JPH11309082A - ホットウェットタオル - Google Patents

ホットウェットタオル

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Publication number
JPH11309082A
JPH11309082A JP13422398A JP13422398A JPH11309082A JP H11309082 A JPH11309082 A JP H11309082A JP 13422398 A JP13422398 A JP 13422398A JP 13422398 A JP13422398 A JP 13422398A JP H11309082 A JPH11309082 A JP H11309082A
Authority
JP
Japan
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wet towel
heating element
heat
air
insulating sheet
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Application number
JP13422398A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Okumura
正利 奥村
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K10/00Body-drying implements; Toilet paper; Holders therefor
    • A47K10/24Towel dispensers, e.g. for piled-up or folded textile towels; Toilet-paper dispensers; Dispensers for piled-up or folded textile towels provided or not with devices for taking-up soiled towels as far as not mechanically driven
    • A47K10/32Dispensers for paper towels or toilet-paper
    • A47K2010/3266Wet wipes
    • A47K2010/3293Wet wipes combined with wipe warming devices

Landscapes

  • Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯に便利で、短時間で昇温して使用可能と
なり、かつ長時間適温に保温しうるホットウェットタオ
ルを提供すること。 【解決手段】 圧着密封シール等により圧着されたウェ
ットタオルと、その上下両面又はその外周面に密着した
状態で配置された発熱体、好ましくは水分が鉄成分の5
〜15重量%である鉄系発熱体と、それらを収容した多
数の通気孔を有する通気性保温シート体、好ましくは通
気孔の総面積が通気性保温シート体全表面積の2〜25
%であり、かつ各通気孔の直径が通気性保温シート体の
厚みを越えない通気性保温シート体と、酸素不透過性の
外装袋とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、老人介護・乳幼児
用蒸しタオル、登山・旅行・外出用おしぼり、化粧落と
し等に使用することができる携帯用小型〜中型のホット
ウェットタオルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄系発熱体等を利用した、使用に
際して加温されるホットウェットタオルやホットウェッ
トティッシュとしては、次のものが知られている。実開
昭58−39188号公報には、還元鉄等の空気に触れ
て発熱する発熱層と、それを挟んで水分を含有し湿った
不織布等からなる吸水層とからなる積層体を密封容器に
封入してなるホットウェットティッシュが記載されてい
る。
【0003】実開昭59−154188号公報には、カ
イロを収納する部屋とおしぼりを収納する部屋により構
成され、カイロの熱によりおしぼりが温められるように
配置した保温おしぼりが記載されている。
【0004】特開昭60−83625号公報には、箱体
の上端に蓋を枢着し、該蓋の内面に加熱板を付設すると
共に箱体や蓋の内面に保温シートを張着し、箱体内に袋
を多数連続させた衛生用加湿紙を保温収容して取出口よ
り衛生用加湿紙の一端を引き出したことを特徴とする加
温衛生用加湿紙装置が示されている。
【0005】実開昭62−21988号公報には、湿潤
おしぼりが収容された水不透過性の袋体と、鉄粉の空気
による発熱を利用するための発熱体が収納された袋体と
を重ね合わせ、空気不透過性の袋体内に収納した簡易ホ
ットおしぼりが記載されている。
【0006】実開昭63−77590号公報には耐透水
性包体にて包装され、かつ、液体を含浸した清浄布用多
孔質体が、発熱又は冷却構成材とともに断熱材にて包装
されてなる携帯用清浄布が記載されている。
【0007】実開平4−104990号公報には、ウェ
ットティッシュを収納した容器を加熱して保温する装置
であって、帯状の断熱材、帯状の通電式発熱材及び帯状
の保温材等を重ねて多層体とし、該多層体の両端部を合
わせて上記多層体を筒状にし、或いは上記筒状の多層体
の両端部を分離できるようにしたウェットティッシュ容
器の加熱保温装置が示されている。
【0008】特開平8−133344号公報には、積層
されたウェットティッシュを収容し、かつこのウェット
ティッシュの取り出し開口を具備するウェットティッシ
ュ収納部材と、上記ウェットティッシュの取り出し開口
が設けられた面に密着されて上記積層されたウェットテ
ィッシュのうち最先取り出し順位のウェットティッシュ
を重点的に加熱するための熱源としての電気ヒーターと
を備えた非携帯タイプのウェットティッシュの加熱装置
が記載されている。
【0009】特開平8−133353号公報には、薬液
が充填された複数の不織布を、薬液を浸透しない材質か
らなる袋体に収納し、不織布の取り出し口の面に発熱体
を有し、封入袋内部の不織布の最初の1〜2枚目への熱
伝導率が他の不織布への熱伝導率よりもよい、使用時に
適温に加熱・保温されるウェットティッシュが記載され
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の発
熱体を利用したホットウェットタオル等は、通気や伝熱
への配慮が不足し、通気が不十分でウェットタオル等が
適温になるまで長時間かかったり、あるいは、発熱体が
急激に発熱し、発熱体中の水分蒸発が速く数分で昇温反
応がストップしてタオルが昇温しきれないままとなるな
ど、実用性に乏しいものであった。また、発熱体が断熱
袋中に収納されるものにおいては、通気性と保温性・蒸
発防止性とは相反することから特に通気量の調整が難し
く、一旦発熱体を断熱袋から取り出し、発熱体に通気処
理を施した後再度断熱袋に戻すという手間のかかるもの
が多かった。
【0011】本発明の課題は、携帯に便利で、短時間で
昇温して使用可能となり、かつ長時間適温に保温しうる
ホットウェットタオルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究し、短時間で昇温してホットウ
ェットタオルとして使用可能とするための急昇温のファ
クターとして、通気性をも含めた発熱速度と、発熱反応
による熱の効率のよいウェットタオルへの伝熱とが関係
すること、また長時間適温に保温するためには急昇温の
発熱体として作用するものと遅昇温の発熱体として作用
するものとを組み合わせ、それらを通気性保温シート体
中に収容する必要があるという知見を得て、本発明を完
成するに至った。
【0013】すなわち本発明は、圧着密封シール等によ
り圧着されたウェットタオルと、その上下両面又はその
外周面に密着した状態で配置された発熱体、好ましくは
水分が鉄成分の5〜15重量%である鉄系発熱体と、そ
れらを収容した多数の通気孔を有する通気性保温シート
体、好ましくは通気孔の総面積が通気性保温シート体全
表面積の2〜25%であり、かつ各通気孔の直径が通気
性保温シート体の厚みを越えない通気性保温シート体
と、酸素不透過性の外装袋とを有するホットウェットタ
オルに関する。
【0014】また本発明は、圧着密封シール等により圧
着されたウェットタオルと、その上下両面又はその外周
面に密着した状態で配置された発熱体、好ましくは水分
が鉄成分の5〜15重量%である鉄系発熱体と、それら
を収容した多数の通気孔を有する通気性保温シート体、
好ましくは通気孔の総面積が通気性保温シート体全表面
積の2〜25%であり、かつ各通気孔の直径が通気性保
温シート体の厚みを越えない通気性保温シート体と、発
熱体と通気性保温シート体との間に設けられたスペーサ
ー、好ましくは発熱体と通気性保温シート体との離間距
離を3〜15mmに保つことができるスペーサーと、酸
素不透過性の外装袋とを有するホットウェットタオルに
関する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明におけるウェットタオルと
しては、通常タオルとして使用されているものであれば
どのようなものでも使用しうるが、木綿等の天然繊維
や、ポリエステル等の合成繊維からなる不織布、布等を
例示することができる。このウェットタオルには、水分
その他必要に応じてプロピレングリコール等の湿潤剤、
ポリグリセリン等の可溶化剤、ソルビタン等の洗浄剤、
パラオキシ安息香酸エステル類、エタノール等の殺菌剤
を含ませておいてもよい。
【0016】このウェットタオルは、発熱体からウェッ
トタオル全体への伝熱を良好なものとするため、また嵩
張ることなく携帯に便なるようにするために圧着してお
くことが必要である。本発明者らによると、圧着したウ
ェットタオルでも1cm厚の伝熱に約3分を要し、ウェ
ットタオルの層間に空隙が存在すると熱伝導が悪く、ウ
ェットタオル全体が適温になるまでに相当の時間を要す
ることになる。ウェットタオルを圧着する好ましい方法
としては、水不透過性の包装材料に収納して、脱気しな
がら、圧着密封シールする方法を例示することができ、
この方法によると、包装体内のウェットタオル層間に空
隙が存在することなく緻密化し、ウェットタオル全体へ
の伝熱が速くなる。
【0017】ウェットタオルの形状としてはどのような
ものでもよいが、板状の場合はその上下両面に、円筒状
の場合はその外周面に発熱体が密着するように設けられ
る。このように、ウェットタオルに発熱体を密着させ、
上下両面又はその外周面から密着加温することにより、
発熱反応により生じた熱が効率よくウェットタオルに伝
わり、その昇温を速めることができる。
【0018】本発明における発熱体としては、公知の発
熱体成分とこれを収納する包材からなるタイプの発熱体
であればどのようなものでも使用しうるが、発熱体成分
としては単位重量当たりの発熱量及び安全性・経済性の
点で鉄を主成分とする鉄系発熱体成分からなるものが好
ましい。かかる鉄系発熱体成分としては、鉄粉等の鉄成
分の他に、アルミニウム粉、また鉄の酸化反応を促進す
る水及び塩化ナトリウム等の塩類、酸化反応促進触媒と
しての活性炭、更に水分保持剤としてのバーミキュライ
ト、木粉等を挙げることができる。
【0019】特に発熱体成分としての含有水が鉄粉等の
鉄成分の5〜15重量%のものが昇温速度及び発熱時間
の点から好ましく、水分が鉄成分の5重量%未満である
と、反応熱により水分が蒸発してしまい発熱反応が短時
間で停止する結果、ウェットタオルが充分加温されない
という問題が生じる可能性があり、反対に水分が鉄成分
の15重量%を超えると、昇温速度が低下する問題が生
じる。
【0020】発熱体の形状は、ウェットタオルの形状に
合わせて選択され、例えばウェットタオルが板状の場合
には、このウェットタオルと縦横の寸法がほぼ同じ大き
さの形状のものがウェットタオルの上下両面に2個使用
され、ウェットタオルが円筒状の場合には、ほぼその外
周面に密着しうる中空円筒形状のものが用いられる。
【0021】発熱体の包材としては、ウェットタオルと
の密着面では、例えばポリエチレンフィルム等の水不透
過性合成樹脂フィルムが使用され、ウェットタオルと密
着していない解放面では、孔数や孔径等で通気量を調製
したフイルム等の通気性の合成樹脂フィルムが使用され
る。この通気性の合成樹脂フィルムの透気度としては、
10〜1000S/100CC程度のものが好ましいが
これに限るものではない。
【0022】上記のように、鉄系発熱体を用いて高温を
長時間維持するには、系内における水分の保持と、系内
への通気が不可欠である。水分の保持には水の添加量を
増すか、発熱による蒸発を防止すればよく、他方通気
は、保温性や水分蒸発防止とバランスさせながら確保す
る必要があり、必要以上の通気は放熱と水分の蒸発をも
たらすことから、通常の使用条件で通気量を過度に増や
さずしかも最低限は確保することが必要である。本発明
はこのような条件を満足するために多数の通気孔を有す
る通気性保温シートと、好ましくはかかる通気性保温シ
ートと発熱体との間に解放空間を設けるためのスペーサ
ーを備えている。
【0023】本発明における通気性保温シート体として
は、微細な通気孔を有する断熱シートから構成されるも
のであればどのようなものでもよく、断熱シートとして
は発泡ポリエチレン製や発泡ウレタン製等の断熱シート
を例示することができる。断熱シートの厚みとしては通
常1〜3mm程度のものが使用され、また、断熱シート
に設けられる通気孔としては、その直径が断熱シートの
厚みを超えず、かつ通気孔の総面積が通気性保温シート
体全表面積の2〜25%のものが好ましく用いられる。
このように、通気性保温シート体における通気量は微細
通気孔の孔径と孔数で調整することができるが、通気孔
総面積の通気性保温シート体全表面積に占める割合が、
2%未満であると通気量が不十分となり、また25%を
超える場合など通気量を過大にすると、保温効果が低下
するので好ましくない。
【0024】通気性保温シート体の形状としては、昇温
した発熱体からの熱を保持する形状であればどのような
ものでもよいが、通常上記ウェットタオルの形状に合わ
せて適宜選定され、例えば、開封予定部を有する袋状の
ものや、ウェットタオル取り出し開口を有する袋状のも
のを例示することができる。そして、ウェットタオル取
り出し開口を有する袋状の場合、開封予定部を有する袋
状の場合に比べて、通気性保温シート体全表面積に占め
る通気孔の総面積の割合を小さくすることができる。ま
た、通気性保温シート体に設けられる通気孔の形状は、
円形、三角形、四角形などどのようなものでもよく、不
織布孔としてあるいは穿孔により設けることができる。
【0025】かかる通気性保温シート体に収納された、
例えば板状の2つの発熱体のうち、ウェットタオルの上
面に密着配置された発熱体は通気性保温シート体上面の
通気孔からの通気により速やかに発熱反応を開始して昇
温するが、ウェットタオルの下面に密着配置された発熱
体は通気性保温シート体下面の通気孔が床面により塞が
れたいることから発熱反応が弱く、徐々に昇温すること
になる。このように、急発熱する発熱体と通気阻害され
遅発熱する発熱体が組み合わされることで急昇温と適温
保持が得られる。しかし、通気阻害され遅発熱する発熱
体の作用が弱い場合もあり、かかる場合に発熱体と通気
性保温シートの間に、解放空間を形成するためのスペー
サーを設けておくことが特に好ましい。
【0026】本発明におけるスペーサーとしては、発熱
体と通気性保温シートの間に解放空間を形成することが
できるものであればどのようなものでもよいが、その形
状としては、ネット状、格子状、棒状、球状等を例示す
ることができ、その材質としてはポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ウレタン等の発泡性合成樹脂
ポリマーを挙げることができる。そして、このスペーサ
ーを用いることにより、発熱体と通気性保温シートとの
離間距離を3〜15mmに保ち、発熱体、特に下方に配
置された発熱体への通気を確保することができる。ま
た、このスペーサーの弾性収縮力を有するものを用い、
その弾性収縮力を利用して、発熱体をウェットタオルに
密着させることもできる。
【0027】本発明における外装袋としては、酸素の透
過を遮断しうるものであればどのようなものでもよい
が、その材質としてアルミ箔を有するラミネートフィル
ム、ポリ塩化ビニリデンをラミネートしたもの等を例示
することができる。
【0028】つぎに、本発明のホットウェットタオルの
一態様を図によって説明する。図1は本発明のホットウ
ェットタオルの概略斜視図、図2は本発明のホットウェ
ットタオルの概略断面図、図3は本発明のホットウェッ
トタオルにおける通気性保温シート体の概略斜視図で、
圧着密封シールされた板状のウェットタオル1の上下両
面に鉄系発熱体2が密着するように設けられ、これらは
ネット状のスペーサー3を介して通気性保温シート体4
に収納され、これらはさらに外装袋5に収納されてい
る。
【0029】本発明のホットウェットタオルは、その使
用に際しては、まず外装袋を開封し、通気性保温シート
体を取り出す。ウェットタオル上面の発熱体は通気性保
温シート体上面に設けられた通気孔や開口部からの通気
により発熱反応がおこり速やかに昇温し、一方ウェット
タオル下面の発熱体は通気性保温シート体の下面に設け
られた通気孔が床面により塞がれているのでスペーサー
により形成されている解放空間を通じてのより少ない通
気での緩慢な発熱反応が長時間にわたっておこりゆっく
りと昇温する。したがって、本発明のホットウェットタ
オルにおいては、速やかに適温に達したのち、その適温
が長時間にわたって持続することができる。なお、通気
性保温シート体が開封予定部を有する袋状のものである
場合、そのままでもよいが昇温速度を速めるために開封
予定部をあらかじめ開封して用いてもよい。
【0030】
【実施例】以下に本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はそれらの実施例によって限定される
ものではない。
【0031】実施例1 発熱体の包材としてタイベック(旭・デュポンフラッシ
ュスパンプロダクツ(株)製:透気度120s/100
cc)を通気性の外面とし、ポリエチレンフィルムをウ
ェットタオルと接合する内面とする4×8cm2 の袋と
し、この袋内に鉄粉(アトメル500M神戸製鋼(株)
製)88重量部、塩化ナトリウム0.4重量部、活性炭
2.4重量部及び水9.2重量部を混合したもの30g
を充填し、発熱体とした。一方木綿の不織布(25×2
5cm2 :7.5g)を、その縦横の寸法が4×8cm
2 となるように折り畳み、水15gを吸着させてウェッ
トタオルとし、ポリエチレン袋に脱気しながら圧着密封
シールし、この圧着密封シールされたウェットタオルの
上下両面を上記発熱体2個で上下から密着狭持させた状
態で、スペーサーとしての発泡ポリエチレン製のネット
(直径約5mm)でくるみ、これらのものをウェットタ
オル取り出し開口を有し、厚み2mm、5mm間隔で直
径1.4mm孔を有する発泡ポリエチレン製の通気性保
温シート体に収容し、さらにこの通気性保温シート体を
酸素遮断外装袋に入れて携帯用ホットウェットタオルと
した。
【0032】使用に際しては外装袋を破って通気性保温
シート体を台上に放置したところ、約3分後にはウェッ
トタオル上面が暖まり、約6分後にウェットタオルをポ
リエチレン袋から取り出したところ内部まで適温(約5
0℃)に暖まっていた。この間上方の発熱体に温度セン
サーを挿入して温度測定したところ一時80℃に達して
いたが、ネットと通気性保温シート体を介して手に取る
ことができ、一方下方の発熱体は緩やかに発熱し、ウェ
ットタオルを5〜15分間適温に保温することができ
た。
【0033】実施例2 実施例1においてネットを使用しない他は実施例1と同
様に行ったところ、上方の発熱体は急速に昇温したが、
下方の発熱体は床面に孔を塞がれて発熱が半減し、ウェ
ットタオル全体が暖まるまでには10〜15分を要した
ものの、それ以降は長時間にわたってウェットタオルを
適温に保温することができた。
【0034】比較例1 実施例1において通気性保温シートとネットを使用しな
い他は実施例1と同様に行ったところ、急速に発熱した
後急速に降温してウェットタオルを適温に保温すること
ができないばかりか、発熱体からの水蒸気発生による結
露が酷く周囲をべとべとに濡らした。
【0035】
【発明の効果】本発明のホットウェットタオルは、多数
の通気孔を有する通気性保温シートと、好ましくはかか
る通気性保温シートと発熱体との間に解放空間を設ける
ためのスペーサーを備えているので、短時間で昇温して
使用可能となり、かつ長時間適温に保温しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホットウェットタオルの概略斜視図で
ある。
【図2】本発明のホットウェットタオルの概略断面図で
ある。
【図3】本発明のホットウェットタオルにおける通気性
保温シート体の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ウェットタオル 2 発熱体 3 スペーサー 4 通気性保温シ
ート体 5 外装袋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧着されたウェットタオルと、その上下
    両面又はその外周面に密着した状態で配置された発熱体
    と、それらを収容した多数の通気孔を有する通気性保温
    シート体と、酸素不透過性の外装袋とを有するホットウ
    ェットタオル。
  2. 【請求項2】 発熱体と通気性保温シート体との間にス
    ペーサーが設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のホットウェットタオル。
  3. 【請求項3】 圧着されたウェットタオルとして、圧着
    密封シールされたウェットタオルを用いることを特徴と
    する請求項1又は2記載のホットウェットタオル。
  4. 【請求項4】 発熱体として、水分が鉄成分の5〜15
    重量%である鉄系発熱体を用いることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか記載のホットウェットタオル。
  5. 【請求項5】 通気性保温シート体として、通気孔の総
    面積が通気性保温シート体全表面積の2〜25%であ
    り、かつ各通気孔の直径が通気性保温シート体の厚みを
    越えない通気性保温シート体を用いることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか記載のホットウェットタオル。
  6. 【請求項6】 スペーサーを用いることにより、発熱体
    と通気性保温シート体との離間距離が3〜15mmに保
    たれていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか記
    載のホットウェットタオル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207435A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Kowa Co ゲル剤加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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