JP5338568B2 - オイルミストセパレータ - Google Patents
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Description
(作用)
この発明は、ガス流入口から分離室にオイルミスト含有ガスが導入されると、最初に上流側のフィルタの大きい細隙によってオイルミスト含有ガスに含まれる粒径の大きいオイルミストが捕捉されて分離される。分離されたオイルは、上流側のフィルタの細隙を凝集されながら流下し、該フィルタの下面と分離室の底壁との隙間に導かれる。このオイルは前記隙間を流れるガス流によって該フィルタの下流側に押され、下流側のフィルタの下面と底壁との隙間を通過して、下流側のフィルタよりも下方に流動し、オイル排出口に導かれる。
図1に示すように、この第1の実施形態のオイルミストセパレータ11は、エンジンの合成樹脂製のシリンダヘッドカバー12上に配設されている。オイルミストセパレータ11のハウジング13は、前記シリンダヘッドカバー12と一体に形成され、ほぼ四角箱形状をなしている。ハウジング13の一側における底壁13aには、エンジンのクランク室に連通するガス流入口14が形成されている。ハウジング13の他側における上壁13bには、エンジンの吸気通路に連通するガス流出口15が形成されている。そして、ガス流入口14とガス流出口15との間において、ハウジング13内には、オイルミスト含有ガスであるブローバイガスのガス流路16が形成されている。このガス流路16は、ブローバイガスからオイルミストを分離する分離室Rとして機能する。
さて、エンジンが低速で運転されると、その運転にともなって発生する低流速のブローバイガスが図1に示すガス流入口14からハウジング13内に導入され、ガス流路16に沿ってガス流出口15側に流れる。そして、ガス流入口14から第1分離室R1に流入したブローバイガスに含まれる大きな粒径(例えば10μm以上)のオイルミストの一部は、該第1分離室R1の内壁に付着して分離され、内壁を流下して、ガス流入口14からクランク室側に還元される。前記第1分離室R1内に進入したブローバイガスは、第1フィルタ17の細隙を通過する。この過程で、該ブローバイガスに含まれる比較的大きな粒径(例えば1μm以上)のオイルミストが捕捉される。この捕捉されたオイルミストは第1フィルタ17の細隙内で凝集され、流れ落ちる。そして、第1,第2フィルタ17,18の下部を通ってブローバイガスの下流側に流動される。
(1)第1の実施形態においては、図1に示すように、ハウジング13の分離室Rに第1フィルタ17及び第2フィルタ18を所定の間隔、つまり第2分離室R2を形成するようにして配設した。又、第1フィルタ17の繊維の平均繊維径を太く、かつ繊維間の細隙を大きく設定し、第2フィルタ18の繊維の平均繊維径を細く、かつ繊維間の細隙を小さく設定した。このため、ブローバイガスに含まれる大きい粒径のオイルミストを、第1フィルタ17によって効率的に捕捉することができるとともに、小さい粒径のオイルミストを、前記第2フィルタ18によって効率的に捕捉することができ、オイルミストの全体としての分離効率を向上することができる。
次に、この発明を具体化したオイルミストセパレータの第2の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図4に示す第3の実施形態のオイルミストセパレータ11においては、前記分離板21を前記ハウジング13の上壁13bに垂下して、分離板21の下端縁とハウジング13の底壁13aの上面との間に前記第1間隙22を形成し、前記第1フィルタ17を底壁13a上に固定して第1フィルタ17の上端面とハウジング13の上壁13bの下面との間に第2間隙23を形成している。
図5に示す第4の実施形態のオイルミストセパレータ11は、前記第2フィルタ18の断面形状が蛇行状に形状されている。従って、第2フィルタ18はその表面積が広く形成されている。前記ハウジング13の上壁13bに、前記第2フィルタ18と前記第1フィルタ17との間に位置するように、かつ前記第1フィルタ17及び第2フィルタ18と所定の間隔をおいて、分離面24aを有する分離板24が垂下されている。前記分離板24の下端縁と、前記底壁13aの間には、ガス流路となる第3間隙25が形成されている。その他の構成は、図4に示す第3の実施形態の構成と同様である。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
Claims (5)
- オイルミスト含有ガスに含まれるオイルミストを分離する分離室を形成したハウジングの前記分離室の底壁にオイルミスト含有ガスの入口孔を形成するとともに、前記分離室内にオイルミストを分離するためのフィルタを配設し、前記分離室の底壁に分離されたオイルの排出孔を設けたオイルミストセパレータにおいて、
前記分離室内にガス流路の方向に間隔をおいて複数のフィルタを配設し、ガス流路方向に関して、上流側のフィルタの細隙を、下流側のフィルタの細隙よりも大きく設定し、
上流側に配設されたフィルタは、親水性及び親油性を有する材料により形成され、下流側に配設されたフィルタは、撥水性及び撥油性を有する材料により形成されていることを特徴とするオイルミストセパレータ。 - 請求項1において、前記分離室の底壁に、最上流に位置するフィルタの上流側に位置するように、かつ該フィルタと間隔をおいて、分離板を立設し、該分離板の上端縁と、前記分離室の上壁との間に第1間隙を形成し、最上流側に位置するフィルタの下端面と、前記分離室の底壁との間に第2間隙を形成したことを特徴とするオイルミストセパレータ。
- 請求項1において、前記分離室の上壁に、最上流に位置するフィルタの上流側に位置するように、かつ該フィルタと所定の間隔をおいて、分離板を垂下し、該分離板の下端縁と、前記分離室の底壁との間に第1間隙を形成し、最上流のフィルタの上端面と、分離室の上壁との間に第2間隙を形成したことを特徴とするオイルミストセパレータ。
- 請求項3において、前記分離室の上壁に、前記最上流のフィルタ及び次のフィルタの間にそれぞれ所定の間隔をおいて位置するように、分離板を垂下し、該分離板の下端縁とハウジングの底壁との間に第3間隙を形成したことを特徴とするオイルミストセパレータ。
- 請求項2〜4のいずれか一項において、前記分離板には給電装置によりプラスの電荷が付与されるようになっていることを特徴とするオイルミストセパレータ。
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