JP5339084B2 - コンバイン - Google Patents

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本発明は、コンバインに係るものである。
従来、走行装置を有する機体フレームにエンジンを設け、該エンジンの上方に運転部の運転座席を設けたものにおいて、前記運転座席は縦軸の軸周りに外側方に向けて回動自在にした構成は、公知である(特許文献1参照)。
特開2007−28941号公報
前記公知例は、単に、運転座席は縦軸の軸周りに外側方に向けて回動させる構成のため、縦軸とキャビンの側面との部分は、外側方に向けて回動させても、機体フレーム上に残ってしまいエンジンの周辺の開放できる空間が狭く限られるという課題がある。
本願は、キャビンの移動構成を工夫し、エンジンの周辺を大きく開放するようにすると共に、移動中のキャビンの支持構成を工夫してキャビンの移動を円滑にしたものである。
請求項1記載の発明では、走行装置2を備えた機体フレーム1の上部に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の前側に刈取装置4を設け、前記脱穀装置3の横側にグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の前側の機体フレーム1上にエンジン11を設け、該エンジン11を覆うエンジンカバーCと一体のキャビン12を設け、該キャビン12はグレンタンク5の前側に位置する閉鎖位置とキャビン12の一部または全部が機体フレーム1の外側方へ移動した開放位置との間にわたりリンク機構15により移動自在に支持し、該リンク機構15は、内側アーム16と外側アーム17により構成し、該内側アーム16および外側アーム17の基部を前記エンジン11よりも後方の機体フレーム1側の固定部に内側基部取付軸18と外側基部取付軸19で夫々回動自在に取付け、内側アーム16と外側アーム17の先端部は、キャビン12の運転座席7よりも前側の所定部分に内側先端取付軸21と外側先端取付軸22により夫々回動自在に取付け、前記リンク機構15の内側アーム16と外側アーム17の基部を取付ける機体フレーム1側の固定フレーム20は、内外一対の後側縦フレーム30、31を有して構成し、内側の後側縦フレーム30には前後方向の内側側部フレーム32を設け、外側の後側縦フレーム31には前後方向の外側側部フレーム33を設け、内側側部フレーム32と外側側部フレーム33との間には支持フレーム34を設け、支持フレーム34の上面に前記内側アーム16を移動自在に支持したことを特徴とするコンバインとしたものであり、リンク機構15によりキャビン12が支持されて、キャビン12はその一部または全部が機体フレーム1の外側方に移動する。この際、固定フレーム20の左右の内側側部フレーム32と外側側部フレーム33との間の支持フレーム34の上面をリンク機構15の内側アーム16が移動する。
請求項2記載の発明では、前記内側アーム16には横軸回転のローラ35を設け、ローラ35を支持フレーム34の上面に当接させたことを特徴とするコンバインとしたものであり、移動中のキャビン12を支持する内側アーム16は、内側アーム16の横軸回転のローラ35が支持フレーム34の上面を転動しながら移動する。
請求項3記載の発明では、前記支持フレーム34は、内側アーム16を固定フレーム20に取付ける内側基部取付軸18を略中心とする円弧形状に形成したことを特徴とするコンバインとしたものであり、移動中のキャビン12を支持する内側アーム16は、内側アーム16を固定フレーム20に取付ける内側基部取付軸18を略中心とする円弧形状の支持フレーム34の上面を内側アーム16の横軸回転のローラ35が転動しながら移動する。
請求項4記載の発明では、前記支持フレーム34を、固定フレーム20側に対して着脱自在に構成したことを特徴とするコンバインとしたものであり、支持フレーム34を固定フレーム20側に対して取り外してエンジン11の上方を開放し、メンテナンス作業を行う。
請求項5記載の発明では、前記内側側部フレーム32を、固定フレーム20側の他の部位に対して着脱自在な構成としたことを特徴とするコンバインとしたものであり、内側側部フレーム32を外すと、エンジン11の内側周縁を開放してメンテナンス作業を行える。
請求項1の発明では、特許文献1に記載の従来技術に比較して、エンジン11の周辺をより大きく開放できて、メンテナンス作業を容易に行うことができ、固定フレーム20の左右の内側側部フレーム32と外側側部フレーム33との間の支持フレーム34の上面をリンク機構15の内側アーム16が移動して、移動中のキャビン12を支持することができ、このキャビン12を機体フレーム1の外側方へ大きく移動させることができる。
請求項2の発明では、前記請求項1の効果に加え、移動中のキャビン12の内側アーム16は、内側アーム16のローラ35が支持フレーム34の上面を転動しながら移動するので、キャビン12を円滑に移動させることができる。
請求項3の発明では、前記請求項2の効果に加え、移動中のキャビン12の内側アーム16のローラ35は、内側アーム16を固定フレーム20に取付ける内側基部取付軸18を略中心とする円弧形状の支持フレーム34の上面を移動するので、ローラ35と支持フレーム34との当接を確実にし、キャビン12のオープン作業を円滑・確実にする。
請求項4の発明では、前記請求項2の効果に加え、支持フレーム34を取り外してエンジン11の上方を開放できるので、メンテナンス作業を頗る容易にできる。
請求項5記載の発明では、前記請求項2の効果に加え、内側側部フレーム32を内側側部フレーム32を外してエンジン11の内側周辺を開放でき、メンテナンス作業を頗る容易にできる。
コンバインの側面図。 キャビンの開放状態平面図。 キャビンの通常状態側面図。 キャビンの開放状態一部省略平面図。 キャビンの回動状態概略斜視図。 支持フレーム付近の平面図。 同一部側面図。 他の実施例のキャビンの開放状態平面図。 コンバインの一部側面図。 ピッチング機構およびローリング機構付近の側面図。 同背面図。 エンジン出力プーリー付近の展開状態平面図。 同一部拡大図。 エンジン出力プーリーの断面図。 ローリングシリンダ付近の平面図。 前側ローリングアーム付近の側面図。 同背面図。
本発明の実施例を図面により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は走行装置、3は走行装置2の上方の一側に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5は脱穀装置4の側方に設けたグレンタンク、6は操縦部である。
操縦部6には作業者の立つステップ(図示省略)および作業者の着座する運転座席7および運転座席7の前側に設けたスイッチやレバー類を有する操作ボックス8等により構成する。
前記操縦部6は機体フレーム1の上方に設けたエンジン11の一部または全部を包囲するエンジンカバーCと一体の任意形状のキャビン12内に設ける。
即ち、キャビン12はエンジン11の上方に設けられ、エンジンカバーCと一体に構成されるが、本願はこのキャビン12の移動構成に関するものであり、キャビン12とエンジンカバーCとの構成および形状は任意であり、実施例に限定されず、具体的構成の説明は省略する。
キャビン12は、グレンタンク5の前側に位置する閉鎖位置と平面視キャビン12の一部または全部が機体フレーム1の側部よりも側方にはみ出た開放位置との間、リンク機構15により移動自在に構成する。
前記リンク機構15の一例を示すと、左右一対(内外一対)の内側アーム16と外側アーム17の二本のアームにより構成し、内側アーム16および外側アーム17の基部は前記エンジン11よりも後方の機体フレーム1の固定フレーム20に内側基部取付軸18と外側基部取付軸19により回動自在に取付ける。
内側アーム16と外側アーム17の先端は、それぞれ運転座席7よりも前方に位置させ、キャビン12の所定部分に内側先端取付軸21と外側先端取付軸22により回動自在に取付ける。
そのため、内側基部取付軸18および外側基部取付軸19と内側先端取付軸21および外側先端取付軸22の四点を回動中心とするリンク機構15によりキャビン12が移動するように構成されることになり、エンジン11の後側まで略開放できて、メンテナンス作業が容易になる。
この場合、内側アーム16の内側基部取付軸18はキャビン12の左端(内側部分)よりキャビン12の左右方向の中央部分までの中間位置に配置し、外側アーム17の外側基部取付軸19はキャビン12の左右方向の中央部分よりキャビン12の右端(外側部分)までの中間位置あるいはキャビン12の右端側に位置するように配置すると、キャビン12の移動範囲を大きくすることができ、好適である。
即ち、従来の一点中心の回動させた場合に比し、キャビン12の移動軌跡の横スライド量が増え、キャビン12の移動に要する前後のスペースも小さくてすみ、グレンタンク5および刈取部7との干渉小さく、グレンタンク5および刈取部7を移動(オープン)させなくても、キャビン12の移動が可能となる。
それゆえ、作業中のトラブルでも、容易にキャビン12をオープンできる。
オープン時に内側アーム16および外側アーム17で運転座席7およびキャビン12を支持するので、支持強度を確保するのが容易となる。
また、キャビン12は機体フレーム1よりも外側に移動するので、横移動量を大きくできる。そのため、エンジン11の全周の開放空間を広くでき、前方向からのエンジン11のメンテナンス作業が容易になる。
しかして、リンク機構15の内側アーム16と外側アーム17の基部を取付ける固定フレーム20は、左右一対の後側縦フレーム30、31を有して構成し、内側後側縦フレーム30には前後方向の内側側部フレーム32を設ける。また、外側後側縦フレーム31には前後方向の外側側部フレーム33を設ける。内側側部フレーム32と外側側部フレーム33との間には支持フレーム34を設け、支持フレーム34の上面を前記内側アーム16が移動するようにし、内側アーム16を支持フレーム34が支持するように構成する。
内側アーム16は支持フレーム34により前後中間部が支持されるので、内側アーム16の支持強度および取付強度を向上させ、内側アーム16の変形を抑制する。
前記内側アーム16には横軸回転のローラ35を設け、ローラ35を支持フレーム34の上面に当接させる。
そのため、内側アーム16の移動が円滑になり、キャビン12のオープン作業を容易にする。
前記支持フレーム34は、内側アーム16を固定フレーム20に取付ける内側基部取付軸18を略中心とする円弧形状に形成する。
この場合、ローラ35には幅があるため、支持フレーム34は内側基部取付軸18を中心とした正確な円形形状でなくても良く、内側基部取付軸18を略中心とする略円弧形状に形成すれば良い。
したがって、ローラ35は内側アーム16(キャビン12)の移動に伴って、支持フレーム34上を移動する。
支持フレーム34はローラ35の移動軌跡下方に設ければよいので、支持フレーム34の面積は最小限の円弧形状にすれば良く、支持フレーム34を軽量化して内側アーム16を支持することができ、その結果、キャビン12の支持構造全体の軽量化が図れる。
また、ローラ35と支持フレーム34とを、ローラ35に支持フレーム34の幅でフランジ(図示省略)を設ける等の任意の手段により、互いに案内する構成に形成すると、一層、内側アーム16(キャビン12)の移動を円滑にする。
前記内側アーム16の基部は内側の後側縦フレーム30と外側の後側縦フレーム31との間の中間縦枠40に内側基部取付軸18により取付け、内側アーム16の先端はキャビン12の左側面側に取付ける。
即ち、内側アーム16は、平面視において、キャビン12が閉鎖位置のときに、略左右方向となる基部側横枠41と、略前後方向となる先端側横枠42とを斜めの中間枠43により繋いで一体状に形成した形状に形成する。
そのため、内側アーム16は、中間枠43があるので、先端側横枠42の前後長さを短くでき、内側アーム16の露出部分を小さくできる。
また、直線的な基部側横枠41と先端側横枠42を斜めに中間枠43により結ぶので、内側アーム16の平面形状を単純にして、軽量かつ製造コストを低くする。
また、内側アーム16は、側面視、エンジン11の上方のキャビン12のキャビンフレームの一部側47と前記固定フレーム20の内側側部フレーム32の上側横杆48の上下中間位置に配置する。
そのため、内側アーム16を固定フレーム20に取付ける内側基部取付軸18と、キャビン12に取付ける内側先端取付軸21とを略同じ高さに設けることができ、内側基部取付軸18と内側先端取付軸21とを短い距離でシンプルな形状で接続することができ、内側アーム16の強度確保が容易となる。
また、内側アーム16は、キャビン12のキャビンフレームの一部側47と固定フレーム20の上側横杆48との間に位置するので、内側アーム16の露出部分を小さくし、外観上の見栄えを良好にする(図3)。
エンジン11の上方にはエアクリーナ50を内蔵したエアクリーナ室5151を設ける。エアクリーナ室51には清浄な空気が流入するように構成し、エアクリーナ室51にはCPUやリレー等に構成される電装品52を設ける(図3,図8)。電装品52と前記キャビン12内の操作パネル8(液晶モニタ53や各スイッチ等)とを接続するハーネス54は、前記内側アーム16と一体回動するように内側アーム16に取付ける。
そのため、エアクリーナ室51に電装品52を設けたこと、電装品52と前記キャビン12内の操作パネル8とを接続するハーネス54を内側アーム16に取り付けたことにより、電装品52と操作パネル8とを接続するハーネス54を一々外すことなく、キャビン12の外側オープンさせることが可能になって、操作性および作業性を向上させることができ、合理的構成となる。
また、電装品52と操作パネル8とを最短距離で接続することができ、ハーネス54の長さを短くでき、短いハーネス54での配索することができる。
57はラジエーター、58は冷却ファンである。
図8では、理解を容易にするために電装品52の部分に斜線を付しているが、これにより構成は限定されない。
しかして、前記支持フレーム34は、固定フレーム20側に対して着脱自在に構成する。
そのため、支持フレーム34を外すことによりエンジン11の上方周辺を開放させられ、エンジン11を吊り上げて行うメンテナンス作業が可能になり、エンジン11のメンテナンス作業を容易にする。
支持フレーム34の外端側にステー55を設け、ステー55を外側側部フレーム33にボルト56により着脱自在に取付ける(図6)。
支持フレーム34の内端側は内側側部フレーム32に取付け、内側側部フレーム32の後部は後側縦フレーム30または機体フレーム1にボルト56により着脱自在に取付け、内側側部フレーム32の前部は機体フレーム1の任意の固定部にボルト56により着脱自在に取付ける。
したがって、実施例では、支持フレーム34は内側側部フレーム32ごと着脱しているが、内側側部フレーム32に対して支持フレーム34を着脱自在に取り付けても良い。
支持フレーム34と内側側部フレーム32を外すと、エンジン11の上方および内側周辺を開放させられ、一層、メンテナンス作業を容易にする。
しかして、図9は、機体後部を上下させるピッチング機構Pおよび機体フレーム1を圃場の左右傾斜に対して水平にさせるローリング機構Lの取付構成を示したものであり、走行装置2は、転輪61等を取付けた走行フレーム60に、ローリングアーム62の一端63を軸64により取付け、ローリングアーム62の他端65にはローリングシリンダ66のロッド67を軸68により接続する。69はクローラーである。
ローリングアーム62の中間部のローリング支持軸70は前記ピッチング機構Pの一部を構成する左右一対のアーム71の先端に軸装する。左右のアーム71はセンタフレーム72に夫々固定状態に取付ける。左右のアーム71とセンタフレーム72により機体フレーム1に対して上下するピッチングフレーム73を構成する。
したがって、ピッチングフレーム73は左右のアーム71とセンタフレーム72の三分割されて構成するので、加工が容易となる。
また、センタフレーム72は、長さの相違するものを用意することにより、センタフレーム72を変更すると、左右の軸間距離を変更することができ、汎用性を向上させられる。
また、左右のアーム71をセンタフレーム72に対して着脱することにより、分解調整を容易に行える。
また、左右のアーム71とセンタフレーム72は中空形状に形成すると、各方向からの荷重に対する強度を向上させられる。
また、センタフレーム72の左右両側には突起部75を設け、突起部75を左右のアーム71に設けた嵌合孔76に嵌合させて取付ける。
即ち、左右のアーム71とセンタフレーム72との接合部を突起部75によりインロー(印籠)構成とするので、位置決めが容易かつ確実にでき、組立が容易となる。
アーム71には別途支持部材80を取付け、支持部材80の一方端81は機体フレーム1に取付軸82により取付ける。支持部材80の他方端83にはピッチングシリンダ84のロッド85を軸86により取付ける。
支持部材80の中間部は軸87により左右のアーム71に取付ける。
支持部材80には一方端81と他方端83の間に別途支持部90を設け、支持部90には後述するローリングシリンダフレーム91の後部を軸92により取付ける。
しかして、図12〜図14は、エンジン11の出力回転軸(図示省略)に取付けるエンジン出力プーリー95に関するものであり、エンジン出力プーリー95にはフランジ96を設け、フランジ96にフライホイール97を取付ける。
フランジ96は、フライホイール97と略同径の外径を有するように構成する。
そのため、フライホイール97のみならずフランジ96のウエイトが増加することで、慣性力が増加し、エンジン11の回転に負荷が掛かったときエンジン11の回転に粘りを与え、対応範囲を広くすることができる。
また、エンジン11本体の変更無しに、負荷条件の異なる、例えば、稲麦用のコンバインと大豆用のコンバインの夫々の使用にあった適切な慣性力を得ることができる。
しかして、図15は、前記ローリング機構Lのローリングシリンダ66の取付構成を示したものであり、左右のローリングシリンダ66の内側に左右一対の内側前後杆100を設け、左右の内側前後杆100は連結杆102で連結し、ローリングシリンダフレーム91を構成する。
前記連結杆102のうち前側連結杆102にはローリングシリンダ66の基部を連結し、後側連結杆102には前記アーム71を取付ける。
そのため、ローリングシリンダフレーム91は、ローリングシリンダ66を左右の走行フレーム60に接近させて設けることができ、荷重を支持するのに有利な配置にできる。
また、ローリングシリンダ66の外側側面側が開放されるので、ローリングシリンダ66のメンテナンスが容易になる。
また、ローリングシリンダ66は、その外側側面側が開放され、ローリングシリンダフレーム91に対して着脱自在に取付けられるので、ローリングシリンダ66のメンテナンスを一層容易にする。
しかして、図16は、前記ローリング機構Lのローリングアーム62の構成を示したものであり、前側のローリングアーム62の中間部は、前側ローリング支持軸105により機体フレーム1に軸装する。この前側ローリング支持軸105を機体フレーム1に軸装するボス部106と前側ローリング支持軸105の間にグリス溜まり室107を形成し、ボス部106にはグリス溜まり室107に連通するグリス孔108を設ける。グリス孔108は前側ローリング支持軸105の外周の前側のボス部106の側面に設ける。
そのため、機体側面よりグリスアップ作業が行えるので、グリスアップ作業を容易にする。
前側ローリング支持軸105より前方にグリス孔108を設けているので、ローリングアーム62の存在影響されずにグリスアップ作業が行え、作業性を向上させられる。
109はグリス孔108とグリス溜まり室107と連通させる連通路である。
図17では、理解を容易にするためにグリス溜まり室107の部分に斜線を付しているが、これにより構成は限定されない。
また、前側ローリング支持軸105の外周に切削加工等によりグリス孔108を設けることも可能であるが、前側ローリング支持軸105の強度が低下する。
本願では、ボス部106にグリス孔108を設けているので、前側ローリング支持軸105の強度確保しつつグリスアップ作業が行え、作業性を向上させられる。
(実施例の作用)
操縦部6の運転座席7に着座し、エンジン11を始動させ、走行装置2により機体を走行させ、刈取部7で刈取り、刈り取った穀稈を脱穀装置により脱穀する。
所定期間作業を作業すると、キャビン12を移動させてエンジン11の周囲を開放し、メンテナンス作業を行う。
キャビン12は、グレンタンク5の前側に位置する閉鎖位置と平面視キャビン12の一部または全部が機体フレーム1より側方にはみ出るように移動する開放位置との間、リンク機構15により移動自在に構成しているから、エンジン11の後側まで略開放できて、メンテナンス作業が容易になる。
リンク機構15は、内側アーム16と外側アーム17の二本のアームにより構成し、内側アーム16および外側アーム17の基部はエンジン11よりも後方の機体フレーム1の任意の固定部に内側基部取付軸18と外側基部取付軸19で回動自在に取付け、内側アーム16と外側アーム17の先端は、それぞれ運転座席7よりも前方に位置させ、キャビン12の所定部分に内側先端取付軸21と外側先端取付軸22により回動自在に取付けているので、内側基部取付軸18および外側基部取付軸19と内側先端取付軸21および外側先端取付軸22の四点を回動中心とするリンク機構15によりキャビン12が移動し、エンジン11の後側まで略開放できて、メンテナンス作業が容易になる。
この場合、内側アーム16の内側基部取付軸18はキャビン12の左端(内側部分)よりキャビン12の左右方向の中央部分までの中間位置に配置し、外側アーム17の外側基部取付軸19はキャビン12の左右方向の中央部分よりキャビン12の右端(外側部分)までの中間位置あるいはキャビン12の右端側に位置するように配置しているので、キャビン12の移動範囲を大きくすることができる。
したがって、従来の一点中心の回動させた場合に比し、キャビン12の移動軌跡の横スライド量が増え、キャビン12の移動に要する前後のスペースも小さくてすみ、グレンタンク5および刈取部7との干渉小さく、グレンタンク5および刈取部7を移動(オープン)させなくても、キャビン12の移動が可能となる。
それゆえ、作業中のトラブルでも、容易にキャビン12をオープンできる。
また、キャビン12は機体フレーム1よりも外側に移動し、キャビン12の横移動量を大きくできので、エンジン11の全周の開放空間を広くでき、特に、前方向からのエンジン11のメンテナンス作業が容易になる。
しかして、リンク機構15の内側アーム16と外側アーム17の基部を取付ける固定フレーム20は、左右一対の後側縦フレーム30、後側縦フレーム31を有して構成し、内側後側縦フレーム30には前後方向の内側側部フレーム32を設け、外側後側縦フレーム31には前後方向の外側側部フレーム33を設け、内側側部フレーム32と外側側部フレーム33との間には支持フレーム34を設け、支持フレーム34の上面を前記内側アーム16が移動するようにし、内側アーム16を支持フレーム34が支持するように構成しているので、固定フレーム20の内側側部フレーム32と外側側部フレーム33に掛け渡した支持フレーム34により内側アーム16の前後中間部が支持され、内側アーム16の支持強度および取付強度を向上させ、内側アーム16の変形を抑制する。
前記内側アーム16には横軸回転のローラ35を設け、ローラ35を支持フレーム34の上面に当接させているので、内側アーム16の移動が円滑になり、キャビン12のオープン作業を容易にする。
前記支持フレーム34は、内側アーム16を固定フレーム20に取付ける内側基部取付軸18を略中心とする円弧形状に形成しているから、ローラ35と支持フレーム34との当接を確実にし、キャビン12のオープン作業を円滑・確実にする。
また、ローラ35は所定幅を有して形成しているので、支持フレーム34は内側基部取付軸18を中心とした正確な円形形状でなくても良く、内側基部取付軸18を略中心とする略円弧形状に形成すれば良く、製造組立が容易となる。
また、支持フレーム34はローラ35の移動軌跡下方に設ければよいので、支持フレーム34の面積は最小限の円弧形状にすれば良く、支持フレーム34を軽量化して内側アーム16を支持することができ、その結果、キャビン12の支持構造全体の軽量化が図れる。
また、ローラ35と支持フレーム34とを、ローラ35に支持フレーム34の幅でフランジ(図示省略)を設ける等の任意の手段により、互いに案内する構成に形成すると、一層、内側アーム16(キャビン12)の移動を円滑にする。
前記内側アーム16は、その基部を前記エンジン11の後側上方の固定フレーム20の後側横枠後側横枠40の左右方向の中間内側よりの位置に内側基部取付軸18により取付け、その先端はキャビン12の左側面側に取付け、内側アーム16は、平面視において、キャビン12が閉鎖位置のときに、略左右方向となる基部側横枠基部側横枠41と、略前後方向となる先端側横枠先端側横枠42とを斜めの中間枠中間枠43により繋いで一体状に形成した形状に形成しているので、内側アーム16は、中間枠43の存在により先端側横枠42の前後長さを短くでき、内側アーム16の露出部分を小さくできる。
また、直線的な基部側横枠41と先端側横枠42を斜めに中間枠43により結ぶので、内側アーム16の平面形状を単純にして、軽量かつ製造コストを低くする。
また、内側アーム16は、エンジン11の上方のキャビン12側と前記固定フレーム20の内側側部フレーム32の上側横杆上側横杆48の上下中間位置に配置しているので、内側アーム16を固定フレーム20に取付ける内側基部取付軸18と、キャビン12に取付ける内側先端取付軸21とを略同じ高さに設けることができ、内側基部取付軸18と内側先端取付軸21とを短い距離でシンプルな形状で接続することができ、内側アーム16の強度確保が容易となる。
また、内側アーム16は、固定フレーム20の後側横枠40と上側横杆48の間に位置するので、内側アーム16の露出部分を小さくし、外観上の見栄えを良好にする。
エンジン11の上方にはエアクリーナ50を内蔵したエアクリーナ室51を設け、エアクリーナ室51にはCピッチング機構PUやリレー等に構成される電装品52を設け、電装品52と前記キャビン12内の操作パネル8とを接続するハーネスハーネス54は、内側アーム16と一体回動するように内側アーム16に取付けているので、エアクリーナ室51に電装品52を設けたこと、電装品52と前記キャビン12内の操作パネル8とを接続するハーネス54を内側アーム16に取り付けたことにより、電装品52と操作パネル8とを接続するハーネス54を一々外すことなく、キャビン12の外側オープンさせることが可能になって、操作性および作業性を向上させることができ、合理的構成となる。
また、電装品52と操作パネル8とを最短距離で接続することができ、ハーネス54の長さを短くでき、短いハーネス54での配索することができる。
しかして、前記支持フレーム34は、固定フレーム20側に対して着脱自在に構成しているので、支持フレーム34を外すことによりエンジン11の上方周辺を開放させられ、エンジン11を吊り上げて行うメンテナンス作業が可能になり、エンジン11のメンテナンス作業を容易にする。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…運転座席、8…操作ボックス、11…エンジン、12…キャビン、15…リンク機構、16…内側アーム、17…外側アーム、18…内側基部取付軸、19…外側基部取付軸、20…固定フレーム、21…内側先端取付軸、22…外側先端取付軸、30…後側縦フレーム、31…後側縦フレーム、32…内側側部フレーム、33…外側側部フレーム、34…支持フレーム、35…ローラ、40…中間縦枠、41…基部側横枠、42…先端側横枠、43…中間枠、48…上側横杆、50…エアクリーナ、51…エアクリーナ室、52…電装品、53…液晶モニタ、54…ハーネス、55…ステー、56…ボルト、60…走行フレーム、61…転輪、62…ローリングアーム、63…一端、64…軸、65…他端、66…ローリングシリンダ、67…ロッド、68…軸、70…ローリング支持軸、71…アーム、72…センタフレーム、73…ピッチングフレーム、75…突起部、76…嵌合孔、80…支持部材、81…一方端、82…取付軸、83…他方端、84…ピッチングシリンダ、85…ロッド、86…軸、90…支持部、91…ローリングシリンダフレーム、92…軸、95…エンジン出力プーリー、96…フランジ、97…フライホイール、100…内側前後杆、102…連結杆、105…前側ローリング支持軸、106…ボス部、107…グリス溜まり室、108…グリス孔。

Claims (5)

  1. 走行装置(2)を備えた機体フレーム(1)の上部に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の前側に刈取装置(4)を設け、前記脱穀装置(3)の横側にグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の前側の機体フレーム(1)上にエンジン(11)を設け、該エンジン(11)を覆うエンジンカバー(C)と一体のキャビン(12)を設け、該キャビン(12)はグレンタンク(5)の前側に位置する閉鎖位置とキャビン(12)の一部または全部が機体フレーム(1)の外側方へ移動した開放位置との間にわたりリンク機構(15)により移動自在に支持し、該リンク機構(15)は、内側アーム(16)と外側アーム(17)により構成し、該内側アーム(16)および外側アーム(17)の基部を前記エンジン(11)よりも後方の機体フレーム(1)側の固定部に内側基部取付軸(18)と外側基部取付軸(19)で夫々回動自在に取付け、内側アーム(16)と外側アーム(17)の先端部は、キャビン(12)の運転座席(7)よりも前側の所定部分に内側先端取付軸(21)と外側先端取付軸(22)により夫々回動自在に取付け、前記リンク機構(15)の内側アーム(16)と外側アーム(17)の基部を取付ける機体フレーム(1)側の固定フレーム(20)は、内外一対の後側縦フレーム(30、31)を有して構成し、内側の後側縦フレーム(30)には前後方向の内側側部フレーム(32)を設け、外側の後側縦フレーム(31)には前後方向の外側側部フレーム(33)を設け、内側側部フレーム(32)と外側側部フレーム(33)との間には支持フレーム(34)を設け、支持フレーム(34)の上面に前記内側アーム(16)を移動自在に支持したことを特徴とするコンバイン。
  2. 請求項1において、前記内側アーム(16)には横軸回転のローラ(35)を設け、ローラ(35)を支持フレーム(34)の上面に当接させたことを特徴とするコンバイン。
  3. 請求項2において、前記支持フレーム(34)は、内側アーム(16)を固定フレーム(20)に取付ける内側基部取付軸(18)を略中心とする円弧形状に形成したことを特徴とするコンバイン。
  4. 請求項2において、前記支持フレーム(34)を、固定フレーム(20)側に対して着脱自在に構成したことを特徴とするコンバイン。
  5. 請求項2において、前記内側側部フレーム(32)を、固定フレーム(20)側の他の部位に対して着脱自在な構成としたことを特徴とするコンバイン。
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