処理すべき画素がある場合にはS401に進み、処理すべき画素が無い場合には、量子化処理を行うことなく一連の処理を終了する。そして、着目画素を次の画素に移して、量子化での入力値C1、C2、M1、M2(本実施例の場合の範囲は0〜255、シアン、マゼンタの各入力値の最大値をCmax、Mmax(=255)とする)に対して、前述の量子化で生じた1及び2パス目の各誤差eC1、eC2、eM1、eM2により入力値を補正し(S401)、補正値C1’、C2’、M1’、M2’(−α<C1’,C2’,M1’,M2’<Cmax(Mmax)+α)を求める。C1’,C2’,M1’,M2’の範囲は、上述の通り、それぞれの量子化レベルがn=3であるため、−64<C1’,C2’,M1’,M2’<319となる。
C2’=C2+eC2
M1’=M1+eM1
M2’=M2+eM2
そして、補正値の総和Sを式F402により求める(S402)。ただし、Sが一定の範囲(−α<S<Cmax+Mmax+α、−64<S<574、図13の領域Aの範囲)を超える場合はクリッピングを行う。
続いて、式F403により、補正値の総和Sの量子化を行い(S403)、量子化値Oを求める。
数式F403の量子化について、入力画像データの入力値と出力画像データの出力値との関係を具体的に表したものが図13である。入力1がC1’+C2’であり、入力2がM1’+M2’となる。
続けて、以下の式により量子化値Oをシアン、マゼンタに分配し(S404)、量子化出力値を決定する。シアン、マゼンタの量子化出力値をそれぞれCout、Moutとする。
C2out={O×(C2’+α)+(S+α×2)÷2}÷(S+α×2)
M1out={O×(M1’+α)+(S+α×2)÷2}÷(S+α×2)
M2out=O−C1out−C2out−M1out・・・(F404)
前述の量子化値O=3を代入すると、C1out、C2out、M1out、M2outは、次のように求めることができる。
C2out=1.59・・・≒1
M1out=1.43・・・≒1
M2out=3−1−1−1=0
量子化値を求めた後は、シアン及びマゼンタの1及び2パス目に対し、求めた量子化値に対する誤差を求め、周辺画素へ拡散する(S405)。これらの処理を処理すべき画素がなくなるまで繰り返す。以上のフローにより1ラスターの処理が終了したら、次のラスターに移って同様の処理を繰り返す。量子化されたデータは印刷データ変換部1206でプリンタが解釈可能な形式に変換され、プリンタに印刷データが送信されると、印刷が行われる。
本実施形態は、本発明をインクジェットプリンタに適用した例である。なお、第1の実施形態の構成(図1、図2)と同様の構成については、同一の符号を付して説明する。本実施形態に係るインクジェットプリンタは、使用色としてCMYKを用いるものとし、シアンとマゼンタに対して本発明に係る量子化を行うものとする。イエローやブラックについては従来のように色毎に独立した量子化を行う。
まず、ホストコンピュータ101に、外部記憶装置104や入力装置103等から印刷すべき画像を入力する。入力されたカラー又はグレースケールの画像は、ホストコンピュータ内で実行される印刷画像処理プログラムの色補正・色変換部1001へ入力し、印刷設定に応じた色補正を行い、画像データに一般的に用いられるRGB成分をプリンタでの印刷に適したCMYK成分に変換する。
Mout=Mor×(1−Si÷Smax)+Mod×Si÷Smax・・・(F501)
以上の式により、シアンとマゼンタ全体の濃度が低いと分配誤差拡散の結果の比率が高くなるため、ドットが一様に分散するような量子化結果を出力するようになる一方で、シアンとマゼンタ全体の濃度が高いと独立誤差拡散の結果の比率が高くなるため、シアンの量子化とマゼンタの量子化とを無関係に行ったときと同様の結果が出力される。画像の入力に応じて量子化方法を切り替えるのではなく、割合により適用度合を変化させることができるため、量子化方法が切り替わる境界付近の量子化結果が不自然になることを抑制することができ、印刷画質の改善を図ることが可能となる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (7)
- 各色成分値がN階調で表される入力画像データを、各色成分値が前記Nより少ないM階調に量子化すると共に、量子化した際に発生した各色成分の誤差値を未量子化画素位置に分配する画像処理装置であって、
着目画素データを構成する各色成分値に、当該着目画素位置の各色成分に対して分配された量子化誤差を加算することで、前記着目画素の各色成分値を補正する補正手段と、
前記補正手段で補正後の前記着目画素における、独立して量子化する対象として設定された各色成分を独立して前記M階調に量子化する第1の量子化手段と、
前記補正手段で補正後の前記着目画素における、相関して量子化する対象として設定された2以上の色成分の当該色成分値の和を算出し、算出した和を、相関量子化対象として設定された各色成分の数と前記階調数Mに依存して定まる階調数に量子化する第2の量子化手段と、
前記第2の量子化手段による量子化結果が示す値を、前記相関量子化対象として設定された各色成分値の比率に従って、前記相関量子化対象として設定された各色成分値の量子化後の値として配分する配分手段と、
前記第1の量子化手段による前記独立量子化対象として設定された各色成分の量子化値、及び前記配分手段で配分された各色成分の量子化値と、それらの量子化前の値との差分を、前記着目画素における各色成分の量子化誤差として未量子化画素位置に分配する分配手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記分配手段は、前記補正手段による補正値の和に対する各画素毎の量子化値、又は前記補正値の割合を算出可能である複数の値を高次関数又は三角関数に代入することにより、前記量子化値を分配することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記入力画像データの少なくとも一部領域を量子化することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 予め定めた信号強度を閾値として前記入力画像データの量子化処理を行うか否かを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 各色成分値がN階調で表される入力画像データを、各色成分値が前記Nより少ないM階調に量子化すると共に、量子化した際に発生した各色成分の誤差値を未量子化画素位置に分配する画像処理装置であって、
着目画素データを構成する各色成分値に、当該着目画素位置の各色成分に対して分配された量子化誤差を加算することで、前記着目画素の各色成分値を補正する補正手段と、
前記補正手段で補正後の前記着目画素における、予め定めた2以上の色成分毎の色成分値の和を算出し、算出した和を、相関して量子化する対象として設定された各色成分の数と前記階調数Mに依存して定まる階調数に量子化する第1の量子化手段と、
前記補正手段で補正後の前記着目画素における、前記相関量子化対象として設定された色成分と同じ色成分を独立して前記M階調に量子化する第2の量子化手段と、
前記補正手段で補正後の前記着目画素における、前記第2の量子化手段で量子化する色成分を除く色成分を独立して前記M階調に量子化する第3の量子化手段と、
前記色成分値として取り得る最大値に対する、前記第1の量子化手段による量子化結果が示す値と前記第2の量子化手段による量子化結果が示す値との和の比率に基づいて、前記相関量子化対象として設定された色成分の色成分値として配分する配分手段と、
前記第3の量子化手段による、独立して量子化する対象として設定された各色成分の量子化値、及び前記配分手段で配分された各色成分の量子化値と、それらの量子化前の値との差分を、前記着目画素における各色成分の量子化誤差として未量子化画素位置に分配する分配手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 量子化対象である第1の画像データと、前記第1の画像データの信号値を複数に分割した第2の画像データとを有し、各色成分値がN階調で表される入力画像データを、前記Nより少ないM階調に量子化すると共に、量子化した際に発生した各色成分の誤差値を未量子化画素位置に分配する画像処理装置であって、
前記第1の画像データの着目画素よりも前に行われた量子化処理により発生した誤差を加算して各画素毎の補正値を算出する第1の算出手段と、
前記第2の画像データの着目画素よりも前に行われた量子化処理により発生したすべての誤差を前記着目画素の画素値に加算することにより補正値を算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段で算出された補正値に基づいて、各画素毎の量子化値を算出する第3の算出手段と、
前記第1の算出手段で算出された補正値の和に対する前記第1の算出手段で算出された補正値の割合に応じて、前記第3の算出手段で算出された量子化値を各記録走査毎に分配する分配手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータに請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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