JP2007227693A - 発光素子収納用パッケージ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化および小型化と、より高い反射効率の両立を可能にする発光素子収納用パッケージ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】発光素子収納用パッケージが、発光素子の実装領域を有する基板と、前記実装領域に実装される前記発光素子を囲むように前記基板上に形成され、かつ前記実装領域に実装された状態の前記発光素子の高さ以下の高さに形成された第一の反射部と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)などの発光素子を収納するための発光素子収納用パッケージ及びその製造方法に関する。
発光素子収納用パッケージに実装されるLEDの発光体(LEDチップ)は、小さくて発光光量が少なく、点光源に近い光学特性を有している。したがって、このような特性のLEDチップ等の発光素子を搭載する発光素子収納用パッケージは、発光素子が発光する光を外部に効率よく放出するものが求められている。
発光素子が発光する光を外部に効率よく放出することができる発光素子収納用パッケージとして、発光素子を側面側から囲むように反射部を形成し、この反射部の反射面を発光素子の搭載される基板面に対して55〜70度の角度で外側に広がるように形成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−232017号公報
しかしながら、最近では、電子機器等の薄型化や小型化が求められていることから、発光素子収納用パッケージについても同様に更なる薄型化や小型化が要求されている。このような従来の発光素子収納用パッケージは、実装される発光素子の高さより反射部が高く形成されているため、発光素子収納用パッケージの高さ寸法が大きく、機器に搭載した場合に、全体の薄型化を図ることが困難であるという問題がある。
また、従来の発光素子収納用パッケージは、セラミックスグリーンシートにパンチングを行い貫通孔を設けて、その貫通孔の壁面に設けたメタライズ層、または、メタライズ層上に設けたメッキ層を反射部として用いていたことから、パンチング工程での製造上の制限やセラミックスグリーンシートのハンドリング性の低下をさけるため、反射部の幅は、200μm以上の大きなものとなっていた。
さらに、従来の発光素子収納用パッケージは、基板と反射部の積層ズレ等により生じる、反射部のメッキ層と基板表面に形成されていたパッドとのショート等による歩留まりの低下等を避けるため、両者間の距離は、一般に、500μm以上の大きなものとなっていた。そのため、発光素子収納用パッケージの小型化が望まれている。
そこで、本発明は、かかる従来の問題点を解決すべくなされたもので、薄型化および小型化と、より高い反射効率の両立を可能にする発光素子収納用パッケージ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る発光素子収納用パッケージは、発光素子の実装領域を有する基板と、前記実装領域に実装される前記発光素子を囲むように前記基板上に形成され、かつ前記実装領域に実装された状態の前記発光素子の高さ以下の高さに形成された第一の反射部と、を具備することを特徴とする。
これによれば、基板上に配置された第一の反射部の高さが、実装領域に実装された状態の発光素子の高さ以下に形成されているので、発光素子収納用パッケージの薄型化を図ることができる。
また、発光素子を囲むように基板上に配置された第一の反射部は、発光素子の側面光等を反射するので、発光素子収納用パッケージの反射効率を高めることもできる。
また、本発明に係る発光素子収納用パッケージは、前記実装領域が、複数の発光素子を実装可能となるように前記基板上に複数設けられており、さらに前記第一の反射部が、個々の前記実装領域にそれぞれ実装される各発光素子を各々囲うように前記基板上に設けられていることも特徴とする。
これによれば、発光素子間にも第一の反射部が形成されているので、発光素子の側面光等が隣接する発光素子で散乱、吸収される影響を低減でき、発光素子収納用パッケージの反射効率を向上させることができる。
また、本発明に係る発光素子収納用パッケージは、前記第一の反射部を囲むように前記基板上に形成され、前記実装領域に実装された状態の前記発光素子の高さより高い第二の反射部をさらに具備することも特徴とする。
これによれば、発光素子の近傍に配置された第一の反射部が、発光素子からの側面光等を発光強度の減衰が小さいうちに反射し、他の発光光束を第二の反射部が上方に反射するため、従来よりも小さな第二の反射部で十分高い反射効率を得ることができる。
また、本発明に係る発光素子収納用パッケージは、前記第一の反射部が、メタライズ層で構成され該メタライズ層の表面に金属メッキを施したもの及び/又は白色のセラミックスからなることも特徴とする。
これによれば、金属メッキ層や白色のセラミックスは、光反射率が高いため、発光素子収納用パッケージの反射効率を高めることができる。
また、本発明に係る発光素子収納用パッケージの製造方法は、前記基板となるセラミックスグリーンシートに、前記第一の反射部となるセラミックスペースト及び/又は前記第一の反射部を構成するメタライズ層となるメタライズペーストを、印刷する印刷工程と、前記セラミックスペースト及び/又はメタライズペーストが形成された前記セラミックスグリーンシートを焼成し、焼結した前記基板上に白色のセラミックスからなる前記第一の反射部及び/又は前記第一の反射部を構成するメタライズ層を形成する焼成工程と、を有することを特徴とする。
上記製造方法によれば、第一の反射部の幅d(図2参照)や、実装領域を構成するメタライズ層の端部と第一の反射部との最短の距離a(図1参照)を従来のものに比べて小さくすることができるので、発光素子収納用パッケージの小型化(省スペース化)が可能である。さらに、第一の反射部のコーナー部が丸みのある形状に形成されるため、発光素子の側面光等を良好に上方に反射させることができ、発光素子収納用パッケージの反射効率を高めることができる。
本発明に係る発光素子収納用パッケージでは、高さhが5μm〜50μmである、第一の反射部も含まれる。これによると、5μm未満であると、又は50μmを超えると、印刷の安定性が十分とはいえず良好な反射面を形成できないおそれがある。
また、本発明に係る発光素子収納用パッケージには、第一の反射部の幅dが、50μm以上である、第一の反射部も含まれる。これによると、幅dが50μm未満であると、印刷の安定性が十分とはいえず良好な反射面を形成できないおそれがある。幅dは、50μm以上であれば、小さければ小さいほど発光素子収納用パッケージを小型化(省スペース化)でき、機器に搭載した場合に設置スペースを小さくし、全体の小型化を図ることが可能になる。
また、本発明に係る発光素子収納用パッケージには、実装領域を構成するメタライズ層の端部と第一の反射部との最短の距離a(図1参照)が、50μm〜200μmである、第一の反射部も含まれる。これによると、距離aが50μm未満であると、印刷精度上、実装領域を構成するメタライズ層と第一の反射部が重なり、ショートしたり、実装領域を狭めたりするおそれがあり、距離aが200μmを超えると発光強度が減衰され反射効率が低下するおそれがある。
また、本発明に係る発光素子収納用パッケージには、第一の反射部の断面形状が、半円形状及び/又は上端のコーナー部が丸みのある形状である、第一の反射部も含まれる。このため、第一の反射部のコーナー部は、発光素子の側面光等を良好に上方(基板表面に垂直な方向)に反射させることができるので、発光素子収納用パッケージの反射効率を向上させることができる。
本発明によれば、薄型化および小型化と、より高い反射効率の両立を可能にする発光素子収納用パッケージ及びその製造方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る発光素子収納用パッケージ1を表す上面図である。また、図2は、発光素子収納用パッケージ1を図1のA−Aに沿って切断した状態を表す断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の発光素子収納用パッケージ1は、基板11と、発光素子10の実装領域12と、第一の反射部13と、ビア14と、外部電極15とで構成されている。図1及び図2では、発光素子10が、発光素子収納用パッケージ1に実装されるとともに、金線からなるボンディングワイヤ16を介して第一の反射部13と電気的に接続され、さらに、第一の反射部13は、ビア14を介して外部電極15と電気的に接続されている。発光素子収納用パッケージ1の外形は、例えば、縦3mm、横3mm、高さ0.5mmである。
基板11は、その表面に発光素子10の実装領域12を有する平面視が四角形で所要の厚みを有する直方体を呈し、アルミナを主成分とするグリーンシートを焼成した板状のものである。
基板11の構成材料としては、上述したアルミナ以外に例えば、ガラス−アルミナ系のガラス−セラミックや窒化アルミニウム等のセラミックス材料を適用してもよい。
また、基板11の形状は、例えば、平面視で円形、楕円形、三角形、多角形の平板であってもよい。
実装領域12は、WまたはMoを主成分とする金属で構成され、基板11上にメタライズ層として形成されている。実装領域12としては、例えば、Mo−Mn、W−Mn等の金属からなるメタライズ層で構成することもできる。また、このメタライズ層上に、Ni、Au、またはAgで構成される金属メッキ層を形成してもよい。
本実施例では、搭載される発光素子10ごとに、実装領域12が基板11上に設けられているが、1つの実装領域上に複数の発光素子を搭載してもよい。
第一の反射部13は、実装領域12を囲むように基板11上に形成され、断面形状は、上端のコーナー部が丸みのある形状になっている。また、実装領域12に実装される発光素子10の高さ以下の高さ(高さhは30μm、幅dは100μm)に形成されており、発光素子10の発光光束を反射する反射部として機能する。第一の反射部13は、発光素子10をその側面側から囲むように形成されているので、発光素子10の側面光や斜め下方向に発光された光を反射し、発光素子収納用パッケージ1の反射効率を向上させることができる。
また、第一の反射部13の断面形状としては、第一の反射部13の上端のコーナー部の丸みを大きくしたり、第一の反射部13の断面形状を半円形状に近づけた形状としてもよい。これにより、第一の反射部13は、発光素子の側面光等をさらに良好に上方(基板表面に垂直な方向)に反射させることできるので、発光素子収納用パッケージ1の反射効率をさらに向上させることができる。
また、第一の反射部13は、WまたはMoを主成分とする金属で構成され、その表面には、Ni、Au、またはAgで構成される金属メッキ層が形成され、ボンディングワイヤ16を介して、発光ダイオード10と個別に導通されている。
第一の反射部13は、発光素子10からの発光光束を反射する反射部と、発光素子10と電気的に接続されるパッドも兼ねていることから、光反射率の高く、導電性のある材料が適している。したがって、上述した構成以外に、メタライズ層を構成する材料としては、例えば、Mo−Mn、又はW−Mn等の金属を用いることもできる。金属メッキ層は、光反射面として機能し、例えば、Pt、Pd、アルミニウム等の金属で構成されていてもよい。
第一の反射部13は、実装領域12の一部を囲むように形成されていてもよいが、反射効率をより高められるという観点から、50%以上を囲むように形成することが好ましく全てを囲むように形成することがさらに好ましい。
本実施形態では、第一の反射部13の外形は、平面視で内周及び外周が略円形の枠体であり、第一の反射部13を構成するメタライズ層と、実装領域12を構成するメタライズ層の端部との最短距離aは100μmとなっている。第一の反射部13をパッドに兼用していることから、ショート防止のために電気的に絶縁するよう2箇所を分断している。
なお、第一の反射部13は、平面視で内周(開口)の形状が略円形や略楕円形としてもよく、内周と外周の形状が異なった枠体としてもよい。
図3は、本発明の第一の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの変形例を表す縦断面図である。図3に示したように、第一の反射部13が、実装領域12の全てを囲むように形成され、実装領域12のメタライズ層がパッド部を兼用し、ビア17を介して外部電極18に接続されている。
ビア14は、第一の反射部13と外部電極15を電気的に接続するものであり、基板11の表面と裏面との間を貫通するように形成されている。ビア14は、WまたはMoを主成分とする金属粉末を含む導電性ペーストが基板11の表面と裏面との間を貫く貫通孔内に充填されている。
外部電極15は、発光素子10の駆動電流が供給される電極で、基板11の裏面に形成されている。外部電極15は、WまたはMoを主成分とする金属で構成されたメタライズ層の表面にNi及びAuで構成される金属メッキ層が形成されている。
なお、ビア14、外部電極15は、例えば、Mo−Mn、W−Mn等の金属からなるメタライズ層もしくは導電性ペーストで形成してもよい。
本実施形態の発光素子収納用パッケージ1の製造方法を説明する。図4A〜図4Cは、発光素子収納用パッケージ1の製造工程を表す断面図である。
まず、基板11となるべきアルミナ(Al)を主成分とする厚みが500μmのセラミックスグリーンシート11aを用意した(図4A)。このようなセラミックスグリーンシートは、アルミナ(Al)セラミックス微粉末と有機結合材、可塑剤、溶剤などのセラミックススラリーを、周知のドクタープレード法を用いて得た。
次に、上記セラミックスグスリーンシート11aにビア14となるべき貫通孔14aを、打ち抜き金型を用いて打ち抜き形成した(図4B)。
セラミックスグリーンシート11aの表面および裏面にメタライズペーストを印刷し、焼成後にメタライズ層となる未焼成メタライズ層12a,13a,14b,15aを形成した(図4C)。グリーンシート表面への印刷には公知のスクリーン印刷方法を、貫通孔14aの充填印刷には印刷面の反対側から吸引しながら印刷する方法を採用した。第一の反射部13となるべき未焼成メタライズ層13aは、所定の形状および高さになるように、印刷形成した未焼成メタライズ層に数回重ねて印刷した。メタライズペーストには、WまたはMoを主成分とする金属粉末と溶剤とを混合したものを用いた。
なお、メタライズペーストの粘度を調整したり、印刷された未焼成メタライズ層上にさらに階段状に未焼成メタライズ層を印刷することによって、第一の反射部13の断面形状を、半円形状及び/又は上端のコーナー部が丸みのある形状とした。
未焼成メタライズ層12a,13a,14b,15aが形成されたセラミックスグリーンシート11aを焼成すると、実装領域12、第一の反射部13を構成するメタライズ層、ビア14、外部電極15が形成された焼結体の基板11が得られた。
さらに、その後、実装領域12、第一の反射部13、外部電極15のメタライズ層上に、電解メッキ法により、ニッケルメッキ層および金メッキ層もしくは銀メッキ層をこの順に形成する金属メッキ(図示せず)を施し、実装領域12、第一の反射部13、外部電極15を形成した。このようにして、図2の発光素子収納用パッケージ1が得られた。
なお、取り扱いを容易とし、多数の発光素子収納用パッケージ1を同時に効率よく製造するために、複数の発光素子収納用パッケージ1が縦横に配列された多数個取り用の基板を用いて作製することができる。多数個取り用の基板を用いて作製した場合には、例えば、上記の金属メッキ形成後に、多数個取り用の基板に分割溝を形成しておき、これに沿って分割したり、スライシング法等により分割線に沿って切断することにより、個々の発光素子収納用パッケージ1が得られる。
以上のように、本実施形態の発光素子収納用パッケージ1によると、第一の反射部13は、実装領域12に実装された状態の発光素子10の高さ以下の高さに形成される。そのため、発光素子収納用パッケージ1の高さ寸法を小さくすることができ、発光素子収納用パッケージ1の薄型化が可能であるため、機器に搭載した場合にも、全体の薄型化を図ることができる。また、第一の反射部13がパッドを兼用しており、ビア14を介して外部電極15と電気的に接続されている。そのため、パッドと第一の反射部13とを別々に形成する場合に比べて、発光素子収納用パッケージ1を簡素化できるとともに、小型化(省スペース化)も可能であった。
また、第一の反射部13は表面に光反射率の高い銀メッキ層が形成されており、発光素子10の側面光等を良好に反射するため、発光素子収納用パッケージ1の反射効率を高めることができた。
また、第一の反射部13の幅寸法d(図2参照)を従来よりも小さくすることができた。また、実装領域12を構成するメタライズ層の端部と第一の反射部13との最短の距離a(図1参照)を小さくすることができたため、発光強度の減衰による反射効率の低下を防止でき、発光素子収納用パッケージ1の反射効率を向上させることができた。
また、本実施形態の製造方法によると、発光素子収納用パッケージ1の第一の反射部13を構成するメタライズ層を、メタライズペーストを用いて印刷法によって形成したため、第一の反射部13の幅d、および実装領域12を構成するメタライズ層の端部と第一の反射部13との最短距離aを、従来の発光素子収納用パッケージよりも小さくすることができた。さらに、第一の反射部13のコーナー部が丸みのある形状に形成されるため、発光素子10の側面光等を良好に上方に反射させることができ、発光素子収納用パッケージ1の反射効率を高めることができた。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る発光素子収納用パッケージ2の主要な部分を表す縦断面図である。図2に共通する部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の発光素子収納用パッケージ2は、図2に示した第1の実施形態の発光素子収納用パッケージ1に加えて、第二の反射部20をさらに備えている。すなわち、本実施形態の発光素子収納用パッケージ2は、第1の実施形態での第一の反射部13に加えて、第二の反射部20を備えているため、第1の実施形態の発光素子収納用パッケージ1よりも、さらに高い反射効率を得ることができる。
第二の反射部20は、第一の反射部13を囲むように基板11上に形成され、実装領域12に実装される発光素子10の高さより高く形成されており、発光素子10の発光光束を反射する反射部として機能する。第二の反射部20は、内周面に反射面21を備え、発光素子10をその側面側から囲むように形成されているので、発光素子10の発光光束を上方(基板11表面に垂直な方向)に反射し、発光素子収納用パッケージ2の反射効率を高めることができる。
第二の反射部20は、基板11と実質的に同一組成のセラミックスからなり、基板11上に積層されて焼結一体化されている。
本実施形態では、第二の反射部20の外形は、平面視で内周が略円形で外周が略正方形の枠体である。第二の反射部20は、平面視で内周(開口)の形状が略楕円形としてもよく、内周と外周の形状が同じ枠体としてもよい。
図5に示すように、本実施の形態では、第二の反射部20の内周面が基板11面に対して外側に広がるように傾斜して形成されている。なお、第二の反射部20の内周面は、基板11面に対して垂直に形成されてもよく、内側に狭まるように傾斜して形成されてもよい。
第二の反射部20は、その中央部に発光素子10や第一の反射部13等を収容するための貫通穴22を有している。
第二の反射部20の高さは、発光素子収納用パッケージ2の薄型化と発光効率の両者を勘案して、実装された状態の発光素子10の高さより高く決めればよい。すなわち、薄型化を優先する場合には、第二の反射部20の高さを低くし、発光効率を優先する場合には、第二の反射部20の高さを高く形成すればよい。
反射面21は、第二の反射部20の内周面上に、WまたはMoを主成分とする金属で構成されたメタライズ層が形成され、このメタライズ層の表面にNi、Au、またはAgで構成される金属メッキ層が形成されている。この反射面21を構成するメタライズ層は、例えば、Mo−Mn、W−Mn等の金属で形成することもできる。
本実施形態の発光素子収納用パッケージ2の製造方法を説明する。図6A〜図6Dは、発光素子収納用パッケージ2の製造工程を表す断面図である。
まず、基板11となるべきアルミナ(Al)を主成分とするセラミックスグリーンシート11aと、第二の反射部20となるべきアルミナ(Al)を主成分とするセラミックスグリーンシート20aを用意した(図6A)。このようなセラミックスグリーンシートは、アルミナ(Al)セラミックス微粉末と有機結合材、可塑剤、溶剤などのセラミックススラリーを、周知のドクタープレード法を用いて得た。
セラミックスグリーンシート11aにビア14となるべき貫通孔14aを打ち抜き金型を用いて打ち抜くとともに、セラミックスグリーンシート20aに、発光素子10を収容するための貫通穴22をテーパをつけて打ち抜き形成した(図6B)。なお、貫通穴22は、図6Bに示すようにテーパをつけて打ち抜くこともできるほか、厚さ方向に垂直に打ち抜くこともできる。
セラミックスグリーンシート11aの表面および裏面にメタライズペーストを印刷し、焼成後にメタライズ層となる未焼成メタライズ層12a,13a,14b,15aを形成した。また、セラミックスグリーンシート20aの貫通穴22の内周面にもメタライズペーストを印刷し、焼成後にメタライズ層となる未焼成メタライズ層21aを形成した(図6C)。グリーンシート表面への印刷には公知のスクリーン印刷方法を、貫通孔14aの充填印刷には印刷面の反対側から吸引しながら印刷する方法を採用した。第一の反射部13となるべき未焼成メタライズ層13aは、所定の形状および高さになるように、印刷形成した未焼成メタライズ層に数回重ねて印刷した。メタライズペーストには、WまたはMoを主成分とする金属粉末と溶剤とを混合したものを用いた。
なお、メタライズペーストの粘度を調整したり、印刷された未焼成メタライズ層上にさらに階段状に未焼成メタライズ層を印刷することによって、第一の反射部13の断面形状を、半円形状及び/又は上端のコーナー部が丸みのある形状とした。
未焼成メタライズ層12a,13a,14b,15aが形成されたセラミックスグリーンシート11aと、未焼成メタライズ層21aが形成されたセラミックスグリーンシート20aとを積層し焼成すると、実装領域12、第一の反射部13を構成するメタライズ層、ビア14、外部電極15、反射面21を構成するメタライズ層が形成された、焼結一体化された基板11と第二の反射部20が得られた。
さらに、その後、実装領域12、第一の反射部13、外部電極15、反射面21のメタライズ層上に、電解メッキ法により、ニッケルメッキ層および金メッキ層もしくは銀メッキ層をこの順に形成する金属メッキ(図示せず)を施し、実装領域12、第一の反射部13、外部電極15、反射面21を形成した(図6D)。このようにして、図5の発光素子収納用パッケージ2が得られた。
なお、前述したように、多数個取り用の基板を用いて作製し、分割して、個々の発光素子収納用パッケージ2を得てもよい。
以上のように、本実施形態の発光素子収納用パッケージ2は、実装された発光素子10の高さよりも低い第一の反射部13が発光素子10の近傍に配置され、さらに、実装された発光素子10の高さよりも高い第二の反射部20が第一の反射部13を囲むように配置されている。発光素子10の近傍に配置された第一の反射部13が、発光素子10からの側面光等を発光強度の減衰が小さいうちに反射し、他の発光光束を第二の反射部20が上方に反射する。そのため、本実施形態の発光素子収納用パッケージ2は、第二の反射部20のみを備えた従来の発光素子収納用パッケージや、第一の反射部13のみを備えた発光素子収納用パッケージ1よりも高い反射効率を得ることができた。
また、第一の反射部13がパッドを兼用しているため、パッドと第一の反射部13とを別々に形成する場合に比べて、発光素子収納用パッケージ2を簡素化できた。
さらに、第一の反射部13のメタライズ層上と反射面21のメタライズ層上に電解メッキを施す際に、実装領域12のメタライズ層上と外部電極15のメタライズ層上に同時に金属メッキを施すことにより、製造工程を簡略にできた。
(第3の実施形態)
図7は本発明の第3の実施形態に係る発光素子収納用パッケージ3を表す上面図である。また、図8は、発光素子収納用パッケージ3を図7のB−Bに沿って切断した状態を表す断面図である。図1及び図2に共通する部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図7及び図8に示すように、本実施形態の発光素子収納用パッケージ3は、基板11と、発光素子10の実装領域12と、絶縁材で構成される第一の反射部30と、ビア14と、外部電極15と、パッド31とで構成されている。図7及び図8では、発光素子10が、発光素子収納用パッケージ3に実装されるとともに、金線からなるボンディングワイヤ16を介してパッド31と電気的に接続され、パッド31はビア14を介して外部電極15と電気的に接続されている。第1の実施形態とは、パッドを兼用している第一の反射部13に代えて、絶縁材で構成される第一の反射部30及びパッド31を備えている点で、相違している。発光素子収納用パッケージ1の外形は、例えば、縦3mm、横3mm、高さ0.5mmである。
第一の反射部30は、実装領域12を囲むように基板11上に形成され、断面形状は、上端のコーナー部が丸みのある形状になっている。また、実装領域12に実装される発光素子10の高さ以下の高さ(高さhは30μm、幅dは100μm)に形成されており、発光素子10の発光光束を反射する反射部として機能する。第一の反射部30は、発光素子10をその側面側から囲むように形成されているので、発光素子10の側面光や斜め下方向に発光された光を反射し、発光素子収納用パッケージ3の反射効率を向上させることができる。
また、第一の反射部30の断面形状としては、第一の反射部30の上端のコーナー部の丸みを大きくしたり、第一の反射部30の断面形状を半円形状に近づけた形状としてもよい。これにより、第一の反射部30は、発光素子の側面光等をさらに良好に上方(基板11表面に垂直な方向)に反射させることできるので、発光素子収納用パッケージ3の反射効率をさらに向上させることができる。
本実施の形態では、第一の反射部30の構成材料として、絶縁材であるアルミナからなる白色のセラミックスを使用した。白色のセラミックスとしては、例えば、ガラス−アルミナ系のガラスセラミック等を挙げることができる。第一の反射部30は、図7に示すように、実装領域の周囲を全てを囲むような平面視で内周及び外周が略円形の枠体として形成されている。第一の反射部30は、平面視で、内周(開口)の形状が略楕円形の枠体としてもよく、内周と外周の形状の異なった枠体としてもよい。
第一の反射部30は、実装領域12の一部を囲むように形成されていてもよいが、反射効率をより高められるという観点から、50%以上を囲むように形成することが好ましく、本実施例のように全てを囲むように形成することがさらに好ましい。
実装領域12を構成するメタライズ層の端部と第一の反射部30の端部との最短の距離b(図7参照)は、50μmとなっている。距離bが50μm未満であると、印刷で形成する場合の精度上、実装領域12を構成するメタライズ層と重なってしまい発光素子を搭載する場合に不具合を生じたり、距離bが200μmを越えると発光強度が減衰され反射効率が低下するおそれがある。
パッド31は、ビア14を介して外部電極15と電気的に接続されている。パッド31は、WまたはMoを主成分とする金属で構成され、基板11上にメタライズ層として形成されている。パッド31としては、例えば、Mo−Mn、W−Mn等の金属からなるメタライズ層で形成することもできる。また、このメタライズ層の表面に、Ni、Au、もしくはAgで構成される金属メッキ層を形成してもよい。
本実施形態の発光素子収納用パッケージ3は、図4A〜図4Cに示した第一の実施形態の発光素子収納用パッケージ1の各製造工程のうち、図4Cに示した製造工程において、メタライズペースト13aに代えて第一の反射部30となるべきセラミックスペーストを印刷し、さらにパッド31となるべきメタライズペーストを所定の位置に印刷することにより製造した。
なお、このセラミックスペーストが焼成して形成された白色のセラミックスからなる第一の反射部30の表面には、金属メッキを施しておらず、このメタライズペーストで構成されるパッド31のメタライズ層上には、ニッケルメッキ層および金メッキ層もしくは銀メッキ層をこの順に形成する金属メッキを施した。
また、セラミックスペーストの粘度を調整したり、印刷された未焼成セラミックス層上にさらに階段状に未焼成セラミックス層を印刷することによって、第一の反射部30の断面形状を、半円形状及び/又は上端のコーナー部が丸みのある形状とした。
本実施の形態においても、第一の反射部30が配置されており、第一の反射部30は、実装領域12に実装された状態の発光素子10の高さ以下の高さに形成されるため、発光素子収納用パッケージ3の高さ寸法を小さくすることができ、発光素子収納用パッケージ3の薄型化が可能であった。
また、第一の反射部30は、光反射率の高い白色のセラミックスによって形成されており、発光素子10の側面光等を良好に反射するため、発光素子収納用パッケージ1の反射効率を高めることができた。
さらに、第一の反射部30が絶縁材により構成されているため、従来の発光素子収納用パッケージで問題となっていた反射部とパッド、もしくは、反射部と実装領域を構成するメタライズ層との接触によるショートを防止することができた。
また、本実施形態の製造方法によれば、第一の反射部の幅dや、実装領域12を構成するメタライズ層の端部と第一の反射部の端部との最短の距離b(図7参照)を従来のものに比べて小さくすることができるので、発光素子収納用パッケージ3の小型化(省スペース化)が可能であった。さらに、第一の反射部30のコーナー部が丸みのある形状に形成されるため、発光素子10の側面光等を良好に上方に反射させることができ、発光素子収納用パッケージ3の反射効率を高めることができた。
また、実装領域12を構成するメタライズ層の端部と第一の反射部30の端部との最短の距離bを従来のものと比較してはるかに小さくできるので、発光強度の減衰による反射効率の低下を防止でき、発光素子収納用パッケージ3の反射効率を向上させることができた。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係る発光素子収納用パッケージ4の主要な部分を表す縦断面図である。図5、図8に共通する部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態の発光素子収納用パッケージ4は、図8に示した第3の実施形態の発光素子収納用パッケージ3に加えて、第二の反射部20をさらに備えている。すなわち、本実施形態の発光素子収納用パッケージ4は、第3の実施形態での第一の反射部30に加えて、第二の反射部20を備えているため、第二の反射部20のみを備えた従来の発光素子収納用パッケージや、第一の反射部30のみを備えた第3の実施形態の発光素子収納用パッケージ3よりも、さらに高い発光効率を得ることができる。
本実施形態の発光素子収納用パッケージ4は、図6A〜図6Dに示した第2の実施形態の発光素子収納用パッケージ2の各製造工程のうち、図6Cに示した製造工程において、メタライズペースト13aに代えて第一の反射部30となるべきセラミックスペーストを印刷し、さらにパッド31となるべきメタライズペーストを所定の位置に印刷することにより製造できた。
なお、このセラミックスペーストが焼成して形成された白色のセラミックスからなる第一の反射部30の表面には、金属メッキを施しておらず、このメタライズペーストで構成されるパッド31のメタライズ層上には、ニッケルメッキ層および銀メッキ層もしくは金メッキ層をこの順に形成する金属メッキを施した。
また、セラミックスペーストの粘度を調整したり、印刷された未焼成セラミックス層上にさらに階段状に未焼成セラミックス層を印刷することによって、第一の反射部30の断面形状を、半円形状及び/又は上端のコーナー部が丸みのある形状とした。
本実施形態の発光素子収納用パッケージ4は、実装された発光素子10の高さよりも低い第一の反射部30が発光素子10の近傍に配置され、さらに、実装された発光素子10の高さよりも高い第二の反射部20が第一の反射部30を囲むように配置されている。発光素子10の近傍に配置された第一の反射部30が、発光素子10からの側面光等を発光強度の減衰が小さいうちに反射し、他の発光光束を第二の反射部20が上方に反射する。そのため、本実施形態の発光素子収納用パッケージ4は、第二の反射部20のみを備えた従来の発光素子収納用パッケージや、第一の反射部30のみを備えた発光素子収納用パッケージ3よりも高い反射効率を得ることができた。
また、第一の反射部30が絶縁体でできているため、パッド31を第一の反射部30に近づけて配置することができ、その結果、第二の反射部20を発光素子10に近づけて配置することが可能になった。
(第5の実施形態)
図10は、本発明の第5の実施形態に係る発光素子収納用パッケージ5を表す上面図である。また、図11は、発光素子収納用パッケージ5を図10のC−Cに沿って切断した状態を表す断面図である。図2に共通する部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図10及び図11に示すように、本実施形態の発光素子収納用パッケージ5は、基板11と、発光素子10の実装領域12と、第一の反射部50と、ビア14と、外部電極15とで構成されている。図10及び図11では、発光素子10が、発光素子収納用パッケージ5に実装されるとともに、金線からなるボンディングワイヤ16を介して第一の反射部50と電気的に接続され、第一の反射部50は、ビア14を介して外部電極15と電気的に接続されている。第1の実施形態とは、2個の発光素子10を実装可能となるように基板11上に実装領域12が2つ設けられており、第一の反射部50が個々の実装領域12を各々囲うように基板11上に設けられている点で相違している。
第一の反射部50は、複数の実装領域12にそれぞれ実装される各発光素子10を各々囲うように基板11上に形成され、かつ実装領域12に実装された状態の発光素子10の高さ以下の高さに形成されており、発光素子10の発光光束を反射する反射部として機能する。
なお、発光素子10や実装領域の個数は、図10及び図11に示す2つに限定されず、2つ以上の任意の個数にすることができる。本実施例では、搭載される発光素子10ごとに、実装領域12が基板11上に設けられているが、1つの実装領域上に複数の発光素子を搭載してもよい。図10及び図11では、第一の反射部50として、2つの第一の反射部13(第一の反射部13については第一の実施形態で説明した)を、発光素子10間で一体化した形状のものを例示している。
なお、図10及び図11では、実装領域12を並べて、発光素子10を実装しているが、あらゆる配置位置が選択可能である。また、メタライズ層で構成されこのメタライズ層の表面に金属メッキを施したものからなる第一の反射部に代えて、又は、メタライズ層で構成されこのメタライズ層の表面に金属メッキを施したものからなる第一の反射部とともに、白色のセラミックスからなる第一の反射部とパッド31を備えていてもよい。
第一の反射部50が、発光素子10をその側面側から囲むように配置されているので、発光素子10の側面光等を反射し、発光素子収納用パッケージ5の反射効率を向上させることができた。
また、図10及び図11に示すように、発光素子10間にも第一の反射部50が形成されているので、発光素子10の側面光が隣接する発光素子10で散乱、吸収される影響を低減でき、反射効率を向上させることができた。
さらに、本実施形態においても、第一の反射部50が配置されているため、第一の実施形態と同様の効果を得ることができた。
(第6の実施形態)
図12は、本発明の第6の実施形態に係る発光素子収納用パッケージ6の主要な部分を表す縦断面図である。図5、図11に共通する部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態の発光素子収納用パッケージ6は、図11に示した第5の実施形態の発光素子収納用パッケージ5に加えて、第二の反射部20をさらに備えている。すなわち、本実施形態の発光素子収納用パッケージ6は、第5の実施形態での第一の反射部50に加えて、第二の反射部20を備えているため、第二の反射部20のみを備えた従来の発光素子収納用パッケージや、第一の反射部50のみを備えた第5の実施形態の発光素子収納用パッケージ5よりも、さらに高い発光効率を得ることができる。
本実施形態の第二の反射部20は、複数の実装領域12にそれぞれ実装される複数の発光素子10を、第一の反射部50のさらに外側から囲むように基板11上に形成されている。
本実施の形態においても、第一の反射部50及び第二の反射部20が配置されているため、第2の実施形態と同様な効果を得ることができた。
(その他の実施形態)
本発明はこれらの実施の形態に何ら限定されるものではない。本発明の実施形態は、上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、発光素子収納用パッケージ1に実装される発光素子10としては、図1等に例示した発光ダイオード(LED)だけでなく、レーザーダイオード(LD)等の他の発光素子を適用することもできる。
本発明の第1の実施形態に係る発光素子収納用パッケージを表す上面図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光素子収納用パッケージを図1のA−Aに沿って切断した状態を表す断面図である。 本発明の第一の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの変形例を表す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの製造工程を表す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの製造工程を表す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの製造工程を表す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの主要な部分を表す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの製造工程を表す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの製造工程を表す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの製造工程を表す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの製造工程を表す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る発光素子収納用パッケージを表す上面図である。 本発明の第3の実施形態に係る発光素子収納用パッケージを図7のB−Bに沿って切断した状態を表す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの主要な部分を表す縦断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る発光素子収納用パッケージを表す上面図である。 本発明の第5の実施形態に係る発光素子収納用パッケージを図10のC−Cに沿って切断した状態を表す断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る発光素子収納用パッケージの主要な部分を表す縦断面図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6…発光素子収納用パッケージ、10…発光素子、11…基板、12…実装領域、13,30,50…第一の反射部、14,17…ビア、15,18…外部電極、16…ボンディングワイヤ、20…第二の反射部、21…反射面、22…貫通穴、31…パッド。

Claims (5)

  1. 発光素子の実装領域を有する基板と、
    前記実装領域に実装される前記発光素子を囲むように前記基板上に形成され、かつ前記実装領域に実装された状態の前記発光素子の高さ以下の高さに形成された第一の反射部と、
    を具備することを特徴とする発光素子収納用パッケージ。
  2. 前記実装領域は、複数の発光素子を実装可能となるように前記基板上に複数設けられており、さらに前記第一の反射部は、個々の前記実装領域にそれぞれ実装される各発光素子を各々囲うように前記基板上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発光素子収納用パッケージ。
  3. 前記第一の反射部を囲むように前記基板上に形成され、前記実装領域に実装された状態の前記発光素子の高さより高い第二の反射部をさらに具備することを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子収納用パッケージ。
  4. 前記第一の反射部は、メタライズ層で構成され該メタライズ層の表面に金属メッキを施したもの及び/又は白色のセラミックスからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発光素子収納用パッケージ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発光素子収納用パッケージの製造方法であって、
    前記基板となるセラミックスグリーンシートに、前記第一の反射部となるセラミックスペースト及び/又は前記第一の反射部を構成するメタライズ層となるメタライズペーストを、印刷する印刷工程と、
    前記セラミックスペースト及び/又はメタライズペーストが形成された前記セラミックスグリーンシートを焼成し、焼結した前記基板上に白色のセラミックスからなる前記第一の反射部及び/又は前記第一の反射部を構成するメタライズ層を形成する焼成工程と、
    を有することを特徴とする発光素子収納用パッケージの製造方法。
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