JP5330868B2 - ゲル剤加熱装置 - Google Patents

ゲル剤加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5330868B2
JP5330868B2 JP2009057478A JP2009057478A JP5330868B2 JP 5330868 B2 JP5330868 B2 JP 5330868B2 JP 2009057478 A JP2009057478 A JP 2009057478A JP 2009057478 A JP2009057478 A JP 2009057478A JP 5330868 B2 JP5330868 B2 JP 5330868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gel
heating element
case member
gel agent
portable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009057478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010207435A (ja
Inventor
▲芳▼弘 三輪
一浩 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP2009057478A priority Critical patent/JP5330868B2/ja
Priority to US12/474,900 priority patent/US8220451B2/en
Priority to EP10156231.2A priority patent/EP2246642B1/en
Publication of JP2010207435A publication Critical patent/JP2010207435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5330868B2 publication Critical patent/JP5330868B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24VCOLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F24V30/00Apparatus or devices using heat produced by exothermal chemical reactions other than combustion

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

本発明は、携帯用発熱体を使用してゲル剤を加熱するゲル剤加熱装置に関する。
従来、外部電源を不要とする携帯型の加熱装置については種々のものが提案されている。例えば、使い捨てカイロを使って外出先でミルクを温めるようにしたもの(例えば、特許文献1参照)がある。
実開昭63−34437号公報
ところで、外部電源が無い場所でゲル剤を温めたいという場合がある。例えば、医療の分野では超音波診断が一般的に行われているが、その際には、被検者の体表面と超音波プローブとの間の超音波伝導効率を高めるためにゲル剤(超音波検査用ゲル)が使用される。そして、この超音波検査用ゲルは、被検者に不快感を与えないように適温(具体的には、35℃〜40℃)に温めておくことが好ましい。近年、超音波診断装置については、外部電源が不要な電池駆動式のもの(例えば、ソノサイト社製MicroMaxxシリーズ)が市販されていて、外部電源が無いような往診先であっても超音波診断ができるようになっているが、超音波検査用ゲルの加熱装置であって外部電源を不要とするものについては、未だ、適切なものは提案されていない。なお、電池駆動により超音波検査用ゲルを温めようとすると、消費電力が大きくて実用に適さないという問題がある。また、ゲル剤はミルク等の液体に比べて流動性が低いため、液体加熱用の従来装置を単に流用しただけでは、ゲル剤が均一な温度に加熱されないという問題もある。なお、そのようなゲル剤につき、温度分布を均一化する方法としては、ゲル容器を何度も揉むという方法が考えられるが、実用上は そのような作業は煩雑であるという問題があった。
本発明は、上述の問題を解消することのできるゲル剤加熱装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、図1(a) (b) に例示するものであって、ゲル剤の入ったゲル容器(図2の符号A参照)が収納可能であって、外部からの電源供給を受けなくても発熱できるように構成された携帯用発熱体(B)が前記ゲル容器(A)の外面との間に収納可能となるように構成されたケース部材(2)と、
前記携帯用発熱体(B)が前記ケース部材(2)に収納された場合に該携帯用発熱体(B)と該ケース部材(2)との密着を低減するように、該収納される携帯用発熱体(B)と前記ケース部材(2)との間の位置であって該携帯用発熱体(B)に部分的に接触する位置に配置された突起部材(3)と、
を備え、
前記突起部材(3)は、前記収納される携帯用発熱体(B)に沿った第1方向(X)に延設されて該方向の第1空気路(4)を形成し、かつ、前記収納される携帯用発熱体(B)に沿った方向であって前記第1方向(X)と略直交する第2方向(Y)に第2空気路(5)を形成するように一部が分断されてなることを特徴とするゲル剤加熱装置(1)に関する。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第2方向(Y)は、前記ケース部材(2)に収納された状態のゲル容器(A)の長手方向(図2の上下方向)と略平行な方向であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、前記第1方向(X)に延設されると共に一部が分断された前記突起部材(3)が、前記第2方向(Y)に複数並設されてなることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記ケース部材(2)は、略筒状を呈すると共に、その径を調節する調節部材(6a,6b)を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記携帯用発熱体(B)は使い捨てカイロであることを特徴とする。
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
請求項1、2及び5に係る発明によれば、従来の外部電源式のものに比べ、軽くて小型で携帯性に優れると共に、外部電源無しでゲル容器のゲル剤を温めることができる加熱装置を得ることができる。また、収納された状態の携帯用発熱体の表面には、前記第1方向及び前記第2方向の二方向に空気路が形成されるので、前記携帯用発熱体の発熱に必要な酸素を該発熱体のほぼ全体に供給することが可能となり、ゲル容器中のゲル剤をほぼ均一な温度に加熱することが可能となる。
いま、携帯用発熱体として、市販の使い捨てカイロ(ペースト状のものではなく、鉄粉等を通気性袋に収納したタイプのもの)を使用するとする。そのようなタイプのカイロであれば、鉄粉等は通気性袋内を自由に移動できるので該袋の底部に集積してしまって、その部分でのみ局所的に発熱してしまう。ミルクのような液体の場合は、局所的な加熱であってもミルク自体が流動するので温度は均一化されるが、ゲル剤の場合は流動性が低いことからゲル剤全体の温度は均一にはなりにくい。ゲル容器から押し出したゲル剤の温度が高かったり低かったりしたのでは、被検者に不快感を与えてしまうことになる。これに対し、請求項3に係る発明によれば、各列の突起部材にて鉄粉等が堰き止められることとなり、鉄粉等の局部的集積、それに伴う局部的加熱を抑制することができ、ゲル剤をほぼ均一な温度にすることが可能となる。
一方、上述のゲル容器には色々の太さのものがあるが、請求項4に係る発明によれば、調節部材によってケース部材の径を調整することができるので、ゲル容器とケース部材との間の隙間を適正な状態にし、該ゲル容器を効率よく温めることが可能となる。
図1(a) は、本発明に係るゲル剤加熱装置の構成の一例(展開した状態)を示す正面図であり、図1(b)は、本発明に係るゲル剤加熱装置の外観の一例(組み立てた状態)を示す斜視図である。 図2は、本発明に利用されるゲル容器及び携帯用発熱体の形状の一例を示す正面図である。 図3(a) は、発熱体収納部の構成の一例を示す正面図であり、図3(b)は、発熱体収納部のゲル容器への取り付け状態の一例を示す正面図である。 図4は、ゲル剤の温度の時間的変化の一例を示す温度履歴図である。 図5は、ゲル剤の温度の時間的変化の他の例を示す温度履歴図である。
以下、図1乃至図5に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
本発明に係るゲル剤加熱装置は、図1(a) (b) に符号1で例示するものであって、ゲル剤の入ったゲル容器(図2の符号A参照)が収納可能なケース部材2を備えている。また、このケース部材2は、収納されたゲル容器Aの外面との間に携帯用発熱体(外部からの電源供給を受けなくても発熱できるように構成されたものの意であり、例えば、使い捨てカイロ)Bが収納可能となる大きさに構成されている。ゲル剤としては、例えば、超音波検査用ゲルを挙げることができる。
さらに、前記収納される携帯用発熱体Bと前記ケース部材2との間の位置には、該携帯用発熱体Bに部分的に接触するように突起部材3が配置されている。このように、突起部材3が、収納される携帯用発熱体Bに部分的に接触するため、携帯用発熱体Bが前記ケース部材2に収納された場合には、少なくとも該突起部材3が配置された近傍では、該携帯用発熱体Bと該ケース部材2との密着が低減されることとなる。この突起部材3は、具体的には、前記収納される携帯用発熱体Bに沿った一の方向(例えば、ケース部材2に収納された状態のゲル容器Aの周方向と略平行な方向X。以下、“第1方向”とする)に延設されていて、少なくともその近傍には 該方向Xに沿った空気路(以下、“第1空気路”とする)4を形成している。また、該突起部材3の一部は分断されていて第2方向(前記収納される携帯用発熱体Bに沿った方向であって前記第1方向Xと略直交する方向の意)Yに空気路(以下、“第2空気路”とする)5を形成している。
本発明に係る加熱装置1は、上述のような構成であるため、従来の外部電源式のものに比べ、軽くて小型で携帯性に優れると共に(本発明者らが試作したものは、加熱装置本体(携帯用発熱体及びゲル容器無し)は60g程度で、携帯用発熱体収納時の加熱装置(ゲル容器無し)は150g程度と軽量であった。)、外部電源無しでゲル容器Aのゲル剤を温めることができる。また、収納された状態の携帯用発熱体Bの表面には、前記第1方向X及び前記第2方向Yの二方向に空気路が形成されるので、前記携帯用発熱体Bの発熱に必要な酸素を該発熱体Bのほぼ全体に供給することが可能となり、ゲル容器中のゲル剤をほぼ均一な温度に加熱することが可能となる。
ところで、上述の構成の突起部材3(つまり、前記第1方向Xに延設されると共に一部が分断されている状態の突起部材3)は前記第2方向Yに複数列(図1(a) では3列)並設しておくと良い。以下、その効果について説明する。
いま、携帯用発熱体Bとして、市販の使い捨てカイロ(ペースト状のものではなく、鉄粉等を通気性袋に収納したタイプのもの)を使用するとする。そのようなタイプのカイロであれば、鉄粉等は通気性袋内を自由に移動できるので該袋の底部に集積してしまって、その部分でのみ局所的に発熱してしまう。ミルクのような液体の場合は、局所的な加熱であってもミルク自体が流動するので温度は均一化されるが、ゲル剤の場合は流動性が低いことからゲル剤全体の温度は均一にはなりにくい。ゲル容器から押し出したゲル剤の温度が高かったり低かったりしたのでは、被検者に不快感を与えてしまうことになる。これに対し、上述のように突起部材3を複数列並設しておけば、各列の突起部材3にて鉄粉等が堰き止められることとなり、鉄粉等の局部的集積、それに伴う局部的加熱を抑制することができ、ゲル剤をほぼ均一な温度にすることが可能となる。
一方、上述のケース部材2は、図1(b) に例示するように、少なくともゲル容器Aを収納する際には略筒状(略円筒状や、略角筒状)を呈するように構成しておくと良い。また、このケース部材2には、その径(図1(b)
の符号R参照)を調節できるような部材(以下、“調節部材”とする。図1(a) の符号6a,6b参照)を設けておくと良い。ゲル容器Aには色々の太さのものがあるが、ゲル容器Aの太さに応じて該ケース部材2の径Rを調整すれば、ゲル容器Aとケース部材2との間の隙間を適正な状態にし、該ゲル容器Aを効率よく温めることが可能となる。この調節部材としてはマジックテープ(登録商標)を挙げることができる。図示のマジックテープ6aはケース部材内面に幅広に取り付けられており、他方のマジックテープ6bはケース部材外面に取り付けられていて、それらのマジックテープ6a,6bの貼り位置を変えることにより、ゲル容器Aを収納する際のケース部材2の径Rを適切に調整出来るようになっている。
なお、ゲル容器Aや携帯用発熱体Bのケース部材2への装着及び取り外しが容易にできるように、前記調節部材6a,6bの機能によってケース部材が十分に大径(ゲル容器の径に比べて十分に大径の意)となるように構成しておくと良い。さらには、図1(a) に示すように、ケース部材2を展開できるように(つまり、筒状では無い、1枚のシート状にできるように)構成しておいても良い。ケース部材2が展開できるように構成されている場合には、ゲル容器Aや携帯用発熱体Bのケース部材2への装着及び取り外しを容易にできる。ここで、図1(a)
中の符号7は、ゲル容器Aの底部側を閉塞して該底部側からの熱逃散を防止する部材(以下、“底板部材”とする)を示し、符号8aは、該底板部材7の外周面側に取り付けられたマジックテープを示し、符号8bは、該底板部材7との接続のためにケース部材2側に取り付けられたマジックテープを示す。また、符号9は、ゲル容器Aの口部分(ゲル剤が押し出される口の側の部分)からの熱逃散を防止する部材(以下、“蓋部材”とする)を示す。図示の蓋部材9は巾着状をしていて、紐状部材10で蓋部材9の口の部分を閉じることができるように構成されている。
ところで、ケース部材2の内側には、携帯用発熱体Bを収納するための発熱体収納部11を形成しておいても良い。この発熱体収納部11としては、携帯用発熱体Bからゲル容器Aへの熱伝導を阻害しないような構造のものが好ましく、具体的には、
・ 網状のものや、
・ 金属繊維製で熱伝導度の良いのもの
を挙げることができる。なお、図1(a) に示すゲル剤加熱装置1では、発熱体収納部11は2個形成されていて携帯用発熱体Bが2個まで収納できるように構成されているが、もちろんこれに限られるものではなく、1個のみ収納できるようにしても、或いは3個以上収納できるようにしても良い。
ここで、図1(a)
に示す加熱装置(つまり、ケース部材2を展開可能に構成すると共に発熱体収納部11を設けた構造のもの)の取り扱い方法について説明する。
ゲル容器A等をセットする場合は、図1(a) に示すようにケース部材2を展開状態とし、まず、発熱体収納部11に携帯用発熱体Bを収納する。そして、ゲル容器Aをその上(発熱体収納部11の上)に置き、ケース部材2を円筒状(図1(b)
の状態)にする。このとき、底板部材7をケース部材2に接続して該部材2の底部開口を閉塞し、蓋部材9の口の部分は紐状部材10で閉じる。なお、携帯用発熱体Bとして使い捨てカイロを使用する場合には、該使い捨てカイロを揉んで発熱反応を開始させる必要があるが、該使い捨てカイロを揉むタイミングは、該カイロを発熱体収納部11に収納する前であっても、収納した後であってもどちらでも良い。また、セットする携帯用発熱体Bの数は適当に調整すれば良い。例えば、気温が高い季節や場所で使用するような場合には携帯用発熱体Bの数を少なくし、気温が低い季節や場所で使用するような場合には携帯用発熱体Bの数を多くしておくと良い。さらに、ゲル容器Aの加熱を開始する状態では携帯用発熱体Bを多くセットしておき(例えば、2個)、保温状態では携帯用発熱体Bの数を減らす(例えば、1個にする)ようにしても良い。
なお、上述のケース部材2としては、耐熱性や保温性や柔軟性に優れた素材(例えば、ナイロンシート及びアルミ保温シートによる積層シートなど)で構成しておくと良い。柔軟性に優れた素材でケース部材2を構成した場合には、ケース部材2の外側から携帯用発熱体Bを揉んで発熱作用を開始させたり、或いはケース部材2の外側からゲル容器Aを押圧してゲル剤を押し出したりすることができ、ゲル容器Aをケース部材2から取り出す必要が無いので便利である。
また、図1(a)
に示す突起部材3は、直方体状の突起片が一方向に(第1方向X)に複数連設されて構成されているが、もちろんこれに限られるものではなく、各突起片の形状や配置位置等は適宜変更すると良い。この突起部材3は、ゴムや樹脂などの適当な材料で形成すると良い。さらに、ゲル容器Aの表面に凸部を設けてゲル容器Aと携帯用発熱体Bとの間に空気通路を設け、該携帯用発熱体Bに空気が供給されるようにしても良い。
一方、ケース部材2の内面に温度計差し込み用の内ポケット(不図示)を設けておいて、ケース部材内部の温度を計測できるようにしても良い。また、一定温度を超えた場合に警報を出すようなアラーム装置を設けるようにしても良い。
図1(a) に示す加熱装置1では、ケース部材2の内面に発熱体収納部11を設けているが、もちろんこれに限られるものではない。例えば、発熱体収納部を、図3(a)
(b) に符号12で示すような袋状のもの(ケース部材2に付属していない独立した部材であって、例えば、網製の袋)としておき、マジックテープ等の接続部材13a,13bを設けておいて、同図(b)
に示すように、ゲル容器Aに巻き付けることができるようにしても良い。その場合、図1(a) に示すものではなく、内面には突起部材3が設けられているが発熱体収納部11は設けられていない構造のケース部材(不図示)を使用し、該ケース部材には、発熱体収納部12及び携帯用発熱体Bを巻き付けた状態でゲル容器Aを収納するようにすると良い。また、市販の使い捨てカイロには貼り付けタイプのもの(粘着部を有して体表面に貼り付けることができるようにしたもの)があるが、そのような貼り付けタイプの使い捨てカイロのみを使用するという前提であれば、上述のような発熱体収納部11,12は特に設けておかなくても良い。なお、貼り付けタイプの使い捨てカイロを使用する場合は、ゲル容器Aの表面(特に、使い捨てカイロを貼り付ける箇所)に凹凸を設けておいて、カイロが粘着される面積を小さくすると良い。そのようにした場合には、使い捨てカイロとゲル容器Aとの粘着力が軽減されてゲル容器Aが押圧されたときに変形し易くなり、ゲル剤の押し出しがスムーズに行われることとなる。
本発明の実施例1を図1及び図4に沿って説明する。
本実施例では、図1(a) (b) に示すゲル剤加熱装置1を用い、携帯用発熱体Bとしては、鉄粉等を通気性袋に収納した構造のもの(宝商株式会社製、エコポッカ(登録商標))を2個使用し、ゲル剤入りゲル容器Aとしてはパーカー社製の“アクアソニックゲル100”を使用した。そして、外部温度(環境温度)が22℃の下でゲル剤の温度変化を計測したところ、図4の実線のような温度上昇を示し、約1時間30分程度で35℃の適温(被検者に不快感を与えない程度の温度)に到達した。破線は、外部電源式のゲル剤加熱装置(アロカ株式会社製、JW−2000)を用いたときの温度変化を示すものであるが、本発明に係る装置による温度上昇は、外部電源式のものとほぼ遜色が無い程度であることが分かった。
本実施例では、図1(a) (b) に示すゲル剤加熱装置1(但し、発熱体収納部11を有していないもの)を用い、携帯用発熱体Bとしては、ペースト状で貼り付けタイプのもの(株式会社 白元製、貼るホッカイロ(登録商標))を2個使用し、ゲル剤入りゲル容器Aとしてはパーカー社製の“アクアソニックゲル100”を使用した。そして、外部温度(環境温度)が21℃の下でゲル剤の温度変化を計測したところ、図4の温度上昇を示し、約1時間30分で35℃の適温に到達した。
1 ゲル剤加熱装置
2 ケース部材
3 突起部材
4 第1空気路
5 第2空気路
6a,6b 調節部材
A ゲル容器
B 携帯用発熱体
X 第1方向
Y 第2方向

Claims (5)

  1. ゲル剤の入ったゲル容器が収納可能であって、外部からの電源供給を受けなくても発熱できるように構成された携帯用発熱体が前記ゲル容器の外面との間に収納可能となるように構成されたケース部材と、
    前記携帯用発熱体が前記ケース部材に収納された場合に該携帯用発熱体と該ケース部材との密着を低減するように、該収納される携帯用発熱体と前記ケース部材との間の位置であって該携帯用発熱体に部分的に接触する位置に配置された突起部材と、
    を備え、
    前記突起部材は、前記収納される携帯用発熱体に沿った第1方向に延設されて該方向の第1空気路を形成し、かつ、前記収納される携帯用発熱体に沿った方向であって前記第1方向と略直交する第2方向に第2空気路を形成するように一部が分断されてなる、
    ことを特徴とするゲル剤加熱装置。
  2. 前記第2方向は、前記ケース部材に収納された状態のゲル容器の長手方向と略平行な方向である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のゲル剤加熱装置。
  3. 前記第1方向に延設されると共に一部が分断された前記突起部材が、前記第2方向に複数並設されてなる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のゲル剤加熱装置。
  4. 前記ケース部材は、略筒状を呈すると共に、その径を調節する調節部材を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のゲル剤加熱装置。
  5. 前記携帯用発熱体は使い捨てカイロである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のゲル剤加熱装置。
JP2009057478A 2009-03-11 2009-03-11 ゲル剤加熱装置 Expired - Fee Related JP5330868B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009057478A JP5330868B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 ゲル剤加熱装置
US12/474,900 US8220451B2 (en) 2009-03-11 2009-05-29 Gelling agent heating unit
EP10156231.2A EP2246642B1 (en) 2009-03-11 2010-03-11 Heating unit for gelling agent

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009057478A JP5330868B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 ゲル剤加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010207435A JP2010207435A (ja) 2010-09-24
JP5330868B2 true JP5330868B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=42729673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009057478A Expired - Fee Related JP5330868B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 ゲル剤加熱装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8220451B2 (ja)
EP (1) EP2246642B1 (ja)
JP (1) JP5330868B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100126492A1 (en) * 2008-11-24 2010-05-27 St Etienne Roselyn Portable baby bottle warmer
US8839782B2 (en) * 2010-07-14 2014-09-23 Judy Hess Warming carrier
CN103479392A (zh) * 2013-09-29 2014-01-01 苏州边枫电子科技有限公司 B超导声胶的加热装置
KR101563500B1 (ko) * 2014-02-28 2015-10-27 삼성메디슨 주식회사 프로브용 겔 패치 및 이를 포함한 초음파 진단 장치
JP7200593B2 (ja) * 2018-10-17 2023-01-10 コニカミノルタ株式会社 超音波診断装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2384720A (en) * 1943-10-22 1945-09-11 Reynolds Metals Co Chemical heating container
US2589645A (en) * 1948-07-23 1952-03-18 Margaret D Tiegel Insulating and heating jacket for food containers
JPS6334437A (ja) 1986-07-30 1988-02-15 Toshiba Heating Appliances Co 加湿器
JPH01151405A (ja) * 1987-12-05 1989-06-14 Zaiei Ri 加熱型保温弁当箱
JPH02297362A (ja) * 1989-05-11 1990-12-07 Asahi Chem Ind Co Ltd 発熱性保温袋
JPH03126444A (ja) * 1989-10-12 1991-05-29 Fujitsu Ltd 超音波診断装置
US5125392A (en) * 1989-11-09 1992-06-30 Karen Worchell Chemically heated blanket
JPH0458226A (ja) 1990-06-28 1992-02-25 Seiko Epson Corp フィルムキャリア実装構造
JPH0541323U (ja) * 1991-11-06 1993-06-01 昭和電線電纜株式会社 ケーブル延線用カーブコロ
JP3349263B2 (ja) * 1994-07-11 2002-11-20 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用収納ケース
JPH1023957A (ja) * 1996-07-15 1998-01-27 Kansei Corp 保温食器
GB9621022D0 (en) * 1996-10-09 1996-11-27 White Stefan E Device for raising the temperature of red wine in a container
JPH11309082A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Nippon Soda Co Ltd ホットウェットタオル
JP2003135599A (ja) * 2001-11-02 2003-05-13 Akira Funasaka チューブ加温器
US20070157921A1 (en) * 2005-12-23 2007-07-12 Rankin Ronald C Material heater
JP5080135B2 (ja) * 2007-05-21 2012-11-21 日東ライフテック株式会社 使い捨てカイロおよび使い捨てカイロ用袋体構成部材

Also Published As

Publication number Publication date
EP2246642B1 (en) 2014-12-10
EP2246642A3 (en) 2014-02-19
US8220451B2 (en) 2012-07-17
US20100229848A1 (en) 2010-09-16
JP2010207435A (ja) 2010-09-24
EP2246642A2 (en) 2010-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5330868B2 (ja) ゲル剤加熱装置
US9516907B2 (en) Solar-assisted garment
US10500087B2 (en) Cooling devices for providing cooling therapy to the body
US9788365B2 (en) Apparatus and system for warming instruments
US20100126492A1 (en) Portable baby bottle warmer
JP2012050702A (ja) 腰用の加温具
JP2008101312A (ja) 保温手袋
WO2006016635A1 (ja) 発熱伸縮体及びその製造方法
KR200487879Y1 (ko) 휴대용 밧데리를 사용한 발열복대
KR20140017367A (ko) 온열패드
JP2008044911A (ja) 温熱制御パップ剤
CN211131654U (zh) 一种益母草暖贴
JP3170618U (ja) アイマスク用加温装置
CN217310605U (zh) 一种医用便捷式器械袋
CN219940969U (zh) 发热护颈
JP4874129B2 (ja) 充電式カイロ
JP3242316U (ja) 多機能温熱パック器具
JP3134446U (ja) 聴診器加温器
TWI754780B (zh) 溫熱器具
WO2017136958A1 (es) Dispositivo para el control térmico de una superficie corporal
JP3109136U (ja) 携帯用巻き付け型加熱・保温器
CN211213220U (zh) 一种超声科室用b超检查局部取暖装置
CN215128925U (zh) 一种听诊器
CN215916210U (zh) 一种均匀发热暖袋
JP6510384B2 (ja) ゴルフシャフト加温装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5330868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees