JP5333149B2 - ステンレス基板への金めっき層の形成方法およびそれに用いるめっき装置 - Google Patents
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Description
一方、塩酸系の金めっき液を用いる場合、金めっき中に同時作用としてステンレス基板の表面腐食作用も生じるので、金めっき層の密着性は良好なものとなる。そして、金めっき層が必要な部位がステンレス基板の一方の面だけの場合、あるいは、ステンレス基板の一方の面の一部だけの場合、ステンレス基板の全面に金めっき層を形成した後、不必要な部位が露出するようにマスクパターンを形成して、不要な部位の金めっき層を除去することができる。しかし、ステンレス基板の全面に同じ厚みで金めっき層が形成され、不要な部位の金めっき層の除去に要する時間、および、コストの点で問題があった。また、金めっき層が不要な部位、例えば、ステンレス基板の一方の面をマスクで被覆して、他の面のみに金めっき層を形成することもできるが、マスクで被覆された面は、当該マスクとの界面を通ってめっき液が侵入し腐食が発生するので、品質の点で問題があった。
本発明は上述のような実情に鑑みてなされたものであり、ステンレス基板に対して表裏のめっき厚みを制御して金めっき層を形成する方法と、これに使用するめっき装置を提供することを目的とする。
本発明の他の態様として、前記めっき工程の後、金めっき反応せずにステンレス基板に付着してめっき液から持ち出されるめっき液中の金イオンを回収する回収工程を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記めっき工程の後、めっき液から引き上げたステンレス基板を水洗し、アルカリ系剥離液に浸漬して、金めっき層の厚みを所望の厚みとする剥離工程を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記陽極と前記制御用電極との間の電流密度が、前記陽極と前記被めっき基板との間の電流密度以下となるように前記第1直流電源と前記直流第2電源を調節するための制御装置を備えるような構成とした。
また、本発明のめっき装置は、本発明の金めっき層の形成方法による金めっき層の形成を容易に行うことができる。
図1は、本発明のめっき装置の一実施形態を示す概略構成図である。図1において、本発明のめっき装置1は、めっき液を保持してめっき浴とするためのめっき槽2と、所定の間隔を設けて対向した陽極4と制御用電極5と、陽極4と制御用電極5との間に位置する陰極6とを備え、さらに、陽極4と制御用電極5との間に電圧を印加するための第1直流電源7と、陽極4と陰極6との間に電圧を印加するための第2直流電源8と、を備えている。そして、陽極4と制御用電極5と第1直流電源7とからなる回路と、陽極4と陰極6と第2直流電源8とからなる回路とが並列回路を構成している。また、陽極4、制御用電極5、および、陰極6は、図示しない固定具を介してめっき槽2に固定されている。
本発明のめっき工程では、被めっき基板であるステンレス基板を陰極6としてその一方の面6aを陽極4と対向させて塩酸系金めっき液21中に浸漬し、さらに、陰極6の他の面6bに対向するように制御用電極5を配設する。また、陽極4と制御用電極5と第1直流電源7からなる回路と、陽極4と陰極6と第2直流電源8からなる回路とが並列となるように構成する。そして、第1直流電源7と第2直流電源8を調節することにより、陽極4から制御用電極5に流れるめっき電流の電流密度A1を、陽極4から陰極6に流れるめっき電流の電流密度A2以下の範囲で設定する。これにより、制御用電極5に対向する陰極6の面6b付近のめっきの電流密度を、陽極4に対向する陰極6の面6a付近のめっきの電流密度よりも低くすることができる。このように陰極6の面6b付近のめっきの電流密度を低くすることで、陰極6の面6bへの金析出が抑制される。したがって、電流密度A1を電流密度A2以下の範囲で適宜設定することにより、制御用電極5に対向する陰極6の面6bへの金析出を制御しながら陰極(ステンレス基板)6の全面に金めっき層を形成することができる。
また、ステンレス基板に対し、表面の脱脂、不動態被膜の除去による活性化等を目的として前処理を施してもよい。このような前処理は、例えば、アルカリ浸漬処理、アルカリ電解処理、酸電解処理、酸浸漬処理等の処理方法から適宜選択して行うことができる。尚、前処理を施した後、金めっき層の形成までの移行時間は、ステンレス基板に不動態被膜が再形成されない程度の範囲とする。
ここで、金めっき層の厚みは、金めっき層を形成後、セイコーインスツル(株)製の蛍光X線膜厚測定装置を使いて測定する。尚、前もって、測定したい膜厚目標値を包含するような、これよりも薄い標準箔と厚い標準箔を準備し、少なくともこれら2つの標準箔を用いて、X線出力と膜厚との検量線を事前に作成しておく。また、FIB(集束イオンビーム)による断面加工を行った後、SEM(走査電子顕微鏡)にて断面を観察し、撮影される倍率に応じたスケールをもとに厚みの確認を行うこともできる。
本発明では、ステンレス基板に形成する金めっき層は、ステンレス基板の一方の面に所望の厚みで金めっき層が形成され、これよりも薄い金めっき層が他方の面に形成されたもの、あるいは、ステンレス基板の一方の面のみに金めっき層が形成されたもの、いずれでもよい。前者の場合には、上記のような剥離工程により、ステンレス基板の他方の面に形成されている膜厚の薄い金めっき層を剥離除去することができる。また、後者の場合であっても、ステンレス基板の一方の面の金めっき層を所望の厚みとするために、上記のような剥離工程を通すことができる。
また、本発明のめっき装置は、本発明の形成方法による金めっき層の形成を容易に行うことができる。
また、本発明のめっき装置1では、陽極4と制御用電極5との間の電流密度が、陽極4と陰極(被めっき基板)6との間の電流密度以下となるように第1直流電源7と第2直流電源8とを調節するための制御装置を備えるものであってもよい。
このようなめっき装置11を構成する陽極14および制御用電極15は、例えば、チタン材に白金をめっきして被覆したもの等の材料を使用することができる。このような陽極14、制御用電極15の大きさは、対向する陰極16(被めっき基板)と同じ、あるいは、1/2程度までの大きさであることが好ましい。また、上記の陰極16は被めっき基板である。
また、本発明のめっき装置11では、制御用電極15と陰極(被めっき基板)16との間の電流密度が、陽極14と陰極(被めっき基板)16との間の電流密度以下となるように第1直流電源17と直流第2電源18とを調節するための制御装置を備えるものであってもよい。
[実施例1]
<めっき工程>
ステンレス基板として、厚み0.15mmのSUS316材(150mm×150mm)を準備した。
また、塩酸系金めっき液として、下記の組成の塩酸金めっき液を調製した。
(塩酸金めっき液Aの組成)
・金属金 … 2.0g/mL
・塩酸 … 40g/mL
・コバルト … 0.1g/mL
一方、めっき装置として、図1に示されるようなめっき装置を準備した。このめっき装置における陽極は、厚み0.15mmのカーボン板(150mm×150mm)とし、制御用電極は、厚み0.15mmのステンレス板(150mm×150mm)とした。
(金めっきの条件)
・陽極と陰極(ステンレス基板)間の電流密度 : 4A/dm2
・陽極と制御用電極間の電流密度 : 下記の4種
4A/dm2
1A/dm2
0.5A/dm2
0.25A/dm2
・めっき時間 : 30秒
次に、剥離液としてアルカリ系剥離液(エボニック デグサ ジャパン(株)製のゴールドストリッパー645)を用い、この剥離液(液温25〜35℃)に上記の4種の試料(1−1〜1−4)を10秒間浸漬し、その後、水洗した。これにより、制御用電極と対向していた陰極(ステンレス基板)の面の金めっき層が剥離され、ステンレス基板の一方の面のみに金めっき層が存在することとなった。また、金めっき層が剥離され露出したステンレス基板の表面を顕微鏡で観察し、侵食の有無を評価して結果を下記の表1に示した。
上記のように作製した4種の試料(剥離工程前)について、陽極と対向していた面の金めっき層の厚み、制御用電極と対向していた面の金めっき層の厚みをそれぞれ測定して、下記の表1に示した。この金めっき層の厚みは、セイコーインスツル(株)製の蛍光X線膜厚測定装置を使いて試料の中央部位、四隅近傍部位の計5ヶ所を測定し、その平均値とした。尚、前もって、測定したい膜厚目標値を包含するような、これよりも薄い標準箔と厚い標準箔を準備し、少なくともこれら2つの標準箔を用いて、X線出力と膜厚との検量線を作成した。
上記のように作製した4種の試料(剥離工程前)を350℃で5分間保持し、常温に戻した後、金めっき層における膨れ、クラックなどの異常の有無を顕微鏡で観察して、下記の表1に示した。また、上記の加熱処理後、粘着テープ(住友スリーエム(株)製 600番)を使用し、ASTM B571に記載された密着性テストに準拠して、金めっき層に対してテープ剥離試験を行い、金めっき層の剥離の有無を下記の表1に示した。
ステンレス基板として、厚み0.15mmのSUS316L材(150mm×150mm)を準備し、実施例1と同様にして、4種の試料(2−1〜2−4)を作製した。
作製した4種の試料(2−1〜2−4)について、実施例1と同様にして、金めっき層の厚みを測定し、密着性を評価し、また、剥離工程後の基板侵食の有無を観察して結果を下記の表2に示した。
ステンレス基板として、厚み0.15mmのSUS304材(150mm×150mm)を準備し、実施例1と同様にして、4種の試料(3−1〜3−4)を作製した。
作製した4種の試料(3−1〜3−4)について、実施例1と同様にして、金めっき層の厚みを測定し、密着性を評価し、また、剥離工程後の基板侵食の有無を観察して結果を下記の表3に示した。
ステンレス基板として、厚み0.15mmのSUS304L材(150mm×150mm)を準備し、実施例1と同様にして、4種の試料(4−1〜4−4)を作製した。
作製した4種の試料(4−1〜4−4)について、実施例1と同様にして、金めっき層の厚みを測定し、密着性を評価し、また、剥離工程後の基板侵食の有無を観察して結果を下記の表4に示した。
また、形成された金めっき層はステンレス基板に対して優れた密着性を示し、さらに、制御用電極と対向するステンレス基板の面に形成された金めっき層を剥離除去しても、ステンレス基板に侵食が生じていないことが確認された。
2,12…めっき槽
4,14…陽極
5,15…制御用電極
6,16…陰極(被めっき基板)
7,17…第1直流電源
8,18…第2直流電源
Claims (6)
- 塩酸系金めっき液中にステンレス基板を陰極としてその一方の面を陽極と対向させて配設し、かつ、前記ステンレス基板の他の面に対向するように制御用電極を配設し、第1直流電源により前記陽極と前記制御用電極との間に電圧を印加可能とし、第2直流電源により前記陽極と前記陰極との間に電圧を印加可能とし、かつ、前記陽極と前記制御用電極と前記第1直流電源からなる回路と、前記陽極と前記陰極と前記第2直流電源からなる回路とが並列となるように構成し、前記陽極と前記制御用電極との間の電流密度を、前記陽極と前記陰極との間の電流密度以下で設定することにより、前記制御用電極に対向する陰極の面への金析出を制御しながら陰極の全面に金めっき層を形成するめっき工程を有することを特徴とするステンレス基板への金めっき層の形成方法。
- 前記ステンレス基板に対してアルカリ洗浄処理と塩酸浸漬処理を含む前処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のステンレス基板への金めっき層の形成方法。
- 前記めっき工程の後、金めっき反応せずにステンレス基板に付着してめっき液から持ち出されるめっき液中の金イオンを回収する回収工程を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステンレス基板への金めっき層の形成方法。
- 前記めっき工程の後、めっき液から引き上げたステンレス基板を水洗し、アルカリ系剥離液に浸漬して、金めっき層の厚みを所望の厚みとする剥離工程を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のステンレス基板への金めっき層の形成方法。
- 被めっき基板の全面に金めっき層を形成するためのめっき装置において、
めっき槽と、所定の間隔を設けて対向した陽極と制御用電極と、該陽極と該制御用電極との間に位置する被めっき基板からなる陰極と、前記陽極と前記制御用電極との間に電圧を印加するための第1直流電源と、前記陽極と前記陰極との間に電圧を印加するための第2直流電源と、を備え、前記陽極と前記制御用電極と前記第1直流電源とからなる回路と、前記陽極と前記陰極と前記第2直流電源とからなる回路とが並列回路を構成していることを特徴とするめっき装置。 - 前記陽極と前記制御用電極との間の電流密度が、前記陽極と前記被めっき基板との間の電流密度以下となるように前記第1直流電源と前記直流第2電源を調節するための制御装置を備えることを特徴とする請求項5に記載のめっき装置。
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