JP7069092B2 - 係止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、係止装置の技術に関する。
従来より、ドア開閉制御システムが知られている(例えば先行文献1参照)。かかるドア開閉制御システムには、ドアが開かないように係止するドアラッチ装置が含まれている。ドアラッチ装置は、ストライカを係止するラッチと、ラッチを回動させるセクタギヤと、セクタギヤが中立位置にあることを検出する中立位置検出部と、を備えている。
このようなドアラッチ装置は、セクタギヤの回動によってラッチが回動するので、このラッチがストライカの係止が完了するまでセクタギヤの回動を行うことでラッチがストライカを係止するよう構成されている。またセクタギヤは、ラッチがストライカの係止・解放の作動が完了すると中立位置まで反転させて次の動作に備えて待機させる。そのため、時系列としては、ストライカ係止のためのセクタギヤ回動開始後、セクタギヤの中立位置の検出が解除され、その後にラッチがストライカを係止する順番となる。しかし、手動によるドアの閉操作が行われると、セクタギヤの中立位置の検出が解除されていない状況にも関わらず、ラッチがストライカを係止してしまうこととなる。
特許第6442773号公報
ところで、中立位置検出部が固着するなどして検出機能を失った場合は、この異常を知る必要がある。そのため、既存のドア開閉制御システムにおいては、中立位置検出部による検出状態とその他の検出部による検出状態を考慮し、これを検知するよう構成されている。このような構成によれば、セクタギヤの中立位置の検出が解除されていない状況にも関わらず、ラッチがストライカを係止してしまった場合に、中立位置検出部が異常であると誤判定される問題があった。
また、このような問題は、既存のドア開閉制御システムに限られるものではない。つまり、ドアラッチ装置のような係止装置を有する工業製品の種別を問わず、あらゆる開閉体の係止装置についての課題であると捉えることができる。そこで、本発明の目的は、手動による開閉体の閉操作が行われ、セクタギヤの中立位置の検出が解除されていない状況でラッチがストライカを係止しても、直ちに中立位置検出部が異常であると誤判定されない係止装置を提供することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
本発明は、係止装置を対象としている。即ち、ストライカを係止するラッチと、前記ラッチを移動させるセクタギヤと、前記セクタギヤが中立位置にあることを検出する中立位置検出部(以降「第一検出部」とする)と、前記ラッチがストライカとの係止状態を知るための、前記ラッチの位置を検出する閉側位置検出部(以降「第二検出部」とする)と、前記第一検出部の異常判定を行う異常判定部と、を備え、前記異常判定部は、前記第一検出部によって前記セクタギヤが前記中立位置に位置することを検出した後に、前記中立位置の検出が解除されるまでの時間に相当する所定時間を少なくとも経過するまで異常判定を行わない非判定期間と、前記非判定期間の経過後に前記第一検出部と前記第二検出部との検出状態に基づいて異常判定を行う判定期間と、を有する異常判定処理を行うとした。
本発明の効果として以下に示すような効果を奏する。即ち、手動による開閉体の閉操作が行われ、セクタギヤの中立位置の検出が解除されていない状況でラッチがストライカを係止しても、直ちに第一検出部が異常であると誤判定されない係止装置を提供することができる。
バックドア開閉システムを示す図である。 バックドア開閉システムのダイヤグラムを示す図である。 バックドア係止装置を示す図である。 バックドア係止装置の詳細構造を示す図である。 バックドア係止装置の動作態様を示す図である。(A)はラチェット検出スイッチが「ON」から「OFF」に切り換わるときの動作態様を示し、(B)はハーフラッチ検出スイッチが「ON」から「OFF」に切り換わるときの動作態様を示している。 バックドア係止装置の動作態様を示す図である。(C)は中立位置検出スイッチが「OFF」から「ON」に切り換わるときの動作態様を示し、(D)はラチェット検出スイッチが「OFF」から「ON」に切り換わるときの動作態様を示している。 バックドア係止装置の動作態様を示す図である。(E)はラチェット検出スイッチが「ON」から「OFF」に切り換わるときの動作態様を示し、(F)はフルラッチ検出スイッチが「ON」から「OFF」に切り換わるときの動作態様を示している。 バックドア係止装置の動作態様を示す図である。(G)はラチェット検出スイッチが「OFF」から「ON」に切り換わるときの動作態様を示し、(H)は中立位置検出スイッチが「ON」から「OFF」に切り換わるときの動作態様を示している。 バックドア係止装置のシーケンステーブルを示す図である。
本発明の技術的思想は、あらゆる係止装置に適用することが可能である。但し、技術的思想が及ぶ範囲を何ら限定するものではない。本願では、開閉体を「バックドア」とし、係止装置を「バックドア係止装置」として説明する。
まず、図1及び図2を用いて、バックドア開閉システム3について説明する。
バックドア開閉システム3は、車体1に設けられたバックドア2の開閉動作を実現するものである。バックドア開閉システム3は、バックドア駆動装置4とバックドア係止装置5とバックドア制御装置6で構成されている。
バックドア駆動装置4は、バックドア2の開閉動作を行うものである。バックドア駆動装置4は、車体1の天井部分に取り付けられており、アーム41やヒンジ42を介してバックドア2に連結されている。また、バックドア駆動装置4は、バックドア駆動モータ43を備えている。バックドア駆動モータ43は、アーム41やヒンジ42を動かすことができ、ひいてはバックドア2の開閉動作を行うことを可能としている。バックドア駆動装置4は、開閉体を開状態と閉状態とに移動させる、開閉体であるバックドアの駆動機構として用いることができる。バックドア駆動装置4は、駆動部側ハウジングと移動側ハウジングとにより構成された内側空間に、駆動部と、駆動部により回転するスピンドルと、当該スピンドルと螺合するナット部材と、駆動部側ハウジングと移動側ハウジングとを離間させる付勢部材と、当該スピンドルの回転によって当該ナット部材が当該スピンドル上を移動するように当該ナット部材の回転を規制する回転規制部材と、当該ナットの移動によって当該移動側ハウジングが駆動部側ハウジングに対して相対移動するように当該ナットと当該移動側ハウジングとを連結する連結部材が設けられた伸縮駆動装置を用いることができる。
バックドア係止装置5は、バックドア2を閉状態で係止するものである。バックドア係止装置5は、バックドア2の先端部内方に取り付けられており、バックドア2を閉状態にしたときに車体1側のストライカ11を迎え入れる。また、バックドア係止装置5は、ラッチ駆動モータ54を備えている。ラッチ駆動モータ54は、ラッチ51を動かすことができ、ひいてはストライカ11を係止することを可能としている(図5から図8参照)。換言すると、バックドア2を閉状態で係止することを可能としている。
バックドア制御装置6は、バックドア駆動装置4及びバックドア係止装置5の制御を行うものである。バックドア制御装置6は、バックドア駆動装置4及びバックドア係止装置5に電気回線を通じて接続されている。また、バックドア制御装置6は、開動作操作部7及び閉動作操作部8にも電気回線を通じて接続されている。そのため、バックドア制御装置6は、開動作操作部7の操作態様に基づいてバックドア2の開動作を制御することができる(図1における矢印Do参照)。或いは、閉動作操作部8の操作態様に基づいてバックドア2の閉動作を制御することができる(図1における矢印Dc参照)。
更に、バックドア制御装置6は、バックドア駆動装置4及びバックドア係止装置5の異常判定を行うことができる。バックドア係止装置5の異常判定に着目して説明すると、バックドア制御装置6は、後述する中立位置検出スイッチ61や後述するその他の検出スイッチ62・63・64による検出状態(ON-OFF状態)に基づいて異常判定を行うことができる。また、バックドア制御装置6は、プログラム上の異常判定部65を有しており、中立位置検出スイッチ61そのものの異常判定を行うことができる。つまり、中立位置検出スイッチ61が機能を失っているか否かの判定を行うことができる。なお、かかる機能を保証する異常判定部65は、本発明の構成要素として挙げられている。
次に、図3及び図4を用いて、バックドア係止装置5について説明する。
前述したように、バックドア係止装置5は、バックドア2を閉状態で係止するものである。バックドア係止装置5は、ラッチ51とラチェット52とセクタギヤ53を備えている。また、バックドア係止装置5は、ラッチ駆動モータ54を備えている。
ラッチ51は、ストライカ11を係止するものである。ラッチ51は、軸体部511を中心に回動自在に支持されている。ラッチ51には、スイッチカム512が上方向に突出している。また、軸体部511には、ラッチアーム513が取り付けられており、このラッチアーム513の先端部からラッチピン514が上方向に突出している。そのため、ラッチピン514が側方から押されると、ラッチ51が回動することとなる。
更に、ラッチ51には、係止溝515が形成されている。係止溝515は、ロワカバー55のストライカ進入穴551から延びるストライカ案内溝552に重なっており、迎え入れたストライカ11を収めることができる。その後、ラッチ51が一方へ回動すると、ラッチ51によってストライカ案内溝552が塞がれ、ストライカ11を係止することができるのである。なお、ラッチ51は、ストライカ11を係止するときの回動方向に抗するよう、ねじりバネ516によって付勢されている。
ラチェット52は、所定位置まで回動したラッチ51を掛止するものである。ラチェット52は、軸体部521を中心に回動自在に支持されている。ラチェット52には、スイッチピン522が上方向に突出している。また、ラチェット52には、ラチェットアーム523が取り付けられており、このラチェットアーム523の先端部が径方向に突出している。そのため、ラチェットアーム523が側方から押されると、ラチェット52が回動することとなる。
更に、ラチェット52には、掛止部524が形成されている。掛止部524は、後述するハーフラッチ位置までラッチ51が回動するとハーフラッチ掛止部516に引っ掛かり、ラッチ51の逆方向への回動を制限する(図6の(D)参照)。その後、後述するフルラッチ位置までラッチ51が回動するとフルラッチ掛止部517に引っ掛かり、ラッチ51の逆方向への回動を制限する(図8の(G)参照)。なお、ラチェット52は、掛止部524が常にラッチ51の外周面に当接するよう、ねじりバネ525によって付勢されている。
セクタギヤ53は、ラッチ51若しくはラチェット52を回動させるものである。セクタギヤ53は、軸体部531を中心に回動自在に支持されている。セクタギヤ53には、スイッチカム532が前方向に突出している。また、セクタギヤ53には、椀形の肉厚部533が形成されており、この肉厚部533の中央からセクタピン534が前方向に突出している。そのため、セクタギヤ53が一方向へ回動すると、セクタピン534がラッチピン514を押してラッチ51を回動させることができる。反対に、セクタギヤ53が他方向へ回動すると、セクタピン534がリリースレバー56とともにラチェットアーム523を押してラチェット52を回動させることができる。
更に、セクタギヤ53には、ギヤ部535が形成されている。ギヤ部535は、円弧状の外縁に沿って形成されており、ラッチ駆動モータ54のピニオンギヤ57と噛み合っている。そのため、ラッチ駆動モータ54がピニオンギヤ57を一方向へ回転すると、それに応じた方向にセクタギヤ53が回動し、例えばラッチ51を回動させることができる。反対に、ラッチ駆動モータ54がピニオンギヤ57を他方向へ回転すると、それに応じた方向にセクタギヤ53が回動し、例えばラチェット52を回動させることができる。なお、ラッチ駆動モータ54の作動時期や作動時間などは、バックドア制御装置6によって正確に制御される。
加えて、バックドア係止装置5は、中立位置検出スイッチ61を備えている。中立位置検出スイッチ61は、前述した「第一検出部」として機能する。また、バックドア係止装置5は、ハーフラッチ検出スイッチ62とフルラッチ検出スイッチ63とラチェット検出スイッチ64を備えている。フルラッチ検出スイッチ63とラチェット検出スイッチ64のいずれか一方又は両方は、前述した「第二検出部」として機能する。
中立位置検出スイッチ61は、セクタギヤ53が中立位置にあるか否かを検出できる。ここで、「中立位置」とは、セクタギヤ53がラッチ51若しくはラチェット52のいずれをも回動させない待機位置を意味する。中立位置検出スイッチ61は、そのプッシュボタンがセクタギヤ53のスイッチカム532によって押されると「OFF」となり、押されなくなると「ON」になる、いわゆる「b接点スイッチ」である。但し、中立位置検出スイッチ61は、セクタギヤ53が中立位置にあるか否かを検出できればよく、その検出方法やON-OFF切換形式について限定するものではない。
ハーフラッチ検出スイッチ62は、ラッチ51がハーフラッチ位置に至ったか否かを検出できる。ここで、「ハーフラッチ位置」とは、バックドア2が完全な閉状態となる手前の段階であって、ストライカ11を係止できる回動位置を意味する。ハーフラッチ検出スイッチ62は、そのプッシュボタンがラッチ51のスイッチカム512によって押されると「ON」となり、押されなくなると「OFF」になる、いわゆる「a接点スイッチ」である。但し、ハーフラッチ検出スイッチ62は、ラッチ51がハーフラッチ位置に至ったか否かを検出できればよく、その検出方法やON-OFF切換形式について限定するものではない。
フルラッチ検出スイッチ63は、ラッチ51がフルラッチ位置に至ったか否かを検出できる。ここで、「フルラッチ位置」とは、ハーフラッチ位置を通り過ぎてバックドア2が完全な閉状態となる段階であって、ストライカ11を係止できる回動位置を意味する。フルラッチ検出スイッチ63は、そのプッシュボタンがラッチ51のスイッチカム512によって押されると「ON」となり、押されなくなると「OFF」になる、いわゆる「a接点スイッチ」である。但し、フルラッチ検出スイッチ63は、ラッチ51がフルラッチ位置に至ったか否かを検出できればよく、その検出方法やON-OFF切換形式について限定するものではない。
ラチェット検出スイッチ64は、ラチェット52がラッチ51を掛止している状態か否かを検出できる。具体的に説明すると、ラチェット52がハーフラッチ位置若しくはフルラッチ位置にあるラッチ51を掛止している状態か否かを検出できる。ラチェット検出スイッチ64は、そのプッシュボタンがラチェット52のスイッチピン522によって押されると「OFF」となり、押されなくなると「ON」になる、いわゆる「b接点スイッチ」である。但し、ラチェット検出スイッチ64は、ラチェット52がラッチ51を掛止している状態か否かを検出できればよく、その検出方法やON-OFF切換形式について限定するものではない。
次に、図5から図8を用いて、バックドア係止装置5の動作態様について説明する。各図において、ラッチ51及びラチェット52は、上方から見たときの動作態様を表し、セクタギヤ53は、前方から見たときの動作態様を表している。
バックドア2の閉動作が行われると、ストライカ11がラッチ51を押す(図5の(A)参照)。すると、ラッチ51が軸体部511を中心に回動し、それによってラチェット52も軸体部521を中心に回動する。このとき、ラチェット52の回動に伴ってスイッチピン522の位置が変位するので、ラチェット検出スイッチ64のプッシュボタンが押され、このラチェット検出スイッチ64の検出状態が切り換わる。つまり、ラチェット検出スイッチ64が「ON」から「OFF」に切り換わるのである(図9におけるイベントE1参照)。
更に、ストライカ11がラッチ51を押していくことにより、引き続きラッチ51が回動する(図5の(B)参照)。すると、ラッチ51の回動に伴ってスイッチカム512の位置が変位するので、ハーフラッチ検出スイッチ62のプッシュボタンが押されなくなり、このハーフラッチ検出スイッチ62の検出状態が切り換わる。つまり、ハーフラッチ検出スイッチ62が「ON」から「OFF」に切り換わるのである(図9におけるイベントE2参照)。バックドア制御装置6はこの検出を受け、ラッチ駆動モータ54の作動を始める(図9におけるイベントE3参照)。
更に、ラッチ駆動モータ54が作動を始めたことにより、セクタギヤ53が軸体部531を中心に回動する(図6の(C)参照)。すると、セクタギヤ53の回動に伴ってスイッチカム532の位置が変位するので、中立位置検出スイッチ61のプッシュボタンが押されなくなり、この中立位置検出スイッチ61の検出状態が切り換わる。つまり、中立位置検出スイッチ61が「OFF」から「ON」に切り換わるのである(図9におけるイベントE4参照)。なお、セクタギヤ53が軸体部531を中心に一方向へ回動すると、それによってラッチ51も軸体部511を中心に回動することとなる。これは、セクタギヤ53のセクタピン534がラッチ51のラッチピン514に接触してこれを押すことによる(図3及び図4参照)。
更に、ラッチ駆動モータ54が作動を続けることにより、引き続きラッチ51が回動する(図6の(D)参照)。すると、ラチェット52がねじりバネ525の付勢力により、軸体部521を中心にこれまでとは逆方向へ回動する。このとき、ラチェット52の回動に伴ってスイッチピン522の位置が変位するので、ラチェット検出スイッチ64のプッシュボタンが押されなくなり、このラチェット検出スイッチ64の検出状態が切り換わる。つまり、ラチェット検出スイッチ64が「OFF」から「ON」に切り換わるのである(図9におけるイベントE5参照)。なお、ラチェット52の掛止部524は、ラッチ51のハーフラッチ掛止部516に引っ掛かることとなる。こうして、ラチェット52がハーフラッチ位置にあるラッチ51を掛止するのである。前述のラッチ駆動モータ54作動開始(図9におけるイベントE3)はハーフラッチ検出スイッチ62の切り替わり(図9のイベントE2)を起点にしたが、バックドア2の閉動作により、このラチェット検出スイッチ64の切り替わり(図9におけるイベントE5参照)あるいはその間(図9におけるイベントE3とE5の間)のタイミングでラッチ駆動モータ54を作動開始してもよい。
更に、ラッチ駆動モータ54が作動を続けることにより、引き続きラッチ51が回動する(図7の(E)参照)。すると、ラチェット52が軸体部521を中心に再びもとの方向へ回動する。このとき、ラチェット52の回動に伴ってスイッチピン522の位置が変位するので、ラチェット検出スイッチ64のプッシュボタンが押され、このラチェット検出スイッチ64の検出状態が切り換わる。つまり、ラチェット検出スイッチ64が「ON」から「OFF」に切り換わるのである(図9におけるイベントE6参照)。
更に、ラッチ駆動モータ54が作動を続けることにより、引き続きラッチ51が回動する(図7の(F)参照)。すると、ラッチ51の回動に伴ってスイッチカム512の位置が変位するので、フルラッチ検出スイッチ63のプッシュボタンが押されなくなり、このフルラッチ検出スイッチ63の検出状態が切り換わる。つまり、フルラッチ検出スイッチ63が「ON」から「OFF」に切り換わるのである(図9におけるイベントE7参照)。
更に、ラッチ駆動モータ54が作動を続けることにより、引き続きラッチ51が回動する(図8の(G)参照)。すると、ラチェット52がねじりバネ525の付勢力により、軸体部521を中心に再び逆方向へ回動する。このとき、ラチェット52の回動に伴ってスイッチピン522の位置が変位するので、ラチェット検出スイッチ64のプッシュボタンが押されなくなり、このラチェット検出スイッチ64の検出状態が切り換わる。つまり、ラチェット検出スイッチ64が「OFF」から「ON」に切り換わるのである(図9におけるイベントE8参照)。なお、ラチェット52の掛止部524は、ラッチ51のフルラッチ掛止部517に引っ掛かることとなる。こうして、ラチェット52がフルラッチ位置にあるラッチ51を掛止するのである。その後、ラッチ駆動モータ54が作動を止め、逆方向への作動を始める(図9におけるイベントE9・イベントE10参照)。
更に、ラッチ駆動モータ54が逆方向へ作動を始めることにより、セクタギヤ53が軸体部531を中心にこれまでとは逆方向へ回動する(図8の(H)参照)。すると、セクタギヤ53の回動に伴ってスイッチカム532の位置が変位するので、中立位置検出スイッチ61のプッシュボタンが押され、この中立位置検出スイッチ61の検出状態が切り換わる。つまり、中立位置検出スイッチ61が「ON」から「OFF」に切り換わるのである(図9におけるイベントE11参照)。なお、ラチェット52の掛止部524は、ラッチ51のフルラッチ掛止部517に引っ掛かった状態を維持する。こうして、セクタギヤ53のみが中立位置まで戻されるのである。その後、ラッチ駆動モータ54の作動を止める(図9におけるイベントE12参照)。
ところで、ラッチ駆動モータ54が逆方向へ作動を続けると、ラッチ51がストライカ11を解放する。具体的に説明すると、セクタギヤ53が軸体部531を中心に逆方向へ回動した場合、セクタギヤ53のセクタピン534がリリースレバー56を押し、このリリースレバー56がラチェットアーム523を押すので、ラチェット52を回動させることができる。すると、ラチェット52の掛止部524がフルラッチ掛止部517から外れるため、ラッチ51は、ねじりバネ516の付勢力によって元の状態へ戻ろうと回動する。つまり、ストライカ11を係止するときの回動方向とは逆の方向へ回動するのである。こうして、ストライカ案内溝552が開かれ、ストライカ進入穴551からストライカ11が解放されるのである(図3及び図4参照)。
次に、図9を用いて、バックドア係止装置5のシーケンステーブルについて説明する。また、バックドア係止装置5に適用された技術的思想と、それによる効果について説明する。なお、図9におけるE1からE12は、前述した各イベントE1~E12に対応するものである。
イベントE3からE9までのラッチ駆動モータ54の作動は、このラッチ駆動モータ54に連動するセクタギヤ53、さらにこれに連動するラッチ51を回動させて、ストライカを係止することを目的とする。そのため、ラッチ駆動モータ54の作動の終了タイミングは、ストライカ11の係止が確実に完了したイベントE8の発生と同時またはそれ以降となる。このようにストライカ11の係止が確実に完了するまでラッチ駆動モータ54を駆動すると、セクタギヤ53は確実に中立位置を外れるまで回動するため、中立位置検出スイッチ61は中立位置に位置しないことを示す。イベントE10にてセクタギヤ53を中立位置に戻すべく、ラッチ駆動モータ54の逆方向への回動を開始させるが、このタイミングで中立位置検出スイッチ61は中立位置に位置する場合、異常判定部65は、異常の判定を行う。
しかしながら、ラッチ51はセクギヤ53の回動がなくても、開閉体2の移動によりラッチ51が相対的にストライカ11に押されることによりストライカ11の係止位置まで回動することも可能である。通常はバックドア制御装置6により、バックドア駆動モータ43を駆動し、開閉体2を閉方向に移動させてから、ラッチ駆動モータ54の駆動開始に移行し、その後、ラッチ51によるストライカ11の係止を完了させるが、イベントE3以降で手動操作により開閉体2を閉方向に移動させると、セクタギヤ53はセクタピン534がラッチピン514を押すまでは回動せずとも、ラッチ51をストライカ11を係止が完了することになる。
すなわち、ラッチ駆動モータ54の作動開始後、ストライカ11の係止完了、もしくはそれ以降で中立位置検出スイッチ61により、中立位置に位置することを持って異常判定を行うと、ラッチ駆動モータ54の作動後、セクタギヤ53の回動によりスイッチカム532が中立位置検出スイッチ61が離れるまでの間に手動操作により、ストライカ11の係止が完了すると誤検出をすることになる。
異常判定部65は、中立位置検出スイッチ61の異常判定処理を行う。かかる異常判定処理は、異常判定に関する「非判定期間P1」と「判定期間P2」を有することを特徴としている。非判定期間P1とは、中立位置検出スイッチ61について異常であるか否かの判定を行わない期間を指し、判定期間P2とは、中立位置検出スイッチ61について異常であるか否かの判定を行う期間を指す。
非判定期間P1について詳しく説明すると、非判定期間P1は、イベントE3を開始タイミングとするタイマー機能を利用する。このタイマー値はラッチ駆動モータ54の作動により、スイッチカム532が中立位置検出スイッチ61が離れるまでセクタギヤ53が回動する十分な時間に設定することで、ラッチ駆動モータ54作動開始後の手動操作による異常判定部65の誤検出を防ぐことができる。
スイッチカム532が中立位置検出スイッチ61が離れるまでのラッチ駆動モータ54の作動時間は、駆動のために印加する電圧や温度により大きく異なるため、バックドア制御装置6にて予めこれらが検出可能な場合は、電圧や温度毎にタイマー値をもつことで非判定期間P1を短縮することができ、より迅速な異常検出を可能とする。もしこれら全部あるいは一部の検出ができなくとも、起こり得る最長時間を設定することで実現可能となる。
また、判定期間P2は、非判定期間P1完了後を開始時期とし、イベントE8からイベントE9までの間を終了時期としている。但し、その開始時期と終了時期についても、柔軟性を持たせるべきであり、いずれかに限定するものではない。なお、判定期間P2の開始時期については、非判定期間P1の終了時期としたが、これについてもタイマー機能を利用した設定時間後としてもよい。重要であるのは、非判定期間P1が設けられ、その後に判定期間P2が設けられる点である。
加えて、異常判定部65は、バックドア係止装置5の動作態様を把握することができる。つまり、異常判定部65は、中立位置検出スイッチ61の検出状態のほか、その他の検出スイッチ62・63・64の検出状態に基づいてバックドア係止装置5の動作態様を把握することができる。また、異常判定部65は、メモリーからなる情報記憶部66と連係しており、例えばラッチ駆動モータ54の作動開始イベントE3から、中立位置検出スイッチ61が「ON」に切り換わるイベントE4までの時間を予め認識できる(非判定期間P1に要する所定時間)。なお、この時間は、ラッチ駆動モータ54に関する印加電圧や温度あるいはどちらか一方と作動時間の関係に基づいて適宜にテーブルをもつとしてもよい。これは、印加電圧や温度の強弱でラッチ駆動モータ54の作動速度が変わり、ひいては作動時間が変わることによる。
更に加えて、判定期間P2における中立位置検出スイッチ61の異常判定は、次のように行われる。即ち、中立位置検出スイッチ61が「OFF」のままであるにも関わらず、フルラッチ検出スイッチ63が「ON」から「OFF」に切り換わった場合、中立位置検出スイッチ61が異常であると判定される。これは、フルラッチ検出スイッチ63が本発明の構成要素である「第二検出部」として機能したものである。或いは、中立位置検出スイッチ61が「OFF」のままであるにも関わらず、ラチェット検出スイッチ64が「OFF」から「ON」に切り換わった場合、中立位置検出スイッチ61が異常であると判定される。これは、ラチェット検出スイッチ64が本発明の構成要素である「第二検出部」として機能したものである。なお、フルラッチ検出スイッチ63とラチェット検出スイッチ64を共に「第二検出部」として機能させてもよい。
以上のように、異常判定部65は、第一検出部(中立位置検出スイッチ61)によってセクタギヤ53が中立位置に位置することを検出した後に、中立位置の検出が解除されるまでの時間に相当する所定時間を少なくとも経過するまで異常判定を行わない非判定期間P1と、非判定期間P1の経過後に第一検出部(中立位置検出スイッチ61)と第二検出部(フルラッチ検出スイッチ63又は/及びラチェット検出スイッチ64)との検出状態に基づいて異常判定を行う判定期間P2と、を有する異常判定処理を行う。このようにすることで、手動による開閉体(バックドア2)の閉操作が行われ、セクタギヤ53の中立位置の検出が解除されていない状況でラッチ51がストライカ11を係止しても、直ちに第一検出部(中立位置検出スイッチ61)が異常であると誤判定されない係止装置(バックドア係止装置5)を提供することができる。セクタギヤ53とラッチ51とは、手動によるドア閉めの際に、ラッチ51がセクタギヤ53に対して相対移動可能にバックドア係止装置5が構成されている。そのため、手動によるバックドア2の閉動作が行われたときに、中立位置検出スイッチ61のON・OFFの状況にかかわらず、ラッチ51は、セクタギヤ53と相対移動して、閉方向に移動する。このとき、フルラッチ検出スイッチ63やラチェット検出スイッチ64などの、ストライカ11とラッチ51との係止を示す情報が異常判定部65を含む制御部に伝達する検出部(第二検出部)から、ストライカ11とラッチ51との係止を示す情報が伝達されるので、従来の装置であれば、中立位置検出スイッチ61の異常と判定してしまう。係止装置は、上述のような非判定期間P1を設けた判定を行うことで、正常である中立位置検出スイッチ61を異常と判定することなく、手動によるドア閉めでの、ラッチ51の閉操作の処理を行うことができる。
また、判定期間P2における中立位置検出スイッチ61の異常判定は、次のように行うこともできる。即ち、中立位置検出スイッチ61が「OFF」のままであるにも関わらず、ラッチ駆動モータ54が作動を止めたりタイマー機能を利用した設定時間を経過したりした場合、中立位置検出スイッチ61が異常であると判定されるとしてもよい。これは、異常判定部65がラッチ駆動モータ54の制御信号を把握することで実現できる。また、ラッチ駆動モータ54に回転センサを設け、この回転センサによる検出状態を異常判定部65が把握することでも実現できる。このような構成であったとしても、同様の効果を奏する。
更に、判定期間P2における中立位置検出スイッチ61の異常判定は、次のように行うこともできる。即ち、中立位置検出スイッチ61が「OFF」のままであるにも関わらず、いわゆるカーテシ―スイッチが「OFF」から「ON」に切り換わった場合、中立位置検出スイッチ61が異常であると判定されるとしてもよい。これは、車体1にバックドア2が閉状態になると押されるカーテシ―スイッチを設け、このカーテシ―スイッチによる検出状態を異常判定部65が把握することで実現できる。このような構成であったとしても、同様の効果を奏する。
次に、バックドア係止装置5のその他の特徴点について説明する。また、その効果について説明する。
バックドア係止装置5において、ラッチ51は、回動可能に支持されている。そして、ラッチ51の回動動作によって第二検出部(フルラッチ検出スイッチ63又は/及びラチェット検出スイッチ64)の検出状態が切り換わる。このようにすることで、第二検出部(フルラッチ検出スイッチ63又は/及びラチェット検出スイッチ64)の検出状態が切り換わったという事実をもって開閉体(バックドア2)が確実に係止されたとの信頼性が生まれる。
また、バックドア係止装置5において、第一検出部(中立位置検出スイッチ61)は、セクタギヤ53が中立位置に位置するときに「OFF」となり、セクタギヤ53が中立位置から脱したときに「ON」となる。このようにすることで、セクタギヤ53が中立位置に位置するか否かを簡素な構成でありながらも確実に把握することができる。
更に、開閉体であるバックドア2をも含めた概念の開閉体係止装置として技術的思想が及ぶ範囲を定めることも可能である。即ち、係止装置(バックドア係止装置5)と、係止装置(バックドア係止装置5)によって閉状態で係止される開閉体(バックドア2)と、を備えている。そして、第一検出部(中立位置検出スイッチ61)が異常であると判定された場合に異常状態の表示又は/及びラッチ51がストライカ11を解放する。異常状態の表示には、バックドア制御装置6に接続された画像表示部9が利用される(図2参照)。このようにすることで、異常の発生を人に認識させることができる。また、異常が発生しているのをそのままに開閉体(バックドア2)を係止しないので、より安全性及び信頼性が向上する。
1 車体
2 バックドア
3 バックドア開閉システム
4 バックドア駆動装置
5 バックドア係止装置
6 バックドア制御装置
7 開動作操作部
8 閉動作操作部
9 画像表示部
11 ストライカ
41 アーム
42 ヒンジ
43 バックドア駆動モータ
51 ラッチ
52 ラチェット
53 セクタギヤ
54 ラッチ駆動モータ
55 ロワカバー
56 リリースレバー
61 中立位置検出スイッチ
62 ハーフラッチ検出スイッチ
63 フルラッチ検出スイッチ
64 ラチェット検出スイッチ
65 異常判定部
66 情報記憶部
P1 非判定期間
P2 判定期間

Claims (4)

  1. ストライカを係止するラッチと、
    前記ラッチを移動させるセクタギヤと、
    前記セクタギヤが中立位置にあることを検出する第一検出部と、
    前記ラッチが前記ストライカとの係止状態を知るための、前記ラッチの位置を検出する第二検出部と、
    前記第一検出部の異常判定を行う異常判定部と、を備え、
    前記異常判定部は、前記第一検出部によって前記セクタギヤが前記中立位置に位置することを検出した後に、前記中立位置の検出が解除されるまでの時間に相当する所定時間を少なくとも経過するまで異常判定を行わない非判定期間と、前記非判定期間の経過後に前記第一検出部と前記第二検出部との検出状態に基づいて異常判定を行う判定期間と、を有する異常判定処理を行う、係止装置。
  2. 前記ラッチは、回動可能に支持され、
    前記ラッチの回動動作によって前記第二検出部の検出状態が切り換わる、請求項1に記載の係止装置。
  3. 前記第一検出部は、前記セクタギヤが前記中立位置に位置するときに「OFF」となり、前記セクタギヤが前記中立位置から脱したときに「ON」となる、請求項1又は請求項2に記載の係止装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された係止装置と、前記係止装置によって閉状態で係止される開閉体と、を備えた開閉体係止装置であって、
    前記第一検出部が異常であると判定された場合に異常状態の表示又は/及び前記ラッチが前記ストライカを解放する、開閉体係止装置。
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