JP3999406B2 - 拡散率の適応化を用いた誤差拡散方法及び装置 - Google Patents

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    • H04N1/4052Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size by error diffusion, i.e. transferring the binarising error to neighbouring dot decisions

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を処理可能なコンピュータ・システム、特に画像処理における階調変換方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な誤差拡散法又は誤差配分法は図1に示すように、現時点での処理ピクセルで生じた量子化誤差を近傍領域へ拡散させ、表示誤差を減少させることによりハーフトーン画像を生成する。ここで、ハーフトーン画像とは、原画像よりも画素の階調を少なくした画像のことである。
【0003】
ここで、図1において入力画像は、x(n1,n2)105であり、出力画像はy(n1,n2)125で表され、入力画像は、N1×N2ピクセルをラスタ・スキャンして得られるものとする。ここで、0≦n1≦N1、0≦n2≦N2である。
【0004】
図1において、ブロック110、140は加算器を表し、ブロック120は量子化器を表し、ブロック130は誤差拡散フィルタを表す。
【0005】
量子化誤差e(n1,n2)145を拡散させるためのフィルタg(n1,n2)130としては因果性を持つ2次元ローパス・フィルタが用いられ、例えば次式のようなフィルタである。
【数1】
Figure 0003999406
【0006】
ここでの3行3列(5×5行列の中央要素)成分が現在の処理対象ピクセルに対応する。しかし、通常の誤差拡散法では量子化誤差がフィルタによって拡散される時、画像の急峻な部分など画像の特徴的な性質を損なう問題があった。
【0007】
特に、時計型ウェアラブル・システム、PDAや携帯電話などの小面積ディスプレイでの表示法や、QXGA(2048×1536)以上の高精細画像情報をLCDへ一括転送することが難しく逐次転送を行う場合の移行期間における表示法として、階調変換によるハーフトーン画像を使うことが有効である。しかし画像をハーフトーン化する場合、通常の誤差拡散法を用いるとエッジなど画像の重要な特徴が損なわれる問題と、特徴のぼやけを防ぐ従来の改善法は多大な演算を必要とする問題があり、従来手法を上述の適用例などに用いることは難しかった。
【0008】
この画像の特徴的な性質を損なうという問題に対処するために、原画像の高周波数成分などの特徴抽出情報のみに基づき誤差拡散率を変えるものとしてCouwenhoven等の手法[1]( U.S. Patent No. 5757517, "Adaptive error diffusion method," May 26, 1998 (filed Mar. 23, 1995))等がある。
【0009】
しかし、文献[1]の手法は、抽出された情報を適用するために誤差拡散ローパス・フィルタ部のみならず量子化器と出力において個別のフィルタリングを必要としており計算量が多くなるという問題点がある。
【0010】
一方、入出力画像から局所的な歪み基準に基づき誤差拡散フィルタを適応的に変化させるものとしてWongの手法[2]( P. W. Wong, "Adaptive error diffusion and its application in multiresolution rendering," IEEE Trans. Image Processing, vol. 5, no. 7, pp. 1184-1196, 1996.)がある。しかし文献[2]の手法は、各ピクセル毎に拡散ローパス・フィルタのすべての係数の歪みを視覚特性モデルのインパルス応答に基づき最小2乗法で調整する演算を必要としており、文献[1]の手法と同様に計算量が多くなる問題点がある。
【0011】
手法[1]の上記問題点に対し本発明では、特徴抽出情報と入出力情報を同時に用いて誤差の拡散率を適切に調整することにより、従来法よりも次のような利点を実現する。すなわち、特徴抽出情報と入出力情報をトレードオフするアルゴリズムで拡散率をピクセル毎に調整することで、適切な誤差拡散がなされて入力画像と相関の高いハーフトーン画像を生成するものである。また、同時に特徴抽出情報と入出力情報の両者を利用した調整法であるため、拡散フィルタ処理部以外でのフィルタリング操作がいらなくなり、演算量の多大な増加を防ぐことができる。ここで、本発明で用いる特徴抽出情報および出力情報は、それぞれ入力情報から得られるものとみなすことができる。したがって、当該業者であれば容易にその出力情報導出法や特徴抽出情報導出法と、本発明中記載の構成を別個のように扱い、新たな組み合わせ例を導くことができるが、特徴抽出情報、出力情報、入力情報の取得先を明確に区別する必要がない限り、以下の記述では、「特徴抽出情報と入出力情報」のように一体化した記述を用いる。
【0012】
手法[2]の上記問題点に対し、本発明では誤差拡散ローパス・フィルタのすべての係数を適応的に調整するのではなく、本発明中のアルゴリズムによって調整された拡散率を拡散ローパスフィルタの出力に乗じることで演算量の多大な増加を防いでいる。
【0013】
従って本発明をこれらの従来技術と比較すると、原画像の特徴抽出情報と入出力情報を用いて誤差拡散法の拡散率をピクセル毎に適応的に調整することで、演算量を多大に増加させることなく、入力画像と相関の高いハーフトーン画像を生成する手法及びシステムを実現する利点を持つものと言える。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明が解決しようとする課題の1つは、もとの画像の特徴的な性質を損なうことなく入力画像をハーフトーン化し、かつ多大な演算量増加も必要としない、新たな画像階調変換方式を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像の誤差拡散方法において、画像内の各画素に対する誤差拡散率を画素毎に変化させるという構成をとる。
【0016】
本発明の一の態様によれば、画像の特徴を損なうことなく原画像と相関の高いハーフトーン画像を生成するために、まず入力画像の特徴抽出を行い、その結果と入出力情報に応じて量子化誤差の拡散状態をピクセル毎に調整する構造を取る。
【0017】
本発明の他の態様によれば、(1)拡散する誤差を適切に調整するために重み係数(拡散率)の適応処理をピクセル毎に行う。その適応アルゴリズムは入出力信号の差分ノルム規準から導かれ、特徴抽出情報と入出力の量子化誤差情報の両者を含む形をして、両情報をトレードオフする動作をする。(2)誤差拡散ローパスフィルタの出力に対して、ピクセル毎に調整した重み係数を乗じる構造とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下の説明ではグレー画像を入力画像の対象としたものであるが、カラー画像を扱う場合はRGB信号各々に本手法を適用するか、YIQ信号(NTSC方式における輝度信号と色差信号)など別の色空間へ変換した後の信号へ本手法を適用すれば良い。
【0019】
誤差拡散法の基本的な考え方を模式的に表現すると図15のようになる。ここでは、入力画像として4×4行列1510を考える。階調変換は、行列の(1,1)成分1511から(1,2)成分1512の処理という様に進められ、各行の最後の列まで来たとき次の行の第1列成分へ戻るラスタ・スキャン順に行われるものとする。
【0020】
いま誤差拡散処理の対象成分が(3,2)成分1513であるとすれば、図15の左側に示されているように(3,2)成分の量子化誤差が近傍画素1514〜1517へ拡散される。図1510中の矢印は誤差が拡散される様子を表している。各画素への拡散率p1〜p4(1531〜1534)は誤差拡散フィルタ1530によって決定される。このように、量子化誤差を、今後処理する成分へ拡散させることで、ハーフトーン画像における誤差の影響を低減するという考え方が誤差拡散法の概略である。
【0021】
出力画像を得るためには拡散された誤差を入力画像に繰り込んで量子化を行うが、その様子を模式的に表現したものが図15の右側の図である。いま(4,3)成分1561を量子化対象成分とすれば、すでに上記の誤差拡散操作によって(4,3)成分へ繰り込まれるべき近傍画素1562〜1565からの量子化誤差は決定している。図1560中の矢印は繰り込まれる量子化誤差の流れを示している。これらの誤差を入力画像(4,3)成分1561へ繰り込んだ値を量子化することで出力画像が得られる。
【0022】
したがって誤差拡散法の性能(良否)は、生じた誤差をどのように拡散するかを決定する誤差拡散フィルタの部分に大きく依存するものと言える。例えば、従来の一般的な誤差拡散法は誤差拡散フィルタの成分値pをあらかじめ固定する方法が用いられてきた。一方、本発明は、画像の局所的性質に応じてピクセル毎に拡散率を変化させる適応化する、すなわち対象となるピクセル毎に拡散率を変化させる方法を用いることで従来のものよりも効果的な階調変換を行うものである。ここで適応化の方法とは、入出力信号の差分情報に基づいて導かれた、特徴抽出情報、入出力の量子化誤差情報等を含む項を持つ演算アルゴリズム方法のことである。
【0023】
本発明の構成の概要のブロック図を図2に示す。まず入力画像x(n1,n2)205の特徴抽出を特徴抽出手段250を用いて行い、その出力信号|v(n1,n2)|255を求める。
【0024】
図2において、ブロック210、240及び290は加算器、ブロック220は量子化器、ブロック230は誤差拡散フィルタ手段、ブロック250は特徴抽出手段、ブロック260は閾値操作手段、ブロック270は適応アルゴリズム手段、ブロック280は重み係数調整手段をそれぞれ表している。
【0025】
ここで特徴抽出とは、コントラストやエッジ情報などを含む高周波数成分信号を取り出すことを目的とするもので、例えばラプラシアン・フィルタやゾーベル・フィルタ、文献[3](S. Thurnhofer and S. K. Mitra, "A general framework for quadratic Volterra filters for edge enhancement," IEEE Trans. Image Processing, vol. 5, no. 6, pp. 950-962, 1996.)で提案された直交ボルテラ・フィルタなどの高域フィルタあるいは微分オペレータの出力である。
【0026】
ここでラプラシアン・フィルタとは、2次微分を利用した方向性のないフィルタのことであり、ゾーベル・フィルタとは、1次微分を利用した垂直・水平方向のエッジ検出に有効なフィルタのことであり、直交ボルテラ・フィルタとは、テイラー級数の拡張であるボルテラ級数展開によって表現されるフィルタのうち2次のボルテラ核をインパルス応答に持つフィルタのことである。
【0027】
この特徴抽出手段250の出力|v(n1,n2)|255に閾値操作手段260を用いて閾値操作を施し、各ピクセル毎に調整される重み係数λ(n1,n2)280を用いて、量子化誤差e(n1,n2)245を次式のように拡散する。重み係数の調整法は,後述する。
【数2】
Figure 0003999406
【0028】
ここで*は2次元畳み込みを表す。フィルタg(n1,n2)は、通常の誤差拡散法で用いられる因果的な2次元ローパス・フィルタを表し、例えば従来技術の説明で示したものを用いることができるが、これに限定されるものではない。
【0029】
拡散される誤差を適切に調節するために本発明では重み係数λ(n1,n2)の適応処理を行う(280)。そのため、特徴抽出情報による動的な調整のみならず入力画像と出力画像情報を適応アルゴリズム中270で用いることにより適切な誤差拡散を行う。この目的のため、入出力信号の差分{x(n1,n2)−y(n1,n2)}のH2ノルムを規準として適応アルゴリズムを導き、誤差の拡散率に相当する重み係数をピクセル毎に調整する。
【0030】
そこで、適応アルゴリズム導出のための最小2乗誤差規準として次式を用いる。
【数3】
Figure 0003999406
【0031】
ここで、E[ ]は期待値演算を表す。期待値演算とは、平均演算のことである。
上式の規準に基づき次式の適応アルゴリズムを提案する。
【数4】
Figure 0003999406
【0032】
ここで、λの更新はラスタ・スキャン順に行う。また、μは例えば0.0001のような小さな正数とする。
【0033】
このアルゴリズムは従来のLMSアルゴリズムに似た形をしているが、上述の誤差規準を直接で偏微分して導出する従来のLMSアルゴリズムとは異なる。
【0034】
ここで、LMSアルゴリズムとは、最小平均2乗(Least Mean Squares)アルゴリズムのことである。
【0035】
適応アルゴリズムは、誤差規準自体に量子化といった非線形処理が含まれるためアルゴリズムの導出過程において量子化誤差をε(n1,n2)で近似するなどの手法を適宜とって導出したものである。
【0036】
また、本発明は上記ノルムや適応アルゴリズムの形に限定されるものではない。例えば、ノルムに関してはH1ノルムやH∞ノルムを利用する場合も想定されるが、本発明の効果としては、入出力情報の差分ノルムを規準として、特徴抽出情報と入出力の量子化誤差情報の両者を含む形を持ち、両情報をトレードオフすることで拡散率の調整を行う適応アルゴリズムの構造を主張するものであり、ノルム規準やアルゴリズム形態の変更に本質的違いはない。
【0037】
本発明の適応アルゴリズムの動作を以下に記述する。特徴抽出情報の値が大きい場合、誤差拡散フィルタ部での誤差拡散は抑制される。しかしこの時、同時に入出力信号の誤差が大きくなっていた場合、本発明は特徴情報と入出力誤差情報両者のトレードオフを取る形で重み係数の調整を行う。
【0038】
すなわち、重み係数λ(n1,n2)のアルゴリズム右辺第2項は、特徴抽出情報の値によって重み係数の変化を抑制する一方で入出力信号誤差の大きさを反映するよう動作する形をしている。同様に、特徴抽出情報の値が通常のものであっても入出力誤差が大きい場合、入出力誤差が小さくても特徴抽出情報の値が大きい場合にもトレードオフを取る形で重み係数の調整が行われる。従って、本発明は画像の特徴的な性質を損なうことなく入力画像と相関の高いハーフトーン画像を生成する手法と言える。
【0039】
このように本発明によって誤差拡散率を調整する場合、特徴抽出の結果v(n1,n2)と入力情報x(n1,n2)、出力情報y(n1,n2)を利用した調整法であるため、文献[1]のように特徴抽出の結果を利用するための量子化部や出力部におけるフィルタリングは必要無く、演算量の増大を防ぐことができる。また、本発明は、文献[2]のようにすべての拡散フィルタ係数の調整を行うことはせずに、拡散フィルタに閾値処理を施した出力に対してピクセル毎に調整したλ(n1,n2)を乗じる構造にすることで演算量の増大を防いでいる。
【0040】
上に例示したアルゴリズムであれば、適応アルゴリズム自体に要する演算量はフィルタリングに比べて少ないため、文献[1]の1/3程度の演算量ですむ。文献[2]では画像の局所的な性質に応じた場合分けによって演算量が変わるため具体的な数値比較を行うことは難しいが、少なくとも拡散ローパス・フィルタの非零係数の個数分の一以下になることは明らかであり、それ以外に文献[2]ではベッセル関数や高演算量のパラメータ推定を伴うことを考慮すると、本発明は文献[2]の手法の数十分の一程度の演算量ですむと考えられる。
【0041】
図3は、図2に示した第1の実施例の主な動作を示したフローチャートである。まず,ステップ310において、処理対象画素を表す座標とを初期化する。
【0042】
次に,ステップ315において、現時刻で処理対象となる現画像の画素x(n1,n2)と特徴抽出に必要な画素を読み込む。ここで、特徴抽出に必要な画素とは、例えば処理対象画素x(n1,n2)の上下左右に存在する4つの画素のような特徴抽出演算に必要な画素のことであり、用いる特徴抽出演算に依存して対象となる画素は変化する。
【0043】
ステップ320において、量子化を行い、y(n1,n2)出力を得る。ここで、量子化とは、例えば8ビットで表現されている入力信号を、1ビットなどの少ないビット数で近似する変換操作のことである。
【0044】
ステップ325において、誤差e(n1,n2)とx(n1,n2)−y(n1,n2)を計算する。
【0045】
ステップ330において、高域フィルタや微分オペレータ等による特徴抽出を行いを特徴抽出結果v(n1,n2)を計算する。
【0046】
ステップ335において、特徴抽出結果の絶対値|v(n1,n2)|が閾値(Threshold)より大きいかどうかで場合分けを行う。特徴抽出結果の絶対値が閾値より大きい場合は,e(n1,n2)を|v(n1,n2)|で除したものを拡散フィルタg(n1,n2)との畳み込みでフィルタリングし、重み係数λ(n1,n2)の更新を行う(ステップ340)。そして、更新した重み係数λ(n1,n2)を用いて誤差拡散を行う(ステップ345)。
【0047】
ステップ335において、特徴抽出結果が閾値以下の場合は,e(n1,n2)をg(n1,n2)との畳み込みでフィルタリングし、重み係数λ(n1,n2)の更新を行う(ステップ350)、そして,通常の誤差拡散を行う(ステップ355)。
【0048】
ステップ360において、ラスタ・スキャンしている最後の列かどうかを判別し、最後の列でなければ,n2をインクリメント(ステップ365)してステップ315へ戻り、最後の列であればステップ370へ移る。
【0049】
ステップ370において、最後の行かどうかを判別し、最後の行でなければ,n1をインクリメントし,n2を初期化する(ステップ375)。ステップ370において、最後の行であれば終了する(ステップ380)。
【0050】
図4には、特定の画像を本発明の手法及び他の2つの手法でハーフトーン化した実例を示している。対象とした手法は、図4中で(a)通常の誤差拡散法410、(b)文献[4]( S. Thurnhofer and S. K. Mitra, "Nonlinear detail enhancement of error-diffused images," Proc. SPIE Conf. Human Vision, Visual Processing and Digital Display V, vol. 2179, pp. 170-181, Feb. 1994.)の誤差拡散法(直交ボルテラフィルタで特徴抽出した情報のみを利用する手法)420、(c)本発明430の3つである。
【0051】
図4に入力画像として使用した画像は、256x256の解像度で、階調は256階調である。ハーフトーン変換後の画像(a)〜(c)の解像度は256x256で、階調は2階調(白及び黒)である。
【0052】
図4の(a)(b)(c)の3つの画像を比較すると容易に分かるように、本発明の手法による結果(c)が細部の特徴を損なうことなくハーフトーン化していることが確認できる。実際には、図4のような印刷図よりも、LCD(液晶表示装置)等の表示装置上で見ると更に効果を確認しやすい。
【0053】
また、ハーフトーン画像の客観的な評価指標としては、一般的に相関(correlation)値及びMSE値(平均2乗誤差)等があり、図4に示した(a)〜(c)の画像の相関値及びMSE値(x10)を表1に示した。
【表1】
Figure 0003999406
【0054】
相関値は、原画像とハーフトーン画像の統計的関連性の度合いを示すものであり、次式により計算され、相関値は大きい方が、画像の評価が良い。
【数5】
Figure 0003999406
【0055】
また、MSE値は、原画像とハーフトーン画像のピクセル毎の差を2乗した総和を画素数で除したものである。MSE値は、小さい方が、画像の評価が良い。
【0056】
表1を参照すると、図4の(a)誤差拡散の手法410の場合には、相関値は0.6068であり、MSE値は1.0323×10である。
【0057】
図4の(b)文献[4]の手法420の場合には、相関値は0.6969であり、MSE値は0.87975×10である。
【0058】
図4の(c)本発明の手法430の場合には、相関値は0.7370であり、MSE値は0.81146×10である。
【0059】
図4の(a)〜(c)の3つの手法を比較すると、相関値が本発明が一番大きく、MSE値が本発明が一番小さいため、これらの2つの評価指標の比較からも本発明の手法によりハーフトーン化した画像の質が高いことが客観的に分かる。
【0060】
また、本発明の手法で用いた特徴抽出法としては、文献[4]と同じ直交ボルテラフィルタを用いている。
【0061】
直交ボルテラフィルタとは、テイラー級数の拡張であるボルテラ級数展開によって表現されるフィルタのうち2次のボルテラ核をインパルス応答に持つフィルタである。
【0062】
図6には、図4の(a)〜(c)を図5に示した切り出し線510で切り出した値(実線)が、図5に示されたもとの図の値(破線)と共に示されている。
【0063】
図6を見ると、(a)610及び(b)630に比べて、本発明の手法(c)650がもとの図を良く表していることが分かる。
【0064】
図6において縦軸は画素値(実線については1又は0の2階調、破線については256階調)、横軸は画像の座標軸(ピクセル単位)を表しているが、例えば、座標軸200から250の間において、本発明の手法(c)が、(a)及び(b)に比べて実線と破線の対応が取れていることが分かる。
【0065】
例えば、図4の横軸が225〜250付近の部分を見ると(a)610及び(b)630の場合は、破線の示す画素値が低い部分にもスパイク状の実線が4〜5本出ており、これに対して本発明の(c)650の場合は、225〜250付近の部分には、スパイク状の実線が1本しか見られないことからも、本発明の手法(c)が従来の手法(a),(b)よりも優れていることが分かる。また、横軸の他の領域においても無用なスパイクが少なく、破線によく追従していることが分かる。
【0066】
図7には図2に示した本発明の実施例とは異なる第2の実施例が示されている。図7に記載の第2の実施例では、特徴抽出の出力を用いてステップ係数を変化させる手法を採用している。図2の実施例では、固定していたステップ係数を実施例2の場合には適応化させる。方法として、閾値操作と同様に特徴抽出情報790に基づいて調整することが考えられるので、特徴抽出手段750から適応アルゴリズム手段770への入力線790を追加する。
【0067】
図7に示された第2の実施例の場合には、第1の実施例に比べて演算量は多少増えるが、細かい部分の多い画像を処理する場合に適している。
【0068】
図8には図2に示した本発明の実施例とは異なる第3の実施例が示されている。第3の実施例は、適応アルゴリズム870中でノルム890も利用する手法である。フィルタg(n1,n2)830の出力837にノルム計算のブロック890追加して接続し、ノルム計算890の出力895を適用アルゴリズム手段の入力へ接続する。
【0069】
図8に示された第3の実施例の場合には、第1の実施例と同様の画質が同等の演算量で得られると考えられる。
【0070】
図9には図2に示した本発明の実施例とは異なる第4の実施例が示されている。第4の実施例は、拡散フィルタ部分を複数のフィルタ932、934に分割する方法である。図2の実施例では閾値操作260により場合分けしていた部分に対し、複数の既定フィルタ932、934等を用意して各フィルタ出力を特徴抽出結果955に応じて制御する(切り替える又は結果の混合を行う)。図9では拡散フィルタ230を二つのフィルタに分けているが、分割数は3つ以上でも良い。
【0071】
図9に示された第4の実施例の場合には、第1の実施例に比べてハードウェアで実現が容易であるという特徴を有する。
【0072】
図10には図2に示した本発明の実施例とは異なる第5の実施例が示されている。第5の実施例は、λの変化をいくつかの既定値に制限する方法である。図2の実施例では、λの値を連続値を取る形で適応化させている(280)に対して、いくつかの値をあらかじめ決めておいて、適応アルゴリズム1070の結果1075に応じて所定値の中からの選択に制限する。従って、図2の可変乗算ブロック280をλ選択テーブル1080で置き換える。
【0073】
図10に示された第5の実施例の場合には、第1の実施例に比べて、不規則な画像を処理する場合に適している。
【0074】
図11には図2に示した本発明の実施例とは異なる第6の実施例が示されている。第6の実施例は、λの上限・下限で閾値を設ける方法である。λを連続に適応化させる場合にも、その上限・下限を設けることが可能であり、図2のブロック図に閾値オペレータ1190を追加する。
【0075】
図11に示された第6の実施例の場合には、第1の実施例に比べて演算量同等であり、λが発散することがないため、グラデーション変化が続いている途中で急に単調な何もない背景画になるような人工的な画像を処理する場合に適している。
【0076】
本発明の処理フローはコンピュータ・プログラムによって実施することができる。このコンピュータ・プログラムは、例えば図12で示すようなコンピュータ・システムにおいて実行可能である。この場合、コンピュータ・プログラム及び必要なデータはハードディスク・ドライブHDD1260等に格納されており、必要に応じてメイン・メモリ1220に呼び出され、CPU1210にて実行される。処理の結果(中間データを含む)もメインメモリ1220に格納される。但し、仮想記憶によってHDD1260に記憶される場合もある。データは、キーボード、マウス1270やフロッピー・ディスク(FDD)1230その他の記憶媒体、また、モデム等の通信装置1250によって接続された通信回線1255から供給され得る。コンピュータ・プログラムも他のコンピュータ・システムから送られてくるようにしても良い。同様に、コンピュータ・プログラムはFDD1230やCD−ROMその他の記憶媒体にて提供される場合がある。本発明の処理結果は、HDD1260などに記憶された他のコンピュータ・プログラムによって数値解析等に用いられる。更に、グラフィックス・アクセラレータ1295、表示装置1290や印刷装置1240によってユーザに提示することも可能であるし、スキャナーなデジタル・カメラ等の画像入力装置1280により画像を入力することもできる。
【0077】
図13、図14には、図4とは異なる特定の画像を本発明の手法及び他の手法でハーフトーン化した実例を示している。対象とした手法は、通常の誤差拡散法(図13)及び本発明の手法(図14)である。
【0078】
図13及び14に入力画像として使用した画像は、512x512の解像度で、階調は256階調である。対象は、米国の国防総省の建物及びその周辺である。ハーフトーン変換後の画像(図13、14)の解像度は2048x2048で、階調は2階調である。便宜上、入力画像を4倍に拡大している。
【0079】
本発明の手法による結果(図14)が通常の誤差拡散法による結果(図13)に比べて良いことが一目で分かる。例えば、図14は図13に比較して、国防総省ペンタゴンの建物の輪郭が鮮明に浮き上がっており、また、周辺の道路の輪郭もはっきりしている。
【0080】
図13の誤差拡散の手法の場合には、相関値は0.2860であり、MSE値は1.5038×10である。図19の本発明の手法の場合には、相関値は0.3435であり、MSE値は1.4570×10である。
【0081】
図13及び図14を比較すると、図14の方が相関値が大きく、MSE値が小さいため、これらの2つの評価指標の比較からも本発明の手法によりハーフトーン化した画像の方が従来の誤差拡散法よりも画質が高いことが分かる。
【0082】
また、本発明の手法で用いた特徴抽出法としては、文献[4]と同じ直交ボルテラフィルタを用いている。
【0083】
【効果】
本願発明の構成によって、もとの入力画像の特徴的な性質を損なうことなく入力画像をハーフトーン化した出力画像を生成し、かつその際に多大な演算量増加も必要としない、新たな画像階調変換方式が提供される。
【0084】
以下まとめとして他の実施例を記載する。
【0085】
(1)画像の誤差拡散方法であって、画像内の各画素に対する誤差拡散率を画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散方法。
(2)画像の誤差拡散方法であって、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像に基づいて画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散方法。
(3)画像の誤差拡散方法であって、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像及び出力画像に基づいて画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散方法。
(4)画像の誤差拡散方法であって、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像、出力画像及び入力画像からの特徴抽出結果に基づいて画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散方法。
(5)画像の誤差拡散方法であって、各画素において入力画像からの特徴抽出結果が所定の閾値より大きい場合には、画像内の各画素に対する誤差拡散率を画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散方法。
(6)画像の誤差拡散方法であって、各画素において入力画像からの特徴抽出結果が所定の閾値より大きい場合には、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像に基づいて画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散方法。
(7)画像の誤差拡散方法であって、各画素において入力画像からの特徴抽出結果が所定の閾値より大きい場合には、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像及び出力画像に基づいて画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散方法。
(8)画像の誤差拡散方法であって、各画素において入力画像からの特徴抽出結果が所定の閾値より大きい場合には、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像、出力画像及び入力画像からの特徴抽出結果に基づいて画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散方法。
(9)画像の誤差拡散装置であって、画像内の各画素に対する誤差拡散率を画素毎に変化させる手段を有する誤差拡散装置。
(10)画像の誤差拡散装置であって、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像に基づいて画素毎に変化させる手段を有する誤差拡散装置。
(11)画像の誤差拡散装置であって、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像及び出力画像に基づいて画素毎に変化させる手段を有する誤差拡散装置。
(12)画像の誤差拡散装置であって、画像内の各画素に対する誤差拡散率を、入力画像、出力画像及び入力画像からの特徴抽出結果に基づいて画素毎に変化させる手段を有する誤差拡散装置。
(13)画像の誤差拡散を行うコンピュータであって、プロセッサと、メモリと、不揮発性記憶装置と、を含み、画像内の各画素に対する誤差拡散率を画素毎に変化させる手段を有するコンピュータ。
(14)画像の誤差拡散方法を実行するプログラムを記憶した記録媒体であって、前記プログラムが、画像内の各画素に対する誤差拡散率を画素毎に変化させるステップを有することを特徴とする記録媒体。
(15)画像の誤差拡散装置であって、量子化器と、加算器と、特徴抽出手段と、誤差拡散フィルタと、を含み、各画素において入力画像からの前記特徴抽出手段による特徴抽出結果が所定の閾値より大きい場合には、画像内の各画素に対する誤差拡散率を画素毎に変化させることを特徴とする誤差拡散装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的な誤差拡散法を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施例1を示したブロック図である。
【図3】本発明の実施例1の動作を示したフローチャートである。
【図4】本発明及び従来の方法を実際の画像に適用した結果得られた画像例1である。
【図5】図4の入力に使用した画像である。
【図6】図4の適用画像からデータを一部を切り出した図である。
【図7】本発明の実施例2を示したブロック図である。
【図8】本発明の実施例3を示したブロック図である。
【図9】本発明の実施例4を示したブロック図である。
【図10】本発明の実施例5を示したブロック図である。
【図11】本発明の実施例6を示したブロック図である。
【図12】本発明の適用に適したコンピュータ・システムを示したブロック図である。
【図13】従来の方法を実際の画像に適用した結果得られた画像例2である。
【図14】本発明を実際の画像に適用した結果得られた画像例2である。
【図15】誤差拡散法の概要を示した図である。
【符号の説明】
110、140 加算器
120 量子化器
130 誤差拡散フィルタ
210、240、290 加算器
220 量子化器
230 誤差拡散フィルタ
250 特徴抽出手段
260 閾値操作手段
270 適応アルゴリズム手段
280 重み係数手段
1210 CPU
1220 メモリ
1230 FDD
1240 印刷装置
1250 通信装置
1255 通信回線
1260 HDD
1270 キーボード、マウス
1280 画像入力装置
1290 表示装置
1295 グラフィックス・アクセラレータ

Claims (3)

  1. 画像の誤差拡散装置であって、
    入力画像の量子化を行い出力画像を得る手段と、
    前記入力画像と前記出力画像の差分と前記量子化による量子化誤差を計算する手段と、
    前記入力画像の高周波成分を抽出する手段と、
    前記入力画像に、前記差分と前記量子化誤差に基づく誤差拡散を加える手段であって、
    前記差分が大きいほど誤差拡散を抑制する手段と、
    前記高周波成分が規定の閾値より高い場合に誤差拡散を抑制する手段と
    を含む、
    誤差拡散装置
  2. 画像の誤差拡散方法であって、
    入力画像の量子化を行い出力画像を得るステップと、
    前記入力画像と前記出力画像の差分と前記量子化による量子化誤差を計算するステップと、
    前記入力画像の高周波成分を抽出するステップと、
    前記入力画像に、前記差分と前記量子化誤差に基づく誤差拡散を加えるステップであって、
    前記差分が大きいほど誤差拡散を抑制するステップと、
    前記高周波成分が規定の閾値より高い場合に誤差拡散を抑制するステップと
    を含む、
    誤差拡散方法
  3. 画像の誤差拡散方法を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ可読記録媒体であって、前記プログラムが、コンピュータに、
    入力画像の量子化を行い出力画像を得る機能と、
    前記入力画像と前記出力画像の差分と前記量子化による量子化誤差を計算する機能と、
    前記入力画像の高周波成分を抽出する機能と、
    前記入力画像に、前記差分と前記量子化誤差に基づく誤差拡散を加える機能であって、
    前記差分が大きいほど誤差拡散を抑制する機能と、
    前記高周波成分が規定の閾値より高い場合に誤差拡散を抑制する機能と
    機能を実行させる記録媒体。
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