JP5332337B2 - 搬送装置及び自動倉庫 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送対象に搬送物を搬送・移載する搬送装置に関わり、特に搬送物が載置される移載台車を有する搬送装置に関する。
自動倉庫等において、搬送対象(棚など)へ搬送物を搬送・移載するために、搬送装置が用いられている。
従来の一般的な搬送装置は、移載方向に伸展するスライド装置を有している。このスライド装置は、移載時に、スライド装置が伸展した状態で搬送物を保持する構成となっている。
近年、搬送物が大型化し、その荷重も増加しているところ、従来のスライド装置は上記構成を採用していることから、増加した搬送物の荷重を支えるため、スライド装置を高剛性化・大型化させる必要があった。
ここで、搬送対象には、移載時にスライド装置が挿入されるスペースが必要であるが、スライド装置が大型化すれば、上記スペースも大型化し、それにより搬送対象及び自動倉庫等のデッドスペースが増加するという問題があった。
以上の問題点を解決するための発明として、特許文献1には、搬送装置本体に、移載方向に伸展するスライド装置が設けられ、スライド装置に、搬送物が載置される移載台車が設けられ、移載台車に、搬送対象に設けられたレール上を転動する回転体が設けられた搬送装置が開示されている。
特許文献1に開示された搬送装置においては、搬送物の荷重は、搬送対象に設けられたレールによって支えられるため、スライド装置を高剛性化する必要がなく、小型化でき、搬送対象及び自動倉庫等のデッドスペースを減少させることができた。
特開昭63−272704号公報(第8頁、第7図)
ところで、特許文献1に開示されている搬送装置におけるスライド装置は、搬送対象に設けられたレールの長手方向がどのような向きに設置されているかに関係なく伸展する。
そのため、レールの長手方向がスライド装置の伸展方向とずれている場合には、スライド装置の伸展時に、移載台車又は搬送物と搬送対象との衝突・干渉、又は、レール上を転動する回転体のレールからの脱落等が発生する虞があった。
上記不具合の発生を防止するため、特許文献1に開示されている搬送装置を備える自動倉庫等の建設時には、レールの長手方向とスライド装置の伸展方向との位置関係を厳格な精度内に収めるように調整する必要がある。しかし、自動倉庫等が備える搬送装置及び搬送対象は共に複数であることから、これら複数の搬送装置及び搬送対象の間で上記調整を行うために、多大な手間及びコストが発生していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、レールの長手方向とスライド装置の伸展方向との位置関係を厳格な精度内に収めることを必要とせず、自動倉庫等の建設時に発生する調整の手間及びコストを減少させることができる搬送装置を提案することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、搬送装置本体に、移載方向に伸展するスライド装置が設けられ、上記スライド装置に、搬送物が載置される移載台車が設けられ、上記移載台車に、搬送対象に設けられたレール上を転動する回転体が設けられた搬送装置であって、上記レールの両側面を転動する第2回転体を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、レールの長手方向がスライド装置の伸展方向とずれている場合でも、第2回転体がレールの両側面に当接して転動することから、移載台車をレールに沿って移動させることができる。
したがって、本発明では、水平方向に沿った、移載台車の移載方向と直交する方向への、レールに対する移載台車の相対移動を規制することができる。
また、本発明では、移載台車は、スライド装置に設けられ、スライド装置は、移載台車を移載方向に拘束して保持し、水平方向に沿った、移載方向とは異なる方向に移動可能に保持する保持装置を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、スライド装置は、移載台車を移載方向に拘束して保持しているため、スライド装置の伸展に同期して、移載台車を移載方向で移動させることができる。
さらに、本発明では、スライド装置は、移載台車を、水平方向に沿った、移載方向とは異なる方向に移動可能に保持する保持装置を有しているため、移載台車がスライド装置に対して相対的な回転移動をした場合や、水平方向に沿った、移載方向と直交する方向に相対移動した場合であっても、移載台車のみが移動し、スライド装置は移動しないことが可能である。
したがって、スライド装置を伸展させる時に、レールの長手方向がスライド装置の伸展方向とずれている場合でも、移載台車はレールに沿って移動するが、スライド装置はその影響を受けることなく伸展することができる。
また、本発明では、回転体は、移載台車に衝撃吸収材を介して設けられるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、衝撃吸収材が、移載台車が搬送対象に設けられたレールと搬送装置本体に設けられた第2レールとの間を渡る時点で発生する振動や衝撃を吸収することができる。
したがって、振動や衝撃に弱い搬送物を搬送する場合であっても、本搬送装置は、上記搬送物を安全に搬送・移載することができる。
また、本発明では、移載台車と回転体との、水平方向の相対移動を規制する規制装置を有するという構成を採用する。
衝撃吸収材は柔軟性のある材質で形成されているため、移載台車と回転体との、水平方向の相対移動が発生する可能性があり、この移動により、移載台車又は搬送物と搬送対象との衝突・干渉が発生する虞がある。
ここで、上記の構成を採用することによって、本発明では、移載台車と回転体との、水平方向の相対移動は規制されるため、上記不具合の発生を防止することができる。
また、本発明では、レールに対する、搬送装置本体に設けられた第2レールの相対位置決めを行う位置決め装置を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、レールに対する、搬送装置本体に設けられた第2レールの相対位置決めを正確に行うことができる。
そして、このような相対位置決めを正確に行うことで、レールと第2レールとの接続の端部におけるレールの芯ずれが小さくなり、移載台車がレールと第2レールとの間をスムーズに渡ることができるようになることから、渡る時点で発生する衝撃を小さくすることができる。したがって、振動や衝撃に弱い搬送物を搬送する場合であっても、本搬送装置は、上記搬送物を安全に搬送・移載することができる。
また、本発明では、位置決め装置は、移載方向と略直交する方向に所定の隙間を空けて設けられた一対の基準部材と、上記隙間から外れる切欠部及び上記隙間内に位置する扇形部を有する回転部材とを有し、扇形部は、上記直交する方向の幅が、周方向の一端側で上記隙間の幅よりも薄く形成され、上記周方向の他端側で上記隙間の幅よりも厚く形成されるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、以下の作用が得られる。
まず、搬送装置本体の走行時においては、回転部材の切欠部が基準部材側に対向しているため、回転部材と基準部材とが干渉することはなく、回転部材は基準部材が設置されている箇所を通過することができる。
次に、搬送装置本体が目的地点に到着した後、上記隙間に、回転軸を回転させることで、回転部材の扇形部を上記一端側から挿入し、上記隙間の幅と、基準部材と接触している箇所における扇形部の上記直交する方向の幅とが等しくなることで回転が停止するまで、回転部材を同一方向に回転させる。なお、この時点で、搬送装置本体のブレーキ等の停止装置は解除してあるため、搬送装置本体は上記位置決めに従い移動する。
ここで、回転が停止した位置において、上記隙間の中間点と、扇形部の上記直交する方向の幅の中間点は常に一致するため、上記構成を用いることで、再現性のある正確な位置決めを行うことができる。また、上記基準部材は、位置決めの完了時に、レールと第2レールとの相対位置決めが正確になされる位置に設けられている。
以上より、上記位置決め装置を用いることで、再現性のある正確な位置決めを行うことができる。
また、本発明では、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の搬送装置を有することを特徴とする自動倉庫であるという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、上記自動倉庫が有する搬送装置に設けられている第2回転体が、レールの両側面に当接して転動することから、水平方向に沿った、移載台車の移載方向と直交する方向への、レールに対する移載台車の相対移動を規制することができる。
そのため、移載台車はレールの向きに沿って移動することができる。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
前述の通り、本発明では、第2回転体がレールの両側面に当接して転動することから、移載台車はレールの向きに沿って移動することができる。
そのため、本発明では、上記接続の端部においてレールの芯が合致することにより、移載台車が搬送対象に設けられたレールに乗り移りさえすれば、搬送対象の奥側に向かうにつれてレールの長手方向がスライド装置の伸展方向とずれている場合でも、スライド装置の伸展時における移載台車又は搬送物と搬送対象との衝突・干渉、又は、レール上を転動する回転体のレールからの脱落等の発生を防止することができる。
結果として、本発明では、レールの長手方向とスライド装置の伸展方向との位置関係を厳格な精度内に収めるように調整する必要はなく、上記調整に要していた手間・コストを大きく削減することができるという効果がある。
次に、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図8に示すように、本実施形態における搬送装置Tは、自動倉庫Lにおいて、搬送対象である保管棚Sへ搬送物Wを搬送・移載するために用いられる。自動倉庫床面Fには、搬送装置Tが自動倉庫L内を走行するために用いられる、一対の走行用レール31が設置されている。
なお、以下、搬送装置Tの走行方向をX方向とし、水平方向に沿った、X方向と直交する方向をY方向とし、X−Y面と直交する方向をZ方向として説明する場合がある。
図1は、本実施形態における搬送装置Tの斜視図である。
搬送装置Tは、搬送装置本体T1と、搬送装置Tの走行後に位置決めを行う位置決め装置13と、Y方向に伸展することができるスライド装置2と、保管棚Sへ搬送物Wを移載する移載台車T2とを有している。
搬送装置本体T1は、走行用レール31上に設けられ、車体1と、一対の第2移載用レール(第2レール)32と、搬送物Wの落下防止柵35とを有している。
車体1は、平面視略矩形をしており、走行用レール31上を転動する車輪11と、車輪11を正逆回転駆動させる駆動装置12とを有している。
車輪11は、Y方向に延びる軸回りに回転自在に、車体1の内部かつ四隅の近傍にそれぞれ設置されている。駆動装置12は、搬送装置Tを停止させるための停止装置(ブレーキ等、図示せず)を有し、車体1の一方の側面で、車輪11が設置されている箇所の外側にそれぞれ設置されている。
第2移載用レール32は、後述するスライド装置2を挟んだX方向の両側に、Y方向に延びて車体1の上部に設置され、落下防止柵35は、車体1の上部かつ四隅の近傍にそれぞれ設置されている。
図2は、本実施形態における位置決め装置13を示しており、(a)は、位置決め装置13の側面図、(b)は、(a)のA−A線視断面図である。
位置決め装置13は、X方向に延びる軸回りに回転自在な回転軸14と、回転軸14を回転自在に保持する第1軸受15A及び第2軸受15Bと、回転軸14を正逆回転駆動させる第2駆動装置16と、回転軸14と連結し、回転軸14と共に回転駆動する回転部材17と、自動倉庫床面F上に設けられた基準部材18とを有している。
第1軸受15A及び第2軸受15Bは、厚さ方向に貫通する軸用孔部(図示せず)を有し、車体1の下部かつ両側面の近傍に互いに間隔を空けてそれぞれ設置されている。また、第1軸受15A及び第2軸受15Bは、各々の軸用孔部の中心軸が同一直線上に存在し、かつ、上記軸用孔部の貫通方向がX方向と同一の方向となるように設置されている。
回転軸14は、円柱状に形成されており、第1軸受15A及び第2軸受15Bに回転自在に嵌合されている。また、回転軸14は、第1軸受15Aの外側に一方の端部が延出している。
第2駆動装置16は、第1軸受15Aの外側に延出した回転軸14と連結され、車体1の下部に設置されている。
回転部材17は、円盤形状から半円部分が切り取られた部分である切欠部17Aと、上記円盤形状から切欠部17Aを除いた部分である扇形部17Bとを有する。また、回転部材17は、扇形部17Bの要部分で回転軸14と連結され、上記円盤形状の中心軸がX方向と同一の方向となるように設置されている。
切欠部17Aは、切欠部17Aが基準部材18側に対向しているならば、搬送装置Tが走行用レール31上を走行したとしても、回転部材17と基準部材18との干渉が発生しない大きさで形成されている。
扇形部17Bは、X方向での幅が、後述する隙間19よりも薄く形成された周方向の一端部(一端側)17B1と、隙間19よりも厚く形成された上記周方向の他端部(他端側)17B2とを有し、17B1から17B2に周方向に向かうに従ってX方向の幅が漸次大きくなるように形成されている。
基準部材18は、回転部材17と対向する自動倉庫床面F上に設置されている。また、基準部材18は、ローラ形状を持ち、Z方向に延びる軸回りに回転自在に、X方向に2つ隙間19をあけて設置されている。
図3は、本実施形態におけるスライド装置2を示しており、(a)は、スライド装置2の伸展状態での平面図、(b)は、伸展状態での側面図、(c)は、収縮状態での側面図である。
スライド装置2は、固定フォーク21と、中間フォーク22と、先端フォーク23と、後述するスプロケット28A(図4参照)を正逆回転駆動させる第3駆動装置26とを有している。
固定フォーク21、中間フォーク22及び先端フォーク23は、何れも平面視矩形をしており、Y方向に延びて形成されている。先端フォーク23及び中間フォーク22は、それぞれ中間フォーク22及び固定フォーク21に、カムフォロア(図示せず)を用いて長手方向に摺動自在に保持されている。
固定フォーク21は、その長手方向がY方向と同一の方向となるように、車体1の上部かつX方向の中央部に設置されている。第3駆動装置26は、固定フォーク21の下部に設置されている。
先端フォーク23は、一対の保持装置25を有している。保持装置25は、平面視矩形の一辺が半円形となっており、Z方向に厚みを持つ形状となっている。また、保持装置25は、先端フォーク23の上面でX方向の中央部に、Y方向に2つ間隔をあけて、上記半円形の部分が先端フォーク23のY方向の中央部に臨んで互いに対向して設置されている。
上記半円形の部分は、硬度の高い樹脂材料であるMCナイロンで形成され、後述するガイドプレート53に当接している。
図4は、本実施形態における固定フォーク21、中間フォーク22及び先端フォーク23を、高さ方向に離間させた概略図である。なお、図4を用いてスライド装置2の構成を説明するにあたり、スライド装置2が伸展する側を前方側として、その逆側を後方側として説明する場合がある。
スライド装置2は、図3で示した構成要素以外のものとして、中間フォーク22を伸展・収縮させる第1チェーン27Aと、先端フォーク23を伸展・収縮させる第2チェーン27B及び第3チェーン27Cと、第1チェーン27Aの駆動に用いられるスプロケット28Aと、複数のプーリ(28B〜28D)と、複数のチェーン連結部(29A〜29F)とを有している。
スプロケット28A及び上記複数のプーリ(28B〜28D)は、固定フォーク21及び中間フォーク22の前方端部又は後方端部に、X方向に延びる軸回りに回転自在に設置されている。
スプロケット28Aは、固定フォーク21前方端部に設置され、第3駆動装置26に連結されている。第1プーリ28Bは、固定フォーク21後方端部に、第2プーリ28Cは、中間フォーク22前方端部に、第3プーリ28Dは、中間フォーク22後方端部に設置されている。
上記複数のチェーン連結部(29A〜29F)は、固定フォーク21、中間フォーク22及び先端フォーク23の前方端部又は後方端部に設置されている。
第1連結部29Aは、中間フォーク22前方端部に、第2連結部29Bは、中間フォーク22後方端部に、第3連結部29Cは、固定フォーク21前方端部に、第4連結部29Dは、固定フォーク21後方端部に、第5連結部29Eは、先端フォーク23前方端部に、第6連結部29Fは、先端フォーク23後方端部に設置されている。
第1チェーン27Aの一方の端部は、第1連結部29Aに連結され、そこから後方側に延び、第1プーリ28Bで巻返されて、そこから前方側に延び、スプロケット28Aで再び巻返されて、再び後方側に延び、第2連結部29Bに他方の端部が連結されている。
第2チェーン27Bの一方の端部は、第6連結部29Fに連結され、そこから前方側に延び、第2プーリ28Cで巻返されて、そこから後方側に延び、第4連結部29Dに他方の端部が連結されている。
第3チェーン27Cの一方の端部は、第5連結部29Eに連結され、そこから後方側に延び、第3プーリ28Dで巻返されて、そこから前方側に延び、第3連結部29Cに他方の端部が連結されている。
なお、第1チェーン27A、第2チェーン27B及び第3チェーン27Cは、伸縮性の低い金属材料等で形成されている。
図5は、本実施形態における移載台車T2を示しており、(a)は、移載台車T2の平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。
移載台車T2は、上部フレーム51と、2条の下部フレーム52と、上部フレーム51に設置されるリフタ7とを有している。
上部フレーム51は、平面視略矩形の枠状に形成された中央フレーム51Aと、中央フレーム51Aの四隅からY方向に延出するリフタフレーム51Bとを有し、略エ字状に形成されている。
中央フレーム51Aは、Y方向両側面のX方向の中央部にガイドプレート53を有している。中央フレーム51A及びガイドプレート53は、図3で説明した、スライド装置2に設置された一対の保持装置25の内側に嵌合される。
中央フレーム51A及びガイドプレート53は、一対の保持装置25の内側に嵌合されたときに、Y方向に拘束して保持され、かつ、水平方向に沿った、Y方向とは異なる方向(例えばX方向、θZ方向(Z軸回りの回転方向))に移動可能に保持される間隔で設置されている。ガイドプレート53は、硬度の高い金属材料等で形成されている。
リフタフレーム51Bは、平面視矩形をしており、Y方向に延びて形成されている。
図5に示すように、2条の下部フレーム52は、Y方向に延びた形状となっており、図1で説明した一対の第2移載用レール32とそれぞれ対向できる位置で、上部フレーム51の下方に設置されている。また、下部フレーム52は、移載台車T2が保管棚S側へ移動したときに用いられる移載台車用位置決め装置(図示せず)を有している。
図5に示すように、上部フレーム51及び下部フレーム52の連結には、複数の衝撃吸収材55が用いられ、複数の衝撃吸収材55は、上部フレーム51及び下部フレーム52により挟持されている。衝撃吸収材55は、柔軟性に富み振動・衝撃に対する耐久性の高いゴム又はウレタンで形成されている。
上部フレーム51は、下部フレーム52に対する上部フレーム51の、水平方向の相対移動を規制するための規制装置56を有している。規制装置56は、円柱形状をしており、上部フレーム51の衝撃吸収材55が対向する面に、−Z方向に向けて衝撃吸収材55を貫通して設置されている。
下部フレーム52は、下部フレーム52の衝撃吸収材55が設けられた面に開口し、Z方向に延びる規制装置用孔部(図示せず)を有している。規制装置56は、上記規制装置用孔部に摺動可能に嵌合している。
下部フレーム52は、第2移載用レール32上を転動する回転体61と、第2移載用レール32の両側面を転動する第2回転体62と、第2回転体62を下部フレーム52に回転自在に連結するための第2回転体取付部材63とを有している。
回転体61は、2条の下部フレーム52の下部にそれぞれ4つずつ、X方向に延びる軸回りに回転自在に設置されている。
第2回転体取付部材63は、一方の下部フレーム52の両側面に2つずつ設置されている。第2回転体62は、各々の第2回転体取付部材63に、Z方向に延びる軸回りに回転自在に設けられ、第2移載用レール32の両側面を転動できる位置に設置されている。
図6は、本実施形態におけるリフタ7を示しており、(a)は、リフタ7の平面図、(b)は、リフタ7の上昇状態における(a)のA−A線視断面図、(c)は、下降状態における(a)のA−A線視断面図である。
リフタ7は、リフタフレーム51B上に1つずつ設置されている。
リフタ7は、移載時に搬送物Wを保持する上部スカート71と、リフタフレーム51B上に設置される下部スカート72と、各2条の第1リンク73及び第2リンク74と、Y方向に延びる軸回りに回転自在なボールネジ82と、リフタ7内部の中央部に設けられ、ボールネジ82を正逆回転駆動させる第4駆動装置81と、ボールネジ82に螺合され、ボールネジ82の回転駆動によりY方向に移動するナットブロック83と、ナットブロック83と連結され、X方向に延びる軸回りに回転自在な昇降用ローラ84とを有している。
上部スカート71及び下部スカート72は、立方体の一面を除いた、開口面(図示せず)を有する直方体形状となっており、下部スカート72は、その開口面がZ方向上方を向くように設置され、上部スカート71は、その開口面が、下部スカート72の開口面に対向するように設置されている。
第1リンク73及び第2リンク74は、長尺の部材で形成され、その何れもが、ボールネジ82及び第4駆動装置81を挟んだ、X方向両側にそれぞれ設置されている。
第1リンク73及び第2リンク74は、上部スカート71と下部スカート72との間で、各々の長手方向の中央部で互いに交差するように斜めに配置され、その交差する箇所で、ピン75を介して回転自在に連結されている。
第1リンク73の上部スカート71側の一端部73Aは、上部スカート71内部の下方に臨む面に、X方向に延びる軸回りに回転自在に連結されている。また、第1リンク73の他端部73Bは、X方向に延びる軸回りに回転自在な第1リンクローラ77を有している。第1リンクローラ77は、下部スカート72内部の上方に臨む面に、Y方向で転動自在に当接している。
第2リンク74の下部スカート72側の一端部74Aは、下部スカート72内部の上方に臨む面に、X方向に延びる軸回りに回転自在に連結されている。また、第2リンク74の他端部74Bは、X方向に延びる軸回りに回転自在な第2リンクローラ78を有している。第2リンクローラ78は、上部スカート71内部の下方に臨む面に、Y方向で転動自在に当接している。
第4駆動装置81の駆動軸(図示せず)は、ボールネジ82と連結されている。また、第4駆動装置81の上記駆動軸を有する側の逆側の端部は、上部スカート71及び下部スカート72の内側面に連結されている。
ボールネジ82は、ボールネジ用軸受(図示せず)を介して、上部スカート71及び下部スカート72の内側面に連結されている。ボールネジ82の周面には、転動体(ボール等)の転動溝が螺旋状に形成されている。
ナットブロック83は、複数の転動体(ボール等、図示せず)を有し、上記複数の転動体を介してボールネジ82と螺合される。また、ナットブロック83のX方向両側面には、昇降用ローラ84が、X方向に延びる軸回りに回転自在に連結されている。
昇降用ローラ84は、第1リンク73の上方かつ第2リンク74の下方の箇所で、第1リンク73及び第2リンク74により挟持されている。また、昇降用ローラ84は、第1リンク73及び第2リンク74の各々に対向する部分で、独立して回転自在となっている。
図7は、本実施形態における保管棚Sを示しており、(a)は、保管棚Sの平面図、(b)は、正面図である。
保管棚Sは、搬送物Wが載置される荷受部91と、荷受部91を支持する第1フレーム91Aと、移載台車T2の回転体61及び第2回転体62が転動する移載用レール(レール)92と、移載用レール92を支持する第2フレーム92Aと、第1フレーム91Aと第2フレーム92Aを連結するための第3フレーム93とを有している。
保管棚Sには、立方体状の搬送物Wが載置される。
続いて、本実施形態における搬送装置Tの動作・作用について説明する。この説明は、搬送物Wの保管棚Sへの搬入動作と搬出動作とに分けて行う。なお、スライド装置2の伸縮動作の説明及びリフタ7の昇降動作の説明は後述する。
まず、搬送装置Tが搬送物Wを保管棚Sへ搬入する方法を説明する。
搬送物Wの搬入方法は、搬送物Wを保持した搬送装置Tが、搬入先の保管棚S前まで走行する走行工程と、スライド装置2が伸展することにより、搬送物Wが保管棚S側へ移動する移動工程と、リフタ7が下降し、搬送物Wが保管棚Sの荷受部91に載置される載置工程と、スライド装置2が収縮する復帰工程とを備える。以下、各工程について詳細に説明する。
まず、搬送物Wを保持した搬送装置Tが、搬入先の保管棚S前まで走行する走行工程を説明する。
図8は、本実施形態における搬送装置Tが搬送物Wを保持し、かつ、保管棚Sの前に停止している状態を示す概略図である。
図12は、本実施形態における位置決め装置13を示しており、(a)は、回転部材17の切欠部17Aが基準部材18側に対向している状態を示す側面図、(b)は、(a)のA−A線視断面図である。
図13は、本実施形態における位置決め装置13を示しており、(a)は、扇形部17Bの一端部17B1が基準部材18の隙間19に挿入されている状態を示す側面図、(b)は、(a)のB−B線視断面図である。
図14は、本実施形態における位置決め装置13を示しており、(a)は、各基準部材18と扇形部17BのX方向の両側面とが接触している状態を示す側面図、(b)は、(a)のC−C線視断面図である。
搬送装置Tは、上昇しているリフタ7上に搬送物Wを保持した状態で、搬入先の保管棚Sの前まで走行する。走行時には、図12(a)(b)に示すように、回転部材17の切欠部17Aは、自動倉庫床面Fに設けられた基準部材18側に対向している。そのため、回転部材17と基準部材18とが干渉することはなく、回転部材17は基準部材18が設置されている箇所を通過することができる。
搬送装置Tが有する駆動装置12の作動により、搬送装置Tは走行用レール31上を、搬入先の保管棚Sの前まで走行し、駆動装置12が備える停止装置の作動により、その保管棚Sの前で停止する。なお、搬送装置Tは、一対の基準部材18の隙間19内に、位置決め装置13の回転部材17が回転するのみで、回転部材17における扇形部17Bの一端部17B1が挿入できる位置に停止しているものとする。
その後、位置決め装置13の作動により、搬送装置Tの位置決め動作を行う。
搬送装置Tの停止後、駆動装置12が備える停止装置の作動を解除することで、搬送装置Tが上記位置決め動作に従い、走行用レール31に沿って移動することが可能となる。そして、図13(a)(b)に示すように、一対の基準部材18の隙間19に、位置決め装置13の回転軸14を回転させることで、回転部材17における扇形部17Bの一端部17B1を挿入する。さらに、図14(a)(b)に示すように、隙間19の幅と、基準部材18と接触している箇所における扇形部17BのX方向の幅とが等しくなることで回転が停止するまで、回転部材17を同一方向に回転させる。
ここで、回転が停止した位置において、隙間19の中間点と、基準部材18と接触している箇所における扇形部17BのX方向の幅の中間点は常に一致するため、上記動作により、再現性のある正確な位置決めを行うことができる。また、基準部材18は、位置決めの完了時に、第2移載用レール32と移載用レール92との相対位置決めが、図8(a)(b)に示すように、第2移載用レール32と移載用レール92とが一直線状となる位置に設置されている。
次に、スライド装置2が伸展することにより、搬送物Wが保管棚S側へ移動する移動工程を説明する。
図9は、本実施形態における搬送装置Tの移載台車T2が搬送物Wを保持し、かつ、スライド装置2が伸展した状態を示す概略図である。
上昇しているリフタ7上に搬送物Wを保持した状態で、スライド装置2を伸展することにより、搬送物Wが保管棚S側に移動する。リフタ7が上昇している状態では、リフタ7の上面のZ方向の位置は、保管棚Sの荷受部91のZ方向の位置よりも高い位置にあるため、搬送物Wの下面が保管棚Sの荷受部91に接触することなく、搬送物Wは保管棚S側に移動することができる。
搬送装置Tの移載台車T2は、スライド装置2上に設けられ、スライド装置2は、移載台車T2をY方向に拘束して保持する保持装置25を有している。そのため、スライド装置2が伸展すると、そのY方向での伸展に同期して、移載台車T2は保管棚S側への移動を開始する。
また、移載台車T2が移動するにあたり、移載台車T2は回転体61及び第2回転体62を備え、回転体61及び第2回転体62が、搬送装置本体T1上の第2移載用レール32の上面及び両側面に当接して転動することから、移載台車T2は第2移載用レール32に沿って移動する。
スライド装置2をさらに伸展させると、移載台車T2の回転体61及び第2回転体62が、搬送装置Tの第2移載用レール32から保管棚Sの移載用レール92へ転動して移動する。このとき、移載用レール92と第2移載用レール32との間には、数センチの間隔が存在し、また、これらのレール間に段差もあることから、第2移載用レール32から移載用レール92への移動に際して、回転体61及び第2回転体62に振動や衝撃が発生する。
ここで、本実施形態における移載台車T2の上部フレーム51と下部フレーム52との間には、衝撃吸収材55が挟持されているため、衝撃吸収材55が、第2移載用レール32から移載用レール92への移動に際して発生する振動や衝撃を吸収することができる。
なお、衝撃吸収材55は、柔軟性のある材質で形成されているため、下部フレーム52に対する上部フレーム51の水平方向の相対移動が発生する可能性がある。
もっとも、本実施形態における移載台車T2の上部フレーム51と下部フレーム52との間には、上記水平方向の相対移動を規制する規制装置56が設けられているため、下部フレーム52に対する上部フレーム51の水平方向の相対移動は規制され、上記相対移動による不具合が発生する虞はない。また、規制装置56は、下部フレーム52に対する上部フレーム51のZ方向の相対移動は規制していないため、衝撃吸収材55による振動や衝撃の吸収作用は失われない。
回転体61及び第2回転体62が、第2移載用レール32から移載用レール92へ転動して移動した後、スライド装置2をさらに伸展させると、移載台車T2は第2回転体62を備えており、第2回転体62が移載用レール92の両側面に当接して転動する。そのため、移載用レール92の長手方向がスライド装置2の伸展方向とずれている場合でも、移載台車T2は移載用レール92に沿って移動することができる。
また、搬送装置Tの移載台車T2は、スライド装置2上に設けられ、スライド装置2は、移載台車T2を、水平方向に沿った、Y方向とは異なる方向に移動可能に保持する保持装置25を有している。
そのため、移載用レール92の長手方向がスライド装置2の伸展方向とずれている場合には、移載台車T2は、移載用レール92に沿って移動するため、+Y方向に移動するのに従って、例えばX方向やθZ方向にも移動するが、移載台車T2は保持装置25にX方向やθZ方向に移動自在に保持されているため、スライド装置2はその影響を受けることなく伸展することができる。
移載台車T2における下部フレーム52の先端部は、移載台車用位置決め装置(図示せず)を有しており、上記移載台車用位置決め装置を用いて移載台車T2と保管棚Sとの位置決めが行われる。位置決め終了後、保管棚Sの荷受部91に対向するZ方向上方に、搬送物Wがリフタ7によって保持されている。
さらに、リフタ7が下降し、搬送物Wが保管棚Sの荷受部91に載置される載置工程を説明する。
図10は、本実施形態における保管棚Sの荷受部91が搬送物Wを載置し、かつ、スライド装置2が伸展した状態を示す概略図である。
リフタ7を下降させていくと、リフタ7の上面のZ方向の位置が、保管棚Sの荷受部91のZ方向の位置と同一の高さとなる。すなわちその時点で、搬送物Wの下面は、保管棚Sの荷受部91に接触する。
その後、さらにリフタ7を下降させていくと、リフタ7の上面と搬送物Wの下面との接触が離れ、搬送物Wの荷重は、完全に荷受部91が保持するようになり、搬送物Wは荷受部91に載置される。
最後に、スライド装置2が収縮する復帰工程を説明する。
図11は、本実施形態における保管棚Sの荷受部91が搬送物Wを載置し、かつ、スライド装置2が収縮した状態を示す概略図である。
リフタ7が下降した状態でスライド装置2を収縮させると、スライド装置2に設置された保持装置25の働きにより、移載台車T2が搬送装置T側に移動する。このとき、移載台車T2は第2回転体62を備え、第2回転体62が移載用レール92及び第2移載用レール32の両側面に当接して転動することから、移載台車T2は、最初は移載用レール92に沿って移動し、第2移載用レール32に移動した後は、第2移載用レール32にそって移動する。
スライド装置2が完全に収縮した時点で、搬入動作は終了する。
次に、搬送装置Tが搬送物Wを保管棚Sから搬出する方法を説明する。
搬送物Wの搬出方法は、搬送物Wを保持していない搬送装置Tが、搬出先の保管棚S前まで走行する走行工程と、スライド装置2が伸展することにより、移載台車T2が保管棚S側へ移動する移動工程と、リフタ7が上昇し、搬送物Wが移載台車T2に載せ替えられる載換工程と、スライド装置2が収縮することにより、搬送物Wが搬送装置T側へ移動する復帰工程とを備える。以下、各工程について説明する。
まず、搬送物Wを保持していない搬送装置Tが、搬出先の保管棚S前まで走行する走行工程を図11に基づいて説明する。
搬送装置Tは、駆動装置12の作動により、走行用レール31上を搬送物Wが載置されている搬出先の保管棚Sの前まで走行し、駆動装置12が備える停止装置の作動により、その保管棚Sの前で停止する。また、搬送装置Tの上記動作中、リフタ7は下降している。
その後、位置決め装置13の作動により、搬送装置Tの位置決め動作を行う。この位置決め動作は、前述した搬入方法における位置決め動作と同様であるため、その説明を省略する。
次に、スライド装置2が伸展することにより、移載台車T2が保管棚S側へ移動する移動工程を図10に基づいて説明する。
リフタ7が下降した状態でスライド装置2を伸展させると、スライド装置2に設置された保持装置25が移載台車T2を保持しているため、移載台車T2が保管棚S側に移動する。リフタ7が下降している状態では、リフタ7の上面のZ方向の位置は、保管棚Sの荷受部91のZ方向の位置よりも低い位置にあるため、搬送物Wの下面はリフタ7の上面に接触することなく、移載台車T2は保管棚S側に移動することができる。
なお、スライド装置2及び移載台車T2の動作は、前述した搬入方法での動作と同様であるため、その説明を省略する。
さらに、リフタ7が上昇し、搬送物Wが移載台車T2に載せ替えられる載換工程を図9に基づいて説明する。
リフタ7を上昇させていくと、リフタ7の上面のZ方向の位置が、保管棚Sの荷受部91のZ方向の位置と同一の高さとなる。すなわちその時点で、搬送物Wの下面は、リフタ7の上面に接触する。その後、さらにリフタ7を上昇させていくと、保管棚Sの荷受部91と搬送物Wの下面との接触が離れ、搬送物Wの荷重は、完全に移載台車T2上のリフタ7が保持するようになり、搬送物Wは移載台車T2に載せ換えられる。
最後に、スライド装置2が収縮することにより、搬送物Wが搬送装置T側へ移動する復帰工程を図8に基づいて説明する。
上昇しているリフタ7上に搬送物Wを保持した状態で、スライド装置2を収縮することにより、搬送物Wが搬送装置T側に移動する。リフタ7が上昇している状態では、リフタ7の上面のZ方向の位置は、保管棚Sの荷受部91のZ方向の位置よりも高い位置にあるため、搬送物Wの下面は保管棚Sの荷受部91に接触することなく、搬送物Wは搬送装置T側に移動することができる。
なお、スライド装置2及び移載台車T2の動作は、前述した搬入方法での動作と同様であるため、その説明を省略する。
スライド装置2が完全に収縮した時点で、搬出動作は終了する。
次に、スライド装置2の伸縮動作を図4に基づいて説明する。この説明は、中間フォーク22の伸展・収縮動作と先端フォーク23の伸展・収縮動作とに分けて行う。なお、スライド装置2の伸縮動作を説明するにあたり、スライド装置2が伸展する側を前方側として、その逆側を後方側として説明する場合がある。
まず、中間フォーク22の伸展動作を説明する。
第3駆動装置26がスプロケット28Aを図4紙面右回りに回転駆動させると、スプロケット28Aから第2連結部29Bまでの第1チェーン27Aは前方側へ引かれる。第1チェーン27Aは、第2連結部29Bで中間フォーク22と連結されているので、第1チェーン27Aが前方側へ引かれることで、中間フォーク22も前方側へ引かれることになる。
また、スプロケット28Aから第1プーリ28Bまでの第1チェーン27Aは後方側へ送り出され、第1チェーン27Aは第1プーリ28Bで前方側へ巻返されることから、第1プーリ28Bから第1連結部29Aまでの第1チェーン27Aは前方側へ送り出される。第1チェーン27Aは、第1連結部29Aで中間フォーク22と連結されているので、第1チェーン27Aが前方側へ送り出されることで、中間フォーク22も前方側へ送り出されることになる。
したがって、第3駆動装置26がスプロケット28Aを図4紙面右回りに回転駆動させることで、中間フォーク22は前方側へ伸展することができる。
次に、中間フォーク22の収縮動作を説明する。
中間フォーク22が伸展した状態で、第3駆動装置26がスプロケット28Aを図4紙面左回りに回転駆動させると、スプロケット28Aから第1プーリ28Bまでの第1チェーン27Aは前方側へ引かれ、第1チェーン27Aは第1プーリ28Bで前方側へ巻返されることから、第1プーリ28Bから第1連結部29Aまでの第1チェーン27Aは後方側へ引かれる。第1チェーン27Aは、第1連結部29Aで中間フォーク22と連結されているので、第1チェーン27Aが後方側へ引かれることで、中間フォーク22も後方側へ引かれることになる。
また、スプロケット28Aから第2連結部29Bまでの第1チェーン27Aは後方側へ送り出される。第1チェーン27Aは、第2連結部29Bで中間フォーク22と連結されているので、第1チェーン27Aが後方側へ送り出されることで、中間フォーク22も後方側へ送り出されることになる。
したがって、中間フォーク22が伸展した状態で、第3駆動装置26がスプロケット28Aを図4紙面左回りに回転駆動させることで、中間フォーク22は後方側へ収縮することができる。
さらに、先端フォーク23の伸展動作を説明する。
前述の通り、中間フォーク22が前方側に伸展すると、連結部及びプーリ間の相対距離も変動することから、第4連結部29Dから第2プーリ28Cまでの距離は延長される。ここで、第2チェーン27Bは伸縮性の少ない材質で形成されていることから、第4連結部29Dから第2プーリ28Cまでの距離が延長されたならば、第2プーリ28Cから第6連結部29Fまでの距離は短縮される。また、第2プーリ28Cは中間フォーク22に設置され、第6連結部29Fは先端フォーク23に設置されている。したがって、中間フォーク22が前方側に伸展することで、中間フォーク22に対して先端フォーク23は前方側に引かれることになる。
また、中間フォーク22が前方側に伸展すると、第3連結部29Cから第3プーリ28Dまでの距離は短縮される。ここで、第3チェーン27Cは伸縮性の少ない材質で形成されていることから、第3連結部29Cから第3プーリ28Dまでの距離が短縮されたならば、第3プーリ28Dから第5連結部29Eまでの距離は延長される。また、第3プーリ28Dは中間フォーク22に設置され、第5連結部29Eは先端フォーク23に設置されている。したがって、中間フォーク22が前方側に伸展することで、中間フォーク22に対する先端フォーク23も前方側へ送り出されることになる。
したがって、中間フォーク22が前方側に伸展することで、中間フォーク22に対して先端フォーク23は前方側に伸展することができる。
最後に、先端フォーク23の収縮動作を説明する。
中間フォーク22及び先端フォーク23が伸展した状態で、中間フォーク22が後方側に収縮すると、連結部及びプーリ間の相対距離も変動することから、第3連結部29Cから第3プーリ28Dまでの距離は延長される。ここで、第3連結部29Cから第3プーリ28Dまでの距離が延長されたならば、第3プーリ28Dから第5連結部29Eまでの距離は短縮される。また、第3プーリ28Dは中間フォーク22に設置され、第5連結部29Eは先端フォーク23に設置されている。したがって、中間フォーク22及び先端フォーク23が伸展した状態で、中間フォーク22が後方側に収縮することで、中間フォーク22に対して先端フォーク23は後方側に引かれることになる。
また、中間フォーク22及び先端フォーク23が伸展した状態で、中間フォーク22が後方側に収縮すると、第4連結部29Dから第2プーリ28Cまでの距離は短縮される。ここで、第4連結部29Dから第2プーリ28Cまでの距離が短縮されたならば、第2プーリ28Cから第6連結部29Fまでの距離は延長される。また、第2プーリ28Cは中間フォーク22に設置され、第6連結部29Fは先端フォーク23に設置されている。したがって、中間フォーク22及び先端フォーク23が伸展した状態で、中間フォーク22が後方側に収縮することで、中間フォーク22に対する先端フォーク23も後方側へ送り出されることになる。
したがって、中間フォーク22が後方側に収縮することで、中間フォーク22に対して先端フォーク23は後方側に収縮することができる。
最後に、リフタ7の昇降動作を図6に基づいて説明する。この説明は、リフタ7の上昇動作と下降動作とに分けて行う。なお、リフタ7の昇降動作を説明するにあたり、図6紙面右側を右側として、その逆側を左側として説明する場合がある。
まず、リフタ7の上昇動作を説明する。
まず、図6(c)に示すように、昇降用ローラ84は、リフタ7内部における左側端部に位置している。また、昇降用ローラ84は、第1リンク他端部73Bの上面と第2リンク他端部74Bの下面とにより挟持されている。
この状態から、第4駆動装置81を作動させ、ボールネジ82を回転駆動させることにより、ナットブロック83を右側に移動させる。ここで、昇降用ローラ84は、ナットブロック83に連結されており、また、第1リンク他端部73Bの上面及び第2リンク他端部74Bの下面に接触しているため、昇降用ローラ84の右側への移動に伴い、第1リンク73及び第2リンク74はZ方向に押し広げられる。したがって、第1リンク他端部73Bと第2リンク他端部74Bとの間のZ方向の距離が増大する。
ここで、第1リンク73及び第2リンク74の各々の長手方向の中央部はピン75を介して回転自在に連結されているため、第1リンク他端部73Bと第2リンク他端部74Bとの間のZ方向の距離が増大することで、第1リンク一端部73Aと第2リンク一端部74Aとの間のZ方向の距離も増大する。
なお、第1リンク73及び第2リンク74がZ方向に押し広げられることで、第1リンク一端部73Aと第2リンク他端部74Bとの間のY方向の距離、及び、第1リンク他端部73Bと第2リンク一端部74Aとの間のY方向の距離は減少する。ここで、第1リンク一端部73A及び第2リンク一端部74Aは、それぞれ上部スカート71及び下部スカート72に回転自在に連結されているため、第1リンクローラ77及び第2リンクローラ78はそれぞれ下部スカート72内部上面及び上部スカート71の内部下面に当接して右方向に転動する。
以上より、第4駆動装置81を作動させ、ナットブロック83を右側に移動させることで、第1リンク73及び第2リンク74が、上部スカート71及び下部スカート72をその内部からZ方向に押し広げる。結果として、リフタ7を上昇させることができる。
次に、リフタ7の下降動作を説明する。
まず、図6(b)に示すように、昇降用ローラ84は、第1リンク73における第1リンク他端部73Bとピン75との中間部の上面と、第2リンク74における第2リンク他端部74Bとピン75との中間部の下面とにより挟持されている。
この状態から、第4駆動装置81を作動させ、ボールネジ82を回転駆動させることにより、ナットブロック83を左側に移動させる。ここで、昇降用ローラ84は、ナットブロック83に連結されており、また、上部スカート71又は搬送物Wの荷重が、第1リンク73の一端部及び第2リンク74の他端部に対してZ方向下方に加えられているため、昇降用ローラ84の左側への移動に伴い、第1リンク73及び第2リンク74はZ方向に収縮される。したがって、第1リンク他端部73Bと第2リンク他端部74Bとの間のZ方向の距離が減少する。
ここで、第1リンク73及び第2リンク74の各々の長手方向の中央部はピン75を介して回転自在に連結されているため、第1リンク他端部73Bと第2リンク他端部74Bとの間のZ方向の距離が減少することで、第1リンク一端部73Aと第2リンク一端部74Aとの間のZ方向の距離も減少する。
なお、第1リンク73及び第2リンク74がZ方向に収縮されることで、第1リンク一端部73Aと第2リンク他端部74Bとの間のY方向の距離、及び、第1リンク他端部73Bと第2リンク一端部74Aとの間のY方向の距離は増大する。ここで、第1リンク一端部73A及び第2リンク一端部74Aは、それぞれ上部スカート71及び下部スカート72に回転自在に連結されているため、第1リンクローラ77及び第2リンクローラ78はそれぞれ下部スカート72内部上面及び上部スカート71の内部下面に当接して左方向に転動する。
以上より、第4駆動装置81を作動させ、ナットブロック83を左側に移動させることで、第1リンク73及び第2リンク74が、上部スカート71又は搬送物Wの荷重によりZ方向に収縮される。結果として、リフタ7を下降させることができる。
したがって、上記の本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、第2回転体62が移載用レール92の両側面に当接して転動することから、移載台車T2は移載用レール92の向きに沿って移動することができる。
そのため、移載用レール92の長手方向がスライド装置2の伸展方向とずれている場合でも、スライド装置2の伸展時における、移載台車T2又は搬送物Wと保管棚Sとの衝突・干渉、又は、移載用レール92上を転動する回転体61の移載用レール92からの脱落等の発生を防止することができる。
したがって、本実施形態では、移載用レール92の長手方向とスライド装置2の伸展方向との位置関係を厳格な精度内に収めるように調整する必要はなく、上記調整に要していた手間・コストを大きく削減することができるという効果がある。
また、本実施形態では、搬送装置Tの移載台車T2はスライド装置2上に設けられ、スライド装置2は、移載台車T2を、水平方向に沿った、Y方向とは異なる方向に移動可能に保持する保持装置25を有している。そのため、本実施形態では、移載台車T2がスライド装置2に対して相対的な回転移動をした場合や、水平方向に沿った、Y方向とは異なる方向に相対移動した場合であっても、移載台車T2のみが移動し、スライド装置2は移動しないことが可能である。
したがって、移載用レール92の長手方向がスライド装置2の伸展方向とずれている場合には、移載台車T2は、移載用レール92に沿って移動するため、+Y方向に移動するのに従ってY方向とは異なる方向にも移動するが、本実施形態では、移載台車T2は、保持装置25にY方向とは異なる方向に移動自在に保持されているため、スライド装置2はその影響を受けることなく伸展することができるという効果がある。
また、本実施形態では、上部フレーム51及び下部フレーム52の連結に複数の衝撃吸収材55が用いられ、複数の衝撃吸収材55が上部フレーム51及び下部フレーム52により挟持されている。そのため、本実施形態では、衝撃吸収材55が、移載台車T2が移載用レール92と第2移載用レール32との間を渡る時点で発生する振動や衝撃を吸収することができる。
したがって、本実施形態では、振動や衝撃に弱い搬送物Wを搬送する場合であっても、搬送装置Tは、搬送物Wを安全に搬送・移載することができるという効果がある。
また、本実施形態では、上部フレーム51は、下部フレーム52に対する上部フレーム51の、水平方向の相対移動を規制するための規制装置56を有している。したがって、本実施形態では、上部フレーム51と下部フレーム52との水平方向の相対移動を規制することができるため、上記相対移動を原因とする不具合の発生を防止することができるという効果がある。
また、本実施形態では、搬送装置Tは、移載用レール92に対する第2移載用レール32の相対位置決めを行う位置決め装置13を有している。そのため、本実施形態では、再現性のある正確な位置決めを行うことができる。したがって、本実施形態では、移載用レール92と第2移載用レール32との段差を小さくすることができ、移載台車T2が移載用レール92と第2移載用レール32との間をスムーズに渡ることができるようになることから、渡る時点で発生する衝撃を小さくすることができる。
結果として、本実施形態では、振動や衝撃に弱い搬送物Wを搬送する場合であっても、搬送装置Tは、搬送物Wを安全に搬送・移載することができるという効果がある。
なお、前述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲においてプロセス条件や設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本実施形態では、保持装置25の、ガイドプレート53に当接している側の先端部は平面視半円形をしているが、本発明は上記形状に限定されるものではなく、先端部の形状が平面視多角形状となっていてもよい。
また、本実施形態では、保持部材の、ガイドプレート53に当接している側の先端部の材料は、硬度の高い樹脂材料であるMCナイロンであるが、本発明は上記材料に限定されるものではなく、硬度の高い他の樹脂材料又は金属材料等でもよい。
また、本実施形態では、ガイドプレート53の材料は硬度の高い金属材料であるが、本発明は上記材料に限定されるものではなく、硬度の高い他の樹脂材料等でもよい。
また、本実施形態では、衝撃吸収材55の材料は、ゴム又はウレタンであるが、柔軟性に富み振動・衝撃に対する耐久性の高い他の樹脂材料等でもよい。また、衝撃吸収材55の代わりに、振動・衝撃を吸収するための、バネ部材及び減衰装置(ダンパー等)を組み合わせた装置を利用してもよい。
また、本実施形態では、上部フレーム51と下部フレーム52との水平方向の相対移動を規制するための規制装置56として、円柱形の部材と上記部材が摺動可能に嵌合される孔部が用いられているが、本発明は上記装置に限定されるものではなく、例えば直動スライダ等を利用し、水平方向の相対移動を規制しつつ、Z方向の相対移動は規制しないものとしてもよい。
また、本実施形態では、第2移載用レール32と移載用レール92との相対位置決めのために、回転部材17及び基準部材18を用いた位置決め装置13を用いているが、本発明は上記装置に限定されるものではなく、他の位置決め装置を利用してもよい。
例えば、光学式センサと、上記光学式センサのセンサ光を遮光又は反射する部材とを有する装置を用い、上記光学式センサから出力される信号によって、搬送装置Tの駆動装置12の作動を制御し、第2移載用レール32と移載用レール92との相対位置決めを行ってもよい。
また、本実施形態では、搬送装置Tは自動倉庫において用いられているが、本発明は上記場所に限定されるものではなく、例えば生産工場において上流装置から下流装置へ仕掛品を搬送する目的等に使用してもよい。
本実施形態における搬送装置Tの斜視図である。 本実施形態における位置決め装置13を示しており、(a)は、位置決め装置13の側面図、(b)は、(a)のA−A線視断面図である。 本実施形態におけるスライド装置2を示しており、(a)は、スライド装置2の伸展状態での平面図、(b)は、伸展状態での側面図、(c)は、収縮状態での側面図である。 本実施形態における固定フォーク21、中間フォーク22及び先端フォーク23を、高さ方向に離間させた概略図である。 本実施形態における移載台車T2を示しており、(a)は、移載台車T2の平面図、(b)は、側面図、(c)は、正面図である。 本実施形態におけるリフタ7を示しており、(a)は、リフタ7の平面図、(b)は、リフタ7の上昇状態における(a)のA−A線視断面図、(c)は、下降状態における(a)のA−A線視断面図である。 本実施形態における保管棚Sを示しており、(a)は、保管棚Sの平面図、(b)は、側面図である。 本実施形態における搬送装置Tが搬送物Wを保持し、かつ、保管棚Sの前に停止している状態を示す概略図である。 本実施形態における搬送装置Tの移載台車T2が搬送物Wを保持し、かつ、スライド装置2が伸展した状態を示す概略図である。 本実施形態における保管棚Sの荷受部91が搬送物Wを載置し、かつ、スライド装置2が伸展した状態を示す概略図である。 本実施形態における保管棚Sの荷受部91が搬送物Wを載置し、かつ、スライド装置2が収縮した状態を示す概略図である。 本実施形態における位置決め装置13を示しており、(a)は、回転部材17の切欠部17Aが基準部材18側に対向している状態を示す側面図、(b)は、(a)のA−A線視断面図である。 本実施形態における位置決め装置13を示しており、(a)は、扇形部17Bの一端部17B1が基準部材18の隙間19に挿入されている状態を示す側面図、(b)は、(a)のB−B線視断面図である。 本実施形態における位置決め装置13を示しており、(a)は、各基準部材18と扇形部17BのX方向の両側面とが接触している状態を示す側面図、(b)は、(a)のC−C線視断面図である。
符号の説明
T…搬送装置、T1…搬送装置本体、T2…移載台車、2…スライド装置、13…位置決め装置、17…回転部材、17A…切欠部、17B…扇形部、17B1…一端部(一端側)、17B2…他端部(他端側)、18…基準部材、25…保持装置、55…衝撃吸収材、56…規制装置、61…回転体、62…第2回転体、92…移載用レール(レール)、W…搬送物、S…保管棚(搬送対象)、L…自動倉庫

Claims (5)

  1. 搬送装置本体に、移載方向に伸展するスライド装置が設けられ、前記スライド装置に、搬送物が載置される移載台車が設けられ、前記移載台車に、搬送対象に設けられたレール上を転動する回転体が設けられた搬送装置であって、
    前記レールの両側面を転動する第2回転体を有し、
    前記搬送装置本体には、前記回転体及び前記第2回転体が転動する第2レールが設けられ、前記レールに対する、前記第2レールの相対位置決めを行う位置決め装置を有し、
    前記位置決め装置は、前記移載方向と略直交する方向に所定の隙間を空けて設けられた一対の基準部材と、前記移載方向と略直交する方向に延びる軸回りに回転したときに、前記隙間から外れる切欠部及び前記隙間内に挿入される扇形部を有する回転部材とを有し、
    前記扇形部は、前記直交する方向の幅が、周方向の一端側で前記隙間の幅よりも薄く形成され、前記周方向の他端側で前記隙間の幅よりも厚く形成されることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記スライド装置は、前記移載台車を前記移載方向に拘束して保持し、水平方向に沿った、前記移載方向とは異なる方向に移動可能に保持する保持装置を有することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記回転体は、前記移載台車に衝撃吸収材を介して設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記移載台車と前記回転体との、水平方向の相対移動を規制する規制装置を有することを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の搬送装置を有することを特徴とする自動倉庫。
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