JP5334237B2 - 埋金設置位置照合方法および埋金設置位置照合システム - Google Patents

埋金設置位置照合方法および埋金設置位置照合システム Download PDF

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Description

壁面に埋設された埋金の設置状況を確認する埋金設置位置照合方法および埋金設置位置照合システムに関する。
埋め込み金物(埋金)は、原子力発電所等において、配管を壁面にサポート材を介して据え付けるための土台として用いられる。埋金は埋設対象のコンクリートを固める作業と同時に埋設して、コンクリートが固まるとともに埋金もコンクリートに固定されることになるが、当初の設計位置からずれて固定されることがあるため、実際に設置された位置が設計許容範囲内にあるか否か確認する作業が必要となる。
従来の埋金設置位置確認作業では、紙図面を作業者が現場に持ち込み、実際に埋設された埋金の位置を比較することで埋金設置位置の突き合わせ確認を行っていた。さらに、高所などの位置確認がしづらい場所では、足場を設定することで対応していた。
従来技術では実際の設置位置と設計データで規定されている設計位置の差を計測せずに、現場合わせで不具合検討を行っているが、設置位置と設計位置との差を確認する技術としては特許文献1などがある。
特開2007−103645号公報
上述のように、従来技術は紙図面と現状の比較にとどまっており、見落としや正確な計測が行われない等の不具合が発生し、現状位置と設計位置の詳細な比較を行うことはできない。従来技術においても、設計データをCADデータと定義しつつも実際にはCADデータに基づいて画像を作成し、正面から撮影した現場画像と設計データに基づいて作成した画像を重ね合せた比較にとどまっており、作業者が自由な状態で撮影した金物設置位置の確認を行い、さらには現状位置と設計位置の詳細な比較をCADシステム上で容易に行うことは出来なかった。一方で、発明者は近年のデジタルカメラの高画素化、一般化に伴ない、簡易でありながら、現場ニーズに耐え得る画像を用いた計測が実現できると判断した。
そこで本発明は、前記従来技術の欠点を解消し、作業者が自由な状態で、埋金などの壁面設置物の現状位置と設置位置の詳細な比較を行う方法およびシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る埋金設置位置照合方法は、埋金が設置された壁面に、実寸法および前記壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットを配設し、前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成し、実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換し、記補正画像データと前記設計CADデータとが表す画像を同一画面上に出力することを特徴としている。
このような構成を採用することにより、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる正面から撮影された画像と、埋金の設計位置を表示する設計CADデータの画像とが同一画面上に重ねて表示されるため、埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を画面上で視覚的に判断することができる。また、埋金の設置現場に赴き紙図面等と対比して確認する作業が不要となり、埋金設置位置の不具合確認を効率よく行うことができる。さらに任意の位置、姿勢で撮影できるので大掛かりな測量機材を用いずに埋金設置位置の不具合確認を効率よく行うことができる。
また本発明は、埋金が設置された壁面に、実寸法および前記壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットを配設し、前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成し、実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換し、前記補正画像データから前記埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータを作成し、記設置CADデータと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として同一画面上に出力すること特徴としている。
このような構成を採用することにより、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータの画像と、埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータの画像とが同一画面上に重ねて表示される。このとき設置CADデータと設計CADデータが表示する画像は埋金の輪郭がそれぞれのデータに基づいて正確に表示される。したがって、上述の効果に加えて埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を画面上で正確に視覚的に判断することができる。
さらに本発明は、金が設置された壁面に、実寸法および前記壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットを配設し、前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成し、実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換し、前記補正画像データから前記埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータと、前記埋金の実寸法上の設置中心位置を表示する設置埋金データを作成し、記設置CADデータと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示するとともに、前記設置埋金データと前記埋金の実寸法上の設計中心位置を表示する設計埋金データとを対応づけ、対応付けられた設置埋金データと設計埋金データとの偏差により前記埋金の設計位置からの実寸法上の偏差を算出して偏差データを作成し、算出された偏差データを出力して実寸法上の数値として表示することを特徴としている
このような構成を採用することにより、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータの画像と、埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータの画像とが同一画面上に重ねて表示される。このとき設置CADデータと設計CADデータが表示する画像は埋金の輪郭がそれぞれのデータに基づいて正確に表示され、埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を数値的に表示される。したがって、埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を画面上で正確に視覚的に判断することができるのみならず、埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との実寸法上のズレの長さを客観的に判断することができる。
本発明において、前記設計CADデータは埋金の設計公差の範囲を表示する設計公差データが付加されていることを特徴としている。
このような構成を採用することにより、設置された埋金が設置許容公差範囲内に納まっているか否かを視覚的に判断することができる。
一方、本発明に係る埋金設置位置照合システムは、実寸法と埋金が設置された壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットと、前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成するカメラと、実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換して出力する画像データ処理部と、記補正画像データと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示する表示部と、を備えることを特徴としている。
このような構成を採用することにより、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる正面から撮影された画像と、埋金の設計位置を表示する設計CADデータの画像とが同一画面上に重ねて表示されるため、埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を画面上で視覚的に判断可能な埋金設置位置照合システムを構築できる。また、埋金の設置現場に赴き紙図面等と対比して確認する作業が不要となり、埋金設置位置の不具合確認を効率よく行う埋金設置位置照合システムを構築できる。さらに任意の位置、姿勢で撮影できるので大掛かりな測量機材を用いずに埋金設置位置の不具合確認を効率よく行う埋金設置位置照合システムを構築できる。
また本発明は、実寸法と埋金が設置された壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットと、前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成するカメラと、実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換して出力する画像データ処理部と、記補正画像データから前記埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータを作成して出力する設置CADデータ処理部と、設置CADデータと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示する表示部とを備えることを特徴としている。
このような構成を採用することにより、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータの画像と、埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータの画像とが同一画面上に重ねて表示される。このとき設置CADデータと設計CADデータが表示する画像は埋金の輪郭がそれぞれのデータに基づいて正確に表示される。したがって、上述の効果に加えて埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を画面上で正確に視覚的に判断可能な埋金設置位置照合システムを構築できる。
さらに本発明は、実寸法と埋金が設置された壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットと、前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成するカメラと、実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換して出力する画像データ処理部と、前記補正画像データから前記埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータを作成して出力する設置CADデータ処理部と、前記補正画像データから前記埋金の実寸法上の心位置を表示する設置埋金データを作成して出力する設置埋金データ処理部と、記設置埋金データと前記埋金の実寸法上の設計中心位置を表示する設計埋金データとを対応づけ、対応付けられた設置埋金データと設計埋金データとの偏差により前記埋金の設計位置からの実寸法上の偏差を算出して偏差データを出力する偏差計測部と、記設置CADデータと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示するとともに、前記偏差データを出力して画面上に実寸法上の数値として表示する表示部とを備えることを特徴としている。
このような構成を採用することにより、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータの画像と、埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータの画像とが同一画面上に重ねて表示される。このとき設置CADデータと設計CADデータが表示する画像は埋金の輪郭がそれぞれのデータに基づいて正確に表示され、埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差が数値的に表示される。したがって、埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を画面上で正確に視覚的に判断することができるのみならず、埋金の設計位置と実際に設置された設置位置との実寸法上のズレの長さを客観的に判断可能な埋金設置位置照合システムを構築できる。
本発明において、前記設計CADデータは埋金の設計公差の範囲を表示する設計公差データが付加されていることを特徴としている。
このような構成を採用することにより、設置された埋金が設置許容公差範囲内に納まっているか否かを視覚的に判断可能な埋金設置位置照合システムを構築できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
第1実施形態に係る埋金設置位置照合方法および埋金設置位置照合システムを図1に示す。
第1実施形態に係る埋金設置位置照合方法は、埋金14が設置された壁面12に、実寸法および前記面に対する位置が既知の基準面ターゲット16を配設し、前記壁面12を前記基準面ターゲット16とともに撮影して画像データ18を作成し、実寸法上および前記画像データ18が表示する画像上の基準面ターゲット16の位置と寸法を用いて、前記画像データ18を壁面12の正面から撮影された態様に補正した画像を表示する補正画像データ20に変換し、前記埋金14の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータ22を読み出し、前記補正画像データ20と前記設計CADデータ22とをそれぞれ画像として同一画面上に出力することを特徴としており、第1実施形態に係る埋金設置位置照合システム10は、実寸法と埋金14が設置された壁面12に対する位置が既知の基準面ターゲット16と、前記壁面12を前記基準面ターゲット16とともに撮影して画像データ18を作成するデジタルカメラ24と、実寸法上および前記画像データ18が表示する画像上の基準面ターゲット16の位置と寸法を用いて、前記画像データ18を壁面12正面から撮影された態様の補正画像を表示する補正画像データ20に変換して出力する画像データ処理部26と、前記補正画像データ20と埋金14の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータ22を入力し、前記補正画像データ20と前記設計CADデータ22とをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示する表示部28と、を備えることを特徴としている。
図1(a)は埋金14埋設された壁面12を基準面ターゲット16とともにデジタルカメラ24で撮影する現場を表す正面図で、図1(b)はその平面図である。図1(a)、(b)に示す壁面12は配管を固定する埋金14の埋設対象であり、歪みのない平面であるとする。埋金14は壁面12に、後述する設計CADデータに記載された設計位置に基づいて埋設されるが、上述のように実際の設置位置は設計位置から偏差が生じている。また埋金14は壁面12に埋もれたり、壁面12から突出することなく、壁面12と同一平面上にあるものとする。
基準面ターゲット16は矩形形状を有し、スタンド等に支持されて壁面12の前に配設されている。基準面ターゲット16はデジタルカメラ24に撮影されて形成される画像データ18の補正の基準点を担うものである。基準面ターゲット16は矩形形状の基準面ターゲット16の角には基準点部材16a、16b、16cが配設され、それぞれ後述の基準点T、T、Tとしての役割を担い、これらが後述の実寸法の基準座標Tを構成する。また基準点T、T、Tの位置を確認しやすくするために、各基準点の位置に高輝度LED等(不図示)を配設して基準点ごとに色を変えて作業者や後述の画像データ処理部26が認識しやすくなるように構成してもよい。
デジタルカメラ24は壁面12を基準面ターゲット16とともに撮影して、撮像面30に焦点が合わされて現れた画像をドットDごとに色彩や明度をデータ化することにより画像データ18を作成するものである。よって撮像面30においてドットDが多いほど撮像面30における画像の解像度は高くなる。デジタルカメラ24のレンズ(不図示)の焦点距離fと歪曲収差は既知であるとする。また作成された画像データ18はデジタルカメラ24に内蔵もしくは挿入されたメモリ手段(不図示)に格納され、メモリ手段(不図示)に格納された画像データ18は、パーソナルコンピュータ(不図示)に備わったデータリーダ(不図示)等を介して後述の画像データ処理部26に転送される。またデジタルカメラ24の焦点位置は後述の長さの次元をもつ光軸座標Oの原点となり、デジタルカメラ24の矩形の撮像面30の中心位置は後述の無次元の画像上の撮像座標Sの原点となる。
図1(c)に撮影された画像データ18の処理フローを示す。図1(c)において、画像データ処理部26はパーソナルコンピュータ(不図示)にインストールされたアプリケーションであって、メモリ手段(不図示)に格納された画像データ18が入力され、後述の写真測量法による演算により壁面12を正面から見た画像に変換して後述の表示部28が認識可能な拡張子をもつ補正画像データ20を出力するものである。画像データ処理部26はデータリーダ(不図示)を介してメモリ手段(不図示)に格納された画像データ18を読み出すようにプログラムされている。また、画像データ処理部26はドットDを最小単位とし、モニタ32に画像を出力するための平面直交座標系である無次元の平面座標Pを有し、画像データ18を構成するドットDを同一の配列を維持しつつドットDに割り振って並べるようにプログラムされているため、画像データ処理部26は平面座標Pに基づいて、画像データ18のドットDごとの位置情報を把握することができるのみならず、平面座標Pに従って画像データ18をモニタ32上に出力することができる。また画像データ処理部26はモニタ32においてパーソナルコンピュータ(不図示)に付属するマウス手段(不図示)が表示するカソール(不図示)の位置情報を平面座標Pにおける位置情報に対応させて入力できるようにプログラムされている。これにより作業者は画像データ18が表示されたモニタ32を見ながらマウス操作で平面座標P上に表された基準点T、T、Tを指定することができる。または、画像データ18上に映された上述の高輝度LED(不図示)の存在箇所を他の部分の明度と対比することで、画像データ処理部26が平面座標P上の基準点T、T、Tの位置を認識し、さらに前記高輝度LED(不図示)の色を識別することで、基準点を識別できるようにプログラムしてもよい。また画像データ処理部26は各基準点の平面座標Pでの位置、後述の基準座標Tにおける各基準点の位置、そしてデジタルカメラ24の焦点距離fが入力されると後述の写真測量法による演算が行われ、撮像座標S上のドットDを壁面座標Wに変換した補正画像データ20を平面座標Pに基づき出力できるようにプログラムされている。また画像データ処理部26は前記補正画像データ20が後述の基準点T、T、Tの壁面座標W上の位置を示す数値をパーソナルコンピュータのキー操作により入力できるようにプログラムされている。
本実施形態においては、写真測量法により埋金の設計位置と実際の設置位置とを比較している。本実施形態で用いられる写真測量法とは、基準点として指定した複数点の実座標での位置関係と現場画像上の座標及びカメラの焦点距離などのカメラ内部情報を考慮することでカメラ姿勢情報を計算し、その結果から任意の点の位置情報を計算するものである。概念としては、例えば正方形とわかっているものを斜めから撮影すると台形状に変形するので、逆にその変形した四角形を正方形にするには、どの程度三次元で傾斜させればよいかを数値的に推測することで計算を行う。そのため本実施形態においては上述の壁面座標W、基準座標T、光軸座標O、撮像座標Sとの関係を把握する必要がある。これにより、撮像座標S上にあるドットDを壁面座標W上に座標変換することにより、撮像面30を介して作成された画像データ18を壁面正面から見た画像に変換して補正画像データ20を作成することができる。
図2に壁面座標W、基準座標T、光軸座標O、撮像座標Sとの関係を示す。
壁面座標W(W,W,W)は、壁面12の水平方向をX軸、X軸に垂直な方向をY軸、壁面12の法線方向をZ軸とし、壁面12の実寸法に基づき長さの次元を持つ直交座標系として構成される。壁面座標Wの原点は壁面12のどの点でも構わないが、後述の基準座標Tの原点のX軸成分、Y軸成分、およびZ軸成分との差が既知であり(それぞれX、Y,Z)、後述の画像データ18によって表示される面上に存在するものとする。また壁面座標Wの原点は後述の設計CADデータ22の原点と一致する。
基準座標T(T,T,T)は、基準点Tを原点とし、基準点T、T、T、を基にTからTに向かうベクトルと、これに垂直なTからTに向かうベクトルと、前記2つのベクトルに垂直なベクトルにより長さの次元を持つ直交座標系として構成されている。ここで基準点TとTは壁面座標Wからみて同じ高さに設計され、基準点Tは基準点Tの真上に来るように設計されているものとする。壁面座標W上において壁面12から基準点T、T、TのZ軸方向の実寸法上の距離は互いに等しい(Z)とする。また壁面12が形成する実寸法の壁面座標Wに対する基準点T、T、Tの実寸法上の位置は既知であるとする。さらに、基準点T、TはTからの距離が既知(それぞれT、Tとする)であり、基準点Tから基準点Tへ向かうベクトルは壁面座標WのX軸方向であり、基準点Tから基準点Tへ向かうベクトルは壁面座標WのY軸方向とし、さらに壁面12の法線方向をZ軸とする。このとき基準座標Tにおける基準点T、T、Tの位置はそれぞれT(0,0,0)、T(T,0,0)、T(0,T,0)となる。一方、壁面座標Wは基準座標Tを平行移動した関係にあるので、
となる。
光軸座標O(O,O,O)はデジタルカメラ24の光軸方向をZ軸とし、デジタルカメラ24の撮像面30の長辺方向をX軸、短辺方向をY軸とし、デジタルカメラ24の基準座標Tにおけるカメラ位置T(TCX,TCY,TCZ)を原点として構成される。なお、光軸座標Oの原点においてデジタルカメラ24は焦点を結ぶものとする。
撮像座標S(S,S,S)は光軸座標OをZ軸方向に平行移動し、デジタルカメラ24の焦点距離f離れた位置を原点として構成される。よって、撮像座標Sと光軸座標Oとの関係は(S,S,S)=(O,O,O+f)となる。さらに、画像データ18は全て撮像面30上で形成されるので、画像データ18を構成するドットDの撮像座標Sでの位置Sは(SDX,SDY,0)となる。なお、上述の画像データ処理部26が持つ平面座標Pは光軸座標SのX軸成分、およびY軸成分を抽出した直交平面座標と相似の関係となる。
画像データ18上には基準点T、T、Tが撮影されているため、基準点T、T、Tは撮像座標S上においてSDTi(SDTXi、SDTYi、0)、(i=0,1,2)の位置に存在する。
一方、光軸座標O上の点OTiと基準座標T上の基準点T(TXi,TYi,TZi)(i=0,1,2)との関係は、
となる。(2)式において、αはO軸のT軸回りの回転角、βはO軸のT軸回りの回転角、γはO軸のT軸回りの回転角であり、Rはα、β、γの回転行列、Δは基準座標Tの原点Tからデジタルカメラ24のカメラ位置Tへのベクトルである。
さらに、STiと光軸座標O上の点OTi(OTXi,OTYi,OTZi)(i=0,1,2)との関係は、
となる。よって画像データ処理部26においては、未知数をカメラ位置T(TCX,TCY,TCZ)、および回転角α、β、γとし、基準座標Tにおいて既知の基準点T(TXi,TYi,TZi)(i=0,1,2)を(2)、(3)式に代入して、基準点Tiの撮像座標S上の値STi(STXi,STYi,0)を算出し、撮影によって得られた撮像座標S上の基準点T、T、Tを表す点SDTi(SDTXi、SDTYi、0)、(i=0,1,2)との間で差分の絶対値をそれぞれ算出し、その合計値が最小となるように上述の未知数を最小二乗法により算出するようにプログラムされている。これらの定数がデジタルカメラ24の位置や傾きを示すカメラ情報となる。
したがって、画像データ処理部26は撮像座標S上の任意のドットDの座標S(SDX,SDY,0)から光軸座標O上のドットDの座標O(ODX,ODY、ODZ)、および基準座標T上のドットDの座標T(TDX,TDY、0)を介して壁面座標WにおけるドットDの座標W(WDX,WDY,0)へ座標変換する処理を、上述の最小二乗法で求めた定数(TCX,TCY,TCZ、α、β、γ)と(1)〜(3)式を用いて演算して補正画像データ20として出力されるようにプログラムされている。このようなプログラムにより、すべての画像データ18上の無次元の位置情報が長さの次元をもつ壁面座標W上に座標変換され、画像データ18に係る位置情報と前記位置情報ごとにもつ色情報によって表された画像が、壁面正面から撮影した態様に補正された画像を表示し、かつ長さの次元を有する位置情報をもつ補正画像データ20を作成することができる。なお、レンズ(不図示)に歪曲収差がある場合にはパーソナルコンピュータ(不図示)にインストールされ、前記レンズの収差データを格納した画像補正用アプリケーション(不図示)で画像データ18を補正したのち上述の座標変換の処理を行う必要がある。
設計CADデータ22は、後述の表示部が認識可能な拡張子をもち、平面座標P上の等間隔に並べられたドットDによって構成され、壁面12における設計上の埋金の外周を線で結ぶようにドットDに色情報を与えて後述の表示部を介してモニタ上に表示できるデータである。設計CADデータ22はパーソナルコンピュータ(不図示)のハードディスク(不図示)もしくはCD−R等(不図示)の補助記憶媒体に記録されているものとし、後述の表示部28に読み出される。また設計CADデータ22には壁面座標W上の原点を示すデータが付加され、設計CADデータ22が描画する画像と対応付けられ、前記原点を基準に設計CADデータが描画する画像の位置が定義される。そして設計CADデータ22には長さの次元をもつ壁面座標Wが無次元の平面座標Pと対応付けられるように付加されている。なお補正画像データ20と設計CADデータ22の壁面座標Wから平面座標Pへの変換は同一の関数を用いて行う。
表示部28は画像データ処理部26同様にパーソナルコンピュータ(不図示)にインストールされたアプリケーションであって、補正画像データ20と設計CADデータ22とを読み出し、同一画面上にこれらを画像としてパーソナルコンピュータ(不図示)のモニタ(不図示)上に出力するものである。表示部28は、基準点T、T、Tの壁面座標Wにおける既知の位置情報を用いて、前記位置情報から算出される補正画像データ20が持つ壁面座標Wの原点と設計CADデータ22が持つ壁面座標Wの原点とを揃えるように補正画像データ20の全ての位置情報を平行移動させた上で、画像データ処理部26と同様に無次元の平面座標Pに従って、補正画像データ20と設計CADデータ22をモニタ32上に出力するようにプログラムされている。これにより、補正画像データ20と設計CADデータ22が表示する画像との位置の偏差が無くなり、埋金14の設計位置と設置位置との比較が可能となる。また表示部28は、補正画像データ20または設計CADデータ22が有する長さの次元をもつ壁面座標Wに係る情報を読み込み、その長さの値を一定の間隔ごとに平面座標Pの軸上のその長さに対応する箇所に表示するようにプログラムされている。なお画像データ処理部26および表示部28はパーソナルコンピュータ(不図示)に搭載されたオペレーションシステム(不図示)上で動作し、それぞれのアプリケーションは、モニタ32上に表示される各アプリケーションが有するウインドウ(不図示)上で画像を描画するので、ひとつのモニタ32上ですべて表示ができるものとし、以後の実施形態に係るアプリケーションにおいても同様とする。
上記構成のもと、第1実施形態にかかる埋金設置位置照合方法および埋金設置位置照合システム10の動作について説明する。
まず、埋金14が埋設された壁面12の前に基準面ターゲット16を配設する。その際、水準器等を用いて、基準点TとTが水平に、TとTとが垂直に、T、T、Tが壁面12から同じ距離(Z)となるように基準面ターゲット16の傾きや位置を調整する。そして、所定の位置から埋金14が埋設された壁面12を基準面ターゲット16とともに撮影者(不図示)がデジタルカメラ24を用いて撮影することにより画像データが作成され、メモリ手段(不図示)に格納される。その後、メモリ手段(不図示)に格納された画像データ18をパーソナルコンピュータ(不図示)にインストールされた画像データ処理部26が読み込み、上述の処理に基づいて画像データ18に映されている基準点T、T、Tを指定して平面座標Pでの各基準点の位置を特定する。そして特定された各基準点と焦点距離が入力され上述の写真測量法によりデジタルカメラ24の位置、傾きにかかるカメラ情報を算出し、前記カメラ情報に基づき画像データ18上のすべてのドットDを壁面座標Wに変換する態様で、画像データ18を壁面正面から撮影された画像に相当する補正画像データ20を作成して、表示部28に出力する。補正画像データ20が入力された表示部28は設計CADデータ22を読み出し、補正画像データ20と設計CADデータ22との壁面座標Wの原点を合わせた上で両者を同一の平面座標P上に載せモニタ32上に出力する。すると図3に示すように、補正画像データ20と設計CADデータ22は重なった状態でモニタ32上に表示され埋金14の設計位置と設置位置との比較が可能となる。
したがって、第1実施形態によれば、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる正面から撮影された画像と、埋金14の設計位置を表示する設計CADデータ22の画像とが同一画面上に重ねて表示されるため、埋金14の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を画面上で視覚的に判断することができる。また、埋金14の設置現場に赴き紙図面等と対比して確認する作業が不要となり、埋金14の設置位置の不具合確認を効率よく行うことができる。さらに任意の位置、姿勢で撮影できるので大掛かりな測量機材を用いずに埋金14の設置位置の不具合確認を効率よく行うことができ、またこれを具現化した埋金設置位置照合システム10を構築できる。
図4に第2実施形態に係る埋金設置位置照合方法および埋金設置位置照合システムを示す。
第2実施形態に係る埋金設置位置照合方法は、埋金14が設置された壁面12に、実寸法および前記壁面12に対する位置が既知の基準面ターゲット16を配設し、前記壁面12を前記基準面ターゲット16とともに撮影して画像データ18を作成し、実寸法上および前記画像データ18が表示する画像上の基準面ターゲット16の位置と寸法を用いて、前記画像データ18を壁面12の正面から撮影された態様に補正した画像を表示する補正画像データ20に変換し、前記補正画像データ20から埋金14の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータ34を作成し、前記埋金14の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータ22を読み出し、前記設置CADデータ34と前記設計CADデータ22とをそれぞれ画像として出力して同一画面上で表示することを特徴としており、第2実施形態に係る埋金設置位置照合システム10は、実寸法と埋金14が設置された壁面12に対する位置が既知の基準面ターゲット16と、前記壁面12を前記基準面ターゲット16とともに撮影して画像データ18を作成するデジタルカメラ24と、実寸法上および前記画像データ18が表示する画像上の基準面ターゲット16の位置と寸法を用いて、前記画像データ18を壁面12の正面から撮影された態様の補正画像を表示する補正画像データ20に変換して出力する画像データ処理部26と、前記補正画像データ20を入力して、前記補正画像データ20から前記埋金14の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータ34を作成して出力する設置CADデータ処理部36と、前記設置CADデータ34と埋金14の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータ22を入力し、前記設置CADデータ34と設計CADデータ22とをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示する表示部28とを備えることを特徴としている。
図4(a)において、設置CADデータ処理部36はパーソナルコンピュータ(不図示)にインストールされたアプリケーションであって、補正画像データ20から埋金14の位置情報を輪郭として表示する設置CADデータ34を作成して出力するものである。
補正画像データ20に表される埋金部分のドットDの色情報の値は一定の範囲にとどまっている。そこで設置CADデータ処理部36は、平面座標P上のドットDを探索し、隣接するドットDとの色情報の差が一定の閾値以上となるドットDを検出するようにプログラムされ、前記閾値は手動により入力されるようにプログラムされている。これにより適切な閾値を作業者が設定して、検出されたドットDは画像データ18上に表示される埋金14の外周点とするドットDとして抽出される。さらに設置CADデータ処理部36は抽出された埋金14の外周点を構成するドットDを探索し、隣接するドットDもまた埋金の外周点を構成するドットDである場合には、平面座標PにおいてドットD同士を結ぶ線上にあるドットDに一定の色情報の値を与えて、これを設置CADデータ34として出力するようにプログラムされている。これにより各埋金14の輪郭を線で結んだ態様で表示する設置CADデータ34を構築することができる。このとき、撮像座標Sを構成するドットDよりも平面座標Pを構成するドットDの数を多く、言い換えれば解像度を高くする必要がある。よって設置CADデータ処理部36は、ドットDが撮像座標Sにおける配列と相似の配列で数D単位ごとに等間隔で平面座標P上に並ぶようにプログラムされている。
また同一の埋金14を壁面に埋設した場合には、上述のように補正画像データ20に表される埋金部分のドットDの色情報の値は一定の範囲にとどまっているのみならず、埋金14の大きさの偏差も一定の範囲にとどまっている。そこで設置CADデータ処理部36はあらかじめ指定された範囲内の色情報の値をもち埋金14を構成する埋金点であるドットDを抽出し、ドットD同士が隣接する部分の面積を計算し(該当するドットDの個数を計算)、これが一定範囲に収まっている場合には色情報、位置情報から構成されるこれらのドットDをひとつの埋金14を構成する埋金点としてその埋金の番号情報を付加する。そして同じ番号をもつ埋金点のうち、隣接点に埋金点以外の点(壁面12を構成する点)がある点(色情報が一定の範囲から逸脱するもの)を埋金14の外周点として抽出し、隣接するドットDもまた埋金14の外周点を構成するドットDである場合には、平面座標Pにおいて外周点を構成するドットD同士を結ぶ線上にあるドットDに一定の色情報の値を与えて、これを設置CADデータ34として出力するようにプログラムすることもできる。いずれの形態に係る設置CADデータ34を構築する際にも、設計CADデータ22と設置CADデータ34の埋金14の輪郭を表示するためのドットDの色情報の値は異なったものに設定することが望ましい。これにより設計CADデータ22が描画する埋金の輪郭と、設置CADデータ34が描画する埋金14の輪郭とを作業者が混同することを防止することができる。
表示部28は、パーソナルコンピュータ(不図示)にインストールされたアプリケーションであって、設置CADデータ34と設計CADデータ22が入力されると、平面座標Pに基づいて、図4(b)に示すように、両データを出力するようにプログラムされている。なお、設置CADデータ34と設計CADデータ22の壁面座標Wの原点の位置を一致させる作業は第1実施形態と同様に行われるようにプログラムされている。
したがって第2実施形態によれば、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる埋金14の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータ34の画像と、埋金14の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータ22の画像とが同一画面上に重ねて表示される。このとき設置CADデータ34と設計CADデータ22が表示する画像は埋金14の輪郭がそれぞれのデータに基づいて正確に表示される。したがって、上述の効果に加えて埋金14の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差をモニタ画面上で正確に視覚的に判断することができ、またこれを具現化した埋金設置位置照合システム10を構築できる。
図5に第3実施形態に係る埋金設置位置照合方法および埋金設置位置照合システムを示す。
第3実施形態に係る埋金設置位置照合方法は、埋金14が設置された壁面12に、実寸法および前記壁面に対する位置が既知の基準面ターゲット16を配設し、前記壁面12を前記基準面ターゲット16とともに撮影して画像データ18を作成し、実寸法上および前記画像データ18が表示する画像上の基準面ターゲット16の位置と寸法を用いて、前記画像データ18を壁面12の正面から撮影された態様に補正した画像を表示する補正画像データ20に変換し、前記補正画像データ20から埋金14の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータ34と、埋金14の実寸法上の設置中心位置を表示する設置埋金データ38を作成し、前記埋金14の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータ22と、埋金14の実寸法上の設計中心位置を表示する設計埋金データ40を読み出し、入力された前記設置CADデータ34と前記設計CADデータ40とをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示するとともに、前記設置埋金データ38と前記設計埋金データ40とを対応づけ、対応付けられた設置埋金データ38と設計埋金データ40との偏差により前記埋金14の設計位置からの実寸法上の偏差を算出して偏差データ42を作成し、算出された偏差データ42を出力して実寸法上の数値として表示することを特徴とし、第3実施形態にかかる埋金設置位置照合システム10は、実寸法と埋金14が設置された壁面12に対する位置が既知の基準面ターゲット16と、前記壁面12を前記基準面ターゲット16とともに撮影して画像データ18を作成するデジタルカメラ24と、実寸法上および前記画像データ18が表示する画像上の基準面ターゲット16の位置と寸法を用いて、前記画像データ18を壁面12の正面から撮影された態様の補正画像を表示する補正画像データ20に変換して出力する画像データ処理部26と、前記補正画像データ20を入力して前記埋金14の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータ34を作成して出力する設置CADデータ処理部36と、前記補正画像データ20を入力して実寸法上の埋金14の中心位置を表示する設置埋金データ38を作成して出力する設置埋金データ処理部44と、前記設置埋金データ38と実寸法上の埋金14の設計中心位置を表示する設計埋金データ40を入力し、前記設置埋金データ38と前記設計埋金データ40とを対応づけ、対応付けられた設置埋金データ38と設計埋金データ40との偏差により前記埋金14の設計位置からの実寸法上の偏差を算出して偏差データ42を出力する偏差計測部46と、前記設置CADデータ34と埋金14の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータ22を入力し、入力された前記設置CADデータ34と前記設計CADデータ22とをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示するとともに、入力された偏差データ42を出力して画面上に数値として表示する表示部48とを備えることを特徴としている。
図5(a)に示すように、設置埋金データ処理部44はパーソナルコンピュータ(不図示)にインストールされたアプリケーションであって、補正画像データ20上の埋金14を個々に識別し中心位置を示すデータを算出して出力するものである。設置埋金データ処理部44は、あらかじめ指定された範囲内の色情報に該当する埋金14を構成する埋金点であるドットDを抽出し、前記指定範囲に該当する一のドットDの位置情報と隣接するすべての前記指定範囲に該当するドットのD面積を計算し(該当するドットDの個数を計算)、これが一定範囲に収まっている場合には、一定の面積を有する埋金を構成するドットD群ごとに重複しない番号データを与え、それ以外の部分(壁面12)に該当するドットDにも埋金14を構成するドットD群と重複しない番号データを与える。そして、一の番号に属するドットDの縦軸の値、および横軸の値の総和をとり、それを一のドットD群に属するドッドDの個数で除算することにより、一の番号のドットD群の面積中心位置を算出し、補正画像データ20に番号データと、一の番号に属するドットDPの中心位置データを付加した設置埋金データ38を出力できるようにプログラムされている。これにより、前記指定範囲に該当する色情報、位置情報から構成される一のドット群Dを一の埋金14を構成する埋金点の集合体として認識して、補正画像データ20が表示する画像から壁面12と埋金14を区別し、さらに埋金14同士を識別し、各埋金14の中心位置を算出することができる。
偏差計測部46もパーソナルコンピュータ(不図示)にインストールされたアプリケーションであって、上述の設置埋金データ38と実寸法上の埋金の設計中心位置を表示する設計埋金データ40とを埋金14ごとに対応付ける、即ち設計位置の埋金14と実際の設置された埋金14を個々に対応付けるものである。ここで、設計埋金データ40は平面座標Pにおける各埋金14の中心位置を示すデータを羅列したものである。偏差計測部46は設置埋金データ38における一の番号に係る設置された埋金14の中心位置を示すデータと、設計埋金データ40の各埋金14の中心位置を示すデータとの平面座標Pにおける距離を計算して、最も近くにある設計埋金データ40の一の中心位置を示すデータを選択してその距離を出力し、これを他の設置された埋金14の中心位置を示すデータと、残りの設計埋金データ40の他の中心位置を示すデータとの間で繰り返すことによって、設計位置の埋金14の中心位置と実際の設置された埋金14の中心位置を個々に対応付け、その各距離(偏差)を壁面座標Wにおける距離、即ち実寸法上の距離に変換した上で、設置埋金データ38にその対応する埋金14を示す番号ごとに付加してなる偏差データ42を作成して出力するようにプログラムされている。なお、上記の対応付けは、設計上の埋金14と、実際に設置された埋金14の個数は同一とし、設置された埋金14から最も近い位置にある設計上の埋金が、壁面12上で設計位置から移動する前の埋金14に対応することを前提として行われている。
表示部48は、図5(b)に示すように、第1実施形態および第2実施形態同様の構成に加えて、入力された偏差データ42を出力して画面上に実寸法上の数値として表示する構成となっている。表示部48は平面座標Pにおいて各埋金14の実寸法上の偏差を表示する位置を、各埋金14の中心位置から一定距離並行移動させるようにプログラムされている。これによりモニタ32上に画像として表示された埋金14と重なることなく、設置された各埋金14の設計位置からの実寸法上の偏差を表示することができる。また、表示部48はマウス手段(不図示)のモニタ32上のカソール位置の情報を平面座標P上の位置情報に変換可能であり、前記位置情報と偏差データ42中の同一の位置情報のドットDに係る番号データに帰属する偏差を読み出し、偏差に係る数値を平面座標PのドットDに文字を描かせるように色情報を与えて、モニタ上に出力するようにプログラムされている。さらに異なる番号データに属するドットD上にカソールを動かした場合は、前記色情報を消去した上でその番号データに付随する偏差に係る数値を上述同様に表示するようにプログラムされている。これにより作業者が表示された設置埋金データ38上の埋金14に相当する部分にマウス手段のカソール50を移動させることにより、その埋金14の設計位置と設置位置の偏差がモニタ32上に表示されることとなる。なお、壁面12に該当する部分のドットDには偏差に係る数値はない(数値をゼロとしてもよい)ので、その上にカソール50を移動させるとモニタ32上の偏差に係る数値の表示は消去される。もちろん、すべての埋金14の設計位置と設置位置との偏差を各埋金14の近傍等に同時に表示するようにプログラムしてもよい。
したがって第3実施形態によれば、任意の位置、姿勢で撮影された現場の画像から得られる埋金14の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータ34の画像と、埋金14の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータ22の画像とが同一画面上に重ねて表示される。このとき設置CADデータ34と設計CADデータ22が表示する画像は埋金14の輪郭がそれぞれのデータに基づいて正確に表示され、埋金14の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差が数値的に表示される。したがって、埋金14の設計位置と実際に設置された設置位置との偏差を画面上で正確に視覚的に判断することができるのみならず、埋金14の設計位置と実際に設置された設置位置との実寸法上のズレの長さを客観的に判断することができ、またこれを具現化した埋金設置位置照合システム10を構築できる。
図6に第1実施形態乃至第3実施形態共通の変形例を示す。
いずれの実施形態においても図6(a)に示すように、壁面座標Wの原点を交点とする建屋基準芯52を壁面12に描画してもよい。建屋基準芯52は原点から壁面座標WのX軸方向(水平方向)とY軸方向(垂直方向)に線を引けばよい。この場合、設計CADデータ22にも原点を基準として建屋基準芯52が描かれていることが必要である。これにより補正画像データ20と設計CADデータ22において壁面座標W上の原点に偏差があるか、あるいは両データが示す画像に偏角があるか否かを容易に判断でき、このような誤差が発生している場合には、表示部28は前記誤差を矯正するように補正画像データ20を構成する平面座標P上のドットDの位置情報を平行移動、回転移動させるようにプログラムすればよい。
いずれの実施形態においても図6(b)に示すように、設計CADデータ22において埋金の設計公差の範囲を表示する設計公差データ54を付加させることができる。具体的には平面座標Pにおいて各埋金14の設計交差の範囲を輪郭で囲む線を引くように、その線上にあるすべてのドットDに一定の色情報を与えた設計交差データ54を設計CADデータ22に付加すれば良い。ここで埋金14の設計位置の輪郭を示すドットDの色情報と設計交差データ54に係るドットDの色情報は、混同防止のため異なったものにすることが望ましい。このような構成を採用することにより、設置された埋金14が設置許容公差範囲内に収まっているか否かを視覚的に判断でき、またこれを具現化した埋金設置位置照合システム10を構築できる。また各データが表示する埋金14の輪郭線は色のみならず、実線、破線となるようにドットDに色情報を与えてもよい。
いずれの実施形態においてもデジタルカメラ24で撮影して画像データ18を作成することを前提として述べてきたが、他の撮影機材例えば銀塩カメラ(不図示)で撮影してその後スキャナ(不図示)で撮影された写真(不図示)をスキャンして画像データ18を作成してもよい。
いずれの実施形態においても、表示部28、48はモニタにおけるマウス手段(不図示)が表示するカソール50の位置情報を平面座標Pにおける位置情報として認識し、平面座標Pと実寸法に係る壁面座標Wに対応して、モニタ32上にその値を表示するようにプログラムしてもよい。これにより補正画像データ20、設置CADデータ34、および設計CADデータ22が表示するモニタ画像上のカソールが指す位置を実寸法上の値として表示することができる。
大掛かりな測量機器を用いず、壁面に埋設された埋金の本来の設計位置と実際に設置された位置の偏差を簡単に確認できる埋金位置照合方法、および埋金設置位置照合システムとして利用できる。
第1実施形態の埋金が埋設された壁面の撮影現場状況を示す概略図である。 第1実施形態で用いる座標系の関係を示す概略図である。 第1実施形態の埋金と設計CADデータを画像として重ねて表示する概略図である。 第2実施形態に係る概略図である。 第3実施形態に係る概略図である。 第1乃至第3実施形態共通の変形例に係る概略図である。
符号の説明
10………埋金設置位置照合システム、12………壁面、14………埋金、16………基準面ターゲット、18………画像データ、20………補正画像データ、22………設計CADデータ、24………デジタルカメラ、26………画像データ処理部、28………表示部、30………撮像面、32………モニタ、34………設置CADデータ、36………設置CADデータ処理部、38………設置埋金データ、40………設計埋金データ、42………偏差データ、44………設置埋金データ処理部、46………偏差計測部、48………表示部、50………カソール。

Claims (8)

  1. 埋金が設置された壁面に、実寸法および前記壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットを配設し、
    前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成し、
    実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換し、
    記補正画像データと前記設計CADデータとが表す画像を同一画面上に出力することを特徴とする埋金設置位置照合方法。
  2. 埋金が設置された壁面に、実寸法および前記壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットを配設し、
    前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成し、
    実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換し、
    前記補正画像データから前記埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータを作成し、
    記設置CADデータと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として同一画面上に出力すること特徴とする埋金設置位置照合方法。
  3. 埋金が設置された壁面に、実寸法および前記壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットを配設し、
    前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成し、
    実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換し、
    前記補正画像データから前記埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータと、前記埋金の実寸法上の設置中心位置を表示する設置埋金データを作成し、
    記設置CADデータと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示するとともに、
    前記設置埋金データと前記埋金の実寸法上の設計中心位置を表示する設計埋金データとを対応づけ、対応付けられた設置埋金データと設計埋金データとの偏差により前記埋金の設計位置からの実寸法上の偏差を算出して偏差データを作成し、算出された偏差データを出力して実寸法上の数値として表示することを特徴とする埋金設置位置照合方法。
  4. 前記設計CADデータは埋金の設計公差の範囲を表示する設計公差データが付加されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の埋金設置位置照合方法。
  5. 実寸法と埋金が設置された壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットと、
    前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成するカメラと、
    実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換して出力する画像データ処理部と、
    記補正画像データと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示する表示部と、を備えることを特徴とする埋金設置位置照合システム。
  6. 実寸法と埋金が設置された壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットと、
    前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成するカメラと、
    実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換して出力する画像データ処理部と、
    記補正画像データから前記埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータを作成して出力する設置CADデータ処理部と、
    設置CADデータと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示する表示部とを備えることを特徴とする埋金設置位置照合システム。
  7. 実寸法と埋金が設置された壁面に対する位置が既知の基準面ターゲットと、
    前記壁面を前記基準面ターゲットとともに撮影して画像データを作成するカメラと、
    実寸法上および前記画像データが表示する画像上の前記基準面ターゲットの位置と寸法を用いて、前記画像データを壁面正面から撮影された態様の画像に補正するとともに前記埋金の実寸法上の設計位置を表示する設計CADデータと共通の座標系に表示する補正画像データに変換して出力する画像データ処理部と、
    前記補正画像データから前記埋金の実寸法上の設置位置を表示する設置CADデータを作成して出力する設置CADデータ処理部と、
    前記補正画像データから前記埋金の実寸法上の心位置を表示する設置埋金データを作成して出力する設置埋金データ処理部と、
    記設置埋金データと前記埋金の実寸法上の設計中心位置を表示する設計埋金データとを対応づけ、対応付けられた設置埋金データと設計埋金データとの偏差により前記埋金の設計位置からの実寸法上の偏差を算出して偏差データを出力する偏差計測部と、
    記設置CADデータと前記設計CADデータとをそれぞれ画像として出力して同一画面上に表示するとともに、前記偏差データを出力して画面上に実寸法上の数値として表示する表示部とを備えることを特徴とする埋金設置位置照合システム。
  8. 前記設計CADデータは埋金の設計公差の範囲を表示する設計公差データが付加されていることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1に記載の埋金設置位置照合システム。
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