JPH11133324A - 電子写真記録装置 - Google Patents
電子写真記録装置Info
- Publication number
- JPH11133324A JPH11133324A JP9309792A JP30979297A JPH11133324A JP H11133324 A JPH11133324 A JP H11133324A JP 9309792 A JP9309792 A JP 9309792A JP 30979297 A JP30979297 A JP 30979297A JP H11133324 A JPH11133324 A JP H11133324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor laser
- light source
- output
- signal
- laser light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素な構成で高精度のレーザービーム走査を
行う。 【解決手段】 感光体ドラム１６上で走査されるレーザ
ービームの主走査開始方向の半導体レーザー点灯開始位
置を決定するために、半導体レーザードライバ１０は、
レーザービームが反射ミラー１７で反射されるタイミン
グで半導体レーザー光源１１を強制点灯する。反射ミラ
ー１７に反射されたレーザービームは、走査レンズ１
５、ポリゴンミラー１４を経由して、半導体レーザー光
源１１のレーザービーム出射点に戻るように、反射ミラ
ー１７の傾きが設定されている。
行う。 【解決手段】 感光体ドラム１６上で走査されるレーザ
ービームの主走査開始方向の半導体レーザー点灯開始位
置を決定するために、半導体レーザードライバ１０は、
レーザービームが反射ミラー１７で反射されるタイミン
グで半導体レーザー光源１１を強制点灯する。反射ミラ
ー１７に反射されたレーザービームは、走査レンズ１
５、ポリゴンミラー１４を経由して、半導体レーザー光
源１１のレーザービーム出射点に戻るように、反射ミラ
ー１７の傾きが設定されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザー光
源のレーザービームをラスタ走査する電子写真記録方式
により画像を形成する電子写真記録装置に関するもので
ある。
源のレーザービームをラスタ走査する電子写真記録方式
により画像を形成する電子写真記録装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の電子写真記録装置のレーザ
ースキャナ部の平面図を示す。半導体レーザードライバ
１の出力は半導体レーザー光源２に接続され、半導体レ
ーザー光源２の光路上には、コリメータレンズ３、シリ
ンドリカルレンズ４、ポリゴンミラー５が配列され、ポ
リゴンミラー５の反射方向には、走査レンズ６、感光体
ドラム７が配置され、感光体ドラム７の近傍には水平同
期信号（ＢＤ信号）を検知するＢＤ検知ユニット８が配
置されている。
ースキャナ部の平面図を示す。半導体レーザードライバ
１の出力は半導体レーザー光源２に接続され、半導体レ
ーザー光源２の光路上には、コリメータレンズ３、シリ
ンドリカルレンズ４、ポリゴンミラー５が配列され、ポ
リゴンミラー５の反射方向には、走査レンズ６、感光体
ドラム７が配置され、感光体ドラム７の近傍には水平同
期信号（ＢＤ信号）を検知するＢＤ検知ユニット８が配
置されている。
【０００３】画像信号のオン・オフに従って、半導体レ
ーザー光源２は半導体レーザードライバ１により駆動さ
れて点滅する。半導体レーザー光源２から発光したレー
ザービームは、コリメータレンズ３で平行光に変換さ
れ、シリンドリカルレンズ４を透過しポリゴンミラー５
で反射される。この反射されたレーザービームは、走査
レンズ６を通って感光体ドラム７に照射され、静電潜像
を形成する。半導体レーザードライバ１には、半導体レ
ーザー光源２から発光するレーザービームの光量を規定
値にするために、半導体レーザー光源２のバックビーム
を半導体レーザー光源２内に構成したフォトセンサによ
り検出し、この検出値から自動光量制御（ＡＰＣ制御）
を行う機能が内蔵されている。
ーザー光源２は半導体レーザードライバ１により駆動さ
れて点滅する。半導体レーザー光源２から発光したレー
ザービームは、コリメータレンズ３で平行光に変換さ
れ、シリンドリカルレンズ４を透過しポリゴンミラー５
で反射される。この反射されたレーザービームは、走査
レンズ６を通って感光体ドラム７に照射され、静電潜像
を形成する。半導体レーザードライバ１には、半導体レ
ーザー光源２から発光するレーザービームの光量を規定
値にするために、半導体レーザー光源２のバックビーム
を半導体レーザー光源２内に構成したフォトセンサによ
り検出し、この検出値から自動光量制御（ＡＰＣ制御）
を行う機能が内蔵されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、ポリゴンミラー５の所定の回転位置で
半導体レーザー光源２を強制点灯し、半導体レーザー光
源２からのレーザービームをＢＤ検知ユニット８に導
き、ＢＤ検知ユニット８内に配置したフォトセンサで検
出し、この検知したＢＤ信号を基準として、感光体ドラ
ム７上で走査されるレーザービームの主走査開始位置を
決定している。このために、フォトセンサや検知回路等
を含むＢＤ検知ユニット８が必要となり、ＢＤ信号検知
の信頼性の確保や製造コスト上から非常に不利になると
いう問題がある。
来例においては、ポリゴンミラー５の所定の回転位置で
半導体レーザー光源２を強制点灯し、半導体レーザー光
源２からのレーザービームをＢＤ検知ユニット８に導
き、ＢＤ検知ユニット８内に配置したフォトセンサで検
出し、この検知したＢＤ信号を基準として、感光体ドラ
ム７上で走査されるレーザービームの主走査開始位置を
決定している。このために、フォトセンサや検知回路等
を含むＢＤ検知ユニット８が必要となり、ＢＤ信号検知
の信頼性の確保や製造コスト上から非常に不利になると
いう問題がある。
【０００５】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
簡素で低コストの構成で高精度にレーザービーム走査を
行う電子写真記録装置を提供することにある。
簡素で低コストの構成で高精度にレーザービーム走査を
行う電子写真記録装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係る電子写真記録装置は、半導体レーザー光
源及びフォトダイオードから成る半導体レーザーユニッ
トと、前記フォトダイオードの出力により前記半導体レ
ーザー光源の出力光量を一定にする光量出力制御手段
と、レーザービームを画像情報に応じてオン／オフする
操作手段と、前記レーザービームを感光体上でラスタ走
査する走査手段と、前記光量出力制御手段が動作中の１
ラインのラスタ走査時に、出射ビームを反射して前記半
導体レーザー光源の出射面に戻す光学的手段と、該光学
的手段による反射ビームの検知信号を基に前記画像情報
の出力タイミングを得る制御手段とを有することを特徴
とする。
め本発明に係る電子写真記録装置は、半導体レーザー光
源及びフォトダイオードから成る半導体レーザーユニッ
トと、前記フォトダイオードの出力により前記半導体レ
ーザー光源の出力光量を一定にする光量出力制御手段
と、レーザービームを画像情報に応じてオン／オフする
操作手段と、前記レーザービームを感光体上でラスタ走
査する走査手段と、前記光量出力制御手段が動作中の１
ラインのラスタ走査時に、出射ビームを反射して前記半
導体レーザー光源の出射面に戻す光学的手段と、該光学
的手段による反射ビームの検知信号を基に前記画像情報
の出力タイミングを得る制御手段とを有することを特徴
とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明を図１〜図４に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図１は実施例の電子写真
装置の半導体レーザースキャナ部分の平面図を示す。半
導体レーザードライバ１０の出力は半導体レーザー光源
１１に接続され、半導体レーザー光源１１の光路上に
は、コリメータレンズ１２、シリンドリカルレンズ１
３、ポリゴンミラー１４が配列され、ポリゴンミラー１
４の反射方向には、走査レンズ１５、感光体ドラム１６
が配置され、感光体ドラム１６の近傍には反射ミラー１
７が配置されている。
例に基づいて詳細に説明する。図１は実施例の電子写真
装置の半導体レーザースキャナ部分の平面図を示す。半
導体レーザードライバ１０の出力は半導体レーザー光源
１１に接続され、半導体レーザー光源１１の光路上に
は、コリメータレンズ１２、シリンドリカルレンズ１
３、ポリゴンミラー１４が配列され、ポリゴンミラー１
４の反射方向には、走査レンズ１５、感光体ドラム１６
が配置され、感光体ドラム１６の近傍には反射ミラー１
７が配置されている。
【０００８】画像信号のオン・オフに従って、半導体レ
ーザー光源１１は半導体レーザードライバ１０により駆
動されて点滅する。半導体レーザー光源１１から発光さ
れたレーザービームはコリメータレンズ１２で平行光に
変換され、シリンドリカルレンズ１３を透過してポリゴ
ンミラー１４で反射される。この反射されたレーザービ
ームは走査レンズ１５を通って感光体ドラム１６に照射
され、静電潜像を形成する。
ーザー光源１１は半導体レーザードライバ１０により駆
動されて点滅する。半導体レーザー光源１１から発光さ
れたレーザービームはコリメータレンズ１２で平行光に
変換され、シリンドリカルレンズ１３を透過してポリゴ
ンミラー１４で反射される。この反射されたレーザービ
ームは走査レンズ１５を通って感光体ドラム１６に照射
され、静電潜像を形成する。
【０００９】一方、感光体ドラム１６上で走査されるレ
ーザービームの主走査開始方向のレーザー点灯開始位置
を決定するために、半導体レーザードライバ１０はレー
ザービームが反射ミラー１７で反射されるタイミングで
半導体レーザー光源１１を強制点灯する。即ち、反射ミ
ラー１７に反射されたレーザービームが、走査レンズ１
５、ポリゴンミラー１４を経由して、半導体レーザー光
源１１のレーザービームの出射点に戻るように、反射ミ
ラー１７の傾きが設定されている。
ーザービームの主走査開始方向のレーザー点灯開始位置
を決定するために、半導体レーザードライバ１０はレー
ザービームが反射ミラー１７で反射されるタイミングで
半導体レーザー光源１１を強制点灯する。即ち、反射ミ
ラー１７に反射されたレーザービームが、走査レンズ１
５、ポリゴンミラー１４を経由して、半導体レーザー光
源１１のレーザービームの出射点に戻るように、反射ミ
ラー１７の傾きが設定されている。
【００１０】図２は半導体レーザー光源のＡＰＣ動作及
びＢＤ信号検知処理を行う電気ブロック回路の構成図を
示し、半導体レーザードライバ１０の内部の構成を表し
ている。レーザー駆動電流源２１の出力はレーザー駆動
回路２２に接続され、レーザー駆動回路２２の出力は半
導体レーザー光源１１に接続されている。また、レーザ
ー駆動電流源２１の出力はレーザー駆動電流検知抵抗２
３に接続され、コンデンサ２４を介してＢＤ検知回路２
５に接続されている。フォトセンサ２２に近傍に設けら
れたフォトセンサ２６の出力は電流／電圧変換回路２７
に接続され、電流／電圧変換回路２７の出力はレファレ
ンス電圧電源２８の出力と共に誤差増幅器２９に接続さ
れている。誤差増幅器２９の出力はサンプルホールド回
路３０に接続され、更にレーザー駆動電流源２１に接続
されている。
びＢＤ信号検知処理を行う電気ブロック回路の構成図を
示し、半導体レーザードライバ１０の内部の構成を表し
ている。レーザー駆動電流源２１の出力はレーザー駆動
回路２２に接続され、レーザー駆動回路２２の出力は半
導体レーザー光源１１に接続されている。また、レーザ
ー駆動電流源２１の出力はレーザー駆動電流検知抵抗２
３に接続され、コンデンサ２４を介してＢＤ検知回路２
５に接続されている。フォトセンサ２２に近傍に設けら
れたフォトセンサ２６の出力は電流／電圧変換回路２７
に接続され、電流／電圧変換回路２７の出力はレファレ
ンス電圧電源２８の出力と共に誤差増幅器２９に接続さ
れている。誤差増幅器２９の出力はサンプルホールド回
路３０に接続され、更にレーザー駆動電流源２１に接続
されている。
【００１１】ＢＤ検知回路２５はＢＤ信号を出力し、ま
たインバータ３１を介してＯＲ回路３２の一方に接続さ
れ、ＯＲ回路３２の他方にはサンプルホールド信号が入
力されており、ＯＲ回路３２の出力はサンプルホールド
回路３０に接続されている。また、レーザー強制点灯信
号とＶＤＯ信号（画像記録信号）はＯＲ回路３３に入力
され、ＯＲ回路３３の出力はレーザー駆動回路２０に接
続されている。また、レーザー強制点灯信号はワンショ
ットマルチ回路３４に入力され、ワンショットマルチ回
路３４はＢＤ−ＥＮＢ信号をＢＤ検知回路２５に出力す
るようになっている。
たインバータ３１を介してＯＲ回路３２の一方に接続さ
れ、ＯＲ回路３２の他方にはサンプルホールド信号が入
力されており、ＯＲ回路３２の出力はサンプルホールド
回路３０に接続されている。また、レーザー強制点灯信
号とＶＤＯ信号（画像記録信号）はＯＲ回路３３に入力
され、ＯＲ回路３３の出力はレーザー駆動回路２０に接
続されている。また、レーザー強制点灯信号はワンショ
ットマルチ回路３４に入力され、ワンショットマルチ回
路３４はＢＤ−ＥＮＢ信号をＢＤ検知回路２５に出力す
るようになっている。
【００１２】図３はＡＰＣ動作のタイミングチャート図
を示し、通常ではＡＰＣ動作は非画像記録領域で半導体
レーザー光源１１を強制点灯することにより行われる。
先ず、ＡＰＣ動作を開始するために、電子写真装置内に
あるシーケンス制御部から、サンプルホールド信号とレ
ーザー強制点灯信号が出力される。これらの信号の出力
タイミングは、シーケンス制御部において直前のＢＤ信
号を基準として決定される。レーザー強制点灯信号はＯ
Ｒ回路３３を介してレーザー駆動回路２０に入力され
る。レーザー駆動回路２０は半導体レーザー強制点灯信
号又はＶＤＯ信号の何れかの信号の入力により、半導体
レーザー光源１１を駆動し、そのときの駆動電流はレー
ザー駆動電流源２１で設定された電流値となる。
を示し、通常ではＡＰＣ動作は非画像記録領域で半導体
レーザー光源１１を強制点灯することにより行われる。
先ず、ＡＰＣ動作を開始するために、電子写真装置内に
あるシーケンス制御部から、サンプルホールド信号とレ
ーザー強制点灯信号が出力される。これらの信号の出力
タイミングは、シーケンス制御部において直前のＢＤ信
号を基準として決定される。レーザー強制点灯信号はＯ
Ｒ回路３３を介してレーザー駆動回路２０に入力され
る。レーザー駆動回路２０は半導体レーザー強制点灯信
号又はＶＤＯ信号の何れかの信号の入力により、半導体
レーザー光源１１を駆動し、そのときの駆動電流はレー
ザー駆動電流源２１で設定された電流値となる。
【００１３】サンプルホールド信号はサンプルホールド
回路のサンプル動作とホールド動作を選択する信号であ
り、この信号のレベルによってサンプルホールド回路
は、ＡＰＣ動作時はサンプル動作つまりサンプルホール
ド信号がハイレベルの状態となり、ＡＰＣ動作終了後の
画像記録時はホールド動作つまりサンプルホールド信号
がローレベルの状態となる。
回路のサンプル動作とホールド動作を選択する信号であ
り、この信号のレベルによってサンプルホールド回路
は、ＡＰＣ動作時はサンプル動作つまりサンプルホール
ド信号がハイレベルの状態となり、ＡＰＣ動作終了後の
画像記録時はホールド動作つまりサンプルホールド信号
がローレベルの状態となる。
【００１４】ＡＰＣ動作開始により、半導体レーザー強
制点灯信号が入力されると、半導体レーザー光源１１が
点灯し、半導体レーザー光源１１のバックビームが半導
体レーザー光源１１のパッケージに内蔵されたフォトセ
ンサ２６により検知される。フォトセンサ２６により検
知された光量は電流に変換され、電流／電圧変換回路２
７により電圧に変換される。従って、電流／電圧変換回
路２７から出力される電圧値は、フォトセンサ２６が検
知した光量に比例することになる。電流／電圧変換回路
２７の出力電圧は、誤差増幅器２９によりレファレンス
電圧との差が取られ、この差電圧はサンプルホールド信
号によりサンプル動作となっているサンプルホールド回
路３０を経由して、レーザー駆動電流源２１に入力され
る。レーザー駆動電流源２１は入力された電圧値に対応
した電流値をレーザー駆動回路２２に供給し、この電流
により半導体レーザー光源１１が駆動される。
制点灯信号が入力されると、半導体レーザー光源１１が
点灯し、半導体レーザー光源１１のバックビームが半導
体レーザー光源１１のパッケージに内蔵されたフォトセ
ンサ２６により検知される。フォトセンサ２６により検
知された光量は電流に変換され、電流／電圧変換回路２
７により電圧に変換される。従って、電流／電圧変換回
路２７から出力される電圧値は、フォトセンサ２６が検
知した光量に比例することになる。電流／電圧変換回路
２７の出力電圧は、誤差増幅器２９によりレファレンス
電圧との差が取られ、この差電圧はサンプルホールド信
号によりサンプル動作となっているサンプルホールド回
路３０を経由して、レーザー駆動電流源２１に入力され
る。レーザー駆動電流源２１は入力された電圧値に対応
した電流値をレーザー駆動回路２２に供給し、この電流
により半導体レーザー光源１１が駆動される。
【００１５】上述の回路構成は負帰還ループとなってい
るので、半導体レーザー光源１１がレファレンス電圧で
設定された光量よりも大きければ光量を下げ、小さけれ
ば光量を上げる動作をする。従って、レファレンス電圧
を適当に設定することによって、それに対応した所定の
レーザー光量が得られることになる。上述の一連の動作
はサンプルホールド信号がハイレベルの時に行われ、Ａ
ＰＣ動作が終了するとサンプルホールド信号がローレベ
ルに移行し、サンプルホールド回路３０はホールド動作
となる。即ち、ＡＰＣ動作終了以降は、サンプルホール
ド回路３０で１回ホールドされた電圧に対応した電流値
により半導体レーザー光源１１が駆動される。ＡＰＣ動
作は各主走査の走査毎に非画像記録領域で実行され、画
像記録時のレーザー光量は常に所定の光量に制御され
る。
るので、半導体レーザー光源１１がレファレンス電圧で
設定された光量よりも大きければ光量を下げ、小さけれ
ば光量を上げる動作をする。従って、レファレンス電圧
を適当に設定することによって、それに対応した所定の
レーザー光量が得られることになる。上述の一連の動作
はサンプルホールド信号がハイレベルの時に行われ、Ａ
ＰＣ動作が終了するとサンプルホールド信号がローレベ
ルに移行し、サンプルホールド回路３０はホールド動作
となる。即ち、ＡＰＣ動作終了以降は、サンプルホール
ド回路３０で１回ホールドされた電圧に対応した電流値
により半導体レーザー光源１１が駆動される。ＡＰＣ動
作は各主走査の走査毎に非画像記録領域で実行され、画
像記録時のレーザー光量は常に所定の光量に制御され
る。
【００１６】図５はＡＰＣ動作中にＢＤ信号を検知する
動作のタイミングチャート図を示し、図３のＡＰＣ動作
期間を詳細に記載したものである。レーザー駆動電流の
検知は、レーザー駆動電流源２１に接続されたレーザー
駆動電流検知抵抗２３の両端の電圧を検出することによ
り行われる。
動作のタイミングチャート図を示し、図３のＡＰＣ動作
期間を詳細に記載したものである。レーザー駆動電流の
検知は、レーザー駆動電流源２１に接続されたレーザー
駆動電流検知抵抗２３の両端の電圧を検出することによ
り行われる。
【００１７】一般的に、半導体レーザー光源１１からの
レーザー出射光は、反射ミラー１７に反射して出射面に
戻り、この戻り光によりレーザー発光が乱される。従っ
て、ＡＰＣ動作中にこの戻り光の外乱によりレーザー発
光が乱されると、レーザー駆動電流も変動することにな
るので、本実施例のようにＢＤ検知位置に反射ミラー１
７を配置して、レーザー駆動電流の変動を検知する構成
にすれば、簡易なＢＤ信号の検知が可能となる。
レーザー出射光は、反射ミラー１７に反射して出射面に
戻り、この戻り光によりレーザー発光が乱される。従っ
て、ＡＰＣ動作中にこの戻り光の外乱によりレーザー発
光が乱されると、レーザー駆動電流も変動することにな
るので、本実施例のようにＢＤ検知位置に反射ミラー１
７を配置して、レーザー駆動電流の変動を検知する構成
にすれば、簡易なＢＤ信号の検知が可能となる。
【００１８】本実施例では、レーザー駆動電流検知抵抗
２３で得られる電圧の変動分のみをコンデンサ２４を介
して検知しており、図５に示すレーザー駆動電流検知抵
抗２３の電圧波形とコンデンサ２４を通した後の電圧波
形から分かるように、レーザー駆動電流の変動をコンデ
ンサ２４を介すことにより、微分波形としてＢＤ検知回
路２５に入力している。
２３で得られる電圧の変動分のみをコンデンサ２４を介
して検知しており、図５に示すレーザー駆動電流検知抵
抗２３の電圧波形とコンデンサ２４を通した後の電圧波
形から分かるように、レーザー駆動電流の変動をコンデ
ンサ２４を介すことにより、微分波形としてＢＤ検知回
路２５に入力している。
【００１９】ＢＤ検知回路２５ではこの微分波形を比較
器を使用して検知し、この検知信号はＢＤ検知回路２５
内にある波形整形回路により、所定の幅を有するパルス
信号のＢＤ信号としてシーケンス制御に出力される。同
時に、このパルス信号（ＢＤ信号）は、インバータ３
１、ＯＲ回路３２を介してサンプルホールド回路３０に
入力され、パルス信号が出力されている期間、サンプル
ホールド回路３０をホールド動作にしてＡＰＣ動作を中
断している。これによって、ＢＤ信号検知時の戻り光に
よるＡＰＣ動作への悪影響を最小に止めることができ
る。
器を使用して検知し、この検知信号はＢＤ検知回路２５
内にある波形整形回路により、所定の幅を有するパルス
信号のＢＤ信号としてシーケンス制御に出力される。同
時に、このパルス信号（ＢＤ信号）は、インバータ３
１、ＯＲ回路３２を介してサンプルホールド回路３０に
入力され、パルス信号が出力されている期間、サンプル
ホールド回路３０をホールド動作にしてＡＰＣ動作を中
断している。これによって、ＢＤ信号検知時の戻り光に
よるＡＰＣ動作への悪影響を最小に止めることができ
る。
【００２０】パルス信号出力がなくなった時点から、再
びサンプルホールド回路３０をサンプル動作にすること
によりＡＰＣ動作を再開する。その後に、レーザービー
ムが画像記録領域に入る前つまりＢＤ信号検知時からＴ
秒後までＡＰＣ動作を継続し、シーケンス制御でサンプ
ルホールド信号、レーザー強制点灯信号をオフにしてＡ
ＰＣ動作が終了する。また、ＡＰＣ動作開始時であるレ
ーザー強制点灯信号出力時には、強制点灯によってレー
ザー駆動電流波形が変動するので、レーザー強制点灯信
号の立ち上がりエッジから或る一定時間、ＢＤ信号の検
知を禁止するＢＤ−ＥＮＢ信号をワンショットマルチ回
路３４により生成し、ＢＤ検知回路２５に入力してい
る。これにより、ＡＰＣ動作開始時のＢＤ信号誤検知を
回避している。
びサンプルホールド回路３０をサンプル動作にすること
によりＡＰＣ動作を再開する。その後に、レーザービー
ムが画像記録領域に入る前つまりＢＤ信号検知時からＴ
秒後までＡＰＣ動作を継続し、シーケンス制御でサンプ
ルホールド信号、レーザー強制点灯信号をオフにしてＡ
ＰＣ動作が終了する。また、ＡＰＣ動作開始時であるレ
ーザー強制点灯信号出力時には、強制点灯によってレー
ザー駆動電流波形が変動するので、レーザー強制点灯信
号の立ち上がりエッジから或る一定時間、ＢＤ信号の検
知を禁止するＢＤ−ＥＮＢ信号をワンショットマルチ回
路３４により生成し、ＢＤ検知回路２５に入力してい
る。これにより、ＡＰＣ動作開始時のＢＤ信号誤検知を
回避している。
【００２１】本実施例では、戻り光による変動分をレー
ザー駆動電流で検知しているが、これは誤差増幅器２９
の出力で検出しても負帰還ループ内にあるので支障はな
い。また、変動分の検知に関しても、本実施例ではコン
デンサ２４を使用して検知しているが、直接信号の変動
を検知するような構成でもよく、更にレーザービームの
戻り光を得るために反射ミラー１７を使用しているが、
ポリゴンミラーからの反射光を半導体レーザーチップに
戻すような他の光学的構成でもよい。
ザー駆動電流で検知しているが、これは誤差増幅器２９
の出力で検出しても負帰還ループ内にあるので支障はな
い。また、変動分の検知に関しても、本実施例ではコン
デンサ２４を使用して検知しているが、直接信号の変動
を検知するような構成でもよく、更にレーザービームの
戻り光を得るために反射ミラー１７を使用しているが、
ポリゴンミラーからの反射光を半導体レーザーチップに
戻すような他の光学的構成でもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子写
真記録装置は、１ラインのラスタ走査時に半導体レーザ
ー光源の出射ビームをその出射面に戻し、この反射ビー
ムの検出信号を基に半導体レーザー光源の出力タイミン
グを制御することにより、水平同期信号を検知するため
のフォトセンサ等を別個に設ける必要がないので、装置
構成の簡素化及び低コスト化が図れる。
真記録装置は、１ラインのラスタ走査時に半導体レーザ
ー光源の出射ビームをその出射面に戻し、この反射ビー
ムの検出信号を基に半導体レーザー光源の出力タイミン
グを制御することにより、水平同期信号を検知するため
のフォトセンサ等を別個に設ける必要がないので、装置
構成の簡素化及び低コスト化が図れる。
【図１】実施例のスキャナ部の平面図である。
【図２】電気ブロック回路の構成図である。
【図３】タイミングチャート図である。
【図４】タイミングチャート図である。
【図５】従来例のスキャナ部の平面図である。
１０ 半導体レーザードライバ １１ 半導体レーザー光源 １４ ポリゴンミラー １５ 走査レンズ １６ 感光体ドラム １７ 反射ミラー ２１ レーザー駆動電流源 ２２ レーザー駆動回路 ２５ ＢＤ検出回路 ２６ フォトセンサ ２９ 誤差増幅器 ３０ サンプルホールド回路 ３４ ワンショットマルチ回路
Claims (4)
- 【請求項１】 半導体レーザー光源及びフォトダイオー
ドから成る半導体レーザーユニットと、前記フォトダイ
オードの出力により前記半導体レーザー光源の出力光量
を一定にする光量出力制御手段と、レーザービームを画
像情報に応じてオン／オフする操作手段と、前記レーザ
ービームを感光体上でラスタ走査する走査手段と、前記
光量出力制御手段が動作中の１ラインのラスタ走査時
に、出射ビームを反射して前記半導体レーザー光源の出
射面に戻す光学的手段と、該光学的手段による反射ビー
ムの検知信号を基に前記画像情報の出力タイミングを得
る制御手段とを有することを特徴とする電子写真記録装
置。 - 【請求項２】 前記反射ビームの検知は、前記半導体レ
ーザー光源の駆動電流又は該駆動電流に相当する信号を
使用する請求項１に記載の電子写真記録装置。 - 【請求項３】 前記反射ビームを検知した時から所定時
間の間、前記光量出力制御手段は前記反射ビーム検知前
の前記半導体レーザー光源の駆動電流を保持する保持手
段を有する請求項１に記載の電子写真記録装置。 - 【請求項４】 前記光量出力制御手段の動作開始から所
定時間、前記反射ビームの検知を禁止する禁示手段を有
する請求項１に記載の電子写真記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9309792A JPH11133324A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 電子写真記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9309792A JPH11133324A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 電子写真記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11133324A true JPH11133324A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17997302
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9309792A Pending JPH11133324A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 電子写真記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11133324A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008230231A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-10-02 | Ricoh Co Ltd | 光書込装置および画像形成装置 |
| CN104020651A (zh) * | 2013-02-28 | 2014-09-03 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 激光控制装置及图像形成装置 |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP9309792A patent/JPH11133324A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008230231A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-10-02 | Ricoh Co Ltd | 光書込装置および画像形成装置 |
| CN104020651A (zh) * | 2013-02-28 | 2014-09-03 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 激光控制装置及图像形成装置 |
| JP2014167592A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Kyocera Document Solutions Inc | レーザー光制御装置及び画像形成装置 |
| US9207560B2 (en) | 2013-02-28 | 2015-12-08 | Kyocera Document Solutions Inc. | Laser light control device and image forming apparatus |
| CN104020651B (zh) * | 2013-02-28 | 2016-10-05 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 激光控制装置及图像形成装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4906081B2 (ja) | 光ビーム走査装置 | |
| JPH0475702B2 (ja) | ||
| US5497181A (en) | Dynamic control of individual spot exposure in an optical output device | |
| US5461414A (en) | Method and apparatus for controlling a scanning beam of an optical scanning device | |
| US5369272A (en) | Laser beam scanning apparatus having beam intensity control | |
| JP2675827B2 (ja) | レーザ走査装置 | |
| US7450145B2 (en) | Light beam scanner | |
| JPH11133324A (ja) | 電子写真記録装置 | |
| JP4904203B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| US4888647A (en) | Image recording apparatus with improved SOS detection | |
| JPH04331911A (ja) | 光走査装置 | |
| JPS6367074A (ja) | レ−ザ走査装置 | |
| JP3710389B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP3275354B2 (ja) | 光量制御装置 | |
| JP2002090671A (ja) | 光ビーム走査装置 | |
| JP2003191520A (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2001281571A (ja) | 同期信号生成装置及び光学走査装置 | |
| JPH07281112A (ja) | 画像記録装置 | |
| JPH0894948A (ja) | 記録装置 | |
| JP2001341347A (ja) | 画像形成装置及び該装置におけるレーザ駆動制御方法 | |
| JP2004102198A (ja) | 露光手段 | |
| JPH0662204A (ja) | 画像記録装置 | |
| JPH09321377A (ja) | 半導体レーザの出射パワー調整方法および装置 | |
| JPH11105343A (ja) | 画像形成装置及び複写機 | |
| JPH0588098A (ja) | レーザー光走査装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101205 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205 Year of fee payment: 15 |