JP5330025B2 - トランスミッション用潤滑油の温度制御装置 - Google Patents

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本発明は、潤滑油ポンプによりトランスミッション強制循環する潤滑油の温度を制御するトランスミッション用潤滑油の温度制御装置に関する。
自動車のエンジンの冷間始動時に昇温した潤滑油をトランスミッションに供給すべく、蓄熱タンクに予め蓄えられた高温の潤滑油をオイルパンの内部に配置されたストレーナの上面に供給して該ストレーナを加熱し、オイルパンから吸い上げられた低温の潤滑油を前記ストレーナを通過させて昇温するものが、下記特許文献1により公知である。
特開2002−130436号公報
ところで上記従来のものは、蓄熱タンクに蓄えた高温の潤滑油でストレーナを加熱しても、そのストレーナはオイルパンからの低温の潤滑油が通過することで直ぐに冷えてしまい、トランスミッションに供給される潤滑油が効果的に昇温しないという問題があった。これを回避するには蓄熱タンクの容量を大きくすれば良いが、そのためには蓄熱タンクの設置スペースやコストが増加する問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、蓄熱タンクを大型化することなく、トランスミッションの暖機時に昇温した潤滑油を供給できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、潤滑油ポンプによりトランスミッション強制循環する潤滑油の温度を制御するトランスミッション用潤滑油の温度制御装置であって、潤滑油を貯留する第1リザーバと、前記第1リザーバに貯留した潤滑油よりも高温の潤滑油を貯留する第2リザーバと、前記第1、第2リザーバから供給される潤滑油を濾過して前記トランスミッションに供給すべく前記第1リザーバ内に配置されるストレーナと、前記第1、第2リザーバからの潤滑油を前記ストレーナのダーティチャンバに吸入する第1、第2潤滑油吸入口を開閉すべく前記第1リザーバ内に配置される流量制御弁を備え、前記ストレーナは、そのストレーナ内部を前記ダーティチャンバと、前記潤滑油ポンプの吸込側に連なるクリーンチャンバとに区画するエレメントを有していると共に、前記ダーティチャンバを前記エレメントとの間に形成する下部ケースの底壁の一端部に前記第1潤滑油吸入口が、またその下部ケースの底壁の前記一端部から立ち上がる側壁に前記第2潤滑油吸入口がそれぞれ開口しており、前記流量制御弁は、前記第1潤滑油吸入口を閉じ且つ前記第2潤滑油吸入口を開く第1の回動位置と、前記第1潤滑油吸入口を開き且つ前記第2潤滑油吸入口を閉じる第2の回動位置と、前記第1、第2潤滑油吸入口を両方開く中間回動位置とをとり得るように前記下部ケースに回動可能に軸支されると共に、その流量制御弁の回動位置が、電気的に作動するアクチュエータで制御されることを特徴とするトランスミッション用潤滑油の温度制御装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記第2リザーバは、潤滑油を加熱する加熱手段を備えることを特徴とするトランスミッション用潤滑油の温度制御装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記ストレーナは断熱材により覆われることを特徴とするトランスミッション用潤滑油の温度制御装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記トランスミッションから前記第1リザーバに潤滑油を戻す潤滑油排出通路の中間部に流路切換弁が設けられており、その流路切換弁は、前記トランスミッションに接続したエンジンの始動からの経過時間に応じて、トランスミッションから戻される潤滑油の全量を前記第2リザーバ側に導く第1の作動位置と、前記トランスミッションから戻される潤滑油の一部だけを前記第2リザーバ側に導く第2の作動位置と、前記トランスミッションから戻される潤滑油の全量を前記第1リザーバ側に導く第3の作動位置とに切換可能であり、前記流量制御弁は、前記流路切換弁が前記第1の作動位置にあるときに前記第1の回動位置となり、また同流路切換弁が前記第2の作動位置にあるときに前記中間回動位置となり、また同流路切換弁が前記第3の作動位置にあるときに前記第2の回動位置となることを特徴とするトランスミッション用潤滑油の温度制御装置が提案される。
尚、実施の形態のオイルパン11は本発明の第1リザーバに対応し、実施の形態の蓄熱タンク12は本発明の第2リザーバに対する。
請求項1の構成によれば、止していた暖機対象物としてのトランスミッションの運転を開始するときに、第2リザーバの高温の潤滑油を第2潤滑油吸入口からストレーナを経てトランスミッションに供給することで、ストレーナおよびトランスミッションを速やかに昇温し、ストレーナを潤滑油が通過する際の流通抵抗の低減およびトランスミッションの速やかな暖機を可能にすることができる。そしてトランスミッションの暖機が完了した後は、第1リザーバの低温の潤滑油を第1潤滑油吸入口からストレーナを経てトランスミッションに供給することで、第1リザーバの潤滑油を昇温して通常の運転に移行することができる。特に、停止していたトランスミッションの運転を開始するときに、高温の潤滑油だけをストレーナに供給するので該潤滑油の流量が少なくて済み、第2リザーバを小容量のもので済ますことができる。また第1、第2潤滑油吸入口がストレーナのエレメントよりも上流側に設けられるので、第2リザーバからの高温の潤滑油がストレーナを通過することで該ストレーナを速やかに昇温し、そこを潤滑油を通過する際の抵抗を低減することができる。
また請求項2の構成によれば、第2リザーバに潤滑油を加熱する加熱手段を設けたので、トランスミッションが運転を停止してから長時間が経過した後の運転再開時であっても、第2リザーバから常に高温の潤滑油を供給することができる。
また請求項3の構成によれば、ストレーナを断熱材で覆ったので、ストレーナを通過する高温の潤滑油の熱がオイルパン内の低温の潤滑油に奪われ難くし、トランスミッションに供給される潤滑油の温度を高めることができる。
潤滑油の温度制御装置の全体構成を示す図。 ストレーナの斜視図。 図2の3−3線拡大断面図(暖機未完了時)。 図3に対応する図(暖機完了時)。 実施の形態の作用を説明する図。 実施の形態の効果を説明するグラフ。
以下、図1〜図6に基づいて本発明の参考実施形態を説明する。
図1に示すように、自動車のエンジンEに接続されたトランスミッションTは、その下面に制御油を兼ねる潤滑油を貯留するための第1リザーバとしてのオイルパン11を備える。トランスミッションTには、前記オイルパン11に加えて第2リザーバとしての蓄熱タンク12を備えており、その蓄熱タンク12には、内部に貯留された潤滑油を加熱するための電気ヒータ等の加熱手段13が設けられる。
図1〜図3から明らかなように、オイルパン11の内部には潤滑油を濾過して異物を除去するためのストレーナ14が配置される。ストレーナ14は下部ケース15および上部ケース16を、それらの間にエレメント17を挟持するように結合して構成され、下部ケース15およびエレメント17間にダーティチャンバ18が区画されるとともに、上部ケース16およびエレメント17間にクリーンチャンバ19が区画される。ストレーナ14の下部ケース15および上部ケース16は、それぞれ断熱材20,21で覆われる。
ストレーナ14の上部ケース16の形成された潤滑油出口22に接続された潤滑油供給通路23はトランスミッションTの内部に延び、その途中に潤滑油を吸い上げるための潤滑油ポンプ24が設けられる。トランスミッションTからオイルパン11に潤滑油を戻す潤滑油排出通路25の中間部に電磁弁よりなる流路切換弁26が設けられており、流路切換弁26において潤滑油排出通路25から分岐した第1バイパス通路27は蓄熱タンク12に接続されるとともに、蓄熱タンク12から延びる第2バイパス通路28がストレーナ14の下部ケース15の側壁に設けた第2潤滑油吸入口30に接続される。下部ケース15の底壁には、前記第2潤滑油吸入口30に隣接して第1潤滑油吸入口29が形成されており、この第1潤滑油吸入口29を介してオイルパン11の内部がストレーナ14のダーティチャンバ18に連通する。
流路切換弁26が図5(A)の位置にあるとき、トランスミッションTからの潤滑油は直接オイルパン11に戻されることなく、その全量が蓄熱タンク12に戻される。流路切換弁26が図5(B)の位置にあるとき、トランスミッションTからの潤滑油の一部は直接オイルパン11に戻され、残部が蓄熱タンク12に戻される。流路切換弁26が図5(C)の位置にあるとき、トランスミッションTからの潤滑油は蓄熱タンク12に戻されることなく、その全量が直接オイルパン11に戻される。
ストレーナ14の下部ケース15に支軸31を介して流量制御弁32が揺動自在に枢支される。この流量制御弁32は図示せぬ捩じりバネ等で図3に示す倒伏位置に付勢されており、オイルパン11に貯留された潤滑油の温度(粘度)および蓄熱タンク12に貯留された潤滑油の温度(粘度)に応じて自動的に作動する。流量制御弁32が起立位置(図4参照)にあるとき、第1潤滑油吸入口29が開放されて第2潤滑油吸入口30が閉塞され、流量制御弁32が倒伏位置(図3参照)にあるとき、第2潤滑油吸入口30が開放されて第1潤滑油吸入口29が閉塞される。流量制御弁32は、前記起立位置および前記倒伏位置の間の任意の位置で停止可能である。
次に、上記構成を備えた参考実施形態の作用を説明する。
エンジンEが停止してから所定時間が経過すると、エンジンEだけでなくトランスミッションTも冷えて低温状態になるため、トランスミッションTのオイルパン11に貯留された潤滑油も低温状態になるが、蓄熱タンク12に貯留された潤滑油は加熱手段13により加熱されて高温状態に維持されている。
図5および図6に示すように、流路切換弁26および流量制御弁32は、エンジンEの始動からの経過時間に応じた領域A、領域Bおよび領域Cにおいて、異なる態様で制御される。
領域Aでは、図5(A)に示すように、流路切換弁26は潤滑油排出通路25を第1バイパス通路27に接続するように切り換えられ、ストレーナ14に設けた流量制御弁32は第1潤滑油吸入口29を閉塞して第2潤滑油吸入口30を開放する倒伏位置にあり、第2潤滑油吸入口30からダーティチャンバ18に流入した高温の潤滑油が第1潤滑油吸入口29を通過してオイルパン11に漏れ出ることはない。
領域Bでは、図5(B)に示すように、流路切換弁26は潤滑油排出通路25を第1バイパス通路27およびオイルパン11の両方に接続するように切り換えられ、高温で低粘度の潤滑油は第1潤滑油吸入口29および第2潤滑油吸入口30の両方からダーティチャンバ18に流入するため、流量制御弁32は第1潤滑油吸入口29および第2潤滑油吸入口30を共に半開にする位置になる。
領域Cでは、図5(C)に示すように、流路切換弁26は潤滑油排出通路25をオイルパン11に接続するように切り換えられ、第2潤滑油吸入口30からダーティチャンバ18への潤滑油の流入は止まり、第1潤滑油吸入口29からダーティチャンバ18へと流入する潤滑油に押されて流量制御弁32は第1潤滑油吸入口29を開放して第2潤滑油吸入口30を閉塞する起立位置になる。
前記領域Aでは、潤滑油ポンプ24が作動したときに、オイルパン11に貯留された低温で高粘度の潤滑油は吸い上げられ難く、蓄熱タンク12に貯留された高温で低粘度の潤滑油は吸い上げられ易いため、蓄熱タンク12に貯留された高温の潤滑油が第2バイパス通路28から第2潤滑油吸入口30を経てストレーナ14のダーティチャンバ18に流入し、そこからエレメント17を通過して異物を除去された後に、クリーンチャンバ19、潤滑油出口22および潤滑油供給通路23を経てトランスミッションTの被潤滑部に供給される、
その結果、ストレーナ14の出口での潤滑油温度(図6の実線参照)は、エンジンEの始動直後だけは蓄熱タンク12から出た潤滑油がストレーナ14に熱を奪われて低くなるものの、その後は急速に上昇して所定温度(実施の形態では60°C)に達する。これにより、ストレーナ14、潤滑油ポンプ24およびトランスミッションTに高温で粘度が低い潤滑油を供給することが可能となり、潤滑油がストレーナ14のエレメント17を通過する際の流通抵抗を低減して潤滑油ポンプ24の駆動負荷を小さくすることができるだけでなく、トランスミッションTの各摺動部のフリクションの低減および異常摩耗の防止が可能になり、しかもトランスミッションTの暖機を促進することができる。
このように、冷間始動時にはストレーナ14にオイルパン11の低温の潤滑油を全く供給せず、蓄熱タンク12の高温の潤滑油だけを供給するので、ストレーナ14の温度を速やかに昇温することが可能になり、蓄熱タンク12の小型化およびコストダウンが可能になる。
このとき、ストレーナ14の下部ケース15および上部ケース16が断熱材20,21で覆われてオイルパン11内の低温の潤滑油から断熱されているため、ストレーナ14に流入した高温の潤滑油の熱がオイルパン11内の低温の潤滑油に奪われ難くし、エレメント17やトランスミッションTにできるだけ高温の潤滑油を供給することができる。
トランスミッションTに供給されて該トランスミッションTの暖機を促進した潤滑油は、オイルパン11に戻されることなく流路切換弁26を介して蓄熱タンク12に戻されるため、高温の潤滑油がオイルパン11内の低温の潤滑油と混合して冷却されるのを防止し、トランスミッションTを暖機を一層効果的に促進することができる。
トランスミッションTの暖機が進行するに伴ってオイルパン11内の潤滑油の温度が次第に上昇して粘度も次第に低くなるため、オイルパン11内の潤滑油も吸い上げられることで流量制御弁32は第1潤滑油吸入口29および第2潤滑油吸入口30を共に開放する中間位置に揺動する。その結果、前記領域Bでは、トランスミッションTの内部を循環した後の潤滑油の一部は蓄熱タンク12を経てストレーナ14に供給され、かつ前記潤滑油の残部はオイルパン11を経てストレーナ14に供給されるため、オイルパン11内の潤滑油温度は更に上昇してストレーナ14の出口での潤滑油温度である60°Cに達する。その間、ストレーナ14の出口での潤滑油温度が前記60°Cに維持されるように、流路切換弁26の位置が制御される。
オイルパン11内の潤滑油の温度が60°に上昇して粘度が充分に低くなると、その潤滑油がストレーナ14に容易に吸い上げられるようになるため、流量制御弁32は起立位置に揺動する。その結果、前記領域Cでは、トランスミッションTの内部を循環した後の潤滑油の全量がオイルパン11を経てストレーナ14に供給され、ストレーナ14の出口での潤滑油温度はオイルパン11内の潤滑油温度に一致した状態で、60°Cから更に上昇する。
しかして、前記領域A,Bにおいてストレーナ14の出口での潤滑油温度はオイルパン11内の潤滑油温度よりも高くなり、潤滑油ポンプ24の駆動負荷の低減、トランスミッションTのフリクションの低減、トランスミッションTの異常摩耗の防止、トランスミッションTの暖機の促進が可能になる。
尚、前記領域Cでストレーナ14の出口での潤滑油温度が70°Cに達したとき、流路切換弁26および流量制御弁32を所定時間だけ図5(A)の状態にすることで、蓄熱タンク12に潤滑油を補給する。これにより、次回の冷間始動時に備えて蓄熱タンク12の潤滑油を加熱手段13で加熱しておくことができる。
ところで、前記した参考実施形態では、オイルパン11に貯留された潤滑油の温度(粘度)および蓄熱タンク12に貯留された潤滑油の温度(粘度)に応じて流量制御弁32が自動的に作動するが、本発明の実施形態では、流量制御弁32の回動位置が、電気的に作動するアクチュエータで制御されるようになっており、これにより、潤滑油の温度をよりきめ細かく制御することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である
例えば、実施の形態では蓄熱タンク12に加熱手段13を設けて潤滑油温度を高温に維持しているが、蓄熱タンク12を真空断熱して潤滑油温度を高温に維持することも可能である。
11 オイルパン(第1リザーバ)
12 蓄熱タンク(第2リザーバ)
13 加熱手段
14 ストレーナ
15 ストレーナの下部ケース
17 エレメント
18 ダーティチャンバ
19 クリーンチャンバ
26 流路切換弁
29 第1潤滑油吸入口
30 第2潤滑油吸入口
32 流量制御弁
エンジン
T トランスミッショ

Claims (4)

  1. 潤滑油ポンプ(24)によりトランスミッション(T)を強制循環する潤滑油の温度を制御するトランスミッション用潤滑油の温度制御装置であって、
    潤滑油を貯留する第1リザーバ(11)と、
    前記第1リザーバ(11)に貯留した潤滑油よりも高温の潤滑油を貯留する第2リザーバ(12)と、
    前記第1、第2リザーバ(11,12)から供給される潤滑油を濾過して前記トランスミッション(T)に供給すべく前記第1リザーバ(11)内に配置されるストレーナ(14)と、
    前記第1、第2リザーバ(11,12)からの潤滑油を前記ストレーナ(14)のダーティチャンバ(18)に吸入する第1、第2潤滑油吸入口(29,30)を開閉すべく前記第1リザーバ(11)内に配置される流量制御弁(32)を備え
    前記ストレーナ(14)は、そのストレーナ(14)内部を前記ダーティチャンバ(18)と、前記潤滑油ポンプ(24)の吸込側に連なるクリーンチャンバ(19)とに区画するエレメント(17)を有していると共に、前記ダーティチャンバ(18)を前記エレメント(17)との間に形成する下部ケース(15)の底壁の一端部に前記第1潤滑油吸入口(29)が、またその下部ケース(15)の底壁の前記一端部から立ち上がる側壁に前記第2潤滑油吸入口(30)がそれぞれ開口しており、
    前記流量制御弁(32)は、前記第1潤滑油吸入口(29)を閉じ且つ前記第2潤滑油吸入口(30)を開く第1の回動位置と、前記第1潤滑油吸入口(29)を開き且つ前記第2潤滑油吸入口(30)を閉じる第2の回動位置と、前記第1、第2潤滑油吸入口(29,30)を両方開く中間回動位置とをとり得るように前記下部ケース(15)に回動可能に軸支されると共に、その流量制御弁(32)の回動位置が、電気的に作動するアクチュエータで制御されることを特徴とするトランスミッション用潤滑油の温度制御装置。
  2. 前記第2リザーバ(12)は、潤滑油を加熱する加熱手段(13)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のトランスミッション用潤滑油の温度制御装置。
  3. 前記ストレーナ(14)は断熱材(20,21)により覆われることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトランスミッション用潤滑油の温度制御装置。
  4. 前記トランスミッション(T)から前記第1リザーバ(11)に潤滑油を戻す潤滑油排出通路(25)の中間部に流路切換弁(26)が設けられており、
    その流路切換弁(26)は、前記トランスミッション(T)に接続したエンジン(E)の始動からの経過時間に応じて、トランスミッション(T)から戻される潤滑油の全量を前記第2リザーバ(12)側に導く第1の作動位置と、前記トランスミッション(T)から戻される潤滑油の一部だけを前記第2リザーバ(12)側に導く第2の作動位置と、前記トランスミッション(T)から戻される潤滑油の全量を前記第1リザーバ(11)側に導く第3の作動位置とに切換可能であり、
    前記流量制御弁(32)は、前記流路切換弁(26)が前記第1の作動位置にあるときに前記第1の回動位置となり、また同流路切換弁(26)が前記第2の作動位置にあるときに前記中間回動位置となり、また同流路切換弁(26)が前記第3の作動位置にあるときに前記第2の回動位置となることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のトランスミッション用潤滑油の温度制御装置。
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