JP2006259601A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006259601A
JP2006259601A JP2005080321A JP2005080321A JP2006259601A JP 2006259601 A JP2006259601 A JP 2006259601A JP 2005080321 A JP2005080321 A JP 2005080321A JP 2005080321 A JP2005080321 A JP 2005080321A JP 2006259601 A JP2006259601 A JP 2006259601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
scanning direction
main scanning
light amount
correction value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005080321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4650047B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Yoshino
一弘 芳野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005080321A priority Critical patent/JP4650047B2/ja
Publication of JP2006259601A publication Critical patent/JP2006259601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4650047B2 publication Critical patent/JP4650047B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 簡易な構成で、容易に且つ効率よく光量ムラを補正する。
【解決手段】 オーバーフィールドタイプの光学系で且つLD13A及びLD13Bの配列方向が回転多面鏡17の回転軸方向に対して傾斜するように設けられることに起因する、感光体12上で発生する主走査方向の光量分布の不均一を補正するために、感光体12上のレーザビームの走査領域内における主走査方向の位置に応じた、一対のLDの内の一方の光量補正値を求めて、この光量補正値を主走査方向の中心を通る副走査方向の直線に対して線対称となるように反転させた光量補正値を他方のLDの光量補正値として求め、求めた補正値に基づいて、LDから射出されるレーザビームの光量を補正する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、光走査装置にかかり、特に、光ビームを像担持体上へ走査する走査手段を備えた光走査装置及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、光走査装置に備えられたレーザダイオード(以下、LDという)から発光された光ビームにより感光体上を走査することによって画像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置の画像形成プロセスとしては、帯電された感光体上に光ビームを走査露光することによって感光体上に静電潜像を形成し、該静電潜像をトナーにより現像する電子写真方式が一般的に用いられている。
画像形成装置の光走査装置としては、アンダーフィールドタイプ及びオーバーフィールドタイプの2種の光学系が知られている。アンダーフィールドタイプの光学系は、回転多面鏡に入射される光ビームの主走査方向に対応する方向に沿った幅を、回転多面鏡の反射面の回転方向に沿った幅(以下、面幅という)よりも小さくした光学系である。一方、オーバーフィールドタイプの光学系は、回転多面鏡に入射される光ビームの主走査方向に沿った幅を、回転多面鏡の反射面の面幅よりも大きくした光学系である。オーバーフィールドタイプの光学系では、回転多面鏡に入射される光ビームの主走査方向に沿った幅を回転多面鏡の反射面の面幅よりも大きくするために、アンダーフィールドタイプの光学系よりも回転多面鏡の面幅を狭くして、隣接する少なくとも2つの反射面に光ビームが入射されるように構成されている。このため、オーバーフィールドタイプの光学系は、アンダーフィールドタイプの光学系に比べて回転多面鏡を小さくすることができ、且つ走査の高速化を図ることができる。
しかし、オーバーフィールドタイプの光学系では、このような利点がある反面、回転多面鏡の複数の反射面に光ビームが照射されることから、光ビームの総出力効率が低いという問題や感光体上に走査露光される光ビームの光量分布が不均一であり露光ムラが発生するという問題等がある。
これらの問題点の内、光ビームの総出力効率が低いという点については、光源として高出力のLDを採用することによって解消され、光量分布の不均一性の問題が改善されれば、オーバーフィールドタイプの光学系は、回転多面鏡を回転させるモータの負荷を軽減することができるとともに、省電力、低騒音でありながら高速且つ高解像度の光走査装置を構成することができる設計として広範囲に活用可能となる事が期待されている。
LDから出力される光ビームとしてのレーザビームは、LDから離れるに従って回転多面鏡の複数の反射面を照射するように拡がり、ガウス強度分布を示すレーザビームのスポットが回転多面鏡に照射される。ガウス強度分布を示すレーザビームは、主走査方向の両端で照射強度が低くなる形(所謂「フラウン」という)を示しており、回転多面鏡の複数の反射面によってレーザビームプロファイルの異なる領域が切り出され、回転多面鏡の回転によって感光体に照射されるため、感光体に照射される光量分布は不均一となる。
オーバーフィールド設計における光量分布の不均一を解決するための技術として、例えば、特許文献1に対応技術が開示されている。
特許文献1の技術によれば、回転多面鏡に入射される光ビームが略平坦な一様強度となるように、レンズ要素の非球面やレンズ系の設計パラメータを予め修正している。
特開平3―80214号公報
しかしながら、上記従来技術では、光学系を補正することによって光量分布が均一になるように補正しているため、部品構成が複雑となり、光走査装置のコストが高くなると共に光走査装置の信頼性が低下するという問題があった。
また、更に近年多く使用されているLDを複数備えた光源から複数のレーザビームを射出すると共に、この光源の複数のLDの配列方向を、感光体の副走査方向に対応する方向に対して傾斜させることによって感光体上を走査する複数のレーザビームの副走査方向の間隔を変更する事が行われているが、このように複数のLDを備えると共にこれらのLDの配列方向を傾斜させると、回転多面鏡の各反射面に入射される光ビームの配列方向は回転多面鏡の周方向に対して互いにずれた位置に一対の光ビーム各々が入射されて、感光体上には各レーザビームのガウス強度分布の異なる領域が切り出されて感光体上に照射されるので、このような場合には、光学系の補正によって光量分布が均一となるように補正することは困難であった。
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、簡易な構成で、像担持体上に走査露光される光ビームの光量分布を均一となるように制御することが可能な光走査装置及び画像形成装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の光走査装置は、光ビームを射出する一対の光源が所定方向に配列された発光部と、前記光ビームを反射する複数の反射面を周方向に有し、隣接する少なくとも2つの反射面上の前記周方向に互いにずれた位置に前記一対の光ビーム各々が入射されるように配置され、回転されることにより像担持体の主走査方向に該一対の光ビームを走査する走査手段と、前記一対の光源各々から射出された光ビームの何れか一方の前記主走査方向の光量分布を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて該光ビームの主走査方向の光量分布が均一となるように、前記検出手段で検出した光ビームを射出した前記光源から射出される光ビームの光量を前記主走査方向の位置に応じて補正するための第1の補正値を算出する算出手段と、前記第1の補正値に基づいて補正した光量の光ビームが射出されるように該一方の光源から射出される光ビームの光量を制御すると共に、前記第1の補正値を前記像担持体の主走査方向の中心を通る副走査方向の直線に対して線対象になるように変換した第2の補正値に基づいて補正した光量の光ビームが射出されるように該他方の光源から射出される光ビームの光量を制御する制御手段と、を備えている。
本発明の光走査装置の走査手段は、光ビームを反射する複数の反射面を周方向に有し、回転されることによって像担持体の主走査方向に光ビームを走査する。走査手段は、光ビームを射出する一対の光源が所定方向に配列された発光部から射出された一対の光ビーム各々を、走査手段の隣接する少なくとも2つの反射面上の周方向に互いにずれた位置に入射されるように配置されている。すなわち、発光部及び走査手段は、オーバーフィールドタイプの光学系となるように配置されている。また、光ビーム各々が走査手段の隣接する少なくとも2つの反射面上の互いにずれた位置に入射されるように走査手段を配置するために、例えば、発光部の1対の光源は、一対の光源の配列方向を、走査手段の各反射面上の回転軸方向に対して傾くように配置されている。
発光部の一対の光源各々から射出された光ビーム各々は、光源から離れるに従って走査手段の隣接する少なくとも2つの反射面を照射するように拡がり、ガウス強度分布を示す一対の光ビーム各々が、走査手段の隣接する少なくとも2つの反射面の周方向に互いにずれた位置に入射される。走査手段に入射された一対の光ビーム各々は、走査手段の反射面によって各光ビームのガウス強度分布の異なる領域が切り出されて像担持体上に照射される。このため、像担持体上には、像担持体の光ビームによる主走査方向の走査領域の中心を通る副走査方向の直線に対して線対称となるような光量分布が得られる。
検出手段によって、一対の光源各々から射出された光ビームの何れか一方の、像担持体上の主走査方向の光量分布が検出されると、算出手段は、検出手段の検出結果に基づいて光ビームの主走査方向の光量分布が均一となるように、検出手段で検出した光ビームを射出した光源から射出される光ビームの光量を、像担持体上の主走査方向の位置に応じて補正するための第1の補正値を算出する。
制御手段は、第1の補正値に基づいて補正した光量の光ビームが射出されるように、この一方の光源から射出される光ビームの光量を制御すると共に、第1の補正値を像担持体の主走査方向の中心を通る副走査方向の直線に対して線対称になるように変換した第2の補正値に基づいて補正した光量の光ビームが射出されるように、他方の光源から射出される光ビームの光量を制御する。
このように、本発明の光走査装置によれば、一対の光源を所定方向に配列させた発光部を備え、隣接する少なくとも2つの反射面上の周方向に互いにずれた位置に一対の光ビーム各々が入射されるように走査手段を配置させることに起因する、感光体上の光ビームの光量分布の不均一を補正するために、一対の光源内の一方の光源から射出された光ビームの主走査方向の光量分布が均一となるように、この一方の光源から射出される光ビームの光量を像担持体上の主走査方向の位置に応じて補正するための第1の補正値を算出して第1の補正値に基づいてこの一方の光源から射出される光ビームの光量を制御し、第1の補正値を像担持体の主走査方向の中心を通る副走査方向の直線に対して線対象になるように変換した第2の補正値に基づいて補正した光量の光ビームが射出されるように他方の光源から射出される光ビームの光量を制御する。
このため、一方の光源の光量分布の検出結果に基づいて算出した第1の補正値から、容易に他方の光源から射出される光ビームの光量を主走査方向の位置に応じて補正するための補正値を求めることができるので、簡易な構成で容易に一対の光源各々から射出されて像担持体上に走査露光される一対の光ビーム各々の光量分布を均一となるように制御することができる。
なお、前記第2の補正値を前記算出手段によって算出することによって、簡易な構成で容易に一対の光源各々から射出されて像担持体上に走査露光される一対の光ビーム各々の光量分布を均一となるように制御することができる。
また、前記検出手段は、前記走査手段による光ビームの走査によって前記像担持体に形成された予め定められた均一な濃度のパターン画像に応じた静電潜像を現像手段によって現像した現像画像の主走査方向の濃度分布を、前記光量分布として検出するようにすれば、像担持体の感度特性を含んだ濃度分布を光量分布として検出することができる。
また、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光走査装置を画像形成装置に備えることによって、簡易な構成で容易に一対の光源各々から射出されて像担持体上に走査露光される一対の光ビーム各々の光量分布を均一となるように制御可能な画像形成装置を提供することができる。
以上説明したように本発明によれば、一対の光源内の一方の光源から射出された光ビームの主走査方向の光量分布が均一となるように、この一方の光源から射出される光ビームの光量を像担持体上の主走査方向の位置に応じて補正するための第1の補正値を算出して第1の補正値に基づいてこの一方の光源から射出される光ビームの光量を制御し、第1の補正値を像担持体の主走査方向の中心を通る副走査方向の直線に対して線対象になるように変換した第2の補正値に基づいて補正した光量の光ビームが射出されるように他方の光源から射出される光ビームの光量を制御するので、簡易な構成で容易に一対の光源各々から射出されて像担持体上に走査露光される光ビーム各々の光量分布を均一となるように制御することができる、という効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
本発明の画像形成装置10のケーシング32内には、記録媒体18へ画像を形成するための画像処理部68、画像処理部68を制御すると共に画像形成装置10本体を制御するための制御部67、及び用紙を装填するための用紙トレイ36が設けられている。
用紙トレイ36の用紙排出部近傍には、用紙トレイ36に装填されている記録媒体18を上層から順に1枚ずつ送り出すための半月ローラ38Aが設けられている。
画像形成装置10の側面には、記録媒体18を手差しで挿入するための手差しトレイ42が設けられている。手差しトレイ42の用紙排出部近傍には、手差しトレイ42に装填されている記録媒体18を上層から順に1枚ずつ送り出すための半月ローラ38Bが配設されている。また、画像形成装置10の手差しトレイ42が配設されている側面に対向する画像形成装置10の側面には、画像が形成された記録媒体18が排出される排出トレイ66が設けられている。
画像処理部68は、図1に示される矢印A方向に定速回転される円筒状の感光体12、画像データに応じたレーザビームを(図1の矢印B参照)感光体12に向けて照射して主走査方向に走査するための光走査装置26(詳細後述)、及び記録媒体18に画像データに応じた画像を定着させる定着器24を含んで構成されている。
感光体12の周面近傍には、感光体12を一様に帯電させるための帯電器14が配設されている。帯電器14により一様に帯電された感光体12が、図1に示される矢印A方向に回転されるとともに、光走査装置26からレーザビームが照射されて主走査方向に走査されると共に感光体12の副走査方向(矢印A方向)への回転によって、主走査方向及び副走査方向に走査露光されて、感光体12上に画像データに応じた静電潜像が形成される。
光走査装置26によるレーザビームの照射位置よりも感光体12の回転方向下流側には、感光体12にトナーを供給するための現像器16が配設されている。現像器16から供給されたトナーが、感光体12上の静電潜像に付着されることによって、感光体12上には静電潜像に応じたトナー像が形成される。現像器16の配設位置よりも感光体12の回転方向下流側には、感光体12上に形成されたトナー像の主走査方向の濃度分布を検出するための検出部37が設けられている。
検出部37の配設位置よりも感光体12の回転方向下流側には、感光体12に形成されたトナー像を記録媒体18に転写するための転写用帯電体20が配設されている。転写用帯電体20の配設位置よりも感光体12の回転方向下流側には、トナー像の記録媒体18への転写後に感光体12の表面に残留しているトナーを除去するためのクリーナー22が配設されている。
なお、本実施の形態では、検出部37は、現像器16の配設位置よりも感光体12の回転方向下流側に設けられ、感光体12上に形成されたトナー像の主走査方向の濃度分布を検出する場合を説明するが、検出部37を現像器16の配設位置よりも感光体12の回転方向上流側で且つ光走査装置26によるレーザビームの照射位置よりも感光体12の回転方向下流側に設けるようにし、感光体12上の主走査方向のレーザビームの光量分布を測定するようにしても良い。また、検出部37を、感光体12上に形成されたトナー像が記録媒体18に転写された後の記録媒体18のトナー像を検出可能な位置に設けて、記録媒体上に記録されたトナー像の主走査方向の濃度分布を検出するようにしてもよい。
用紙トレイ36から送り出された記録媒体18は、複数の搬送ローラ対40によって、感光体12と転写用帯電体20との間へ搬送されて、感光体12と転写用帯電体20とによって挟持搬送されることによって、記録媒体18へトナー像が転写される。トナー像が転写された記録媒体18は、図1に示される矢印C方向に搬送され、加圧ローラ62及び加熱ローラ64を含んで構成されいる定着器24によって加熱及び加圧されることによってトナーの定着処理が施され、記録媒体18上に所定の画像が形成された後に、排出トレイ66へ排出される。
図2に示すように、光走査装置26には、レーザビームを射出するためのレーザ発光部13、レーザ発光部13から射出されたレーザビームを拡散光から平行光に変換するためのコリメータレンズ15、略中央部に開口が設けられた板状部材により構成された開口板17、後述するFθレンズとの組み合わせにより入射されたレーザビームを走査方向に拡大する凹レンズ19、及び拡大されたレーザビームを所定方向に反射させるための折り曲げミラー23が順に配置されている。更に、折り曲げミラー23によるレーザビームの反射方向には、シリンドリカルレンズ21、所定方向に回転されることによって感光体12を主走査方向へ走査露光する走査手段としての回転多面鏡27、レーザビームの主走査方向への走査速度を等速度にするためのfθレンズ25、及びレーザビームを感光体12方向に反射させる反射ミラー31を含んで構成されている。また、光走査装置26は、回転多面鏡27による、感光体12の主走査方向の走査基準位置(タイミング)を検出するためのSOS検出センサ41、及びSOSピックアップミラー39を含んで構成されている。
レーザ発光部13から射出されたレーザビームはコリメータレンズ15により平行ビームに変換された後、開口板17を通過する。開口板17を通過したレーザビームは、凹レンズ19によって主走査方向に拡大された後、拡大されたレーザビームがシリンドリカルレンズ21を介して、回転多面鏡27に入射される。回転多面鏡27は、入射されるレーザビームを反射するための複数の反射面29を周方向に備えており、レーザ発光部13から射出されたレーザビームは、コリメータレンズ15、開口板17、凹レンズ19、折り曲げミラー23、及びシリンドリカルレンズ21を介して、回転多面鏡27の隣接する少なくとも2つの反射面29に入射される。
図3に示すように、本発明の光走査装置26では、回転多面鏡27に入射されるレーザビームの幅Mが、回転多面鏡27における各反射面29各々の周方向の幅Sより大きい所謂オーバーフィールド光学系の光走査装置となっている。回転多面鏡27の隣接する複数の反射面29に入射されたレーザビームは、回転多面鏡27によって反射偏向され、回転多面鏡27の回転によって、Fθレンズ25を介して感光体12を主走査方向に走査露光する。なおFθレンズ25は、上述した役割の他に、回転多面鏡27の等角速度運動を感光体12上におけるビームスポット35の等線速度運動に変換する役割も担っている。
回転多面鏡27によって反射されて感光体12の最端方向に進行するレーザビームは、SOSピックアップミラー39により反射された後にSOS検出センサ41へ入射される。回転多面鏡27の回転によって感光体12が主走査方向に走査される度に、感光体12の主走査方向最端方向へ進行するレーザビームがSOS検出センサ41へ入射されるので、SOS検出センサ41は、光走査装置26による感光体12の主走査方向への走査毎の走査開始タイミングを検知することができるようになっている。
レーザ発光部13は、図4に示すように、各々レーザビームを射出するための一対のレーザダイオード(以下、LDという)13A及びLD13Bを含んで構成されている。図5に示すように、一対のLD13A及びLD13Bは、各LD13A及びLD13Bによるレーザビームの感光体12上に照射されたときの配列方向は感光体12の副走査方向に対して傾斜されるように、すなわち回転多面鏡27の反射面29上における回転多面鏡27の回転軸方向に対して周方向に互いにずれた位置に各LD13A及びLD13Bのレーザビームが照射されるように、配列方向を回転多面鏡17の回転軸方向に対して傾斜するように設けられている。この傾きは、感光体12上に照射された一対のレーザダビームの間隔に対応し、傾きが大きくなるほど感光体12上に照射される一対のレーザビームの間隔が狭くなるように、各光走査装置に含まれる各機能が配置されている。なお、レーザ発光部13は、各LD13AとLD13Bとの間の中心を通る光軸方向の直線を中心軸として回転されることによって、LD13AとLD13Bとの配列方向が変更される。
レーザ発光部13のLD13A及びLD13B各々から出力されるレーザビームは、レーザ発光部13から離れるに従って、コリメータレンズ15、開口板17、凹レンズ19、折り曲げミラー23、及びシリンドリカルレンズ21を介して、回転多面鏡27の隣接する少なくとも2つの反射面29に入射されるように拡がり、ガウス強度分布を示すレーザビームのスポットが回転多面鏡27へ入射される。ガウス強度分布を示すレーザビームの光量分布は、図6(A)に示されるように、走査方向の両端で照射強度が低く(所謂「フラウン」という)なる。本発明の光走査装置26では、一対のLD13A及びLD13Bの配列方向を回転多面鏡17の回転軸方向に対して傾斜されるように設けたレーザ発光部13のLD13A及びLD13B各々からレーザビームを射出するので、回転多面鏡27に入射される一対のレーザビーム各々の、走査方向の光量分布は、図6(A)の線図80A及び線図80B各々によって示されるように、各々ガウス強度分布を示す山状の2つの線図によって表される。なお、これら山状の線図の間隔は、回転多面鏡17の回転軸方向に対する傾きに応じた間隔となる。
このような、ガウス強度分布を示すレーザビームが、回転多面鏡27の隣接する少なくとも2つの反射面29の周方向にずれた位置に入射されると、回転多面鏡27に入射された一対のレーザビーム各々は、回転多面鏡27の回転によって複数の反射面29によりガウス強度分布を示すレーザビームプロファイルの各々異なる領域が切り出されて、感光体12へ入射される。このようにして感光体12は主走査方向へ走査露光される。
このため、感光体12上における各レーザビームの主走査方向の光量分布は、図6(A)に示されるガウス強度分布の一部領域が切り取られたような、図6(B)に示されるような光量分布となる。詳細には、図6(B)に示されるように、LD13Aに対応する感光体12上の主走査方向の光量分布は線図82Aによって示され、LD13Bに対応する感光体12上の主走査方向の光量分布は線図82Bによって示される。図6(B)に示すように、一対のLD13A及びLD13B各々から出射されたレーザビームの感光体12上の主走査方向の光量分布を示す線図は、感光体12上のレーザビームによって走査される走査領域内における、主走査方向の中心を通る副走査方向の直線80に対して線対称となるような線図82A及び線図82Bとなる。
図7には、画像形成装置10の電気的構成を示す概略構成図を示した。
図7に示すように画像形成装置10は、画像処理部68、各種データ及び感光体12の主走査方向に長い線状で且つ均一な濃度のハーフトーンのテストパターンを示すパターンデータを記憶するための記憶部72、ユーザの操作指示によって各種情報を入力される入力部74、制御部67、及び光走査装置26を含んで構成されている。光走査装置26は、レーザ発光部13を制御するためのLD制御回路70、検出部37、SOS検出センサ41、回転多面鏡27を回転駆動させるための駆動部27Aを含んで構成されている。レーザ発光部13は、LD13A、LD13B、及びLD13AとLD13B各々から射出されるレーザビームの光量を検出するためのフォトダイオード(以下、PDという)13Cを含んで構成されている。レーザ発光部13は、LD制御回路70に信号授受可能に接続されており、LD13A及びLD13B各々はLD制御回路70から入力された信号に応じて点灯されるとともに、入力された信号に応じた光量のレーザビームを出力するように制御される。PD13Cは、LD13A及びLD13B各々から出力されたレーザビームの光量を検出して検出結果をLD制御回路70へ出力する。LD制御回路70は、PD13Cからの検出結果に基づいて、所望の光量のレーザビームがLD13A及びLD13B各々から射出されるようにLD13A及びLD13B各々を制御可能に構成されている。
LD制御回路70、検出部37、SOS検出センサ41、駆動部27A、画像処理部68、記憶部72、及び入力部74は、データや信号を授受可能に制御部67に接続されている。なお、図示は省略するが、光走査装置26は、レーザ発光部13を、このレーザ発光部13の各LD13AとLD13Bとの間の中心を通る光軸方向の直線を中心軸として回転させることによってLD13AとLD13Bとの配列方向を変更するための駆動回路を含んで構成されている。この図示を省略する駆動回路は、LS制御回路70に信号授受可能に接続されており、LD制御回路70の制御によって、画像データの解像度等に応じてLD13A及びLD13Bの配列方向の傾きを変更可能に設けられている。
なお、本実施の形態では、LD13AとLD13Bとの配列方向が、感光体12上に照射されたときの各LD13A及びLD13B各々に対応するレーザビームのスポットの間隔が最大のときのLD13AとLD13Bとの配列方向を基準方向とすると、この基準方向に対して予め所定角度傾いた状態となるように設定されているものとして説明する。
また、この基準方向は、上述の回転多面鏡27の回転軸方向、及び反射面29上の周方向に直角の方向と一致するものとして説明する。
LD制御回路70は、詳細には、制御部67からレーザビームの発光許可を示す発光許可信号としての/ENB信号が入力され、この/ENB信号が”L”レベルのときには、LD13A及びLD13B各々を点灯させるようにLD13A及びLD13B各々を制御する。一方、この/ENB信号が”H”レベルのときには、LD13A及びLD13B各々を消灯させるようにLD13A及びLD13B各々を制御する。
また、LD制御回路70には、制御部67からLD13A及びLD13B各々から出力されるレーザビームの光量を設定するための光量設定値入力信号が入力される。光量設定値入力信号として、LD13Aに対応するVref1信号、及びLD13Bに対応するVref2信号各々が制御部67から入力され、これらのVref1信号及びVref2信号によって示されるアナログ電圧値に基づいて、LD制御回路70は、LD13A及びLD13B各々から出力されるレーザビームの光量を変更するように制御することができる。
さらに、LD制御回路70は、制御部67から、LD13A及びLD13B各々の光量制御信号としてのS/H―1信号及びS/H―2信号各々が入力され、これらの信号各々が”L”レベルのときに、対応するLD13AまたはLD13Bから出力されるレーザビームの光量調整を実行し、”H”レベルのときに、対応するLD13AまたはLD13Bから出力されているレーザビームの光量を保持するように制御する。
更に、LD制御回路70は、制御部67から、LD13A及びLD13B各々に対応する画像入力信号としてのDATA1信号及びDATA2信号が、図示を省略したDATA1端子及びDATA2端子を介して入力され、これらの入力信号が”L”レベルのときにはレーザビームを点灯し、”H”レベルのときにレーザビームを消灯させるように制御する。
すなわち、LD制御回路70は、制御部67から入力される各種信号に基づいて、設定された光量または調整した光量のレーザビームをLD13A及びLD13B各々から出力するように制御することによって、画像データに応じた画像を形成するように、LD13A及びLD13B各々を制御可能に構成されている。
次に、本発明の画像形成装置10で実行される光量制御について説明する。
画像形成装置10の図示を省略した電源スイッチがユーザによって操作されて画像形成装置10に電力が供給されると、ステップ100へ進み、記憶部72に予め記憶されているパターンデータを読取り、読取ったパターンデータの画像、すなわちテストパターンを形成するためのテストパターン印字指示をLD制御回路70へ出力する。このテストパターンは、感光体12の主走査方向に長い線状で且つ同一の濃度ハーフトーンの画像であるため、LD13A及びLD13Bによる感光体12上の主走査方向の光量分布にムラが無い状態では、感光体12には、主走査方向に均一な濃度のハーフトーンのテストパターンが記録される。
なお、本実施の形態では、LD13Aのみを点灯させてパターンデータに応じて感光体12へ走査露光を行った後に、LD13Bのみを点灯させてパターンデータに応じて感光体12へ走査露光を行うようにLD制御回路70を制御する。
ステップ100の処理によって、感光体12上には、LD13Aからパターンデータに応じてLD13Aが点灯されてレーザビームが射出され、回転多面鏡27の回転によって感光体12が主走査方向に走査露光されることにより、感光体12上にテストパターンに応じたLD13Aによる静電潜像が形成された後に、LD13Bからパターンデータに応じてLD13Bが点灯されてレーザビームが射出され、回転多面鏡27の回転によって感光体12が主走査方向に走査露光されることにより、感光体12上にテストパターンに応じたLD13Bによる静電潜像が形成される。
感光体12上に形成されたLD13Aによるテストパターンの静電潜像及びLD13Bによるテストパターンの静電潜像各々は、現像器16によって現像され、各々の静電潜像に応じたトナー像が感光体12上に形成される。
ステップ100の処理によって、図9(A)に示すように、感光体12上には、LD13Aに対応するトナー像76A、及びLD13Bに対応するトナー像76B各々が形成される。
次のステップ102では、上記ステップ100の処理によって感光体12上に形成されたLD13A及びLD13B各々に対応するトナー画像の、検出部37による主走査方向の濃度分布の検出結果を読取る。ステップ102の処理によって、LD13A及びLD13B各々に対応する、感光体12上の主走査方向の光量分布の検出結果が得られる。詳細には、感光体12上のレーザビームによって走査される走査領域内における、主走査方向における、LD13A及びLD13B各々によるレーザビームの光量分布検出結果が読取られる。
例えば、ステップ102の処理によって、図10(A)に示すような、感光体12上のレーザビームによって走査される走査領域内における、主走査方向の中心を通る副走査方向の直線80に対して線対称となるような光量分布を示す線図78A及び線図78B各々が得られる。
次のステップ104では、上記ステップ102で読取った光量分布検出結果に基づいて、主走査方向の光量分布が均一であるか否かを、テストパターン各々の主走査方向に濃度ムラがあるか否かを判別することによって判断する。ステップ104の判断は、検出部37によって検出されたテストパターンの検出結果に基づいて、主走査方向の濃度が均一であるか否かを判別することによって判断可能である。
上記ステップ104で否定されて主走査方向の濃度が均一である場合には、本ルーチンを終了し、肯定されるとステップ106へ進む。
ステップ106では、上記ステップ102で検出部37によって読取られたLD13A及びLD13B各々に対応する、感光体12上の主走査方向の光量分布の検出結果の内の何れか一方のLDとして、LD13Aに対応する感光体12上の主走査方向の光量分布の検出結果に基づいて、主走査方向の濃度が均一となるように、LD13Aの光量補正値を算出する。
具体的には、LD13Aから出射されたレーザビームによって感光体12上に図9(A)に示す主走査方向に不均一な濃度分布を示すトナー像76Aが形成され、検出部37によって、図10(A)に示すような、感光体12上のレーザビームによって走査される走査領域内における、主走査方向の中心を通る副走査方向の直線80に対して線対称となるような光量分布を示す線図78Aが得られたとする。この不均一な光量分布を示す線図78Aが、主走査方向に均一な光量分布を示す線図となるように、LD13Aから射出されるレーザビームの光量を補正することによって、結果的に、図9(B)に示す主走査方向に均一な濃度分布を示すトナー像77Aが形成されるように、感光体12の主走査方向の位置に応じて補正するためのLD13A用の光量補正値を算出する。光量補正値は、具体的には、不均一な光量分布を示す線図78A(図10(A)参照)が、主走査方向に均一な光量分布を示す線図となるように、図10(B)に示す線図79Aによって示されるような、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じた補正値が算出される。図10(A)及び図10(B)に示すように、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13Aの光量補正値を示す線図79Aは、LD13Aの光量分布を示す線図78Aを上下方向(光量を示す方向)に反転させたような形状となる。
次にステップ108では、上記ステップ106で算出した、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じた、LD13Aの光量補正値を記憶部72に記憶する。
次のステップ110では、上記ステップ108で記憶部72に記憶したLD13Aの光量補正値を記憶部72から読取り、次のステップ112において、読取った感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13A用の光量補正値を、感光体12上のレーザビームによって走査される走査領域内における、主走査方向の中心を通る副走査方向の直線80に対して線対称となるように反転させた補正値を、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13B用の光量補正値として算出する。
具体的には、図10(B)に示すように、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13Aの光量補正値を示す線図79Aを、感光体12上のレーザビームによって走査される走査領域内における、主走査方向の中心を通る副走査方向の直線80に対して線対称となるように反転させた線図79Bが、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13Bの光量補正値として算出される。
次のステップ114では、上記ステップ112で算出した、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13B用の光量補正値を記憶部72に記憶した後に、上記ステップ100へ戻る。
画像形成装置10では、図示を省略した通信部を介して外部から画像を形成するための画像データが入力されると、記憶部72に記憶されている、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13A用及びLD13B用各々の光量補正値を読取り、読取った光量補正値に基づいて、対応するLD13A及びLD13B各々から射出されるレーザビームの光量を補正して画像データに基づく画像を形成するように、光走査装置26を制御する。
例えば、図11のタイミングチャートに示されるように、制御部67は、予め定めた感光体12上の非画像形成領域でのみ光量制御を実施するように、SOS検出センサ41から入力された感光体12の主走査方向の走査基準位置の検出を示す”L”レベルのSOS信号に同期させて、LD13A及びLD13B各々の光量制御信号としてのS/H―1信号及びS/H―2信号として、レーザビームの光量調整実行を示す”L”レベルの信号をLD制御回路70へ出力する。次に、制御部67は、記憶部72に記憶されている、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13A用及びLD13B用各々の光量補正値を読取り、読取った光量補正値に基づいて、対応するLD13A及びLD13B各々から射出されるレーザビームの光量を補正して画像データに基づく画像を形成するように、LD13Aに対応するVref1信号、及びLD13Bに対応するVref2信号の電圧値を調整してLD制御回路70へ出力する。詳細には、非画像形成領域で光量調整した時の値を100%として、Vref1信号、及びVref2信号の電圧値を50%から200%の範囲で可変させることで、光量補正値に基づいて、感光体12の走査領域内における主走査方向の位置に応じたLD13A用及びLD13B用各々の光量補正値に基づいて、LD13A及びLD31B各々から出力されるレーザビームの光量を調整する。
なお、この補正後のレーザビームの光量は、最大値がLD13A及びLD13B各々の最大定格を超えない範囲となるように、予めVref1信号、及びVref2信号の電圧値の可変範囲が定められているものとする。
このように、レーザビームを射出するための一対のLD13A及びLD13Bを備えたレーザ発光部13を、回転多面鏡27の反射面29上における回転多面鏡27の回転軸方向に対して周方向に互いにずれた位置に各LD13A及びLD13Bのレーザビームが照射されるように、LD13A及びLD31Bの配列方向を回転多面鏡17の回転軸方向に対して傾斜するように設けた、オーバーフィールドタイプの光学系を用いた光走査装置26において発生する、感光体12上のレーザビームの走査領域内の主走査方向の光量ムラを均一となるように、簡易な構成で容易に調整することができる。
以上説明したように、本発明の画像形成装置10及び光走査装置26によれば、オーバーフィールドタイプの光学系で且つLD13A及びLD13Bの配列方向が回転多面鏡17の回転軸方向に対して傾斜するように設けられることに起因する、感光体12上で発生する主走査方向の光量分布の不均一を補正するために、感光体12上の走査領域内における主走査方向の位置に応じた、一対のLDの内の一方の光量補正値を求めて、この光量補正値を主走査方向の中心を通る副走査方向の直線に対して線対称となるように反転させた光量補正値を他方のLDの光量補正値として求めるので、簡易な構成で、容易に且つ効率よく、光量ムラを補正することができる。
なお、本実施の形態では、ステップ106において、LD13A用の光量補正値を算出し、算出した光量補正値に基づいて、ステップ112においてLD13B用の光量補正値を算出する場合を説明したが、逆に、ステップ106において、LD13B用の光量補正値を算出し、算出した光量補正値に基づいて、ステップ112においてLD13A用の光量補正値を算出するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、上記ステップ100からステップ104の処理において、LD13A及びLD13B各々を別々に点灯させて、各LD13A及びLD13B各々から出射されたレーザビームに基づいて感光体12上に形成された2種のテストパターンのトナー像の検出部37による検出結果に基づいて、主走査方向の濃度が均一であるか否かを判別したが、LD13A及びLD13Bの何れか一方のみを点灯させて、点灯させたLDから出射されたレーザビームに基づいて感光体12上に形成されたテストパターンに応じたトナー像の検出部37による検出結果に基づいて、主走査方向の濃度が均一であるか否かを判別するようにしてもよい。この場合、ステップ106の処理では、点灯させたLDに対応する光量補正値として、光量補正値を算出するようにすればよい。このようにすれば、さらに効率よく光量補正を行うことができる。
なお、本実施の形態では、レーザ発光部13は、各LD13AとLD13Bの2つのLDを備える場合を説明したが、レーザ発光部に設けられるLDの数は、2の倍数であればよく、2個に限られるものではない。但し、レーザ発光部13に設けられる複数のLDは所定方向に配列され、配列された複数のLDの中心点を通る光軸方向の直線を中心軸として回転されることによって、この中心軸を中心に一方に配列されたLD群を一方のLDとして処理し、他方に配列されたLD群を他方のLDとして処理するようにすればよい。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の1例を示す概略構成図である。 光走査装置の概略を示す斜視図である。 光走査装置の概略を示す平面図である。 本実施の形態の2つのLDを備えた光源を示す概略構成図である。 光源の正面図である。 (A)は、光走査装置の光源の2つのLD各々から射出されるレーザビームの光量分布を示す線図であり、(B)は、2つのLD各々から射出され感光体上に走査されたレーザビーム各々の、感光体上のレーザビームの走査領域における主走査方向の中心からの距離と各レーザビーム各々の光量とによって示される光量分布を示す線図である。 本発明の画像形成装置の電気的構成を表すブロック図である。 本発明の画像形成装置の光量補正時に実行される処理を表すフローチャートである。 感光体上に形成されたテストパターンに応じたトナー像を示す模式図であり、(A)は、光量補正前にテストパターンに応じてLD13A及びLD13B各々によって形成されたトナー像を示す模式図であり、(B)は、光量補正後にテストパターンに応じてLD13A及びLD13B各々によって形成されたトナー像を示す模式図である。 (A)は、光走査装置の光源の2つのLD各々から射出され感光体上に走査されたレーザビーム各々の、感光体上のレーザビームの走査領域における主走査方向の中心からの距離と各レーザビーム各々の光量とによって示される光量分布を示す線図である。(B)は、LD13A及びLD13B各々の感光体12上の走査領域の主走査方向の位置に応じた光量補正値を表す線図である。 光量補正の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
13 レーザ発光部
26 光走査装置
27 回転多面鏡
37 検出部
67 制御部
68 画像処理部

Claims (4)

  1. 光ビームを射出する一対の光源が所定方向に配列された発光部と、
    前記光ビームを反射する複数の反射面を周方向に有し、隣接する少なくとも2つの反射面上の前記周方向に互いにずれた位置に前記一対の光ビーム各々が入射されるように配置され、回転されることにより像担持体の主走査方向に該一対の光ビームを走査する走査手段と、
    前記一対の光源各々から射出された光ビームの何れか一方の前記主走査方向の光量分布を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて該光ビームの主走査方向の光量分布が均一となるように、前記検出手段で検出した光ビームを射出した前記光源から射出される光ビームの光量を前記主走査方向の位置に応じて補正するための第1の補正値を算出する算出手段と、
    前記第1の補正値に基づいて補正した光量の光ビームが射出されるように該一方の光源から射出される光ビームの光量を制御すると共に、前記第1の補正値を前記像担持体の主走査方向の中心を通る副走査方向の直線に対して線対象になるように変換した第2の補正値に基づいて補正した光量の光ビームが射出されるように該他方の光源から射出される光ビームの光量を制御する制御手段と、
    を備えた光走査装置。
  2. 前記第2の補正値を前記算出手段によって算出する請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記検出手段は、前記走査手段による光ビームの走査によって前記像担持体に形成された予め定められた均一な濃度のパターン画像に応じた静電潜像を現像手段によって現像した現像画像の主走査方向の濃度分布を、前記光量分布として検出する請求項1または請求項2に記載の光走査装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の光走査装置を備えた画像形成装置。
JP2005080321A 2005-03-18 2005-03-18 光走査装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4650047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005080321A JP4650047B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 光走査装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005080321A JP4650047B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 光走査装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006259601A true JP2006259601A (ja) 2006-09-28
JP4650047B2 JP4650047B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=37098906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005080321A Expired - Fee Related JP4650047B2 (ja) 2005-03-18 2005-03-18 光走査装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4650047B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010191292A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JP2010208024A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2011148229A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09159962A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Hitachi Koki Co Ltd 光走査装置
JP2000292721A (ja) * 1999-04-07 2000-10-20 Canon Inc 光走査装置及びマルチビーム光走査装置
JP2005070069A (ja) * 2003-08-21 2005-03-17 Canon Inc 画像形成装置
JP2006018237A (ja) * 2004-06-02 2006-01-19 Canon Inc マルチビーム光走査装置及びそれを用いた画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09159962A (ja) * 1995-12-08 1997-06-20 Hitachi Koki Co Ltd 光走査装置
JP2000292721A (ja) * 1999-04-07 2000-10-20 Canon Inc 光走査装置及びマルチビーム光走査装置
JP2005070069A (ja) * 2003-08-21 2005-03-17 Canon Inc 画像形成装置
JP2006018237A (ja) * 2004-06-02 2006-01-19 Canon Inc マルチビーム光走査装置及びそれを用いた画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010191292A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 光走査装置および画像形成装置
JP2010208024A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Canon Inc 画像形成装置
JP2011148229A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4650047B2 (ja) 2011-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5786457B2 (ja) 画像形成装置
US20090190943A1 (en) Method and apparatus for forming image
US20200103806A1 (en) Image forming apparatus
WO2017094049A1 (ja) 画像形成装置
US6700595B2 (en) Image forming apparatus with accurate image formation
US7057634B2 (en) Multi-beam scanning device and image forming apparatus using the scanning device
JP6031228B2 (ja) 光ビーム検出回路、光ビーム走査ユニット及び画像形成装置
JP4650047B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5930750B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2007144821A (ja) 画像形成装置
JP4929894B2 (ja) 画像形成装置
JP5332207B2 (ja) 光書込装置および画像形成装置
JP2008224943A (ja) 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2008009107A (ja) 画像形成装置
JP2017102224A (ja) 画像形成装置
US8421835B2 (en) Exposure device capable of stabilizing density of image formed by multiple exposure and image forming apparatus equipped with the exposure device
JP2020006540A (ja) 画像形成装置
JP4165314B2 (ja) 画像形成装置
JP2004009328A (ja) 画像形成装置
JP7103039B2 (ja) 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2011088277A (ja) 画像形成装置
JP4419406B2 (ja) 光走査装置
JP4893009B2 (ja) 画像形成装置、感光体、及び、位置ずれ検出方法
JP2021186974A (ja) 画像形成装置
JP2005022259A (ja) 焦点調整装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4650047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees