JP5332207B2 - 光書込装置および画像形成装置 - Google Patents

光書込装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5332207B2
JP5332207B2 JP2008000586A JP2008000586A JP5332207B2 JP 5332207 B2 JP5332207 B2 JP 5332207B2 JP 2008000586 A JP2008000586 A JP 2008000586A JP 2008000586 A JP2008000586 A JP 2008000586A JP 5332207 B2 JP5332207 B2 JP 5332207B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
emission amount
current
value
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008000586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008230231A (ja
Inventor
芳夫 神崎
泰裕 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008000586A priority Critical patent/JP5332207B2/ja
Priority to US12/035,056 priority patent/US7733362B2/en
Publication of JP2008230231A publication Critical patent/JP2008230231A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5332207B2 publication Critical patent/JP5332207B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

本発明は、光書込装置および画像形成装置に関し、特に、発光素子の発光量が所定の値になるように発光素子に供給する電流を制御する光書込装置および画像形成装置に関する。
デジタル複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置では、画像データに応じて発光するレーザ光を、ポリゴンミラーを回転させて主走査方向に偏向し、副走査方向に移動する感光体上に形成した静電潜像を形成する。かかる画像形成装置の光書込装置では、一般的にAPC制御が行われている。APC制御では、レーザダイオードの発光量を一定にするために、フォトダイオード(Photo Diode)などの受光素子によって、レーザダイオードから発光されるレーザ光の発光量を検出し、検出した発光量に基づいて、レーザダイオードを点灯させる電流の値を制御する。フォトダイオードは、レーザダイオードと共に、レーザダイオードユニット内部に備えられているものである。詳細には、フォトダイオードは、レーザダイオードユニット内部のレーザダイオードの近傍に配設される場合がある。
APC制御を行う光書込装置では、一般的に、レーザダイオードの個体差、経時変動、および温度変動等の影響を排除するために、目標発光量を得るためのレーザ駆動電流の初期値を決定する初期化動作が行われる。例えば、特許文献1の初期化動作では、レーザダイオードから発光されるレーザ光の発光量が基準値になるまで、レーザダイオードに供給する電流を増加させ、レーザ光の発光量が基準値になったときの電流の値をレーザ駆動電流の初期値としている。
ところで、画像形成装置では、レーザダイオードからのレーザ光は、ポリゴンミラーで反射され、複数のレンズと反射ミラーを経て感光体に照射されるが、レーザ光が正反射(入射角90度)の光学条件でポリゴンミラーに反射されると、反射光が直接、レーザダイオードユニット内部に戻る場合がある。この現象は、戻り光と呼ばれている。戻り光が発生すると、レーザダイオードユニット内部のフォトダイオードによって受光される受光量が通常の状態よりも増大するので、戻り光の影響を排除してレーザダイオードの発光量を検出することが望ましい。
しかしながら、特許文献1では、レーザダイオードから発光されるレーザ光の発光量が基準値になるまで、レーザダイオードに供給する電流を増加させ、レーザ光の発光量が基準値になったときの電流の値に基づいて、レーザダイオードに供給する電流を制御するので、戻り光の悪影響を受け易くなってしまう。
このため、戻り光の影響で初期化動作が正常に行われないことがあり、初期化の失敗により、画像品質が低下してしまうという問題がある。
特開2004−153118号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、レーザ光の戻り光の悪影響を排除して、初期化を正常に行うことが可能な光書込装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、供給される電流値に応じたレーザ光を発生する発光素子と、前記発光素子からのレーザ光を偏向して走査する回転偏向手段と、前記発光素子の発光量を検出する発光量検出手段と、前記発光素子の発光量を一定にするために前記発光量検出手段が検出した発光量に基づいて前記発光素子に供給する電流量を制御する第1制御、及び順次変更される設定に応じて前記発光素子に供給する電流量を制御する第2制御の少なくともいずれかを行う電流制御手段と、前記回転偏向手段から前記発光量検出手段に入力される戻り光によるノイズの影響を除去して、前記発光素子が目標発光量となる電流初期値を決定する初期化手段と、を備え、前記初期化手段は、前記電流制御手段が前記第1制御を行うことなく前記第2制御を行う状態で、前記発光量検出手段により検出される発光量が第1の基準値から、前記第1の基準値より小さい第2の基準値未満になるまで、前記発光素子に供給する電流を減少させ、当該発光量が前記第2の基準値未満になったときの電流値に基づいて、前記電流初期値を決定することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記発光量検出手段により検出される発光量が前記第2の基準値未満になった後に、さらに前記電流を減少させ、当該発光量が、所定の期間継続して、前記第2の基準値未満である場合に、前記発光量が前記第2の基準値未満になったときの電流値に基づいて、前記電流初期値を決定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記発光量検出手段により検出される発光量が前記第2の基準値未満になった後に、当該発光量が前記第2の基準値を超えるまで前記電流を増加させ、前記第2の基準値未満になったときの電流値と前記第2の基準値を超えたときの電流値の平均値に基づいて、前記電流初期値を決定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記発光量検出手段により検出される発光量が前記2の基準値未満になった後に、前記電流を所定の倍数に増加させた場合であって、当該発光量が前記第2の基準値を超えないときに、その旨を表示する表示手段をさらに有することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記発光量検出手段により検出される発光量が前記第2の基準値未満になった後に、さらに減少させた電流を供給し、当該発光量が、所定の期間継続して、前記第2の基準値未満である場合に、前記発光量が前記第2の基準値未満になったときの電流値に基づいて、前記電流初期値を決定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、当該発光量が、前記所定の期間継続して、前記第2の基準値未満でない場合に、再度、当該発光量が前記第1の基準値から前記第2の基準値未満になるまで、前記電流を減少させ、当該発光量が前記第2の基準値未満になった後に、再度、前記電流を一定の値にして供給し、当該発光量が、前記所定の期間継続して、前記第2の基準値未満である場合に、前記電流値に基づいて、前記電流初期値を決定することが望ましい。
また、本発明は、供給される電流値に応じたレーザ光を発生する発光素子と、前記発光素子からのレーザ光を偏向して走査する回転偏向手段と、前記発光素子の発光量を検出する発光量検出手段と、前記発光素子の発光量を一定にするために前記発光量検出手段が検出した発光量に基づいて前記発光素子に供給する電流量を制御する第1制御、及び順次変更される設定に応じて前記発光素子に供給する電流量を制御する第2制御の少なくともいずれかを行う電流制御手段と、前記回転偏向手段から前記発光量検出手段に入力される戻り光によるノイズの影響を除去して、前記発光素子が目標発光量となる電流初期値を決定する初期化手段と、を備え、前記初期化手段は、前記発光素子に供給する電流を順次増加させ、前記発光素子に同一の電流値の電流が供給されている間に、前記発光量検出手段に、複数回、前記発光素子の発光量をサンプリングさせ、当該電流値での発光量の正常・異常を判定し、正常と判定した場合には、次の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を行う一方、異常と判定した場合には、同一の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を再度行うことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記発光素子に同一の電流値の電流が供給されている間に、所定回数以上、略同一の発光量を検出した場合に、当該電流値での発光量が正常であると判断して、次の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を行い、所定回数以上の略同一の発光量が検出されなかった場合には、当該電流値での発光量が異常であると判断して、同一の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を再度行うことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記発光素子に同一の電流値の電流が供給されている間に、一回も異なる発光量を検出しない場合には、当該電流値での発光量が正常であると判断して、次の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を行い、一回でも異なる発光量を検出した場合に、当該電流値での発光量が異常であると判断して、同一の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を再度行うことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記発光素子に同一の電流値の電流が供給されている間に、誤差範囲を超える発光量を検出しない場合には、当該電流値での発光量が正常であると判断して、次の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を行い、前記誤差範囲を超える発光量を検出した場合に、当該電流値での発光量が異常であると判断して、同一の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を再度行うことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記発光素子の発光量が目標発光量となった後に、当該目標発光量となった電流値の前記発光素子への供給を継続し、前記発光量検出手段に、複数回、前記発光素子の発光量をサンプリングさせ、所定回数以上、略同一の発光量が検出された場合に、初期化動作が正常に完了したと判断する一方、所定回数以上、略同一の発光量が検出されなかった場合に、初期化動作が異常であると判断して、最初から初期化動作を実行することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記発光量検出手段の発光量のサンプリング間隔をノイズ発生期間よりも大きく設定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記初期化手段は、前記回転偏手段の回転数に応じて、前記サンプリングの間隔を設定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、レーザ光を照射して静電潜像を形成し、形成した静電潜像に対応したトナー画像を転写紙上に形成する画像形成装置であって、上記光書込装置を搭載することが望ましい。
本発明によれば、供給される電流値に応じたレーザ光を発生する発光素子と、前記発光素子からのレーザ光を偏向して走査する回転偏向手段と、前記発光素子の発光量を検出する発光量検出手段と、前記発光素子の発光量を一定にするために前記発光量検出手段が検出した発光量に基づいて前記発光素子に供給する電流量を制御する第1制御、及び順次変更される設定に応じて前記発光素子に供給する電流量を制御する第2制御の少なくともいずれかを行う電流制御手段と、前記回転偏向手段から前記発光量検出手段に入力される戻り光によるノイズの影響を除去して、前記発光素子が目標発光量となる電流初期値を決定する初期化手段と、を備え、前記初期化手段は、前記電流制御手段が前記第1制御を行うことなく前記第2制御を行う状態で、前記発光量検出手段により検出される発光量が第1の基準値から、前記第1の基準値より小さい第2の基準値未満になるまで、前記発光素子に供給する電流を減少させ、当該発光量が前記第2の基準値未満になったときの電流値に基づいて、前記電流初期値を決定するので、レーザ光の戻り光の悪影響を排除して、初期化を正常に行うことが可能な光書込装置を提供することが可能となるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光書込装置および画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、または実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる画像形成装置100の構成の一例を示す図である。実施の形態1の画像形成装置100は、レーザ光を照射して静電潜像を形成し、形成した静電潜像に対応したトナー画像を転写紙上に形成する電子写真方式を採用したモノクロデジタル複写機である。
実施の形態1の画像形成装置100は、同図に示すように、スキャナ部200と、スキャナ部200で読み込んだ画像を形成するエンジン部300とから構成されている。
スキャナ部200は、原稿台210上に置かれた原稿212をスキャン露光することで、原稿212にかかる文書情報を画像信号に変換するためのものである。スキャナ部200内部の露光ランプ220は、原稿台210に沿ってスキャン露光を実施する。
原稿212からの反射光は、キャリッジミラー230、第一ハーフスキャンミラー240、第二ハーフスキャンミラー250、結像ミラー260、光学レンズ270を経て、CCD(Charge Coupled Device)センサ280によって光電変換された後、反射光に応じた電気信号となる。光電変換によって生成された画像信号は、画像処理部400(図3参照)で画像処理を施された後、エンジン部300へ送信される。
エンジン部300では、帯電装置である帯電チャージャ320によって一様に帯電された一定回転する感光体ドラム5を、光書込装置310からのレーザ光で露光することにより静電潜像を生成する。感光体ドラム5上に生成された静電潜像を現像装置321によりトナーで現像することにより可視像となる。
一方、予め給紙ローラ322によって給紙トレイ323から給紙搬送され、レジストローラ324で待機した転写紙325を、感光体ドラム5の駆動と同期を取って搬送し、転写装置である転写チャージャ326によって感光体ドラム5上のトナーを転写紙325に静電転写し、用紙分離チャージャ327によって転写紙325を感光体ドラム5から分離させる。分離させた後、転写紙325上のトナー像を定着装置328により加熱定着させ、排紙ローラ329により排紙トレイ330に排紙する。
一方、静電転写後の感光体ドラム5上に残留したトナー画像は、クリーニング装置331が感光体ドラム5に圧接して除去し、感光体ドラム5は除電ランプ332の照射光によって除電される。
以上のように、実施の形態1の画像形成装置100は、これら一連のプロセスを繰り返すことにより画像を形成している。
ここで、上記エンジン部300を構成する光書込装置310は、レーザ光により感光体ドラム5を走査して露光するものである。光書込装置310は、詳細には、図2に示すように、レーザダイオードユニット(以下、「LDユニット」と称する)1からのレーザ光L1をコリメートレンズによって平行光線として放出し、放出したレーザ光L1を偏向手段である回転多面鏡(以下、「ポリゴンミラー」と称する)2によって偏向走査させ、偏向走査させたレーザ光L2を、f−θレンズ3から構成される結像レンズおよび反射ミラー4によって、ドラム状の感光体ドラム5の帯電した表面に結像させる。この際に、レーザ光L1は、画像信号に基づいて変調されて点灯、消灯を繰り返し、ポリゴンミラー2の回転に従って、主走査方向に反復して走査されるとともに、感光体ドラム5が回転して副走査を行なうことによって感光体ドラム5上に静電潜像が形成される。
なお、かかる形成された静電潜像は、帯電した現像剤(トナー)によって現像され、さらに現像剤とは反対の電荷を与えられた転写紙325が、感光体ドラム5に密着させられることにより、現像剤が転写紙325に転写される。そして、転写紙325が感光体ドラム5から分離した後、加熱されることで現像剤が転写紙325上に融着して定着が行われる。
また、感光体ドラム5に照射されるレーザ光の主走査方向の先端位置には、同期検知ミラー6が配設されている。同期検知ミラー6で反射されたレーザ光L3は、レーザ光の一走査の周期を検知するために、同期検知センサ7の内部の受光部(図示なし)で検出される。
図3は、光書込装置310の構成の一例を示す図である。光書込装置310は、大別して、同図に示すように、レーザ光を放出するためのLDユニット1と、LDユニット1から放出されたレーザ光を偏向走査させるためのポリゴンミラー(回転偏向手段)2と、ポリゴンミラー2を回転させるためのポリゴンモータ21と、ポリゴンモータ21の回転を制御するためのポリゴンモータドライバ22と、光書込装置310全体を制御するための制御部30とを備えて構成されている。
制御部30には、画像データから書き込み信号を生成するための画像処理部400が接続されている。また、画像処理部400には、画像データの取り込みなどを制御するコントローラ500が接続されている。また、コントローラ500には、コントローラオペレータのために表示、入力を行うための操作・表示部600、スキャナ部200、および外部からプリント要求などを受け取るためのネットワークI/F700が接続されている。
制御部30は、ポリゴンミラー2の回転速度値や制御プログラムなどを格納したROM(Read Only Memory)31と、RAM(Random Access Memory)32と、制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)33と、レーザ光による書き込みを制御する専用ICである書込み制御ASIC(Application Specific Integrated Circuit)34とを備えており、画像形成のために、レーザダイオード11とポリゴンミラー2の動作を制御するためのものである。この構成により、CPU33がROM31に格納されたプログラムに基づいて、RAM32のワーク領域を利用しながら動作することにより、書込み制御ASIC34がLDドライバ12やポリゴンモータドライバ22の動作を制御することができる。
LDユニット1は、レーザ光を発光するレーザダイオード(Laser Diode)11と、レーザダイオード11の点灯制御や光量調節などを行うLDドライバ12と、レーザダイオード11から発光されるレーザ光を受光するフォトダイオード(Photo Diode)13とを備えている。LDユニット1の動作は制御部30により制御される。
発光素子としてのレーザダイオード11は、LDドライバ12により駆動されて、レーザ光を発光する。また、発光量検出手段としてのフォトダイオード13は、レーザ光を検出し、検出した発光量に比例するPD端子電圧をLDドライバ12へ出力する。なお、実施の形態1では、発光素子としてレーザダイオードを用いているが、これに限定されるものではなく、LED(Light Emitting Diode)やVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)などであってもよい。
電流制御手段および初期化手段としてのLDドライバ12は、フォトダイオード13から出力された電流を電圧(PD端子電圧:Vpd)に変換する。また、LDドライバ12は、ビットカウント12bのDAC設定コードのカウント値に比例した電流を生成して、レーザダイオード11に供給する電流生成用のDAC12a、DAC設定コードのカウント値をカウントするためのビットカウンタ12b、およびレジスタ等を内部に備えている。LDドライバ12は、APC(Automatic Power Control)制御を行い、レーザダイオードの発光量を一定にするために、レーザダイオード11から発光されるレーザ光の発光量をフォトダイオード13で検出し、検出した発光量に基づいて、レーザダイオード11に供給する電流値(LD駆動電流IOP)を制御する。また、LDドライバ12では、レーザダイオード11の個体差、経時変動、および温度変動等によらずに、レーザダイオード11で目標発光量を得るための電流値の初期値を決定するために、初期化動作を行う。かかる初期化動作は、電源投入時や待機時等に実行される。
図4は、光書込装置310の戻り光の現象を説明するための説明図である。上述したように、レーザダイオード11を内部に備えるLDユニット1から放出されたレーザ光L1が、図4に示すように、正反射(入射角90度)の光学条件でポリゴンミラー2に反射されると、反射光が直接、LDユニット1内部に戻る場合がある。この現象は、戻り光と呼ばれている。戻り光が発生すると、LDユニット1内部のフォトダイオード13が受光する受光量、即ちレーザダイオード11の発光量の検出量が通常の状態よりも増大してしまう。
そこで、実施の形態1の光書込装置310は、上記戻り光が発生した場合であっても、戻り光の悪影響を除去した初期化動作を行うこととしている。実施の形態1の初期化動作について、図5を参照して説明する。
図5は、実施の形態1の光書込装置310で行われる初期化動作を示すタイムチャートである。なお、同図に示す縦軸は、フォトダイオード13で検出された発光量に比例する電流からLDドライバ12で電圧に変換した値(PD端子電圧:Vpd)を示す。また、同図に示す横軸は時間軸(t)を示すものである。また、初期化期間とは、初期化動作を行うための期間である。また、LDドライバ12内部のビットカウンタ12bは8ビットカウンタであるものとし、最上位ビットをN=2n−1=255とし、最下位ビットをN=0とする。
まず、制御部30から初期化開始信号がLDドライバ12に送出されると、第1ステップとして、LDドライバ12は、ビットカウンタ12bを用いて、DAC設定コードのカウント値(N)を最下位ビット(N=0)から順次カウントアップする(t〜t)。このとき、DAC設定コードのカウント値(N)に比例して、LDドライバ12からレーザダイオード11へ供給される電流が増加し、これに応じて、フォトダイオード13で検出される発光量、およびLDドライバ12で電流から変換されるPD端子電圧も増加する。
そして、DAC設定コードのカウント値(N)が最上位ビット(N=255)になると、PD端子電圧が、第1の基準電圧(Vr1)と同値(Vpd=Vr1)となる(t)。しかしながら、このPD端子電圧が戻り光の悪影響を受けた結果によるものである場合がある。
第2ステップとして、APC制御をOFFにする。そして、DAC設定コードのカウント値(N)を最上位ビット(N=255)から順次カウントダウンする。このとき、DAC設定コードのカウント値(N)に比例して、LDドライバ12からレーザダイオード11への電流が減少し、これに応じて、フォトダイオード13で検出される発光量、およびLDドライバ12で電流から変換されるPD端子電圧も減少する(t〜t)。
そして、PD端子電圧が第2の基準値(Vr2)未満(Vpd<Vr2)になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)をLDドライバ12のレジスタに記憶する(t)。なお、第2の基準値は、第1の基準値より小さい値である。
ついで、再びAPC制御をONにし、LDドライバ12の内部レジスタに記憶したDAC設定コードのカウント値(N1)に基づいて、APC制御を行い(t〜t)、初期化動作を終える。
なお、初期化動作が正常終了すると、LD駆動電流(Iop)の初期値は、([2×(255−N1)]:駆動電流(Idac))+(Ith:発振しきい値電流)となる。この後、このLD駆動電流(Iop)の初期値を使用して、APC制御が行われる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、フォトダイオード13は、レーザダイオード11からのレーザ光の発光量を検出し、検出した発光量に比例する電流をLDドライバ12に対して出力し、LDドライバ12は、フォトダイオード11からの電流をPD端子電圧に変換し、PD端子電圧が、第1の基準値から第1の基準値より小さい第2の基準値未満になるまで、DAC設定コードのカウント値(N)を順次カウントダウンし、PD端子電圧が第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)をレジスタに記憶し、レジスタに記憶したDAC設定コードのカウント値(N1)に基づいて、LD駆動電流(Iop)の初期値を決定することとしたので、レーザ光の戻り光の悪影響を排除することにより、初期化動作を正常に行うことができ、結果として画像品質の低下をより防止することができる。
即ち、上記第2ステップの実行中において、戻り光によってPD端子電圧が一時的に増加した場合には、PD端子電圧が第2の基準値未満になることはないため、初期化動作が失敗することはなく、結果として画像品質の低下を防止することができる。
(実施の形態2)
次に、上記光書込装置310の実施の形態2にかかる初期化動作を説明する。なお、実施の形態2の説明においては、上述した実施の形態1と重複する説明を省略する場合がある。
実施の形態1では、LDドライバ12は、PD端子電圧が、第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)に基づいて、LD駆動電流(Iop)の初期値を算出した。
これに対して、実施の形態2では、LDドライバ12は、PD端子電圧が、第2の基準値未満になった後に、さらにDAC設定コードのカウント値(N)を順次カウントダウンさせ、所定の期間継続して、PD端子電圧が第2の基準値未満である場合に、PD端子が電圧第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)に基づいて、LD駆動電流(Iop)の初期値を算出する。
光書込装置310で行われる実施の形態2の初期化動作について図6を参照して説明する。図6は、光書込装置310で行われる実施の形態2の初期化動作を示すタイムチャートである。なお、第1ステップで行う動作は、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
第2ステップとして、APC制御をOFFにする。そして、DAC設定コードのカウント値(N)を最上位ビット(N=255)から順次カウントダウンする(t〜t)。DAC設定コードのカウント値(N)を順次カウントダウンすることにより、PD端子電圧も順次減少する。
そして、PD端子電圧が第2の基準値を満たさなくなる(t)。このときのDAC設定コードのカウント値(N)を、N1とする。
続けて、DAC設定コードのカウント値(N)をN1からN2、N3まで順次カウントダウンを行う(t〜t)。なお、N2の値の範囲は、0<N2<N1で表すことができる。また、N3の値の範囲は0≦N3<N2で表すことができる。
DAC設定コードのカウント値(N)がN2、N3である場合において、PD端子電圧が第2の基準値未満であるときに、PD端子電圧が第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)をレジスタに記憶する(t)。
ついで、再びAPC制御をONにし、LDドライバ12の内部レジスタに記憶させたDAC設定コードのカウント値(N1)に基づいて、APC制御を行い(t〜t)、初期化動作を終える(t)。初期化動作が正常終了すると、LD駆動電流(Iop)の初期値は、([2×(255−N1)]:駆動電流(Idac))+(Ith:発振しきい値電流)となる。この後、このLD駆動電流(Iop)の初期値を使用して、APC制御が行われる。
以上説明したように、実施の形態2によれば、フォトダイオード13は、レーザダイオード11からのレーザ光の発光量を検出し、検出した発光量に比例する電流をLDドライバ12に対して出力し、LDドライバ12は、フォトダイオード11からの電流をPD端子電圧に変換し、PD端子電圧が、第1の基準値から第2の基準値未満になるまで、DAC設定コードのカウント値(N)を順次カウントダウンし、PD端子電圧が第2の基準値未満になった後に、さらにDAC設定コードのカウント値(N1)をN2、N3まで順次カウントダウンし、DAC設定コードのカウント値(N)がN2およびN3である場合のPD端子電圧が、第2の基準値未満であるときに、DAC設定コードのカウント値(N1)をレジスタに記憶し、レジスタに記憶したDAC設定コードのカウント値(N1)に基づいて、LD駆動電流(Iop)を初期値を算出することとしたので、レーザ光の戻り光の悪影響を排除することにより、初期化動作をより正常に行い、結果として画像品質の低下をより防止することができる。
(実施の形態3)
次に、上記画像形成装置100の実施の形態3にかかる初期化動作について説明する。なお、実施の形態3の説明においては、上述した第1、実施の形態2の説明と重複する説明を省略する場合がある。
実施の形態3では、LDドライバ12は、PD端子電圧が、第2の基準値未満になった後に、さらにDAC設定コードのカウント値(N1)をN2まで順次カウントダウンし、さらにDAC設定コードのカウント値(N2)をN3まで順次カウントアップしてPD端子電圧が第2の基準値を超えるようにし、PD端子電圧が第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)とPD端子電圧が第2の基準値を超えたときのDAC設定コードのカウント値(N3)との平均値をレジスタに記憶させ、レジスタに記憶させたDAC設定コードのカウント値((N1+N3)/2)に基づいて、LD駆動電流(Iop)の初期値を算出する。
光書込装置310の実施の形態3に係る初期化動作について図7を参照して説明する。図7は、光書込装置310で行われる実施の形態3に係る初期化動作を示すタイムチャートである。なお、第1ステップで行う動作は、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
第2ステップとして、APC制御をOFFにする。そして、DAC設定コードのカウント値(N)を最上位ビット(N=255)から順次カウントダウンする(t〜t)。DAC設定コードのカウント値(N)を順次カウントダウンすることにより、PD端子電圧も順次減少する。
そして、PD端子電圧が第2の基準値未満になる(t)。このときのDAC設定コードのカウント値(N)を、N1とする。
続けて、DAC設定コードのカウント値(N)をN1からN2まで順次カウントダウンを行う(t〜t)。なお、N2の値の範囲は、0≦N2<N1で表すことができる。
DAC設定コードのカウント値(N)がN2になると(t)、DAC設定コードのカウント値(N2)を順次カウントアップし、PD端子電圧が第2の基準値を超えたとき(Vpd>vr2)のDAC設定コードのカウント値(N3)と、PD端子電圧が第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)の平均値((N1+N3)/2)をレジスタに記憶する(t)。
ついで、再びAPC制御をONにし、LDドライバ12のレジスタに記憶したDAC設定コードのカウンタ値((N1+N3)/2)に基づいて、APC制御を行い(t〜t)、初期化動作を終える(t)。
初期化動作が正常終了すると、LD駆動電流(Iop)の初期値=([2×(255−((N1+N3)/2))]:駆動電流(Idac))+(Ith:発振しきい値電流)となる。この後、このLD駆動電流(Iop)を初期値を使用して、APC制御が行われる。
なお、DAC設定コードのカウント値(N2)を、所定の倍数(例えば、N2×1.1倍したカウント値)まで順次カウントアップさせても、PD端子電圧が第2の基準値を超えない場合には、初期化動作を終了して、操作・表示部600を介して、その旨をユーザに知らせる。
以上説明したように、実施の形態3によれば、フォトダイオード13は、レーザダイオード11からのレーザ光の発光量を検出し、検出した発光量に比例する電流をLDドライバ12に対して出力し、LDドライバ12は、フォトダイオード11からの電流をPD端子電圧に変換し、PD端子電圧が、第1の基準値から第2の基準値未満になるまで、DAC設定コードのカウント値(N)を順次カウントダウンし、PD端子電圧が第2の基準値未満になった後に、さらにDAC設定コードのカウント値(N1)をN2まで順次カウントダウンし、DAC設定コードのカウント値(N)がN2になると、さらにPD端子電圧が第2の基準値を超えるまで、DAC設定コードのカウント値(N2)を順次カウントアップし、PD端子電圧が第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)とPD端子電圧が第2の基準値を超えたときのDAC設定コードのカウント値(N3)の平均値をレジスタに記憶し、レジスタに記憶したDAC設定コードのカウント値((N1+N3)/2)に基づいて、LD駆動電流(Iop)を初期値を算出することとしたので、レーザ光の戻り光の悪影響を排除することにより、初期化動作をより正常に行い、結果として画像品質の低下をより防止することができる。
また、実施の形態3によれば、DAC設定コードのカウント値(N2)を所定の倍数まで順次カウントアップしても、PD端子電圧が第2の基準値を満たさない場合には、初期化動作を終了して、その旨を知らせるので、PD端子電圧が第2の基準値未満になったタイミングを誤って検出したことを把握することができる。
(実施の形態4)
次に、光書込装置310の実施の形態4にかかる初期化動作を説明する。なお、実施の形態4の説明においては、上述した第1〜実施の形態3の説明と重複する説明を省略する場合がある。
実施の形態4では、LDドライバ12は、PD端子電圧が、第2の基準値未満になった後に、さらにDAC設定コードのカウント値(N1)を順次カウントダウンし、DAC設定コードのカウント値(N)を一定の値(N2)にし、所定の期間継続して、PD端子電圧が第2の基準値未満である場合に、PD端子電圧が第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)をレジスタに記憶し、レジスタに記憶したDAC設定コード(N1)に基づいて、LD駆動電流(Iop)の初期値を算出する。
光書込装置310で行われる実施の形態4の初期化動作について図8を参照して説明する。図8は、光書込装置310で行われる実施の形態4の初期化動作を示すタイムチャートである。なお、第1ステップで行う動作は、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
第2ステップとして、APC制御をOFFにする。そして、DAC設定コードのカウンタ値(N)を最上位ビット(N=255)から順次カウントダウンする(t〜t)。DAC設定コードのカウント値(N)をカウントダウンすることにより、PD端子電圧も順次下降する。
そして、PD端子電圧が第2の基準値未満になる(t)。このときのDAC設定コードのカウント値(N)を、N1とする。
実施の形態4では、続けて、DAC設定コードのカウント値(N)をN1からN2まで順次カウントダウンを行う(t〜t)。なお、N2の値の範囲は、0<N2<N1で表すことができる。
DAC設定コードのカウント値(N)がN2になると(t)、DAC設定コードのカウント値(N)を一定の値(N2)にし、所定の期間(t〜t)継続して、PD端子電圧が第2の基準値未満である場合に、PD端子電圧が第2の基準値未満になったときのDAC設定コードのカウント値(N1)をレジスタに記憶する(t)。
ついで、再びAPC制御をONにし、LDドライバ12の内部レジスタに記憶させたDAC設定コードのカウント値(N1)に基づいて、APC制御を行い(t〜t)、初期化動作を終える(t)。初期化動作が正常終了すると、LD駆動電流(Iop)の初期値は、([2×(255−N1)]:駆動電流(Idac))+(Ith:発振しきい値電流)となる。
なお、LDドライバ12が、DAC設定コードのカウント値(N)を一定の値(N2)にした場合において、所定の期間(t〜t)継続して、PD端子電圧が第2の基準値未満にならない場合ある。かかる場合には、上記と同様の処理を繰り返す。
即ち、再度、DAC設定コードのカウント値(N)を最上位ビット(N=255)から、PD端子電圧が第2の基準値を満たさなくなるまで順次カウントダウンする。PD端子電圧が第2の基準値を満たさなくなったときのDAC設定コードのカウント値(N)を、N3とする。そして、DAC設定コードのカウント値(N)をN3からN4まで、さらに順次カウントダウンを行う。なお、N4の値の範囲は、0<N4<N3で表すことができる。
そして、DAC設定コードのカウント値(N)を一定の値(N4)に固定し、所定の期間継続して、PD端子電圧が第2の基準値未満になるかどうかを確認する。そして、PD端子電圧が、所定の期間継続して、第2の基準値未満になることを確認できた場合に、N3をDAC設定コードのカウンタ(N)としてレジスタに記憶する。
以上説明したように、実施の形態4によれば、フォトダイオード13は、レーザダイオード11からのレーザ光の発光量を検出し、検出した発光量に比例する電流をLDドライバ12に対して出力し、LDドライバ12は、フォトダイオード11からの電流をPD端子電圧に変換し、PD端子電圧が、第1の基準値から第2の基準値未満になるまで、DAC設定コード(N)を順次カウントダウンし、PD端子電圧が第2の基準値未満になった後に、さらにDAC設定コードのカウント値(N1)をN2まで順次カウントダウンし、DAC設定コードのカウント値(N)を一定の値(N2)にし、所定の期間継続して、PD端子電圧が第2の基準値未満である場合に、DAC設定コードのカウント値(N1)をレジスタに記憶し、レジスタに記憶したDAC設定コードのカウント値(N1)に基づいて、LD駆動電流(Iop)を初期値を算出することとしたので、レーザ光の戻り光の悪影響を排除することにより、初期化動作をより正常に行い、結果として画像品質の低下をより防止することができる。
また、実施の形態4によれば、DAC設定コードのカウント値(N)を一定の値(N2)にしている間継続して、PD端子電圧が第2の基準値未満でない場合には、再度、DAC設定コードのカウント値(N)を最上位ビット(N=255)から順次カウントダウンし、PD端子電圧が第2の基準値未満になったときに、再度、DAC設定コードのカウント値(N)を一定の値(N4)に固定し、所定の期間継続して、PD端子電圧が第2の基準値未満になるかどうかを確認し、PD端子電圧が、所定の期間継続して、第2の基準値未満になることを確認できた場合に、DAC設定コードのカウント値(N3)をDAC設定コードのカウンタ(N)としてレジスタに記憶させ、レジスタに記憶させたDAC設定コードのカウント値(N3)に基づいて、LD駆動電流(Iop)を初期値を算出することとしたので、レーザ光の戻り光の悪影響を排除して得たDAC設定コードのカウント値を計測した後に、LD駆動電流(Iop)を初期値を算出することができる。
(実施の形態5)
次に、上記光書込装置310の実施の形態5にかかる初期化動作を説明する。なお、実施の形態5の説明においては、上述した第1〜4の実施の形態の説明と重複する説明を省略する場合がある。
実施の形態5では、LDドライバ12は、レーザダイオード11に供給する電流を順次増加させ、レーザダイオード11に同一の電流値の電流が供給されている間に、フォトダイオード13で検出されるレーザダイオード11の発光量を、複数回サンプリングし、当該電流値での発光量の正常・異常を判定するものである。
図9は、光書込装置310で行われる実施の形態5にかかる初期化動作を説明するためのタイムチャートである。なお、同図に示す縦軸は、フォトダイオード13で検出された発光量に比例する電流からLDドライバ12で電圧に変換した値(PD端子電圧:Vpd)、横軸は時間軸(t)を示している。
まず、制御部30から初期化開始信号がLDドライバ12に送出されると、LDドライバ12は、ビットカウンタ12bを用いて、DAC設定コードのカウント値(N)を最下位ビット(N=0)から順次カウントアップする(t〜t)。このとき、DAC設定コードのカウント値(N)に比例して、LDドライバ12からレーザダイオード11へ供給される電流が増加し、これに応じて、フォトダイオード13で検出される発光量およびLDドライバ12で電流から変換されるPD端子電圧も増加する。
そして、DAC設定コードのカウント値(N)が中間ビット(例えば、N=127)になると、APC制御をONにしてAPC制御を行う。この後、P区間では、APC制御をOFFにして、DAC設定コードのカウント値(N)を中間ビット(N=127)から順次カウントアップする。このとき、DAC設定コードのカウント値(N)に比例して、LDドライバ12からレーザダイオード11への電流が増加し、これに応じて、フォトダイオード13で検出される発光量、およびLDドライバ12で電流から変換されるPD端子電圧も増加する(t〜t)。このPo区間では、レーザダイオード11の目標発光量となるDAC設定コードのカウント値(N)をレジスタに記憶する。このカウント値(N)に対応する電流値が、LD駆動電流(Iop)の初期値となる。このP区間では、後述するように、ノイズの悪影響を除去して発光量を検出している。
ついで、再びAPC制御をONにし、LDドライバ12の内部レジスタに記憶させたDAC設定コードのカウント値(N)に基づいて、APC制御を行い(t〜t)、初期化動作を終える(t)。
図10は、図9のP0区間の発光量検出方法を説明するためのタイミングチャート、図11は、P区間の発光量検出方法を説明するためのフローチャートを示している。
図10において、(A)はフォトダイオード13で検出されるレーザダイオード11の発光量(PD端子電圧)のサンプリングタイミング、(B)はフォトダイオード13で検出されるレーザダイオード11の発光量(PD端子電圧)を示している。実施の形態5では、図10に示すように、レーザダイオード11に同一電流が流れている期間(DACコードの設定が同一の間)に、発光量(PD端子電圧)を、サンプリング間隔S1で、複数回サンプリングし、サンプリングした発光量(PD端子電圧)がM回以上、略同一の値となった場合に、当該電流での光量検出が正常に行われたと判断する。
図11のフローチャートを参照して、P区間の発光量検出方法を説明する。LDドライバ12は、まず、DAC設定コードのカウント値(N)を中間ビット「127」に設定し、レーザダイオード11に、DAC設定コードのカウント値(N)に対応する電流を所定時間供給する(ステップS1)。レーザダイオード11に同一電流が流れている期間(DACコードの設定が同一の間)に、発光量(PD端子電圧)を複数回サンプリングし(ステップS3)、サンプリングした発光量(PD端子電圧)が、M回以上、略同一の値となったか否かを判断する(ステップS4)。サンプリングした発光量(PD端子電圧)が、M回以上、略同一の値とはならなかった場合には(ステップS4の「No」)、当該電流での光量検出が異常と判断して(ステップS6)、ステップS1に戻り、同一の電流値で再度、発光量(PD端子電圧)の検出を行う(ステップS1〜S4)。
他方、サンプリングした発光量(PD端子電圧)が、M回以上、略同一の値となった場合には(ステップS4の「Yes」)、当該電流での光量検出が正常に行われたと判断する(ステップS5)。そして、サンプリングした発光量(PD端子電圧)≧目標発光量(目標電圧)であるか否かを判断し(ステップS7)、サンプリングした発光量(PD端子電圧)≧目標発光量(目標電圧)でない場合には(ステップS7の「No」)、DAC設定コードのカウント値(N)を「1」カウントアップし(ステップS8)、カウントアップしたDAC設定コードのカウント値(N)に基づいた電流値について、同一の方法で光量検出を行う(ステップS1〜S7)。サンプリングした発光量(PD端子電圧)≧目標発光量(目標電圧)である場合には(ステップS7の「No」)、発光量(PD端子電圧)≧目標発光量(目標電圧)となったDAC設定コードのカウント値(N)に基づいた電流値をLD駆動電流(Iop)の初期値と決定する(ステップS9)。
以上説明したように、実施の形態5によれば、LDドライバ12は、レーザダイオード11に供給する電流を順次増加させ、レーザダイオード11に同一の電流値の電流が供給されている間に、フォトダイオード13で検出されるレーザダイオード11の発光量を、複数回サンプリングし、当該電流値での発光量の正常・異常を判定し、正常と判定した場合には、次の電流値についてのレーザダイオード11の発光量の検出を行う一方、異常と判定した場合には、同一の電流値についてのレーザダイオード11の発光量の検出を行うこととしたので、レーザ光の戻り光によるノイズが検出されてしまっても、正しい光量検出が行うことができ、レーザ光の戻り光の悪影響を排除して、初期化を正常に行うことが可能となる。
また、実施の形態5によれば、LDドライバ12は、レーザダイオード11に同一の電流値の電流が供給されている間に、所定回数以上、略同一の発光量を検出した場合に、当該電流値での発光量が正常であると判断して、次の電流値についてのレーザダイオード11の発光量の検出を行い、所定回数以上の略同一の発光量が検出されなかった場合には、当該電流値での発光量が異常であると判断して、同一の電流値についてのレーザダイオード11の発光量の検出を行うこととしたので、簡単な方法で、レーザ光の戻り光によるノイズの悪影響を排除することが可能なる。
(変形例1)
図12は、上記実施の形態5の発光量検出方法の変形例1を説明するためのタイミングチャートである。変形例1では、発光量(PD端子電圧)のサンプリング間隔S1を、ノイズ発生期間P1よりも大きく設定する。
上述したように、LDユニット1にポリゴンミラー2からのレーザ光の戻り光が入射するタイミングおよびその発生期間は、光学系のレイアウトおよびポリゴンミラー2の回転数から予め分かっているので、PD端子電圧のサンプリング間隔S1を、ノイズ発生期間P2よりも大きく設定することができる。なお、LDユニット1に戻り光が入射するタイミングおよびその発生期間は、ポリゴンミラー2の回転数で異なるため、ポリゴンミラー2の回転数に応じてサンプリング間隔S1を変更する。
変形例1によれば、レーザダイオード11の発光量のサンプリングの間隔S1をノイズ発生期間P1よりも大きく設定することとしたので、仮にサンプリングの間(サンプリングしていない時)にノイズが発生した場合にはノイズが検出されずに初期化動作を正常に行うことができ、また、サンプリング時にノイズが発生したとしても、異常と判定して、M回以上の略同一の発光量の検出されるまで光量検出が行われるので、初期化動作を正常に行うことができる。
また、変形例1によれば、ポリゴンミラー2の回転数に応じてサンプリング間隔S1(S1<P1となるように)を変更することとしたので、ポリゴンミラー2の回転数によらずに、初期化動作を正常に行うことができる。
(変形例2)
図13は、上記実施の形態5の発光量検出方法の変形例2を説明するためのタイミングチャートである。図13において、同一の電流値で光量の検出を行う期間S2を、ノイズ発生期間P1よりも長く設定する(S2>P1)。LDユニット1にポリゴンミラー2からのレーザ光の戻り光が入射するタイミングおよびその発生期間は、光学系のレイアウトおよびポリゴンミラー2の回転数から予め分かっているので、発光量検出期間S2を、ノイズ発生期間P1よりも大きく設定することができる。
図14は、P区間の発光量検出方法の変形例2を説明するためのフローチャートを示している。図14において、図11のフローチャートと同様な処理を行うステップは同一のステップ番号を付してその説明を省略し、異なる処理についてのみ説明する。
図14において、ステップS10では、サンプリングした発光量(PD端子電圧)の中に異常値があるか否かを判断する。サンプリングした発光量(PD端子電圧)の中に異常値がある場合には(ステップS10の「Yes」)、当該電流での光量検出が異常と判断して(ステップS5)、ステップS1に戻り、同一の電流値で再度、発光量(PD端子電圧)の検出を行う(ステップS1〜S10)。
他方、サンプリングした発光量(PD端子電圧)の中に異常値がない場合には(ステップS10の「No」)、当該電流での光量検出が正常に行われたと判断する(ステップS5)。
変形例2によれば、LDドライバ12は、レーザダイオード11に同一の電流値の電流が供給されている間に、一回も異なる発光量を検出しない場合には、当該電流値での発光量が正常であると判断して、次の電流値についてのレーザダイオード11の発光量の検出を行い、一回でも異なる発光量を検出した場合に、当該電流値での発光量が異常であると判断して、同一の電流値についてのレーザダイオード11の発光量の検出を行うこととしたので、レーザ光の戻り光によるノイズが検出されてしまっても、同一の電流値で再度、レーザダイオード11の発光量を正しい光量検出が行うことができ、レーザ光の戻り光の悪影響を排除して、初期化を正常に行うことが可能となる。
図15は、異常値の検出方法を説明するためのタイミングチャートである。上記異常値を判定する場合には、例えば、図15に示すように、発光量検出時に各光量ごとに、許容誤差範囲Dを設定し、許容誤差範囲Dを超える場合に、異常と判定し、許容誤差範囲D内の場合に正常と判定することにしてもよい。
(変形例3)
図16は、上記実施の形態5の発光量検出方法の変形例2を説明するためのタイミングチャートである。変形例3では、図16に示すように、レーザダイオード11の発光量が目標発光量に達した場合に、複数回、発光量のサンプリングを実施し、初期化動作が正常に行われたかを判断する。
図17は、P区間の発光量検出方法の変形例3を説明するためのフローチャートを示している。図17において、図11と同一の処理を行うステップには同一符号を付し、共通するステップの説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図17において、ステップS17において、発光量(PD端子電圧)≧目標発光量(目標電圧)となった場合には(ステップS7の「YES」)、当該電流値で、複数回、発光量(PD端子電圧)のサンプリングを実施し(ステップS20)、M1回以上、略同一の発光量(PD端子電圧)となったか否かを判断する(ステップS21)。M1回以上、略同一の発光量(PD端子電圧)となった場合には(ステップS21の「Yes」)、初期化動作が正常と判断して(ステップS22)、発光量(PD端子電圧)≧目標発光量(目標電圧)となったDAC設定コードのカウント値(N)に基づいた電流値をLD駆動電流(Iop)の初期値と決定する(ステップS23)。他方、所定回数M1以上、略同一の発光量(PD端子電圧)とならなかった場合には(ステップS21の「No」)、初期化動作が異常と判断して(ステップS24)、ステップS1に戻り、最初から初期化動作を実行する。
変形例3によれば、レーザダイオード11の発光量が目標発光量となった後に、当該目標発光量となった電流値のレーザダイオード11への供給を継続し、複数回、発光量をサンプリングして、所定回数以上、略同一の発光量が検出された場合に、初期化動作が正常に完了したと判断する一方、所定回数以上、略同一の発光量が検出されなかった場合には、初期化動作が異常であると判断して、最初から初期化動作を実行することとしたので、簡単な方法で初期化動作が正常に終了したかを判定することが可能となる。
なお、上記した実施の形態1〜5では、画像形成装置として、モノクロデジタル複写機を例示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、カラーデジタル複写機、デジタル複合機(MFP)、およびレーザプリンタ等の他の画像形成装置にも適用可能である。
本発明の光書込装置および画像形成装置は、レーザ光を用いた光書込装置および画像形成装置に好適に利用可能である。
画像形成装置の構成の一例を示す図である。 光書込装置の動作を説明するための図である。 光書込装置の構成の一例を示す図である。 光書込装置の戻り光の現象を説明するための説明図である。 実施の形態1の光書込装置で行われる初期化動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2の光書込装置で行われる初期化動作を示すタイムチャートである。 実施の形態3の光書込装置で行われる初期化動作を示すタイムチャートである。 実施の形態4の光書込装置で行われる初期化動作を示すタイムチャートである。 実施の形態5の光書込装置で行われる初期化動作を示すタイムチャートである。 図9のP区間の発光量検出方法を説明するためのタイミングチャートである。 図9のP区間の発光量検出方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態5の変形例1を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態5の変形例2を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態5の変形例2を説明するためのフローチャートである。 実施の形態5の変形例2を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態5の変形例3を説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態5の変形例3を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 LDユニット
11 レーザダイオード
12 LDドライバ
13 フォトダイオード
30 制御部
100 画像形成装置
310 光書込装置

Claims (14)

  1. 供給される電流値に応じたレーザ光を発生する発光素子と、
    前記発光素子からのレーザ光を偏向して走査する回転偏向手段と、
    前記発光素子の発光量を検出する発光量検出手段と、
    前記発光素子の発光量を一定にするために前記発光量検出手段が検出した発光量に基づいて前記発光素子に供給する電流量を制御する第1制御、及び順次変更される設定に応じて前記発光素子に供給する電流量を制御する第2制御の少なくともいずれかを行う電流制御手段と、
    前記回転偏向手段から前記発光量検出手段に入力される戻り光によるノイズの影響を除去して、前記発光素子が目標発光量となる電流初期値を決定する初期化手段と、
    を備え、
    前記初期化手段は、前記電流制御手段が前記第1制御を行うことなく前記第2制御を行う状態で、前記発光量検出手段により検出される発光量が第1の基準値から、前記第1の基準値より小さい第2の基準値未満になるまで、前記発光素子に供給する電流を減少させ、当該発光量が前記第2の基準値未満になったときの電流値に基づいて、前記電流初期値を決定することを特徴とする光書込装置。
  2. 前記初期化手段は、前記発光量検出手段により検出される発光量が前記第2の基準値未満になった後に、さらに前記電流を減少させ、当該発光量が、所定の期間継続して、前記第2の基準値未満である場合に、前記発光量が前記第2の基準値未満になったときの電流値に基づいて、前記電流初期値を決定することを特徴とする請求項1に記載の光書込装置。
  3. 前記初期化手段は、前記発光量検出手段により検出される発光量が前記第2の基準値未満になった後に、当該発光量が前記第2の基準値を超えるまで前記電流を増加させ、前記第2の基準値未満になったときの電流値と前記第2の基準値を超えたときの電流値の平均値に基づいて、前記電流初期値を決定することを特徴とする請求項1に記載の光書込装置。
  4. 前記発光量検出手段により検出される発光量が前記第2の基準値未満になった後に、前記電流を所定の倍数に増加させた場合であって、当該発光量が前記第2の基準値を超えないときに、その旨を表示する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の光書込装置。
  5. 前記初期化手段は、前記発光量検出手段により検出される発光量が前記第2の基準値未満になった後に、さらに減少させた電流を供給し、当該発光量が、所定の期間継続して、前記第2の基準値未満である場合に、前記発光量が前記第2の基準値未満になったときの電流値に基づいて、前記電流初期値を決定することを特徴とする請求項3に記載の光書込装置。
  6. 前記初期化手段は、前記発光量検出手段により検出される発光量が、前記所定の期間継続して、前記第2の基準値未満でない場合に、再度、当該発光量が前記第1の基準値から前記第2の基準値未満になるまで、前記電流を減少させ、当該発光量が前記第2の基準値未満になった後に、再度、前記電流を一定の値にして供給し、当該発光量が、前記所定の期間継続して、前記第2の基準値未満である場合に、前記発光量が前記第2の基準値未満になったときの電流値に基づいて、前記電流初期値を決定することを特徴とする請求項5に記載の光書込装置。
  7. 供給される電流値に応じたレーザ光を発生する発光素子と、
    前記発光素子からのレーザ光を偏向して走査する回転偏向手段と、
    前記発光素子の発光量を検出する発光量検出手段と、
    前記発光素子の発光量を一定にするために前記発光量検出手段が検出した発光量に基づいて前記発光素子に供給する電流量を制御する第1制御、及び順次変更される設定に応じて前記発光素子に供給する電流量を制御する第2制御の少なくともいずれかを行う電流制御手段と、
    前記回転偏向手段から前記発光量検出手段に入力される戻り光によるノイズの影響を除去して、前記発光素子が目標発光量となる電流初期値を決定する初期化手段と、
    を備え、
    前記初期化手段は、前記発光素子に供給する電流を順次増加させ、前記発光素子に同一の電流値の電流が供給されている間に、前記発光量検出手段に、複数回、前記発光素子の発光量をサンプリングさせ、当該電流値での発光量の正常・異常を判定し、正常と判定した場合には、次の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を行う一方、異常と判定した場合には、同一の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を再度行うことを特徴とする光書込装置。
  8. 前記初期化手段は、前記発光素子に同一の電流値の電流が供給されている間に、所定回数以上、略同一の発光量を検出した場合に、当該電流値での発光量が正常であると判断して、次の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を行い、所定回数以上の略同一の発光量が検出されなかった場合には、当該電流値での発光量が異常であると判断して、同一の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を再度行うことを特徴とする請求項7に記載の光書込装置。
  9. 前記初期化手段は、前記発光素子に同一の電流値の電流が供給されている間に、一回も異なる発光量を検出しない場合には、当該電流値での発光量が正常であると判断して、次の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を行い、一回でも異なる発光量を検出した場合に、当該電流値での発光量が異常であると判断して、同一の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を再度行うことを特徴とする請求項7に記載の光書込装置。
  10. 前記初期化手段は、前記発光素子に同一の電流値の電流が供給されている間に、誤差範囲を超える発光量を検出しない場合には、当該電流値での発光量が正常であると判断して、次の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を行い、前記誤差範囲を超える発光量を検出した場合に、当該電流値での発光量が異常であると判断して、同一の電流値についての前記発光素子の発光量の検出を再度行うことを特徴とする請求項7に記載の光書込装置。
  11. 前記初期化手段は、前記発光素子の発光量が目標発光量となった後に、当該目標発光量となった電流値の前記発光素子への供給を継続し、前記発光量検出手段に、複数回、前記発光素子の発光量をサンプリングさせ、所定回数以上、略同一の発光量が検出された場合に、初期化動作が正常に完了したと判断する一方、所定回数以上、略同一の発光量が検出されなかった場合に、初期化動作が異常であると判断して、最初から初期化動作を実行することを特徴とする請求項7に記載の光書込装置。
  12. 前記初期化手段は、前記発光量検出手段の発光量のサンプリング間隔をノイズ発生期間よりも大きく設定することを特徴とする請求項7〜請求項11のいずれか1つに記載の光書込装置。
  13. 前記初期化手段は、前記回転偏向手段の回転数に応じて、前記サンプリングの間隔を設定することを特徴とする請求項12に記載の光書込装置。
  14. レーザ光を照射して静電潜像を形成し、形成した静電潜像に対応したトナー画像を転写紙上に形成する画像形成装置であって、
    請求項1〜請求項13のいずれか1つに記載の光書込装置を備える、ことを特徴とする画像形成装置。
JP2008000586A 2007-02-22 2008-01-07 光書込装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP5332207B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008000586A JP5332207B2 (ja) 2007-02-22 2008-01-07 光書込装置および画像形成装置
US12/035,056 US7733362B2 (en) 2007-02-22 2008-02-21 Optical writing device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007042019 2007-02-22
JP2007042019 2007-02-22
JP2008000586A JP5332207B2 (ja) 2007-02-22 2008-01-07 光書込装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008230231A JP2008230231A (ja) 2008-10-02
JP5332207B2 true JP5332207B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=39903572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008000586A Expired - Fee Related JP5332207B2 (ja) 2007-02-22 2008-01-07 光書込装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5332207B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5789567B2 (ja) * 2012-06-25 2015-10-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光ビーム制御装置及び画像形成装置
JP5645894B2 (ja) * 2012-08-28 2014-12-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置、画像形成装置
JP6332061B2 (ja) * 2015-01-30 2018-05-30 株式会社Jvcケンウッド 画像描画装置、画像描画方法及びプログラム
JP6642015B2 (ja) * 2016-01-12 2020-02-05 株式会社リコー 光ビーム走査装置及び光ビーム走査方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6367074A (ja) * 1986-09-08 1988-03-25 Canon Inc レ−ザ走査装置
JPH04127770A (ja) * 1990-09-19 1992-04-28 Canon Inc 光ビーム駆動装置
JPH04150152A (ja) * 1990-10-09 1992-05-22 Canon Inc 半導体レーザの光量制御装置
JPH04331911A (ja) * 1991-05-02 1992-11-19 Canon Inc 光走査装置
JP2962501B2 (ja) * 1993-02-26 1999-10-12 シャープ株式会社 光ビーム走査装置
JPH11133324A (ja) * 1997-10-24 1999-05-21 Canon Inc 電子写真記録装置
JPH11348343A (ja) * 1998-06-03 1999-12-21 Canon Inc 画像形成方法および装置
JP4407922B2 (ja) * 2004-05-31 2010-02-03 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP2006198881A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Fuji Xerox Co Ltd 光走査装置及び光量制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008230231A (ja) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9904205B2 (en) Image forming apparatus that controls timing of polygon mirror
JP5332207B2 (ja) 光書込装置および画像形成装置
JP6031228B2 (ja) 光ビーム検出回路、光ビーム走査ユニット及び画像形成装置
US8068751B2 (en) Image forming apparatus
JP6238649B2 (ja) 画像形成装置
US7733362B2 (en) Optical writing device and image forming apparatus
JP5679919B2 (ja) 露光装置および画像形成装置
JP5514688B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US10538109B2 (en) Optical scanning device
JP5568945B2 (ja) 画像形成装置
JP2006259601A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2020001192A (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP2020040252A (ja) 情報処理装置及び画像形成装置
JP2020006540A (ja) 画像形成装置
JP5928183B2 (ja) レーザビーム走査装置
JP7103039B2 (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2011088277A5 (ja)
JP2019135522A (ja) 情報処理装置及び画像形成装置
JP2008003490A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
JP3575258B2 (ja) 画像形成装置
JP5789567B2 (ja) 光ビーム制御装置及び画像形成装置
JP2010036352A (ja) 画像形成装置および光走査装置の制御方法
JP2002067377A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2018200451A (ja) 画像形成装置
JP5454334B2 (ja) 光ビーム走査装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130715

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5332207

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees