JP5332458B2 - ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアロック装置に関するものである。
従来、ドアロック装置として種々のものが提案されている(例えば特許文献1など)。こうしたドアロック装置は、車両ドアの半ドア状態において、電動モータによりハーフラッチ位置にあるラッチをフルラッチ位置へと回動させて、全閉状態に至るまで車両ドアを閉作動させるものである。
特開平9−291737号公報
ところで、こうしたドアロック装置では、車両ドアが全閉状態に至るまでその閉作動が継続されることになるため、当該閉作動時における異物等の挟み込み発生を回避すべく各種対策が施されている。例えば、車両ドアの閉作動開始に合わせて警報音等を発生可能な適宜の報知手段(警報装置)を設置して、当該閉作動を利用者に認識させることが行われている。この場合、利用者は、車両ドアの閉作動を認識することで該車両ドアによる異物等の挟み込み発生を事前に回避することができる。しかしながら、警報音による報知では、特に聴力の弱い利用者に認識させることが不十分になる可能性もある。
本発明の目的は、車両ドアの半ドア状態から全閉状態への閉作動を利用者に対して更にいっそう確実に認識させて、当該閉作動時における異物等の挟み込み発生をより確実に回避することができるドアロック装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両ドアに回動自在に連結されるラッチ及びポールを備え、前記ラッチのハーフラッチ位置及びフルラッチ位置のそれぞれにおいて車両ボデーに設けられたストライカと係合する前記ラッチを前記ポールで回り止めして前記車両ドアを半ドア状態及び全閉状態でそれぞれ保持するラッチ機構と、前記ラッチが前記ハーフラッチ位置にあることを検出するハーフラッチ検出手段と、前記ラッチが前記フルラッチ位置にあることを検出するフルラッチ検出手段と、前記ラッチを前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置へと回動させる駆動手段と、前記ラッチが前記ハーフラッチ位置にあることの検出に基づいて前記ラッチを前記フルラッチ位置へと回動させるべく前記駆動手段の駆動を開始し、前記ラッチが前記フルラッチ位置にあることの検出に基づいて前記駆動手段の駆動を停止する制御手段とを備えるドアロック装置において、前記ラッチが前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置間の中間位置にあることを検出する中間位置検出手段を備え、前記制御手段は、前記ラッチが前記中間位置にあることの検出に基づいて前記駆動手段の駆動を一時的に停止することを要旨とする。
同構成によれば、前記ラッチを前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置へと回動させるべく前記駆動手段の駆動が開始された後、前記ラッチが前記ハーフラッチ位置から僅かに回動した前記中間位置に到達することで前記駆動手段の駆動が一時的に停止される。つまり、前記車両ドアが半ドア状態から全閉状態に向かって僅かに閉作動(微作動)した後に、前記車両ドアの閉作動が一時的に停止される。従って、特に聴力の弱い利用者であっても、このときの前記車両ドアの僅少な閉作動を例えば体感的に認識することができ、前記駆動手段の駆動(即ち車両ドアの閉作動)が一時的に停止する猶予期間を利用して前記車両ドアによる異物等の挟み込み発生を事前に回避することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のドアロック装置において、前記中間位置検出手段は、前記車両ドアに固定された中間位置検出用固定端子と、前記ラッチと一体回転するように連結され、前記中間位置において前記中間位置検出用固定端子との導通及び非導通のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態へと切り替わる中間位置検出用可動端子とを備えた接点式の中間位置検出スイッチであることを要旨とする。
同構成によれば、前記中間位置検出手段としての接点式の中間位置検出スイッチにより、前記中間位置をより高精度に検出することができる。また、例えばホール素子等を備えた回転センサに比べてより簡易な構造で、前記中間位置を検出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のドアロック装置において、前記ハーフラッチ検出手段は、前記車両ドアに固定されたハーフラッチ検出用固定端子と、前記ラッチと一体回転するように連結され、前記ハーフラッチ位置において前記ハーフラッチ検出用固定端子との導通及び非導通のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態へと切り替わるハーフラッチ検出用可動端子とを備えた接点式のハーフラッチ検出スイッチであり、前記フルラッチ検出手段は、前記車両ドアに固定されたフルラッチ検出用固定端子と、前記ラッチと一体回転するように連結され、前記フルラッチ位置において前記フルラッチ検出用固定端子との導通及び非導通のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態へと切り替わるフルラッチ検出用可動端子とを備えた接点式のフルラッチ検出スイッチであり、前記中間位置検出スイッチを、前記ハーフラッチ検出スイッチ及び前記フルラッチ検出スイッチの少なくとも一方と一体化したスイッチ構造体として構成してなることを要旨とする。
同構成によれば、前記中間位置検出スイッチを、前記ハーフラッチ検出スイッチ及び前記フルラッチ検出スイッチの少なくとも一方と一体化したスイッチ構造体(ロータリースイッチ)として構成することでこれらを集約的に配置することができ、ひいては装置全体としてより小型化することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のドアロック装置において、前記ハーフラッチ検出スイッチ及び前記フルラッチ検出スイッチを兼用のハーフ/フルラッチ検出スイッチで構成してなり、前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置において、前記ハーフラッチ検出用固定端子及び前記フルラッチ検出用固定端子としてのハーフ/フルラッチ検出用固定端子並びに前記ハーフラッチ検出用可動端子及び前記フルラッチ検出用可動端子としてのハーフ/フルラッチ検出用可動端子の導通・非導通の状態を互いに逆転させて前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置をそれぞれ検出することを要旨とする。
同構成によれば、前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチを前記ハーフラッチ検出スイッチ及び前記フルラッチ検出スイッチ兼用にすることで、部品点数を削減することができる。また、前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置においては、前記ハーフ/フルラッチ検出用固定端子及び前記ハーフ/フルラッチ検出用可動端子の導通・非導通の状態(オン・オフの論理)を互いに逆転させていることで、前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチは、これらハーフラッチ位置及びフルラッチ位置の各々を混同することなく検出することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のドアロック装置において、前記ポールの回動時に導通及び非導通のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態へと切り替わるポールスイッチを備え、前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチにより検出される前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置は、前記ポールの回動する範囲にそれぞれ設定されており、前記中間位置検出スイッチにより検出される前記中間位置は、前記ポールの回動しない範囲に設定されており、前記制御手段は、前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチにより前記ハーフラッチ位置が検出された後、前記ポールスイッチの導通・非導通の状態が切り替わることで前記駆動手段の駆動を開始し、前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチにより前記フルラッチ位置が検出された後、前記ポールスイッチの導通・非導通の状態が切り替わることで前記駆動手段の駆動を停止することを要旨とする。
同構成によれば、前記車両ドアの開放状態からの閉作動時、前記ハーフラッチ位置へと回動する前記ラッチに連動して前記ポールが回動することで前記ポールスイッチの導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が切り替わり、この状態(ポールが回動する範囲)で引き続き前記ハーフラッチ位置を検出する前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチ(ハーフ/フルラッチ検出用固定端子及びハーフ/フルラッチ検出用可動端子)の導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が一方向に切り替わる。その後、前記ポールの回動が終了することで前記ポールスイッチの導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が切り替わる(戻る)。これにより、前記駆動手段の駆動が開始されて、前記車両ドアが閉作動を開始又は継続する。
これに伴い、この状態(ポールが回動しない範囲)で、引き続き前記中間位置を検出する前記中間位置検出スイッチ(中間位置検出用固定端子及び中間位置検出用可動端子)の導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が切り替わる。その後、前記フルラッチ位置へと回動する前記ラッチに連動して前記ポールが回動することで前記ポールスイッチの導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が再び切り替わり、この状態(ポールが回動する範囲)で引き続き前記フルラッチ位置を検出する前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチ(ハーフ/フルラッチ検出用固定端子及びハーフ/フルラッチ検出用可動端子)の導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が逆方向に切り替わる(戻る)。その後、前記ポールの回動が終了することで前記ポールスイッチの導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が切り替わる(戻る)。これにより、前記駆動手段の駆動が停止されて、前記車両ドアの閉作動を終了する。
このように、前記ハーフラッチ検出スイッチ及び前記フルラッチ検出スイッチ兼用の前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチであっても、前記車両ドアが開放状態からの閉作動を終了するまでの間で、前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチ、前記中間位置検出スイッチ及び前記ポールスイッチの導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が互いに全て排他的になる論理で推移する。従って、例えば前記車両ドアを閉作動すべく前記駆動手段を駆動する必要のある状態にも関わらず、前記車両ドアの開放状態と誤判定して前記駆動手段の駆動を開始しないといった誤作動の発生を回避することができる。
本発明では、車両ドアの半ドア状態から全閉状態への閉作動を利用者に対して更にいっそう確実に認識させて、当該閉作動時における異物等の挟み込み発生をより確実に回避することができるドアロック装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明が適用される車両ドア1を示す正面図であり、図2はその平面図である。同図に示されるように、この車両ドア1は、車両ボデー2にヒンジ連結されてそのドア開口部を開閉する、いわゆるスウィングタイプであって、車両後方側の端部には、車両ボデー2側に固定されたU字状又はコ字状のストライカ3に係合されて車両ドア1を半ドア状態又は全閉状態に保持するラッチ機構10が搭載されている。このラッチ機構10は、車両ドア1の外側及び内側にそれぞれ設けられたアウトサイドドアハンドル4及びインサイドドアハンドル5にそれぞれ連結されており、いずれかのドアハンドル4,5からの操作力が伝達されることで、前記ストライカ3との係合が解除されて車両ドア1を開放可能にする。
また、前記ラッチ機構10は、車両ドア1内に搭載された駆動手段としてのアクチュエータ40に連結されており、該アクチュエータ40の駆動力が伝達されることで、半ドア状態にある車両ドア1が全閉状態へと閉作動するように前記ストライカ3に係合される。
次に、ラッチ機構10の構造について説明する。
図3及び図4は、ラッチ機構10及びその周辺構造を示す斜視図及び正面図である。同図に示されるように、ラッチ機構10は、車両ドア1に固定される適宜にブラケット(図示略)に軸支されたピン状の回動軸11を備えるとともに、該回動軸11の一側(図3の左側)端部に一体回転するように連結された板材からなるラッチ12を備える。このラッチ12は、係合凹部12aを有してU字状に成形されるとともに、該係合凹部12aを挟んでその一側及び他側(図4において時計回転方向及び反時計回転方向の側)にそれぞれ第1爪部12b及び第2爪部12cを形成する。なお、第1爪部12bの先端部には、係合凹部12aの反対側で第1係合部12dが形成されており、第2爪部12cの先端部には、係合凹部12a側で第2係合部12eが形成されている。前記ラッチ12は、ラッチ付勢ばね(図示略)により図示時計回転方向に回動する側に付勢されて所定の回動位置に保持される。
また、ラッチ機構10は、ラッチ12の下側で、前記ブラケットに軸支されたピン状の回動軸13を備えるとともに、該回動軸13の一側(図3の左側)端部に一体回転するように連結された板材からなるポール14を備える。ポール14の軸方向の位置は、ラッチ12の軸方向の位置と重合している。このポール14は、回動軸13から延出する係合端部14aを形成する。前記ポール14は、ポール付勢ばね(図示略)により図示反時計回転方向に回動する側に付勢されて所定の初期回動位置に保持される。
なお、回動軸13の他側(図3の右側)端部には、ドアハンドル4,5からの操作力が伝達可能な板材からなるポールリフトレバー15が一体回転するように連結されている。そして、ポールリフトレバー15の近傍には、該ポールリフトレバー15の回動、即ちポール14の回動を検出するためのポールスイッチ16が設置されている。このポールスイッチ16は、ポール14の回動時に導通してオン状態になり、前記初期回動位置への復帰に伴う回動停止時に非導通してオフ状態になる。
また、前記回動軸11の他側(図3の右側)端部には、ロータリースイッチからなるラッチスイッチ31が連結されている。すなわち、車両ドア1には、回動軸11の他側端に対向して該回動軸11の直交方向に広がる樹脂材からなるトレー状のホルダ30が固定されている。そして、ラッチスイッチ31は、ホルダ30に設置された固定子32を有するとともに、ラッチ12から前記回動軸11と平行にホルダ30側に延出する連結ピン17に係止されてラッチ12と一体回動する可動子33を有する。
図5に示すように、固定子32は、共有電極34と、ハーフ/フルラッチ検出電極35と、中間位置検出電極36とを備えて構成される。これら共有電極34、ハーフ/フルラッチ検出電極35及び中間位置検出電極36は、電極面が露出する態様で絶縁性の端子台32aに一部が埋設されている(図6参照)。
共有電極34は、回動軸11の径方向に延在する延出片34aを形成するとともに、該延出片34aの回動軸11側の先端部から該回動軸11を中心とする周方向両側に突出する扇形の共有端子34bを形成する。ハーフ/フルラッチ検出電極35は、延出片34aの下側で該延出片34aと略平行に延在する延出片35aを形成するとともに、該延出片35aの回動軸11側の先端部から該回動軸11に向かって上側に突出するハーフラッチ検出用固定端子及びフルラッチ検出用固定端子としての扇形のハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bを形成する。中間位置検出電極36は、延出片34aの上側で該延出片34aと略平行に延在する延出片36aを形成するとともに、該延出片36aの回動軸11側の先端部から該回動軸11に向かって下側に突出する扇形の中間位置検出用固定端子36bを形成する。なお、共有端子34b、ハーフ/フルラッチ検出用固定端子35b及び中間位置検出用固定端子36bは、互いに分離されて回動軸11を中心とする同心円上に配置されている。
一方、可動子33の備える可動電極37は、固定子32(共有端子34b、ハーフ/フルラッチ検出用固定端子35b、中間位置検出用固定端子36b)上に浮動支持されており、前記回動軸11に遊挿される円環状のリング部37aを有するとともに、該リング部37aから径方向外側に等角度間隔で延出する複数(3つ)の突片37b,37c,37dを有する。そして、可動電極37は、突片37bから隣の突片37dに向かって円弧状に延出する互いに同心円上の一対の延出片37eを形成するとともに、該延出片37eの先端部が下向きにV字状(図6参照)に屈曲されてなる接続端子37fを形成する。この接続端子37fは、ラッチ12の回動範囲で、前記共有端子34bを常時摺動可能となっている。
また、可動電極37は、突片37cから隣の突片37bに向かって円弧状に延出する互いに同心円上の一対の延出片37gを形成するとともに、該延出片37gの先端部が下向きにV字状に屈曲されて前記ハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bを摺動可能なハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hを形成する。このハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hは、ハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bとともにハーフラッチ検出手段としてのハーフラッチ検出スイッチ及びフルラッチ検出手段としてのフルラッチ検出スイッチ兼用のハーフ/フルラッチ検出スイッチ38を構成する。ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38は、ハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hがハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bを摺動することで共有電極34及びハーフ/フルラッチ検出電極35間を導通してオン状態になり、あるいはハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hがハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bから離れることで共有電極34及びハーフ/フルラッチ検出電極35間を非導通にしてオフ状態になる。
さらに、可動電極37は、突片37dから隣の突片37cに向かって円弧状に延出する互いに同心円上の一対の延出片37iを形成するとともに、該延出片37iの先端部が下向きにV字状に屈曲されて前記中間位置検出用固定端子36bを摺動可能な中間位置検出用可動端子37jを形成する。この中間位置検出用可動端子37jは、中間位置検出用固定端子36bとともに中間位置検出手段としての中間位置検出スイッチ39を構成するもので、中間位置検出スイッチ39は、中間位置検出用可動端子37jが中間位置検出用固定端子36bを摺動することで共有電極34及び中間位置検出電極36間を導通してオン状態になり、あるいは中間位置検出用固定端子36bから離れることで共有電極34及び中間位置検出電極36間を非導通にしてオフ状態になる。
なお、ラッチスイッチ31は、中間位置検出スイッチ39をハーフ/フルラッチ検出スイッチ38(ハーフラッチ検出スイッチ及びフルラッチ検出スイッチ)と一体化した単品のスイッチ構造体となっている。
ここで、ラッチ機構10の基本的な動作について説明する。
前記車両ドア1が開放されている状態では、前記ラッチ12はラッチ付勢ばねに付勢されて所定の回動位置に保持されており、前記係合凹部12aは、車両ドア1の閉作動に伴う前記ストライカ3の進入経路に臨んで開口している(図4、図7(a)参照)。また、前記ポール14は、ポール付勢ばねに付勢されてその係合端部14aがラッチ12(第2爪部12c)の外周面に当接する態様で所定の初期回動位置に保持されている。なお、このときのラッチ機構10の状態をアンラッチ状態といい、対応するラッチ12の回動位置をアンラッチ位置という。
次に、前記車両ドア1の閉作動に伴い、係合凹部12a内に前記ストライカ3が進入すると、該ストライカ3により係合凹部12aの内壁面が押圧されることで、前記ラッチ12は、ラッチ付勢ばねに抗して図示反時計回転方向に回動し、前記第2係合部12eに前記係合端部14aが係止されることで回り止めされる(図8(a)参照)。このとき、前記車両ドア1は、係合凹部12aにおいて前記ストライカ3と係合してこれを抜け止めする半ドア状態にある。なお、このときのラッチ機構10の状態をハーフラッチ状態といい、対応するラッチ12の回動位置をハーフラッチ位置という。ラッチ12がアンラッチ位置からハーフラッチ位置へと回動する際、前記ポール14は、ラッチ12の回動に連動して回動するとともに、該ラッチ12がハーフラッチ位置への回動を完了することに伴い、前記初期回動位置に復帰すると同時にラッチ12を回り止めする。そして、ポール14は回動を停止する。
続いて、前記車両ドア1の更なる閉作動に伴い、係合凹部12a内に前記ストライカ3が更に進入すると、該ストライカ3により係合凹部12aの内壁面が押圧されることで、前記ラッチ12は、ポール14を前記初期回動位置に残置したままラッチ付勢ばねに抗して図示反時計回転方向に更に回動する(図9(a)参照)。
そして、前記車両ドア1の更なる閉作動に伴い、係合凹部12a内に前記ストライカ3が更に進入すると、該ストライカ3により係合凹部12aの内壁面が押圧されることで、前記ラッチ12は、ラッチ付勢ばねに抗して図示反時計回転方向に更に回動し、前記第1係合部12dに前記係合端部14aが係止されることで回り止めされる(図10(a)参照)。このとき、前記車両ドア1は、係合凹部12aにおいて前記ストライカ3と係合してこれを抜け止めする全閉状態にある。なお、このときのラッチ機構10の状態をフルラッチ状態といい、対応するラッチ12の回動位置をフルラッチ位置という。ラッチ12がフルラッチ位置へと回動する際、前記ポール14は、ラッチ12の回動に連動して回動するとともに、該ラッチ12がフルラッチ位置への回動を完了することに伴い、前記初期回動位置に復帰すると同時にラッチ12を回り止めする。そして、ポール14は回動を停止する。
ここで、前記ポール14は、前述したハーフラッチ状態又はフルラッチ状態において、ポールリフトレバー15を通じてドアハンドル4,5からの操作力が伝達されると、ポール付勢ばねに抗して図示時計回転方向に回動し、前記係合端部14aによる前記第1係合部12d又は第2係合部12eの係止を解除する。このとき、前記ラッチ12は、ラッチ付勢ばねに付勢されて前記係合凹部12aの内壁面によりストライカ3を押圧しつつ、図示時計回転方向に回動する。そして、前記車両ドア1は、前記係合凹部12aにおける前記ストライカ3との係合を解除して開放可能となる。
また、前記ラッチ12は、前記アクチュエータ40の備える電動モータ41(図4参照)に駆動連結されており、前述したハーフラッチ状態において、前記電動モータ41により図示反時計回転方向に回動駆動されることでラッチ機構10をフルラッチ状態にする。これに伴い、車両ドア1は、車両ボデー2側に引き込まれて半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。
次に、アクチュエータ40の駆動により車両ドア1を閉作動させる際のラッチ機構10の動作に対応するハーフ/フルラッチ検出スイッチ38、中間位置検出スイッチ39及びポールスイッチ16の動作について説明する。
図7(a)(b)に示すように、ラッチ12がアンラッチ位置にあるとき、ハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hはハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bから離れていることで共有電極34及びハーフ/フルラッチ検出電極35間が非導通となり、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38はオフ状態になる。一方、中間位置検出用可動端子37jは中間位置検出用固定端子36bに当接・導通していることで共有電極34及び中間位置検出電極36間が導通となり、中間位置検出スイッチ39はオン状態になる。
また、図8(a)(b)に示すように、ラッチ12がハーフラッチ位置にあるとき、ハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hはハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bに当接・導通していることで共有電極34及びハーフ/フルラッチ検出電極35間が導通となり、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38はオン状態になる。本実施形態では、ラッチ12の回動に連動するポール14の回動中にハーフ/フルラッチ検出用可動端子37h及びハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bが当接するように設定されており、従って、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38は、前記ポールスイッチ16がオン状態にある範囲(期間)でオフ状態からオン状態に切り替わる。一方、中間位置検出用可動端子37jは中間位置検出用固定端子36bに当接したままであることで、中間位置検出スイッチ39もオン状態のままである。
さらに、図9(a)(b)に示すように、ラッチ12がハーフラッチ位置から若干回動した中間位置にあるとき、ハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hはハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bに当接したままであることで、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38もオン状態のままである。一方、中間位置検出用可動端子37jは中間位置検出用固定端子36bから離れることで共有電極34及び中間位置検出電極36間が非導通となり、中間位置検出スイッチ39はオフ状態になる。
また、図10(a)(b)に示すように、ラッチ12がフルラッチ位置にあるとき、ハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hはハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bから離れることで共有電極34及びハーフ/フルラッチ検出電極35間が非導通となり、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38は再びオフ状態になる(戻る)。つまり、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38は、ハーフ/フルラッチ検出用固定端子35b及びハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hの導通・非導通の状態(オン・オフの論理)を互いに逆転させることで、ハーフラッチ位置及びフルラッチ位置をそれぞれ検出可能となっている。本実施形態では、ラッチ12の回動に連動するポール14の回動中にハーフ/フルラッチ検出用可動端子37h及びハーフ/フルラッチ検出用固定端子35bが離れるように設定されており、従って、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38は、前記ポールスイッチ16がオン状態にある範囲(期間)でオン状態からオフ状態に切り替わる(戻る)。一方、中間位置検出用可動端子37jは中間位置検出用固定端子36bから離れたままであることで、中間位置検出スイッチ39もオフ状態のままである。
なお、図4に示すように、これらラッチスイッチ31(ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38、中間位置検出スイッチ39)及びポールスイッチ16は、制御手段としてのコントローラ50に電気的に接続されるとともに、該コントローラ50は、これらの出力信号に応じて同じく電気的に接続された前記アクチュエータ40(電動モータ41)を駆動制御する。
図11は、車両ドア1の開閉位置(ラッチ12の回動位置相当)と、ラッチスイッチ31(ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38、中間位置検出スイッチ39)及びポールスイッチ16の出力信号、並びにアクチュエータ40(電動モータ41)の駆動信号との関係を示す説明図である。各出力信号において、立ち上がり又は立ち下がりのタイミングの前後に描画した矩形の範囲は、該当タイミングのばらつきの範囲に相当する。従って、ラッチスイッチ31及びポールスイッチ16の出力信号の立ち上がり又は立ち下がりのタイミングは、ばらつきの範囲も含めて互いに重ならないように設定されている。
同図に示すように、車両ドア1が開放されている当初の状態(タイミングT0)では、既述のように、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38の出力信号はオフであり、中間位置検出スイッチ39の出力信号はオンであり、ポールスイッチ16の出力信号はオフである。また、電動モータ41の駆動信号もオフである。
この状態で、車両ドア1の閉作動に伴い該車両ドア1が半ドア状態へと移行する際、ラッチ12の回動に合わせてポール14が回動し始めることでポールスイッチ16の出力信号がオンとなる(タイミングT1)。そして、ラッチ12がハーフラッチ位置に達すると、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38の出力信号がオフからオンになる(タイミングT2)。そして、ラッチ12がハーフラッチ位置への回動を完了することに伴い、ラッチ12を回り止めするポール14が回動を停止することで、ポールスイッチ16の出力信号がオンからオフになる(タイミングT3)。本実施形態において、コントローラ50は、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38の出力信号のオン状態、中間位置検出スイッチ39の出力信号のオン状態及びポールスイッチ16の出力信号のオフ状態に基づいて、車両ドア1の半ドア状態を検知している。
そして、コントローラ50は、この半ドア状態の検知を起動条件として、前記電動モータ41の駆動信号をオンにする(タイミングT4)。これにより、電動モータ41に駆動されたラッチ12がポール14を前記初期回動位置に残置したまま回動し始め、車両ドア1が閉作動を開始する。そして、ラッチ12が前記中間位置に達すると、中間位置検出スイッチ39の出力信号がオンからオフになる(タイミングT5)。これにより、コントローラ50は、同時に前記電動モータ41の駆動信号を一時的にオンからオフにし、その後、再びオンにする(戻す)。従って、このとき、車両ドア1の閉作動が一旦停止し、その後、直ちに再開する。車両ドア1の閉作動が一時的に停止するときの開閉位置(タイミングT5)は、フルラッチ状態に相当する開閉位置よりもハーフラッチ状態に相当する開閉位置寄りに設定されている。これは、車両ドア1の一時停止を、モータ出力が小さくドア開度が大きい早期のタイミングで行うためである。コントローラ50は、電動モータ41の駆動信号を一時的にオンからオフにする期間を、例えばその内蔵するタイマ50aによる時間制御で行っている。
車両ドア1の更なる閉作動に伴い該車両ドア1が全閉状態へと移行する際、ラッチ12の回動に合わせてポール14が回動し始めることでポールスイッチ16の出力信号が再びオンとなる(タイミングT6)。そして、ラッチ12がフルラッチ位置に達すると、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38の出力信号がオンからオフになる(タイミングT7)。そして、ラッチ12がフルラッチ位置への回動を完了することに伴い、ラッチ12を回り止めするポール14が回動を停止することで、ポールスイッチ16の出力信号が再びオンからオフになる(タイミングT8)。本実施形態において、コントローラ50は、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38の出力信号のオフ状態、中間位置検出スイッチ39の出力信号のオフ状態及びポールスイッチ16の出力信号のオフ状態に基づいて、車両ドア1の全閉状態を検知している。
そして、コントローラ50は、この全閉状態の検知を終了条件として、同時に前記電動モータ41の駆動信号をオンからオフにする。これにより、電動モータ41の駆動が停止される。そして、車両ドア1の閉作動が完了する。
ここで、図11に併せ示すように、タイミングT1までの期間、タイミングT1〜T3の各隣り合う期間、タイミングT3〜T5の期間、タイミングT5〜T8の各隣り合う期間、タイミングT8後の期間をそれぞれ[1]〜[8]で表すと、各期間[1]〜[8]におけるハーフ/フルラッチ検出スイッチ38、中間位置検出スイッチ39及びポールスイッチ16の状態(オン・オフ)は、互いに全て排他的になる(重複しない)論理になっている。即ち、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38、中間位置検出スイッチ39、ポールスイッチ16のそれぞれは、期間[1]ではオフ、オン、オフであり、期間[2]ではオフ、オン、オンであり、期間[3]ではオン、オン、オンであり、期間[4]ではオン、オン、オフである。また、期間[5]ではオン、オフ、オフであり、期間[6]ではオン、オフ、オンであり、期間[7]ではオフ、オフ、オンであり、期間[8]ではオフ、オフ、オフである。従って、例えば車両ドア1の半ドア状態でこれを引き込むべく電動モータ41を駆動する期間[4]〜[7]は、車両ドア1の開放状態に相当する期間[1]〜[3]のいずれとも論理が重複することはない。これにより、例えば車両ドア1の閉作動時におけるドア反力の急増などで車両ドア1が期間[4]〜[7]のいずれかで停止したとしても、当該期間[4]〜[7]にあることが判別可能であることで、車両ドア1の閉作動を強制的に開始又は継続させるようにコントローラ50による制御を行うことができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、ラッチ12をハーフラッチ位置からフルラッチ位置へと回動させるべくアクチュエータ40(電動モータ41)の駆動が開始された後、ラッチ12がハーフラッチ位置から僅かに回動した中間位置に到達することでアクチュエータ40の駆動が一時的に停止される。つまり、車両ドア1が半ドア状態から全閉状態に向かって僅かに閉作動(微作動)した後に、車両ドア1の閉作動が一時的に停止される。従って、特に聴力の弱い利用者であっても、このときの車両ドア1の僅少な閉作動を例えば体感的に認識することができ、アクチュエータ40の駆動(即ち車両ドア1の閉作動)が一時的に停止する猶予期間を利用して車両ドア1による異物等の挟み込み発生を事前に回避することができる。
(2)本実施形態では、中間位置検出用固定端子36b及び中間位置検出用可動端子37jを備えた接点式の中間位置検出スイッチ39により、前記中間位置をより高精度に検出することができる。また、例えばホール素子等を備えた回転センサに比べてより簡易且つ安価な構造で、前記中間位置を検出することができる。
(3)本実施形態では、中間位置検出スイッチ39を、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38(ハーフラッチ検出スイッチ及びフルラッチ検出スイッチ)と一体化したスイッチ構造体(ロータリースイッチ)として構成することでこれらを集約的に配置することができ、ひいては装置全体としてより小型化することができる。
(4)本実施形態では、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38をハーフラッチ検出スイッチ及びフルラッチ検出スイッチ兼用にすることで、部品点数を削減することができる。そして、ハーフラッチ検出スイッチ又はフルラッチ検出スイッチの端子分のコストを削減することができる。また、ハーフラッチ検出スイッチ又はフルラッチ検出スイッチの端子分の搭載スペースを削減することができ、ひいては周辺部品の配置変更の負荷を軽減してコストを削減することができる。さらに、ハーフラッチ位置及びフルラッチ位置においては、ハーフ/フルラッチ検出用固定端子35b及びハーフ/フルラッチ検出用可動端子37hの導通・非導通の状態(オン・オフの論理)を互いに逆転させていることで、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38は、これらハーフラッチ位置及びフルラッチ位置の各々を混同することなく検出することができる。
(5)本実施形態では、ハーフラッチ検出スイッチ及びフルラッチ検出スイッチ兼用のハーフ/フルラッチ検出スイッチ38であっても、車両ドア1が開放状態からの閉作動を終了するまでの間で、ハーフ/フルラッチ検出スイッチ38、中間位置検出スイッチ39及びポールスイッチ16の導通・非導通の状態(オン・オフの論理)が互いに全て排他的になる論理で推移する。従って、例えば車両ドア1を閉作動すべくアクチュエータ40を駆動する必要のある状態にも関わらず、車両ドア1の開放状態と誤判定してアクチュエータ40の駆動を開始しないといった誤作動の発生を回避することができる。特に、車両ドア1の閉作動時におけるドア反力の急増などで車両ドア1が期間[4]〜[7]のいずれかで停止したとしても、当該期間[4]〜[7]にあることを判別して車両ドア1の閉作動を継続させることができる。
(6)本実施形態では、車両ドア1の閉作動が一時的に停止するときの開閉位置(タイミングT5)を、フルラッチ状態に相当する開閉位置(タイミングT8)よりもハーフラッチ状態に相当する開閉位置(タイミングT3)寄りに設定したことで、車両ドア1の一時停止を、モータ出力が小さくドア開度が大きい早期のタイミングで行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図12に示すように、車両ドア1の開閉位置に対応するハーフ/フルラッチ検出スイッチのオン・オフの論理を前記実施形態(図11参照)のオン・オフの論理と逆転させてもよい。このように変更しても、各期間[1]〜[8]におけるハーフ/フルラッチ検出スイッチのオン・オフの論理が逆転していることを除けば、前記実施形態と同様の効果が得られる。
・前記実施形態において、ポール14の回動を、ポールリフトレバー15を介することなく直に検出可能なポールスイッチであってもよい。
・前記実施形態において、ハーフラッチ検出スイッチ及びフルラッチ検出スイッチを個別に設けてもよい。
・前記実施形態において、中間位置検出スイッチは、ハーフラッチ検出スイッチ及びフルラッチ検出スイッチのいずれか一方のみと一体化したスイッチ構造体であってもよい。また、ハーフラッチ検出スイッチ、フルラッチ検出スイッチ及び中間位置検出スイッチは、互いに独立のスイッチ構造体であってもよい。
・前記実施形態において、アクチュエータ40の駆動を一時的に停止する中間位置を、例えばホール素子を備えた回転センサなどで検出してもよい。あるいは、車両ドア1が半ドア状態に移行してからの経過時間に基づき前記中間位置を検出してもよい。
・本発明は、スライド式の車両ドアに適用してもよい。
車両ドアを示す正面図。 車両ドアを示す平面図。 ラッチ機構を示す斜視図。 ラッチ機構を示す正面図。 ラッチスイッチを示す正面図。 ラッチスイッチを示す断面図。 (a)(b)は、ラッチ機構及びラッチスイッチ等の動作を示す正面図。 (a)(b)は、ラッチ機構及びラッチスイッチ等の動作を示す正面図。 (a)(b)は、ラッチ機構及びラッチスイッチ等の動作を示す正面図。 (a)(b)は、ラッチ機構及びラッチスイッチ等の動作を示す正面図。 車両ドアの開閉位置と、ラッチスイッチ及びポールスイッチの出力信号、並びに電動モータの駆動信号との関係を示す説明図。 変形形態において、車両ドアの開閉位置と、ラッチスイッチ及びポールスイッチの出力信号、並びに電動モータの駆動信号との関係を示す説明図。
符号の説明
1…車両ドア、2…車両ボデー、3…ストライカ、10…ラッチ機構、12…ラッチ、14…ポール、16…ポールスイッチ、31…ラッチスイッチ(ハーフラッチ検出手段、フルラッチ検出手段、中間位置検出手段)、35b…ハーフ/フルラッチ検出用固定端子(ハーフラッチ検出用固定端子、フルラッチ検出用固定端子)、36b…中間位置検出用固定端子、37h…ハーフ/フルラッチ検出用可動端子(ハーフラッチ検出用可動端子、フルラッチ検出用可動端子)、37j…中間位置検出用可動端子、38…ハーフ/フルラッチ検出スイッチ(ハーフラッチ検出手段としてのハーフラッチ検出スイッチ、フルラッチ検出手段としてのハーフラッチ検出スイッチ)、39…中間位置検出スイッチ(中間位置検出手段)、40…アクチュエータ(駆動手段)、41…電動モータ、50…コントローラ(制御手段)。

Claims (5)

  1. 車両ドアに回動自在に連結されるラッチ及びポールを備え、前記ラッチのハーフラッチ位置及びフルラッチ位置のそれぞれにおいて車両ボデーに設けられたストライカと係合する前記ラッチを前記ポールで回り止めして前記車両ドアを半ドア状態及び全閉状態でそれぞれ保持するラッチ機構と、
    前記ラッチが前記ハーフラッチ位置にあることを検出するハーフラッチ検出手段と、
    前記ラッチが前記フルラッチ位置にあることを検出するフルラッチ検出手段と、
    前記ラッチを前記ハーフラッチ位置から前記フルラッチ位置へと回動させる駆動手段と、
    前記ラッチが前記ハーフラッチ位置にあることの検出に基づいて前記ラッチを前記フルラッチ位置へと回動させるべく前記駆動手段の駆動を開始し、前記ラッチが前記フルラッチ位置にあることの検出に基づいて前記駆動手段の駆動を停止する制御手段とを備えるドアロック装置において、
    前記ラッチが前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置間の中間位置にあることを検出する中間位置検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記ラッチが前記中間位置にあることの検出に基づいて前記駆動手段の駆動を一時的に停止することを特徴とするドアロック装置。
  2. 請求項1に記載のドアロック装置において、
    前記中間位置検出手段は、
    前記車両ドアに固定された中間位置検出用固定端子と、
    前記ラッチと一体回転するように連結され、前記中間位置において前記中間位置検出用固定端子との導通及び非導通のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態へと切り替わる中間位置検出用可動端子とを備えた接点式の中間位置検出スイッチであることを特徴とするドアロック装置。
  3. 請求項2に記載のドアロック装置において、
    前記ハーフラッチ検出手段は、
    前記車両ドアに固定されたハーフラッチ検出用固定端子と、
    前記ラッチと一体回転するように連結され、前記ハーフラッチ位置において前記ハーフラッチ検出用固定端子との導通及び非導通のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態へと切り替わるハーフラッチ検出用可動端子とを備えた接点式のハーフラッチ検出スイッチであり、
    前記フルラッチ検出手段は、
    前記車両ドアに固定されたフルラッチ検出用固定端子と、
    前記ラッチと一体回転するように連結され、前記フルラッチ位置において前記フルラッチ検出用固定端子との導通及び非導通のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態へと切り替わるフルラッチ検出用可動端子とを備えた接点式のフルラッチ検出スイッチであり、
    前記中間位置検出スイッチを、前記ハーフラッチ検出スイッチ及び前記フルラッチ検出スイッチの少なくとも一方と一体化したスイッチ構造体として構成してなることを特徴とするドアロック装置。
  4. 請求項3に記載のドアロック装置において、
    前記ハーフラッチ検出スイッチ及び前記フルラッチ検出スイッチを兼用のハーフ/フルラッチ検出スイッチで構成してなり、
    前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置において、前記ハーフラッチ検出用固定端子及び前記フルラッチ検出用固定端子としてのハーフ/フルラッチ検出用固定端子並びに前記ハーフラッチ検出用可動端子及び前記フルラッチ検出用可動端子としてのハーフ/フルラッチ検出用可動端子の導通・非導通の状態を互いに逆転させて前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置をそれぞれ検出することを特徴とするドアロック装置。
  5. 請求項4に記載のドアロック装置において、
    前記ポールの回動時に導通及び非導通のいずれか一方の状態からいずれか他方の状態へと切り替わるポールスイッチを備え、
    前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチにより検出される前記ハーフラッチ位置及び前記フルラッチ位置は、前記ポールの回動する範囲にそれぞれ設定されており、
    前記中間位置検出スイッチにより検出される前記中間位置は、前記ポールの回動しない範囲に設定されており、
    前記制御手段は、前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチにより前記ハーフラッチ位置が検出された後、前記ポールスイッチの導通・非導通の状態が切り替わることで前記駆動手段の駆動を開始し、前記ハーフ/フルラッチ検出スイッチにより前記フルラッチ位置が検出された後、前記ポールスイッチの導通・非導通の状態が切り替わることで前記駆動手段の駆動を停止することを特徴とするドアロック装置。
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