JP5335761B2 - 露光装置 - Google Patents

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本発明は、プリント配線基板又は液晶基板などの被露光基板に回路パターンを転写するととともに、回路パターンの周辺領域に記号などの情報データを転写する露光装置に関するものである。
プリント配線基板には、回路パターン以外に、製品の合否を決めるため特定の試験用又は品質適合試験用の回路の一部が形成されることがある。試験用の回路は一般にテストクーポン(Test coupon)又はテストパターン(Test pattern)と呼ばれている(以下、テストクーポン情報と呼ぶ。)また、プリント配線基板には、回路パターン又はテストクーポン情報以外に、プリント配線基板を管理する記号、およびプリント配線基板を切断・分割した後の回路パターン領域を管理する文字情報又は図形情報が形成されることもある。以下、本明細書では、テストクーポン情報、文字情報及び図形情報を総称して情報データと呼ぶ。
上述したような回路パターンと情報データとを転写する露光装置が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の露光装置は、予め回路パターンとともに情報データが描かれたフォトマスクを用意している。特許文献1の露光装置は、光源とフォトマスクとの間に配置されたマスキング装置を用いて、フォトマスクから不必要な回路パターン又は情報データをマスキングしている。そして特許文献1の露光装置は、マスキングされなかったフォトマスクの回路パターン又は情報データをプリント配線基板に転写している。
特開2006−072100
しかし、フォトマスクに描かれる情報データは、用途又は生産ロットに応じて変更されることが多い。このため、フォトマスクに情報データが描かれていると、フォトマスクに描かれた回路パターンに変更が無い場合でも新たにフォトマスクを作成しなければならない。このためフォトマスクの製造コストが上がってしまう問題が生じる。また回路パターンが同じであっても複数のフォトマスクを用意しなければならず、そのフォトマスク管理が複雑になるという問題が生じている。
本発明は、上記の問題点に鑑み創案されたものであり、情報データを適宜変更しながら回路パターンを転写できる露光装置を提供することにある。
第1の観点の露光装置は、紫外線を含む第1光を放射する第1光源と、第1光を使ってフォトマスクに描かれた第1パターン情報を基板に転写する投影露光ユニットと、第1パターン情報を転写するように投影露光ユニットに対して基板を載置して移動する基板ステージと、基板ステージを配置する架台と、第1光源とは異なって配置され紫外線を含む第2光を放射する第2光源と、第2光を使って電子的に作成された第2パターン情報を基板に転写する空間光変調ユニットと、架台に配設され空間光変調ユニットを基板ステージの移動方向に平行な方向に移動させる空間光変調ユニット移動手段と、を備える。
第2の観点の露光装置は、紫外線を含む第1光を放射する第1光源と、第1光を使ってフォトマスクに描かれた第1パターン情報を基板に転写する投影露光ユニットと、第1パターン情報を転写するように投影露光ユニットに対して基板を載置して移動する基板ステージと、第1光源とは異なって配置され紫外線を含む第2光を放射する第2光源と、第2光を使って電子的に作成された第2パターン情報を基板に転写する空間光変調ユニットと、基板ステージに配設され空間光変調ユニットを基板ステージの移動方向に平行な方向に移動させる空間光変調ユニット移動手段と、を備える。
第3の観点の露光装置において、投影露光ユニットが第1パターン情報を転写中に、空間光変調ユニット移動手段は空間光変調ユニットを走査し空間光変調ユニットが第2パターン情報を転写する。
第4の観点の露光装置において、基板ステージが移動する間に、空間光変調ユニット移動手段は空間光変調ユニットを走査し空間光変調ユニットが第2パターン情報を転写する。
第5の観点の露光装置において、投影露光ユニットによる転写および基板ステージの移動に非同期で、空間光変調ユニット移動手段は空間光変調ユニットを走査し空間光変調ユニットが第2パターン情報を転写する。
第6の観点の露光装置において、空間光変調ユニット移動手段は投影露光ユニットによる転写領域とは隣り合わない領域で空間光変調ユニットを走査する。
第7の観点の露光装置において、空間光変調ユニットは、空間光変調ユニット移動手段によって移動する際に生じる加減速による反動を抑える反動抑制手段を備える。
第8の観点の露光装置において、反動抑制手段は所定重さのカウンターマスと空間光変調ユニットの移動方向と加減速とに応じて反動を抑えるカウンターマスの移動方向と加減速とを予め記憶した記憶部とを有している。
第9の観点の露光装置において、反動抑制手段は空間光変調ユニットに載置されている。
本発明による露光装置は、情報データを適宜変更しながらフォトマスクに描かれた回路パターンを転写できる。
第1露光装置100の全形の斜視図である。 (a)は、第1露光装置100を上面から見た図である。 (b)は、第1露光装置100の側面から見た図である。 空間光変調ユニット40と投影露光ユニット70とを示した拡大概念図である。 空間光変調ユニット40にカウンターマス駆動部80を配置した図である。 第1露光装置100の制御部90の構成を示したブロック図である。 第1露光装置100の転写フローチャートである。 転写されたプリント配線基板PWAを示した平面図である。 タイミングチャートの第1例である。 タイミングチャートの第2例である。 タイミングチャートの第3例である。 第2露光装置200の全形の斜視図である。 (a)は、第2露光装置200を上面から見た図である。 (b)は、第2露光装置200の側面から見た図である。
<第1露光装置100の構成>
以下、第1露光装置100の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1露光装置100の全形の斜視図である。図1では、筐体11の長軸方向がX軸方向で、短軸方向がY軸方向で描かれている。また、投影露光ユニット70の配置をわかりやすくするために、投影露光ユニット70を支える支柱類が図示されていない。
第1露光装置100は、筐体11、空間光変調ユニット40、基板ステージ60及び投影光学ユニット70から構成されている。筐体11は、空間光変調ユニット40、基板ステージ60及び投影光学ユニット70を支えるとともに、その内部に空間光変調ユニット40、基板ステージ60及び投影光学ユニット70を制御する制御部90が配置されている。筐体11は、不図示の防振マウントで支えられている。
空間光変調ユニット40は、第1空間光変調ユニット駆動部50に載置されている。第1空間光変調ユニット駆動部50は、Y軸方向に伸びる梁と梁の端からZ軸方向に伸びる支柱とからなる門型フレーム55を有している。第1空間光変調ユニット駆動部50は空間光変調ユニット40をX軸方向及びY軸方向に移動させる。
空間光変調ユニット40はプリント配線基板PWAの周辺領域にプリント配線基板PWAを管理する基板管理用の文字情報又は図形情報を転写することができる。またプリント配線基板PWAは製品として複数に切断・分割されることもあるため、空間光変調ユニット40は分割後の各分割基板を管理する基板管理用の文字情報又は図形情報を転写することもできる。さらに空間光変調ユニット40は品質適合試験などのテストクーポンもしくはテストパターンを含むテストクーポン情報を転写することもできる。
筐体11の上部には筐体11の基板ステージ60が設置される。基板ステージ60は、例えば、ボールねじ、スライドガイド及びねじ駆動用モータ等のステージ駆動部65(図2を参照)を有している。基板ステージ60はステージ駆動部65によってX軸方向及びY軸方向に移動することができる。また、基板ステージ60は、矩形状形のプリント配線基板PWAに合わせて、矩形形状の表面を有している。その表面には基板吸着孔が形成されている。基板ステージ60はプリント配線基板PWAを吸着して固定する。基板ステージ60はその上面にプリント配線基板PWAをθ方向に回転する回転テーブル(不図示)を有していてもよい。また第1露光装置100は、基準位置から基板ステージ60までのX軸方向又はY軸方向の位置を測定する測長器を有している。
投影光学ユニット70は複数のレンズ又は複数のミラーなどから構成されている。投影光学ユニット70は不図示の支柱によって支えられ固定されている。投影光学ユニット70を挟んでプリント配線基板PWAの反対側には回路パターンPAが描かれたフォトマスクMKが配置されている。投影光学ユニット70は紫外線を含む光で照射されたフォトマスクMKの回路パターンPAをプリント配線基板PWAに転写する。実施形態では、ダイソン型と呼ばれる反射型の投影光学ユニットが使用されているが、複数のレンズのみからなる屈折型の投影光学ユニットが使用されてもよいし、オフナー型と呼ばれる反射式の投影光学ユニットが使用されてもよい。
図2(a)は第1露光装置100を上面から見た平面図である。図2(b)は第1露光装置100の側面から見た側面図である。
プリント配線基板PWAは不図示の搬送装置により例えば図2(a)の左側から搬入される。プリント配線基板PWAはプリント配線基板PWAの基準辺が基板ステージ60の所定位置に合致させるように載置されて吸着される。矩形のプリント配線基板PWAの一辺はX軸方向にほぼ平行で且つ他の一辺はY軸方向にほぼ平行である。プリント配線基板PWAを載置した基板ステージ60は、ステージ駆動部65によって筐体11の上部の左側(−X軸側)の端から右側(+X軸側)の端まで移動することができる。基板ステージ60がX軸方向とY軸方向とに移動することで、プリント配線基板PWAの任意の転写領域が投影光学ユニット70の下方に来る。
第1空間光変調ユニット駆動部50の門型フレーム55は、Y軸方向に伸びる梁55aと梁の端からZ軸方向に伸びる一対の支柱55bとを有する。梁55aには、空間光変調ユニット40をY軸方向に移動させるY軸駆動装置53が設けられている。また一対の支柱55bの先端には、空間光変調ユニット40をX軸方向に移動させるX軸駆動装置51が設けられている。X軸駆動装置51は筐体11の側面に接続されている。空間光変調ユニット40がX軸方向とY軸方向とに移動したり、基板ステージ60がX軸方向とY軸方向とに移動したりすることで、プリント配線基板PWAの任意の転写領域が空間光変調ユニット40の下方に来る。
X軸方向に移動する空間光変調ユニット40の上には、カウンターマス駆動部80が配置されている。カウンターマス駆動部80は、カウンターマスをX軸方向に駆動するX軸カウンターマス駆動部80xとカウンターマスをY軸方向に駆動するY軸カウンターマス駆動部80yとを有している。カウンターマス駆動部80は、空間光変調ユニット40が加速又は減速する際に生じる反動を抑える。
<空間光変調ユニット40の構成>
図3は空間光変調ユニット40、光源20及び投影光学ユニット70の構成を示した概念図である。
空間光変調ユニット40は高圧水銀ランプ41、第1光学系43、コールドミラー44、ミラーブロック46、DMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)47及び第2光学系48で構成される。高圧水銀ランプ41は、g線(365nm)、h線(405nm)及びi線(436nm)を含む光を照射する。第1光学系は、楕円ミラー及び複数のレンズ群で構成される。コールドミラー44は赤外線を透過し紫外線を含む光を反射する。
高圧水銀ランプ41から第2光学系48はカバー42で囲まれ、光学系以外へ光が漏れない構造となっている。またカバー42の一部には、梁55aに設けられたY軸駆動装置53と係合する係合部42aが設けられている。またカバー42にはX軸カウンターマス駆動部80xとカウンターマスをY軸方向に駆動するY軸カウンターマス駆動部80yとが配置されている。
コールドミラー44の下方(基板側)には反射ミラーとハーフミラーとを組み合わせたミラーブロック46が配置されている。ミラーブロック46に隣接してDMD47が配置され、ミラーブロック46の下方(基板側)には第2光学系48が設置されている。第2光学系48の光軸はプリント配線基板PWAの表面に対して垂直に配置される。DMD47の光軸は第2光学系48の光軸に対してほぼ垂直に配置される。
DMD47は、可動式の約100万個のマイクロミラーから構成されている。各マイクロミラーの鏡面サイズはおよそ10数μm角で格子状に配列されている。各マイクロミラーは鏡面をプラス/マイナス12度傾斜させることができる。マイクロミラーが「ON」のときは光線がプリント配線基板PWA側に反射される。マイクロミラーが「OFF」のときは光線が不図示の紫外線吸収体側に反射される。従って、各マイクロミラーを個別に駆動することにより、DMD47は、テストクーポン情報、文字情報又は図形情報(以下、情報データと呼ぶ。)に空間変調された光線をプリント配線基板PWAに対して照射することができる。
DMD47とプリント配線基板PWA上に形成されたフォトレジスト面とは共役位置に配置される。プリント配線基板PWAの厚さが異なる場合には、第2光学系48を通過した光線は、プリント配線基板PWAの感光性物質であるフォトレジスト面に結像しない。プリント配線基板PWAのフォトレジスト面へ照射される光線の焦点距離が適切でない場合は、第2光学系48の焦点位置を調節させてDMD47の位置とプリント配線基板PWAのフォトレジスト面の位置とを共役関係にさせる。
高圧水銀ランプ41から射出された光線は、第1光学系43に入射しコリメートされる。第1光学系43から射出された光線は、コールドミラー44でプリント配線基板PWA側に反射され、ミラーブロック46に入射する。ミラーブロック46に入射した光線はDMD47に向かい、DMD47で情報データに空間変調される。空間変調された光線は、再びミラーブロック46に入射し、第2光学系48を経由してプリント配線基板PWAのフォトレジスト面に照射される。
プリント配線基板PWAに転写される情報データは、DMD47で100万個のマイクロミラーの向きを電子的に換える。このためプリント配線基板PWAに転写される情報データは、適宜変更される。
<光源20及び投影光学ユニット70の構成>
図3に示されるように、投影光学ユニット70の上方(+Z軸側)にはマスクステージMKSに載置されたフォトマスクMKが配置されている。そのフォトマスクMKの上方に光源20が配置されている。
光源20は、高圧水銀ランプ21、照明光学系23及びシャッタ部25で構成されている。高圧水銀ランプ21はカバー29で囲まれ、カバー29は光学系以外の光が漏れない構造となっている。高圧水銀ランプ21は、g線、h線及びi線を含む光を照射する。
高圧水銀ランプ21から射出された光線は楕円ミラーによって基板方向へ反射し、照明光学系23で集光される。照明光学系23に入射した光線は平行光に矯正されフォトマスクMKへ向け出射する。照明光学系23はフォトマスクMKに描かれた回路パターンPAに対して垂直に配置される。
高圧水銀ランプ21からフォトマスクMKまでの間には、シャッタ部25が配置される。本実施形態では、照明光学系23の下方にシャッタ部25が配置されている。シャッタ部25はシャッタ羽根25a及びシャッタ駆動部25bからなる。シャッタ駆動部25bは回転モータ等からなり、シャッタ羽根25aを光路中に入れたり又は光路から外したりする。このようにしてシャッタ部25は高圧水銀ランプ21から射出された光線を遮断したり通過させたりする。プリント配線基板PWAの転写領域にフォトマスクMKの回路パターンPAを転写する際にはシャッタ羽根25aが光路から外れ、次の転写領域にプリント配線基板PWAが動く際にはシャッタ羽根25aが光路に入る。
つぎに、投影光学ユニット70について説明する。投影光学ユニット70は、入射側凸レンズ71および出射側凸レンズ72と、この入射側凸レンズ71および出射側凸レンズ72の間に配置された反射ミラー73と、補正レンズ75と、凹面反射ミラー77とを鏡筒78内に備えている。
入射側凸レンズ71および出射側凸レンズ72は、同一の屈折率であり共軸となる位置に配置されている。反射ミラー73は、入射側凸レンズ71からの投影光を補正レンズ75及び凹面反射ミラー77へ導く第1反射面73aと、補正レンズ75及び凹面反射ミラー77からの投影光を出射側凸レンズ72へ導く第2反射面73bとを有する。複数のレンズからなる補正レンズ75は反射ミラー73からの投影光の収差を補正する。凹面反射ミラー77は、補正レンズ75を介して送られる投影光を反射する。
投影光学ユニット70はフォトマスクMKの回路パターンPAを透過した投影光をプリント配線基板PWAのフォトレジスト面へ投影する。
<カウンターマス駆動部80の構成>
図4は、空間光変調ユニット40のカバー42の上面(天井面)にカウンターマス駆動部80を配置した図である。カウンターマス駆動部80は、ガイドレール83とカウンターマス85とから構成される。カウンターマス85内にはカウンターマス85自体をガイドレール83に沿って直線状に移動させるパルスモータ類が内蔵されている。またカウンターマス85には必要な重さになるように錘も内蔵されている。X軸カウンターマス駆動部80xはカウンターマス85をX軸方向に駆動するようにX軸に平行に配置され、Y軸カウンターマス駆動部80yはカウンターマス85をY軸方向に駆動するようにY軸に平行に配置されている。
空間光変調ユニット40が加速又は減速する際には、空間光変調ユニット40自体又は門型フレーム55自体の重量により、空間光変調ユニット40が振動したり門型フレーム55が振動したりする。空間光変調ユニット40又は門型フレーム55が振動していると、最悪の場合、空間光変調ユニット40による情報データの転写がずれたりして精度良く転写ができない。そこで、空間光変調ユニット40が+X軸方向に加速又は減速する際に、X軸カウンターマス駆動部80xはカウンターマス85を−X軸方向に加速又は減速するように駆動する。また、空間光変調ユニット40が+Y軸方向に加速又は減速する際に、Y軸カウンターマス駆動部80yはカウンターマス85を−Y軸方向に加速又は減速するように駆動する。
これにより、空間光変調ユニット40が情報データをプリント配線基板PWAに転写する際に生じる際又は次の転写領域に移動する際に生じる空間光変調ユニット40又は門型フレーム55の反動を抑制する。
<制御部90の構成>
図5は、第1露光装置100の制御部90の構成を示したブロック図である。第1露光装置100は制御部90で制御される。制御部90は、情報データの転写を制御する情報データ露光制御部91、回路パターンの転写を制御する回路パターン露光制御部92及び空間光変調ユニット40に生じる反動を抑制する反動抑制制御部98を有している。情報データ露光制御部91、回路パターン露光制御部92及び反動抑制制御部98は記憶装置MMに接続され、また互いに情報を交換できるように接続されている。
記憶装置MMには、プリント配線基板PWAの転写データ、回路パターンの転写領域のデータ、情報データの位置情報、プリント配線基板PWAのフォトレジスト感度、及び基板ステージ60の移動速度などのデータが記憶されている。また、記憶装置MMには、予め門型フレーム55がX軸方向に加速又は減速する際にカウンターマス85をX軸方向にどのぐらいの速度で加速又は減速すれば空間光変調ユニット40への反動を抑えることができるかのデータがルックアップテーブルとして記憶されている。同様に、記憶装置MMには、予め空間光変調ユニット40がY軸駆動装置53によってY軸方向に加速又は減速する際にカウンターマス85をY軸方向にどのぐらいの速度で加速又は減速すれば空間光変調ユニット40への反動を抑えることができるかのデータがルックアップテーブルとして記憶されている。記憶装置MMに記憶されるデータは制御部90に接続された外部入力部99(例えば工場側LANもしくは手入力)により入力される。
情報データ露光制御部91は、DMD駆動回路93及び第1空間光変調ユニット駆動部の制御回路94に接続されている。情報データ露光制御部91は記憶装置MMに記憶された識別記号転写データをDMD駆動データに変換する。DMD駆動回路93は空間光変調ユニット40のDMD47に接続されており、約100万個のマイクロミラーをプラス/マイナス12度傾斜させる。第1空間光変調ユニット駆動部の制御回路94は、第1空間光変調ユニット駆動部50のX軸駆動装置51及びY軸駆動装置53に接続されており、空間光変調ユニット40をX軸方向及びY軸方向に移動させる。情報データ露光制御部91は、記憶装置MMに記憶されたプリント配線基板PWAのフォトレジスト感度などの条件に基づき、第1空間光変調ユニット駆動部の制御回路94に移動速度を伝達する。つまり情報データ露光制御部91は、プリント配線基板PWAの複数の領域に情報データを転写するように制御する。
回路パターン露光制御部92は、ステージ制御回路96及びシャッタ制御回路97に接続されている。ステージ制御回路96は基板ステージ60のステージ駆動部65に接続されており、基板ステージ60をX軸方向及びY軸方向に移動させる。シャッタ制御回路97は光源20のシャッタ部25に接続されており、シャッタ部25を開閉させる。つまり回路パターン露光制御部92は、プリント配線基板PWAの複数の領域にフォトマスクMKの回路パターンPA(図1を参照)を転写するように制御する。
反動抑制制御部98は、カウンターマス駆動部80に接続されており、空間光変調ユニット40に加速又は減速時に生じる反動を小さくするように、カウンターマス85を駆動する信号を伝達する。
<第1露光装置100の動作>
第1露光装置100の動作について説明する。図6は第1露光装置100の転写フローチャートである。図7に示されたプリント配線基板PWAの平面図を参照しながら説明する。
図7に示されたプリント配線基板PWAは回路パターンPA(転写領域AA1)又は情報データ(M1,M2)が転写されているが、転写前のプリント配線基板PWAにはそれらは転写されていない。またプリント配線基板PWAの表面には感光性物質であるフォトレジストFRが形成されている。
最初にプリント配線基板PWAが不図示の搬送装置により基板ステージ60に搬入される。
ステップS111において、回路パターン露光制御部92からステージ制御回路96に、基板ステージ60の移動が指示される。
ステップS112において、ステージ制御回路96が基板ステージ60をX軸方向又はY軸方向に移動させ、投影露光ユニット70の下にプリント配線基板PWAの転写領域が来るまで移動させる。ステージ制御回路96はプリント配線基板PWAの所定の転写領域に達したら基板ステージ60を停止させる。例えば、図7の転写領域AA1が投影露光ユニット70の下に来る。
ステップS113において、基板ステージ60が停止している状態で、シャッタ制御回路97はシャッタ25を開く。これにより投影露光ユニット70を介して回路パターンPAが配線基板PWAに転写される。一定時間経過後にシャッタ制御回路97はシャッタ25を閉じる。図7ではハッチングで示されているように、転写領域AA1に回路パターンPAが転写されている。
ステップS114において、回路パターン露光制御部92はすべての転写領域が転写されたか判断する。例えば図7の転写領域AA1だけしか転写されていなければ、ステップS111に進む。転写領域AA1〜AA6まで転写されていれば投影露光ユニット70による転写が終了する。
このように、投影露光ユニット70による転写は、基板ステージ60が転写領域に移動し停止する毎に、シャッタ25が開かれ且つ閉じられることで回路パターンPAが配線基板PWAに転写される(ステップアンドリピートと呼ばれる。)。この動作を繰り返すことで、図7に示されるように、6個の転写領域AA1〜AA6に回路パターンPAが転写される。
次にステップS121において、情報データ露光制御部91からユニット駆動部制御回路94に、空間光変調ユニット40の移動が指示される。
ステップS122において、ユニット駆動部制御回路94は空間光変調ユニット駆動部50を駆動させ空間光変調ユニット40をX軸方向又はY軸方向に移動させる。例えば図7の転写領域AA4に隣接する情報データM1の転写領域DMまで移動する。
投影露光ユニット70が転写領域AA1を転写する場合に、ユニット駆動部制御回路94は、転写領域AA1、並びに転写領域AA1に隣り合う転写領域AA2及び転写領域AA3の転写領域DMには空間光変調ユニット40を移動させない。投影露光ユニット70による多重露光やフレア光によって、空間光変調ユニット40が転写する情報データM1の像コントラストが低下することを防ぐためである。このため投影露光ユニット70が転写領域AA1に回路パターンPAを転写する際には、転写領域AA1とは隣り合わない転写領域AA4、転写領域AA5及び転写領域AA6の転写領域DMに、ユニット駆動部制御回路94は空間光変調ユニット40を移動させる。また、ユニット駆動部制御回路94は、1枚のプリント配線基板PWAからの分割枚数、基板ステージ60の移動と空間光変調ユニット40の走査領域とが衝突しないように計算した上で、適切な転写領域DMを決定する。
ステップS123において、第1空間光変調ユニット駆動部50は空間光変調ユニット40をプリント配線基板PWAの辺に略平行な方向に移動(走査)させる。空間光変調ユニット40がX軸方向に移動(走査)している最中に、DMD駆動回路93を介して空間光変調ユニット40のDMD47が駆動される。これにより空間光変調ユニット40が移動(走査)中に情報データM1がプリント配線基板PWAに転写される。図7に示されるように、6個の転写領域(AA1〜AA6)で回路パターンPAに隣接して情報データM1が形成される。空間光変調ユニット40がX軸方向に走査され、所定の転写領域に情報データM1を転写し、走査が終了する。
情報データM1は、品質適合試験用の回路などのテストクーポン情報である。プリント配線基板PWAには外観ではわからない内在する欠陥があることがある。このために回路パターンPAに隣接して形成されたテストクーポン情報(情報データM1)を採集し、破壊して検査などが行われる。またテストクーポン情報としてのスルーホールやビアは、直列に接続したデイジーパターンで導通状態又は接続の状態を測定できるようにし、また、テストクーポン情報としての櫛形パターンは絶縁抵抗を測定できるようにしている。テストパターンはDMD47で電子的に作成されるため、テストクーポン情報を任意に変更が可能である。
ステップS124において、空間光変調ユニット40がY軸方向に移動している最中に、DMD駆動回路93を介してDMD47が駆動される。これにより空間光変調ユニット40が移動(走査)中に情報データM2がプリント配線基板PWAに転写される。図7に示されるように、6個の転写領域(AA1〜AA6)で回路パターンPAに隣接して情報データM2が形成される。空間光変調ユニット40がY軸方向に走査され、所定の転写領域に情報データM2を転写し、走査が終了する。
情報データM2は、回路パターン領域を管理する文字情報又は図形情報である。DMD47が電子的に情報を変更できるため、1枚のプリント配線基板PWAの複数の回路パターンPA毎に情報データM2が“a−1−11”、“a−1−12”にように形成される。情報データM2も情報データM1と同様に、投影露光ユニット70が転写領域AA1を転写する場合に、ユニット駆動部制御回路94は、転写領域AA1、並びに転写領域AA1に隣り合う転写領域AA2及び転写領域AA3の転写領域DMには空間光変調ユニット40を移動させない。
ステップS123とステップS124との順番は、逆であってもよい。また、情報データM1と情報データM2とが形成される位置は、回路パターンPAの大きさ配置などによって適宜換えられる。また情報データM1又は情報データM2の一方のみが形成されることもある。また、情報データM2もS111、S112、S113の流れでX軸方向に走査して転写してもよい。
ステップS125において、ユニット駆動部制御回路94はすべての転写領域が転写されたか判断する。例えば図7の転写領域AA4の隣り合う情報データM1だけしか転写されていなければ、ステップS121に進む。転写領域DMのすべてが転写されていれば空間光変調ユニット40による転写が終了する。このように、空間光変調ユニット40による転写は、繰り返し配線基板PWAに転写される。
ステップS131において、空間光変調ユニット40のX軸方向又はY軸方向への加速又は減速に合わせて(S122)、カウンターマス駆動部80がカウンターマス85を逆方向に加速又は減速させる。反動抑制制御部98は、空間光変調ユニット40の加速又は減速に対して、どれだけカウンターマス85を加速又は減速させなければならないかを記憶装置MMに記憶されたルックアップテーブルに基づいてカウンターマス駆動部80を制御する。
ステップS132において、空間光変調ユニット40のX軸方向の走査に伴い(S123)、カウンターマス駆動部80がカウンターマス85を−X軸方向に移動させ、停止させる。
ステップS133において、空間光変調ユニット40のY軸方向の走査に伴い(S124)、カウンターマス駆動部80がカウンターマス85を−Y軸方向に移動させ、停止させる。
図6及び図7を使った上記説明では、回路パターンPAの転写と情報データM1、M2の転写とのタイミングが特に規定されていない。つまり、図6では、回路パターンPAの転写(S111〜S114)と情報データM1、M2の転写(S121〜S125)とが並行に行われることとして説明されている。次に、図8〜図10を使って、回路パターンPAの転写と情報データM1、M2の転写との3種類のタイミングを説明する。
図8〜図10は、基板ステージ60の移動速度、空間光変調ユニット40の移動速度及びカウンターマス85の移動速度を説明した図である。縦軸に速度をとり横軸に時間をとっている。上から順に基板ステージ60の移動速度と時間との関係、空間光変調ユニット40の移動速度と時間との関係、及びカウンターマス85の移動速度と時間との関係が示されている。なお、図8〜図10では、空間光変調ユニット40が情報データM1又は情報データM2のいずれか一方を転写する例として以下の第1例〜第3例を説明する。
<<タイミングチャート:第1例>>
図8では、基板ステージ60が加速して次の転写領域に移動し減速して停止する(t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8)。基板ステージ60が停止している最中に投影露光ユニット70が回路パターンPAを配線基板PWAに転写する(t2〜t3、t4〜t5、t6〜t7、t8〜t9)。
空間光変調ユニット40は、基板ステージ60の移動中に、加速して次の転写領域に移動し減速して停止する(t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8)。基板ステージ60が停止している最中に、空間光変調ユニット40が走査され、空間光変調ユニット40は情報データM1又は情報データM2のいずれか一方を配線基板PWAに転写する(t2〜t3、t4〜t5、t6〜t7、t8〜t9の一定速度の期間)。
カウンターマス85は、空間光変調ユニット40に生じる反動を抑えるため、空間光変調ユニット40の加速又は減速と同期して加速又は減速する。
この第1例のタイミングチャートでは、基板ステージ60が停止している最中に、空間光変調ユニット40が走査するため、空間光変調ユニット40を一定速度で走査しやすい。このため、ユニット駆動部制御回路94は空間光変調ユニット40の走査を簡単に制御できる。
<<タイミングチャート:第2例>>
図9では、基板ステージ60が加速して次の転写領域に移動し減速して停止する(t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8)。基板ステージ60が移動している最中に投影露光ユニット70が回路パターンPAを配線基板PWAに転写する(t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8)。
空間光変調ユニット40は、基板ステージ60の移動中に、空間光変調ユニット40が走査され、空間光変調ユニット40は情報データM1又は情報データM2のいずれか一方を配線基板PWAに転写する(t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8の一定速度の期間)。基板ステージ60が停止している最中に、加速して次の転写領域に移動し減速して停止する(t2〜t3、t4〜t5、t6〜t7、t8〜t9)。
カウンターマス85は、空間光変調ユニット40に生じる反動を抑えるため、空間光変調ユニット40の加速又は減速と同期して加速又は減速する。
この第2例のタイミングチャートでは、基板ステージ60が移動している最中に、空間光変調ユニット40が走査するため、空間光変調ユニット40の転写と投影露光ユニット70による転写とが重ならない。つまり多重露光やフレア光によって、空間光変調ユニット40が転写する情報データM1の像コントラストが低下することを防ぐことができる。
<<タイミングチャート:第3例>>
図10では、基板ステージ60が加速して次の転写領域に移動し減速して停止する(t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6、t7〜t8)。基板ステージ60が停止している最中に投影露光ユニット70が回路パターンPAを配線基板PWAに転写する(t2〜t3、t4〜t5、t6〜t7、t8〜t9)。
空間光変調ユニット40は、基板ステージ60の移動中又は停止中に関わらず、加速して次の転写領域に移動し減速して停止する(t1〜t9)。また基板ステージ60の移動中又は停止中に関わらず(非同期)、空間光変調ユニット40が走査され、空間光変調ユニット40は情報データM1又は情報データM2のいずれか一方を配線基板PWAに転写する(t2〜t9の一定速度の期間)。
カウンターマス85は、空間光変調ユニット40に生じる反動を抑えるため、空間光変調ユニット40の加速又は減速と同期して加速又は減速する。
この第3例のタイミングチャートでは、基板ステージ60の移動又は停止動作にかかわらず、空間光変調ユニット40が走査するため、短い期間に情報データM1又はM2を転写できる。
<第2露光装置200の構成>
以下、第2露光装置200の実施形態について図11、図12を参照して説明する。
第1露光装置100と第2露光装置200とは、空間光変調ユニット駆動部の構成が異なっている。第1露光装置100と同じ部材には同じ符号を付す。
第2露光装置200は、第2空間光変調ユニット150を有している。それ以外の構成は第1露光装置100と同じ構成であるので説明を割愛する。
空間光変調ユニット40は、第2空間光変調ユニット駆動部150に載置されている。第2空間光変調ユニット駆動部150は、Y軸方向に伸びる梁と梁の端からZ軸方向に伸びる支柱とからなる門型フレーム155を有している。第2空間光変調ユニット駆動部150は空間光変調ユニット40をX軸方向及びY軸方向に移動させる。第2空間光変調ユニット駆動部150は筐体11の上部に配置された基板ステージ60に載置されている。
図12(a)は第2露光装置200を上面から見た平面図である。図12(b)は第2露光装置200の側面から見た側面図である。
第2空間光変調ユニット駆動部150の門型フレーム155は、Y軸方向に伸びる梁155aと梁の端からZ軸方向に伸びる一対の支柱155bとを有する。梁155aには、空間光変調ユニット40をY軸方向に移動させるY軸駆動装置153が設けられている。また一対の支柱155bの先端には、空間光変調ユニット40をX軸方向に移動させるX軸駆動装置151が設けられている。X軸駆動装置151は基板ステージ60の±Y軸の端にX軸方向に伸びるように設けられている。これにより空間光変調ユニット40がX軸方向及びY軸方向に移動する。
第2空間光変調ユニット駆動部150が基板ステージ60に載置されているため、門型フレーム155は第1露光装置100の門型フレーム55に比べて小さくできる。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。例えば、図4に示された空間光変調ユニット40のかばー42の上面(天井面)にX軸カウンターマス駆動部80xとカウンターマスをY軸方向に駆動するY軸カウンターマス駆動部80yとが配置されているが、カバー42の側面に取り付けられてもよい。またカウンターマス駆動部80は直線移動するカウンターマス85の代わりに、振り子のようにカウンターマスを揺動させてもよい。
20 … 光源、21 … 高圧水銀ランプ、23 … 照明光学系
25 … シャッタ部(25a … シャッタ羽根,25b … シャッタ駆動部)
29 … カバー、32 … 排気口
40 … 空間光変調ユニット、41 … 高圧水銀ランプ
42 … カバー(42a … 係合部)
43 … 第1光学系
44 … コールドミラー、46 … ミラーブロック
48 … 第2光学系
47 … DMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)
50 … 第1空間光変調ユニット駆動部
51 … X軸駆動装置、53 … Y軸駆動装置
55 … 門型フレーム(55a … 梁,55b … 支柱)
60 … 基板ステージ、65 … ステージ駆動部
70 … 投影露光ユニット、71 … 入射側凸レンズ、72 … 出射側凸レンズ
73 … 反射ミラー(73a … 第1反射面,73b … 第2反射面)
75 … 補正レンズ、77 … 凹面反射ミラー
78 … 鏡筒
80 … カウンターマス制御部
85 … カウンターマス
90 … 制御部
91 … 情報データ露光制御部、92 … 回路パターン露光制御部
93 … DMD駆動回路、94 … 空間光変調ユニット駆動部の制御回路
96 … ステージ制御回路、97 … シャッタ制御回路
98 … 反動抑制制御部、99 … 外部入力部
100 … 第1露光装置
150 … 第2空間光変調ユニット駆動部
155 … 門型フレーム(155a … 梁,155b … 支柱)
200 … 第2露光装置
FR … フォトレジスト
M1,M2 … 情報データ
MKS … マスクステージ
MK … フォトマスク
MM … 記憶装置
PA … 回路パターン
PWA … プリント配線基板

Claims (9)

  1. 紫外線を含む第1光を放射する第1光源と、
    前記第1光を使ってフォトマスクに描かれた第1パターン情報を基板に転写する投影露光ユニットと、
    前記第1パターン情報を転写するように前記投影露光ユニットに対して前記基板を載置して移動する基板ステージと、
    前記基板ステージを配置する架台と、
    前記第1光源とは異なって配置され、紫外線を含む第2光を放射する第2光源と、
    前記第2光を使って電子的に作成された第2パターン情報を前記基板に転写する空間光変調ユニットと、
    前記架台に配設され、前記空間光変調ユニットを前記基板ステージの移動方向に平行な方向に移動させる空間光変調ユニット移動手段と、
    を備える露光装置。
  2. 紫外線を含む第1光を放射する第1光源と、
    前記第1光を使ってフォトマスクに描かれた第1パターン情報を基板に転写する投影露光ユニットと、
    前記第1パターン情報を転写するように前記投影露光ユニットに対して前記基板を載置して移動する基板ステージと、
    前記第1光源とは異なって配置され、紫外線を含む第2光を放射する第2光源と、
    前記第2光を使って電子的に作成された第2パターン情報を前記基板に転写する空間光変調ユニットと、
    前記基板ステージに配設され、前記空間光変調ユニットを前記基板ステージの移動方向に平行な方向に移動させる空間光変調ユニット移動手段と、
    を備える露光装置。
  3. 前記投影露光ユニットが前記第1パターン情報を転写中に、前記空間光変調ユニット移動手段は前記空間光変調ユニットを走査し、前記空間光変調ユニットは前記第2パターン情報を転写する請求項1又は請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記基板ステージが移動する間に、前記空間光変調ユニット移動手段は前記空間光変調ユニットを走査し、前記空間光変調ユニットは前記第2パターン情報を転写する請求項1又は請求項2に記載の露光装置。
  5. 前記投影露光ユニットによる転写および前記基板ステージの移動に非同期で、前記空間光変調ユニット移動手段は前記空間光変調ユニットを走査し、前記空間光変調ユニットは前記第2パターン情報を転写する請求項1又は請求項2に記載の露光装置。
  6. 前記空間光変調ユニット移動手段は前記投影露光ユニットによる転写領域とは隣り合わない領域で前記空間光変調ユニットを走査する請求項3に記載の露光装置。
  7. 前記空間光変調ユニットは、前記空間光変調ユニット移動手段によって移動する際に生じる加減速による反動を抑える反動抑制手段を備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の露光装置。
  8. 前記反動抑制手段は所定重さのカウンターマスと前記空間光変調ユニットの移動方向と加減速とに応じて前記反動を抑える前記カウンターマスの移動方向と加減速とを予め記憶した記憶部とを有している請求項7に記載の露光装置。
  9. 前記反動抑制手段は前記前記空間光変調ユニットに載置されている請求項7又は請求項8に記載の露光装置。
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