JP5332442B2 - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

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本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体装置に関し、特に層間絶縁膜として酸化シリコンより低い誘電率を有する低誘電率絶縁膜を有する半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
半導体集積回路装置において、配線材料としてはアルミニウム、層間絶縁膜材料としては酸化シリコンが広く用いられていた。半導体集積回路装置は、微細化、高集積化が進められている。配線層は多層化している。構成要素の微細化と共に、下層配線の配線幅、配線間隔は縮小する。配線抵抗を低くするために、配線材料としてアルミニウムより低抵抗の銅が用いられるようになった。銅配線を用いる場合、銅が絶縁膜中に拡散することを防止するため、銅配線の下地としてTi,Ta,これらの窒化物等のバリアメタル層を用い、銅配線を覆ってSiN膜、SiC膜等の絶縁性銅拡散防止膜が形成される。通常SiCと呼ばれる絶縁物は、Si−Cを主骨格とするが、ソースガスに依存して酸素を含んでいる。
配線断面積を確保するためには配線高さを低減することは難しい。配線がより短い配線間隔で配置されると、配線間寄生容量は増大してしまう。配線間寄生容量を低減するために、従来用いられていた酸化シリコンより低誘電率(ローk)の層間絶縁膜が求められる。シリコンオキシカーバイド(SiOC)は、酸化シリコンより低い誘電率を有し、層間絶縁膜として用いられるようになって来た。SiOCは、Si−O−Cを主骨格とする絶縁物であり、酸素を含むSiC(SiC:O)とは異なる。しかし、Novellus社より入手可能なCORAL(登録商標)とよばれるSiOCは、比誘電率が約2.9であるが、SiCとの密着性が弱く、物理的強度が不足する傾向があった。
特開2004−172590号は、銅配線をシリコンカーバイド(SiC)層で覆い、その上にソースガスとして、テトラメチルシクロテトラシロキサン、炭酸ガス、炭酸ガスの流量に対して3%以下の流量に制限した酸素を用い、気相成長で密着性、物理的強度を改善したシリコンオキシカーバイド(SiOC)層を成長することを提案する。
低誘電率の絶縁材料として多孔質(ポーラス)絶縁体が注目されている。多孔質絶縁膜は比誘電率1の空孔を含むことにより、誘電率を低くできる。多孔質酸化シリコン、多孔質SiOC等が開発されている。多孔質絶縁体の誘電率を低くするには、空孔の体積比率を増加させることが重要である。
再表2003/019645号は、励起状態の励起ガスと環状構造を有するシリコン化合物の原料ガスを供給し、励起ガスによって原料ガスの側鎖を励起し、環状構造を保った膜を形成することにより、膜中に環状構造を有する多孔質低誘電率絶縁物の層間絶縁膜を形成することを提案する。シリコン化合物は、例えば、シロキサン化合物、シラザン化合物、シランに誘起シクロ基が結合したシラン化合物等である。
特開2004−14841号、特開2005−45176号は、主層間絶縁膜として多孔質SiOC膜、エッチストッパ兼銅拡散防止膜としてSiC膜を用いることを提案する。
特開2004−172590号公報 再表2003/019645号公報 特開2004−14841号公報 特開2005−45176号公報
銅配線を覆う銅拡散防止膜としてSiC膜が広く用いられている。このSiC膜は酸素を含むSiC:O膜であり、SiN膜より低い誘電率を有するが、誘電率をより低減できれば、配線間の寄生容量低減に有効である。
本発明の1つの目的は、誘電率を低減したSiC膜を銅拡散防止膜として用いることのできる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、銅配線層を覆う銅拡散防止膜として、誘電率を低減でき、密着性を向上し、物理的強度を向上できるSiC膜を形成する、半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、SiOC多孔質絶縁膜を主層間絶縁膜として用いた時、エッチング選択性を高く維持でき、誘電率を低減できるSiC膜を銅拡散防止膜として形成できる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、これらの方法によって形成できる半導体装置を提供することである。
本発明の1観点によれば、
−CH−結合が環状にSiの2つの結合手を接続し、残り2つのSiの結合手に官能基R1,R2がそれぞれ結合され、官能基R1、R2は酸素を含まず2重結合を含む、原料を用いて、半導体基板上方に、酸素を含まない第1のSiC膜を成膜し、前記第1のSiC膜上に第1絶縁膜を成膜して、前記第1のSiC膜及び前記第1絶縁膜を含む層間絶縁膜を形成し、
前記層間絶縁膜に銅配線を埋め込み、
前記銅配線を覆って、前記層間絶縁膜上に、前記第1のSiC膜と同じ原料を用いて第2のSiC膜を成膜する、
半導体装置の製造方法であって、
前記第1及び第2のSiC膜の成膜が、初期にNH またはN によりNを添加する半導体装置の製造方法
が提供される。
本発明の他の観点によれば、
シリコン基板と、
シリコン基板上方に形成され、環状構造を有し、酸素を含まない第1のSiC膜と第1絶縁膜を含む層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜に埋め込まれた銅配線と、
前記銅配線を覆い、前記層間絶縁膜上に形成され、環状構造を有し、酸素を含まない第2のSiC膜と、
を有し、
前記第1及び第2のSiC膜の下地との界面部分はNが添加されている半導体装置
が提供される。
物理的強度が高く、密着性に優れ、誘電率を低減した、酸素を含まないSiC膜を形成することができる。
SiC膜の誘電率を低減する手段として、SiC膜を多孔質膜にすることが考えられる。環状構造に酸素を含むシリコン化合物をソースに用いて、多孔質シリコンカーバイドを形成すると、誘電率が低減したSiC:Oを形成することができた。しかし、このSiC:O膜は物理的強度が低く、銅層との密着性が弱く、剥離などの問題を生じる。また、主層間絶縁膜としての多孔質SiOC膜とのエッチング選択比が低く、エッチストッパ兼銅拡散防止膜として使用することは困難である。
本発明者は、酸素を含まないSiCの多孔質膜を形成することを検討した。Siのソースガスに酸素が含まれると、形成するSiC膜にも酸素が含まれる可能性が高い。またCのソースガスとして炭酸ガス等の酸素を含むガスを用いると、やはり形成するSiC膜にも酸素が含まれる可能性が高い。多孔質膜を形成するには環状構造を有することが望ましい。そこで、Si、Cを含み、Oを含まず、環状構造を有する化合物を検討した。以下多孔質膜と特に断らないが、SiC膜、SiC:N膜は多孔質膜である。
図1Aは、ソースガスの化学式を示す。Siの2つの結合手を(CHが結んで、環状構造を形成し、残りの2つの結合手に官能基R1,R2がそれぞれ結合している。官能基R1,R2は2重結合を有し、Oは含まない。官能基R1,R2はそれぞれ2重結合を含む。典型的には、R1,R2はCの鎖であり、残りの結合手にはHが結合した構造である。n=5、R1=R2=ビニール基であるDVScP(ジビニールシラシクロペンタン)が1例である。また、他の例としてn=4のジビニールシクロブタン、n=6のジビニールシクロヘキサン等が挙げられる。R1,R2の他の例としては、CH,C,C,C,C,C等が挙げられる。R1とR2は同じでも、異なってもよい。任意のnの環状構造を組み合わせる。
図1Bは、SiC膜形成に用いたプラズマ化学気相堆積(PE−CVD)装置の構成を概略的に示す。図示のPE−CVD装置は、一般的な枚様式の平行平板型装置である。真空チャンバ51の底部にヒータを備えたサセプタ52が配置され、その上に加工対象物、例えばシリコン基板、53を載置する。サセプタ51上方には、多くの開口を備えたシャワーヘッド54が配置されている。
マスフローコントローラ(MFC)55には容器56中に収容された液体のDVScPをHeガスでバブリングしたソースガスとキャリアガスとしてのHeガスが供給され、混合ガスをシャワーヘッド54中に供給する。容器56は温度調整器57によって所定温度に維持される。シャワーヘッド54には、窒化ガスとしてNHを供給する他の配管も備えられている。なお、窒化ガスとしてNを用いることもできる。
サセプタ51は接地され、シャワーヘッド54には主励起源としてのRF電源58とバイアス源としてのHF電源59が接続されている。RF電源58は27MHz、HF電源59は400kHzである。周波数はこれらに制限されないが、主励起源は10MHz以上、バイアス源は1MHz未満であることが好ましい。なお、このPE−CVD装置は1例であり、他の構成のPE−CVD装置を用いてもよい。
成膜時には、チャンバ内圧力を100Pa、基板温度を350℃とし、RF電源58から800mW/cmの27MHz電力を供給し、HF電源59から強度を調整した400kHz電力を供給した。SiC成膜時には、ソースガスとしてNHは供給せずDVScPのみを供給し、窒素添加SiC成膜時にはソースガスとしてDVScPとNHを供給した。
DVScPをソースガスとし、酸素を含まないSiC膜のサンプルを成膜した。比較例として、ソースガスとしてジメチルージメトキシシラン(CHSi(OCHを用い、酸素を含むSiC:O膜のサンプルも成膜した。
図2は、酸素を含まないSiC膜と酸素を含むSiC:O膜のフーリエ解析分光による赤外線吸収スペクトルを示す。横軸が波数を単位cm−1で示し、縦軸が吸収を任意単位で示す。酸素を含むSiC:Oは1100cm−1付近に強いSi−O結合の吸収を示すが、酸素を含まないSiCは当該Si−O吸収は示さない。酸素を含まないSiCは1000cm−1付近にSi−C−Si結合の吸収を示すが、酸素を含むSiC:Oは当該Si−C−Si結合の吸収は示さない。また、酸素を含まないSiCは2900cm−1付近に明確なC−H結合の吸収を示すが、酸素を含むSiC:Oはほとんど当該吸収を示さない。また、酸素を含まないSiCは1600cm−1付近に炭素の2重結合C=Cの吸収を示すが、酸素を含むSiC:Oは当該吸収を示さない。1100cm−1付近のSi−O結合の吸収があれば、酸素を含むSiC:Oであり、1000cm−1付近のSi−C−Si結合の吸収、2900cm−1付近のC−H結合の吸収、1570cm−1付近の炭素の2重結合C=Cの吸収があれば、今回の酸素を含まないSiCであると言えよう。明らかに異なる物質が形成されたことが判る。
このようにして形成されたSiC膜がどのような物性を示すかを調べた。NHは供給せずDVScPのみを供給して成膜したSiC膜と、DVScPとNHを供給して成膜した窒素添加SiC(SiC:N)膜のサンプルを作成し、特性を調べた。
図3Aは、弾性率の定義を示すグラフである。横軸がひずみ量を示し、縦軸が応力を示す。ひずみ量に対する応力をプロットした時の傾きが弾性率である。弾性率が高いことは物理的強度が高いことを示す。
図3Bは、ナノインデンター法(神戸製鋼技報、Vol52、No2、(2002)pp74−77)による弾性率の測定結果を示すグラフである。バーコビッチ圧子を試料に当て、押し込み量hと加重Pの関係より弾性率を求める。ナノインデンター法により弾性率を測定するためのサンプルとして、シリコンウエハに厚さ200nmのSiC膜を、バイアス電力を変化させて成膜した。
図3Cは、酸素を含まない、SiC膜とSiC:N膜との、成膜時のHFバイアス電力(単位mW/cm)に対する弾性率の変化を示すグラフである。横軸が成膜時のHF(400kHz)バイアス電力を単位mW/cmで示し、縦軸が弾性率を単位GPaで示す。HF電力10mW/cm位まではHF電力の影響はあまり大きくないが、HF電力15mW/cm程度以上でHF電力の影響が大きくなり、HF電力の増大と共に、弾性率は増大している。特にHF電力を20mW/cm以上印加した時の弾性率の向上が著しい。窒素を添加したSiC:N膜の弾性率は、一般的に窒素を添加しないSiC膜の弾性率より高く、HF電力15mW/cm程度以上、特に20mW/cm以上で、SiC:N膜の弾性率はSiC膜の弾性率を大きく上回るようになる。HF電力25mW/cmを印加した時、SiC:N膜の弾性率はSiC膜の弾性率の2倍以上まで向上している。
図4A,4Bは、銅配線上に形成したSiC:N膜の密着性試験とその結果を示す。密着性はスタッドプル試験で行なった。
図4Aに示すように、厚さ300nmの銅配線上に厚さ25nmのSiC:N膜を成膜し、SiC:N膜上にスタッドピンをエポキシ樹脂により固定した。CuとSiC:Nの密着性が50MPa以上の場合、エポキシ樹脂の面でスタッドピンが剥がれる。50MPa未満の密着性では半導体チップのパッケージの際に、ボンディングによる引張応力により多層配線が破壊されてしまうことがある。そこで、エポキシ樹脂面で剥がれた時を良品とし、その確率で密着性の強さを示した。
図4Bが結果を示す。横軸がSiC:N膜成膜時のHF電力を単位mW/cmで示し、縦軸が歩留まりを単位%で示す。HF電力15mW/cm以上で歩留まり70%以上であり、HF電力20mW/cm以上で歩留まり100%であった。SiC:N膜により十分高い密着性が得られることが示されている。
20mW/cm以上のHFバイアス電力を印加しつつ、酸素を含まず窒素を添加したSiC:N膜を成膜すると、特に高い弾性率、銅層に対する密着性を得られることが判った。
SiC:N膜は、弾性率等の物理的強度、密着性においてSiC膜より優れているが、誘電率はSiC膜より高い。誘電率の低い絶縁膜を形成する観点からは、密着性、物理的強度が特に要求される界面部分のみをSiC:N膜で形成し、それ以外の部分はSiC膜で形成することもできる。SiC:N膜とSiC膜の切り換えは、NHガス等の窒化ガスの切り替えによって行える。例えば成膜初期のみNH,N等の窒化ガスをDVScPと共に供給してSiC:N膜を成膜し、その後窒化ガスの供給を停止してSiC膜を成膜する。SiC:N膜とSiC膜の総厚さの10%以下をSiC:N膜とし、残りの膜厚をSiC膜とすることにより、誘電率の増大を抑制し、密着性、弾性率を向上したSiC:N/SiC膜を成膜できる。
多層配線においては誘電率の低いSiOC系の膜が一般的に用いられており、デュアルダマシン法によりCu配線が形成される。デュアルダマシンのエッチング加工において、Cu配線のトレンチあるいはビアの深さが深すぎて不要な部分での導通が発生、あるいは浅すぎて必要な導通が形成できないという不良が発生することは懸念される。このようなエッチング加工での形状を制御するため、SiC:Oよりエッチング速度の遅いSiC膜が、エッチングストッパとしてトレンチあるいはビアの底部に成膜される。
図9Aに、従来用いられてきた、低誘電率(ローk)膜であるSiOC膜と、誘電率が異なる(k=4.5,および3.7の)SiC:O膜との組成を例示する。SiC:Oの誘電率が下がるにつれ、組成としてはSiOCに近づいている。
本例として、酸素を含まないSiC膜(k=3.4)を作成した。
図9Bは、エッチャントガスとしてCFとArとの混合ガスを用いた場合の、本例及び図9Aに示した2種類のSiC:O膜の、低誘電率膜であるSiOC膜(k=2.4)に対する、エッチング選択比を示すグラフである。従来のSiC:Oは、誘電率をk=4.5からk=3.7に下げるとエッチング選択比が約2.7から約1.8に低下した。本例のSiCは、誘電率がk=3.4とさらに低下しているにも拘らず、選択比は約2.8と大きい。従来のk=4.5のSiC:Oと同等以上の選択比が得られることを示している。
以下、上述のSiC:N/SiC膜を用いた半導体装置の製造方法を説明する。
図5A−5Dは、実施例による半導体装置の製造方法の主要工程を示す断面図である。
図1Bに示すように、表面に酸化シリコン膜10を成膜したシリコン基板をプラズマCVD装置に搬入する。
図5Aに示すように、半導体基板上方の酸化シリコン膜10の上に、酸素を含まないSiC:N/SiCによる銅拡散防止膜11を成膜する。まず、Heを導入し、Heプラズマを励起し、酸化シリコン膜10の表面をクリーニングする。続いてNHを導入し、NHプラズマを励起して、酸化シリコン膜10表面を窒化する。その後、Heと混合したDVScPを導入し、窒素を添加したSiC:N膜を厚さ5nm成膜し、NHを停止して、SiC膜を厚さ20nm成膜する。SiC:N/SiC膜11は、上述のように酸素を含まず、物理的強度、密着性を向上した絶縁膜であり、銅拡散防止機能、SiOC膜と共に用いた時のエッチストッパ機能を有する。絶縁性銅拡散防止膜11の上に、低誘電率(比誘電率2.7)の多孔質SiOC膜12を厚さ100nm、密度を上げて強度を増加したデンス(比誘電率3.0)SiOCのキャップ膜13を厚さ60nm成膜する。キャップ膜13は、下層の多孔質SiOC膜を保護する機能を果たす。多孔質SiOC膜12、デンスSiOC膜13が、主層間絶縁膜を構成する。絶縁性銅拡散防止膜、主層間絶縁膜が層間絶縁膜を構成する。
図5Bに示すように、デンスSiOC膜13上に、配線領域に開口を有するフォトレジストパターンRPを形成し、露出した領域のデンスSiOC膜13、多孔質SiOC膜12をエッチングし、一旦銅拡散防止膜11でエッチングをストップさせる。エッチングガスを変更して銅拡散防止膜11をエッチングする。下層配線が露出する。その後、フォトレジストパターンRPを除去する。
図5Cに示すように、まずTaN層、次にTa層をスパッタリングし、TaN/Taのバリアメタル層16を形成する。さらに、銅シード層をスパッタリングし、その上に銅層をメッキして、銅層17を形成する。化学機械研磨により、デンスSiOC層13上のメタル層を除去する。絶縁膜中に埋め込まれたシングルダマシン銅配線が得られる。
図5Dに示すように、銅配線16,17を覆って、層間絶縁膜上に、酸素を含まないSiC:N/SiCによる銅拡散防止膜18を成膜する。この銅拡散防止膜18は、上述のように物理的強度が高く、密着性に優れ、エッチング選択比の高い銅拡散防止膜である。
多孔質SiOC膜12上に形成したデンスSiOC膜は強度が高く、ダメージを低減することができるが、誘電率は多孔質SiOC膜より高い。誘電率のより低い層間絶縁膜を実現するために、多孔質SiOC膜のみで主層間絶縁膜を形成することもできる。
図6A−6Cは、変形例による半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図6Aは、酸化シリコン膜10上に、SiC:N/SiC膜による絶縁性銅拡散防止膜11、多孔質SiOC膜12、デンスSiOC膜14を成膜した状態を示す。図5Aに対応する構造である。ただし、デンスSiOC膜14の厚さがダメージ低減のための必要最小限の厚さに設定されている。デンスSiOC膜14は後工程で除去する。
図6Bに示すように、配線用トレンチを形成し、バリアメタル膜16、銅配線17を埋め込む。図5B,5Cに対応する工程である。ここで、CMPによりデンスSiOC膜14も研磨して除去する。多孔質SiOC膜のみが主層間絶縁膜を構成する。
図6Cに示すように、銅配線16,17を覆って多孔質SiOC膜12上に、酸素を含まないSiC:N/SiCによる銅拡散防止膜18を成膜する。層間絶縁膜が、多孔質SiOC膜のみで構成されるため、誘電率が低下し、配線の寄生容量を低減することができる。以上シングルダマシン配線を形成する場合を説明したが、デュアルダマシン配線を形成することもできる。
図7A−7Cは、他の実施例による、デュアルダマシン配線を有する半導体装置の製造方法を示す断面図である。
図7Aに示すように、下地上に酸素を含まないSiC:N/SiCによる銅拡散防止膜11を成膜する。SiC:N/SiC膜11は、上述のように物理的強度、密着性を向上した絶縁膜であり、銅拡散防止機能、SiOC膜と共に用いた時のエッチストッパ機能を有する。銅拡散防止膜11の上に、低誘電率(比誘電率2.7)の多孔質SiOC膜12、密度を上げて強度を増加したデンス(比誘電率3.0)のSiOC膜13を成膜する。
デンスSiOC膜13上にフォトレジストパターンを形成し、ビア孔をエッチングし、他のフォトレジストパターンを形成し、配線用トレンチをエッチングする。
図7Bに示すように、配線用トレンチとその底面から下層配線に達するビア孔とを有する配線用リセスが形成される。配線用リセスにTaN層、Ta層をスパッタリングしてバリアメタル層16を形成する。銅シード層をスパッタリングし、その上に銅層をメッキして、銅層17を形成する。
図7Cに示すように、CMPにより、デンスSiOC膜13上のメタル層を除去し、銅配線を覆ってデンスSiOC膜13上に、酸素を含まないSiC:N/SiCによる銅拡散防止膜18を成膜する。このようにして、デュアルダマシン配線が形成される。なお、図6A−6Cで示したように、多孔質SiOC膜12のみで主層間絶縁膜を形成してもよい。
シングルダマシン配線とデュアルダマシン配線は、配線層に応じて組み合わせて用いることができる。
図8は、半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。シリコン基板20に素子分離用トレンチをエッチングし、高密度プラズマCVD(HD−PCVD)等により酸化シリコン等の絶縁膜を埋込み、シャロートレンチアイソレーション(STI)による素子分離領域21を形成する。素子分離領域で画定された活性領域に不純物をイオン注入し、ウェル領域22を形成する。Pウェル、Nウェルが形成される。図にはPウェルを例として示す。活性領域表面を熱酸化し、必要に応じて窒素を導入し、ゲート絶縁膜23を形成する。ゲート絶縁膜上に多結晶シリコン層24を堆積し、ゲート電極をパターニングする。露出した活性領域にn型不純物を浅くイオン注入し、エクステンション領域Extを形成する。基板上に酸化シリコン等の絶縁膜を堆積し、異方性エッチングにより平坦部から除去し、ゲート電極側壁上にのみサイドウォールスペーサSWを残す。サイドウォールスペーサSW外側の活性領域にn型不純物を高濃度にイオン注入し、コンタクト用低抵抗拡散領域Difを形成する。このようにしてNMOSトランジスタが形成される。なお、Nウェル領域には導電型を反転した不純物を添加してPMOSトランジスタを形成する。
ゲート電極を覆って下層層間絶縁膜28を堆積する。下層層間絶縁膜はたとえばエッチストッパ用SiN層とホスホシリケートガラス(PSG)層の積層である。下層層間絶縁膜28を貫通し、低抵抗拡散領域Difを露出するコンタクト孔をエッチングする。TiN層によるバリアメタル層を堆積した後、W層を堆積し、不要メタル部をCMPで除去してコンタクト孔を埋め込むWプラグ29を形成する。
その後、図5A−5Dに示す工程によりシングルダマシン配線層M1を形成する。次に図7A−7Cに示す工程によりデュアルダマシン配線層M2を形成する。必要に応じてデュアルダマシン配線形成工程を繰り返し、デュアルダマシン配線層M3,M4を形成する。最上層にSiN等の保護膜30を形成する。このようにして多層配線を有する半導体装置を形成する。
以上実施例に沿って、本発明を説明したが、本発明はこれらに限られるものではない。SiC:N/SiC銅拡散防止膜以外の構成要件は、種々の公知の構成に置換してもよい。例えば、主層間絶縁膜を、多孔質SiOC膜に代え、多孔質シリカ、その他の低誘電率絶縁膜で形成してもよい。その他、種々の置換、変更、組み合わせ、改良等が可能なことは当業者に自明であろう。
以下、本発明の特徴を付記する。
(付記1)
−CH−結合が環状にSiの2つの結合手を接続し、残り2つのSiの結合手に官能基R1,R2がそれぞれ結合され、官能基R1、R2は酸素を含まず2重結合を含む、原料を用いて、半導体基板上方に、酸素を含まない第1のSiC膜を成膜し、前記第1のSiC膜上に第1絶縁膜を成膜して、前記第1のSiC膜及び前記第1絶縁膜を含む層間絶縁膜を形成し、
前記層間絶縁膜に銅配線を埋め込み、
前記銅配線を覆って、前記層間絶縁膜上に、前記第1のSiC膜と同じ原料を用いて第2のSiC膜を成膜する、
半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記主層間絶縁膜が多孔質SiOC膜である付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記原料がDVScPである付記1または2記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記SiC膜の成膜が、初期にNHまたはNによりNを添加したSiC:N膜を成膜する付記1〜3のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記Nを添加したSiC:N膜の厚さが、SiC:N膜とSiC膜の層厚さの10%以下である付記4記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記SiC膜の成膜を開始する前に、NHまたはNによるプラズマを励起し、下地表面を前処理する付記4または5記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記NHまたはNによるプラズマを励起する前に、不活性ガスを導入し、不活性ガスのプラズマを励起して下地表面を前処理する付記6記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)
前記SiC膜の成膜が、10MHz以上のRF主励起源と1MHz未満のHFバイアス源を用い、バイアス源の供給する電力が15mW/cm以上である付記1〜7のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
(付記9)
前記主層間絶縁膜を形成する工程が、多孔質SiOC膜を成膜し、その後デンスSiOC膜を成膜する付記1〜8のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記銅配線を埋め込む工程が、前記デンスSiOC膜上のメタル層をCMPで除去し、さらにデンスSiOC膜をCMPで除去する付記9記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
シリコン基板と、
シリコン基板上方に形成され、環状構造を有し、酸素を含まない第1のSiC膜と第1絶縁膜を含む層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜に埋め込まれた銅配線と、
前記銅配線を覆い、前記層間絶縁膜上に形成され、環状構造を有し、酸素を含まない第2のSiC膜と、
を有する半導体装置。
図1Aは、ソースガスの化学式、図1Bは、プラズマCVD装置の構成を概略的に示す断面図である。 図2は、酸素を含まないSiC膜と酸素を含むSiC:O膜のフーリエ解析分光による赤外線吸収スペクトルである。 図3Aは弾性率の定義を示すグラフ、図3Bは、ナノインデンター法による弾性率の測定結果を示すグラフ、図3Cは成膜時のHF電力に対するSiC:N膜およびSiC膜の弾性率を示すグラフである。 図4A,4Bは、銅配線上に形成したSiC:N膜の密着性試験とその結果を示す断面図とグラフである。 図5A−5Dは、実施例による半導体装置の製造方法の主要工程を示す断面図である。 図6A−6Cは、変形例による半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図7A−7Cは、他の実施例による、デュアルダマシン配線を有する半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図8は、半導体装置の構成を概略的に示す断面図である。 図9A,9Bは、SiOC膜とSiC:O膜の組成を示すグラフ、およびSiC膜とSiC:O膜とのSiOC膜に対するエッチング選択比を示すグラフである。
符号の説明
10 シリコン基板、
11 絶縁性銅拡散防止膜(SiC:N/SiC)、
12 多孔質SiOC膜、
13 デンスSiOC膜、
16 バリアメタル層、
17 銅(配線)層、
18 絶縁性銅拡散防止膜(SiC:N/SiC)、
51 真空チャンバ、
52 サセプタ、
53 シリコン基板、
54 シャワーヘッド、
55 マスフローコントローラ、
56 DVScP容器、
57 温度調整器、
58 RF電源、
59 HF電源、

Claims (6)

  1. −CH−結合が環状にSiの2つの結合手を接続し、残り2つのSiの結合手に官能基R1,R2がそれぞれ結合され、官能基R1、R2は酸素を含まず2重結合を含む、原料を用いて、半導体基板上方に、酸素を含まない第1のSiC膜を成膜し、前記第1のSiC膜上に第1絶縁膜を成膜して、前記第1のSiC膜及び前記第1絶縁膜を含む層間絶縁膜を形成し、
    前記層間絶縁膜に銅配線を埋め込み、
    前記銅配線を覆って、前記層間絶縁膜上に、前記第1のSiC膜と同じ原料を用いて第2のSiC膜を成膜する、
    半導体装置の製造方法であって、
    前記第1及び第2のSiC膜の成膜が、初期にNH またはN によりNを添加する半導体装置の製造方法
  2. 前記第1絶縁膜が多孔質SiOC膜である、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記原料がDVScPである請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1及び第2のSiC膜の成膜が、10MHz以上のRF主励起源と1MHz未満のHFバイアス源を用い、バイアス源の供給する電力が15mW/cm以上である請求項1〜のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  5. シリコン基板と、
    シリコン基板上方に形成され、環状構造を有し、酸素を含まない第1のSiC膜と第1絶縁膜を含む層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に埋め込まれた銅配線と、
    前記銅配線を覆い、前記層間絶縁膜上に形成され、環状構造を有し、酸素を含まない第2のSiC膜と、
    を有し、
    前記第1及び第2のSiC膜の下地との界面部分はNが添加されている半導体装置。
  6. −CH −結合が環状にSiの2つの結合手を接続し、残り2つのSiの結合手に官能基R1,R2がそれぞれ結合され、官能基R1、R2は酸素を含まず2重結合を含む、SiC原料とNH またはN を用いて、半導体基板上方に、初期に酸素を含まないSiC:N膜を成膜し、その後NH またはN の供給を止めて酸素を含まないSiC膜を成膜することにより、前記SiC:N膜及び前記SiC膜を含む第1の銅拡散防止膜を形成し、
    前記第1の銅拡散防止膜の上に第1絶縁膜を形成し、
    前記第1絶縁膜内に銅配線を形成し、
    前記第1絶縁膜上に、前記銅配線を覆うように、前記第1の銅拡散防止膜と同じ原料を用いて、前記SiC:N膜及び前記SiC膜を含む第2の銅拡散防止膜を形成する、
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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