JP4745566B2 - コミュニケーション方法、マルチメディアメッセージ送受信用プログラム及び記録媒体 - Google Patents

コミュニケーション方法、マルチメディアメッセージ送受信用プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この本発明は、コミュニケーション方法、マルチメディアメッセージ送受信用プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばコンピュータを用いたコミュニケーション方法には、単一のコンピュータを利用するshoulder−to−shoulderコミュニケーション,画面を共有する遠隔コミュニケーション,電子メール等のメッセージを送信し合う遠隔・非同期コミュニケーションがある。
【0003】
また、コンピュータを用いた障害者のコミュニケーション方法には、手話,シンボル又は写真カードを利用する拡大・代替コミュニケーションとしてのサウンド&シンボル(以下、S&Sという)法,ピクトグラム法,マカトン法などを利用したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コンピュータを用いた従来のコミュニケーション方法は、コンピュータに不慣れな情報弱者(例えば、高齢者,障害者など)にとって、その習得が非常に困難である。
【0005】
例えば情報弱者が遠隔・非同期コミュニケーションの一例としての電子メール送受信用プログラムを利用して意思の伝達を行なう場合、電子メール送受信用プログラムの知識が必要であると共に、キーボードを利用して文字を入力する必要がある。
【0006】
しかし、情報弱者にとっては、キーボードを利用して文字を入力するという行為自体が困難であると共に、キーボードを利用して文字を入力するという単純作業により集中力の欠けた作業となるため継続的な利用促進の妨げとなっている。また、情報弱者にとっては、電子メール送受信用プログラムの知識を習得することが困難である。
【0007】
したがって、コンピュータを用いた従来のコミュニケーション方法は、情報弱者に知識的な負荷を掛けることで意欲喪失の原因となり、情報格差を拡げる要因となっていた。
【0008】
また、障害者のコミュニケーション方法の一例としてのS&S法,ピクトグラム法,マカトン法を利用して意思の伝達を行なう場合、シンボルの意味やシンボルの組み合わせ方を習得する必要がある。
【0009】
しかし、S&S法,ピクトグラム法,マカトン法は、シンボル数が膨大であると共に、1つのシンボルが抽象的で複数の意味を持つため直感的に理解できないことがあり、習得にも多大な時間を必要としていた。一方、写真カードは具象的で直感的に理解しやすいが、一般化されていなかった。そのため、これらの手法は誰でも容易に使えるものでなく、自分とその周辺でしか利用できなかった。
【0010】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、習得及び操作が容易であり、汎用性のあるコミュニケーションを実現することが可能なマルチメディア単語を用いたコミュニケーション方法,マルチメディアメッセージ作成方法,マルチメディアメッセージ閲覧方法,マルチメディアメッセージ送受信用プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、コンピュータを用いて意思の伝達を行なう為に、ユーザからの指示に応じて前記ユーザが伝達したい意思に応じた文章を1つ以上のマルチメディア単語で表現し、ユーザからの指示に応じて前記1つ以上のマルチメディア単語で表現した文章を前記ユーザが意思の伝達を行いたい相手に提供することを特徴とする。
【0012】
マルチメディア単語とは、自己説明型コンポーネントをいい、自身についての多角的な説明を有している。このように、自己説明型コンポーネントの理解が容易であるため、習得までの時間を大幅に短縮することができる。
【0013】
また、本発明は、前記文章表現段階が、ユーザが伝達したい意思に応じた文章を前記マルチメディア単語を用いて、主語,述語,場所,時間,理由,手段という観点で表現することを特徴とする。
【0014】
このように、ユーザが伝達したい意思に応じた文章の主語,述語,場所,時間,理由,手段をマルチメディア単語で表現し、マルチメディア単語で表現した文章の主語,述語,場所,時間,理由,手段を相手に伝えることにより、意思を伝達することができる。
【0015】
また、本発明は、前記マルチメディア単語に、1つ以上のマルチメディアコンテンツ,分類情報,統計情報の少なくとも1つが付加されており、前期1つ以上のマルチメディアコンテンツ,分類情報,統計情報を組み合わせて多角的な説明としての意味,性質,使用法の少なくとも1つを提供することを特徴とする。
【0016】
このように、マルチメディア単語に付加されている1つ以上のマルチメディアコンテンツ,分類情報,統計情報などにより、意味,性質,使用法などのマルチメディア単語の多角的な説明を得ることができる。
【0017】
また、本発明は、前記マルチメディア単語が予め格納されたマルチメディア単語格納手段から1つ以上のマルチメディア単語を検索し、検索した1つ以上のマルチメディア単語を用いて、前記ユーザが伝達したい意思に応じた文章を表現することを特徴とする。
【0018】
このように、マルチメディア単語格納手段から1つ以上のマルチメディア単語を検索し、検索したマルチメディア単語を用いることができるので、簡単な操作でユーザが伝達したい意思に応じた文書をマルチメディア単語で表現することが可能である。
【0019】
また、本発明は、前記ユーザ及びマルチメディア単語の使用頻度の少なくとも一方に応じて前記マルチメディア単語格納手段からの検索結果を変更することを特徴とする。
【0020】
このように、ユーザの技術レベル,障害,年齢,性別,文化,地域などに応じて検索結果を変更することにより、例えば検索結果としてのマルチメディア単語の言語をユーザが使用する言語に変更することができる。また、マルチメディア単語の使用頻度に応じて検索結果を変更することにより、例えば使用頻度の多いマルチメディア単語が優先的に検索されるように検索結果を変更することができる。
【0021】
また、本発明は、前記検索段階および表現段階が、前記ユーザおよび統計情報の少なくとも1つに応じて、画面構成および操作手法を変更することを特徴とする。
【0022】
このように、ユーザおよび統計情報の少なくとも1つに応じて画面構成および操作手法を変更することができるので、ユーザは自分のレベルに応じた画面構成および操作手法を利用することができる。
【0023】
また、本発明は、前記マルチメディア単語が、画像情報,文字情報,音情報の少なくとも1つであることを特徴とする。
【0024】
このように、マルチメディア単語は、画像情報,文字情報,音情報の少なくとも1つで構成することができる。したがって、マルチメディア単語は、自身についての多角的な説明を画像情報,文字情報,音情報の少なくとも1つを利用して行なうことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。まず、本発明の理解を容易とする為に、本発明のコミュニケーション方法の原理について説明する。
【0026】
本発明のコミュニケーション方法では、意思の伝達を行いたい相手にマルチメディア単語及びマイクロアイコンで構成されたマルチメディアヒエログリフを提示することにより、ユーザの意思を相手に伝達する。
【0027】
ここで、マルチメディアヒエログリフとは、文章を所謂5W1Hのデータ形式で表すためのものであり、いつ(時間),どこで(場所),誰が(主語),何をどうする(述語),なぜ(理由),どのように(手段)を表す6つのヒエログリフセルで構成される。なお、ヒエログリフセルは、マイクロアイコンを添付する1つ以上のマイクロアイコンセルを備えるように構成される。
【0028】
また、マルチメディア単語とは、静止画,テキスト,動画及び音声などのマルチメディアコンテンツの総称をいい、事物や動作の過程などを表す。マルチメディア単語は、例えば事物や動作の過程を直感的に理解させる為に1つ以上のマルチメディアコンテンツが組み合わされて構成されている。
【0029】
また、マイクロアイコンとは、マルチメディア単語又はマルチメディアヒエログリフを形容し、マルチメディア単語又はマルチメディアヒエログリフの表現の幅を広げるものである。マイクロアイコンは、例えばマルチメディア単語に代名詞,所有格,修飾詞又は他のマルチメディア単語を関連付ける。
【0030】
図1は、マルチメディアヒエログリフの一実施例のイメージ図を示す。図1のマルチメディアヒエログリフ1は、どこで(場所)に対応するヒエログリフセル2a,いつ(時間)に対応するヒエログリフセル2b,誰が(主語)に対応するヒエログリフセル2c,何をどうする(述語)に対応するヒエログリフセル2d,なぜ(理由)に対応するヒエログリフセル2e,どのように(手段)に対応するヒエログリフセル2fを備える。ヒエログリフセル2a〜2fは、それぞれ1つ以上のマルチメディア単語が配置されることで、意味を持つようになる。
【0031】
例えば「昨日私はコンサートホールでピアノを弾きました。お父さんとお母さんが観に来てくれたのでとても嬉しかったです。」という文章に応じたマルチメディアヒエログリフ1を表現する場合、図2のようなマルチメディア単語3a〜3fをヒエログリフセル2a〜2fに配置する。
【0032】
図2は、マルチメディア単語を配置したマルチメディアヒエログリフの一実施例のイメージ図を示す。図2のマルチメディアヒエログリフ1は、ヒエログリフセル2aに「コンサートホール」を表すマルチメディア単語3aが配置され、ヒエログリフセル2bに「昨日」を表すマルチメディア単語3bが配置され、ヒエログリフセル2cに「私」を表すマルチメディア単語3cが配置され、ヒエログリフセル2dに「ピアノを弾いている」を表すマルチメディア単語3dが配置され、ヒエログリフセル2eに「両親が来る」を表すマルチメディア単語3eが配置され、ヒエログリフセル2fに「とても嬉しい」を表すマルチメディア単語3fが配置される。
【0033】
例えば「ピアノを弾いている」を表すマルチメディア単語3dは、ピアノを弾いている静止画又は動画と、見出しテキストと、ピアノで演奏されている音楽とを組み合わせて構成することができる。
【0034】
図2のようなマルチメディアヒエログリフ1又はマルチメディア単語3a〜3fは、マイクロアイコンで形容することにより、細やかなニュアンスや正確な表現を実現することができる。
【0035】
例えば、図2のマルチメディアヒエログリフ1のヒエログリフセル2bで「昨日の夜」を表す場合、図3のようなマイクロアイコン4をヒエログリフセル2bに配置する。
【0036】
図3は、マイクロアイコンを配置したマルチメディアヒエログリフの一実施例のイメージ図を示す。図3のヒエログリフセル2bは、「昨日」を表すマルチメディア単語3bと「夜」を表すマイクロアイコン4とが配置されている。このように「昨日」を表すマルチメディア単語3bを「夜」を表すマイクロアイコン4で形容することにより、「昨日の夜」を表すヒエログリフセル2bを実現することができる。
【0037】
なお、図3のヒエログリフセル2cは、「私」を表すマルチメディア単語3cが配置されているが、「自分の写真」をマイクロアイコンとして配置することもできる。
【0038】
自己説明型コンポーネントであるマルチメディアヒエログリフは、マルチメディア単語およびマイクロアイコンとして他のマルチメディアヒエログリフにおいて使用することができる。例えば図2のヒエログリフセル2bに、主語が「友達」,述語が「バイオリンを弾いている」のマルチメディアヒエログリフを配置することにより、「友達がバイオリンを弾いている時」を表すヒエログリフセル2bを実現することができる。このとき、表示領域などに応じてヒエログリフセル,マイクロアイコンセルにマルチメディアヒエログリフを直接配置するか、マルチメディアヒエログリフ全体または一部へのリンクを表すアイコンを配置するかを選択することができる。
【0039】
図2又は図3のようなマルチメディアヒエログリフ1は、ユーザが伝達したい意思に応じた文章を所謂5W1Hのデータ形式で表している。したがって、図2又は図3のようなマルチメディアヒエログリフ1を相手に提示することで、相手にユーザの意思を伝達することが可能である。
【0040】
以下、本発明のコミュニケーション方法を実現するシステムについて図面を参照しつつ説明していく。なお、本実施例では、コミュニケーション方法の一例として遠隔・非同期コミュニケーションの一例としてのマルチメディアメッセージに本発明を適用する例について説明するがこれに限らない。
【0041】
ここでマルチメディアメッセージとは、1つ以上のマルチメディア単語およびマルチメディア単語で表現した文章を持ち、宛先・差出人などの情報を備えた自己説明型コンポーネントである。なお、本発明のコミュニケーション方法は、電子メールのように、意志の伝達を行いたい相手にメッセージを提示又は送信する全ての場合に適用が可能である。
【0042】
図4は、本発明のコミュニケーション方法を実現するシステムの一実施例の構成図を示す。図4のシステム10は、コミュニケーションサーバ11,クライアント12a〜12n,基地局13,移動通信端末14,インターネット等のネットワーク15を含むように構成される。なお、クライアント12n,基地局13及び移動通信端末14は、移動通信を行なうときに必要な構成であって、必ずしも必要でない。
【0043】
コミュニケーションサーバ11と,クライアント12a〜12n−1と,基地局13とは、ネットワーク15を介して接続されている。また、クライアント12nは移動通信端末14とケーブル等で接続されており、移動通信端末14及び基地局13を介してネットワーク15に接続されている。
【0044】
クライアント12a〜12nは、本発明のコミュニケーション方法を利用するユーザが使用するものであって、ネットワーク15を介してコミュニケーションサーバ11に接続される。クライアント12a〜12nは、例えば通信機能,メッセージ作成機能,メッセージ閲覧機能,メッセージ送受信機能などを有する。
【0045】
コミュニケーションサーバ11は、本発明のコミュニケーション方法に必要な各種データを格納するデータベース(以下、DBという),そのDBからデータを検索する検索機能などを有する。
【0046】
なお、コミュニケーションサーバ11は分散型でも集中型でもよく、設置場所も問わず、クライアントと同一コンピュータであってもかまわない。また、本発明のコミュニケーション方法に必要な各種データは、コミュニケーションサーバ11に全て保存してもよいし、クライアント12a〜12nに全て保存してもよいし、コミュニケーションサーバ11及びクライアント12a〜12nに分散して保存してもよい。
【0047】
本実施例では、本発明のコミュニケーション方法に必要な各種データのうち個人用データ及び使用頻度の高いデータをクライアント12a〜12nに保存し、残りの各種データをコミュニケーションサーバ11に保存する例について説明する。
【0048】
コミュニケーションサーバ11及びクライアント12a〜12nは、例えば図5のように構成される。図5は、本発明によるコミュニケーションサーバ及びクライアントの一例の構成図を示す。図5のコミュニケーションサーバ11及びクライアント12a〜12nは、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21と,表示装置22と,ドライブ装置23と,記録媒体24と,補助記憶装置25と,メモリ装置26と,演算処理装置27と,インターフェース装置28と,DB29とを含むように構成される。
【0049】
入力装置21は、コミュニケーションサーバ11又はクライアント12a〜12nのユーザが操作するキーボード,マウスなどで構成され、コミュニケーションサーバ11又はクライアント12a〜12nに各種操作信号を入力するために用いられる。表示装置22は、コミュニケーションサーバ11又はクライアント12a〜12nを操作するのに必要な各種ウインドウやデータ等を表示する。
【0050】
インターフェース装置28は、コミュニケーションサーバ11又はクライアント12a〜12nをネットワーク15に接続する為のインターフェースであり、例えばモデム,ルータ等で構成される。DB29は、本発明のコミュニケーション方法に必要な各種データを格納している。なお、DB29に格納されている各種データの詳細は後述する。
【0051】
本発明のコミュニケーション方法を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体24によって提供される。プログラムを記録した記録媒体24は、ドライブ装置23にセットされ、プログラムが記録媒体24からドライブ装置23を介して補助記憶装置25にインストールされる。
【0052】
なお、このプログラムを記録する記録媒体は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(MO)等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
【0053】
補助記憶装置25は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。メモリ装置26は、コミュニケーションサーバ11又はクライアント12a〜12nの起動時に補助記憶装置25からプログラムを読み出して格納する。演算処理装置27は、メモリ装置26に読み出され格納されたプログラムに従ってコミュニケーションサーバ11又はクライアント12a〜12nに係る処理を実行する。
【0054】
図6は、本発明のコミュニケーション方法を実現するシステムの処理の一例のフローチャートを示す。以下、ユーザがクライアント12aを操作する例について説明する。
【0055】
図6中、ステップS10では、ユーザがクライアント12aを操作してコミュニケーションサーバ11に対するログイン処理を行なう。ログイン処理が正常に終了すると、クライアント12aはステップS10に続いてステップS11に進み、コミュニケーションサーバ11に対してマルチメディアメッセージ受信処理を行なう。
【0056】
例えばマルチメディアメッセージ受信処理は、メッセージテーブル,メールボックステーブル,状態テーブルを利用して行われる。なお、メッセージテーブルは、マルチメディアメッセージに関する情報を格納するものである。状態テーブルは、マルチメディアメッセージの状態(例えば、未読,既読など)を格納するものである。メールボックスは、メッセージテーブルと状態テーブルとを対応付けるものである。
【0057】
ステップS11に続いてステップS12に進み、クライアント12aはユーザからマルチメディアメッセージを作成する旨の指示があったか否かを判定する。
ユーザからマルチメディアメッセージを作成する旨の指示があったと判定すると(S12においてYES)、クライアント12aはステップS13に進み、マルチメディアメッセージ作成処理を行なう。
【0058】
ステップS13のマルチメディアメッセージ作成処理では、クライアント12aがマルチメディアメッセージの作成に必要な各種データをコミュニケーションサーバ11から受信する。
【0059】
マルチメディアメッセージ作成処理でマルチメディアメッセージの作成が終了すると、ステップS13に続いてステップS14に進み、クライアント12aはマルチメディアメッセージ送信処理を行なう。例えばマルチメディアメッセージ送信処理は、メッセージテーブル,メールボックステーブル,状態テーブルを利用して行われる。
【0060】
ステップS14のマルチメディアメッセージ送信処理では、クライアント12aがステップS13で作成したマルチメディアメッセージをコミュニケーションサーバ11に送信し、ステップS15に進む。また、ユーザからマルチメディアメッセージを作成する旨の指示がなかったと判定すると(S12においてNO)、クライアント12aはステップS15に進む。
【0061】
そして、ステップS15では、ユーザがクライアント12aを操作してコミュニケーションサーバ11に対するログアウト処理を行なって処理を終了する。
【0062】
図6のフローチャートの処理を更に詳細に説明していく。図7は、ログイン処理の一例のフローチャートを示す。図7中、ステップS21では、ユーザがクライアント12aを操作してログインを要求する。
【0063】
ステップS21に続いてステップS22に進み、クライアント12aは図8のようなユーザ情報テーブルのデータ項目「SignID」からマルチメディア単語のIDを取得し、そのIDをキー情報として図9のようなサインテーブルからマルチメディア単語を取得する。図8は、ユーザ情報テーブルの一例の構成図を示す。また、図9は、サインテーブルの一例の構成図を示す。
【0064】
なお、ユーザ情報テーブルのデータ項目「SignID」は、ユーザを視覚的に識別させる為のマルチメディア単語のIDである。したがって、そのIDをキー情報としてサインテーブルを検索することにより、ユーザを視覚的に識別させる為のマルチメディア単語を取得できる。例えばユーザを視覚的に識別させる為のマルチメディア単語の一例として、ユーザの顔を表したユーザ画像がある。
【0065】
クライアント12aは、サインテーブルから取得したマルチメディア単語を画面上に表示する。つまり、クライアント12aの画面上には、クライアント12aを利用する一部又は全部のユーザ画像が表示される。
【0066】
ステップS22に続いてステップS23に進み、ユーザはクライアント12aを操作し、クライアント12aの画面上に表示された一つ以上のユーザ画像から自分のユーザ画像を選択する。ユーザ画像が選択されると、クライアント12aは、選択されたユーザ画像に対応するログイン名をユーザ情報テーブルから取得する。
【0067】
ステップS23に続いてステップS24に進み、クライアント12aはユーザにパスワードの入力を要求する。パスワードの入力は、例えばクライアント12aの画面上に複数の画像を表示し、複数の画像から選択した画像の組み合わせで行なう。
【0068】
ステップS24に続いてステップS25に進み、クライアント12aは入力されたパスワードが正しいか否かをユーザ情報テーブルのデータ項目「Password」を参照して判定する。入力されたパスワードが正しければ(S25においてYES)、クライアント12aはステップS26に進む。
【0069】
入力されたパスワードが正しくなければ(S25においてNO)、クライアント12aはステップS24に進み、再度パスワードの入力を要求する。なお、入力されたパスワードが正しくない場合に、ログイン処理を終了させるようにしてもよい。
【0070】
ステップS26では、クライアント12aがユーザ情報テーブル及び図10のような所属団体テーブルからユーザのプロファイル情報を取得する一方、コミュニケーションサーバ11にログイン名及びパスワードを送信してログイン要求を行なう。図10は、所属団体テーブルの一例の構成図を示す。
【0071】
ステップS26に続いてステップS27に進み、コミュニケーションサーバ11は図11のようなカウンタテーブル及び図12のようなマンスリーカウンタテーブルを利用してマルチメディアヒエログリフ及びマルチメディア単語の使用頻度を判定する。図11は、カウンタテーブルの一例の構成図を示す。図12は、マンスリーカウンタテーブルの一例の構成図を示す。
【0072】
マルチメディアヒエログリフ及びマルチメディア単語の使用頻度の判定は、例えば以下の式(1)〜(5)を用いて使用頻度ランクを数値化することにより行なうことができる。
【0073】
【数1】
Figure 0004745566
式(1)は、ログイン処理を行なっているユーザを対象とし、全ての自己説明型コンポーネントのユーザアクセス回数に対する1つの自己説明型コンポーネントのユーザアクセス回数の割合Uを算出するものである。式(2)は、ログイン処理を行なっているユーザの所属団体を対象とし、全ての自己説明型コンポーネントのユーザアクセス回数に対する1つの自己説明型コンポーネントのユーザアクセス回数の割合Oを算出するものである。
【0074】
式(3)は、システム10を利用する全ユーザを対象とし、全ての自己説明型コンポーネントのユーザアクセス回数に対する1つの自己説明型コンポーネントのユーザアクセス回数の割合Aを算出するものである。また、式(4)は、全ユーザを対象とし、指定月(例えば、ログインを行なっている月)の全ての自己説明型コンポーネントのユーザアクセス回数に対する1つの自己説明型コンポーネントのユーザアクセス回数の割合Mを算出するものである。
【0075】
そして、算出した割合U,O,A,Mを式(5)に代入することにより、使用頻度ランクを算出することができる。なお、式(5)のa,b,c,dは、割合U,O,A,Mの重要度に応じて適宜変更するものであるが、例えばa=4000,b=2000,c=1000,d=3000に設定する。
【0076】
算出される使用頻度ランクは、使用頻度が高い自己説明型コンポーネントほど大きく、使用頻度が低い自己説明型コンポーネントほど小さくなる。つまり、使用頻度ランクの大小に応じて自己説明型コンポーネントの使用頻度を判定することができる。
【0077】
コミュニケーションサーバ11は使用頻度ランクが大きいマルチメディアヒエログリフ及びマルチメディア単語を取得し、取得したマルチメディアヒエログリフ及びマルチメディア単語をクライアント12aに送信する。したがって、クライアント12aは使用頻度の高いマルチメディアヒエログリフ及びマルチメディア単語を自動的に取得することができる。
【0078】
ステップS27に続いてステップS28に進み、コミュニケーションサーバ11はクライアント12aからのログイン要求を許可し、ログイン処理を正常終了させる。
【0079】
次に、ステップS13のマルチメディアメッセージ作成処理について図13を参照しつつ説明する。図13は、マルチメディアメッセージ作成処理の一例のフローチャートを示す。図13のマルチメディアメッセージ作成処理では、ユーザが既存のマルチメディアヒエログリフを利用してマルチメディアメッセージを作成するか、又は新規のマルチメディアヒエログリフを利用してマルチメディアメッセージを作成するかを選択できる。
【0080】
図13中、ステップS31では、クライアント12aがユーザから既存のマルチメディアヒエログリフを利用してマルチメディアメッセージを作成する旨の指示があったか否かを判定する。
【0081】
ユーザから既存のマルチメディアヒエログリフを利用してマルチメディアメッセージを作成する旨の指示があったと判定すると(S31においてYES)、クライアント12aはステップS32に進む。また、ユーザから既存のマルチメディアヒエログリフを利用してマルチメディアメッセージを作成する旨の指示がなかったと判定すると(S31においてNO)、クライアント12aはステップS33に進む。
【0082】
ステップS32では、クライアント12aが既存のマルチメディアヒエログリフを検索し、検索したマルチメディアヒエログリフを画面上に表示する。ここで検索されるヒエログリフは、使用頻度,履歴,ヒエログリフ分類,配置されているマルチメディア単語およびマイクロアイコンなどに応じて検索される。
【0083】
ユーザは、画面上に表示したマルチメディアヒエログリフから1つのマルチメディアヒエログリフを選択する。クライアント12aは、ユーザに選択されたマルチメディアヒエログリフを画面上に表示する。ステップS33では、クライアント12aが新規のマルチメディアヒエログリフを画面上に表示する。
【0084】
ステップS32又はS33に続いてステップS34に進み、クライアント12aは画面上のマルチメディアヒエログリフにマルチメディア単語を配置するマルチメディア単語編集処理を行なう。また、ステップS34に続いてステップS35に進み、クライアント12aは画面上のマルチメディアヒエログリフにマイクロアイコンを添付するマイクロアイコン編集処理を行なう。
【0085】
図14は、マルチメディア単語編集処理の一例のフローチャートを示す。ステップS41では、ユーザがクライアント12aを操作して画面上のマルチメディアヒエログリフからヒエログリフセルを選択する。
【0086】
ステップS41に続いてステップS42に進み、クライアント12aはマルチメディア単語検索処理を行い、ユーザが選択したヒエログリフセルに応じてマルチメディア単語を検索する。ここで検索されるマルチメディア単語は、例えば使用頻度,履歴,単語分類などに応じて検索される。そして、ステップS42に続いてステップS43に進み、クライアント12aはマルチメディア単語検索処理により検索されたマルチメディア単語を画面上に表示する。
【0087】
例えばユーザが「誰が」に対応するヒエログリフセル2cを選択した場合、クライアント12aは、図15のような1つ以上のマルチメディア単語31を画面上に表示する。図15は、マルチメディア単語編集画面の一例のイメージ図を示す。図15のマルチメディア単語編集画面は、マルチメディアヒエログリフ1,1つ以上のマルチメディア単語31を含むように構成されている。
【0088】
ステップS43に続いてステップS44に進み、ユーザは画面上に表示されたマルチメディア単語から1つのマルチメディア単語を選択し、選択したマルチメディア単語をステップS41で選択したヒエログリフセルに配置する。例えば図15のマルチメディア単語編集画面の場合、予めユーザはコピーボタン32を選択してコピーモードに切り替えた後、ステップS41でヒエログリフセル2cを選択している。ここで5つのマルチメディア単語31から1つのマルチメディア単語をクリック等で選択することにより、選択したマルチメディア単語がステップS41で選択したヒエログリフセル2cに配置される。
【0089】
ステップS44に続いてステップS45に進み、クライアント12aはマルチメディアヒエログリフの作成が終了した旨の指示がユーザからあったか否かを判定する。マルチメディアヒエログリフの作成が終了した旨の指示がユーザからあったと判定すると(S45においてYES)、クライアント12aはマルチメディア単語編集処理を終了する。
【0090】
一方、マルチメディアヒエログリフの作成が終了した旨の指示がユーザからなかったと判定すると(S45においてNO)、クライアント12aはステップS41に進み、処理を続ける。図14のマルチメディア単語編集処理により、例えば図2のようなマルチメディアヒエログリフ1を作成することができる。
【0091】
図16は、マイクロアイコン編集処理の一例のフローチャートを示す。ステップS51では、ユーザがクライアント12aを操作して画面上のマルチメディアヒエログリフからヒエログリフセルを選択する。クライアント12aはユーザが選択したヒエログリフセルに応じて図17のようなマイクロアイコン添付画面を画面上に表示する。図17は、マイクロアイコン添付画面の一例のイメージ図を示す。
【0092】
図17(A)は、どこで(場所)に対応するヒエログリフセル2aのマイクロアイコン添付画面である。図17(B)は、いつ(時間)に対応するヒエログリフセル2bのマイクロアイコン添付画面である。図17(C)は、誰が(主語)に対応するヒエログリフセル2cのマイクロアイコン添付画面である。
【0093】
図17(D)は、何をどうする(述語)に対応するヒエログリフセル2dのマイクロアイコン添付画面である。図17(E)は、なぜ(理由)に対応するヒエログリフセル2eのマイクロアイコン添付画面である。図17(F)は、どのように(手段)に対応するヒエログリフセル2fのマイクロアイコン添付画面である。
【0094】
図17(A)〜図17(F)のマイクロアイコン添付画面は、添付位置41〜46の何れか一つと,添付位置47〜52とを有するように構成される。マイクロアイコンは、添付位置41〜49に添付することができる。なお、添付位置41〜49に添付することができるマイクロアイコンのグループは、予め以下の表1のように定義されている。
【0095】
【表1】
Figure 0004745566
添付位置41は、場所の前置詞(例えば、「〜の上」など)に対応するマイクロアイコンを添付することができる。添付位置42は、時の前置詞(例えば、「〜より以前」など)に対応するマイクロアイコンを添付することができる。添付位置43は、動作の対象(例えば、「彼女へ」など)に対応するマイクロアイコンを添付することができる。添付位置44は、動作のニュアンス(例えば、「〜しなければならない」など)に対応するマイクロアイコンを添付することができる。添付位置45は、理由又は条件に対応するマイクロアイコンを添付することができる。添付位置46は、感情,言語,方法,道具,輸送機関,材料などに対応するマイクロアイコンを添付することができる。
【0096】
添付位置47は、代名詞又は所有格(例えば、「私の」など)に対応するマイクロアイコンを添付することができる。添付位置48は、修飾詞(例えば、「奇麗な」など)に対応するマイクロアイコンを添付することができる。添付位置49は、疑問,否定,強調などに対応するマイクロアイコンを添付することができる。
【0097】
添付位置50〜52は、マルチメディア単語が添付される。例えばヒエログリフセル2cに「私」に対応するマルチメディア単語を配置し、図17(C)のマイクロアイコン添付画面の添付位置50に「友達」に対応するマルチメディア単語を添付すれば、「私と友達」という表現が可能となる。
【0098】
また、ヒエログリフセル2cに「私の家族」に対応するマルチメディア単語を配置し、図17(C)のマイクロアイコン添付画面の添付位置52に「おじいちゃん」に対応するマルチメディア単語を添付すれば、「おじいちゃんを除く私の家族」という表現が可能となる。
【0099】
さらに、ヒエログリフセル2cに「私」に対応するマルチメディア単語を配置し、図17(C)のマイクロアイコン添付画面の添付位置51に「あなた」に対応するマルチメディア単語を添付すれば、「私かあなた」という表現が可能となる。
【0100】
ステップS51に戻り説明を続けると、ユーザはクライアント12aの画面上に表示された図17(A)〜図17(F)の何れか1つのマイクロアイコン添付画面から添付位置41〜52の何れか1つを選択する。
【0101】
ステップS51に続いてステップS52に進み、クライアント12aはマイクロアイコン検索処理を行い、ステップS51でユーザが選択したヒエログリフセル2a〜2f及び添付位置41〜52に応じてマイクロアイコン又はマルチメディア単語を検索する。ステップS52に続いてステップS53に進み、クライアント12aはマイクロアイコン検索処理により検索されたマイクロアイコン又はマルチメディア単語を画面上に表示する。
【0102】
例えばユーザが「誰が」に対応するヒエログリフセル2cを選択し、マイクロアイコン添付画面の添付位置47を選択した場合、クライアント12aは、図18のような1つ以上のマイクロアイコン55を画面上に表示する。図18は、マイクロアイコン編集画面の一例のイメージ図を示す。図18のマイクロアイコン編集画面は、1つ以上のマイクロアイコン55,マイクロアイコン添付画面56を含むように構成される。
【0103】
ステップS53に続いてステップS54に進み、ユーザは画面上に表示されたマイクロアイコン55から1つのマイクロアイコンを選択し、選択したマイクロアイコンをステップS51で選択した添付位置41〜49の何れか1つに添付する。例えば図18のマイクロアイコン編集画面の場合、2つのマイクロアイコン55から1つのマイクロアイコンを選択し、マイクロアイコン添付ボタン57をクリック等することにより、選択したマイクロアイコンがステップS51で選択した添付位置47に配置される。
【0104】
ステップS54に続いてステップS55に進み、クライアント12aはマイクロアイコンの編集が終了した旨の指示がユーザからあったか否かを判定する。マイクロアイコンの編集が終了した旨の指示がユーザからあったと判定すると(S55においてYES)、クライアント12aはマイクロアイコン編集処理を終了する。一方、マイクロアイコンの編集が終了した旨の指示がユーザからなかったと判定すると(S55においてNO)、クライアント12aはステップS51に進み、処理を続ける。図16のマイクロアイコン編集処理により、例えば図3のようなマルチメディアヒエログリフ1を作成することができる。
【0105】
図14のマルチメディア単語編集処理及び図16のマイクロアイコン編集処理により、クライアント12aは図19のようなマルチメディアヒエログリフテーブルのレコードを作成することができる。図19は、マルチメディアヒエログリフテーブルの一例の構成図を示す。
【0106】
マルチメディアヒエログリフテーブルは、マルチメディアヒエログリフ1に配置又は添付されたマルチメディア単語及びマイクロアイコンとを関連付けるものである。例えばデータ項目「where0」〜「where7」は、「どこで」に対応するヒエログリフセル2aに配置又は添付されたマルチメディア単語及びマイクロアイコンのマルチメディア単語グループ及びマイクロアイコングループを表している。
【0107】
なお、データ項目「when0」〜「when7」,「who0」〜「who7」,「what0」〜「what7」,「why0」〜「why7」,「how0」〜「how7」もデータ項目「where0」〜「where7」と同様であるので説明を省略する。
【0108】
ところで、本発明で利用するマルチメディア単語は、自身についての多角的な説明を有する自己説明型コンポーネントであり、自身について多角的な説明を行なう辞書機能を有している。
【0109】
例えばマルチメディア単語を選択して辞書機能を利用すると、図20のような多角ビュー画面がクライアント12aに表示される。図20は、多角ビュー画面の一例のイメージ図を示す。
【0110】
多角ビュー画面は、選択されたマルチメディア単語についての基本ビュー60を画面上に表示し、選択されたマルチメディア単語についての補助ビュー61を画面上に表示する。
【0111】
基本ビュー60には、選択されたマルチメディア単語が表示されている。補助ビュー61には、1つ以上のアイコン62及び画像63が表示されている。したがって、基本ビュー60に表示されているマルチメディア単語の多角的な説明が補助ビュー61に含まれているため、ユーザは事前に学習しなくてもマルチメディア単語を直感的に理解することができる。
【0112】
なお、アイコン62は、様々な画像又は短いハイパーテキストによる説明,音声読み上げ等にアクセスする為のボタンである。現在、画像による説明が選択されているので、補助ビュー61にはマルチメディア単語に対応する様々な画像63が表示されている。短いハイパーテキストによる説明など他の説明が選択された場合、補助ビュー61には選択に応じてハイパーテキストなどが表示される。ユーザは、辞書機能をいつでも呼び出すことができるので、マルチメディア単語の説明を極めて容易に得ることができる。
【0113】
また、前述したステップS42のマルチメディア単語検索処理およびステップS52のマイクロアイコン検索処理は、図8のユーザ情報テーブルに含まれるデータ項目「CultureID」,「ScreenPetID」等に応じて検索結果を変更することができる。例えば、ユーザに応じて言語や画像を変更することができる。
【0114】
ユーザが子供の場合、図15のマルチメディア単語編集画面を図21のような子供用のマルチメディア単語編集画面に変更することができる。図21は、子供用のマルチメディア単語編集画面の一例のイメージ図を示す。
【0115】
図21のマルチメディア単語編集画面は、画面上にスクリーンペット71が表示されており、そのスクリーンペット71との対話形式で編集が行われる。具体的には、スクリーンペット71がユーザに対して吹き出し及び音声などにより質問を行う。スクリーンペット71が行う質問内容は、マルチメディア単語の編集に関するものである。
【0116】
ヒエログリフ70は、編集中のヒエログリフセルをハイライトする。図21のマルチメディア単語編集画面では、チューリップの形状をしたヒエログリフ70が表示されている。
【0117】
1つ以上のマルチメディア単語72は、ハイライトされたヒエログリフセルで使用可能なものである。図21のマルチメディア単語編集画面では、マルチメディア単語検索処理を行い、検索された1つ以上のマルチメディア単語72が大砲のアイコン73から発射される。マルチメディア単語72の数が多い場合、アイコン73は複数のグループに分けられたマルチメディア単語を一定間隔ごとに発射してもよい。
【0118】
ユーザは、マルチメディア単語編集画面上に表示されたマルチメディア単語72から1つのマルチメディア単語を選択することで、選択したマルチメディア単語をハイライトされたヒエログリフセルに配置することができる。
【0119】
その他のヒエログリフおよびマイクロアイコンについても同様に処理することができる。スクリーンペット71が行う質問内容および回数は、ユーザのレベルに応じて変更することが可能である。
【0120】
ステップS14のマルチメディアメッセージ送信処理では、ユーザがクライアント12aを操作し、ステップS13で作成されたマルチメディアメッセージを送信する送信先を選択する。マルチメディアメッセージの送信先の選択は、ステップS10のログイン処理と同様にユーザ画像を利用して行なうことができる。
【0121】
なお、マルチメディアメッセージに含まれるマルチメディアヒエログリフは1つ以上であればよく、マルチメディアヒエログリフとマルチメディア単語との混合であってもよい。
【0122】
本発明によるマルチメディアメッセージ送受信用プログラムでは、マルチメディアメッセージの作成,閲覧,送受信がマウス等のポインティングデバイスのみで行なうことができ、情報弱者であっても容易に利用することができる。また、マルチメディア単語を直観的に理解することができる為、汎用性のあるコミュニケーションを実現することが可能である。
【0123】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、自己説明型コンポーネントの理解が容易であるため、習得までの時間を大幅に短縮することができる。また、本発明によれば、マルチメディア単語で表現した文章の主語,述語,場所,時間,理由,手段を相手に伝えることにより、意思を伝達することができる。
【0124】
また、本発明によれば、マルチメディア単語に付加されている1つ以上のマルチメディアコンテンツ,分類情報,統計情報などにより、意味,性質,使用法などのマルチメディア単語の多角的な説明を得ることができる。また、本発明によれば、簡単な操作でユーザが伝達したい意思に応じた文書をマルチメディア単語で表現することが可能である。
【0125】
また、本発明によれば、ユーザの技術レベル,障害,年齢,性別,文化,地域などによらずに意思を伝達することができる。また、本発明によれば、ユーザは自分のレベルに応じた画面構成および操作手法を利用することができる。また、本発明によれば、マルチメディア単語は、自身についての多角的な説明を画像情報,文字情報,音情報の少なくとも1つを利用して行なうことができる。
【0126】
したがって、習得及び操作が容易であり、汎用性のあるコミュニケーションを実現することが可能である。
【0127】
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチメディアヒエログリフの一実施例のイメージ図である。
【図2】マルチメディア単語を配置したマルチメディアヒエログリフの一実施例のイメージ図である。
【図3】マイクロアイコンを配置したマルチメディアヒエログリフの一実施例のイメージ図である。
【図4】本発明のコミュニケーション方法を実現するシステムの一実施例の構成図である。
【図5】本発明によるコミュニケーションサーバ及びクライアントの一例の構成図である。
【図6】本発明のコミュニケーション方法を実現するシステムの処理の一例のフローチャートである。
【図7】ログイン処理の一例のフローチャートである。
【図8】ユーザ情報テーブルの一例の構成図である。
【図9】サインテーブルの一例の構成図である。
【図10】所属団体テーブルの一例の構成図である。
【図11】カウンタテーブルの一例の構成図である。
【図12】マンスリーカウンタテーブルの一例の構成図である。
【図13】マルチメディアメッセージ作成処理の一例のフローチャートである。
【図14】マルチメディア単語編集処理の一例のフローチャートである。
【図15】マルチメディア単語編集画面の一例のイメージ図である。
【図16】マイクロアイコン編集処理の一例のフローチャートである。
【図17】マイクロアイコン添付画面の一例のイメージ図である。
【図18】マイクロアイコン編集画面の一例のイメージ図である。
【図19】マルチメディアヒエログリフテーブルの一例の構成図である。
【図20】多角ビュー画面の一例のイメージ図である。
【図21】子供用のマルチメディア単語編集画面の一例のイメージ図である。
【符号の説明】
1,70 マルチメディアヒエログリフ
2a〜2f ヒエログリフセル
3a〜3f,31,72 マルチメディア単語
4,55 マイクロアイコン
10 システム
11 コミュニケーションサーバ
12a〜12n クライアント
13 基地局
14 移動通信端末
15 ネットワーク
21 入力装置
22 表示装置
23 ドライブ装置
24 記録媒体
25 補助記憶装置
26 メモリ装置
27 演算処理装置
28 インターフェース装置
29 データベース(DB)
32 コピーボタン
41〜52 添付位置
56 マイクロアイコン添付画面
57 マイクロアイコン添付ボタン
60 基本ビュー
61 補助ビュー
62,73 アイコン
63 画像
71 スクリーンペット

Claims (5)

  1. コンピュータを用いて意思の伝達を行コミュニケーション方法であって、
    各種データは予めデータベースに記憶し、
    ユーザからの指示に応じて前記ユーザが伝達したい意思に応じた文章を、事物や動作の過程を直感的に理解させる1つ以上のマルチメディア単語で表現する文章表現段階と、
    ユーザからの指示に応じて前記1つ以上のマルチメディア単語で表現した文章を前記ユーザが意思の伝達を行いたい相手に提供する提供段階とを有し、
    前記文章表現段階が、時間と場所と主語と述語と理由と手段とを表す6つのヒエログリフセルで構成されたマルチメディアヒエログリフに、マルチメディア単語を配置する単語編集処理を有し、
    該単語編集処理では、選択されたヒエログリフセルに応じたマルチメティア単語を使用頻度に応じて検索し、該検索されたマルチメディア単語を画面に表示し、該画面に表示されたマルチメディア単語から選択された一つのマルチメティア単語をヒエログリフセルに配置するコミュニケーション方法。
  2. マルチメディア単語が、自身についての説明を行う辞書機能を有し、該自身についての説明を、画像情報、文字情報又は音情報の少なくとも1つを利用して行う請求項1記載のコミュニケーション方法。
  3. マルチメディア単語を形成する代名詞、所有格、修飾詞又はその他のマルチメディア単語を設けた請求項1又は2に記載のコミュニケーション方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のコミュニケーション方法を実現させるマルチメディアメッセージ送受信用プログラム。
  5. 請求項4のマルチメディアメッセージ送受信用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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