JP5340584B2 - 電子メッセージの読解を支援する装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子メッセージの読解を支援する装置及び方法に関する。特に、本発明は、複数のユーザ間で交換される電子メッセージの読解を支援する装置及び方法に関する。
近年、ワールドワイドで業務を行うことが多くなっている。これに伴い、諸外国の人々と外国語でコミュニケーションをとる機会も増えている。
例えば、母国語の異なる2人がインターネットを通じてチャットを行う場合を考える。この場合、2人の言語レベルに差があり、コミュニケーションが円滑に行えないという状況が生じることも少なくない。このような状況において、通常は、2人のうち言語レベルの低い方が、電子辞書や翻訳サイトを利用して、相手のメッセージ内の難解語の翻訳を得ることになる。しかしながら、電子辞書や翻訳サイトを利用して翻訳を得る作業は、手間がかかるものである。仮に、その作業をワンクリックで行えるようにしたとしても、或いは、単語の上にマウスカーソルを位置付けるだけで行えるようにしたとしても、翻訳を得る回数が増えれば、その作業の煩雑さは無視できないものとなる。
そこで、従来、単語の辞書引きを自動的に行う技術が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、文章表示ウィンドウを選択すると、そのウィンドウ内に表示されている文章を単語に切り分け、その単語の中からレベルによって決められる単語のみを辞書引きし、その単語と代表意味を意味リスト表示ウィンドウに一覧表示している。
また、語学学習に関する先行技術としては、ユーザの学習レベルに対応して携帯電話等により遊び感覚のある語学学習が行えるシステム(例えば、特許文献2参照)や、個々の利用者について蓄積した検索対象キーワードの履歴情報を二次利用してその利用者に提示することができる辞書検索装置(例えば、特許文献3参照)がある。
特開2000−89882号公報 特開2004−151421号公報 特開2005−293115号公報
しかしながら、特許文献1で辞書引きを行うかどうかを判定するのに用いるレベルは静的な基準である。一般に、ユーザの言語レベルは、時間や使用状況に応じて常に変化するものであり、このように静的な基準を用いた場合、現時点の言語レベルに適合した判定が難しくなる。
また、特許文献2、3の技術は、単語の辞書引きを行うかどうかを判定するものではない。
尚、同様の問題点は、自分の母国語と異なる言語の単語の翻訳を得る場合だけでなく、自分の母国語の難読語の読みや難解語の意味を得る場合においても指摘できる。
本発明の目的は、電子メッセージに含まれる単語の意味をユーザに提示するかどうかを、そのユーザが現在その単語の意味を知っているかどうかの動的な判断に基づいて決定することにある。
かかる目的のもと、本発明は、複数のユーザ間で交換される電子メッセージの読解を支援する装置であって、特定のユーザ宛てに送られた電子メッセージから単語を抽出する抽出部と、抽出部により抽出された単語の特定のユーザによる閲覧及び使用の少なくとも何れか一方に関する履歴情報を取得する取得部と、取得部により取得された履歴情報に基づいて、抽出部により抽出された単語の意味を特定のユーザに提示するかどうかを決定する決定部とを備えた、装置を提供する。
ここで、取得部は、閲覧に関する履歴情報を取得し、決定部は、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた閲覧に関する基準を履歴情報が満たしている場合に、単語の意味を特定のユーザに提示しないことを決定する、ものであってよい。
また、取得部は、閲覧に関する履歴情報を取得し、決定部は、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた閲覧に関する基準を履歴情報が満たしていない場合に、単語の意味を特定のユーザに提示することを決定する、ものであってよい。
更に、取得部は、閲覧及び使用に関する履歴情報を取得し、決定部は、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた閲覧に関する基準を履歴情報が満たしていない場合であっても、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた使用に関する基準を履歴情報が満たしていれば、単語の意味を特定のユーザに提示しないことを決定する、ものであってよい。
更にまた、取得部は、閲覧及び使用に関する履歴情報を取得し、決定部は、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた閲覧に関する基準を履歴情報が満たしておらず、かつ、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた使用に関する基準を履歴情報が満たしていない場合に、単語の意味を特定のユーザに提示することを決定する、ものであってよい。
また、取得部は、使用に関する履歴情報を取得し、決定部は、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた使用に関する基準を履歴情報が満たしている場合に、単語の意味を特定のユーザに提示しないことを決定する、ものであってよい。
また、取得部は、使用に関する履歴情報を取得し、決定部は、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた使用に関する基準を履歴情報が満たしていない場合に、単語の意味を特定のユーザに提示することを決定する、ものであってよい。
更に、取得部は、使用、及び、単語の意味の調査のための特定のユーザによる電子辞書の参照に関する履歴情報を取得し、決定部は、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた使用に関する基準を履歴情報が満たしておらず、かつ、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた参照に関する基準を履歴情報が満たしていない場合に、単語の意味を特定のユーザに提示することを決定する、ものであってよい。
更にまた、取得部は、使用、及び、単語の意味の調査のための特定のユーザによる電子辞書の参照に関する履歴情報を取得し、決定部は、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた使用に関する基準を履歴情報が満たしていない場合であっても、特定のユーザが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた参照に関する基準を履歴情報が満たしていれば、単語の意味を特定のユーザに提示しないことを決定する、ものであってよい。
また、本発明は、複数のユーザ間で交換される電子メッセージの読解を支援する方法であって、特定のユーザ宛てに送られた電子メッセージから単語を抽出するステップと、抽出された単語の特定のユーザによる閲覧及び使用の少なくとも何れか一方に関する履歴情報を取得するステップと、取得された履歴情報に基づいて、抽出された単語の意味を特定のユーザに提示するかどうかを決定するステップとを含む、方法も提供する。
更に、本発明は、複数のユーザ間で交換される電子メッセージの読解を支援する装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、コンピュータを、特定のユーザ宛てに送られた電子メッセージから単語を抽出する抽出部と、抽出部により抽出された単語の特定のユーザによる閲覧及び使用の少なくとも何れか一方に関する履歴情報を取得する取得部と、取得部により取得された履歴情報に基づいて、抽出部により抽出された単語の意味を特定のユーザに提示するかどうかを決定する決定部として機能させる、プログラムも提供する。
本発明によれば、電子メッセージに含まれる単語の意味をユーザに提示するかどうかを、そのユーザが現在その単語の意味を知っているかどうかの動的な判断に基づいて決定することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
まず、本実施の形態が適用されるコンピュータシステムについて説明する。
図1は、このようなコンピュータシステムの全体構成例を示した図である。
図示するように、このコンピュータシステムは、クライアント10aと、クライアント10bと、チャットサーバ20とが、ネットワーク80を介して接続されている。
クライアント10a、10bは、ユーザが使用するPC等の端末装置である。より詳しくは、各ユーザが他のユーザとの間で電子メッセージ(以下、単に「メッセージ」という)を交換するために用いる端末装置である。尚、図では、2台のクライアントしか示していないが、3台以上のクライアントを設けてもよい。また、以下で、クライアント10a、10bを区別しない場合は、単に「クライアント10」ということもある。
チャットサーバ20は、ネットワーク80を介したチャットによるメッセージの交換を管理するサーバコンピュータである。例えば、同じチャットに対するユーザAのクライアント10aからの参加要求とユーザBのクライアント10bからの参加要求に応じて、そのチャットの識別情報、ユーザA及びBの識別情報、クライアント10a及び10bの識別情報等を管理する。そして、ユーザAやユーザBからメッセージが入力された場合には、そのメッセージが相手のクライアント10へ送信されるように制御する。
ネットワーク80は、メッセージの交換に用いる通信手段である。このネットワーク80としては、インターネットやLAN(Local Area Network)が例示される。
このような構成を有するコンピュータシステムにおいて、本実施の形態では、各クライアント10に翻訳表示プログラムがインストールされている。そして、この翻訳表示プログラムが、チャット相手が使用するクライアント10から受け取ったメッセージ中の単語を自動的に翻訳してその意味を表示する。その際、本実施の形態では、メッセージ中の各単語について、単語のレベルに加え、4つの履歴情報(出現日時、出現回数、使用経験、辞書引きの有無)を用いて、その意味の表示の必要性を判定する。そして、意味の表示が必要であると判定された単語は、そのレベルに応じて色付けされて表示される。
次に、この翻訳表示プログラムが実行されることでクライアント10内に実現される機能について説明する。
図2は、クライアント10の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、クライアント10は、通信制御部11と、形態素解析部12と、履歴生成部13と、履歴記憶部14と、履歴取得部15とを備える。また、ユーザレベル記憶部16と、辞書記憶部17と、表示判定部18と、入出力制御部19とを備える。また、以下では、このクライアント10は、チャット相手であるユーザAからメッセージを受信するユーザBによって使用されるものとし、ユーザAの言語能力はユーザBよりも高いものとする。
通信制御部11は、ネットワーク80を介してチャットサーバ20に対してメッセージを送信したり、ネットワーク80を介してチャットサーバ20からメッセージを受信したりする。
形態素解析部12は、自然言語で記述されたメッセージを形態素の列に分割し、各形態素の品詞を判別する。ここで、形態素とは、自然言語における意味を持つ最小単位のことである。例えば、処理対象のメッセージが「She showed a certificate of administrative scrivener」であるとすると、「She (PRON) / showed (V) / a (DET) / certificate (N) / of (PREP) / administrative scrivener」という結果を得る。この場合、「/」は、メッセージの分割位置を示しており、「PRON」、「V」、「DET」、「N」、「PREP」は、それぞれ、代名詞、動詞、不定冠詞、名詞、前置詞を示している。尚、形態素解析自体は、公知の技術であるので、これ以上の詳細な説明は省略する。本実施の形態では、電子メッセージから単語を抽出する抽出部の一例として、形態素解析部12を設けている。
履歴生成部13は、通信制御部11が受信したメッセージや送信したメッセージに基づいて、メッセージに含まれる単語のユーザBによる閲覧、使用、電子辞書の参照に関する履歴情報を生成する。そして、この履歴情報を履歴記憶部14に書き込む。
履歴記憶部14は、履歴生成部13が生成した履歴情報を記憶する。本実施の形態において、履歴情報は、ユーザBが各単語を閲覧又は使用した日時の情報や、各単語の意味を調べるために電子辞書を参照した日時の情報を含むものとしているが、その他の各種情報を含むものでもよい。
履歴取得部15は、表示判定部18から意味を表示すべきかどうかを判定する対象の単語を渡され、その単語に関する履歴情報を取得する。本実施の形態では、履歴情報を取得する取得部の一例として、履歴取得部15を設けている。
ユーザレベル記憶部16は、各ユーザの言語能力を表すユーザレベルを記憶する。例えば、対象となる外国語が英語であれば、TOEIC(登録商標)のスコアに基づいて、英語能力を表す5段階のレベルをユーザレベルとすればよい。
辞書記憶部17は、各単語とその品詞ごとの意味を対応付けた電子辞書を記憶する。特に、本実施の形態では、この電子辞書において、各単語に対し、その難易度を表す単語レベルを付加する。この場合も、例えば、単語の難易度を表す5段階のレベルを単語レベルとすればよい。尚、ここでは、単語レベルを電子辞書に対する追加情報と考えたが、電子辞書とは別に単語と単語レベルの対応を記憶しておいてもよい。
表示判定部18は、履歴記憶部14に記憶された履歴情報、ユーザレベル記憶部16に記憶されたユーザレベル、辞書記憶部17に記憶された単語レベルに基づいて、単語の意味を表示するかどうかを判定する。本実施の形態では、単語の意味を提示するかどうかを決定する決定部の一例として、表示判定部18を設けている。
入出力制御部19は、クライアント10のディスプレイに単語の意味を表示したり、クライアント10のマウス等を用いた操作を受け付けたりする。
尚、図示しないが、クライアント10には、インスタントメッセージングを実現するアプリケーションや、自動辞書引き機能を実現するアプリケーションもインストールされているものとする。ここで、インスタントメッセージングとは、インターネット上で同じソフトウェアを利用している他のユーザがオンラインになっていれば、チャットやファイル転送等を行うことができるシステムのことをいう。また、自動辞書引き機能とは、ある言語の単語に対してポインティングを行うと、その単語の意味を表示する機能である。
次に、本実施の形態におけるクライアント10の動作について説明する。
まず、ユーザAが送信したメッセージを受信する際の動作を説明する。
図3は、このときの動作例を示したフローチャートである。
クライアント10では、まず、通信制御部11が、ユーザAからのメッセージを受信し、形態素解析部12に受け渡す(ステップ101)。そして、形態素解析部12は、受け渡されたメッセージについて形態素解析を行い、その結果を表示判定部18及び履歴生成部13に受け渡す(ステップ102)。具体的には、表示判定部18に対して、形態素解析の結果として得られた複数の単語及びその品詞の情報を受け渡す。また、履歴生成部13に対して、形態素解析の結果として得られた複数の単語、送信元であるユーザAの情報、メッセージの受信日時の情報を受け渡す。
これにより、表示判定部18は、各単語について、その意味を表示するかどうかを判定する表示判定処理を行い、その結果を入出力制御部19に受け渡す(ステップ103)。その際、表示判定部18は、各単語に関する履歴情報を履歴記憶部14から取得するように履歴取得部15に指示し、履歴取得部15が履歴記憶部14から取得した履歴情報を参照する。また、ユーザレベル記憶部16に記憶されたユーザレベルや、辞書記憶部17に記憶された単語レベルも参照する。
そして、入出力制御部19は、受け渡された複数の単語に加え、意味の表示が必要であると判定された単語についてはその意味も表示する(ステップ104)。このとき、単語はレベルに応じて色付けして表示し、単語の意味はメッセージにおけるその単語の品詞に対応するもののみをメッセージとは別に表示する。尚、必要ないと判断された単語の意味や、メッセージにおける品詞以外の意味は、ユーザがポインティングすることにより表示できるようにする。
一方、履歴生成部13は、各単語について、履歴情報を生成する履歴生成処理を行い、生成した履歴情報を履歴記憶部14に記憶する(ステップ105)。尚、その際、形態素解析部12から受け渡された送信元の情報や、受信日時の情報、及び、入出力制御部19から伝えられた辞書引き操作の情報を考慮する。
次いで、ユーザBが入力したメッセージを送信する際の動作を説明する。
図4は、このときの動作例を示したフローチャートである。
クライアント10では、まず、入出力制御部19が、ユーザBからのメッセージを受け付け、形態素解析部12に受け渡す(ステップ121)。そして、形態素解析部12は、受け渡されたメッセージについて形態素解析を行い、その結果を履歴生成部13に受け渡すと共に、メッセージを通信制御部11に受け渡す(ステップ122)。具体的には、履歴生成部13に対して、形態素解析の結果として得られた複数の単語、送信元であるユーザBの情報、メッセージの受付日時の情報を受け渡す。
また、形態素解析部12からメッセージを受け渡されることにより、通信制御部11は、メッセージをネットワーク80を介してチャットサーバ20に送信する(ステップ123)。
一方、履歴生成部13は、各単語について、履歴情報を生成する履歴生成処理を行い、生成した履歴情報を履歴記憶部14に記憶する(ステップ124)。尚、その際、形態素解析部12から受け渡された送信元の情報や、受付日時の情報を考慮する。
ここで、図3のステップ103における表示判定処理の詳細について説明する。
図5は、表示判定処理の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例は、形態素解析部12から受け渡された複数の単語のうち1つに着目したものである。
動作を開始すると、まず、表示判定部18は、着目する単語に関する履歴情報が存在するかどうかを判定する(ステップ141)。具体的には、履歴取得部15に対して、その単語に関する履歴情報の取得を指示し、履歴取得部15が履歴情報を取得できたかを示す応答に基づいて、この判定を行う。
その結果、履歴情報が存在していると判定されれば、表示判定部18は、履歴情報を参照し、ユーザBがその単語を所定時間以内に閲覧したか、又は、所定回数以上閲覧したかを判定する(ステップ142)。この場合、閲覧とは、ある単語がユーザAからのメッセージに出現したためにユーザBがその単語を見たことと、ある単語をユーザBが使用したために自分のメッセージ内にその単語を見たこととの両方を含む概念であるとする。そして、ユーザBがその単語を所定時間以内に閲覧したり、所定回数以上閲覧したりしていれば、その単語に意味を表示しないことを示す情報を付加する(ステップ143)。
尚、このように所定時間以内に閲覧していない単語に限ってその意味を表示するのは、暫く見ていない単語は忘れている可能性が高いという理論に基づく。この理論とは、例えば、エビングハウスの忘却曲線であり、人間の記憶は1時間後には56%が、1日後には74%が、1週間後には77%が忘れられるというものである。
また、所定回数以上閲覧している単語の意味は表示しないようにするのは、メッセージで何度も見ていれば、覚えている可能性が高いということに基づく。ここで、所定回数としては、例えば、「ニューズウィーク日本語版、2007年4月25日号、『7つのコツで語彙力アップ』」に従い、6回とすることが考えられる。
また、ステップ142で、ユーザBがその単語を所定時間内に閲覧しておらず、所定回数以上閲覧してもいなければ、表示判定部18は、その単語の閲覧が全部ユーザBの使用によるものかどうかを判定する(ステップ144)。具体的には、履歴取得部15が取得した履歴情報に含まれるユーザBのその単語の使用経験の情報を参照して、この判定を行う。
その結果、全部ユーザBの使用によるものであると判定されれば、その単語に意味を表示しないことを示す情報を付加する(ステップ143)。ある単語を自分で使用したユーザは、その単語を知っている可能性が高いからである。
一方、ステップ144で、ユーザBの使用によらないものがあると判定されれば、次に、表示判定部18は、ユーザBがその単語の意味を調べるのに電子辞書を使用したかどうかを判定する(ステップ145)。尚、ここでいう電子辞書とは、ユーザAが送信したメッセージが表示された領域上でそのメッセージ内のある単語の上にマウスカーソルを位置付けることでその単語の意味を表示するために用いられる辞書データのことをいう。
ここで、電子辞書を使用したと判定された場合、表示判定部18は、辞書記憶部17を検索することにより、その単語の意味を取得し、その単語に付加する(ステップ146)。ある単語の意味を電子辞書で調べた場合、今回もその単語の意味を覚えていない可能性が高いからである。
また、電子辞書を使用していないと判定された場合、表示判定部18は、ユーザレベルと単語レベルとの比較に基づいて、単語の意味を表示するかどうかを決定する。即ち、単語レベルがユーザレベルよりも低いかどうかを判定し(ステップ147)、単語レベルがユーザレベルよりも低くなければ、辞書記憶部17を検索することにより、その単語の意味を取得し、その単語に付加する(ステップ146)。また、単語レベルがユーザレベルよりも低ければ、その単語に意味を表示しないことを示す情報を付加する(ステップ143)。
尚、ステップ141で、履歴情報が存在していないと判定されれば、その単語は、ユーザAが送信したメッセージ及びユーザBが入力したメッセージを含めて、初めてのものである。従って、ユーザレベルと単語レベルとの比較に基づいて、単語の意味を表示するかどうかを決定する。即ち、単語レベルがユーザレベルよりも低いかどうかを判定し(ステップ147)、単語レベルがユーザレベルよりも低くなければ、辞書記憶部17を検索することにより、その単語の意味を取得し、その単語に付加する(ステップ146)。また、単語レベルがユーザレベルよりも低ければ、その単語に意味を表示しないことを示す情報を付加する(ステップ143)。
ところで、このような表示判定処理の動作は、あくまで一例である。
即ち、まず、ユーザが単語を覚えているかどうかを判定するための詳細な基準は、ここで用いたものには限られない。
例えば、ステップ142では、所定時間以内に閲覧したことや所定回数以上閲覧したことを閲覧に関する基準として用いたが、これらは、ユーザBが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた閲覧に関する基準の一例に過ぎない。
ステップ144では、閲覧した単語を全部自分で使用したことを使用に関する基準として用いたが、これは、ユーザBが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた使用に関する基準の一例に過ぎない。
ステップ145では、電子辞書を参照していないことを参照に関する基準として用いたが、これは、ユーザBが単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた参照に関する基準の一例に過ぎない。
次に、ユーザが単語を覚えているかどうかの各判断(ステップ142、144、145の判断)は、その全てを行わなければならないというものではない。
例えば、ステップ142の判断のみを行い、ステップ144、145の判断を行わないようにしてもよい。ステップ142、144の判断のみを行い、ステップ145の判断を行わないようにしてもよい。ステップ144の判断のみを行い、ステップ142、145の判断を行わないようにしてもよい。ステップ144、145の判断のみを行い、ステップ142の判断を行わないようにしてもよい。また、この3つの判断のうち、1つ又は2つのみの判断を行う他の処理の流れを採用してもよい。
また、図3のステップ105及び図4のステップ124における履歴生成処理の詳細について説明する。
図6は、履歴生成処理の動作例を示したフローチャートである。尚、この動作例は、形態素解析部12から受け渡された複数の単語のうち1つに着目したものである。
動作を開始すると、まず、履歴生成部13は、着目する単語と、その単語がユーザAが送信したメッセージに含まれるかユーザBが入力したメッセージに含まれるかを示す送信元情報と、その単語の通信制御部11での受信日時又は入出力制御部19での受付日時とを、形態素解析部12から受け取る(ステップ161)。そして、送信元情報がユーザAを示しているかユーザBを示しているかを判定する(ステップ162)。
その結果、送信元情報がユーザAを示していると判定されれば、履歴生成部13は、その単語が、ユーザAが送信したメッセージに、受け取った日時に出現したことを履歴情報として記憶する(ステップ163)。その後、その単語は、図5の表示判定処理の結果に応じて意味が付加された状態で又は付加されない状態で、クライアント10のディスプレイ等に表示される。これにより、ユーザBは、その単語の意味を電子辞書を参照して調べる操作を必要に応じて行うことになる。
そこで、履歴生成部13は、その単語について電子辞書を参照する操作があったかどうかを判定する(ステップ164)。そして、電子辞書を参照する操作があった場合、履歴生成部13は、その旨をその単語に対応付けて記憶する(ステップ165)。また、電子辞書を参照する操作がなかった場合、履歴生成部13は、これ以上の情報は記憶しない。
一方、ステップ162で、送信元情報がユーザBを示していると判定されれば、履歴生成部13は、その単語を、ユーザBが、受け取った日時に使用したことを履歴情報として記憶する(ステップ166)。
以下、具体例を用いて、本実施の形態の動作について説明する。尚、ここでは、IBM社のソフトウェア「Sametime」の画面を例として説明する(「IBM」、「Sametime」は、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションの登録商標)。
図7は、本実施の形態において表示されるチャット画面30について説明するための図である。
まず、チャット画面30の中央領域は、左側の領域と右側の領域とに分割されている。そして、左側の領域は、メッセージ履歴領域31として使われている。また、右側の領域は、大半が意味表示領域32として使われているが、下部には、レベル別表示指示ボタン33も表示されている。
このうち、メッセージ履歴領域31は、チャットでやり取りしたメッセージの履歴を表示するための領域である。
各メッセージは、その構成要素ごとに、レベルに応じた色で表示される。構成要素のレベルを5段階に分けて難しい方からA、B、C、D、Eとする。そして、本実施の形態では、レベルAに対して青が、レベルBに対して緑が、レベルCに対して黄が、レベルDに対して橙が、レベルEに対して赤が割り当てられており、構成要素もこれに応じた色で表示されるものとする。
また、上記のメッセージの構成要素には、単語や連語がある。連語とは、2つ以上の単語の列であって、単語と同等の意味を持つものをいう。具体的には、複合語(2つ以上の単語が、直接又はハイフンで連結されることなく、組み合わせて単語と同等の意味を持つもの)、熟語、成句等がある。このメッセージ履歴領域31において、これらの連語は、2つ以上の単語が組み合わせられていることを、下線を付すことで明確にしている。尚、本明細書において単に「単語」というときは、連語も含むものとする。
更に、メッセージ履歴領域31は、表示された履歴中のメッセージを選択することで、そのメッセージの構成要素の意味を意味表示領域32に表示する機能も備える。
意味表示領域32は、所定のメッセージの構成要素の意味を表示するための領域である。この意味表示領域32でも、構成要素の意味の例えば見出し部分はレベルに応じた色で表示される。上述したように、本実施の形態では、レベルAに対して青が、レベルBに対して緑が、レベルCに対して黄が、レベルDに対して橙が、レベルEに対して赤が割り当てられているので、意味の見出し部分もこれに応じた色で表示される。
また、最初に表示される構成要素の意味は、メッセージにおけるその構成要素の品詞における意味のみである。そこで、構成要素を選択することにより、その他の品詞における意味等の詳細表示も行われるようになっている。
レベル別表示指示ボタン33は、意味表示領域32に意味を表示したい構成要素のレベルを指示するためのボタンである。メッセージに出現した構成要素はレベル別に記録されているので、このボタンでレベルを指示することにより、レベル別に意味を表示することができるようになっている。尚、図中、最も左のA〜Eの文字が記述されていないボタンは、レベルに関係なく意味を表示することを指示するためのボタンである。このボタンが押下されている場合、特定のメッセージが選択されていなければ、相手からの最新のメッセージの構成要素の意味が表示され、特定のメッセージが選択されていれば、その選択されたメッセージの構成要素の意味が表示される。また、図中、A〜Eが記述されているボタンは、表示する構成要素のレベルを指示するためのボタンである。あるレベルのボタンが押下されると、相手からの複数回のメッセージに跨って、そのレベルの構成要素の意味が表示される。尚、図中、ボタンが押下されていることは、ボタンの枠を太線にすることによって示す。また、レベルA〜Eのボタンに、上述したレベルごとの色と同じ色を付することで、ボタンで指示するレベルを把握し易くしてもよい。
また、チャット画面30の下方領域には、ユーザレベル設定ボタン34も設けられている。
このユーザレベル設定ボタン34は、チャット画面30を用いてチャットを行なうユーザの言語能力のレベル(ユーザレベル)を設定するためのボタンである。例えば、初期状態では、事前に登録したユーザレベルが設定され、そのユーザレベルに対応するボタンが強調表示されるようにし、チャットを開始してからでもこのユーザレベル設定ボタン34を押下して適宜ユーザレベルを変更できるようにするとよい。尚、このボタンについても、それが押下されていることは、ボタンの枠を太線にすることによって示す。また、この場合も、レベルA〜Eのボタンに、上述したレベルごとの色と同じ色を付することで、自分のレベル設定を把握し易くしてもよい。
次に、実際にチャットを行っている場面を想定して、具体的な表示内容を説明する。尚、この例でも、上述と同様、ユーザAが、チャットの相手のユーザであり、ユーザBがこのチャット画面30を見ながらチャットを行っているユーザであるとする。また、この例では、ユーザBはある単語を、12時間以内に閲覧している場合、又は、6回以上閲覧している場合に、その単語を覚えていると推測するものとする。更に、図中、太字で記した文字には、実際の画面では色が付されているものとする。
図8は、チャットを開始した直後のユーザAの2回目のメッセージ301に対して、ユーザBがメッセージ302を送信したときの表示内容を示したものである。尚、ユーザBは、これまで数回チャットを行っているが、この例で登場する単語の殆どは今回初めて登場するものであり、唯一「certificate」がこれまでのチャットで5回登場していたとする。
ここでは、メッセージ301中、「secretary」、「picturesque」、「villa」の単語レベルがユーザレベル以上であるとする。そして、これらの単語は、初めて出現する単語であり、ユーザレベル以上の単語なので、メッセージにおける品詞に対応した意味が意味表示領域32に表示されている。この場合、「secretary」がレベルCの単語であり、「picturesque」がレベルAの単語であり、「villa」がレベルCの単語であるとすると、メッセージ履歴領域31及び意味表示領域32において、それぞれ、黄、青、黄で表示されることになる。
図9は、その後のユーザAの3回目のメッセージ311に対して、ユーザBがメッセージ312を送信したときの表示内容を示したものである。
ここでは、メッセージ311中、「showed」、「certificate」、「administrative scrivener」の単語レベルがユーザレベル以上であるとする。そして、これらの単語のこれまでの出現回数は6回に達しておらず、ユーザレベル以上の単語なので、メッセージにおける品詞に対応した意味が意味表示領域32に表示されている。この場合、「showed」がレベルDの単語であり、「certificate」がレベルCの単語であり、「administrative scrivener」がレベルBの単語であるとすると、メッセージ履歴領域31及び意味表示領域32において、それぞれ、橙、黄、緑で表示されることになる。
このように、図8及び図9に示したチャットの一連のやり取りが終了し、翌日(12時間以上経過後)、再び同様の話題についてチャットが開始されたとする。尚、この間、ユーザBはチャットを行っていないものとする。
図10は、この同様の話題についてのチャットを再び開始した直後のユーザAの2回目のメッセージ321を受信したときの表示内容を示したものである。
ここで、メッセージ321中、図9で述べたように、「certificate」の単語レベルはユーザレベル以上である。また、「certificated public accountant」及び「gorgeous」の単語レベルがユーザレベル以上であるとする。但し、この場合、「certificate」は、ユーザBが図9で閲覧したことにより閲覧回数が6回に達したので、その意味を意味表示領域32に表示しない。一方で、「gorgeous」は、12時間以内に閲覧しておらず、かつ、6回以上閲覧してもいないが、図9のメッセージ312でユーザBが使用したので、その意味を意味表示領域32に表示しない。結局、「certificated public accountant」のみが、12時間以内に閲覧しておらず、かつ、6回以上閲覧してもおらず、また、ユーザBが過去に使用した経験もないので、その意味が意味表示領域32に表示されることになる。この場合、「certificated public accountant」がレベルBの単語であるとすると、メッセージ履歴領域31及び意味表示領域32において、緑で表示されることになる。
ここで、チャット画面30におけるその他の機能を用いた表示について説明する。
第一に、詳細意味表示である。
先に示した図9では、メッセージ内における「show」の品詞が他動詞であったため、その意味としても、他動詞の意味しか表示しなかった。但し、図9には、「detail」という記述がなされており、これをクリックすることで「show」のより詳細な意味を表示できるようになっている。
図11は、このときの表示内容を示したものである。「show」の意味として、他動詞における意味だけでなく、自動詞や名詞における意味も表示されている。
第二に、レベル別意味表示である。
先に示した図9では、レベル別表示指示ボタン33のうち、最も左のボタンが選択されていた。これにより、過去のメッセージが選択されない限り、ユーザAが送信した最新のメッセージの構成要素の意味が表示されていた。これに対し、このレベル別意味表示では、レベル別表示指示ボタン33のうち、A〜Eの何れかが記述されたボタンが選択される。
図12は、このときの表示内容を示したものである。ここでは、一例として、レベルCに対応するボタンが選択されている。そして、この場合は、メッセージ履歴領域31に表示されたメッセージの構成要素のうち、レベルCの構成要素の意味が、意味表示領域32に表示されている。具体的には、「secretary」、「villa」、「certificate」がレベルCなので、これらの意味が表示される。また、その際、意味表示領域32において、構成要素の意味の見出し部分は、レベルCに対応する色である黄で表示されている。
第三に、過去メッセージの意味表示である。
先に示した図9では、過去のメッセージを選択する操作は行われていなかったため、相手が送信した最新のメッセージの構成要素の意味を表示していた。これに対し、この過去メッセージの意味表示では、最新のメッセージでなく、過去に遡って選択されたメッセージの構成要素の意味を表示する。
図13は、このときの表示内容を示したものである。この図が、ユーザAがメッセージ311を送信した直後の状態である。即ち、ユーザAが送信した最新のメッセージは、メッセージ311である。ところが、図では、メッセージ301を選択している。尚、メッセージ301を囲むグレイの矩形領域が、メッセージ301が選択されたことを示している。これにより、意味表示領域32には、この選択されたメッセージ301の構成要素の意味が表示されている。尚、具体的な表示内容は、図8に示したものと同様なので、詳細な説明は省略する。
次いで、本実施の形態における辞書記憶部17及び履歴記憶部14の記憶内容の例を、上記図8〜13の具体例に沿って説明する。尚、図5のフローチャートに従う限り、ユーザレベルよりもレベルが低い単語は、ユーザBが所定時間以内に閲覧しておらず、所定回数以上閲覧しておらず、自分で使用しておらず、電子辞書を引く操作を行った、という条件が揃わない限り、意味表示領域32に意味が表示されることはない。また、図8〜13の例では、辞書を引く操作を行う場面は想定していない。従って、説明を簡略化するため、辞書記憶部17及び履歴記憶部14の記憶内容から、ユーザレベルよりも低いレベルの単語は除外している。具体的には、ユーザレベルがDなので、レベルEの単語は除外している。
まず、図14(a)は、辞書記憶部17の記憶内容の例を示したものである。ここでは、図8〜13に登場したレベルD以上の単語の意味とレベルを記憶している。尚、単語は、図8〜13における登場順ではなく、アルファベット順に並べてある。
また、図14(b)は、履歴記憶部14の記憶された履歴情報の例を示したものである。
図示するように、履歴情報は、出現日時と、使用日時と、頻度と、辞書参照日時とを対応付けたものである。このうち、出現日時とは、対象の単語が相手のメッセージに出現した日時を示している。使用日時とは、対象の単語が自分のメッセージにおいて使用された日時を示している。また、頻度は、対象となる単語の相手又は自分のメッセージにおける登場回数を示している。つまり、その単語に対して記録された出現日時の数と、その単語に対して記録された使用日時の数との和である。尚、ここでは、指定された単語の過去のメッセージにおける頻度を迅速に取得できるよう頻度の項目を設けているが、頻度の項目を設けずに、必要に応じて出現日時と使用日時の情報を用いて数えるようにしてもよい。更に、辞書参照日時は、相手のメッセージに出現した単語にマウスカーソルを重ねてその単語の意味を調べた場合に、その日時を記録したものである。尚、ここでも、単語は、図8〜13における登場順ではなく、アルファベット順に並べてある。
ところで、図14(b)に示した履歴情報は、図8及び図9におけるチャットの一連のやり取りが終了した時点での履歴情報である。
例えば、図8におけるメッセージ301をユーザAから5月16日18時32分に受信したとする。すると、履歴情報において、「secretary」、「picturesque」、「villa」の出現日時として、5月16日18時32分が記録される。このうち、「secretary」に関する履歴情報の記録を図6のフローチャートに沿って説明すると、次のようになる。即ち、まず、ステップ161で、「secretary」、「5月16日18時32分」、「ユーザA」を取得する。次に、ステップ162で送信元が「ユーザA」なので、ステップ163で、履歴情報の単語欄に「secretary」を記録し、対応する出現日時欄に「5月16日18時32分」を記録する。また、この例では、辞書は参照していないので、ステップ165はスキップして処理を終了する。「picturesque」、「villa」についても同様である。
また、これに対して、ユーザBがメッセージ302を5月16日18時33分に送信したとする。すると、履歴情報において、「sound」の使用日時として、5月16日18時33分が記録される。この「sound」に関する履歴情報の記録を図6のフローチャートに沿って説明すると、次のようになる。即ち、まず、ステップ161で、「sound」、「5月16日18時33分」、「ユーザB」を取得する。次に、ステップ162で送信元が「ユーザB」なので、ステップ166で、履歴情報の単語欄に「sound」を記録し、対応する使用日時欄に「5月16日18時33分」を記録する。
次に、図9におけるメッセージ311をユーザAから5月16日18時34分に受信したとする。すると、履歴情報において、「show」、「certificate」、「administrative scrivener」の出現日時として、5月16日18時34分が記録される。尚、このときの各単語に関する履歴情報の記録時の処理は、「secretary」を例として上述したものと同様なので説明を省略する。尚、「certificate」の出現日時の点は、5月16日18時34分以前に出現していたことを示している。
また、これに対して、ユーザBがメッセージ312を5月16日18時35分に送信したとする。すると、履歴情報において、「gorgeous」の使用日時として、5月16日18時35分が記録される。尚、このときの単語に関する履歴情報の記録時の処理は、「sound」を例として上述したものと同様なので説明を省略する。
その後、図10におけるメッセージ321をユーザAから受信したとする。すると、「certificate」は、ユーザBによる閲覧回数が6回になっているので、今回、その意味は表示しないようにする。この「certificate」の意味の表示判定を図5のフローチャートに沿って説明すると、次のようになる。即ち、まず、ステップ141で、「certificate」が履歴情報に存在すると判定される。次に、ステップ142で、「certificate」の閲覧回数が6回以上と判定される。従って、ステップ143で、「certificate」の意味を表示しない旨が決定される。
また、「certificated public accountant」は、ユーザBが初めて閲覧した単語であり、かつ、単語レベルがユーザレベルよりも高いので、その意味を表示している。この「certificated public accountant」の意味の表示判定を図5のフローチャートに沿って説明すると、次のようになる。即ち、まず、ステップ141で、「certificated public accountant」が履歴情報に存在しないと判定される。次に、ステップ147で、「certificated public accountant」の単語レベルがユーザレベルよりも高いと判定される。従って、ステップ146で、「certificated public accountant」の意味を表示する旨が決定される。
更に、「gorgeous」は、ユーザBによる閲覧回数が1回であり、12時間以上前の閲覧であるが、ユーザBが使用しているので、今回、その意味は表示しないようにする。この「gorgeous」の意味の表示判定を図5のフローチャートに沿って説明すると、次のようになる。即ち、まず、ステップ141で、「gorgeous」が履歴情報に存在すると判定される。次に、ステップ142で、「gorgeous」の閲覧が12時間以内ではなく、6回以上でもないと判定される。次いで、ステップ144で、「gorgeous」を自分で使用していると判定される。従って、ステップ143で、「gorgeous」の意味を表示しない旨が決定される。
ところで、上記説明では、単語の閲覧、使用、辞書引きに関する履歴情報の生成、及び、単語の意味の表示の必要性の判定を、全てクライアント10で行うようにした。しかしながら、このような処理の全部又は一部をチャットサーバ20で行うようにしてもよい。その場合、例えば、ユーザAからユーザB宛てに送信されたメッセージがチャットサーバ20を通過する際に、チャットサーバ20が上記処理の全部又は一部を行うようにすればよい。また、その場合、特に、辞書引きの履歴は、クライアント10の電子辞書を用いる場合であれば、クライアント10からチャットサーバ20へ遅滞なく伝えられることが望ましい。或いは、翻訳サイトを用いる場合であれば、辞書引きのためのメッセージがチャットサーバ20を通過するようにして、辞書引きに関する履歴情報をリアルタイムで取得できるようにすることも考えられる。
また、上記説明では、例えば母国語が異なる2人がチャットを行う場面を想定し、単語の意味として、単語の翻訳を表示するようにした。しかしながら、同じ言語を母国語とするユーザ間でメッセージを交換する場面に本実施の形態を適用することも可能である。具体的には、ユーザAが送信したメッセージの中に難読語や難解語が含まれる場合に、その読みや意味を表示すべきかどうかを、履歴情報に基づいて判定するというものである。
以上説明したように、本実施の形態では、静的な基準だけでなく、言語の使用状況を含む履歴を考慮して現在の言語レベルを動的に判定するようにした。これにより、最適なユーザの言語レベルに沿った意味の表示を行うことが可能となる。
そして、本実施の形態は、このように言語レベルの学習や時間による変化に対応できるため、使い続けることができ、実用性が高いものとなる。
また、表示される単語の意味はメッセージにおける品詞を考慮したものであり、更に単語にはそのレベルに応じた色が付されるため、必要な情報のみを見易く表示することができる。
最後に、本実施の形態を適用するのに好適なコンピュータのハードウェア構成について説明する。図15は、このようなコンピュータのハードウェア構成の一例を示した図である。図示するように、コンピュータは、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)90aと、M/B(マザーボード)チップセット90bを介してCPU90aに接続されたメインメモリ90cと、同じくM/Bチップセット90bを介してCPU90aに接続された表示機構90dとを備える。また、M/Bチップセット90bには、ブリッジ回路90eを介して、ネットワークインターフェイス90fと、磁気ディスク装置(HDD)90gと、音声機構90hと、キーボード/マウス90iと、フレキシブルディスクドライブ90jとが接続されている。
尚、図15において、各構成要素は、バスを介して接続される。例えば、CPU90aとM/Bチップセット90bの間や、M/Bチップセット90bとメインメモリ90cの間は、CPUバスを介して接続される。また、M/Bチップセット90bと表示機構90dとの間は、AGP(Accelerated Graphics Port)を介して接続されてもよいが、表示機構90dがPCI Express対応のビデオカードを含む場合、M/Bチップセット90bとこのビデオカードの間は、PCI Express(PCIe)バスを介して接続される。また、ブリッジ回路90eと接続する場合、ネットワークインターフェイス90fについては、例えば、PCI Expressを用いることができる。また、磁気ディスク装置90gについては、例えば、シリアルATA(AT Attachment)、パラレル転送のATA、PCI(Peripheral Components Interconnect)を用いることができる。更に、キーボード/マウス90i、及び、フレキシブルディスクドライブ90jについては、USB(Universal Serial Bus)を用いることができる。
ここで、本発明は、全てハードウェアで実現してもよいし、全てソフトウェアで実現してもよい。また、ハードウェア及びソフトウェアの両方により実現することも可能である。また、本発明は、コンピュータ、データ処理システム、コンピュータプログラムとして実現することができる。このコンピュータプログラムは、コンピュータにより読取り可能な媒体に記憶され、提供され得る。ここで、媒体としては、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線又は半導体システム(装置又は機器)、或いは、伝搬媒体が考えられる。また、コンピュータにより読取り可能な媒体としては、半導体、ソリッドステート記憶装置、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、リジッド磁気ディスク、及び光ディスクが例示される。現時点における光ディスクの例には、コンパクトディスク−リードオンリーメモリ(CD−ROM)、コンパクトディスク−リード/ライト(CD−R/W)及びDVDが含まれる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態には限定されない。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々に変更したり代替態様を採用したりすることが可能なことは、当業者に明らかである。
本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態におけるクライアントの機能構成例を示した図である。 本発明の実施の形態におけるクライアントの動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるクライアントの動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における表示判定部の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態における履歴生成部の動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態で用いるチャット画面の例を示した図である。 本発明の実施の形態における表示判定を説明するためのチャットの例を示した図である。 本発明の実施の形態における表示判定を説明するためのチャットの例を示した図である。 本発明の実施の形態における表示判定を説明するためのチャットの例を示した図である。 本発明の実施の形態で用いるチャット画面の追加的な機能を説明するための図である。 本発明の実施の形態で用いるチャット画面の追加的な機能を説明するための図である。 本発明の実施の形態で用いるチャット画面の追加的な機能を説明するための図である。 本発明の実施の形態における辞書記憶部及び履歴記憶部の記憶内容の例を示した図である。 本発明の実施の形態を適用可能なコンピュータのハードウェア構成を示した図である。
符号の説明
10…クライアント、11…通信制御部、12…形態素解析部、13…履歴生成部、14…履歴記憶部、15…履歴取得部、16…ユーザレベル記憶部、17…辞書記憶部、18…表示判定部、19…入出力制御部

Claims (6)

  1. 複数のユーザ間で交換される電子メッセージの読解を支援する装置であって、
    特定のユーザ宛てに送られた前記電子メッセージから単語を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記単語の前記特定のユーザによる閲覧及び使用、並びに当該単語の意味の調査のための前記特定のユーザによる電子辞書の参照に関する履歴情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記履歴情報に基づいて、前記抽出部により抽出された前記単語の意味を前記特定のユーザに提示するかどうかを決定する決定部と
    を備え、
    前記決定部は、
    前記特定のユーザが前記単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた前記閲覧に関する基準を前記履歴情報が満たしている場合、及び、当該基準を前記履歴情報が満たしていないが、当該単語の当該特定のユーザによる当該閲覧が当該単語の当該特定のユーザによる使用に基づくものであることを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示しないことを決定し、当該基準を前記履歴情報が満たしておらず、当該単語の当該特定のユーザによる当該閲覧が当該単語の当該特定のユーザによる使用に基づかないものであることを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示することを決定し、
    前記特定のユーザが前記単語の意味の調査のために前記電子辞書を参照したことを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示することを決定し、前記特定のユーザが前記単語の意味の調査のために前記電子辞書を参照していないことを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示しないことを決定する、装置。
  2. 前記決定部は、前記特定のユーザが前記単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた前記閲覧に関する基準を前記履歴情報が満たしていない場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示することを決定する、請求項1の装置。
  3. 前記決定部は、前記特定のユーザが前記単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた前記使用に関する基準を前記履歴情報が満たしている場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示しないことを決定する、請求項1の装置。
  4. 前記決定部は、前記特定のユーザが前記単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた前記使用に関する基準を前記履歴情報が満たしていない場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示することを決定する、請求項1の装置。
  5. 複数のユーザ間で交換される電子メッセージの読解を支援する方法であって、
    特定のユーザ宛てに送られた前記電子メッセージから単語を抽出するステップと、
    抽出された前記単語の前記特定のユーザによる閲覧及び使用、並びに当該単語の意味の調査のための前記特定のユーザによる電子辞書の参照に関する履歴情報を取得するステップと、
    取得された前記履歴情報に基づいて、抽出された前記単語の意味を前記特定のユーザに提示するかどうかを決定するステップと
    を含み、
    前記決定するステップでは、
    前記特定のユーザが前記単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた前記閲覧に関する基準を前記履歴情報が満たしている場合、及び、当該基準を前記履歴情報が満たしていないが、当該単語の当該特定のユーザによる当該閲覧が当該単語の当該特定のユーザによる使用に基づくものであることを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示しないことを決定し、当該基準を前記履歴情報が満たしておらず、当該単語の当該特定のユーザによる当該閲覧が当該単語の当該特定のユーザによる使用に基づかないものであることを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示することを決定し、
    前記特定のユーザが前記単語の意味の調査のために前記電子辞書を参照したことを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示することを決定し、前記特定のユーザが前記単語の意味の調査のために前記電子辞書を参照していないことを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示しないことを決定する、方法。
  6. 複数のユーザ間で交換される電子メッセージの読解を支援する装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    特定のユーザ宛てに送られた前記電子メッセージから単語を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記単語の前記特定のユーザによる閲覧及び使用、並びに当該単語の意味の調査のための前記特定のユーザによる電子辞書の参照に関する履歴情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記履歴情報に基づいて、前記抽出部により抽出された前記単語の意味を前記特定のユーザに提示するかどうかを決定する決定部と
    して機能させ、
    前記決定部は、
    前記特定のユーザが前記単語の意味を知っていることを推測させる基準として予め定められた前記閲覧に関する基準を前記履歴情報が満たしている場合、及び、当該基準を前記履歴情報が満たしていないが、当該単語の当該特定のユーザによる当該閲覧が当該単語の当該特定のユーザによる使用に基づくものであることを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示しないことを決定し、当該基準を前記履歴情報が満たしておらず、当該単語の当該特定のユーザによる当該閲覧が当該単語の当該特定のユーザによる使用に基づかないものであることを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示することを決定し、
    前記特定のユーザが前記単語の意味の調査のために前記電子辞書を参照したことを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示することを決定し、前記特定のユーザが前記単語の意味の調査のために前記電子辞書を参照していないことを前記履歴情報が示している場合に、当該単語の意味を当該特定のユーザに提示しないことを決定する、プログラム。
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