JP5330973B2 - 工作機械のバランス装置及びバランス制御方法 - Google Patents
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Description
図16に示す工作機械は、ラムストックタイプの横中繰り盤50である。横中繰り盤50においては、ラムストック51のベッセルポイントとなる2箇所をアーム53で支持し、その重心位置をチェーン55で吊り上げており、このチェーン55は、旋回アーム56を経由して、カウンタウェイト54の重心位置に連結されている。ラムストック51が繰り出し方向に移動する際には、モーメントバランス用カウンタウェイト57を設けた旋回アーム56が同期して旋回し、カウンタウェイト57を繰り出し方向と逆に移動させることにより、機械全体の重心位置が移動しないようにしている。又、ラムストック51の前面にアタッチメントを装着した場合には、アーム53に設けた吊り位置移動装置(図示省略)により、アタッチメント毎のラムストック51の重心位置に対応して、吊り位置を補正するようにしている。
ラムの4つの側面を水平移動可能に拘束するサドルと、
前記ラム及び前記サドルと同等の重量を有し、前記ラム及び前記サドルと連結されて、前記ラム及び前記サドルを吊り上げる第1カウンタウェイトと、
前記ラムの繰り出し量に対応して移動させて、工作機械の重心位置を移動させないようにする第2カウンタウェイトと、
前記サドルの内部に配置された第1ガイドブロックと第1ガイドレールとを有し、前記第1ガイドブロックが前記ラムの重心位置上方の上面に固定された第1リニアガイドと、前記サドルの外部に配置された第2ガイドブロックと第2ガイドレールとを有し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが接続されると共に前記第2ガイドブロックに前記第1カウンタウェイト及び前記第2カウンタウェイトが連結された第2リニアガイドとからなる吊り構造と、
前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第1ガイドブロックの位置に同期して、前記第1ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させる(つまり、第1ガイドブロック=ラムの重心位置であり、ラムの繰り出しと共に移動する重心位置に同期して、重心位置の真上の位置に第2ガイドブロックを移動させている)吊り位置移動装置と、
前記第2ガイドブロックの位置と点対称に前記第2カウンタウェイトを移動させるカウンタウェイト移動装置とを有することを特徴とする。
上記第1の発明に記載の工作機械のバランス装置において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着される場合の前記ラムの重心位置に対応して、当該重心位置上方の前記ラムの上面に、前記第1ガイドレールに移動可能に支持された第3ガイドブロックを設け、
前記ラムにアタッチメントが装着された場合、前記吊り位置移動装置は、装着されるアタッチメントの重量に応じた、前記第1ガイドブロックと前記第3ガイドブロックとの間にある前記ラムの重心位置に基づいて、前記ラムの繰り出しと共に移動する当該重心位置に同期して、当該重心位置の真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする。
上記第2の発明に記載の工作機械のバランス装置において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着された場合、前記吊り位置移動装置は、前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第3ガイドブロックの位置に同期して、前記第3ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させる(つまり、第3ガイドブロック=アタッチメントを含めたラムの重心位置であり、ラムの繰り出しと共に移動する重心位置に同期して、重心位置の真上の位置に第2ガイドブロックを移動させている)ことを特徴とする。
ラムの4つの側面を水平移動可能に拘束するサドルと、
前記ラム及び前記サドルと同等の重量を有し、前記ラム及び前記サドルと連結されて、前記ラム及び前記サドルを吊り上げる第1カウンタウェイトと、
前記ラムの繰り出し量に対応して移動させて、工作機械の重心位置を移動させないようにする第2カウンタウェイトと、
前記サドルの内部に配置された第1ガイドブロックと第1ガイドレールとを有し、前記第1ガイドブロックが前記ラムの重心位置上方の上面に固定された第1リニアガイドと、前記サドルの外部に配置された第2ガイドブロックと第2ガイドレールとを有し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが接続されると共に前記第2ガイドブロックに前記第1カウンタウェイト及び前記第2カウンタウェイトが連結された第2リニアガイドとからなる吊り構造と、
前記サドル及び前記吊り構造と干渉することなく、前記ラムと前記第2ガイドブロックとを連結するブラケットを有し、当該ブラケットにより、前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第1ガイドブロックの位置に同期して、前記第1ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させる連結構造と、
前記第2ガイドブロックの位置と点対称に前記第2カウンタウェイトを移動させるカウンタウェイト移動装置とを有することを特徴とする。
上記第4の発明に記載の工作機械のバランス装置において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着される場合の前記ラムの重心位置に対応して、当該重心位置上方の前記ラムの上面に、前記第1ガイドレールに移動可能に支持された第3ガイドブロックを設け、
前記第2ガイドブロックと前記ブラケットとの間に油圧シリンダを設け、
前記ラムにアタッチメントが装着された場合、前記油圧シリンダは、装着されるアタッチメントの重量に応じた、前記第1ガイドブロックと前記第3ガイドブロックとの間にある前記ラムの重心位置に基づいて、当該重心位置の真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする。
上記第5の発明に記載の工作機械のバランス装置において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着された場合、前記油圧シリンダは、前記第3ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする。
ラムの4つの側面を水平移動可能に拘束するサドルと、
前記ラム及び前記サドルと同等の重量を有し、前記ラム及び前記サドルと連結されて、前記ラム及び前記サドルを吊り上げる第1カウンタウェイトと、
前記ラムの繰り出し量に対応して移動させて、工作機械の重心位置を移動させないようにする第2カウンタウェイトと、
前記サドルの内部に配置された第1ガイドブロックと第1ガイドレールとを有し、前記第1ガイドブロックが前記ラムの重心位置上方の上面に固定された第1リニアガイドと、前記サドルの外部に配置された第2ガイドブロックと第2ガイドレールとを有し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが接続されると共に前記第2ガイドブロックに前記第1カウンタウェイト及び前記第2カウンタウェイトが連結された第2リニアガイドとからなる吊り構造とを有する工作機械のバランス制御方法であって、
前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第1ガイドブロックの位置に同期して、前記第1ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させ、
前記第2ガイドブロックの位置と点対称に前記第2カウンタウェイトを移動させることを特徴とする。
上記第7の発明に記載の工作機械のバランス制御方法において、
更に、前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着される場合の前記ラムの重心位置に対応して、当該重心位置上方の前記ラムの上面に、前記第1ガイドレールに移動可能に支持された第3ガイドブロックを有し、
前記ラムにアタッチメントが装着された場合、装着されるアタッチメントの重量に応じた、前記第1ガイドブロックと前記第3ガイドブロックとの間にある前記ラムの重心位置に基づき、前記ラムの繰り出しと共に移動する当該重心位置に同期して、当該重心位置の真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする。
上記第8の発明に記載の工作機械のバランス制御方法において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着された場合、前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第3ガイドブロックの位置に同期して、前記第3ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする。
ラムの4つの側面を水平移動可能に拘束するサドルと、
前記ラム及び前記サドルと同等の重量を有し、前記ラム及び前記サドルと連結されて、前記ラム及び前記サドルを吊り上げる第1カウンタウェイトと、
前記ラムの繰り出し量に対応して移動させて、工作機械の重心位置を移動させないようにする第2カウンタウェイトと、
前記サドルの内部に配置された第1ガイドブロックと第1ガイドレールとを有し、前記第1ガイドブロックが前記ラムの重心位置上方の上面に固定された第1リニアガイドと、前記サドルの外部に配置された第2ガイドブロックと第2ガイドレールとを有し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが接続されると共に前記第2ガイドブロックに前記第1カウンタウェイト及び前記第2カウンタウェイトが連結された第2リニアガイドとからなる吊り構造と、
前記サドル及び前記吊り構造と干渉することなく、前記ラムと前記第2ガイドブロックとを連結するブラケットを有し、当該ブラケットにより、前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第1ガイドブロックの位置に同期して、前記第1ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させる連結構造とを有する工作機械のバランス制御方法であって、
前記第2ガイドブロックの位置と点対称に前記第2カウンタウェイトを移動させることを特徴とする。
上記第10の発明に記載の工作機械のバランス制御方法において、
更に、前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着される場合の前記ラムの重心位置に対応して、当該重心位置上方の前記ラムの上面に、前記第1ガイドレールに移動可能に支持された第3ガイドブロックと、
前記第2ガイドブロックと前記ブラケットとの間に設けた油圧シリンダとを有し、
前記ラムにアタッチメントが装着された場合、装着されるアタッチメントの重量に応じた、前記第1ガイドブロックと前記第3ガイドブロックとの間にある前記ラムの重心位置に基づき、前記油圧シリンダにより、当該重心位置の真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする。
上記第11の発明に記載の工作機械のバランス制御方法において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着された場合、前記油圧シリンダにより、前記第3ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする。
図1に示すラムタイプの横中繰り盤10は、ベッド11上に水平方向(便宜的に前後方向と呼ぶ。)に移動可能にコラムベース12が設けられ、コラムベース12上にコラム13が立設されている。コラム13の1つの側面には、鉛直方向(便宜的に上下方向と呼ぶ。)に移動可能にサドル14が支持されており、このサドル14には、水平方向(便宜的に左右方向と呼ぶ。)に移動可能にラム15が支持されている。ラム15は、主軸を有しており、主軸先端に取り付けた工具を用いて、加工対象のワークに加工を行うことになる。加工を行う際には、コラムベース12、サドル14、ラム15を、各々、前後方向、上下方向、左右方向に移動させながら、所望の加工を行うことになる。
図10に示すラムタイプの横中繰り盤10’は、図1に示した横中繰り盤10とは、吊り構造16周囲の構造に相違がある。しかしながら、横中繰り盤10’では、吊り構造16自体の構造を含め、他の構造は同じであるので、同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
14 サドル
15 ラム
16 吊り構造
17 旋回アーム
18 カウンタウェイト(モーメントバランス用)
20 吊り位置移動装置
21 ラムバランスビーム
22a、22b ガイドブロック
23 ガイドレール
24 ビーム
25 ガイドレール
26 ガイドブロック
30 カウンタウェイト移動装置
33 カウンタウェイト(ラム及びサドル重量バランス用)
40 連結構造
42 油圧シリンダ
Claims (12)
- ラムの4つの側面を水平移動可能に拘束するサドルと、
前記ラム及び前記サドルと同等の重量を有し、前記ラム及び前記サドルと連結されて、前記ラム及び前記サドルを吊り上げる第1カウンタウェイトと、
前記ラムの繰り出し量に対応して移動させて、工作機械の重心位置を移動させないようにする第2カウンタウェイトと、
前記サドルの内部に配置された第1ガイドブロックと第1ガイドレールとを有し、前記第1ガイドブロックが前記ラムの重心位置上方の上面に固定された第1リニアガイドと、前記サドルの外部に配置された第2ガイドブロックと第2ガイドレールとを有し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが接続されると共に前記第2ガイドブロックに前記第1カウンタウェイト及び前記第2カウンタウェイトが連結された第2リニアガイドとからなる吊り構造と、
前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第1ガイドブロックの位置に同期して、前記第1ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させる吊り位置移動装置と、
前記第2ガイドブロックの位置と点対称に前記第2カウンタウェイトを移動させるカウンタウェイト移動装置とを有することを特徴とする工作機械のバランス装置。 - 請求項1に記載の工作機械のバランス装置において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着される場合の前記ラムの重心位置に対応して、当該重心位置上方の前記ラムの上面に、前記第1ガイドレールに移動可能に支持された第3ガイドブロックを設け、
前記ラムにアタッチメントが装着された場合、前記吊り位置移動装置は、装着されるアタッチメントの重量に応じた、前記第1ガイドブロックと前記第3ガイドブロックとの間にある前記ラムの重心位置に基づいて、前記ラムの繰り出しと共に移動する当該重心位置に同期して、当該重心位置の真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする工作機械のバランス装置。 - 請求項2に記載の工作機械のバランス装置において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着された場合、前記吊り位置移動装置は、前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第3ガイドブロックの位置に同期して、前記第3ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする工作機械のバランス装置。 - ラムの4つの側面を水平移動可能に拘束するサドルと、
前記ラム及び前記サドルと同等の重量を有し、前記ラム及び前記サドルと連結されて、前記ラム及び前記サドルを吊り上げる第1カウンタウェイトと、
前記ラムの繰り出し量に対応して移動させて、工作機械の重心位置を移動させないようにする第2カウンタウェイトと、
前記サドルの内部に配置された第1ガイドブロックと第1ガイドレールとを有し、前記第1ガイドブロックが前記ラムの重心位置上方の上面に固定された第1リニアガイドと、前記サドルの外部に配置された第2ガイドブロックと第2ガイドレールとを有し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが接続されると共に前記第2ガイドブロックに前記第1カウンタウェイト及び前記第2カウンタウェイトが連結された第2リニアガイドとからなる吊り構造と、
前記サドル及び前記吊り構造と干渉することなく、前記ラムと前記第2ガイドブロックとを連結するブラケットを有し、当該ブラケットにより、前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第1ガイドブロックの位置に同期して、前記第1ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させる連結構造と、
前記第2ガイドブロックの位置と点対称に前記第2カウンタウェイトを移動させるカウンタウェイト移動装置とを有することを特徴とする工作機械のバランス装置。 - 請求項4に記載の工作機械のバランス装置において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着される場合の前記ラムの重心位置に対応して、当該重心位置上方の前記ラムの上面に、前記第1ガイドレールに移動可能に支持された第3ガイドブロックを設け、
前記第2ガイドブロックと前記ブラケットとの間に油圧シリンダを設け、
前記ラムにアタッチメントが装着された場合、前記油圧シリンダは、装着されるアタッチメントの重量に応じた、前記第1ガイドブロックと前記第3ガイドブロックとの間にある前記ラムの重心位置に基づいて、当該重心位置の真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする工作機械のバランス装置。 - 請求項5に記載の工作機械のバランス装置において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着された場合、前記油圧シリンダは、前記第3ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする工作機械のバランス装置。 - ラムの4つの側面を水平移動可能に拘束するサドルと、
前記ラム及び前記サドルと同等の重量を有し、前記ラム及び前記サドルと連結されて、前記ラム及び前記サドルを吊り上げる第1カウンタウェイトと、
前記ラムの繰り出し量に対応して移動させて、工作機械の重心位置を移動させないようにする第2カウンタウェイトと、
前記サドルの内部に配置された第1ガイドブロックと第1ガイドレールとを有し、前記第1ガイドブロックが前記ラムの重心位置上方の上面に固定された第1リニアガイドと、前記サドルの外部に配置された第2ガイドブロックと第2ガイドレールとを有し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが接続されると共に前記第2ガイドブロックに前記第1カウンタウェイト及び前記第2カウンタウェイトが連結された第2リニアガイドとからなる吊り構造とを有する工作機械のバランス制御方法であって、
前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第1ガイドブロックの位置に同期して、前記第1ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させ、
前記第2ガイドブロックの位置と点対称に前記第2カウンタウェイトを移動させることを特徴とする工作機械のバランス制御方法。 - 請求項7に記載の工作機械のバランス制御方法において、
更に、前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着される場合の前記ラムの重心位置に対応して、当該重心位置上方の前記ラムの上面に、前記第1ガイドレールに移動可能に支持された第3ガイドブロックを有し、
前記ラムにアタッチメントが装着された場合、装着されるアタッチメントの重量に応じた、前記第1ガイドブロックと前記第3ガイドブロックとの間にある前記ラムの重心位置に基づき、前記ラムの繰り出しと共に移動する当該重心位置に同期して、当該重心位置の真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする工作機械のバランス制御方法。 - 請求項8に記載の工作機械のバランス制御方法において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着された場合、前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第3ガイドブロックの位置に同期して、前記第3ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする工作機械のバランス制御方法。 - ラムの4つの側面を水平移動可能に拘束するサドルと、
前記ラム及び前記サドルと同等の重量を有し、前記ラム及び前記サドルと連結されて、前記ラム及び前記サドルを吊り上げる第1カウンタウェイトと、
前記ラムの繰り出し量に対応して移動させて、工作機械の重心位置を移動させないようにする第2カウンタウェイトと、
前記サドルの内部に配置された第1ガイドブロックと第1ガイドレールとを有し、前記第1ガイドブロックが前記ラムの重心位置上方の上面に固定された第1リニアガイドと、前記サドルの外部に配置された第2ガイドブロックと第2ガイドレールとを有し、前記第1ガイドレールと前記第2ガイドレールとが接続されると共に前記第2ガイドブロックに前記第1カウンタウェイト及び前記第2カウンタウェイトが連結された第2リニアガイドとからなる吊り構造と、
前記サドル及び前記吊り構造と干渉することなく、前記ラムと前記第2ガイドブロックとを連結するブラケットを有し、当該ブラケットにより、前記ラムの繰り出しと共に移動する前記第1ガイドブロックの位置に同期して、前記第1ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させる連結構造とを有する工作機械のバランス制御方法であって、
前記第2ガイドブロックの位置と点対称に前記第2カウンタウェイトを移動させることを特徴とする工作機械のバランス制御方法。 - 請求項10に記載の工作機械のバランス制御方法において、
更に、前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着される場合の前記ラムの重心位置に対応して、当該重心位置上方の前記ラムの上面に、前記第1ガイドレールに移動可能に支持された第3ガイドブロックと、
前記第2ガイドブロックと前記ブラケットとの間に設けた油圧シリンダとを有し、
前記ラムにアタッチメントが装着された場合、装着されるアタッチメントの重量に応じた、前記第1ガイドブロックと前記第3ガイドブロックとの間にある前記ラムの重心位置に基づき、前記油圧シリンダにより、当該重心位置の真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする工作機械のバランス制御方法。 - 請求項11に記載の工作機械のバランス制御方法において、
前記ラムに最大重量のアタッチメントが装着された場合、前記油圧シリンダにより、前記第3ガイドブロックの真上の位置に前記第2ガイドブロックを移動させることを特徴とする工作機械のバランス制御方法。
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