JP5334813B2 - 発光素子アレイ及び画像表示装置 - Google Patents
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Description
図2は、本発明の実施例1における画像表示モジュールの全体を示す外観の斜視図である。
発光素子アレイチップ20は、基板21を有し、この基板21上に発光素子アレイ30が形成されている。発光素子アレイ30は、列方向(縦方向)に配置された複数のアノード配線35と、このアノード配線35に対して直交する行方向(横方向)に配置された複数のカソード配線37とを有し、これらの交差箇所に接続された複数のLEDが2次元マトリスク状に配置されている。
画像表示モジュール1における発光素子アレイチップ20は、例えば、パッシブ型m行k列LEDドットマトリクスにより構成されている。
図7−1(a)〜(c)は、LED31の形成方法を説明するための概略の断面図である。
図7−1(a)の剥離層42は、エッチング液等によるエッチング作用に対して、半導体薄膜層32Aや基板40に対して、エッチング速度が早い層であり、逆に半導体薄膜層32A内の半導体層23は、剥離層42を剥離させるためのエッチング液等によるエッチング作用に対してエッチング速度が遅く、剥離層42のエッチングプロセスでエッチングされない層である。
剥離された半導体薄膜層32Aは、図1の基板21上に分子間力によって接合される。この接合工程では、半導体薄膜層32Aの接合面を適宜活性化処理した後に、基板21上の所定の位置に密着させ加圧する。接合工程後は、必要に応じて、接合力を向上させるために加熱処理を実施しても良い。又、基板21上の接合される領域には、その表面を平滑化するための図1の平滑化層22を予め施しても良い。あるいは、半導体薄膜層32Aは、接着性を有する材料を用いた接着層を介して基板21上に接合しても良い。
基板21上にLED31が複数個形成される場合の剥離及び接合は、個々のLED31毎に行っても良く、あるいは、基板21上の全てのLED31の一部をなす複数個のLED31毎に行っても良い。このようにすることで、基板21上でのLED相互間の間隔を、基板40上でのLED相互間の間隔と異ならせることができる。
図7−2は、図7−1のLED31の具体例を示す断面図である。
図7−1のN型半導体層23は、N型GaAs接合層23−1と、N型GaAsコンタクト層23−2とで形成されている。図1のLED31は、N型GaAsコンタクト層23−2と、AlyIn1−yPエッチングストップ層31−1と、N型AlyIn1−yPクラッド層31−2と、GayIn1−yP井戸層、及び(AlxGa1−x)yIn1−yP障壁層で形成された非ドープの多重量子井戸活性層31−4と、P型AlyIn1−yPクラッド層31−4と、P型GaPコンタクト層31−5とにより形成されている。
図2及び図4の画像表示モジュール1において、LEDドットマトリクスの駆動は、カソードドライバIC60−1,60−2により、図4中のカソードチャネルCchを下から上方向へ走査するパッシブ型で行う。即ち、ある時刻において発光するLED31は、あるカソードチャネルCchにおけるカソード配線37上のLED31のみである。そのため、アノードドライバIC50における図4中の各アノードチャネルAchから注入された電流は、各アノード配線35を介して各LED31へ供給される。その後、あるカソード配線37、及びカソードドライバIC60−1,60−2におけるあるカソードチャネルCchを経てカソードドライバIC60−1,60−2へ引き込まれる。
表示すべき情報が図示しない制御装置に入力されると、この制御装置が、その表示すべき情報に応じて、シリアルな発光データSDAを図5のアノードドライバIC50に供給する。
図4のアノード配線抵抗ra及びカソード配線抵抗rcによる最大電圧降下VLMAXに関して説明する。
ICLn=n×Idot ・・・(1)
となる。そのため、あるカソード区間CLnにおける電圧降下Vnは、
Vn=n×rc×Idot ・・・(2)
となり、nに対して単調増加する。従って、カソード配線37全体の最大電圧降下VCLMAXは、
VALMAX =ra×Idot×m ・・・(4)
で表される。そのため、配線抵抗ra,rcによる最大電圧降下VALMAXは式(3)及び式(4)から、
図4の等価回路において、最小電圧降下VLminを与えるのは、アノードドライバIC50及びカソードドライバIC60−1,60−2からの距離がアノード配線35及びカソード配線37共に最も近いLED(1,k)のみに電流を注入した場合であり、
VLmin=(ra+rc)×Idot ・・・(6)
となる。
本実施例1では、アノード配線35やカソード配線37に傾斜面35s,37sが形成されている。例えば、平面に形成された場合の配線幅をw1とし、水平方向の配線幅w1の領域に水平とのなす角θ分だけ傾斜した場合の配線幅w2を考える。この時、w2はw1とθを用いて、
本実施例1によれば、次の(a)〜(f)のような効果がある。
実施例1では、画素内の垂直方向と水平方向に傾斜部を形成し、その傾斜部上にアノード側傾斜面35sとカソード側傾斜面37sとをそれぞれ形成することで、平面状に形成する場合よりも配線抵抗を小さくし、LED31の側面からの発光を効率よく上面へ反射する構成にしている。これに対して本実施例2では、カソード側傾斜面をLED4辺側に形成している。
本実施例2によれば、実施例1とほぼ同様の効果があり、更に、次の(1)〜(3)のような効果がある。
実施例1、2は、次の(a)〜(e)のように変形しても良い。
図10は、実施例1又は2の画像表示モジュール1を用いた本発明の実施例3における画像表示装置を示す概略の構成図である。
画像表示装置80としてのHUDにおいて、表示すべき情報が図示しない制御装置に入力されると、この制御装置が、その表示すべき情報に応じて、シリアル発光データSDAを、画像表示モジュール1中の図5のアノードドライバIC50に供給すると共に、クロックCLK及びフレーム信号FSを、画像表示モジュール1中の図5のカソードドライバIC60−1,60−2に供給する。すると、画像表示モジュール1中の発光素子アレイ30が発光し、表示すべき情報を含む画像の光が出射される。
本実施例3の画像表示装置80によれば、実施例1又は2の画像表示モジュール1を使用しているので、コントラストや表示品位を向上できる。そのため、画像表示モジュール1の発光面から画像投射面までの光路長が長くなっても、画像表示モジュール1から出射される画像の光を効率良く投射できる。しかも、構造が簡単で、小型化が可能な画像表示装置80であるHUDを実現できる。
10 実装基板
20 発光素子アレイチップ
30 発光素子アレイ
31 LED
32a 素子搭載領域
32A 半導体薄膜層
35 アノード配線
35s 傾斜面
37 カソード配線
37s 傾斜面
50 アノードドライバIC
60−1,60−2 カソードドライバIC
80,90,100 画像表示装置
Claims (9)
- 基板上に形成され、所定方向に並行に配置された複数のアノード配線と、
前記基板上に形成され、前記所定方向に対して交差する方向に並行に配置された複数のカソード配線と、
前記基板上に形成され、少なくとも2つの前記アノード配線と2つの前記カソード配線とによりそれぞれ囲まれて複数配置された素子搭載領域内にそれぞれ配置され、前記アノード配線及び前記カソード配線により駆動電流が供給されると発光して光を放射する薄膜半導体からなる複数の発光素子と、
前記アノード配線における前記発光素子に対向する位置に形成され、前記発光素子の近傍から遠ざかる方向へ立ち上がり、前記発光素子から放射された前記光を前記発光素子の上面方向へ反射するアノード側傾斜面と、
前記カソード配線における前記発光素子に対向する位置に形成され、前記発光素子の近傍から遠ざかる方向へ立ち上がり、前記発光素子から放射された前記光を前記発光素子の上面方向へ反射するカソード側傾斜面と、を有し、
前記アノード側傾斜面は、
前記アノード配線の少なくとも一部分に形成され、
前記カソード側傾斜面は、
前記カソード配線の少なくとも一部分に形成され、且つ、前記アノード側傾斜面の下段の傾斜する箇所に、前記アノード側傾斜面とは絶縁されて形成されていることを特徴とする発光素子アレイ。 - 前記アノード側傾斜面及び前記カソード側傾斜面の下には、
前記基板上に形成された半導体及び/又は絶縁膜が介在していることを特徴とする請求項1記載の発光素子アレイ。 - 前記アノード側傾斜面及び前記カソード側傾斜面は、前記素子搭載領域を囲むように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の発光素子アレイ。
- 前記カソード側傾斜面の底部は、前記発光素子の発光層より深い位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光素子アレイ。
- 前記カソード側傾斜面の底部を更に深い位置から取るために形成された分離溝を有することを特徴とする請求項4記載の発光素子アレイ。
- 前記アノード配線と前記発光素子の電極とを接続する接続配線は、前記アノード側傾斜面と前記発光素子の側面との間を遮らないように配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光素子アレイ。
- 実装基板に搭載された請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光素子アレイと、
前記実装基板に搭載され、前記各発光素子を選択的に駆動する駆動回路と、
前記発光素子アレイから出射された光を所定箇所へ投影して表示させる光学系と、
を備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 前記所定箇所は、スクリーン、あるいは、ハーフミラーであることを特徴とする請求項7記載の画像表示装置。
- 前記所定箇所は、ホログラム光学素子であることを特徴とする請求項7記載の画像表示装置。
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