JP5338268B2 - ディーゼルエンジンの燃焼室構造 - Google Patents

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Description

本発明はディーゼルエンジンの燃焼室構造、特にすすの排出の抑制が可能な燃焼室構造に関し、自動車用等のエンジンの排気対策技術の分野に属する。
ピストンの圧縮上死点近傍で、燃焼室のほぼ中央に配置した燃料噴射弁から燃料を噴射して燃焼させる直噴式のディーゼルエンジンにおいては、例えば特許文献1に開示されているように、ピストンの頂面にキャビティを形成し、該キャビティを含むピストンの頂面と、シリンダと、シリンダヘッドのピストン頂面に対向する面とで燃焼室を構成することがある。
前記キャビティは、燃料噴射弁を中心とする円形で、シリンダヘッドから離れる方向に凹とされたものであるが、その内面形状は、例えば図12に示すように、シリンダ中心線を含む断面において、ピストンの頂面に開口するキャビティ1の開口部周囲の内部より小径とされた絞縮部2と、燃料噴射弁5に近づく方向に凸とされた底面中央部3と、前記絞縮部2と底面中央部3との間をキャビティ中心側に中心を有する円弧を用いて結んだ周辺部4とで構成した形状とされる。
そして、ピストンの圧縮上死点近傍で、燃料噴射弁5から前記キャビティ1の絞縮部2と周辺部4との境界部近傍を指向して燃料が噴射されるように設定され、燃料は、その指向部の壁面に衝突した後、周辺部4の壁面に沿ってキャビティ1の該周辺部4から中央部3に回り込み、燃焼室内の空気と混合しながら燃焼を開始するようになっている。
特開2003−254066号公報
ところで、上記のような形状のキャビティを備えた燃焼室においては、燃料噴射弁から噴射された燃料噴霧とキャビティ内の空気との混合が良好に行われず、混合気の空燃比が部位によって不均一となると、リッチ領域ですすが発生し、そのすすが十分酸化されないまま大気中に排出されることになる。
このすすの発生を抑制し、或いは発生したすすの酸化を促進するためには、キャビティ内で燃料噴霧と空気とが良好に混合され、混合気全体がリーンな状態で均一化されることが望ましい。そのためには、図12に示すように、ピストンの圧縮上死点近傍において燃料噴射弁5からキャビティ1の絞縮部2と周辺部4との境界部近傍を指向して噴射された燃料噴霧Aが、勢いを弱められることなく、矢印aで示すように、周辺部4の円弧状内面に沿って該周辺部4からキャビティ1の底面中央部3に向かうように流れの方向を変えられる必要があり、また、その流れが拡散したり、燃料噴射弁5から噴射された燃料噴霧Aと干渉して分散したりすることなく、さらに矢印bに示すように中央部3に向かい、燃焼室中央部の空気と十分に混ざり合う必要がある。
そこで、本発明は、ピストンの頂面にキャビティが設けられたディーゼルエンジンにおいて、燃料噴霧と空気とが良好に混合し、すすの大気中への排出が抑制される燃焼室構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明は、シリンダと、該シリンダ内を往復動するピストンと、吸排気弁が配設されたシリンダヘッドと、該シリンダヘッドに取り付けられ、前記シリンダのほぼ中央から放射状に燃料を噴射する燃料噴射弁とを有し、かつ、前記ピストンの頂面にシリンダヘッドから離れる方向に凹となる該ピストンの平面視で円形のキャビティが形成され、該キャビティを含むピストンの頂面と、前記シリンダと、前記シリンダヘッドのピストン頂面に対向する面とで燃焼室が構成されたディーゼルエンジンの燃焼室構造であって、前記キャビティのシリンダ中心軸を含む断面上における内面形状が、ピストン頂面のキャビティ開口部の周囲の絞縮部と、前記燃料噴射弁に近づく方向に凸となるキャビティ底部の中央部と、前記絞縮部と中央部との間をキャビティ中心側に中心を有する円弧を用いて結ぶ周辺部とで構成され、前記燃料噴射弁からの燃料噴射時に、その噴射方向が、前記絞縮部と周辺部との境界部近傍を指向するように設定されていると共に、前記周辺部は、前記燃料噴射弁から最も遠い円弧状の第1部分と、該第1部分の前記絞縮部側に位置する円弧状の第2部分と、該第1部分の前記中央部側に位置する円弧状の第3部分とを有し、シリンダ中心軸を含む断面上において、第2部分から第1部分にかけて円弧の半径が小さくなり、第1部分から第3部分にかけて円弧の半径が大きくなるように形成されており、かつ、該周辺部は、前記燃料噴射時において、前記燃料噴射弁の噴孔から最も遠くなる位置と該燃料噴射弁の噴孔とを結ぶ直線を直線Y−Yとし、該直線Y−Yを挟んで、燃料噴霧の進行方向における上流側に前記第1部分の一部と前記第2部分とを位置させ、前記進行方向における下流側に前記第1部分の残部と前記第3部分とを位置させると共に、前記キャビティ底部の中央部は、前記第3部分の前記キャビティ中心側の端部から該キャビティ中心部へ向かって、ピストン頂面からのキャビティ空間深さが徐々に浅くなる山状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃焼室構造において、前記キャビティの内面形状を構成する周辺部の第1〜第3部分は、第2部分の絞縮部側の端部から第1部分を経て第3部分の中央部側の端部に至る間、円弧の半径が連続的に変化するように形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載のディーゼルエンジンの燃焼室構造において、前記キャビティの内面形状を構成する周辺部の第1〜第3部分は、それぞれ所定の半径の円弧で形成されていることを特徴とする。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディーゼルエンジンの燃焼室構造において、前記キャビティの内面形状を構成する絞縮部は、シリンダ中心軸を含む断面上において、反キャビティ中心側に中心を有する円弧で形成されていることを特徴とする。
以上の構成により、本願各請求項の発明によれば、それぞれ次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、ピストンの圧縮上死点近傍において燃料噴射弁から放射状に噴射された燃料噴霧は、ピストン頂面に設けられたキャビティの周辺部と該キャビティの開口部周囲の絞縮部との境界部近傍の壁面に衝突した後、前記周辺部における第2部分に沿ってキャビティの底部に向かうように流れの方向を変えられる。
その場合に、前記第2部分を構成するキャビティ中心側に中心を有する円弧は相対的に曲率半径が大きいので、燃料噴霧が衝突する部位での接線方向と燃料噴射方向とのなす角度を小さくすることができ、これにより、噴射された燃料噴霧が、壁面に激しく衝突して散乱することなく、第2部分に円滑に導入されることになる。
そして、燃料噴霧は第1部分に移動して、ピストンの外方から内方へ方向が変えられることになるが、その際、円弧の曲率半径が第2部分から第1部分にかけて小さくなるから、これらの部分に沿って流れる燃料噴霧の流れは、拡散することなく加速され、噴霧された際の勢いを保持して第3部分に移動することになる。
また、この時点では、既に一部の燃料が燃焼し始めて燃焼ガスが発生することになるが、この燃焼ガスが混ざった燃料噴霧が上記のように第1部分によって加速されることにより、キャビティ周辺部の壁面に付着した燃料が確実に吹き飛ばされ、付着燃料により生じた局部的なリッチ領域で燃焼が行われることによるすすの発生が抑制される。
また、第3部分における円弧の曲率半径は、第1部分より大きくされているから、第3部分に導入された燃料噴霧もしくは半燃焼状態のガスの流れが急激に方向を変えられて、キャビティ壁面から剥離して開口部側に向かうことが回避され、燃料噴射弁から噴射された壁面に衝突する前の燃料噴霧と干渉することが防止される。その結果、燃料噴霧は、勢いを保持したまま分散することなく、キャビティの底面中央部に向けて流れることになり、燃焼室中央部に存在する多量の空気と良好に混合する。
これにより、燃焼室内における混合気の空燃比の不均一な分布によるリッチ領域の発生や、該リッチ領域で燃焼することによるすすの発生が抑制されると共に、混合気全体がリーンな状態で均一化されることにより、燃焼初期ないし中期にすすが発生しても、燃焼後期にその酸化が促進され、すすが大気中に排出されることが抑制される。
そして、前記混合気もしくは燃焼の開始により発生した一部の燃焼ガスは、ピストンの下死点方向への移動により生じる逆スキッシュ流に乗り、容積が拡大しつつある燃焼室に円滑に拡散され、燃焼室全体の空気と混じり合って効率よく動力を発生する。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記キャビティの内面形状を構成する周辺部の第1〜第3部分が、半径が絞縮部側から一旦小さくなった後、再び大きくなるように、連続的に変化する形状に形成されているので、燃料噴霧が第2部分から第1部分に移動する際にスムーズに加速されると共に、さらに第3部分に移動して、キャビティの底面中央部に向けて滑らかに方向が変えられることになり、前記請求項1に記載の発明の効果が一層効果的に達成されることになる。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記キャビティの内面形状を構成する周辺部の第1〜第3部分が、それぞれ所定の半径の円弧で形成されているので、該半径を連続的に変化させる場合に比べて該キャビティの製造が容易であり、低コストで前記請求項1に記載の発明の効果が達成される。
そして、請求項4に記載の発明によれば、前記キャビティの開口部周囲の絞縮部は、シリンダ中心軸を含む断面上において、反キャビティ中心側に中心を有する円弧で形成されているので、キャビティ周辺部の第3部分と絞縮部の境界部近傍の壁面に衝突した一部の燃料噴霧も、あまり散乱することなく、前記周辺部の第2部分側へ滑らかに案内され、噴射された燃料の大部分がキャビティ内にスムーズに導入されることになる。

以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態が適用されたディーゼルエンジンの燃焼室構造を示すもので、このエンジン10の燃焼室11は、シリンダブロック12に形成されたシリンダ12aと、該シリンダ12a内を往復動するピストン13の頂面13aと、吸排気ポート14a、14bをそれぞれ開閉する吸気弁15及び排気弁16が配設されたシリンダヘッド14の前記ピストン頂面13aと対向する下面14cとで構成されている。
また、前記ピストン13の頂面13aには、シリンダヘッド14の下面14cから離れる方向に凹となる円形のキャビティ30が形成されており、該キャビティ30内の空間も前記燃焼室11を構成している。そして、該キャビティ30もしくは燃焼室11の中央に先端部17aが位置するように、前記シリンダヘッド14に燃料噴射弁17が取り付けられている。
次に、図2により、シリンダ中心軸X−Xを含む断面上におけるキャビティ30の内面形状を説明すると、該キャビティ30は、ピストン頂面13aのキャビティ開口部31の周囲の該キャビティ内部より径が小さくされた絞縮部32と、該絞縮部32からキャビティ30の底部に向かう周辺部33と、さらに該周辺部33からキャビティ30の中心部に向かう中央部34とで構成されており、前記中央部34は、その中心部上方に位置する燃料噴射弁17に近づく方向に凸の山状に形成されている。
そして、前記燃料噴射弁17の先端部の周囲には複数の噴孔17a…17aが形成され、ピストン13の圧縮上死点近傍において、図2、図3に示すように、キャビティ周辺部33に向けて放射状に燃料を噴射するように構成されていると共に、シリンダ中心軸X−Xを含む断面上において、燃料噴霧Aが前記キャビティ周辺部33と絞縮部32との境界部の近傍を指向するように、燃料噴射弁17の噴孔17aが設けられている。
また、図2に示すように、前記キャビティ周辺部33は、燃料噴射弁17から最も遠い第1部分33aと、該第1部分33aの前記絞縮部32側に位置する第2部分33bと、該第1部分33aの前記中央部34側に位置する第3部分33cとで構成されている。これらの部分33a、33b、33cは、いずれもキャビティ30の中心側にそれぞれ中心O、O、Oを有する円弧で構成されている。
その場合に、第2部分33bの円弧の半径R2と第3部分の円弧の半径R3とが等しくされていると共に、これらの半径R2、R3に比べて、第1部分33aの半径R1が小さく設定されている。したがって、これらの部分33a、33b、33cでなるキャビティ周辺部33の内面形状は、燃料噴射弁17の噴孔17aと、該噴孔17aから最も遠い第1部分33aの中心位置とを結ぶ直線Y−Yを軸として、その両側の第2部分33b側と第3部分33c側とが対称形となっている。
そして、この周辺部33の第2部分33bに続く前記絞縮部32は、シリンダ中心軸X−Xを含む断面上において、反キャビティ中心側に中心Oを有する円弧で形成されている。
次に、この実施形態の作用を説明する。
まず、図4に示すように、ピストン13の圧縮上死点近傍において燃料噴射弁17から放射状に噴射された燃料噴霧Aがピストン頂面13aに設けられたキャビティ30の周辺部33で、ピストン13の半径方向の外方から内方へ向きを変えられるまでの燃焼初期の状態を説明する。
前記燃料噴霧Aは、キャビティ30の周辺部33と絞縮部32との境界部の近傍の壁面に衝突し、まず、該キャビティ周辺部33における第2部分33bに沿ってキャビティ30の底部に向かうように方向を変えられる。
その場合に、前記第2部分33bを構成するキャビティ中心側に中心Oを有する円弧の半径Rは比較的大きくされているので、図示のように、燃料噴霧Aが衝突する部位での接線T−Tの方向と燃料噴霧Aの噴射方向とのなす角度を小さくすることができ、これにより、燃料噴霧Aが壁面に激しく衝突して周辺に散乱することなく、円滑に第2部分33bに導入されることになる。
また、前記絞縮部32は、シリンダ中心軸X−Xを含む断面上において反キャビティ中心側に中心Oを有する円弧で形成されているので、周辺部33の第2部分33bとの境界部の近傍で該絞縮部32側に衝突した一部の燃料噴霧も、あまり散乱することなく、周辺部33の第2部分33b側へ滑らかに案内され、噴射された燃料の大部分がキャビティ30内にスムーズに導入される。
そして、燃料噴霧は第2部分33bから第1部分33aに移動し、ピストン3の半径方向の外方から内方へ流れの方向が変えられることになるが、その際、第1部分33aの円弧の半径R1は第2部分33bの半径R2より小さいから、燃料噴霧Aの拡散が抑制されると共に、その流れの速度が加速され、噴射された際の勢いを保持して第3部分33cに向かうことになる。
このとき、既に一部の燃料の燃焼が開始されて燃焼ガスが発生し、燃料噴霧は燃焼ガスと未燃燃料とが混ざった半燃焼状態となるが、この半燃焼ガスの流れが前記第1部分33aによって加速されることにより、キャビティ周辺部33の壁面に付着した燃料が吹き飛ばされ、付着燃料により生じた局部的なリッチ領域で燃焼が行われることによるすすの発生が抑制される。
また、キャビティ周辺部33は、第1部分33aにおける燃料噴射時に燃料噴射弁17から最も遠くなる位置Pと該燃料噴射弁17の噴孔17aとを結ぶ直線Y−Yを対称軸とし、その両側の第2部分33b側と第3部分33c側とが対称的に形成されているので、一旦加速された後、減速される半燃焼ガスの流れは、第1部分33aにおける前記位置Pを中心として対称的になり、ピストン13の半径方向の外方から内方へ、流れの方向が、分散することなく、円滑かつ確実に変化することになる。
次に、ピストン13の半径方向の内方へ向きを変えられた半燃焼ガスがキャビティ中央部34で多量の空気と混合するまでの燃焼中期について説明すると、図5に示すように、半燃焼ガスBの流れは、キャビティ周辺部33の第3部分33cにより、該周辺部33から中心部が凸とされたキャビティ底面の中央部34に向けて案内されることになる。
その際、前記周辺部33における第3部分33cの円弧の半径R3は、第1部分33aの半径Rより大きくされているから、第3部分33cに導入された燃料噴霧が急激に開口部31側に向きを変えられて、燃料噴射弁17から噴射された燃料噴霧Aと干渉することが避けられる。
その結果、半燃焼ガスBの流れは、勢いを保持したまま、分散することなくキャビティ30の底面中央部34に向けて流れることになり、燃焼室11の中央部に存在する多量の空気Cと良好に混合し、均一でリーンな燃焼ガスが生成される。そして、その状態で燃焼が進行することにより、リッチ領域で燃焼することによるすすの発生が抑制されると共に、燃焼ガスの全体が相対的にリーンであることにより、一部で発生したすすも効果的に酸化されることになる。
また、上記のようにして生成された燃焼ガスがピストン13を駆動し始める燃焼後期について説明すると、図6に示すように、ピストン13の下降により燃焼室11の容積が増大することにより、キャビティ30の内部からピストン頂面13aとシリンダヘッド下面14cとの間の燃焼室11の周辺空間へガスが流れる逆スキッシュ流が発生する。
一方、燃焼室11の中央部には、上記のようにして生成された燃焼ガスDが存在し、この燃焼ガスDが前記逆スキッシュ流に乗り、燃焼室11の中央部から周辺部に向けて均一に拡散することになる。その結果、燃焼室11の全体の空気が効率よく燃焼に利用されることになり、高い燃焼効率が得られて、燃料の完全燃焼が促進されると共に、ピストン13に大きな駆動力が与えられる。



そして、燃焼終了後の排気行程で、燃焼室11内の排気ガスが大気中に排出されることになるが、上記のように燃焼時におけるすすの発生が抑制されると共に、発生したすすの酸化が促進されることにより、大気中へのすすの排出が効果的に低減されることになる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
この実施形態は、キャビティ周辺部の内面形状として、デカルトの卵型楕円曲線を利用したものである。この卵型楕円曲線は、図7に示すように、焦点S、Sからの距離L1、L2が、m、aを定数として、L1+mL2=aで示される点の集合であり、焦点S、Sを結ぶ中心線y−yと曲線Mとの一方の交点pの近傍では、該交点pで半径が最も小さくなり、該交点pから両側へ離れるに従って半径が連続的に大きくなる。
そこで、図8に示すように、キャビティ130の周辺部133における燃料噴射弁117の噴孔117aから最も遠い位置Pと該噴孔117aとを結ぶ直線Y−Y上に前記卵形楕円曲線Mの中心線y−yを一致させ、かつ、前記位置Pに、該卵形楕円曲線Mとその中心線y−yの交点pを位置させる。また、キャビティ開口部131の周囲の絞縮部132を構成するキャビティ130の反中心側に中心を有する円弧と、燃料噴射弁117側に凸のキャビティ中央部134を形成する曲線とを前記卵形楕円曲線Mの交点pを含む所定の範囲に連続させる。
そして、前記交点pを中心とした一定範囲を第1部分133a、その絞縮部132側の一定範囲を第2部分133b、その中央部134側の一定範囲を第3部分133cとすれば、周辺部133は、前記実施形態と同様に、シリンダ中心軸X−Xを含む断面上において、第2部分133bから第1部分133aにかけて円弧の半径が小さくなり、第1部分133aから第3部分133cにかけて円弧の半径が大きくなるように形成されることになる。
そして、この実施形態については、上記のようにして形成されたキャビティ130のコンピュータ解析用モデルを作成し、燃料噴射弁117から噴射される燃料及びキャビティ中の空気に関する各種パラメータと、所定の関係式とを用い、燃料噴射後のキャビティ130内におけるガスの流速の分布、燃料と空気の当量比の分布、及びガスの温度−当量比特性を解析した。また、比較例として、図8に鎖線で示す周辺部が半径一定の曲線M′で形成されるキャビティのモデルについても解析した。
その結果、燃焼初期の流速分布は、図9(a)に示すとおりであって、比較例モデルでは、ガスの流れが周辺部133′から中央部134′に至る途中でキャビティ壁面から剥離し、拡散しながら開口部131′側に向かっているのに対し、実施形態モデルでは、周辺部133から中央部134にかけて壁面に沿って分散の少ない流れが形成されることが判明した。
また、当量比分布は、図9(b)に示すように、比較例モデルでは、当量比が大きい領域(リッチ領域)が、周辺部133′の第3部分133c′付近で滞留しているのに対し、本発明モデルでは、周辺部133の第3部分133cから中央部134に向けて壁面に沿って流動しているように分布することが示され、燃料噴霧と空気との混合が比較例モデルに比べて促進されていることが判明した。ここで、図の濃く着色した領域は当量比最大の領域を示し、薄く着色した領域は当量比最小の領域を示す。
また、ガスの温度−当量比特性は図9(c)に示すようになり、鎖線で示す比較例モデルでは、ガスの分布が、HC、CO発生領域(不完全燃焼領域)に一部が属し、SOOT領域(すす発生領域)にかなり大きな部分が属しているのに対し、実施形態モデルでは、HC、CO発生領域に属する部分はごく小さく、SOOT領域に属する部分も比較例モデルに比べて小さくなっている。つまり、HC、CO、及びすすの発生が比較例モデルに比べて低減されることが示されている。
また、燃焼中期の解析結果は、図10(a)、(b)、(c)に示すとおりであって、図10(a)に示すように、流速分布は、比較例モデルでは、ガスの流れがキャビティ周辺部133′と中央部134′との境界部近傍で壁面からほぼ完全に剥離して、キャビティ底部から開口部131′側に向かい、キャビティ中央部134′に向かう流れの勢いが弱くなっているのに対し、実施形態モデルでは、キャビティ周辺部133において壁面に沿って加速されたガスが、さらに壁面に沿って中央部134のほぼ中心部まで達している様子が示されており、比較例モデルに比べて、流れの分散が少なく、勢いを保持してキャビティ中央部134に向かっていることが判明する。
また、燃焼中期の当量比分布は、燃焼初期におけるガスの流速分布の結果が反映されたもので、図10(b)に示すように、比較例モデルでは、燃焼初期にガスの流れがキャビティ壁面から剥離して拡散することにより、当量比のリッチ領域がキャビティ周辺部133′と中央部134′の境界部近傍で滞留しているのに対し、実施形態モデルでは、燃焼初期のガスの流れが、周辺部133から中央部134にかけて壁面に沿う分散の少ない流れになっていることにより、当量比分布においても、リッチ領域がキャビティ中央部134まで運ばれていることが示されている。また、最リーン領域が比較例モデルに比べて小さくなっており、良好なガスの流れにより、燃料と空気の混合が比較例モデルより促進されていることが示されている。
そして、これらの結果に対応して、ガスの温度−当量比特性は、図10(c)に示すようになり、比較例モデルでは、HC、CO発生領域にガスの一部が属し、SOOT領域には、相変わらず、かなり大きな部分が属しているのに対し、実施形態モデルでは、HC、CO発生領域に属する部分がなくなると共に、SOOT領域に属する部分もごく小さくなっており、比較例モデルに比べてすすの発生が低減されることが示されている。
さらに、燃焼後期については、当量比分布と、温度―当量比特性を解析したが、その結果は図11(a)、(b)に示すとおりであって、当量比分布は、比較例モデルでは、燃焼中期のガスの流れがキャビティ周辺部133′と中央部134′との境界部近傍で壁面からほぼ完全に剥離して、中央部134′に向かう流れの勢いが弱くなっているため、当量比の最リッチ領域がキャビティ周辺部133′と中央部134′の境界部近傍で滞留している。また、当量比の最リーン領域が燃焼室中央部に大きく残っており、燃料と空気の混合があまり促進されていない様子が示されている。
これに対し、実施形態モデルでは、燃焼中期まで保持されているキャビティ周辺部133から中央部134に向かう勢いのよい流れにより、当量比分布の最リッチ領域及び最リーン領域が小さくなり、燃料噴霧もしくは燃焼ガスと空気との混合が促進されていることが示されている。そして、燃焼ガスが逆スキッシュ流に乗り、燃焼室の周辺部に良好に拡散している状態が示されている。
その結果、図11(b)に示すように、ガスの温度−当量比特性が、実施形態モデルでは、比較例モデルに比べて全体としてリーンな状態に均一化されたものとなり、特にOH領域(すすの酸化領域)に属する割合が比較例モデルに比べて大きく、燃焼初期ないし中期に発生したすすが、燃焼後期に効果的に酸化されることが判明した。
以上のように、本発明によれば、ピストンの頂面にキャビティが設けられたディーゼルエンジンの燃焼室構造として、大気中へのすすの排出が効果的に抑制される構造が実現されることになる。したがって、この種のエンジンを製造する自動車産業等の分野において、好適に利用される可能性がある。
本発明の実施形態に係る燃焼室の断面図である。 燃焼室を構成するキャビティの断面図である。 キャビティが設けられたピストンの平面図である。 燃焼初期の燃焼状態を示す説明図である。 燃焼中期の燃焼状態を示す説明図である。 燃焼後期の燃焼状態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態で用いられる卵形楕円曲線の説明図である。 同曲線用いたキャビティの断面図である。 図8のキャビティについて解析した燃焼初期の解析結果を比較例と共に示すガスの流速分布図、当量比分布図、温度−当量比特性図である。 同じく燃焼中期の解析結果を比較例と共に示すガスの流速分布図、当量比分布図、温度−当量比特性図である。 同じく燃焼後期の解析結果を比較例と共に示すガスの当量比分布図、温度−当量比特性図である。 従来の燃焼室構造を示す断面図である。
符号の説明
11 燃焼室
13 ピストン
17,117 燃料噴射弁
30、130 キャビティ
31、131 開口部
32、132 絞縮部
33、133 周辺部
33a、133a 第1部分
33b、133b 第2部分
33c、133c 第3部分

Claims (4)

  1. シリンダと、該シリンダ内を往復動するピストンと、吸排気弁が配設されたシリンダヘッドと、該シリンダヘッドに取り付けられ、前記シリンダのほぼ中央から放射状に燃料を噴射する燃料噴射弁とを有し、かつ、前記ピストンの頂面にシリンダヘッドから離れる方向に凹となる該ピストンの平面視で円形のキャビティが形成され、該キャビティを含むピストンの頂面と、前記シリンダと、前記シリンダヘッドのピストン頂面に対向する面とで燃焼室が構成されたディーゼルエンジンの燃焼室構造であって、
    前記キャビティのシリンダ中心軸を含む断面上における内面形状が、ピストン頂面のキャビティ開口部の周囲の絞縮部と、前記燃料噴射弁に近づく方向に凸となるキャビティ底部の中央部と、前記絞縮部と中央部との間をキャビティ中心側に中心を有する円弧を用いて結ぶ周辺部とで構成され、
    前記燃料噴射弁からの燃料噴射時に、その噴射方向が、前記絞縮部と周辺部との境界部近傍を指向するように設定されていると共に、
    前記周辺部は、前記燃料噴射弁から最も遠い円弧状の第1部分と、該第1部分の前記絞縮部側に位置する円弧状の第2部分と、該第1部分の前記中央部側に位置する円弧状の第3部分とを有し、
    シリンダ中心軸を含む断面上において、第2部分から第1部分にかけて円弧の半径が小さくなり、第1部分から第3部分にかけて円弧の半径が大きくなるように形成されており、かつ、
    該周辺部は、前記燃料噴射時において、前記燃料噴射弁の噴孔から最も遠くなる位置と該燃料噴射弁の噴孔とを結ぶ直線を直線Y−Yとし、該直線Y−Yを挟んで、燃料噴霧の進行方向における上流側に前記第1部分の一部と前記第2部分とを位置させ、前記進行方向における下流側に前記第1部分の残部と前記第3部分とを位置させると共に、
    前記キャビティ底部の中央部は、前記第3部分の前記キャビティ中心側の端部から該キャビティ中心部へ向かって、ピストン頂面からのキャビティ空間深さが徐々に浅くなる山状に形成されていることを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼室構造。
  2. 前記請求項1に記載の発明において、
    前記キャビティの内面形状を構成する周辺部の第1〜第3部分は、第2部分の絞縮部側の端部から第1部分を経て第3部分の中央部側の端部に至る間、円弧の半径が連続的に変化するように形成されていることを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼室構造。
  3. 前記請求項1に記載の発明において、
    前記キャビティの内面形状を構成する周辺部の第1〜第3部分は、それぞれ所定の半径の円弧で形成されていることを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼室構造。
  4. 前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、
    前記キャビティの内面形状を構成する絞縮部は、シリンダ中心軸を含む断面上において、反キャビティ中心側に中心を有する円弧で形成されていることを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼室構造。
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