JP5336815B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを加工する加工装置に関する。
従来、ワークの所定箇所を加工する加工装置として、例えば、下記特許文献1に記載の装置が知られている。この装置は、支持台にワークがセットされた後に、スピンドルの回転とともに回転するカッターによってワークの所定箇所に孔開け加工を行っている。この装置では、ワークがセットされる支持台の面積が、ワークの面積よりも大きく設定されている。つまり、ワーク全体を支持台上に収める構成となっている。
特開2007−175827公報
従来の加工装置では、支持台の面積が大きくなる結果、装置全体の設置スペースが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ワークを加工する加工装置の設置スペースをより小さくすることを目的とする。
課題を解決するための手段は、以下の発明である。
第1発明は、ワークを略水平な状態で支持する支持テーブルと、前記支持テーブルに支持された前記ワークの所定箇所を加工する加工手段と、を備える加工装置であって、前記支持テーブルの面積は、前記ワークの面積よりも小さく設定されていることを特徴とする加工装置である。
第1発明によれば、ワークを支持する支持テーブルの面積が、ワークの面積よりも小さく設定されている。したがって、装置全体の設置スペースを小さくすることが可能である。
第2発明は、第1発明の加工装置であって、前記支持テーブルの周囲を囲む保護壁を備えており、前記保護壁には、当該保護壁によって囲まれた領域内に前記ワークを出し入れするための開口部が形成されており、前記支持テーブルに前記ワークが支持された状態において、前記ワークの一部が前記開口部からはみ出していることを特徴とする加工装置である。
第2発明によれば、支持テーブルの周囲が保護壁によって囲まれているために、支持テーブルの周囲で作業を行う作業者の安全性を確保することが可能である。また、ワークの一部が開口部からはみ出しているために、作業者の安全性を確保しつつ、装置全体の設置スペースを小さくすることが可能である。
第3発明は、第2発明の加工装置であって、前記開口部を通過する物体を検出する検出手段と、前記検出手段によって物体が検出された場合に、前記加工手段の動作が停止させる制御手段と、を備えることを特徴とする加工装置である。
第3発明によれば、加工手段の動作中に、作業者の手などが開口部を通過した場合であっても、加工手段の動作を自動的に停止させることが可能である。これにより、ワークのセット作業などを行う作業者の安全性を確保することが可能である。
第4発明は、第3発明の加工装置であって、前記開口部は、前記支持テーブルに支持された前記ワークが干渉する領域である第1領域と、前記第1領域以外の領域である第2領域と、を備えており、前記検出手段は、前記開口部のうち前記第1領域を通過する物体を検出する第1通過センサと、前記開口部のうち前記第2領域を通過する物体を検出する第2通過センサと、を備えており、前記支持テーブルに支持された前記ワークの存在を検出するワークセンサを備えており、前記ワークセンサによって前記ワークの存在が検出されているときには、前記第1通過センサが前記第1領域を通過する物体を検出しないことを特徴とする加工装置である。
第4発明によれば、ワークの一部が開口部を通過している場合であっても、第1通過センサがワークを検出しないために、加工手段によるワークの加工動作を継続させることが可能である。
第5発明は、第1発明から第4発明のうちいずれかの加工装置であって、前記ワークを下方から支持する第1支持部、第2支持部、及び第3支持部を備えており、前記第1支持部は、前記支持テーブルの上面に設けられており、前記第2支持部及び前記第3支持部は、前記開口部の左右両側の下端部付近に設けられていることを特徴とする加工装置である。
第5発明によれば、第1支持部、第2支持部、及び第3支持部の計3点でワークを支持できるため、ワークを安定的に支持することが可能である。
第6発明は、第1発明から第5発明のうちいずれかの加工装置であって、前記支持テーブルに支持された前記ワークを下方から突き上げる突き上げ手段を備えることを特徴とする加工装置である。
第6発明によれば、突き上げ手段によってワークを下方から突き上げることによって、ワークを開口部よりも手前側に落下させて容易に取り出すことが可能である。
第7発明は、第1発明から第6発明のうちいずれかの加工装置であって、前記支持テーブルの形状は平面視で略直角三角形状となっており、前記支持テーブルの斜辺に沿うようにして前記開口部が形成されていることを特徴とする加工装置である。
第7発明によれば、例えば2台の加工装置を設置する場合に、支持テーブルの斜辺以外の辺同士を合わせるようにして、2台の加工装置を左右対称に隣接した状態で配置することが可能である。これにより、2台の加工装置を設置した場合の設置スペースを小さくすることが可能である。
第8発明は、第1発明から第7発明のうちいずれかの加工装置であって、前記加工手段は、孔開け装置及び熱かしめ装置であることを特徴とする加工装置である。
第8発明によれば、ワークの所定箇所に対して孔開け加工及び熱かしめ加工を行うことが可能である。これにより、従来よりも少ない設置スペースで、ワークに対して孔開け加工及び熱かしめ加工を行うことが可能である。
本発明によれば、ワークを加工する加工装置の設置スペースをより小さくすることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図1ないし図9によって説明する。
図1は、本実施形態の加工装置30を示す斜視図である。図2は、加工装置30の平面図である。図3は、加工装置30の正面図である。
図1〜図3に示すように、加工装置30は、左右対称である以外は同一の構成を有する2台の加工装置30R、30Lによって構成されている。この2台の加工装置30R、30Lは、左右対称に隣接して配置されている。この2台の加工装置30R、30Lは、ワークWR、WLの所定箇所に対して孔開け加工、熱かしめ加工などの各種の加工を行うことのできる装置である。
図1〜図3に示すように、加工装置30は、右側の加工装置30Rと、左側の加工装置30Lによって構成されている。右側の加工装置30Rは、右側のワークWRに対して孔開け加工及び熱かしめ加工を行うことが可能である。左側の加工装置30Lは、左側のワークWLに対して孔開け加工及び熱かしめ加工を行うことが可能である。
本実施形態において、右側のワークWRは、車両の右側ドアの車室内側に取り付けられるドアトリムである。左側のワークWLは、車両の左側ドアの車室内側に取り付けられるドアトリムである。このドアトリムは、例えばポリプロピレンなどの合成樹脂材料によって形成されており、水平に置いたときに中央部分が上方に湾曲した薄板状に形成されている。
ワークWR、WRは、図2においてほぼ左右対称に形成されている。以下では、主に、右側のワークWRを加工する加工装置30Rを例にとって説明する。
図4は、加工装置30Rの拡大斜視図である。
図4に示すように加工装置30Rは、ワークWRを略水平な状態で支持する支持テーブル40を備えている。また、加工装置30Rは、支持テーブル40に支持されたワークWRの所定箇所に対して孔開け加工を行う孔開け装置60(後述する図5参照)と、支持テーブル40に支持されたワークWRの所定箇所に対して熱かしめ加工を行う熱かしめ装置80(後述する図5参照)と、を備えている。孔開け装置60及び熱かしめ装置80が、本発明の「加工手段」に対応している。
図4に示すように、支持テーブル40は、金属製の板状部材によって形成されており、平面視で略直角三角形状に形成されている。支持テーブル40の面積は、ワークWRの面積よりも小さく設定されている。なお、ここでいうワークWRの面積とは、ワークWRの水平面に対する投影面積のことを意味する。
図1〜図3に示すように、支持テーブル40の周囲には、保護壁90が配置されている。この保護壁90は、支持テーブル40の周囲を囲むようにして配置された金属製のフェンス92a、92b、92cによって構成されている。この保護壁90によって、当該保護壁90によって囲まれた領域S内に作業者の手などが進入することを防止している。
図1に示すように、保護壁90の手前側には、当該保護壁90によって囲まれた領域S内にワークWRを出し入れするための略長方形の開口部96が形成されている。この開口部96は、支持テーブル40の斜辺に沿うようにして形成されている。
図4に示すように、支持テーブル40にワークWRが支持された状態において、ワークWRの一部は、開口部96から外側にはみ出している。ワークWRの残りの部分は、保護壁90によって囲まれた領域S内に収容されている。
図4に示すように、支持テーブル40の上面には、第1支持部43が設けられている。また、開口部96の左右両側の下端部付近には、第2支持部44及び第3支持部45が設けられている。第1支持部43、第2支持部44、及び第3支持部45によって、ワークWRが下方から略水平に支持されている。
第2支持部44及び第3支持部45は、十字型に組まれた2本の棒状部材46a、46bによってそれぞれ構成されている。十字型に組まれた2本の棒状部材46a、46bのうち、水平に組まれた棒状部材46bの先端には、ローラー47が取り付けられている。支持テーブル40にワークWRが支持された状態では、このローラー47の上に、ワークWRの周縁部が載置されるようになっている。
図5は、保護壁90によって囲まれた領域S内を示す斜視図である。
図5に示すように、保護壁90によって囲まれた領域S内には、孔開け装置60が設置されている。孔開け装置60は、略垂直に配設された長尺の鋼製部材からなる本体部62を備えている。この本体部62には、図示しないエアシリンダによって上下方向に駆動されるパンチ64(図3を参照)が取り付けられている。また、支持テーブル40の下方には、パンチ64との間でワークWRを上下方向に打ち抜くことのできる図示しないダイスが配設されている。つまり、孔開け装置60は、パンチ64及び図示しないダイスによって、支持テーブル40に支持されたワークWRの所定箇所に対して孔開け加工を行うことが可能となっている。
図5に示すように、保護壁90によって囲まれた領域S内には、支持テーブル40が設置されている。支持テーブル40の下方には、熱かしめ装置80が収容されている。支持テーブル40の中央付近には貫通孔41が形成されており、この貫通孔41からは熱かしめ装置80の上端部が露出している。この熱かしめ装置80によって、支持テーブル40に支持されたワークWRの所定個所に対して熱かしめ加工を行うことが可能となっている。
図5に示すように、保護壁90によって囲まれた領域S内には、部品セット装置70が設置されている。この部品セット装置70は、ワークWRの上面に部品をセットするための装置である。すなわち、部品セット装置70は、アーム74と、アーム74の先端に取り付けられた吸着ヘッド72を備えており、作業者の手によってセット台76にセットされた部品を吸着ヘッド72によって上方に持ち上げた後に、アーム74が旋回することで当該部品をワークWRの上面に自動的にセットすることが可能となっている。部品セット装置70によってセットされる部品の例としては、例えば、ロゴマークや商品名、商標名等が刻印された樹脂成形品からなるバッジ等が挙げられる。
図5に示すように、上記した第1支持部43は、2本のシャフト43aと、その2本のシャフト43aによって略水平に支持された支持プレート43bを備えている。支持プレート43bは、三日月状に形成された板状部材によって構成されている。支持プレート43bの上面には、2本のワークセットピン42が立設されている。第1支持部43にワークWRをセットするときには、支持プレート43bの上面に立設された2本のワークセットピン42を、ワークWRの下面に形成された係合孔に係合させる(図8を参照)。これにより、ワークWRの水平方向への位置ズレを防止することが可能となっている。
図5に示すように、保護壁90によって囲まれた領域S内には、ワークWRを下方から突き上げることのできるワーク突き上げ装置120が設置されている。ワーク突き上げ装置120の大部分は、支持テーブル40の下方に収容されている。このワーク突き上げ装置120が、本発明の「突き上げ手段」に対応している。
図6は、ワーク突き上げ装置120によってワークWRが突き上げられた後の状態を示す斜視図である。
図6に示すように、ワーク突き上げ装置120は、上方に突出可能なロッド121を備えている。このロッド121の上端部には、ワークWRの下面に当接する当接部材122が取り付けられている。このワーク突き上げ装置120によって、ワークWRを下方から突き上げることが可能であり、加工後のワークWRを開口部96の手前側に落下させて容易に取り出すことが可能となっている。なお、上記したように、ワークWRの周縁部はローラー47の上に載置されているために、このローラー47が回転することでワークWRが手前側に円滑に落下するようになっている。
図1に示すように、開口部96の手前側には、加工装置30Rによって加工されたワークWRを回収するためのワーク受け台130が設置されている。ワーク受け台130は、パイプを組み合わせて形成されたフレーム131に大きめの布132を下方に弛ませた状態で架け渡したものである。この布132によって、開口部96から落下するワークWRを受け止めることが可能となっている。
図7は、図2中の矢印Xの方向から見たときの加工装置30Rの正面図である。図8は、図2中の矢印Yの方向から見たときの加工装置30Rの正面図である。
図7、図8に示すように、開口部96の左右両側には、開口部96を通過する物体を検出することのできるエリアセンサ100が設置されている。エリアセンサ100は、対向して配置された投光器と受光器とを備えており、投光器と受光器との間に複数本のセンサ光線を通し、この複数本の光線が遮断されることで物体が通過したことを検出することが可能なセンサである。複数本の光線の間隔は、上下方向に例えば20〜40mmに設定されている。なお、エリアセンサ100としては、例えば一般に市販されているエリアセンサを用いることが可能である。このエリアセンサ100が、本発明の「検出手段」に対応している。
図7、図8に示すように、開口部96は、支持テーブル40に支持されたワークWRが干渉する領域である第1領域C1と、第1領域C1以外の領域である第2領域C2とに分けることができる。第1領域C1の高さは、開口部96の下端部から、略水平に支持されているワークWRの上端部付近までとなっている。第2領域C2の高さは、略水平に支持されているワークWRの上端部付近から、開口部96の上端部までとなっている。第1領域C1は、開口部96の全領域のうち下側の約1/3を占めている。第2領域C2は、開口部96の全領域のうち上側の約2/3を占めている。
図7、図8に示すように、エリアセンサ100は、第1領域C1を通過する物体を検出することのできる第1エリアセンサ102と、第2領域C2を通過する物体を検出することのできる第2エリアセンサ104とによって構成されている。第1エリアセンサ102が、本発明の「第1通過センサ」に対応している。第2エリアセンサ104が、本発明の「第2通過センサ」に対応している。
また、図7、図8に示すように、保護壁90によって囲まれた領域S内には、支持テーブル40に支持されたワークWRの存在を検出するためのワークセンサ110が設置されている。このワークセンサ110によって、支持テーブル40の上方にワークWRがセットされているか否かを検出することができる。このワークセンサ110としては、例えば、距離設定形の光電センサが用いられる。この光電センサは、内蔵する発光素子から物体に向けて光を発光し、その物体からの反射光を内蔵する受光素子によって検知することで、予め設定された検知距離内での物体の有無を検出するものである。
図9は、加工装置30Rを構成する各装置と制御装置150との電気的な接続関係を示すブロック図である。
図9に示すように、制御装置150は、孔開け装置60、部品セット装置70、熱かしめ装置80、及び、ワーク突き上げ装置120と電気的に接続されている。制御装置150はメモリやハードディスクなどの記憶媒体を備えておおり、この記憶媒体には上記した各装置を制御するための制御プログラムが記憶されている。なお、このような制御装置150としては、例えば、マイコンやパーソナルコンピューターを使用することができる。
また、制御装置150は、第1エリアセンサ102、第2エリアセンサ104、及び、ワークセンサ110と電気的に接続されている。
制御装置150は、第1エリアセンサ102及び第2エリアセンサ104のいずれか一方又は両方が物体を検出した場合に、孔開け装置60、部品セット装置70、熱かしめ装置80、及び、ワーク突き上げ装置120の動作を停止させる。具体的には、これらの各装置に対して、これらの各装置の動作を停止させるための停止信号を出力する。
また、制御装置150は、ワークセンサ110によってワークWRの存在が検出されているときには、第1エリアセンサ102に対して停止信号を出力する。つまり、ワークセンサ110によってワークWRの存在が検出されているときには、第1エリアセンサ102が、第1領域C1を通過する物体を検出しないようになっている。
上述のように構成された加工装置30Rの動作について、(1)支持テーブル40にワークWRが支持されていないときの動作と、(2)支持テーブル40にワークWRが支持されているときの動作とに分けて説明する。
(1)支持テーブル40にワークWRが支持されていないときの動作
支持テーブル40にワークWRが支持されていないときには、ワークセンサ110がワークWRの存在を検出しない。この場合、第1エリアセンサ102は、第1領域C1を通過する物体を検出することが可能であり、第2エリアセンサ104は、第2領域C2を通過する物体を検出することが可能である。このため、ワークWRのセット作業などを行う作業者の手が開口部96に進入した場合であっても、孔開け装置60、部品セット装置70、熱かしめ装置80、及び、ワーク突き上げ装置120の動作を即座に停止させることが可能である。これにより、作業者の安全性を確保することが可能となっている。
(2)支持テーブル40にワークWRが支持されているときの動作
支持テーブル40にワークWRが支持されているときには、ワークセンサ110がワークWRの存在を検出する。この場合、第2エリアセンサ104は、第2領域C2を通過する物体を検出することが可能である。第1エリアセンサ102は、第1領域C1を通過する物体を検出しない。
ところで、支持テーブル40にワークWRが支持されている場合には、ワークWRの一部が開口部96を通過しており、ワークWRの一部が保護壁90で囲まれた領域Sの外側にはみ出している(図2参照)。このため、第1エリアセンサ102によってワークWRが検出されてしまい、孔開け装置60、部品セット装置70、熱かしめ装置80、及び、ワーク突き上げ装置120の動作が停止してしまうかとも思える。
しかし、本実施形態の加工装置30Rでは、ワークセンサ110によってワークWRの存在が検出されている場合には、第1エリアセンサ102は、第1領域C1を通過する物体を検出しない。このため、孔開け装置60、部品セット装置70、熱かしめ装置80、及び、ワーク突き上げ装置120の動作を停止させることなく、これらの各装置の動作を継続させることが可能となっている。
一方、ワークセンサ110によってワークWRの存在が検出されている場合には、第2エリアセンサ104が、第2領域C2を通過する物体を検出する。これにより、ワークWRのセット作業などを行う作業者の安全性を確保することが可能となっている。
なお、第1エリアセンサ102が第1領域C1を通過する物体を検出していない場合であっても、開口部96に作業者の手などが進入するおそれはない。なぜなら、この場合には、第1領域C1にはワークWRが存在しているために、このワークWRが壁になって、作業者の手などが保護壁90によって囲まれた領域S内に進入することが阻止されるからである。
本実施形態の加工装置30Rによれば、ワークWRを支持する支持テーブル40の面積が、ワークWRの面積よりも小さく設定される。したがって、加工装置30R全体の設置スペースを従来よりも小さくすることが可能である。
本実施形態の加工装置30Rによれば、支持テーブル40の周囲が保護壁90によって囲まれているために、支持テーブル40の周囲で作業を行う作業者の安全性を確保することが可能である。また、ワークWRの一部が開口部96からはみ出しているために、作業者の安全性を確保しつつ、加工装置30R全体の設置スペースを従来よりも小さくすることが可能である。
本実施形態の加工装置30Rによれば、孔開け装置60あるいは熱かしめ装置80の動作中に作業者の手が開口部96を通過した場合であっても、これら各装置の動作を自動的に停止させることが可能である。これにより、ワークのセット作業などを行う作業者の安全性を確保することが可能である。
本実施形態の加工装置30Rによれば、支持テーブル40に支持されたワークWRの一部が開口部96を通過している場合であっても、第1エリアセンサ102がワークWRを検出しないために、孔開け装置60あるいは熱かしめ装置80によるワークWRの加工動作を継続させることが可能である。
本実施形態の加工装置30Rによれば、第1支持部43、第2支持部44、及び第3支持部45の計3点でワークWRを支持できるため、ワークWRを安定的に支持することが可能である。
本実施形態の加工装置30Rによれば、突き上げ装置120によってワークWRを下方から突き上げることによって、ワークWRを開口部96よりも手前側に落下させて容易に取り出すことが可能である。
本実施形態の加工装置30によれば、例えば左右対称な2台の加工装置30R、30Lを設置する場合に、支持テーブル40の斜辺以外の辺同士を合わせるようにして、2台の加工装置30R、30Lを左右対称に隣接した状態で配置することが可能である。これにより、2台の加工装置30R、30Lを設置した場合の設置スペースを従来よりも小さくすることが可能である。
本実施形態の加工装置30Rによれば、ワークWRの所定箇所に対して孔開け加工及び熱かしめ加工を行うことが可能である。これにより、従来よりも少ない設置スペースで、ワークWRに対して孔開け加工及び熱かしめ加工を行うことが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ワークの所定箇所を加工するための加工手段として、孔開け装置60、熱かしめ装置80などを例示したが、加工手段はこれらに限定されるものではない。加工手段は、例えば、ワークの所定箇所を切削する切削装置や、ワークの所定箇所を切断する切断装置であってもよい。
(2)上記実施形態では、開口部を通過する物体を検出する検出手段として、開口部の左右両側に対向して配置された受光部と投光部とを有するエリアセンサ100を例示したが、検出手段はこれに限定されない。検出手段は、例えば、受光部と投光部が一体となっており、開口部の左右両側のいずれか一方に設けられるタイプのエリアセンサであってもよい。
(3)上記実施形態では、支持テーブルに支持されているワークの存在を検出するワークセンサ110が光電センサである例を示したが、光電センサ以外のセンサを使用してもよい。例えば、ワークの下方に押し込み式のスイッチを配置しておき、ワークの自重によってこのスイッチが押されることでワークの存在を検出するセンサを使用してもよい。
(4)上記実施形態では、加工装置によって加工されるワークWR、WLが、車両用ドアの車室内側に取り付けられるドアトリムである例を示したが、加工装置によって加工されるワークはこれに限定されるものではない。ワークは、例えば、ドアトリム以外の樹脂成形品であってもよい。
加工装置を示す斜視図である。 加工装置の平面図である。 加工装置の正面図である。 加工装置の拡大斜視図である。 保護壁によって囲まれた領域内を示す斜視図である。 ワーク突き上げ装置によってワークが突き上げられた後の状態を示す斜視図である。 図2中の矢印Xの方向から見たときの加工装置の正面図である。 図2中の矢印Yの方向から見たときの加工装置の正面図である。 加工装置を構成する各装置と制御装置との電気的な接続関係を示すブロック図である。
符号の説明
30、30R、30L…加工装置
40…支持テーブル
43…第1支持部
44…第2支持部
45…第3支持部
60…孔開け装置(加工手段)
70…部品セット装置
80…熱かしめ装置(加工手段)
90…保護壁
96…開口部
100…エリアセンサ(検出手段)
102…第1エリアセンサ(第1通過センサ)
104…第2エリアセンサ(第2通過センサ)
110…ワークセンサ
120…ワーク突き上げ装置
150…制御装置(制御手段)
C1…第1領域
C2…第2領域
WR、WL…ワーク
S…保護壁によって囲まれた領域

Claims (5)

  1. ワークを略水平な状態で支持する支持テーブルと、前記支持テーブルに支持された前記ワークの所定箇所を加工する加工手段と、を備える加工装置であって、
    前記支持テーブルの面積は、前記ワークの面積よりも小さく設定されており、
    前記支持テーブルの周囲を囲む保護壁をさらに備えており、
    前記保護壁には、当該保護壁によって囲まれた領域内に前記ワークを出し入れするための開口部が形成されており、
    前記支持テーブルに前記ワークが支持された状態において、前記ワークの一部が前記開口部からはみ出している構成とされ、
    前記開口部を通過する物体を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって物体が検出された場合に、前記加工手段の動作を停止させる制御手段と、をさらに備え、
    前記開口部は、前記支持テーブルに支持された前記ワークが干渉する領域である第1領域と、前記第1領域以外の領域である第2領域と、を備えており、
    前記検出手段は、前記開口部のうち前記第1領域を通過する物体を検出する第1通過センサと、前記開口部のうち前記第2領域を通過する物体を検出する第2通過センサと、を備えており、
    前記支持テーブルに支持された前記ワークの存在を検出するワークセンサをさらに備えており、
    前記ワークセンサによって前記ワークの存在が検出されているときには、前記第1通過センサが前記第1領域を通過する物体を検出しないことを特徴とする加工装置。
  2. ワークを略水平な状態で支持する支持テーブルと、前記支持テーブルに支持された前記ワークの所定箇所を加工する加工手段と、を備える加工装置であって、
    前記支持テーブルの面積は、前記ワークの面積よりも小さく設定されており、
    前記支持テーブルの周囲を囲む保護壁をさらに備えており、
    前記保護壁には、当該保護壁によって囲まれた領域内に前記ワークを出し入れするための開口部が形成されており、
    前記支持テーブルに前記ワークが支持された状態において、前記ワークの一部が前記開口部からはみ出している構成とされ、
    前記ワークを下方から支持する第1支持部、第2支持部、及び第3支持部をさらに備えており、
    前記第1支持部は、前記支持テーブルの上面に設けられており、
    前記第2支持部及び前記第3支持部は、前記開口部の左右両側の下端部付近に設けられていることを特徴とする加工装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の加工装置であって、
    前記支持テーブルに支持された前記ワークを下方から突き上げる突き上げ手段を備えることを特徴とする加工装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の加工装置であって、
    前記支持テーブルの形状は平面視で略直角三角形状となっており、前記支持テーブルの斜辺に沿うようにして前記開口部が形成されていることを特徴とする特徴とする加工装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の加工装置であって、
    前記加工手段は、孔開け装置及び熱かしめ装置であることを特徴とする加工装置。
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