JP4165314B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の光源を用いて像担持体上に光書き込みを行う画像形成装置であって、特には、各光源の光量をAPC制御によって調節するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、レーザプリンタなどの画像形成装置において、感光ドラムへの光書き込みは、半導体レーザ(光源)とフォトダイオード(検出器)とを一体化したレーザチップを用いて行われている。具体的には、この光書き込みは、画像信号によって変調されたレーザ光をポリゴンミラーで直線的に感光ドラム上に走査することによって行われている。また、半導体レーザの光量は、フォトダイオードでレーザ光の一部を検出し、検出信号をフィードバックすることによって一定に制御されている。このような制御は、APC(Automatic Power Control)制御と呼ばれている。APC制御は、画像の信頼性を向上させるために、通常、一主走査ごとに行われる(以下、この制御をラインAPC制御と呼ぶ。)。
【0003】
ところで、近年においては、レーザプリンタの高速化、高精細化が進むにつれて半導体レーザを複数持つマルチレーザビームプリンタが提案されている(例えば、特許文献1)。マルチレーザ方式は、一度の走査で複数行の画像を形成できるので、ポリゴンミラーの回転数を高速にすることなく、通常の複数倍の速度でプリント出力することができるという利点を有している。
【0004】
特許文献1のレーザプリンタは、各半導体レーザに対してラインAPC制御を行うために、それぞれの半導体レーザに対応した数のサンプルホールドコンデンサを備えている。サンプルホールドコンデンサ(最大値記憶手段)は、サンプル状態の時に半導体レーザの光量調節を行い、ホールド状態の時に調節された光量の保持を行うものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−101947号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のマルチレーザ方式においては、サンプルホールドコンデンサの状態をサンプル状態、あるいはホールド状態に切り換えるために、各サンプルホールドコンデンサにスイッチ回路(切換手段)を設ける必要があった。すなわち、スイッチ回路は半導体レーザの数だけ設けられており、このスイッチ回路を半導体レーザに対応した数だけ設けることは、コスト高となっていた。
【0007】
本発明は、マルチレーザ方式において、切換手段の数を各光源の数に対して少なくすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【発明を解決するための手段、及び発明の効果】
上記目的を解決するために、請求項1の発明に係る画像形成装置は、第1及び第2の光源と、前記各光源から出力された光を検出する検出手段と、前記検出手段の出力信号に応じて前記各光源より出力される光の出力強度を制御する第1及び第2の光源制御手段とを備え、前記第1及び前記第2の光源から出力される光によって像担持体上を走査して画像を形成する画像形成装置であって、前記第1の光源制御手段は、前記検出手段の出力信号の最大値を記憶する第1の最大値記憶手段と、前記最大値を更新するためのサンプル状態と前記最大値を保持するためのホールド状態とのいずれかに、前記第1の最大値記憶手段を切り換える切換手段と、予め決められた第1の基準値を設定する第1の基準値設定手段と、前記第1の最大値記憶手段に記憶された最大値と前記第1の基準値とを比較する第1の比較手段と、前記第1の比較手段の比較結果に応じて第1の光源から出力される光の出力強度を調節する第1の調節手段と、を有し、前記第2の光源制御手段は、前記検出手段の出力信号の最大値を記憶する第2の最大値記憶手段と、予め決められた第2の基準値を設定する第2の基準値設定手段と、前記第2の最大値記憶手段に記憶された最大値と前記第2の基準値とを比較する第2の比較手段と、前記第2の比較手段の比較結果に応じて第2の光源から出力される光の出力強度を調節する第2の調節手段と、を有し、前記第1の光源に光を出力させるための指令信号を発生する第1の信号発生手段と、前記第2の光源に光を出力させるための指令信号を発生する第2の信号発生手段と、前記第1の最大値記憶手段がサンプル状態となるように、前記切換手段に切り換えさせるため第1の切換信号と、前記第1の最大値記憶手段がホールド状態となるように、前記切換手段に切り換えさせるための第2の切換信号とを発生する第3の信号発生手段と、を有し、前記像担持体の非画像領域で、前記第1の信号発生手段にのみ指令信号を発生させるように制御する第1の制御手段と、前記像担持体の非画像領域で、前記第1及び第2の信号発生手段に同時に指令信号を発生させるように制御する第2の制御手段と、前記第1の制御手段により、第1の信号発生手段のみが指令信号を発生している間は、前記第3の信号発生手段に第1の切換信号を発生させるように制御する第3の制御手段と、前記第2の制御手段により、前記第1及び前記第2の信号発生手段が同時に指令信号を発生している間は、前記第3の信号発生手段に第2の切換信号を発生させるように制御する第4の制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
請求項6の発明に係る画像形成装置は、特定光源とその他の光源とからなる複数の光源と、前記各光源から出力された光を検出する検出手段と、を備え、前記検出手段の出力信号に応じて前記各光源より出力される光の出力強度を制御し、前記複数の光源から出力される光によって像担持体上を走査して画像を形成する画像形成装置であって、前記検出手段の出力信号の最大値を記憶する最大値記憶手段と、予め決められた基準値を設定する基準値設定手段と、前記最大値と基準値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に応じて前記光源から出力される光の出力強度を調節する調節手段と、前記光源に光を出力させるための指令信号を発生する第1の信号発生手段と、を前記光源のそれぞれに対応して備え、前記最大値記憶手段により記憶されている最大値を更新するためのサンプル状態とその最大値を保持するためのホールド状態とのいずれかに、当該最大値記憶手段を切り換える切換手段と、前記最大値記憶手段がサンプル状態となるように、前記切換手段に切り換えさせるための第1の切換信号と、前記最大値記憶手段がホールド状態となるように、前記切換手段に切り換えさせるための第2の切換信号とを発生する第2の信号発生手段と、を前記その他の光源のそれぞれに対応して備え、前記像担持体の非画像領域で、前記その他の光源に対応して備えられた前記第1の信号発生手段の各々に、時分割で指令信号を発生させるように制御する第1の制御手段と、前記像担持体の非画像領域で、前記特定光源及びその他の光源に対応して備えられた前記第1の信号発生手段の全てに同時に指令信号を発生させるように制御する第2の制御手段と、前記第1の制御手段により、第1の信号発生手段が指令信号を発生している間は、その指令信号を発生している前記第1の信号発生手段に対応する光源に対応して備えられた前記第2の信号発生手段にのみ前記第1の切換信号を発生させるように制御する第3の制御手段と、前記第2の制御手段により、前記第1の信号発生手段の全てが同時に信号を発生している間は、前記全ての第2の信号発生手段に前記第2の切換信号を発生させるように制御する第4の制御手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
請求項1、6の画像形成装置によれば、切換手段の設けられていない光源から出力される光の出力強度は、すべての切換手段をホールド状態として、すべての光源から同時に光を出力させることにより制御される。よって、切換手段の数が、光源の数に対して1つ少なくなり、コストの低減を図ることができる。
【0011】
請求項2の発明に係る画像形成装置は、前記切換手段は、前記第1の最大値記憶手段に接続されていることを特徴とする。
【0012】
請求項2の画像形成装置によれば、第1の最大値記憶手段の状態を即座に切り換えることができる。
【0013】
請求項3の発明に係る画像形成装置は、前記第2の基準値は、前記第1の基準値よりも大きな値に設定されていることを特徴とする。
【0014】
請求項3の画像形成装置によれば、第2の基準値は、第1の基準値よりも大きく設定されている。よって、切換手段を備えない第2の最大値記憶手段に記憶される最大値が、第1の光源の出力信号によって更新されてしまうことはない。
【0015】
請求項4の発明に係る画像形成装置は、前記切換手段は、第3及び第4の制御手段からの制御動作に従いオン・オフ動作を行うスイッチング手段を有し、そのスイッチング手段は、第1及び第2の最大値記憶手段の入力部に接続されていることを特徴とする。
【0016】
請求項4の画像形成装置によれば、切換手段による切換動作は、スイッチング手段によるオン・オフ動作によって行われる。よって、簡単な構成によって切換動作を行うことができる。
【0017】
請求項5の発明に係る画像形成装置は、前記検出手段は、前記第1及び第2の光源から出力される光を受光する1つの検出器と、その検出器の出力信号を前記第1及び第2の最大値記憶手段の入力部にそれぞれ供給する回路手段とからなることを特徴とする。
【0018】
請求項5の画像形成装置によれば、検出手段は、第1及び第2の光源から出力される光を受光する1つの検出器と、その出力信号を第1及び第2の最大値記憶手段にそれぞれ供給する回路手段とからなる。よって、1つの検出器を第1の光源から出力される光の出力強度の制御、及び第2の光源から出力される光の出力強度の制御に併用でき、コストの低減を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照にしつつ説明する。
【0020】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1を示す模式的な縦断側面図である。
【0021】
本実施形態における画像形成装置1は、図1に示すように画像を読み取るためのスキャナ部2と、スキャナ部2で読み取られた画像に従って新たな画像を形成するためのプリンタ部3とから構成されている。
【0022】
スキャナ部2は、読取原稿から多数の主走査線からなるドットマトリクス状の画像データを生成する機能を有する。スキャナ部2は、原稿給紙装置21と、スキャナユニット23と、変倍光学レンズ28と、イメージセンサ部29等を備えている。
【0023】
原稿給紙装置21は、ユーザにより原稿を載置可能であり、載置された原稿を1枚ずつ原稿台22上に給送する機能を有する。
【0024】
スキャナユニット23は、直管型のランプ24と傾斜した反射ミラー25とを有しており、副走査方向(図面の左右方向)に移動自在である。スキャナユニット23は、原稿台22に給送された原稿をランプ24により照射する。反射ミラー25により反射される反射光は、反射ミラー26、27を経由して変倍光学レンズ28の方向に導かれる。
【0025】
変倍光学レンズ28は、光軸方向に変位自在に支持されており、反射ミラー26、27で反射された反射光を可変自在な倍率でイメージセンサ部29の位置に結像する。
【0026】
イメージセンサ部29は主走査方向に配列された多数のCCDからなり、読み取り原稿から主走査線として画像データを読み取る。イメージセンサ部29に読み取られた画像データは、後述する画像処理部90により処理される。
【0027】
プリンタ部3は、スキャナ部2により生成されたドットマトリクス状の画像データを基に、電子写真法により画像を形成する機能を有している。プリンタ部3は、レーザ駆動制御部47(図3参照)と、ポリゴンミラー32とf−θレンズ33等の光学ユニット31と、感光ドラム36と、ビームディテクトセンサ35等、電子写真法による画像形成に必要なユニットを有している。ビームディテクトセンサ35については、以下、BDセンサ35と記載することにする。
【0028】
図2は、本実施形態におけるレーザチップ51、光学ユニット31、感光ドラム(像担持体)36、及びBDセンサ35の位置関係を示す模式的な平面図である。
【0029】
レーザチップ51は、内部に2つ半導体レーザ54、62を有し、後述するレーザ駆動制御部47の内部に設けられている。半導体レーザ54、62は画像信号に応じて駆動される。半導体レーザ54、62を駆動することによって生じた2つのレーザ光が同時に直線的に走査されることによって感光ドラム36上に潜像が形成される。このような動作を繰り返し行うことによって感光ドラム36上に1ページ分の潜像が形成される。
【0030】
ポリゴンミラー32は、スキャナモータ(図示せず)により回転自在に軸支されている。ポリゴンミラー32は、スキャナモータにより等角速度で回転しており、この回転に伴って半導体レーザ54、62が発するレーザ光は、断続的に角度を変える偏向ビームとなって反射される。
【0031】
f−θレンズ33は、ポリゴンミラー32で反射されたレーザ光を集光する機能を有している。また、f−θレンズ33は、走査の時間的な直線性を保証するための歪曲収差の補正を行う。
【0032】
感光ドラム36は、図示しないドラム駆動機構により回転自在に軸支されておりレーザ光により露光走査される周面が副走査方向に相対移動する。レーザ光によって形成された潜像は、感光ドラム36上に担持される。
【0033】
BDセンサ35は、ポリゴンミラー32の走査範囲で感光ドラム36より主走査方向に先行した位置に配置されている。BDセンサ35は、ポリゴンミラー32により偏向走査されたレーザ光を感光ドラム36に照射される直前に検知するものである。BDセンサ35がレーザ光を検知し、一定時間後に感光ドラム36への照射が行われる。よって感光ドラム36への照射開始点を常に一定に保つことができる。BDセンサ35に検知された検知信号は、画像処理部90で処理されて、半導体レーザ54、62が感光ドラム36にレーザ光を照射するタイミングが制御される。
【0034】
また、プリンタ部3は、感光ドラム36の周面に、前述した光学ユニット31、感光ドラム36のほか、帯電チャージャ37、現像器39、40、転写チャージャ41等の各種デバイスも対向配置されており、この転写チャージャ41と感光ドラム36との間には、記録媒体である印刷用紙の搬送路も形成されている。用紙搬送路は、多数のフィードローラやガイドプレート等で形成されており、給紙カセット42、43と排紙トレー46とを連通している。用紙搬送路には定着器44や用紙反転機構45が設けられている。
【0035】
上述の構成により、本実施形態の画像形成装置1は、スキャナ部2により読取原稿からドットマトリクスの画像データを多数の主走査線として読取走査し、この画像データをプリンタ部3により電子写真法で印刷用紙に印刷出力することができる。
【0036】
(レーザ駆動制御部の構成)
次に、レーザ駆動制御部47の構成について、図3を参照にして説明する。本実施形態のレーザ駆動制御部47は、前述したプリンタ部3の一部として構成されている。レーザ駆動制御部47は、第1の半導体レーザ(第1の光源)54及び第2の半導体レーザ(第2の光源)62を有する回路部50と、画像処理部90とから構成されている。
【0037】
本実施形態における回路部50は、レーザチップ51と、第1の半導体レーザ制御回路(第1の光源制御手段)と、第2の半導体レーザ制御回路(第2の光源制御手段)とを有している。
【0038】
第1の半導体レーザ制御回路は、切換回路(切換手段)55と、第1のピークホールド回路(第1の最大値記憶手段)56と、第1の基準電圧発生回路(第1の基準値設定手段)57と、第1の比較回路(第1の比較手段)58と、第1のLD駆制御回路(第1の調節手段)59と、第1の変調回路60と、第1のLD制御イネーブル回路61とから構成されている。また、第2の半導体レーザ制御回路は、第2のピークホールド回路(第2の最大値記憶手段)63と、第2の基準電圧発生回路(第2の基準値設定手段)64と、第2の比較回路(第2の比較手段)65と、第2のLD駆動制御回路(第2の調節手段)66と、第2の変調回路67とから構成されている。
【0039】
レーザチップ51は、内部に第1の半導体レーザ54と、第2の半導体レーザ62と、1つのフォトダイオード(検出器)52とを有している。第1の半導体レーザ54及び第2の半導体レーザ62は、レーザ光を発生する機能を有している。フォトダイオード52は、第1の半導体レーザ54又は第2の半導体レーザ62から発光されるレーザ光を検出する。フォトダイオード52は、検出したレーザ光の光量に対応した電圧を発生する。
【0040】
切換回路55は、電圧増幅回路53を介して、フォトダイオード52と接続されている。切換回路55は、後に詳述する第1のピークホールド回路56の状態をサンプル状態とホールド状態とのいずれかに切り換える機能を有している。本実施形態の切換回路55は、1つのトランジスタ(スイッチング手段)70から構成されている。サンプルホールド回路55は、内部のトランジスタ70がオンされることにより、オン状態となる。
【0041】
第1のピークホールド回路56は、入力側が切換回路55と接続されている。第1のピークホールド回路56は、フォトダイオード52から出力される電圧の最大値を記憶する機能を有している。本実施形態の第1のピークホールド回路56は、可変抵抗器、オペアンプ、ダイオード、及びコンデンサから構成されている。フォトダイオード52から出力される電圧は、コンデンサに順次蓄えられていくが、このコンデンサは常に入力される電圧の最大値を蓄積することになる。より具体的には、切換回路55がオフの時に、第1のピークホールド回路56はサンプル状態となり、コンデンサに蓄えられる電圧の最大値が更新可能となる。一方、切換回路55がオンの時には、第1のピークホールド回路56への入力電圧がグランドレベルである0Vとなる。よって、第1のピークホールド回路56はホールド状態となり、コンデンサに蓄えられた電圧の最大値が保持され更新されなくなる。
【0042】
第1の基準電圧発生回路57は、予め設定された第1の基準電圧(第1の基準値)を発生する機能を有する。第1の基準電圧は、本画像形成装置1の製造過程で設定されるものであり、ユーザにより設定や変更を行うことはできない。第1の基準電圧は、第1の半導体レーザ54が印字に最適な光量を発生する値に設定される。具体的には、第1の基準電圧は、画像形成装置1が組み立てられた後、製造の最終工程で、第1の半導体レーザ54が印字に最適な光量を発生する値に調節される。
【0043】
第1のLD制御イネーブル回路61は、第1の基準電圧発生回路57に接続されている。第1のLD制御イネーブル回路61は、第1の基準電圧発生回路57で発生される第1の基準電圧を第1の比較回路58に供給するか否かを切り換える機能を有している。第1のLD制御イネーブル回路61は、1つのトランジスタから構成されている。第1の基準電圧発生回路57は、第1のLD制御イネーブル回路61のトランジスタがオフの時、第1の基準電圧を第1の比較回路58に供給する。第1のLD制御イネーブル回路61は、内部のトランジスタがオンされることにより、オン状態となる。
【0044】
第1の比較回路58は、入力側が第1のピークホールド回路56と、第1の基準電圧発生回路57とに接続されている。第1の比較回路58は、第1のピークホールド回路56に記憶されている電圧の最大値と第1の基準電圧発生回路57から発生する第1の基準電圧とを比較し、その差に相当する電圧を出力する機能を有する。
【0045】
第1のLD駆動制御回路59は、第1の比較回路58に接続されている。第1のLD駆動制御回路59は、第1の比較回路58から出力される電圧に応じて第1の半導体レーザ54に供給される電流値を制御する機能を有する。
【0046】
第1の変調回路60は、入力側が第1のLD駆動制御回路59に接続されており、出力側が第1の半導体レーザ54に接続されている。第1の変調回路60は、後述する第1の印字データ発生部81から出力される信号に従ってオン・オフを行う一つのスイッチを有しており、スイッチがオン状態の時に第1のLD駆動制御回路59から出力される電流を第1の半導体レーザ54に供給する。第1の変調回路60は、内部のスイッチがオンされることによりオン状態となる。
【0047】
第2のピークホールド回路63は、電圧増幅器53と切換回路55との接続部の中間点Aから分岐して、入力側がフォトダイオード52の出力側と接続されている。第2のピークホールド回路63は、フォトダイオード52から出力される電圧の最大値を記憶する機能を有している。第2のピークホールド回路63は、第1のピークホールド回路56と同様に、可変抵抗器、オペアンプ、ダイオード、及びコンデンサから構成されている。フォトダイオード52から出力される電圧は、コンデンサに順次蓄えられていくが、このコンデンサは常に入力される電圧の最大値を蓄積することになる。なお、第2のピークホールド回路63は、サンプルホールド回路77の切換回路55のオン・オフに拘わらず、常にコンデンサに蓄えられる電圧は更新状態となる。
【0048】
第2の基準電圧発生回路64は、予め設定された第2の基準電圧(第2の基準値)を発生する機能を有する。本実施形態においては、第2の基準電圧は、第1の基準電圧発生回路57に設定される第1の基準電圧よりも大きい値となるように設定されている。第2の基準電圧は、第1の基準電圧と同様に画像形成装置1の製造過程で設定されるものであり、ユーザにより設定や変更を行うことはできない。第2の基準電圧は、第2の半導体レーザ62が印字に最適な光量を発生する値に設定される。具体的には、第2の基準電圧は、画像形成装置1が組み立てられた後、製造の最終工程で、第2の半導体レーザ62が印字に最適な光量を発生する値に調整される。第2の基準電圧の調整は、第1の半導体レーザ62及び第2の半導体レーザ62を同時点灯させて行われる。後述するように、ラインAPCにおいて、第2の半導体レーザ62の光量は、第1の半導体レーザ62及び第2の半導体レーザ62を同時発光させて制御されるからである。
【0049】
第2のLD制御イネーブル回路68は、第2の基準電圧発生回路64に接続されている。第2のLD制御イネーブル回路68は、第2の基準電圧発生回路64で発生される第2の基準電圧を第2の比較回路65に供給させる機能を有している。第2のLD制御イネーブル回路68は、1つのトランジスタから構成されている。第2の基準電圧発生回路64は、第2のLD制御イネーブル回路68のトランジスタがオフの時、第2の基準電圧を第2の比較回路65に供給する。第2のLD制御イネーブル回路68は、内部のトランジスタがオンされることにより、オン状態となる。
【0050】
第2の比較回路65は、入力側が第2のピークホールド回路63の出力側と、第2の基準電圧発生回路64の出力側と接続されている。第2の比較回路65は、第2のピークホールド回路63に記憶されている最大値と第2の基準電圧発生回路64から発生する第2の基準電圧とを比較し、その差に相当する電圧を出力する機能を有する。
【0051】
第2のLD駆動制御回路66は、第2の比較回路65に接続されている。第2のLD駆動制御回路66は、第2の比較回路65から出力される電圧に応じて第2の半導体レーザ62に供給される電圧値を制御する機能を有する。
【0052】
第2の変調回路67は、入力側が第2のLD駆動制御回路66に接続されており、出力側が第2の半導体レーザ62に接続されている。第2の変調回路67は、第2の印字データ発生部84から出力される信号に従ってオン・オフを行う1つのスイッチを有しており、スイッチがオンの状態の時に第2のLD駆動制御回路66から出力される電流を第2の半導体レーザ62に供給する。第2の変調回路67は、内部のスイッチがオンされることにより、オン状態となる。
【0053】
なお、回路部50には、フォトダイオード52から中間点Aまでの接続線と中間点Aから切換回路55を介して第1のピークホールド回路56に延びる接続線と中間点Aから第2のピークホールド回路63に延びる接続線とからなる接続回路(回路手段)が形成されている。そして、この接続回路とフォトダイオード52とから検出部(検出手段)が構成されている。
【0054】
回路部50は、さらに、第1の印字データ発声部81と、第1のイネーブルデータ発生部82と、サンプルホールド信号発生部83と、第2の印字データ発生部84と、第2のイネーブル信号発生部85とを有している。
【0055】
第1の印字データ発生部(第1の信号発生手段)81は、第1の半導体レーザ54にレーザ光を出力させるための信号を発生する。より具体的には、第1の印字データ発生部81が、ローレベル信号を発生することによって、第1の変調回路60がオン状態となる。これにより第1の半導体レーザ54はレーザ光を出力する。
【0056】
第1のイネーブル信号発生部82は、第1の基準電圧発生回路57から発生する第1の基準電圧を第1の比較回路58に供給させるための信号を発生する。より具体的には、第1のイネーブル信号発生部82が、ローレベル信号を発生することによって、第1のLD制御イネーブル回路61をオフ状態とする。これにより、第1の基準電圧発生回路57は、第1の基準電圧を第1の比較回路58に供給する。
【0057】
第2の印字データ発生部(第2の信号発生手段)84は、第2の半導体レーザ62にレーザ光を出力させるための信号を発生する。より具体的には、第2の印字データ発生部84が、ローレベル信号を発生することによって、第2の変調回路67がオン状態となる。これにより、第2の半導体レーザ62は光を出力する。
【0058】
第2のイネーブル信号発生部85は、後述の第2の基準電圧発生回路64から発生する第2の基準電圧を第2の比較回路65に供給させるための信号を発生する。より具体的には、第2のイネーブル信号発生部84が、ローレベル信号を発生することによって、第2のLD制御イネーブル回路68をオフ状態とする。これにより第2の基準電圧発生回路64は、第2の基準電圧を第2の比較回路64に供給する。
【0059】
サンプルホールド信号発生部(第3の信発生手段)83は、切換回路55制御して第1のピークホールド回路56をサンプル状態と、ホールド状態とのいずれかに切り換えるための信号を発生する。より具体的には、切換信号発生部83が、ローレベル信号(第1の切換信号)を発生させることによって、切換回路55をオフし、第1のピークホールド回路56はサンプル状態となる。サンプルホールド信号発生部83が、ハイレベル信号(第2の切換信号)を発生することによって、切換回路55をオンし、第1のピークホールド回路56はホールド状態となる。
【0060】
画像形成装置1は、当該装置各部を統括制御するCPU(図示せず)と、このCPUにより実行される各種プログラムを記憶するROM(図示せず)とを備えている。本実施形態においては、CPUがROM中の一部のプログラムを実行することで画像処理部90が構築されている。具体的には、画像処理部90は、イメージセンサ部29で読み取られた画像信号を処理し、回路部50を制御する機能を有する。
【0061】
画像処理部90は、第1の制御部(第1の制御手段)と、第2の制御部(第2の制御手段)と、第3の制御部(第3の制御手段)と、第4の制御部(第4の制御手段)と、第1のイネーブル信号発生制御部と、第2のイネーブル信号発生制御部とを構築している。
【0062】
第1の制御部は、感光ドラム36の非画像領域で、第1の印字データ発生部81、および第2の印字データ発生部84のうちで、第1の印字データ発生部81にのみローレベル信号を発生させるように制御する。
【0063】
第2の制御部は、感光ドラム36の非画像領域で、第1の印字データ発生部81および第2の印字データ発生機部84に同時にローレベル信号を発生させる機能を有する。
【0064】
第3の制御部は、前述した第1の制御部により、第1の印字データ発生器81のみがローレベル信号を発生している間は、サンプルホールド信号発生部83にローレベル信号を発生させるように制御する。
【0065】
第4の制御部は、前述した第2の制御部により第1の印字データ発生部81および第2の印字データ発生部84が同時にローレベル信号を発生している間は、サンプルホールド信号発生部83にハイレベル信号を発生させるように制御する。
【0066】
第1のイネーブル信号発生制御部は、プリント時には常時、第1のイネーブル信号発生部82にローレベル信号を発生させるように制御する。
【0067】
第2のイネーブル信号発生制御部は、プリント時には常時、第2のイネーブル信号発生部85にローレベル信号を発生させるように制御する。
【0068】
第1のイネーブル信号発生部82および第2のイネーブル信号発生部85が、ローレベル信号を発生することで、第1のLD制御イネーブル回路61及び第2のLD制御イネーブル回路68はオフとなる。第1のLD制御イネーブル回路61及び第2のLD制御イネーブル回路68がオフとなることで、第1の基準電圧発生回路57及び第2の基準電圧発生回路64は、それぞれ第1の基準電圧及び第2の基準電圧を第1の比較回路57及び第2の比較回路64に供給する。
【0069】
(ラインAPC制御)
以下、本実施形態におけるラインAPC制御の一連の流れについて図4のタイミングチャートを用いて説明する。ラインAPC制御は、第1の半導体レーザ54および第2の半導体レーザ62の光量を1主走査ごとに調整するための制御である。本実施形態では、ラインAPCは、1主走査ごとに、感光ドラム36へのレーザ照射を行う前に実施される。
【0070】
まず、前述した第1の制御部及び第3の制御部により、感光ドラム36の非画像領域におけるタイミングt〜tで回路部50の第1の印字データ発生部81及びサンプルホールド信号発生部83からローレベル信号が発生する。第1の印字データ発生部81がローレベル信号を発生することで、第1の変調回路60はオン状態となり、第1の半導体レーザ54がレーザ光を出力する。フォトダイオード52は、第1の半導体レーザ54から出力されるレーザ光を受けて電圧を発生させる。一方、サンプルホールド信号発生部83がローレベル信号を発生することで、切換回路55はオフ状態となり、第1のピークホールド回路56がサンプル状態となる。この状態で、フォトダイオード52から出力される電圧値は、順次、第1のピークホールド回路56に蓄えられ、記憶されていた最大値が更新される。第1の比較回路58は、更新された最大値と第1の基準電圧発生回路57から供給される第1の基準電圧とを比較し、その電圧差を第1のLD駆動制御回路59に出力する。第1のLD駆動制御回路59は、第1の比較回路58から出力された電圧差を参照して第1の半導体レーザ54に供給される電流値を調節する。これにより、第1半導体レーザ54から出力されるレーザ光の光量が印字に最適な強度に制御される。
【0071】
次に、第2の制御部及び第4の制御部により、感光ドラム36の非画像領域におけるタイミングt〜tで、回路部50の第1の印字データ発生部81及び第2の印字データ発生部84から同時にローレベル信号が発生し、サンプルホールド信号発生部83はハイレベル信号を発生する。第1の印字データ発生部81が、ローレベル信号を発生することにより第1の変調回路60がオン状態となり、第1の半導体レーザ54がレーザ光を発生する。また、第2の印字データ発生部84が、ローレベル信号を発生することにより、第2の変調回路67がオン状態となり、第2の半導体レーザ62がレーザ光を発生する。ここで、第1の半導体レーザ54及び第2の半導体レーザ62は、同時にレーザ光を発生するため、フォトダイオード52は第1の半導体レーザ54のみが発光する場合に比べ、大きな電圧を出力することになる。第2のピークホールド回路63に記憶される最大値は、この大きな電圧を伴って、更新されていく。第2の比較回路65は、更新された最大値と第2の基準電圧発生回路64から発生する第2の基準電圧との比較によってその差に相当する電圧を出力する。第2のLD駆動制御回路66は、第2の比較回路65から出力される電圧を参照して、第2の半導体レーザ62に供給される電流値を調節する。一方、この場合、切換回路55は、サンプルホールド信号発生部83から出力されるハイレベル信号によりオン状態となっているため、第1の半導体レーザ54と第2の半導体レーザ62とが同時発光しても、第1のピークホールド回路56に記憶されている最大値には影響を及ぼさない。これによって、第2の半導体レーザ62から出力されるレーザ光の光量が印字に最適な量に制御される。
【0072】
なお、図4において、t〜tの間に時間間隔を設けているのは、第1のピークホールド回路56がサンプル状態の時に、第1の半導体レーザ54のレーザ光に第2の半導体レーザ62のレーザ光が混在し、第1の光量制御に支障をきたすのを防止するためである。
【0073】
以上説明したように、本実施形態においては、第2の半導体レーザ62の光量を、第1の半導体レーザ54と第2の半導体レーザ62を同時に点灯させて調節している。このような構成にすることで、ラインAPC制御に不可欠な切換回路の数を半導体レーザ54、62の数に対して1つ軽減することができる。つまり、第2のピークホールド回路63に記憶される最大電圧値は、第1の半導体レーザ54と第2の半導体レーザ62とを同時に点灯させて生じる電圧値となる。第1の半導体レーザ54と第2の半導体レーザ62を同時に点灯させて生じる電圧は、必然的に第1の半導体レーザ54のみを点灯させて生じる電圧よりも大きな値となる。このため、第2のピークホールド回路63をサンプル状態あるいはホールド状態に切り換える切換回路を別途設けなくとも、第2のピークホールド回路63に記憶される電圧値が、第1の半導体レーザ54のみを点灯させる際にも更新されることがない。
【0074】
第1の半導体レーザ54及び第2の半導体レーザ62から出力されるレーザ光の光量がラインAPC制御されると、この直後に、偏向走査された第1の半導体レーザ54のレーザ光がBDセンサ35に検知される。そして、BDセンサ35による検知直後から一定時間T後に、画像処理部90がイメージセンサ部29に読み取られた画像データに従って第1の変調回路60及び第2の変調回路67をオンオフ制御する。これにより、電流が、第1のLD駆動制御回路59及び第2のLD駆動制御回路66から第1の半導体レーザ54及び第2のLD制御駆動回路66の各々に適宜供給され、所望の印字結果を得ることが可能となる。
【0075】
<第2の実施形態>
続いて、本発明に係る第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る画像形成装置101はレーザ駆動制御部147の構成のみが、第1の実施形態と異なる。よって、第2の実施形態に係る画像形成装置101のレーザ駆動制御部147の構成及び機能のみを説明する。
【0076】
(レーザ駆動制御部の構成)
図5は、第2の実施形態における画像形成装置101のレーザ駆動制御部147の構成を示す説明図である。図5の各部の細かな構成(トランジスタ、コンデンサ、オペアンプ等)は、第1の実施形態の図3に示すものと同一である。
【0077】
レーザ駆動制御部147は、半導体レーザを有する回路部150と、画像処理部190と、から構成されている。
【0078】
本実施形態における回路部150は、第1の実施形態における各部に加え、第2の切換回路169と、第3のピークホールド回路171と、第3の基準電圧発生回路172と、第3の比較回路173と、第3のLD駆動制御回路174と、第3の変調回路175と、第3のLDイネーブル回路176とを有している。また、レーザチップ151は、内部に第3の半導体レーザ170をさらに備えている。
【0079】
第3の半導体レーザ170は、第1半導体レーザ154及び第2の半導体レーザ162と同様に、駆動電流の供給を受けてレーザ光を発生する機能を有している。フォトダイオード152は、第1の半導体レーザ154、第2の半導体レーザ162、及び第3の半導体レーザ170から発光されるレーザ光を検出する。フォトダイオード152は、検出したレーザ光の光量に対応した電圧を発生する。
【0080】
第2の切換回路169は、電圧増幅回路153と第1の切換回路155との接続部Bから分岐して、出力側は第2のピークホールド回路163と接続されている。第2の切換回路169は、第1の切換回路155と同様に、第2のピークホールド回路163の状態をサンプル状態とホールド状態とのいずれかに切り換える機能を有している。
【0081】
第3のピークホールド回路171は、前述の接続部Bから分岐して、入力側がフォトダイオード152の出力側と接続されている。第3のピークホールド回路171は、フォトダイオード152から出力される信号の最大値を記憶する機能を有している。第3のピークホールド回路171は、第1のピークホールド回路156及び第2のピークホールド回路163と同様に、可変抵抗器、オペアンプ、ダイオード、及びコンデンサから構成されている。フォトダイオード152から出力される電圧は、コンデンサに順次蓄えられていくが、このコンデンサは常に入力される電圧の最大値を蓄積することになる。なお、第3のピークホールド回路171のコンデンサの蓄えられる電圧は、第1の切換回路155及び第2の切換回路169のオン・オフに拘わらず、常に更新状態となる。
【0082】
第3の基準電圧発生回路172は、予め設定された第3の基準電圧を発生する機能を有する。第3の基準電圧は、第1の基準電圧発生回路157に設定される第1の基準電圧及び第2の基準電圧発生回路164に設定される第2の基準電圧よりも大きい値となるように設定されている。第3の基準電圧は、画像形成装置101の製造過程で設定されるものであり、ユーザにより設定や変更を行うことはできない。第3の基準電圧は、第3の半導体レーザ170が印字に最適な光量を発生する値に設定される。第3の基準電圧は、画像形成装置101が組み立てられた後、製造の最終工程で第3の半導体レーザ170が印字に最適な光量を発生する値に調整される。なお、第3の基準電圧の調整は、第1の半導体レーザ154、第2の半導体レーザ162、及び第3の半導体レーザ170を同時点灯させて調整される。
【0083】
第3のLD制御イネーブル回路176は、第3の基準電圧発生回路172に接続されている。第3のLD制御イネーブル回路176は、第3の基準電圧発生回路172で発生される第3の基準電圧を後述する第3の比較回路173に供給するか否かを切り換える機能を有している。第3のLD制御イネーブル回路176は、1つのトランジスタから構成されている。第3の基準電圧発生回路172は、第3のLD制御イネーブル回路176のトランジスタがオフの時、第3の基準電圧を第3の比較回路173に供給する。第3のLD制御イネーブル回路は、内部のトランジスタがオンすることにより、オン状態となる。
【0084】
第3の比較回路173は、入力側が第3のピークホールド回路171の出力側と、第3の基準電圧発生回路172の出力側に接続されている。第3の比較回路173は、第3のピークホールド回路171に記憶されている最大値と第3の基準電圧発生回路172から発生する第3の基準電圧とを比較し、その差に相当する電圧を出力する機能を有する。
【0085】
第3のLD駆動制御回路174は、第3の比較回路173に接続されている。第3のLD駆動制御回路174は、第3の比較回路173から出力される電圧に応じて第3の半導体レーザ170に供給される電流値を調節する機能を有する。
【0086】
第3の変調回路175は、入力側が第3のLD駆動制御回路174に接続されており、出力側が第3の半導体レーザ170に接続されている。第3の変調回路175は、後述する第3の印字データ発生部186から出力される信号にあわせてオン・オフを行う一つのスイッチを有しており、スイッチがオンの状態の時に第3のLD駆動制御回路174から出力される電流値を第3の半導体レーザ170に供給する。第3の変調回路175は、内部のスイッチがオンされることにより、オン状態となる。
【0087】
回路部150は、さらに第2の切換信号発生部188と、第3の印字データ発生部186と、第3のイネーブル信号発生部187とを有している。
【0088】
第2の切換信号発生部188は、前述の第2の切換回路169を制御して第2のピークホールド回路163をサンプル状態か、ホールド状態のいずれかに切り換えるための信号を発生する。より具体的には、第2のサンプルホールド信号発生部188が、ローレベル信号を発生させることによって、第2の切換回路169をオフし、第2のピークホールド回路163はサンプル状態となる。第2の切換信号発生部188が、ハイレベル信号を発生することによって、第2の切換回路169をオンし、第2のピークホールド回路163はホールド状態となる。
【0089】
第3の印字データ発生部186は、第3の半導体レーザ170にレーザ光を出力させるための信号を発生する。より具体的には、第3の印字データ発生部186が、ローレベル信号を発生することによって、第3の変調回路175がオン状態となる。これにより、第3の半導体レーザ170は光を出力する。
【0090】
第3のイネーブル信号発生部187は、第3の基準電圧発生回路172から発生する第3の基準電圧を第3の比較回路173に供給させるための信号を発生する。より具体的には、第3のイネーブル信号発生部187が、ローレベル信号を発生することによって、第3のLD制御イネーブル回路176をオフ状態とする。これにより第3の基準電圧発生回路172は、第3の基準電圧を第3の比較回路173に供給する。
【0091】
画像処理部190は、第1の制御部(第1の制御手段)と、第2の制御部(第2の制御手段)と、第3の制御部(第3の制御手段)と、第4の制御部(第4の制御手段)と、第1のイネーブル信号発生制御部と、第2のイネーブル信号発生制御部と、第3のイネーブル信号発生制御部とを構築している。なお、本実施形態の第1の制御部、第2の制御部、第3の制御部、第4の制御部は、第1の実施形態とは異なる機能を有している。
【0092】
第1の制御部は、感光ドラム136の非画像領域で、第1の印字データ発生部181、および第2の印字データ発生部184の各々に時分割でローレベル信号を発生させるように制御する。
【0093】
第2の制御部は、感光ドラム136の非画像領域で、第1の印字データ発生部181、第2の印字データ発生部184、及び第3の印字データ発生部186に同時にローレベル信号を発生させるように制御する。
【0094】
第3の制御部は、前述した第1の制御部により、第1の印字データ発生部181がローレベル信号を発生している間は、第1のサンプルホールド信号発生部183にのみローレベル信号を発生させ、第2の印字データ発生部184がローレベル信号を発生している間は、第2のサンプルホールド信号発生部188にのみローレベル信号を発生させるように制御する。
【0095】
第4の制御部は、前述した第2の制御部により第1の印字データ発生部181、第2の印字データ発生部184、及び第3の印字データ発生部186が同時にローレベル信号を発生している間は、第1のサンプルホールド信号発生部183及び第2のサンプルホールド信号発生部188にハイレベル信号を発生させるように制御する。
【0096】
第1のイネーブル信号発生制御部は、プリント時には常時、第1のイネーブル信号発生部182にローレベル信号を発生させるように制御する。
【0097】
第2のイネーブル信号発生制御部は、プリント時には常時、第2のイネーブル信号発生部185にローレベル信号を発生させるように制御する。
【0098】
第3のイネーブル信号発生制御部は、プリント時には常時、第3のイネーブル信号発生部187にローレベル信号を発生させるように制御する。
【0099】
(ラインAPC制御)
以下、本実施形態におけるラインAPC制御の一連の流れについて図6のタイミングチャートを用いて説明する。ラインAPC制御は、第1の半導体レーザ154、第2の半導体レーザ162、及び第3の半導体レーザ170の光量を1主走査ごとに調整するための制御である。
【0100】
まず、前述した第1の制御部及び第3の制御部により、感光ドラム136の非画像領域におけるタイミングt〜tで回路部150の第1の印字データ発生部181及び第1のサンプルホールド信号発生部183からローレベル信号が発生する。第1の印字データ発生部181がローレベル信号を発生することで、第1の変調回路160はオン状態となり、第1の半導体レーザ154がレーザ光を出力する。フォトダイオード152は、第1の半導体レーザ154から出力されるレーザ光を受けて電圧を発生させる。一方、第1のサンプルホールド信号発生部183がローレベル信号を発生することで、第1の切換回路155はオフ状態となり、第1のピークホールド回路156がサンプル状態となる。この状態で、フォトダイオード152から出力される電圧値は、順次、第1のピークホールド回路156に蓄えられ、記憶されていた最大値が更新される。第1の比較回路158は、更新された最大値と第1の基準電圧発生回路157から供給される第1の基準電圧とを比較し、その電圧差を第1のLD駆動制御回路159に出力する。第1のLD駆動制御回路159は、第1の比較回路158から出力された電圧差を参照して第1の半導体レーザ154に供給される電流値を調節する。これにより、第1半導体レーザ154から出力されるレーザ光の光量が印字に最適な強度に制御される。
【0101】
なお、この場合、第2のサンプルホールド信号発生部188は、ハイレベル信号を発生するように制御されている。よって、第2のピークホールド回路169は、ホールド状態に維持され、第1の半導体レーザ154が発光することによって生じる電圧によって第2のピークホールド回路163に記憶されている電圧の最大値が更新されてしまうことはない。
【0102】
次に、同じく第1の制御部及び第3の制御部により、感光ドラム136の非画像領域におけるタイミングt〜tで回路部150の第2の印字データ発生部184及び第2のサンプルホールド信号発生部188からローレベル信号が発生する。第2の印字データ発生部184がローレベル信号を発生することで、第2の変調回路167はオン状態となり、第2の半導体レーザ162がレーザ光を出力する。フォトダイオード152は、第2の半導体レーザ162から出力されるレーザ光を受けて電圧を発生させる。一方、第2の切換信号発生部185がローレベル信号を発生することで、第2の切換回路169はオフ状態となり、第2のピークホールド回路163がサンプル状態となる。この状態で、フォトダイオード152から出力される電圧値は、順次、第2のピークホールド回路163に蓄えられ、記憶されていた最大値が更新される。第2の比較回路165は、更新された最大値と第2の基準電圧発生回路164から供給される第2の基準電圧とを比較し、その電圧差を第2のLD駆動制御回路166に出力する。第2のLD駆動制御回路166は、第2の比較回路165から出力された電圧差を参照して第2の半導体レーザ162に供給される電流値を調節する。これにより、第2の半導体レーザ162から出力されるレーザ光の光量が印字に最適な強度に制御される。
【0103】
なお、この場合、第1のサンプルホールド信号発生部183は、ハイレベル信号を発生するように制御されている。よって、第1のピークホールド回路156は、ホールド状態に維持され、第1の半導体レーザ162が発光することによって生じる電圧によって第1のピークホールド回路156に記憶されている電圧の最大値が更新されてしまうことはない。
【0104】
次に、第2の制御部及び第4の制御部により、感光ドラム36の非画像領域におけるタイミングt〜tで、回路部50の第1の印字データ発生部181、第2の印字データ発生部184、及び第3の印字データ発生部186から同時にローレベル信号が発生し、第1のサンプルホールド信号発生部183及び第2のサンプルホールド信号発生部188にはハイレベル信号が発生する。第1の印字データ発生部181が、ローレベル信号を発生することにより第1の変調回路160がオン状態となり、第1の半導体レーザ154がレーザ光を発生する。また、第2の印字データ発生部184が、ローレベル信号を発生することにより、第2の変調回路167がオン状態となり、第2の半導体レーザ162がレーザ光を発生する。さらに、第3の印字データ発生部186が、ローレベル信号を発生することにより、第3の変調回路175がオン状態となり、第3の半導体レーザ170がレーザ光を発生する。ここで、第1の半導体レーザ154、第2の半導体レーザ162、及び第3の半導体レーザ170は、同時にレーザ光を発生するため、フォトダイオード152は、第1の半導体レーザ154、或は第2の半導体レーザ162が発光する場合に比べ、大きな電圧を出力することになる。第3のピークホールド回路171に記憶される最大値は、この大きなの電圧を伴って、更新されていく。第3の比較回路173は、更新された最大値と第3の基準電圧発生回路172から発生する第3の基準電圧との比較によってその差に相当する電圧を出力する。第3のLD駆動制御回路174は、第3の比較回路173から出力される電圧を参照して、第3の半導体レーザ170に供給される電流値を調節する。一方、この場合、第1の切換回路155及び第2の切換回路169は、各々第1のサンプルホールド信号発生部183及び第2のサンプルホールド信号発生部188から出力されるハイレベル信号によりオン状態となっているため、第1の半導体レーザ154、第2の半導体レーザ162、及び第3の半導体レーザ170が同時発光しても、第1のピークホールド回路156及び第2のピークホールド回路163に記憶されている最大値には影響を及ぼさない。これによって、第3の半導体レーザ170から出力されるレーザ光の光量が印字に最適な強度に制御される。
【0105】
以上説明したように、本実施形態においては、第3の半導体レーザ170の光量を、第1の半導体レーザ154、第2の半導体レーザ162、及び第3の半導体レーザ170のすべてを同時に点灯させて調節している。このような構成にすることで、ラインAPC制御に不可欠な切換回路の数を半導体レーザ154、162、170の数に対して1つ軽減することができる。つまり、第3のピークホールド回路171に記憶される最大電圧値は、第1の半導体レーザ154と第2の半導体レーザ162と第3の半導体レーザ170とを同時に点灯させて生じる電圧値となる。第1の半導体レーザ154と第2の半導体レーザ162と第3の半導体レーザ170とを同時に点灯させて生じる電圧は、必然的に第1の半導体レーザ154、或は第2の半導体レーザ162のみを点灯させて生じる電圧よりも大きな値となるため、切換回路を第3のピークホールド回路171に対応して設けてなくとも、第3のピークホールド回路171に記憶される電圧値が、第1の半導体レーザ154、或は第2の半導体レーザ162のいずれか1つを点灯させる際にも更新されることがない。
【0106】
第1の半導体レーザ154、第2の半導体レーザ162、及び第3の半導体レーザ170から出力されるレーザ光の光量がラインAPC制御されると、この直後に、偏向走査された第2の半導体レーザ162のレーザ光がBDセンサ135に検知される。そして、BDセンサ135による検知直後から一定時間T後に、画像処理部190がイメージセンサ部129に読み取られた画像データにしたがって第1の変調回路160、第2の変調回路167、及び第3の変調回路175をオンオフ制御する。これにより、駆動電流が、第1のLD駆動制御回路159、第2のLD駆動制御回路166及び第3のLD駆動制御回路174から第1の半導体レーザ154、第2の半導体レーザ162、及び第3の半導体レーザ170の各々に適宜供給され、所望の印字結果を得ることが可能となる。
【0107】
以上、本発明にかかる画像形成装置の第1の実施形態及び第2の実施形態を説明してきたが、本発明の技術的思想の範囲内において、種々の改良、変形ができることは言うまでもない。
【0108】
たとえば、半導体レーザの数を2つとした場合を第1の実施形態で説明し、半導体レーザの数を3つとした場合を第2の実施形態で説明したが、同様に半導体レーザの数を4、5、6と増やすことが可能である。この場合、半導体レーザの個数をn個とすると、切換回路の個数はn−1となる。
【0109】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1、第2の実施形態に係る画像形成装置を示す模式的な縦断側面図である。
【図2】 第1、第2の実施形態に係るレーザチップ、光学ユニット、感光ドラム、及びBDセンサの位置関係を示す模式的な平面図である。
【図3】 第1の実施形態の画像形成装置に係るLD駆動制御部の回路図である。
【図4】 第1の実施形態の画像形成装置に係るラインAPCの流れを示すタイミングチャートである。
【図5】 第2の実施形態の画像形成装置に係るLD駆動制御部の説明図である。
【図6】 第2の実施形態の画像形成装置に係るラインAPCの流れを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置
36 感光ドラム
52 フォトダイオード
54 第1の半導体ダイオード
55 切換回路
56 第1のピークホールド回路
57 第1の基準電圧発生回路
58 第1の比較回路
59 第1のLD駆動制御回路
60 第1の変調回路
62 第2の半導体レーザ
63 第2のピークホールド回路
64 第2の基準電圧発生回路
66 第2のLD駆動制御回路
70 トランジスタ
81 第1の印字データ発生部
83 切換発生部
84 第2の印字データ発生部

Claims (6)

  1. 第1及び第2の光源と、前記各光源から出力された光を検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力信号に応じて前記各光源より出力される光の出力強度を制御する第1及び第2の光源制御手段とを備え、前記第1及び前記第2の光源から出力される光によって像担持体上を走査して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記第1の光源制御手段は、
    前記検出手段の出力信号の最大値を記憶する第1の最大値記憶手段と、
    前記最大値を更新するためのサンプル状態と前記最大値を保持するためのホールド状態とのいずれかに、前記第1の最大値記憶手段を切り換える切換手段と、
    予め決められた第1の基準値を設定する第1の基準値設定手段と、
    前記第1の最大値記憶手段に記憶された最大値と前記第1の基準値とを比較する第1の比較手段と、
    前記第1の比較手段の比較結果に応じて第1の光源から出力される光の出力強度を調節する第1の調節手段と、
    を有し、
    前記第2の光源制御手段は、
    前記検出手段の出力信号の最大値を記憶する第2の最大値記憶手段と、
    予め決められた第2の基準値を設定する第2の基準値設定手段と、
    前記第2の最大値記憶手段に記憶された最大値と前記第2の基準値とを比較する第2の比較手段と、
    前記第2の比較手段の比較結果に応じて第2の光源から出力される光の出力強度を調節する第2の調節手段と、
    を有し、
    前記第1の光源に光を出力させるための指令信号を発生する第1の信号発生手段と、
    前記第2の光源に光を出力させるための指令信号を発生する第2の信号発生手段と、
    前記第1の最大値記憶手段がサンプル状態となるように、前記切換手段に切り換えさせるため第1の切換信号と、前記第1の最大値記憶手段がホールド状態となるように、前記切換手段に切り換えさせるための第2の切換信号とを発生する第3の信号発生手段と、
    を有し、
    前記像担持体の非画像領域で、前記第1の信号発生手段にのみ指令信号を発生させるように制御する第1の制御手段と、
    前記像担持体の非画像領域で、前記第1及び第2の信号発生手段に同時に指令信号を発生させるように制御する第2の制御手段と、
    前記第1の制御手段により、第1の信号発生手段のみが指令信号を発生している間は、前記第3の信号発生手段に第1の切換信号を発生させるように制御する第3の制御手段と、
    前記第2の制御手段により、前記第1及び前記第2の信号発生手段が同時に指令信号を発生している間は、前記第3の信号発生手段に第2の切換信号を発生させるように制御する第4の制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切換手段は、前記第1の最大値記憶手段に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の基準値は、前記第1の基準値よりも大きな値に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記切換手段は、第3及び第4の制御手段からの制御動作に従いオン・オフ動作を行うスイッチング手段を有し、
    そのスイッチング手段は、第1及び第2の最大値記憶手段の入力部に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記検出手段は、前記第1及び第2の光源から出力される光を受光する1つの検出器と、その検出器の出力信号を前記第1及び第2の最大値記憶手段の入力部にそれぞれ供給する回路手段とからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 特定光源とその他の光源とからなる複数の光源と、前記各光源から出力された光を検出する検出手段と、を備え、
    前記検出手段の出力信号に応じて前記各光源より出力される光の出力強度を制御し、前記複数の光源から出力される光によって像担持体上を走査して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記検出手段の出力信号の最大値を記憶する最大値記憶手段と、
    予め決められた基準値を設定する基準値設定手段と、
    前記最大値と基準値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて前記光源から出力される光の出力強度を調節する調節手段と、
    前記光源に光を出力させるための指令信号を発生する第1の信号発生手段と、を前記光源のそれぞれに対応して備え、
    前記最大値記憶手段により記憶されている最大値を更新するためのサンプル状態とその最大値を保持するためのホールド状態とのいずれかに、当該最大値記憶手段を切り換える切換手段と、
    前記最大値記憶手段がサンプル状態となるように、前記切換手段に切り換えさせるための第1の切換信号と、前記最大値記憶手段がホールド状態となるように、前記切換手段に切り換えさせるための第2の切換信号とを発生する第2の信号発生手段と、
    を前記その他の光源のそれぞれに対応して備え、
    前記像担持体の非画像領域で、前記その他の光源に対応して備えられた前記第1の信号発生手段の各々に、時分割で指令信号を発生させるように制御する第1の制御手段と、
    前記像担持体の非画像領域で、前記特定光源及びその他の光源に対応して備えられた前記第1の信号発生手段の全てに同時に指令信号を発生させるように制御する第2の制御手段と、
    前記第1の制御手段により、第1の信号発生手段が指令信号を発生している間は、その指令信号を発生している前記第1の信号発生手段に対応する光源に対応して備えられた前記第2の信号発生手段にのみ前記第1の切換信号を発生させるように制御する第3の制御手段と、
    前記第2の制御手段により、前記第1の信号発生手段の全てが同時に信号を発生している間は、前記全ての第2の信号発生手段に前記第2の切換信号を発生させるように制御する第4の制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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