JP5335541B2 - スイッチ操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチをケースに内設し、ケースに設けたボタンをケースの外側から押し込むことによりスイッチの操作を行うスイッチ操作装置に関し、特に同一のボタンを多方向から押してスイッチ操作をすることができるスイッチ操作装置に関する。
従来、ケースに内蔵したスイッチをケースに設けたボタンを押して操作するスイッチ操作装置として、様々な機器の操作に使用されているリモコンがある。例えば、温水洗浄便座のリモコンや便座昇降装置のリモコンなどが知られている。
温水洗浄便座のリモコンの場合、通常はトイレ内の側壁面に固定されている。そして、リモコンのケースの前面側と天面側に各種の操作ボタンが配置されている。天面に配置された操作ボタンは、使用者が立った状態で使用することの多い機能に関するものであり、例えば排便後の排泄物を流して便器を洗浄する機能、便座や便蓋の開閉機能等を使用するための操作ボタンがある。
また、前面には使用者が便座に座った状態で使用することの多い機能に関する操作ボタンが配置されている。例えば、排泄後の肛門洗浄のON/OFFボタン、洗浄温水の温度調節ボタン、洗浄温水の噴出の強弱調整ボタン等である。
しかしながら、天面と前面に操作ボタンを配置したものでは、操作性とコストの面で次のような問題があった。すなわち、座った状態では排便後の排泄物を流して便器を洗浄する機能を使用するための天面の操作ボタンが押し難い。また、同一の機能を使用するための操作ボタンを天面と前面とに設けたものでは、天面の操作ボタンに向けて天面の操作ボタンの操作を受けるスイッチと、前面の操作ボタンに向けて前面の操作ボタンの操作を受けるスイッチとの2つのスイッチが必要となり、それだけコストがかかる。また、スイッチを1つにした構成にしようとすると特殊なスイッチが必要となってコストがかかる等である。
また、便座昇降装置のリモコンの場合、「上昇」と「下降」それぞれの操作ボタンをリモコンの前面に配設してあり、リモコンをトイレ内の側壁面に取り外し可能とすることにより、立った状態でもリモコンを手に持ってスイッチ操作することができる。
しかしながら、温水洗浄便座や便座昇降装置を設置する施設によっては、リモコンの紛失を防ぐためにリモコンを側壁面に固定しておく必要のある場合があり、リモコンを側壁面に固定した場合には、使用者が立った状態で操作することが困難になる。
したがって、操作性の面からいえば温水洗浄便座のリモコンや便座昇降装置のリモコンは、トイレ内の側壁面から取り外しできるものとすることが好ましいが、リモコンを取り外し可能にすることにより、リモコンを便器内へ落下させたり、紛失したりする虞がある。
このため、壁面等に固定しておくスイッチ操作装置で、使用者が立った状態でも座った状態でも操作性が良く、かつ、コストの上昇の点でも問題とならないスイッチ操作装置が望まれる。このようなスイッチ操作装置として、例えば特許文献1に記載したものがある。すなわち、2方向から押すことができるボタンを設けて、どちらの方向から押しても同一の機能に関するスイッチ操作を行うことができるようにしたものである。
特開2000−11812号公報
しかしながら、前述したような特許文献1に記載の従来の技術では、操作釦のヒンジ部の先端がケースに嵌合して固定されており、操作釦を押込む際はヒンジ部の弾撥力に抗して押込むことになる。このため、操作の際の力の入れ具合によっては操作釦の操作量が小さく、スイッチ操作が確実にできないことも有り得る。さらに、操作釦の反復使用に対する耐久性に乏しいという問題点があった。
また、操作釦の押込み量には何らの規制もされていないので、操作釦に不用意に大きな力がかかると、基板に設けられたスイッチに操作釦から大きな力がかかるので、スイッチや基板が破損してしまう虞もあるという問題点があった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、壁面等に固定して使用したときに、使用者の姿勢状態に関わらずスイッチ操作を容易かつ確実にすることができ、さらに、耐久性にも優れたスイッチ装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
]スイッチ(S)をケース(10)の前面(10a)側と対向する位置に内設し、ケース(10)に設けたボタンをケース(10)の外側から押し込むことによりスイッチ(S)の操作を行うスイッチ操作装置(1)において、
前記ケース(10)に組み込まれ、前記ケース(10)の前面(10a)側および天面(10b)側の何れか一方から押して前記スイッチ(S)の操作が可能な多方向操作ボタン(20)と、前記ケース(10)に形成され、前記多方向操作ボタン(20)を前記ケース(10)の前面(10a)側から背面側に向かう方向に沿って往復動可能かつ上下方向に回動可能に保持するボタン保持部(11)とを備え、
前記多方向操作ボタン(20)は、前記ケース(10)の前面(10a)側から背面側に向かって延びて前記ボタン保持部(11)に保持される被保持部(21)と、押込みによって前記スイッチ(S)を押すスイッチ押込み部(24)とを有し、前記被保持部(21)と前記スイッチ押込み部(24)とは前記多方向操作ボタン(20)の一部として一体に形成され、
前記被保持部(21)は、先端部の両側面から突起して前記上下方向の回動の支点となる回動支点(23)が設けられ、
前記ボタン保持部(11)は、前記多方向操作ボタン(20)の被保持部(21)が挿入される受部(12)を有し、該受部(12)は、前記多方向操作ボタン(20)の往復動の方向に沿って形成された、前記被保持部(21)の回動支点(23)を往復動自在に支持する支持部(13)を有し、
前記ケース(10)の前面(10a)側から背面側へ向けての押込み、および天面(10b)側から下方へ回動する方向への押込みの何れによっても、前記スイッチ(S)の操作が可能なことを特徴とするスイッチ操作装置(1)。
]前記ボタン保持部(11)は、前記多方向操作ボタン(20)の押込み量を規制するために前記多方向操作ボタン(20)と内部の前記スイッチ(S)との間にスイッチ保護部(14)を有し、該スイッチ保護部(14)は、前記多方向操作ボタン(20)のスイッチ押込み部(24)が貫通する貫通孔(15)が穿設されたことを特徴とする[1]に記載のスイッチ操作装置(1)。
]前記ボタン保持部(11)は、前記多方向操作ボタン(20)とケース(10)内部とを分離するように前記受部(12)から前面(10a)側に延び、前記多方向操作ボタン(20)の回動量を規制する回動規制部(16)を有し、該回動規制部(16)の前面側端部が前記スイッチ保護部(14)と一体に連続して形成されたことを特徴とする[]に記載のスイッチ操作装置(1)。
前記本発明は次のように作用する。
前記[1]に記したスイッチ操作装置(1)によれば、ケース(10)に組み込まれた多方向操作ボタン(20)は、ケース(10)の前面(10a)側に沿った部分をケース(10)の背面側に押込むようにしても、ケース(10)の天面(10b)に沿った部分を下方へ押すようにしても、ケース(10)に内設されたスイッチ(S)を操作することができる。
多方向操作ボタン(20)は、ケース(10)の前面(10a)側に沿った部分をケース(10)の背面側に押込むようにしたときには、ケース(10)側のボタン保持部(11)に形成された受部(12)に挿入された被保持部(21)が受部(12)に保持されながら背面側に移動する。この移動によって多方向操作ボタン(20)のスイッチ押込み部(24)がスイッチ(S)を押す。
保持部(21)は、その先端部の両側に突設された回動支点(23)が受部(12)に設けられた支持部(13)に支持されており、該支持部(13)は多方向操作ボタン(20)の往復動の方向に沿って形成されているので、多方向操作ボタン(20)の移動は確実かつスムーズに行われる。
また、多方向操作ボタン(20)を天面(10b)側から下方へ回動する方向へ押したときには、回動支点(23)を中心にして下方へ回動する。このとき、回動支点(23)は支持部(13)に支持されながらケース(10)の前面(10a)側に僅かに移動する。これにより、スイッチ押込み部(24)がスイッチ(S)を押す。
前記[]に記したように、多方向操作ボタン(20)と内部のスイッチ(S)との間にスイッチ保護部(14)を有するものの場合、押込まれた多方向操作ボタン(20)は、スイッチ保護部(14)に当たる所までの所定の押込み量に規制される。
このため、多方向操作ボタン(20)に外部から不用意に大きな力が加わっても、スイッチ押込み部(24)は所定の押込み量だけ押込まれたところで止まるので、スイッチ(S)に過大な力が加わることがなく、スイッチ(S)の破損を防止することができる。
なお、スイッチ保護部(14)を有するものの場合には、多方向操作ボタン(20)のスイッチ押込み部(24)は、スイッチ保護部(14)に穿設された貫通孔(15)を貫通してケース(10)内部に延びている。
さらに、前記[]に記したように、多方向操作ボタン(20)とケース(10)内部とを分離するように受部(12)から前面(10a)側に延びる回動規制部(16)を有し、その回動規制部(16)の前面側端部がスイッチ保護部(14)と一体に連続して形成されているものの場合には、多方向操作ボタン(20)の回動量を規制するのでスイッチ保護部(14)とともにスイッチ(S)の保護をすることができる。
また、多方向操作ボタン(20)をケース(10)の前面(10a)側から背面側へ押込む操作をしたときに、多方向操作ボタン(20)の移動に支障をきたすような回動が規制されるので、多方向操作ボタン(20)の容易かつ確実な操作をもたらすことができる。
本発明にかかるスイッチ操作装置によれば、多方向操作ボタンをケースの前面側から背面側へ向けて押込んだときは、多方向操作ボタン全体がその方向に移動してスイッチを押し、また、多方向操作ボタンをケースの天面側から下方へ回動する方向に押したときには回動支点を中心にして多方向操作ボタン全体が回動することによってスイッチを押すので、スイッチ操作を確実にすることができ、多方向操作ボタンの一部を変形させるような力が加わらないので優れた耐久性を発揮することができる。
これにより、壁面等に固定して使用したときであっても使用者は、そのときの姿勢状態によって多方向操作ボタンをケースの前面側から背面側へ向けて押込む操作と、ケースの天面側から下方へ回動する方向に押す操作とのうち容易な方を選べるのでスイッチ操作を容易かつ確実にすることができる。
本実施の形態に係るスイッチ操作装置の分解斜視図である。 図1のスイッチ操作装置の外観を示す斜視図である。 図1における多方向操作ボタンおよびボタン保持部の近傍の構造を示す斜視図である。 多方向操作ボタンの外観を示す斜視図である。 (a)から(c)は多方向操作ボタンがケースに組み込まれた状態における多方向操作ボタンおよびボタン保持部の近傍の構造を示す断面図である。 本実施の形態に係るスイッチ操作装置を温水洗浄便座のリモコンとしてトイレの壁面に配置した例を示す配置図である。
以下、図面に基づき、本発明を代表する実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係るスイッチ操作装置1の分解斜視図であり、図2は、スイッチ操作装置1の外観を示す斜視図である。図3は、図1における多方向操作ボタン20およびボタン保持部11の近傍の構造を示す斜視図であり、図4は、多方向操作ボタン20の斜視図である。
図5は、多方向操作ボタン20がケース10に組み込まれた状態における多方向操作ボタン20およびボタン保持部11の近傍の構造を示す断面図である。図6は、本実施の形態に係るスイッチ操作装置1を温水洗浄便座のリモコンとしてトイレの壁面に配置した例を示す配置図である。
図6に示した例では、スイッチ操作装置1は、一般的な洋式タイプの便器61の上面に載置された温水洗浄便座(図示せず)の各種機能を使用するためのリモコンとして、便器61の側方のトイレ空間壁面に固定されているものである。図示した例では温水洗浄便座は閉じた便蓋62に隠されている。
スイッチ操作装置1によって操作する温水洗浄便座の機能としては、例えば、使用者が立った状態で使用することが多い機能として排泄物を流して便器を洗浄する機能、温水洗浄便座や便蓋62の開閉機能などがある。使用者が温水洗浄便座に座った状態で使用することが多い機能として、排泄後の肛門等の洗浄機能、洗浄温水の温度調節機能、洗浄温水の噴出の強度変更機能、洗浄温水噴出ノズルの位置調節機能等がある。
図1に示すように、スイッチ操作装置1は、押しボタン式スイッチSを搭載した基板40をケース10の前面10a側と対向する位置に内蔵し、ケース10に組み込んだ操作ボタン20,30,31を介して各押しボタン式スイッチSの操作をすることができるようにしたものである。なお、本実施の形態では押しボタン式スイッチSが基板40に搭載されているものについて図示して説明するが、押しボタン式スイッチSは、ケース10の前面10a側と対向する位置に内設したものであれば、基板40に搭載されたものに限らない。ケース10の背面側は、裏蓋50によって閉じられている。各操作ボタン20,30,31による操作は、無線または電線を使用した不図示の送信手段によって温水洗浄便座側に送信される。
図1および図2に示すように、ケース10の前面10aには各種機能を使用するための操作ボタン20,30,31が組み込まれている。ケース10の前面10aから天面10bにかけての角部には、ケース10の前面10a側から背面側に向かって押込んでも天面10b側から押下げるようにして回動させても同一のスイッチ操作をすることができる多方向操作ボタン20が配置されている。また、前面10aには、背面側に向かって押込むようにする前面操作ボタン30,31が配置されている。
多方向操作ボタン20には、使用者が立った状態でしか使用しない温水洗浄便座や便蓋62の開閉機能の操作が割り当てられている他に、使用者が立った状態でも座った状態でも使用する可能性のある機能、例えば便器洗浄機能が割り当てられている。また、前面操作ボタン30,31には、排泄後の肛門等の洗浄機能、洗浄温水の温度調節機能、洗浄温水の噴出の強度変更機能、洗浄温水噴出ノズルの位置調節機能等の座った状態で使用される機能の操作が割り当てられている。
図1および図3に示すように、多方向操作ボタン20は、ケース10の前面10aから天面10bにかけての角部に形成されたボタン保持部11に組み込まれている。図5に示すように、ボタン保持部11には、多方向操作ボタン20をケース10の前面10a側から背面側に向かう方向に沿って往復動可能かつ上下方向に回動可能に保持する受部12が形成されている。
この受部12は、図1、図3から図5までに示した多方向操作ボタン20の被保持部21が挿入される部位である。この被保持部21は、ケース10に多方向操作ボタン20を組み込んだときに、ケース10の前面10a側から背面側に向かって延びている。したがって、受部12もケース10の前面10a側から背面側に向かって延びている。したがって、受部12に被保持部21が挿入された多方向操作ボタン20は、前面10a側から背面側に向かって往復動することができる。
受部12は、被保持部21が挿入された状態で内部に僅かに間隙が残る大きさに形成されている。この間隙は、多方向操作ボタン20を上方から押下げたときに多方向操作ボタン20を回動可能なものとするものである。この回動がスムーズになされるようにするために、被保持部21の先端22の少なくとも下面が球面の一部または円筒の側面を成す形状を有しており、先端部の両側面からは、上下方向の回動の支点となる回動支点23が突設されている。
この回動支点23は、受部12の両側面を貫通する長穴13(支持部)に入り込んで支持されている。この長穴13は、多方向操作ボタン20の往復動の方向に沿って互いに平行に形成されている。これにより、多方向操作ボタン20は回動がスムーズに行われ、また、長穴13の延びる範囲内で往復動することができる。
被保持部21の下方には被保持部21とほぼ平行に被保持部21と同じ方向に延びるスイッチ押込み部24が延設されている。スイッチ押込み部24は、多方向操作ボタン20が押されたときに押しボタン式スイッチSを押込む部分である。
図1、図3、図5に示したように、ケース10のボタン保持部11には、多方向操作ボタン20の押込み量を規制して基板40を保護するために多方向操作ボタン20とケース10の内部の基板40との間で基板40に面するようにスイッチ保護部14が形成されている。このスイッチ保護部14には、多方向操作ボタン20のスイッチ押込み部24が貫通する貫通孔15が穿設されている。貫通孔15は、貫通したスイッチ押込み部24の側面との間に間隙が残るような大きさに形成されている。
また、ボタン保持部11は、多方向操作ボタン20とケース10内部とを分離するように受部12から前面10a側に延びる回動規制部16を有している。この回動規制部16は、前面10a側端部がスイッチ保護部14と一体に連続して形成されている。このように形成された回動規制部16は、多方向操作ボタン20が下向に押されたときに、所定量を回動した多方向操作ボタン20とぶつかるので多方向操作ボタン20の回動量を規制することができる。
以上のように構成されたスイッチ操作装置1は、ケース10の前面10a側から背面側へ向けて多方向操作ボタン20を押込んでも、天面10b側から下方へ回動する方向へ多方向操作ボタン20を押込んでも押しボタン式スイッチSの操作をすることができる。
ケース10の前面10aには、操作ボタン30,31が組み込まれるボタン保持部32が形成されている。この操作ボタン30,31は、ケース10の前面10a側から背面側へ向けて押込む操作のみが可能である。
次に本実施の形態に係るスイッチ操作装置1の作用を説明する。
ケース10に組み込まれた多方向操作ボタン20それぞれは、ケース10の前面10a側に沿った面をケース10の背面側に押込むことにより、ケース10に内蔵された基板40に配設された押しボタン式スイッチSを操作することができる。
また、多方向操作ボタン20は、ケース10の天面10bに沿った面を下方へ押すようにしても、同様に押しボタン式スイッチSを操作することができる。図5の(a)→(b)への動きは、多方向操作ボタン20を前面10a側から背面側へ押込んだときの様子が示されている。また、(b)を経ずに(a)→(c)への動きは、多方向操作ボタン20を天面10bから下方へ押込んだときの様子が示されている。
使用者が便座に座った状態で操作するときは、多方向操作ボタン20は、ケース10の前面10a側に沿った面をケース10の背面側に押込むようにして操作すると容易に操作することができる。多方向操作ボタン20が押込まれると、多方向操作ボタン20は、被保持部21に設けられた回動支点23がケース10側のボタン保持部11の受部12に形成された長穴13に支持されながら背面側に移動する。
長穴13は、ケース10の前面10a側から背面側に向かう方向に延びているので、この移動はスムーズかつ確実に行われ、貫通孔15を貫通している多方向操作ボタン20のスイッチ押込み部24が基板40上に配設されている押しボタン式スイッチSを確実に押すことができる。これにより、この押された押しボタン式スイッチSに割り当てられた機能のONまたはOFFが行われる。
多方向操作ボタン20がケース10の背面側へ向かって移動するに際し、多方向操作ボタン20は、多方向操作ボタン20と内部の基板40との間に形成された基板保護部14に当たる所まで移動することができる。すなわち、多方向操作ボタン20の押込み量はここまでに規制される。
これにより、外部から多方向操作ボタン20が押される方向に不用意に大きな力が加わっても、スイッチ押込み部24は所定の押込み量だけ押込まれたところで止まるので、押しボタン式スイッチSに過大な力が加わることがなく、押しボタン式スイッチSの破損を防止することができる。所定の押込み量とは、スイッチ押込み部24が適切に押しボタン式スイッチSを押込むまでの量である。
多方向操作ボタン20を押込む力を緩めるか押込むことを止めるかすると、スイッチ押込み部24に押込まれた押しボタン式スイッチSが元の位置に戻る。このとき元の位置に戻る押しボタン式スイッチSに押されてスイッチ押込み部24も元の位置まで戻される。
この同じ多方向操作ボタン20は、天面10b側から下方へ回動する方向へ押したときにも同じ押しボタン式スイッチSを操作することができる。この場合、使用者が立った状態で操作するときに多方向操作ボタン20の操作が容易になる。多方向操作ボタン20が下方へ押下げられると、被保持部21に突設された回動支点23がボタン保持部11の長穴13に入り込んで支持されているので、回動支点23を中心にして下方へ回動する。
被保持部21の先端22は、下面が球面の一部または円筒の側面を成す形状を有しているので、多方向操作ボタン20はスムーズに回動することができる。このとき多方向操作ボタン20は、受部12とこの受部12に挿入された被保持部21との間にある間隙分だけ回動することができるが、回動支点23は長穴13に支持されながらケース10の前面10a側に移動することができるので、押しボタン式スイッチSを押すのに必要な分の回動をすることができる。
多方向操作ボタン20は、その押込み量が基板保護部14によってスイッチ押込み部24が適切に押しボタン式スイッチSを押込むまでの量に規制されているとともに、その回動量が回動規制部16によって規制されている。
すなわち、多方向操作ボタン20が押下げられると回動支点23を中心にして多方向操作ボタン20が回動するが、回動は多方向操作ボタン20が回動規制部16にぶつかるところまでに規制される。これにより、スイッチ押込み部24が必要以上に押込まれることがない。すなわち、スイッチ押込み部24の必要以上の押込みに因る押しボタン式スイッチSや基板40の保護は、スイッチ押込み部24の押込み量を適切に規制する基板保護部14と回動規制部16とによって確実になされる。
本実施の形態においては、回動規制部16の前面側端部が基板保護部14と一体に連続して形成されているので、ケース10の強度を大きくすることにも貢献している。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述したような実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、スイッチ操作装置1は、温水洗浄便座のリモコンへの適用に限られないことは言うまでもない。
また、図6にはスイッチ操作装置1の背面側が壁面に配置されている例を示したが、用途によってスイッチ操作装置1の配置方向を変えて、前面10aが上方を向き、天面10bが正面となるように配置しても良いし、前面10aを横方向に向け、天面10bを正面となるように配置しても良いことはいうまでもない。
温水洗浄便座のリモコンに限らず、壁面等に固定しておく必要があるスイッチ操作装置に広く用いることができ、操作性の向上を図ることができる。
S…押しボタン式スイッチ
1…スイッチ操作装置
10…ケース
10a…前面
10b…天面
11…ボタン保持部
12…受部
13…長穴
14…スイッチ保護部
15…貫通孔
16…回動規制部
20…多方向操作ボタン
21…被保持部
23…回動支点
24…スイッチ押込み部
30,31…前面操作ボタン
40…基板
50…裏蓋
61…便器
62…便蓋

Claims (3)

  1. スイッチをケースの前面側と対向する位置に内設し、ケースに設けたボタンをケースの外側から押し込むことによりスイッチの操作を行うスイッチ操作装置において、
    前記ケースに組み込まれ、前記ケースの前面側および天面側の何れか一方から押して前記スイッチの操作が可能な多方向操作ボタンと、前記ケースに形成され、前記多方向操作ボタンを前記ケースの前面側から背面側に向かう方向に沿って往復動可能かつ上下方向に回動可能に保持するボタン保持部とを備え、
    前記多方向操作ボタンは、前記ケースの前面側から背面側に向かって延びて前記ボタン保持部に保持される被保持部と、押込みによって前記スイッチを押すスイッチ押込み部とを有し、前記被保持部と前記スイッチ押込み部とは前記多方向操作ボタンの一部として一体に形成され、
    前記被保持部は、先端部の両側面から突起して前記上下方向の回動の支点となる回動支点が設けられ、
    前記ボタン保持部は、前記多方向操作ボタンの被保持部が挿入される受部を有し、該受部は、前記多方向操作ボタンの往復動の方向に沿って形成された、前記被保持部の回動支点を往復動自在に支持する支持部を有し、
    前記ケースの前面側から背面側へ向けての押込み、および天面側から下方へ回動する方向への押込みの何れによっても、前記スイッチの操作が可能なことを特徴とするスイッチ操作装置。
  2. 前記ボタン保持部は、前記多方向操作ボタンの押込み量を規制するために前記多方向操作ボタンと内部の前記スイッチとの間にスイッチ保護部を有し、該スイッチ保護部は、前記多方向操作ボタンのスイッチ押込み部が貫通する貫通孔が穿設されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ操作装置。
  3. 前記ボタン保持部は、前記多方向操作ボタンとケース内部とを分離するように前記受部から前面側に延び、前記多方向操作ボタンの回動量を規制する回動規制部を有し、該回動規制部の前面側端部が前記スイッチ保護部と一体に連続して形成されたことを特徴とする請求項に記載のスイッチ操作装置。
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