JPH08118724A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH08118724A JPH08118724A JP25386694A JP25386694A JPH08118724A JP H08118724 A JPH08118724 A JP H08118724A JP 25386694 A JP25386694 A JP 25386694A JP 25386694 A JP25386694 A JP 25386694A JP H08118724 A JPH08118724 A JP H08118724A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像形成時間を短縮する。
【構成】 複数のレーザ59,60を安定に発光させる
ために、フォトセンサ58によりレーザ光を受光し、フ
ォトセンサ58の出力を用いてレーザ59,60の帰還
制御を行う際に、レーザ59,60を同時に発光させて
レーザ59,60の各々の帰還量をスイッチ71,73
の切替えにより制御する。
ために、フォトセンサ58によりレーザ光を受光し、フ
ォトセンサ58の出力を用いてレーザ59,60の帰還
制御を行う際に、レーザ59,60を同時に発光させて
レーザ59,60の各々の帰還量をスイッチ71,73
の切替えにより制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関し、
特にレーザ光源からの光変調されたレーザ光を感光体
や、静電記録媒体等の像担持体の面上に導光して、その
面上に例えば静電潜像から成る画像を形成するようにし
た複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等に好
適な画像形成装置に関するものである。
特にレーザ光源からの光変調されたレーザ光を感光体
や、静電記録媒体等の像担持体の面上に導光して、その
面上に例えば静電潜像から成る画像を形成するようにし
た複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等に好
適な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像形成装置におい
ては、レーザ光の発生のために1つのレーザ(ダイオー
ド)と1つのPD(フォトダイオード)センサから構成
されるレーザチップを用いている。レーザを駆動するた
めに画像形成装置はバイアス電流源とパルス電流源と2
つの電流源を持つことによって、レーザの発光特性の改
善を図っている。また、レーザの発光を安定化するため
に、PDセンサからの出力信号を用いて帰還をかけ、バ
イアス電流量の自動制御を行っている(以後このような
制御をAPCと呼ぶ)。
ては、レーザ光の発生のために1つのレーザ(ダイオー
ド)と1つのPD(フォトダイオード)センサから構成
されるレーザチップを用いている。レーザを駆動するた
めに画像形成装置はバイアス電流源とパルス電流源と2
つの電流源を持つことによって、レーザの発光特性の改
善を図っている。また、レーザの発光を安定化するため
に、PDセンサからの出力信号を用いて帰還をかけ、バ
イアス電流量の自動制御を行っている(以後このような
制御をAPCと呼ぶ)。
【0003】したがって、マルチレーザを用いた画像形
成装置においても、上記構成を踏襲して図6のような構
成を採用している。図6におけるレーザチップ57は、
図2における半導体レーザ31の内部構成を示したもの
であり、Aレーザ59、Bレーザ60、PDセンサ58
から構成されるツインレーザである。51はAレーザ5
9のバイアス電流源、52はAレーザのパルス電流源で
あり、画像データとしてDATA1から出力される信号
によりON/OFFするスイッチ53によって、Aレー
ザ59の発光は制御される。Bレーザ60の発光の制御
もAレーザ59の制御と同様である。54はBレーザ6
0のバイアス電流源、55はBレーザ60のパルス電流
源である。画像データとしてDATA2から出力される
信号によるON/OFFするスイッチ56によって、B
レーザ60の発光は制御される。
成装置においても、上記構成を踏襲して図6のような構
成を採用している。図6におけるレーザチップ57は、
図2における半導体レーザ31の内部構成を示したもの
であり、Aレーザ59、Bレーザ60、PDセンサ58
から構成されるツインレーザである。51はAレーザ5
9のバイアス電流源、52はAレーザのパルス電流源で
あり、画像データとしてDATA1から出力される信号
によりON/OFFするスイッチ53によって、Aレー
ザ59の発光は制御される。Bレーザ60の発光の制御
もAレーザ59の制御と同様である。54はBレーザ6
0のバイアス電流源、55はBレーザ60のパルス電流
源である。画像データとしてDATA2から出力される
信号によるON/OFFするスイッチ56によって、B
レーザ60の発光は制御される。
【0004】また、PDセンサ58の出力信号は電流電
圧変換器61で電圧信号に変換され、S/H回路62を
経てオペアンプ64に入力され、バイアス電流源51を
制御する。また、電流電圧変換器61を経たPDセンサ
58の出力信号は、S/H回路65を経てオペアンプ6
7にも入力され、バイアス電流源55を制御する。6
3,66は、各々のバイアス電流源制御のための目標値
である。69は上記画像データを生成するための画像処
理部、68はこの画像形成処理部69を制御するシステ
ムコントローラである。
圧変換器61で電圧信号に変換され、S/H回路62を
経てオペアンプ64に入力され、バイアス電流源51を
制御する。また、電流電圧変換器61を経たPDセンサ
58の出力信号は、S/H回路65を経てオペアンプ6
7にも入力され、バイアス電流源55を制御する。6
3,66は、各々のバイアス電流源制御のための目標値
である。69は上記画像データを生成するための画像処
理部、68はこの画像形成処理部69を制御するシステ
ムコントローラである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明した複数の
レーザから構成されるマルチレーザにおいては、PDセ
ンサが1つしか無いために、各レーザのバイアス電流量
の帰還制御を行うためには、各レーザを1つずつ発光さ
せて各バイアス電流源を制御する必要がある。
レーザから構成されるマルチレーザにおいては、PDセ
ンサが1つしか無いために、各レーザのバイアス電流量
の帰還制御を行うためには、各レーザを1つずつ発光さ
せて各バイアス電流源を制御する必要がある。
【0006】図7にそのシーケンスを示す。まず、タイ
ミングT1でAレーザ59を発光させ、Aレーザ59の
バイアス電流量IBAを制御する。この際、レーザの発光
がある程度安定しないと、同期信号が得られないので、
APCに引き込むまでは連続フル点灯となり、同期信号
BDが得られた時点T2でライン制御のAPCとなる。
Aレーザ59のAPCが引き込まれた後、バイアス電流
は保持されAレーザ59はタイミングT3で一旦消灯さ
れ、BレーザのAPCの引き込みに移る。Bレーザ60
のAPCの引き込みもAレーザ59と同様で、タイミン
グT4の引き込み完了後ライン制御のAPCとなり、こ
こで画像データを出力できる状態となる。
ミングT1でAレーザ59を発光させ、Aレーザ59の
バイアス電流量IBAを制御する。この際、レーザの発光
がある程度安定しないと、同期信号が得られないので、
APCに引き込むまでは連続フル点灯となり、同期信号
BDが得られた時点T2でライン制御のAPCとなる。
Aレーザ59のAPCが引き込まれた後、バイアス電流
は保持されAレーザ59はタイミングT3で一旦消灯さ
れ、BレーザのAPCの引き込みに移る。Bレーザ60
のAPCの引き込みもAレーザ59と同様で、タイミン
グT4の引き込み完了後ライン制御のAPCとなり、こ
こで画像データを出力できる状態となる。
【0007】したがって、帰還制御の立ち上がりにおい
て、レーザを発光させて規定の光量を得るまでの時間
(タイミングT1〜T4)が、前記マルチレーザに内蔵
されるレーザの数だけ必要となる。したがって従来この
種装置では画像データを打ち出すまでにある程度の準備
時間を要し、画像形成の遅延につながる可能性があっ
た。
て、レーザを発光させて規定の光量を得るまでの時間
(タイミングT1〜T4)が、前記マルチレーザに内蔵
されるレーザの数だけ必要となる。したがって従来この
種装置では画像データを打ち出すまでにある程度の準備
時間を要し、画像形成の遅延につながる可能性があっ
た。
【0008】そこで、本発明は、画像形成時間の短縮に
寄与することができる画像形成装置を提供することを目
的とする。
寄与することができる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明では、レーザ光源からの光変
調されたレーザ光を像担持体の面上に導光して該像担持
体に画像を形成する画像形成装置であって、前記レーザ
光源として複数のレーザからなるマルチレーザを用いて
おり、前記レーザを安定に発光させるためにフォトセン
サにより前記レーザ光を受光し、そのフォトセンサ出力
を用いて前記レーザに対して帰還制御を行う画像形成装
置において、前記複数のレーザを同時に発光させて帰還
制御の引き込みを行うために、各レーザの帰還制御の制
御目標値および帰還量を制御する手段を具えたことを特
徴とする。
るために、請求項1の発明では、レーザ光源からの光変
調されたレーザ光を像担持体の面上に導光して該像担持
体に画像を形成する画像形成装置であって、前記レーザ
光源として複数のレーザからなるマルチレーザを用いて
おり、前記レーザを安定に発光させるためにフォトセン
サにより前記レーザ光を受光し、そのフォトセンサ出力
を用いて前記レーザに対して帰還制御を行う画像形成装
置において、前記複数のレーザを同時に発光させて帰還
制御の引き込みを行うために、各レーザの帰還制御の制
御目標値および帰還量を制御する手段を具えたことを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明はさらに、前記複数のレー
ザを同時に発光させて帰還制御の引き込みを行う際に、
各レーザを均等に発光させる制御手段をさらに具えたこ
とを特徴とする。
ザを同時に発光させて帰還制御の引き込みを行う際に、
各レーザを均等に発光させる制御手段をさらに具えたこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、複数のレーザから構成さ
れるマルチレーザを用いた画像形成装置において、各レ
ーザの帰還制御の制御目標値および帰還量を制御するこ
とにあたって、各レーザを同時に発光させることによ
り、帰還制御の立ち上がり時間を短縮する。
れるマルチレーザを用いた画像形成装置において、各レ
ーザの帰還制御の制御目標値および帰還量を制御するこ
とにあたって、各レーザを同時に発光させることによ
り、帰還制御の立ち上がり時間を短縮する。
【0012】請求項2の発明では、上記の同時発光時に
各レーザの発光量を均一にすることによりレーザ性能を
均一化させる。
各レーザの発光量を均一にすることによりレーザ性能を
均一化させる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0014】(実施例1)図1は本発明を適用した画像
処理装置全体の断面構成を示す。図1において、1つの
原稿給紙装置上に積載された原稿は、1枚づつ順次、原
稿台ガラス面2上に搬送される。原稿が搬送されると、
スキャナ3部分のランプが点灯し、かつスキャナユニッ
ト4が移動して原稿を照射する。原稿の反射光はミラー
5,6,7を介してレンズ8を通過し、その後イメージ
センサ部9に入力される。イメージセンサ部9において
入力光から光電変換された画像信号は、一旦図示しない
画像メモリに記憶され再び読み出された後、あるいは、
直接、イメージセンサ部9から露光制御部10に入力さ
れる。露光制御部10は画像信号に基づき、レーザを発
光させる。その照射光によって感光体11上に作られた
潜像は、現像器12、あるいは13によって現像され
る。上記潜像とタイミングを合わせて被転写紙積載部1
4、あるいは15より転写紙が搬送され、転写部16に
おいて、上記現像されたトナー像が転写される。転写さ
れたトナー像は定着部17にて被転写紙に定着された
後、排紙部18より装置外部に排出される。
処理装置全体の断面構成を示す。図1において、1つの
原稿給紙装置上に積載された原稿は、1枚づつ順次、原
稿台ガラス面2上に搬送される。原稿が搬送されると、
スキャナ3部分のランプが点灯し、かつスキャナユニッ
ト4が移動して原稿を照射する。原稿の反射光はミラー
5,6,7を介してレンズ8を通過し、その後イメージ
センサ部9に入力される。イメージセンサ部9において
入力光から光電変換された画像信号は、一旦図示しない
画像メモリに記憶され再び読み出された後、あるいは、
直接、イメージセンサ部9から露光制御部10に入力さ
れる。露光制御部10は画像信号に基づき、レーザを発
光させる。その照射光によって感光体11上に作られた
潜像は、現像器12、あるいは13によって現像され
る。上記潜像とタイミングを合わせて被転写紙積載部1
4、あるいは15より転写紙が搬送され、転写部16に
おいて、上記現像されたトナー像が転写される。転写さ
れたトナー像は定着部17にて被転写紙に定着された
後、排紙部18より装置外部に排出される。
【0015】図2は図1の露光制御部10関連の光学系
の構成を示す。半導体レーザ31より発せられた光ビー
ムはコリメータレンズ35および絞り32によりほぼ平
行光にされて、所定のビーム径で回転多面鏡33に入射
する。回転多面鏡33は矢印のような方向に等角速度の
回転を行っており、この回転に伴って、入射した光ビー
ムが連続的に角度を変える偏向ビームとなって反射され
る。偏向ビームとなった光はf−θレンズ34により集
光作用を受ける。一方、f−θレンズ34は同時に走査
の時間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正を行
うために、光ビームは、像担持体としての図1の感光体
11上に図の矢印の方向に等速で結合走査される。感光
体11へのデータの書き込みは半導体レーザ31の光量
制御によって行われる。
の構成を示す。半導体レーザ31より発せられた光ビー
ムはコリメータレンズ35および絞り32によりほぼ平
行光にされて、所定のビーム径で回転多面鏡33に入射
する。回転多面鏡33は矢印のような方向に等角速度の
回転を行っており、この回転に伴って、入射した光ビー
ムが連続的に角度を変える偏向ビームとなって反射され
る。偏向ビームとなった光はf−θレンズ34により集
光作用を受ける。一方、f−θレンズ34は同時に走査
の時間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正を行
うために、光ビームは、像担持体としての図1の感光体
11上に図の矢印の方向に等速で結合走査される。感光
体11へのデータの書き込みは半導体レーザ31の光量
制御によって行われる。
【0016】このような画像処理装置で用いられるレー
ザ駆動回路の構成を図3に示す。このレーザ駆動回路は
露光制御部10内に設けられており、図6の従来例と同
様の箇所には同一の符号を付している。
ザ駆動回路の構成を図3に示す。このレーザ駆動回路は
露光制御部10内に設けられており、図6の従来例と同
様の箇所には同一の符号を付している。
【0017】本実施例が図6の従来例と違う所は、帰還
制御を行うための目標値を各レーザ毎に2つ有し、Aレ
ーザ59側では符号63の目標値VREF 1と符号70の
目標値VREF 1′とを、Bレーザ60側では符号66の
目標体VREF 2と符号72の目標値VREF 2′とを切り
換えられる点である。
制御を行うための目標値を各レーザ毎に2つ有し、Aレ
ーザ59側では符号63の目標値VREF 1と符号70の
目標値VREF 1′とを、Bレーザ60側では符号66の
目標体VREF 2と符号72の目標値VREF 2′とを切り
換えられる点である。
【0018】次に本発明の原理について説明する。ま
ず、ツインレーザの基本的な特性として、Aレーザ5
9、Bレーザ60の間に大きな発光特性の差は考えられ
ないので、各レーザは同じ駆動電流であれば同等の発光
量で発光する。そして、Aレーザ59、Bレーザ60が
同じ光量で同時に発光すれば、PDセンサ58の出力
は、同じ光量の単独発光時に比べて2倍となる。したが
って、APC制御の引き込み時に各レーザのAPC制御
の目標値を2倍にすれば、Aレーザ59、Bレーザ60
を同時に発光しても帰還制御が飽和することはない。ま
た、ある程度の発光量に達すれば同期信号を得ることが
できるので、ライン制御のAPCに切り換えることがで
き、各々のレーザのさらに確度の高い制御に移行でき
る。
ず、ツインレーザの基本的な特性として、Aレーザ5
9、Bレーザ60の間に大きな発光特性の差は考えられ
ないので、各レーザは同じ駆動電流であれば同等の発光
量で発光する。そして、Aレーザ59、Bレーザ60が
同じ光量で同時に発光すれば、PDセンサ58の出力
は、同じ光量の単独発光時に比べて2倍となる。したが
って、APC制御の引き込み時に各レーザのAPC制御
の目標値を2倍にすれば、Aレーザ59、Bレーザ60
を同時に発光しても帰還制御が飽和することはない。ま
た、ある程度の発光量に達すれば同期信号を得ることが
できるので、ライン制御のAPCに切り換えることがで
き、各々のレーザのさらに確度の高い制御に移行でき
る。
【0019】このような考え方に基づいた図3の回路の
制御シーケンスについて、図4を用いて説明する。まず
図3のスイッチ71,スイッチ72は、APC制御の引
き込みを行う際には、符号70の目標値VREF 1′側、
符号72の目標値VREF 2′側に接続され、目標値V
REF 1′、目標値VREF 2′は、各レーザの帰還制御系
が飽和しないように、目標値VREF 1,VREF 2のそれ
ぞれ2倍に設定されている。
制御シーケンスについて、図4を用いて説明する。まず
図3のスイッチ71,スイッチ72は、APC制御の引
き込みを行う際には、符号70の目標値VREF 1′側、
符号72の目標値VREF 2′側に接続され、目標値V
REF 1′、目標値VREF 2′は、各レーザの帰還制御系
が飽和しないように、目標値VREF 1,VREF 2のそれ
ぞれ2倍に設定されている。
【0020】次にAPC制御の引き込みを行うためにA
レーザ59、Bレーザ60を同時にフル点灯するが、A
レーザ59、Bレーザ60を同時に点灯して、PDセン
サ58の出力が2倍になっても、それぞれのAPC制御
の目標値が2倍に設定されているので、所望の光量に向
けて、Aレーザ、Bレーザは発光する。この際に、符号
62のS/H1と符号65のS/H2のサンプルホール
ド回路はサンプリング状態である。そして、ある程度の
発光量に達すると、図4のタイミング11で同期信号B
Dが検出され、画像形成処理部69と書き込み系の同期
がとれるようになり、非画像部領域を用いたラインAP
Cが可能となる。この状態になると、図4のタイミング
12でスイッチ71、スイッチ72は符号63の目標値
VREF 1、符号66の目標値VREF 2に接続され、それ
ぞれのAPC制御の目標値は通常の目標値に切り換わ
る。また、符号62のS/H1、65のS/H2のサン
プルホールド回路へラインAPCのためのサンプルホー
ルド信号が入力される。そして、Aレーザ、Bレーザを
1つずつ別々に発光させて時分割でさらに精度の高いA
PC制御に移行する。なお、図4に示すタイミングチャ
ートでは、Aレーザ59、Bレーザ60のラインAPC
を1ライン毎に行うシーケンスとなっている。
レーザ59、Bレーザ60を同時にフル点灯するが、A
レーザ59、Bレーザ60を同時に点灯して、PDセン
サ58の出力が2倍になっても、それぞれのAPC制御
の目標値が2倍に設定されているので、所望の光量に向
けて、Aレーザ、Bレーザは発光する。この際に、符号
62のS/H1と符号65のS/H2のサンプルホール
ド回路はサンプリング状態である。そして、ある程度の
発光量に達すると、図4のタイミング11で同期信号B
Dが検出され、画像形成処理部69と書き込み系の同期
がとれるようになり、非画像部領域を用いたラインAP
Cが可能となる。この状態になると、図4のタイミング
12でスイッチ71、スイッチ72は符号63の目標値
VREF 1、符号66の目標値VREF 2に接続され、それ
ぞれのAPC制御の目標値は通常の目標値に切り換わ
る。また、符号62のS/H1、65のS/H2のサン
プルホールド回路へラインAPCのためのサンプルホー
ルド信号が入力される。そして、Aレーザ、Bレーザを
1つずつ別々に発光させて時分割でさらに精度の高いA
PC制御に移行する。なお、図4に示すタイミングチャ
ートでは、Aレーザ59、Bレーザ60のラインAPC
を1ライン毎に行うシーケンスとなっている。
【0021】本実施例では、各レーザのAPC制御の目
標値を切り換えることによって、各レーザの同時点灯に
よる引き込みを述べてきたが、マルチビーム内蔵のPD
センサ出力のゲインを切り換えることによっても、各レ
ーザの同時点灯による引き込みは可能となる。
標値を切り換えることによって、各レーザの同時点灯に
よる引き込みを述べてきたが、マルチビーム内蔵のPD
センサ出力のゲインを切り換えることによっても、各レ
ーザの同時点灯による引き込みは可能となる。
【0022】以上、説明した実施例によって、マルチビ
ームのレーザを用いた装置においても、各レーザの帰還
制御の引き込みを同時に行うことが可能となり、従来よ
りも短い時間で画像形成への移行が可能となる。
ームのレーザを用いた装置においても、各レーザの帰還
制御の引き込みを同時に行うことが可能となり、従来よ
りも短い時間で画像形成への移行が可能となる。
【0023】(実施例2)図5に実施例2におけるレー
ザ駆動回路の構成を示す。図6の従来のレーザ駆動回路
および図7の従来の動作タイミングと異なる点、特に各
レーザのバイアス電流の帰還の系について説明を行う。
ザ駆動回路の構成を示す。図6の従来のレーザ駆動回路
および図7の従来の動作タイミングと異なる点、特に各
レーザのバイアス電流の帰還の系について説明を行う。
【0024】なお、図6の従来例と同様の箇所には、や
はり同一の符号を付している。図5において、符号10
1のR1 、符号102のR2 および符号103のR3
は、Aレーザ59のAPC制御の目標値を設定する抵抗
で、スイッチ71は通常のラインAPC時は抵抗R2 ,
R3 間に、APC引き込み時には抵抗R1 ,R2 間に接
続されている。符号117のIC(Integrate
d Circuit)1でPDセンサ58からの帰還量
と目標値とを比較し、符号119のIC3と符号113
のトランジスタQ1 で定電流回路を構成する。符号10
6のR6 は電流制限用の抵抗である。符号104の抵抗
R4 、符号105の抵抗R5 、符号115のトランジス
タQ5 、符号118のIC2でAPC制御の帰還量の制
限を行っている。抵抗R4 ,R5 でその制限の目標値を
決定し、IC2でAレーザに実際に流れているバイアス
電流量と制限の目標値とを比較する。その結果によって
トランジスタQ3 で帰還量を制限する。Bレーザ60側
についても同様である。
はり同一の符号を付している。図5において、符号10
1のR1 、符号102のR2 および符号103のR3
は、Aレーザ59のAPC制御の目標値を設定する抵抗
で、スイッチ71は通常のラインAPC時は抵抗R2 ,
R3 間に、APC引き込み時には抵抗R1 ,R2 間に接
続されている。符号117のIC(Integrate
d Circuit)1でPDセンサ58からの帰還量
と目標値とを比較し、符号119のIC3と符号113
のトランジスタQ1 で定電流回路を構成する。符号10
6のR6 は電流制限用の抵抗である。符号104の抵抗
R4 、符号105の抵抗R5 、符号115のトランジス
タQ5 、符号118のIC2でAPC制御の帰還量の制
限を行っている。抵抗R4 ,R5 でその制限の目標値を
決定し、IC2でAレーザに実際に流れているバイアス
電流量と制限の目標値とを比較する。その結果によって
トランジスタQ3 で帰還量を制限する。Bレーザ60側
についても同様である。
【0025】符号110の抵抗R10、符号111の抵抗
R11、符号112の抵抗R12は、Bレーザ60のAPC
制御の目標値を設定する抵抗であり、スイッチ73は通
常のラインAPC時は抵抗R11,R12間に、APC引き
込み時には抵抗R10,R12間に接続されている。符号1
22のIC6でPDセンサ58からの帰還量と目標値と
を比較し、符号120のIC4、符号114のトランジ
スタQ2 で定電流回路を構成する。符号107の抵抗R
7 は電流制限用の抵抗である。符号108の抵抗R8 、
符号109の抵抗R9 、符号116のトランジスタQ
4 、符号121のIC5でAPC制御の帰還量の制限を
行っている。抵抗R8 ,R9 でその制限の目標値を決定
し、IC5でBレーザに実際に流れているバイアス電流
量と制限の目標値とを比較し、その結果によってトラン
ジスタQ4 で帰還量を制限する。
R11、符号112の抵抗R12は、Bレーザ60のAPC
制御の目標値を設定する抵抗であり、スイッチ73は通
常のラインAPC時は抵抗R11,R12間に、APC引き
込み時には抵抗R10,R12間に接続されている。符号1
22のIC6でPDセンサ58からの帰還量と目標値と
を比較し、符号120のIC4、符号114のトランジ
スタQ2 で定電流回路を構成する。符号107の抵抗R
7 は電流制限用の抵抗である。符号108の抵抗R8 、
符号109の抵抗R9 、符号116のトランジスタQ
4 、符号121のIC5でAPC制御の帰還量の制限を
行っている。抵抗R8 ,R9 でその制限の目標値を決定
し、IC5でBレーザに実際に流れているバイアス電流
量と制限の目標値とを比較し、その結果によってトラン
ジスタQ4 で帰還量を制限する。
【0026】以上の回路の動作について説明する。実施
例1では、APC制御の引き込み時にAレーザ59、B
レーザ60同時に点灯させることについて述べたが、A
レーザ59、Bレーザ60のトータル光量で制御してい
るために、両方のレーザが同等に発光せずに、アンバラ
ンスに発光してしまう可能性があった。
例1では、APC制御の引き込み時にAレーザ59、B
レーザ60同時に点灯させることについて述べたが、A
レーザ59、Bレーザ60のトータル光量で制御してい
るために、両方のレーザが同等に発光せずに、アンバラ
ンスに発光してしまう可能性があった。
【0027】したがって、フル点灯でのAPC引き込み
後、ラインAPCに移行した時に、例えばAレーザ59
が明るくBレーザ60が暗かった場合に、Bレーザ60
の制御時に光量が足りず同期信号が途絶えて制御不能に
なるような状態が考えられるが、実施例2においては、
PDセンサ60以外にレーザに流れる電流を検知する手
段を設けており、帰還量に制限を行うことでAレーザ5
9、Bレーザ60同時発光時にアンバランスな発光を防
ぐものである。
後、ラインAPCに移行した時に、例えばAレーザ59
が明るくBレーザ60が暗かった場合に、Bレーザ60
の制御時に光量が足りず同期信号が途絶えて制御不能に
なるような状態が考えられるが、実施例2においては、
PDセンサ60以外にレーザに流れる電流を検知する手
段を設けており、帰還量に制限を行うことでAレーザ5
9、Bレーザ60同時発光時にアンバランスな発光を防
ぐものである。
【0028】すなわち、実施例2においては、定電流回
路のトランジスタQ1,Q2のコレクタ電圧を監視する
ことでAレーザ59、Bレーザ60のバイアス電流量を
検知し、抵抗R1 ,R2 ,R3 およびR10,R11,R12
の値をAPC制御の引き込み時の適当な電流量にある程
度マージンを持たせた値に設定する。そうすることで、
例えばAレーザの発光量が所望の発光量を越えた場合、
IC2によってトランジスタQ3 がONされ、Aレーザ
59の帰還量はキャンセルされ、発光量が抑えられる。
その間に、Bレーザ60は所望の値に向け発光を続け
る。Bレーザ60が所望の発光量を越えた場合も同様で
ある。IC5によってトランジスタQ4 がONされ、B
レーザ60の帰還量はキャンセルされる。したがって、
Aレーザ59、Bレーザ60の同時点灯時、共に全く同
じ発光量とするのは困難であるが、片側のレーザの発光
量が突出してしまうことは防ぐことができ、各レーザが
共にある程度APC制御に引き込むことが可能となる。
路のトランジスタQ1,Q2のコレクタ電圧を監視する
ことでAレーザ59、Bレーザ60のバイアス電流量を
検知し、抵抗R1 ,R2 ,R3 およびR10,R11,R12
の値をAPC制御の引き込み時の適当な電流量にある程
度マージンを持たせた値に設定する。そうすることで、
例えばAレーザの発光量が所望の発光量を越えた場合、
IC2によってトランジスタQ3 がONされ、Aレーザ
59の帰還量はキャンセルされ、発光量が抑えられる。
その間に、Bレーザ60は所望の値に向け発光を続け
る。Bレーザ60が所望の発光量を越えた場合も同様で
ある。IC5によってトランジスタQ4 がONされ、B
レーザ60の帰還量はキャンセルされる。したがって、
Aレーザ59、Bレーザ60の同時点灯時、共に全く同
じ発光量とするのは困難であるが、片側のレーザの発光
量が突出してしまうことは防ぐことができ、各レーザが
共にある程度APC制御に引き込むことが可能となる。
【0029】そして、ある程度のAPC制御に引き込む
ことができれば、画像形成処理部69と書き込み系の同
期がとれるようになり、ラインAPCに移行することが
可能で、素早く精度の高い制御を行うことができる。た
だし、レーザの点灯状態が続くとレーザチップの温度が
上昇し、所望の光量を得るためにはバイアス電流量も増
加する。この際に本実施例2の帰還制御の制限があると
所望の発光量を得る妨げとなるので、この帰還制御の制
限は、APC制御引き込み時だけ働くように、スイッチ
123,124で切り換えられる。
ことができれば、画像形成処理部69と書き込み系の同
期がとれるようになり、ラインAPCに移行することが
可能で、素早く精度の高い制御を行うことができる。た
だし、レーザの点灯状態が続くとレーザチップの温度が
上昇し、所望の光量を得るためにはバイアス電流量も増
加する。この際に本実施例2の帰還制御の制限があると
所望の発光量を得る妨げとなるので、この帰還制御の制
限は、APC制御引き込み時だけ働くように、スイッチ
123,124で切り換えられる。
【0030】以上の構成を採ることによって、実施例2
において帰還制御の引き込み時にマルチビームの各レー
ザを同時発光させても、各レーザが確実にある程度の光
量で発光することを保証することが可能となる。
において帰還制御の引き込み時にマルチビームの各レー
ザを同時発光させても、各レーザが確実にある程度の光
量で発光することを保証することが可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、レーザ発光の帰還制御の引き込みの遅れを
防ぐことができ、プリントスピードの高速化、または画
像の高精細化など、マルチビームの特徴を活かすことが
可能となる。
明によれば、レーザ発光の帰還制御の引き込みの遅れを
防ぐことができ、プリントスピードの高速化、または画
像の高精細化など、マルチビームの特徴を活かすことが
可能となる。
【0032】さらに、請求項2の発明では、各レーザが
均等の光量で同時発光されるので、より良質の画質を提
供することができる。
均等の光量で同時発光されるので、より良質の画質を提
供することができる。
【図1】本発明を適用した画像形成装置の構成を示す断
面図である。
面図である。
【図2】図1の露光制御部内の光学系の構成を示す構成
図である。
図である。
【図3】本発明実施例1のレーザ駆動回路の構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図4】本発明における実施例1の帰還制御引き込み時
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】本発明における実施例2の回路構成を示す回路
図である。
図である。
【図6】従来例を用いたマルチレーザの駆動回路の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図7】従来例を用いたマルチレーザの帰還制御引き込
み時の動作タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
み時の動作タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
31 半導体レーザ 58 PDセンサ 59 Aレーザ 60 Bレーザ 69 画像形成処理部 71,72 スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 レーザ光源からの光変調されたレーザ光
を像担持体の面上に導光して該像担持体に画像を形成す
る画像形成装置であって、前記レーザ光源として複数の
レーザからなるマルチレーザを用いており、前記レーザ
を安定に発光させるためにフォトセンサにより前記レー
ザ光を受光し、そのフォトセンサ出力を用いて前記レー
ザに対して帰還制御を行う画像形成装置において、 前記複数のレーザを同時に発光させて帰還制御の引き込
みを行うために、各レーザの帰還制御の制御目標値およ
び帰還量を制御する手段を具えたことを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 前記複数のレーザを同時に発光させて帰
還制御の引き込みを行う際に、各レーザを均等に発光さ
せる制御手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1
に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25386694A JPH08118724A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25386694A JPH08118724A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08118724A true JPH08118724A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17257225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25386694A Pending JPH08118724A (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08118724A (ja) |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP25386694A patent/JPH08118724A/ja active Pending
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