JP5334106B2 - 上げ下げ窓 - Google Patents

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Description

本発明は、網戸を備えた上げ下げ窓に関する。
従来、上げ下げ窓としては、窓枠の室外側寄りに外障子を取付けると共に、その窓枠の室内側寄りに内障子を取付けたものが知られている。
前述した上げ下げ窓においては、内障子を上方に移動して窓枠の下半分を開放したときに、虫などが室内に入り込まないようにするために網戸を取付けることがあるが、その網戸が固定であると内障子を上方に移動して窓枠の下半分を開放した場合に、窓の外側に置いた植物に水をかけることができない。
このようなことから、窓枠に網戸を開閉自在に取付けた上げ下げ窓が提案されている。
例えば、特許文献1に開示したように、窓枠の室外側寄りに外障子を取付けると共に、窓枠の室内側寄りに内障子を取付け、前記窓枠における外障子よりも室外側部に網戸を取付け、この網戸を上下に移動することで開閉自在とした網戸を備えた上げ下げ窓が提案されている。
実公平4−21436号公報
前述した従来の上げ下げ窓は、網戸を上方に移動して開放するので、その網戸が外障子と干渉しないようにするために、網戸は外障子よりも室外側に位置する。
このために、窓枠の室内外側方向の寸法、つまり見込み寸法が網戸の取付けスペース分だけ大きく、見込み寸法の大きな上げ下げ窓となってしまう。
本発明の目的は、開閉自在な網戸を備えていると共に、見込み寸法が小さい上げ下げ窓とすることである。
本発明は、窓枠の室外側寄り上部に外障子を取付け、前記窓枠の室内側寄りに内障子を上下動自在に取付けた上げ下げ窓であって、
前記窓枠の室外側寄り下部に網戸を、横軸を支点とし、閉じ状態と開き状態とに亘って回転可能に取付け、
前記窓枠における前記外障子を取付ける室外側寄り部分の開口寸法を、内障子を取付ける室内側寄り部分の開口寸法よりも大きくすることで、前記外障子の見付け寸法を内障子の見付け寸法よりも大きくし、
前記網戸の見付け寸法が、前記窓枠の室内側寄り部分の開口寸法よりも小さく、当該網戸が窓枠の室内側寄り部分の開口を挿通できるようにし、
前記窓枠の左右の縦枠における室外側寄り部分の下部に、縦アタッチメントを取付け、
前記網戸の見込み寸法は外障子の見込み寸法よりも小さく、
前記網戸が閉じ状態のときに、該網戸は外障子の下方で、その外障子の室内側面と室外側面との間に位置して外障子の室外側、室内側に張り出すことがなく、かつ前記網戸の上横部が外障子の下横部、下横部が窓枠の下枠における室外側寄り部分、縦部が窓枠の縦枠における室外側寄り部分の下部に取り付けた縦アタッチメントにそれぞれ接する縦向き姿勢となるようにし、
前記網戸が開き状態のときには、網戸の上横部が窓枠よりも室外側に突出し、下横部が窓枠よりも室内側に突出する横向き姿勢となるようにしたことを特徴とする上げ下げ窓である。
本発明においては、前記網戸の回転中心を、内障子を上方に移動して窓枠の下部を開放したときの内障子の下横部よりも下方位置とすることができる。
このようにすれば、内障子を上方に移動して網戸を開き状態としたときに、その網戸が略水平となるまで回転しても内障子の下横部と網戸が干渉しないようにできる。
本発明においては、前記網戸の左右縦部における上下中間部に横軸をそれぞれ取付け、前記左右の縦枠における室外側寄り下部分には、面内方向の内側に開口した横軸ガイド凹部と、室内側に向かう横軸ガイド面が長手方向に連続してそれぞれ設けられ、前記横軸ガイド凹部を室内側に開口した連通部で、前記横軸ガイド面に連続し、前記左右の縦枠における前記横軸ガイド凹部内に、前記横軸が上方から下方に向けて移動することで回転可能に嵌まり合う形状の軸受をそれぞれ取付け、前記軸受は、前記連通部よりも下方に位置するようにできる。
このようにすれば、網戸に取付けた一対の横軸を窓枠の横軸ガイド面に沿って移動することで、その横軸を連通部を通して横軸ガイド凹部内に挿入し、その横軸を横軸ガイド凹部に沿って下方に移動することで軸受に回転可能に嵌合することができるから、網戸を窓枠に回転可能に取付ける作業が簡単である。
本発明においては、前記軸受は、取付部と支承部を備え、その支承部は、上方に開口したほぼC字形状で、かつ離隔する方向に弾性変形可能な一対の支承片を有し、この一対の支承片で横軸を回転可能で、かつ上下に動かないように支承する構成とすることができる。
このようにすれば、網戸を回転するときに横軸が軸受に対して上下方向に動くことがなく、網戸をスムーズに回転できる。
本発明においては、前記横軸は、小径軸部と、この小径軸部よりも突出した大径軸部を有し、前記横軸ガイド凹部の開口部の面外方向の寸法は、前記小径軸部の径よりも大きく、かつ大径軸部の径よりも小さく、その大径軸部が横軸ガイド凹部内に位置すると共に、前記支承片にて支承され、小径軸部が開口部から突出するようにし、前記連通部の上下寸法は、前記大径軸部の径よりも大きいようにできる。
このようにすれば、横軸の大径軸部を横軸ガイド面に沿って移動することで、その大径軸部が連通部を通って横軸ガイド凹部内に挿入し、小径軸部が開口部から突出するので、横軸を横軸ガイド凹部に沿って下方に移動する際に横軸が外れることがない。
本発明によれば、内障子を上方に移動して窓枠の下部を開放し、網戸を横向き姿勢とすることで網戸を開き状態にできるとともに、縦向き姿勢とすることで網戸を閉じ状態にできる。
また、網戸が閉じ状態のときには、その網戸は外障子の室外側、室内側に張り出すことがないので、窓枠の見込み寸法が網戸のために大きくならない。
しがたって、開閉自在な網戸を備えていると共に、見込み寸法が小さい上げ下げ窓とすることができる。
また、外障子の見付け寸法よりも網戸の見付け寸法が小さく、室外から見たときに網戸が目立つことがないので、外観の見栄えが良い。
しかも、縦枠の室外側寄り部分の下部に縦アタッチメントを取付け、この縦アタッチメントに網戸の縦部を接するようにしたので、縦枠を切断加工等することなく窓枠の室外側寄り開口に、見付け寸法の大きな外障子、見付け寸法の小さな網戸を取付けできる。
本発明の実施の形態を示す上げ下げ窓の概略内観図である。 本発明の実施の形態を示す上げ下げ窓の概略外観図である。 図1のA−A詳細拡大断面図である。 図1のB−B詳細拡大断面図である。 図1のC−C詳細拡大断面図である。 網戸を開き状態としたときの上げ下げ窓の斜視図である。 窓枠に網戸を取付ける動作説明用の斜視図である。 図5の横軸、軸受部分の拡大図である。 図8のD−D断面図である。
図1と図2に示すように、窓枠1の室外側寄り上部(例えば、上半分)に外障子2を取付けると共に、前記窓枠1の室内側寄りに内障子3を上下移動自在に取付けた上げ下げ窓としている。
前記窓枠1は、上枠10と下枠11と左右の縦枠12を矩形状に連結してある。
前記外障子2は、上框20と下框21と左右の縦框22を矩形状に連結し、その内部にガラス等の面材23が装着してある。
前記内障子3は、上框30と下框31と左右の縦框32を矩形状に連結し、その内部にガラス等の面材33が装着してある。
図2に示すように、前記窓枠1の室外側寄り下部(例えば、下半分)に網戸4が横軸を支点とし、閉じ状態と開き状態とに亘って回転可能に取付けてある。
前記網戸4は、網戸上框40と網戸下框41と左右の網戸縦框42を矩形状に連結し、その内部に防虫網43が張設してある。
前記網戸4が閉じた状態のときに、その網戸4は外障子2の下方で、外障子2の見込み内に位置して網戸4が外障子2よりも室外側に張り出すことがないようにしてある。
前記網戸4が閉じた状態のときに、網戸4の上横部(例えば、網戸上框40)が外障子2の下横部(例えば、下框21)に接し、網戸4の下横部(例えば、網戸下框41)が窓枠1の下枠11における室外側寄り部分11aに接し、網戸4の縦部(例えば、網戸縦框42)が窓枠1の縦枠12の室外側寄り部分における外障子2の下框21と下枠11との間の部分、つまり縦枠12における室外側寄り下部分12aに接する縦向き姿勢となる。
前記網戸4が開き状態のときには、図2に仮想線で示すように網戸4は横向き姿勢で、網戸4の上横部が窓枠1よりも室外側に突出し、網戸4の下横部が窓枠1よりも室内側に突出する。ここで横向き姿勢とは、網戸4が水平方向となる姿勢に限らず、斜めとなる姿勢であっても良い。つまり、網戸4が垂直方向となる姿勢以外の姿勢のことをさす。
このようであるから、内障子3を上方に移動して窓枠1の下部(例えば、下半分)を開放した状態で、網戸4を横軸を支点として回転することで網戸4を開閉することができる。
また、網戸4が閉じ状態のときには、その網戸4が外障子2の見込み内に位置して外障子2よりも室外側に張り出すことがないので、窓枠1の見込み寸法が網戸4のために大きくならないから、上げ下げ窓の見込み寸法を小さくできる。
この実施の形態では、縦枠12の室内側寄り部分の見付け寸法が室外側寄り部分の見付け寸法よりも大きく、左右の縦枠12の室内側寄り部分間の寸法(つまり、窓枠1の室内側寄り部分の開口寸法)H1が、室外側寄り部分間の寸法(つまり、窓枠1の室外側寄り部分の開口寸法)H2よりも小さく、内障子3の見付け寸法L1が外障子2の見付け寸法L2よりも小さい。
前記網戸4の見付け寸法L3を前記左右の縦枠12の室内側寄り部分間の寸法H1よりも小さくし、網戸4を窓枠1の左右の縦枠12間に室内側から挿入できると共に、網戸4を開放したときに、その網戸4の下部が窓枠1の左右の縦枠12間より室内側に突出できるようにしてある。
このために、窓枠1の左右の縦枠12の室外側寄り部分と網戸4の左右の縦部(例えば、左右の網戸縦框42)との間に隙間が生じるので、図2に示すように、縦枠12の室外側寄り部分の下部、例えば、外障子2の下框21と窓枠1の下枠11との間に左右の縦アタッチメント13を取付け、この縦アタッチメント13に左右の網戸縦框42が接して隙間が生じないようにしている。
つまり、縦アタッチメント13が前述の縦枠12の室外側寄り下部分12aである。
このようであるから、網戸4の見付け寸法L3が外障子2の見付け寸法L2よりも小さいので、室外側から見たときに網戸4が目立つことがないので、外観の見栄えが良い。
すなわち、前述した従来の上げ下げ窓は、網戸は窓枠の左右の縦枠に沿って上下動自在に取付けられるので、その網戸の左右方向の寸法(つまり、見付け寸法)が外障子の見付け寸法と同一で、網戸の見付け寸法が大きく、室外側から見たときに網戸が著しく目立つので、外観の見栄えが悪い上げ下げ窓となってしまうが、この従来の上げ下げ窓に比べて実施の形態の方が外観の見栄えが良い。
また、縦枠12の室外側寄り部分の見付け寸法を大きくして窓枠1の室外側寄り開口寸法を小さくすれば、縦アタッチメント13を取付けせずに見付け寸法の小さな網戸4を隙間なく取付けできるが、この場合には、縦枠12の室外側寄り部分の上半分を切断して除去することで、窓枠1の室外側寄り上部の開口寸法を大きくし、見付け寸法の大きな外障子を取付けることになる。
それに比べ、縦アタッチメント13を取付け、その縦アタッチメント13に網戸4の縦部を接するようにしたので、窓枠1の室外側寄り部分に、見付け寸法の大きな外障子2と見付け寸法の小さな網戸4を、縦枠12を切断加工等することなく取付けできる。
なお、縦枠12の室内側寄り部分、室外側寄り部分の見付け寸法を同一とすることで、窓枠1の左右の縦枠12の室内側寄り部分間の寸法H1と室外側寄り部分間の寸法H2を同一とすると共に、網戸4の見付け寸法L3と内・外障子2,3の見付け寸法L1,L2と同一とすることができる。
この場合には、前述した左右の縦アタッチメント13が不要である。
次に、各部の詳細を説明する。
前記窓枠1の縦枠12は、図3、図4に示すように室内側寄り部分12−1の見付け寸法が室外側寄り部分12−2の見付け寸法よりも大きく、室内側寄り部分12−1が室外側寄り部分12−2よりも面内方向の内側に突出し、前述のように窓枠1の室内側寄り部分の開口寸法H1が、室外側寄り部分の開口寸法H2よりも小さい。
例えば、縦枠12は、本体部12bの面外方向における室内側と中間部に面内方向内側に向かう室内側内向部12c、中間内向部12dを有し、その室内側内向部12cと中間内向部12dとの間に内向凹部12eを形成して室内側寄り部分12−1とし、前記中間内向部12dよりも室外側寄りを室外側寄り部分12−2としている。
前記左右の縦枠12の室内側寄り部分12−1間に内障子3が上下動自在に設けてある。
例えば、図4に示すように、縦枠12の内向凹部12eに設けたバランサー35と縦框32を連結してある。
このように、縦枠12の室内側寄り部分12−1に内向凹部12eを設けて見付け寸法を大きくしたことで、内障子3を上下動自在に取付けるための部品を設けるスペースを確保できる。
図3に示すように、前記左右の縦枠12の室外側寄り部分12−2間における上部に外障子2の左右の縦框22を連結して外障子2を動かないように取付ける。
図4と図5に示すように、前記左右の縦枠12の室外側寄り部分12−2における外障子2の下框21と下枠11との間に縦アタッチメント13をそれぞれ取付けて前述の縦枠12の室外側寄り下部分12aとする。
前記縦アタッチメント13の面内方向の内側部は、中間内向部12dの面内方向の内側部よりも面内方向の内側に突出している。つまり、前記縦アタッチメント13の面内方向の内側部は、縦枠12の室内側寄り部分12−1の面内方向の内側部よりも面内方向の内側に突出している。
図5に示すように、外障子2の下框21は窓枠1の上下中間部における室外側寄りに位置している。なお、上框20は上枠10に接している。
前記内障子3が閉じ位置のときには、内障子3の上框30が外障子2の下框21の室内側に位置し、内障子3の下框31が下枠11の室内側寄り部分11−1に接し、窓枠1の下部(例えば、下半分)、つまり外障子2の下框21と下枠11との間を閉じる。
前記内障子3が開き位置のときには、下框31が図5に仮想線で示す位置まで上方に移動し、その下框31と下枠11との間を開放する。
前記網戸4は前述のように外障子2の見込み内に位置する。
すなわち、網戸4の見込み寸法(室内側面4aと室外側面4bとの間の寸法)は、外障子2の見込み寸法(室内側面2aと室外側面2bとの間の寸法)よりも小さく、網戸4が外障子2の室内外側面2a,2b間に位置し、網戸4が外障子2よりも室内側、室外側に張り出すことがないようにしてある。
前述の外障子2の室内側面2a、室外側面2bは下框21の室内側面21a、室外側面21bである。
前述の網戸4の室内側面4a、室外側面4bは網戸縦框42の室内側面42a、室外側面42bである。
前記網戸上框40の室内側面40aが外障子2の下框21の下面21cに設けた下向片21dに接し、網戸上框40の室外側に装着した上横シール材44が前記下框21の下面21cに接して下框21と網戸上框40との間をシールしている。
前記網戸下框41は下枠11の室外側寄り部分11−2と対向し、その室外側に装着した下横シール材45が下枠11の室外側寄り部分11−2に接して下枠11と網戸下框41との間をシールしている。
図5に示す下枠11は、縦枠12と同様に、その室内側寄り部分11−1が室外側寄り部分11−2よりも面内方向の内側に突出している。
例えば、下枠11は、本体部11bの面外方向における室外側と中間部に、面内方向内側に向かう室内側内向部11c、中間内向部11dを有し、その室内側内向部11cと中間内向部11dとの間に内向凹部11eを形成して室内側寄り部分11−1とし、前記中間内向部11dよりも室外側寄りを室外側寄り部分11−2としてある。
つまり、この実施の形態では、上枠10、下枠11、縦枠12が樹脂製で、それらの長手方向端部を45度に切断して突き合わせ溶着して連結してあるので、下枠11が上枠11、縦枠12と略同一断面形状としてある。
このようであるから、網戸下框41を下枠11の室外側寄り部分11−2に接近すると、網戸4を回転して開閉するときに網戸下框41が下枠11の中間内向部11dと干渉するので、下枠11の室外側寄り部分11−2に横アタッチメント14を取付けて前述の室外側寄り部分11aとし、この横アタッチメント14に網戸下框41を接近すると共に、横アタッチメント14の室外側上向片14aの室内側面に前記下横シール材45を接するようにしてある。
次に、網戸4の取付けについて説明する。
図4と図5に示すように、網戸4の左右の縦部における上下中間部、例えば左右の網戸縦框42の室内側面42aにおける上下中間部に横軸5が取付けてある。
前記左右の縦枠12の室外側寄り下部分12aにおける上下中間部、例えば縦アタッチメント13の上下中間部に軸受6が取付けてある。
この軸受6で前記横軸5を回転可能に支承することで、網戸4が横軸5を支点として回転可能に取付けてある。
前記横軸5、つまり網戸4の回転中心は開き状態の内障子3の下横部(下框31)よりも下方に位置している。
これによって、図6に示すように、網戸4を縦向き姿勢の閉じ状態から横向き姿勢の開き状態に回転したときに網戸4と内障子3の下框31が干渉しないようにできるので、網戸4はほぼ水平な姿勢まで回転できる。このとき、網戸4の網戸下框41が窓枠1よりも室内側に突出し、網戸上框40が窓枠1よりも室外側に突出する。
したがって、下枠11と網戸4との間に上下寸法の大きな開放部を形成できるから、室内から室外の植物に水をかける作業等をやり易い。
なお、図6においては面材23,33、防虫網43の図示が省略してある。
次に、前記横軸5と軸受6を詳細に説明する。
前記縦枠12の室外側寄り下部分12a、例えば縦アタッチメント13の面内方向の内側部には、図4、図5に示すように、面内方向の内側に開口した横軸ガイド凹部7を長手方向に連続して有し、左右の横軸ガイド凹部7は相対向している。
この横軸ガイド凹部7の上下方向の中間部は、連通部8によって室内側方に開口している。この連通部8は前記横軸5が挿通する大きさである。
前記連通部5の開口縁と連続して横軸ガイド面9が上下方向に連続して有する。
この横軸ガイド面9は室内側方に向かう面で、前記横軸5が上下動可能に接する。
前記軸受6は縦アタッチメント13に、前記横軸ガイド凹部7内に位置するようにそれぞれ取付けてある。
前記軸受6は、前記横軸5が上から下に向けて移動することで回転可能に嵌まり合う形状で、この軸受6は、前記連通部8よりも下方に位置している。
前記網戸4は次のようにして窓枠1に取付ける。
図5に仮想線で示すように、内障子3を上方に移動して開き位置とする。
前述したように、左右の網戸縦框42に横軸5をそれぞれ取付けた網戸4を手で持ち、図7に示すように、その網戸4を斜めの姿勢とし、その網戸4の上部を窓枠1の室内側から前記内障子3の下框31と下枠11との間より窓枠1内に挿入し、その左右の横軸5を図7及び図5に仮想線で示すように左右の横軸ガイド面9にそれぞれ接し、例えば、網戸4を上方に移動して横軸5を横軸ガイド面9に沿って矢印aで示すように上方に向けて摺動することで、その横軸5を連通部8から矢印bで示すように横軸ガイド凹部7内に挿入する。この際、横軸5を横軸ガイド面9に沿って上方に摺動することで、その横軸5を連通部8から横軸ガイド凹部7内に挿入するようにしたが、これに限らず、横軸5を横軸ガイド面9に沿って下方に向けて摺動することで、その横軸5を連通部8から横軸ガイド凹部7内に挿入するようにしても良い。
この状態で網戸4を下方に移動して横軸5を横軸ガイド凹部7に沿って矢印cで示すように下方に移動し、横軸5を軸受6に回転可能に嵌め込むことで、網戸4を窓枠1に、横軸5を支点として回転可能に取付けできる。
このように、横軸5と軸受6の位置合わせが不要で、横軸5を横軸ガイド面9、横軸ガイド凹部7に沿って上下に移動すれば良いので、網戸4を窓枠1に、横軸5を支点として回転可能に取付ける作業が簡単で、短時間に取付けできる。
次に、各部を詳細に説明する。
前記横軸5は、図8、図9に示すように、取付部50と、この取付部50に面内方向に向けて水平に設けた小径軸部51と、この小径軸部51の先端部に設けた大径軸部52を有している。
前記取付部50が網戸縦框42の室内外側方向の室内側面42aに固着具53で固着して取付け、その小径軸部51が網戸縦框42の面内方向の外側面42bよりも面内方向の外側に突出している。前記取付部50は仮想線で示すようにカバー体54で覆われている。なお、このカバー体54を用いずに取付部50を露出させても構わない。
前記縦アタッチメント13の面外方向に向かう内側面13aに、第1内向板13bと第2内向板13cが面内方向の内側に向けて一体的に設けてあり、この第1内向板13bと第2内向板13cと前記内側面13aで前述の横軸ガイド凹部7を形成している。
前記内側面13aが横軸ガイド凹部7の底部7bで、前記第1・第2内向板13b,13cの内端部分(面内方向の内側端部分)は鉤形に折曲して横軸ガイド凹部7はあり溝形状で、その開口部7aの面外方向の寸法が底部寄り部の面外方向の寸法よりも小さい。
前記第1内向板13bが室内側に位置し、その第1内向板13bの室内側面が前述の横軸ガイド面9である。
前記第1内向板13bの一部が切欠きされ、その切欠き部13dが前述の連通部8である。
前記開口部7aの面外方向の寸法は、前記横軸5の小径軸部51の径よりも大きく、大径軸部52の径よりも小さく、その大径軸部52が横軸ガイド凹部7内に位置し、小径軸部51が開口部7aから突出し、かつ開口部7aに沿って長手方向に移動可能で、前記大径軸部52は開口部7aから面内方向に抜け出ることがない。
したがって、横軸3を横軸ガイド凹部4に沿って移動するときに横軸3が横軸ガイド凹部4から外れることがない。
前記切欠き部13d(連通部8)の上下寸法は、前記大径軸部52の径よりも大きく、その大径軸部52は連通部8から横軸ガイド凹部9内に入り込むことができる。
このようであるから、横軸5を横軸ガイド面9に沿って上方に摺動することで連通部8から横軸ガイド凹部7内に入り込むことができる。
前記軸受6は、図8、図9に示すように、取付部60と支承部61を備え、その取付部60が縦アタッチメント13の内側面13a(横軸ガイド凹部7の底部7b)に固着具62で固着して取付けてある。
前記支承部61は、取付部60の上面と連続した上向きの一対の支承片63を有し、この支承片63は離隔する方向に弾性変形可能で、ほぼC字形状で、一対の支承片63と取付部60の上面とで上部が開口した円形部64を形成している。
前記一対の支承片63の上部は離隔し、その一対の支承片63の上部間に横軸5の大径軸部52が押し込められることで一対の支承片63が離隔する方向に弾性変形(拡開変形)する。
前記円形部64に横軸5の大径軸部52が回転可能で、上下に動かないように嵌まり合う。
なお、支承部61の上部の開口は、垂直方向に上方に開口する形態に限らず、斜め上方に向けて開口する構成であっても良い。また、一対の支承片63の上端からさらに上方に向けてガイド片を設け、このガイド片で横軸5の大径軸部52を一対の支承片63間に案内する構成であっても良い。
このようであるから、図8に2点鎖線で示すように、横軸5の大径軸部52が横軸ガイド面9に沿って移動することで、その大径軸部52が連通部8から横軸ガイド凹部7内に入り込む。
その状態で横軸5を横軸ガイド凹部7に沿って下方に移動することで、大径軸部52が一対の支承片63を拡開変形し、円形部64内に入り込み、取付部60の上面で位置決めされると共に、一対の支承片63が弾性復元し、大径軸部52を回転可能で、かつ上下に動くことがないように支承する。
前述のようであるから、網戸4が左右の横軸5を支点として回転可能に窓枠1に取付けられる。
しかも、前述のように網戸4を回転するときに横軸5が軸受6に対して上下に動くことがないので、網戸4をスムーズに回転できる。
また、横軸ガイド凹部7及び横軸5は金属で形成され、軸受6(支承部61)は樹脂で形成されている。例えば、縦アタッチメント13を金属で形成してある。
このようであるから、弾性変形可能な支承片63(支承部61)を容易に形成することができる。また、万が一支承片63(支持部61)が破損したとしても、金属製の横軸5が金属製の横軸ガイド凹部7で支持されるため、網戸4が窓枠1から脱落することがない。
前記網戸縦框42の室内側面42aに横軸5が取付けられ、その横軸5は前記室内側面42aよりも室内側方に位置し、その横軸5が網戸縦框42の面内方向の外側面42bと対向することがないので、前記横軸ガイド凹部7を縦アタッチメント13における縦框42と対向した部分よりも室内側方にずれた部分に形成することができる。
したがって、網戸縦框42の面外方向に向かう外側面42bの全面を縦アタッチメント13と網戸縦框42との間のシールとして有効利用でき、横軸5、縦軸ガイド凹部7を設けたにもかかわらず縦アタッチメント13と網戸縦框42との間を確実にシールできる。
例えば、縦アタッチメント13に縦シール材15取付け、その縦シール材15を、網戸縦框42の面外方向に向かう外側面42bに接してシールする。
しかも、横軸5を取付けるために網戸縦框42の見込み寸法(室内外側方向の寸法)を必要以上に大きくすることがない。
さらに回転機構部(横軸5、軸受6)が、各シール材15,44,45よりも室内側に位置しているため、網戸4が閉じた状態において、この横軸5及び軸受6が雨水や砂埃等にさらされる恐れがない。このようであるから、横軸5及び軸受6の故障が起こり難くなっている。
前記網戸4には、その網戸4を閉じ状態でロックするロック手段70が取付けてある。
例えば、図5と図6に示すように、網戸下框41にロック片71を有したハンドル72を回転自在に取付け、そのロック片71を下アタッチメント14のロック面14bに接することで網戸4を閉じた状態でロックし、ロック片71をロック面14bから離脱することでロック解除する。
前述の実施の形態では、軸受6を樹脂製としたが、軸受6の取付部60と支承部61を別体で形成し、取付部60を金属製とし支承部61を樹脂製としても良い。なお、軸受6の全てを金属で構成しても良い。
また、横軸ガイド凹部7及び横軸5を金属製としたが、一部分に樹脂を設けても良い。なお、横軸ガイド凹部7及び横軸5の全てを金属以外の剛性体で構成しても良い。
1…窓枠、2…外障子、3…内障子、4…網戸、5…横軸、6…軸受、7…横軸ガイド凹部、8…連通部、9…横軸ガイド面、11…下枠、12…縦枠、12a…室外側寄り下部分、13…縦アタッチメント、21…縦枠(下横部)、31…下框(下横部)、40…網戸上框(網戸上部)、41…網戸下框(下横部)、42…網戸縦框(縦部)、50…取付部、51…小径軸部、51…大径軸部、60…取付部、61…支承部、63…支承片、64…円形部。

Claims (5)

  1. 窓枠の室外側寄り上部に外障子を取付け、前記窓枠の室内側寄りに内障子を上下動自在に取付けた上げ下げ窓であって、
    前記窓枠の室外側寄り下部に網戸を、横軸を支点とし、閉じ状態と開き状態とに亘って回転可能に取付け、
    前記窓枠における前記外障子を取付ける室外側寄り部分の開口寸法を、内障子を取付ける室内側寄り部分の開口寸法よりも大きくすることで、前記外障子の見付け寸法を内障子の見付け寸法よりも大きくし、
    前記網戸の見付け寸法が、前記窓枠の室内側寄り部分の開口寸法よりも小さく、当該網戸が窓枠の室内側寄り部分の開口を挿通できるようにし、
    前記窓枠の左右の縦枠における室外側寄り部分の下部に、縦アタッチメントを取付け、
    前記網戸の見込み寸法は外障子の見込み寸法よりも小さく、
    前記網戸が閉じ状態のときに、該網戸は外障子の下方で、その外障子の室内側面と室外側面との間に位置して外障子の室外側、室内側に張り出すことがなく、かつ前記網戸の上横部が外障子の下横部、下横部が窓枠の下枠における室外側寄り部分、縦部が窓枠の縦枠における室外側寄り部分の下部に取り付けた縦アタッチメントにそれぞれ接する縦向き姿勢となるようにし、
    前記網戸が開き状態のときには、網戸の上横部が窓枠よりも室外側に突出し、下横部が窓枠よりも室内側に突出する横向き姿勢となるようにしたことを特徴とする上げ下げ窓。
  2. 前記網戸の回転中心を、内障子を上方に移動して窓枠の下部を開放したときの内障子の下横部よりも下方位置とした請求項記載の上げ下げ窓。
  3. 前記網戸の左右縦部における上下中間部に横軸をそれぞれ取付け、
    前記左右の縦枠における室外側寄り下部分には、面内方向の内側に開口した横軸ガイド凹部と、室内側に向かう横軸ガイド面が長手方向に連続してそれぞれ設けられ、
    前記横軸ガイド凹部を室内側に開口した連通部で、前記横軸ガイド面に連続し、
    前記左右の縦枠における前記横軸ガイド凹部内に、前記横軸が上方から下方に向けて移動することで回転可能に嵌まり合う形状の軸受をそれぞれ取付け、
    前記軸受は、前記連通部よりも下方に位置するようにした請求項1又は2記載の上げ下げ窓。
  4. 前記軸受は、取付部と支承部を備え、その支承部は、上方に開口したほぼC字形状で、かつ離隔する方向に弾性変形可能な一対の支承片を有し、
    この一対の支承片で横軸を回転可能で、かつ上下に動かないように支承する構成とした請求項記載の上げ下げ窓。
  5. 前記横軸は、小径軸部と、この小径軸部よりも突出した大径軸部を有し、
    前記横軸ガイド凹部の開口部の面外方向の寸法は、前記小径軸部の径よりも大きく、かつ大径軸部の径よりも小さく、その大径軸部が横軸ガイド凹部内に位置するとともに前記支承片にて支承され、小径軸部が開口部から突出するようにし、
    前記連通部の上下寸法は、前記大径軸部の径よりも大きい請求項又は記載の上げ下げ窓。
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