JP5328664B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5328664B2
JP5328664B2 JP2009537793A JP2009537793A JP5328664B2 JP 5328664 B2 JP5328664 B2 JP 5328664B2 JP 2009537793 A JP2009537793 A JP 2009537793A JP 2009537793 A JP2009537793 A JP 2009537793A JP 5328664 B2 JP5328664 B2 JP 5328664B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
unit
life
liquid crystal
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009537793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009050780A1 (ja
Inventor
雅之 稻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2009050780A1 publication Critical patent/JPWO2009050780A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5328664B2 publication Critical patent/JP5328664B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B3/00Applications of devices for indicating or signalling operating conditions of elevators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0006Monitoring devices or performance analysers
    • B66B5/0018Devices monitoring the operating condition of the elevator system
    • B66B5/0025Devices monitoring the operating condition of the elevator system for maintenance or repair

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Description

本発明は、エレベータ又はエレベータ乗り場に配置されている機器の管理に関し、特にエレベータ又はエレベータ乗り場に配置されている液晶ディスプレイ等のディスプレイ機器の寿命管理に関する。
液晶ディスプレイの寿命は主にバックライト用の冷陰極管や内部のシール材の劣化により短くなり、その進行速度は、液晶ディスプレイへの通電時間や周囲環境(周囲の温・湿度等)によって変化する。
通電が行われると冷陰極管自体の寿命が低下するだけでなく、発熱による影響で冷陰極管・内部シール材の劣化が進んでしまうため、例えば液晶ディスプレイの通電時間を制御することで寿命を延ばす方法が提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献3)。
特開平7−33348号公報 特開平11−209039号公報 特開2003−212455号公報
また周囲環境が高温高湿、あるいは低温の場合においても上記部分の劣化が進む傾向にある。
しかしながら、液晶ディスプレイをエレベータやエレベータ乗り場に設置する場合、休止時や時間帯によって液晶ディスプレイの電源や輝度を落とす事があり、また周囲環境も様々であるため、エレベータやエレベータ乗り場の利用率や設置環境によって液晶ディスプレイごとの寿命が大きく変わってしまい、交換時期の把握が難しいという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決することを主な目的の一つとしており、エレベータやエレベータ乗り場に配置される機器(特に、ディスプレイ機器)ごとに寿命の到来を判断し、寿命が近づいている機器の交換を通知する技術を提供することを主な目的とする。
本発明に係るエレベータの表示制御装置は、
エレベータ及びエレベータ乗り場の少なくともいずれかに配置されている管理対象機器への電源投入状況を監視し、前記管理対象機器が通電している通電時間を通知する電源監視部と、
前記電源監視部により通知された通電時間に基づき、前記管理対象機器の経時劣化の度合いを表す経時劣化評価値を導出する経時劣化評価部と、
前記経時劣化評価部により導出された経時劣化評価値と、寿命到来時の経時劣化評価値である寿命時経時劣化評価値とを比較して、前記管理対象機器の寿命の到来が近いか否かを判定する寿命判定部とを有することを特徴とする。
前記エレベータの表示制御装置は、更に、
前記管理対象機器の周囲の温度及び前記管理対象機器の周囲の湿度の少なくともいずれかを測定し、測定値を通知する周囲環境測定部を有し、
前記経時劣化評価部は、
前記周囲環境測定部により通知された測定値に基づき、前記通電時間に基づく経時劣化評価値に付加する経時劣化評価値を導出することを特徴とする。
前記経時劣化評価部は、
前記周囲環境測定部により通知された測定値が所定の標準範囲内にない場合に、前記通電時間に基づく経時劣化評価値に付加する経時劣化評価値を導出することを特徴とする。
前記電源監視部は、
前記管理対象機器の通電時間とともに、前記管理対象機器の通電状況を前記経時劣化評価部に通知し、
前記経時劣化評価部は、
前記電源監視部より前記管理対象機器が短時間に電源投入と電源遮断を繰り返していることを通知された場合に、前記電源監視部により通知された通電時間に所定時間を付加して、前記経時劣化評価値を導出することを特徴とする。
前記電源監視部は、
前記管理対象機器の通電時間とともに、前記管理対象機器の通電状況を前記経時劣化評価部に通知し、
前記経時劣化評価部は、
前記電源監視部より前記管理対象機器が標準の電流値よりも低い電流値で通電していることを通知された場合に、前記電源監視部により通知された通電時間に所定時間を減じて、前記経時劣化評価値を導出することを特徴とする。
前記エレベータの表示制御装置は、更に、
メッセージを出力する出力部を有し、
前記寿命判定部は、
前記管理対象機器の寿命の到来が近いと判断した場合に、前記管理対象機器の寿命の到来が近いことを通知する寿命到来通知メッセージを生成し、
前記出力部は、
前記寿命判定部により生成された寿命到来通知メッセージを出力することを特徴とする。
前記エレベータの表示制御装置は、
エレベータ及びエレベータ乗り場の少なくともいずれかに配置されているディスプレイ機器を前記管理対象機器とすることを特徴とする。
前記エレベータの表示制御装置は、更に、
前記寿命判定部により前記ディスプレイ機器の寿命の到来が近いと判断された場合に、前記ディスプレイ機器の輝度及びコントラストの少なくともいずれかを調整するディスプレイ機器調整部を有することを特徴とする。
本発明によれば、エレベータごと又はエレベータ乗り場ごとに異なる管理対象機器の寿命の到来を通電時間に基づいて具体的かつ正確に判定することができ、管理対象機器の交換時期を把握する手間が無くなり、さらには交換時期を周知させることで交換放置による不具合の防止やメンテナンス効率を向上させることが可能となる。
実施の形態1.
本実施の形態に係る全体の構成例を図1に示す。
液晶ディスプレイ1(ディスプレイ機器の例)は、寿命管理の対象となる機器であり、管理対象機器の例である。また、後述する液晶ディスプレイ1の交換を促すメッセージ(寿命到来通知メッセージ)を出力する出力部の例でもある。
液晶ディスプレイ1は、例えば、図2に示すように、エレベータのカゴ100内に配置されている。また、液晶ディスプレイ1は、例えば、図3に示すように、エレベータ乗り場200に配置されている。
液晶制御・駆動装置2(エレベータの表示制御装置)はエレベータ制御情報8をもとに電源及び制御信号7を送ることで液晶ディスプレイ1の電源投入及び遮断、表示する映像の切り替えや画面の調整を行う。
また、液晶制御・駆動装置2において、電源監視部14は、液晶制御・駆動装置2による液晶ディスプレイ1への電源投入状況を監視し、液晶ディスプレイ1が通電している通電時間を通知する通電履歴情報9を時間計測部3へ与える。
時間計測部3は、時計デバイスなどを含み、液晶ディスプレイ1の寿命カウンタを持ち、通電履歴情報9の情報をもとに寿命カウンタを変化させる。つまり、時間計測部3は、通電履歴情報9により通知された通電時間に基づき、液晶ディスプレイ1の経時劣化の度合いを表象する寿命カウンタ値(経時劣化評価値)を導出し、導出した寿命カウンタ値分寿命カウンタを進める。時間計測部3は、経時劣化評価部の例である。
記録部5は、前記時間計測部3から送られる寿命カウント情報13を記録し、寿命カウント情報13の累積である累積寿命カウント情報12を出力する。
寿命判定部6は、記録部5によって記録された累積寿命カウント情報12と、液晶ディスプレイ1に設定された寿命データとを定期的に比較し、前者の値が後者の値に非常に近くなった場合に液晶ディスプレイ1の交換時期と判定する。なお、寿命データとは、寿命到来時の寿命カウンタ値である寿命到来時カウンタ値(寿命時経時劣化評価値)が示されている情報である。寿命判定部6は、累積寿命カウント情報12に示されている寿命カウンタの値(累積値)と寿命到来時カウンタ値とを比較して、液晶ディスプレイ1の寿命の到来が近いか否かを判定し、液晶ディスプレイ1の交換時期であるか否かを判定する。
制御部15は、液晶制御・駆動装置2で行われる処理の制御を行う手段である。
液晶制御・駆動装置2の制御部15は、通常のエレベータ動作中には液晶ディスプレイ1に対して通電を行い、夜間や暫く利用が無く休止モードとなった場合、またエレベータ利用停止中は液晶ディスプレイ1の電源を遮断するように、エレベータ制御情報8に従って制御を行う。
そして、電源監視部14により液晶ディスプレイ1に通電が行われていると判断されている場合、実際の通電時間T秒が通電履歴情報9として時間計測部3に与えられる。
この場合、時間計測部3は寿命カウンタ値をT秒とし、寿命カウンタはT秒進められる。
また、夜間や休止モードにおいて液晶ディスプレイ1の輝度を落とすように制御する場合(つまり、標準の電流値よりも低い電流値で通電している場合)、通電時間T秒及び液晶ディスプレイ1が輝度を落とすモードで動作していることを通知する通電履歴情報9が電源監視部14から時間計測部3に与えられる。輝度が低い場合は冷陰極管に対して流れる電流値が通常より低く寿命への影響も少ないため、時間計測部3は通電時間T秒よりも短いT1秒(例えばT1=T/2秒)を寿命カウンタ値とし、寿命カウンタはT1秒進められる。
また、極めて短い時間に電源のON/OFFが行われた場合は冷陰極管の劣化速度に大きな影響を与える。この場合は、通電時間T秒及び短時間に電源ON/OFFが繰り返されていることを通知する通電履歴情報9が電源監視部14から時間計測部3に与えられ、時間計測部3は、通電時間T秒よりも長いT2秒(例えばT2=2×T秒)を寿命カウンタ値とし、寿命カウンタはT1秒進められる。
また、電源が遮断されている場合には通電履歴情報9は0秒となり、寿命カウンタは変化しない。
なお、液晶ディスプレイ1が輝度を落とすモードで動作していること、又は短時間に電源ON/OFFが繰り返されていることを通知するため、通電履歴情報9に液晶ディスプレイ1の通電状況を通知する通電状況通知フラグが設けられている。
そして、時間計測部3は通電履歴情報9の通電状況通知フラグの値により液晶ディスプレイ1の通電状況を判断する。
また、通電履歴情報9の出力タイミングについては、液晶ディスプレイ1への通電が行われる度に、液晶ディスプレイ1への電源投入が終了したタイミングで、当該1回の電源投入における通電時間を通知する通電履歴情報9が出力されるようにしてもよいし、一定時間(例えば、30分)ごとに、一定時間内における0回以上の通電時間をまとめて通知する通電履歴情報9が出力されるようにしてもよい。
ここで、本実施の形態に係る時間計測部3の動作例を図4のフローチャートに従って説明する。
先ず、時間計測部3は、電源監視部14から通電履歴情報9を入力したか否かを判断し、入力していれば(S101でYES)、通電履歴情報9に液晶ディスプレイ1の輝度を落とすモードでの動作(半輝度の状態)が示されているか否かを判断し(S102)し、通電履歴情報9に半輝度の状態が示されている場合(S102でYES)は、寿命カウンタ値をT1秒とし、寿命カウンタをT1秒進める(S105)。
また、通電履歴情報9に半輝度の状態が示されていない場合(S102でNO)は、通電履歴情報9に短時間に電源ON/OFFが繰り返されていることが示されているか否かを判断し(S103)、通電履歴情報9に短時間に電源ON/OFFが繰り返されていることが示されている場合(S103でYES)は、寿命カウンタ値をT2秒とし、寿命カウンタをT2秒進める(S106)。
他方、通電履歴情報9に短時間に電源ON/OFFが繰り返されていることが示されていない場合(S103でNO)は、寿命カウンタ値をT秒とし、寿命カウンタをT秒進める(S104)。
そして、時間計測部3は、寿命カウンタが変化する度、又は一定時間ごと(例えば、1時間ごと)に、寿命カウンタの値を示す寿命カウント情報13を記録部5に出力して記録部5に寿命カウント情報13を記録させる(S107)。
なお、通電履歴情報9に複数回の通電についての通電時間が示されている場合は、通電時間ごとに、ステップS102〜S106の処理を行って、複数の通電時間の各々に対する寿命カウンタ値T〜T2を求め、寿命カウンタを進める。
また、時間計測部3は、ステップS107の処理が終了した後、寿命カウンタの値を初期値に戻し、次回の通電履歴情報の入力時に備える。
記録部5は、時間計測部3が通電履歴情報9を元にカウントした寿命カウント情報13を受け取り記録する。
また、記録部5は、記録した寿命カウント情報は新たに寿命カウント情報を入力する度に古いカウンタ値に加算し、累積寿命カウント情報12(単位は時間)として内部に記録する。
また、本記録部5は不揮発性のメモリなどであり、液晶制御・駆動装置2自体の電源が遮断された場合でも累積寿命カウント情報12が消える事は無い。
寿命判定部6は液晶ディスプレイ1に標準に設定された寿命到来時カウンタ値(例えば70,000時間)が示される寿命データを記録しているが、記録部5が記録した累積寿命カウント情報12を定期的に受取って液晶ディスプレイ1の寿命データと累積寿命カウント情報12との比較を行う。
ここで累積寿命カウント情報12の値が液晶ディスプレイ1の寿命データの寿命到来時カウンタ値に非常に近くなった(例えば69,500時間)場合、液晶ディスプレイ1の寿命が近い、つまり液晶ディスプレイ1の交換時期が来たと判定し、液晶ディスプレイの寿命が近く、液晶ディスプレイ1の交換を促すメッセージ(寿命到来通知メッセージ)を生成し、当該メッセージを液晶ディスプレイ1に表示させる。
次に、寿命判定部6の動作例を図5のフローチャートに従って説明する。
寿命判定部6は、累積寿命カウント情報12を定期的に取得するとともに、液晶ディスプレイ1の寿命データの値と累積寿命カウント情報12の値との比較を行う(S201)。
次に、寿命判定部6は、累積寿命カウント情報12の値が寿命データの500時間以内であるか否かを判断し(S202)、500時間以内でない場合(S202でNO)の場合は、処理を終了する。
500時間以内である場合(S202でYES)は、寿命判定部6は、寿命到来通知メッセージを生成し(S203)、寿命到来通知メッセージを液晶ディスプレイ1に出力して(S204)、液晶ディスプレイ1に寿命到来通知メッセージを表示させる。
なお、図5に示す500時間は例示であり、寿命到来通知メッセージの出力の基準は、500時間に限らない。
現在、液晶ディスプレイの寿命は画面にドット欠けやライン抜け、チラツキ等の部分的な不良が見られた場合に判断され、設置からの経過年数以外に通電時間までは考慮されていない。実際に画面に部分的な不良が見られた場合に交換する方式では、不具合が起きてからでないと交換ができず、メンテナンスの効率も悪い。
さらにメンテナンス員により不具合が見逃される可能性もあるため、不具合放置の恐れがある。
本システムを用いれば、エレベータごと又はエレベータ乗り場ごとに異なる液晶ディスプレイの交換時期を通電時間に基づいて具体的に知ることが出来るため、交換時期を把握する手間が無くなり、さらには交換時期を周知させることで交換放置による不具合の防止やメンテナンス効率を向上させることが可能となる。
つまり、寿命を判定し、交換を促すメッセージを液晶ディスプレイの画面に表示させることで、交換タイミングを逃す事や放置による不点灯、ドット欠けによる視認性の低下といった不具合を防止できる。
また、設置年数の記録や画面確認(ドット欠け、ライン抜けの有無の確認等)といった交換時期の把握の手間が省けるため、メンテナンス効率の向上が期待できる。
なお、上記の説明では、時間計測部3が通電履歴情報9の内容に基づき、半輝度の状態であれば、寿命カウンタ値をT1秒と判断し、短期間に電源ON/OFFが繰り返されていれば寿命カウンタ値をT2秒と判断し、通常の通電状況であれば寿命カウンタ値をT秒と判断する例を述べた。
これと異なり、例えば、電源監視部14が、半輝度の状態であれば、通電時間をT1秒として通知する通電履歴情報9を生成して時間計測部3に出力し、短期間に電源ON/OFFが繰り返されている場合は、通電時間をT2秒として通知する通電履歴情報9を生成して時間計測部3に出力し、通常の通電状況であれば、通電時間をT秒として通知する通電履歴情報9を生成して時間計測部3に出力し、時間計測部3は通電履歴情報9に示されている通電時間に従って寿命カウンタを進めるようにしてもよい。
この場合は、電源監視部14が、経時劣化評価値を導出していることになり、経時劣化評価部の例となる。
以上、本実施の形態では、エレベータのカゴ内および乗り場に設置した液晶ディスプレイの制御・駆動を行う液晶制御・駆動装置であって、液晶ディスプレイの寿命をカウントする時計デバイスなどの時間計測部と、計測した寿命カウンタの値を記録するための不揮発性メモリなどの記録部と、液晶ディスプレイへの通電及び電源遮断情報を前記時間計測部に送る電源監視部と、前記記録部からの寿命カウンタの値と液晶ディスプレイに標準に設定された寿命を比較し、寿命を判定する寿命判定部を備えることを主な特徴とする液晶制御・駆動装置について説明した。
また、本実施の形態では、前記時間計測部が、液晶への通電が行われている場合には寿命カウンタを進め、電源が遮断されている場合には寿命カウンタを止め、さらに短時間に電源投入・遮断が行われた場合には通常より多く寿命カウンタを進め、輝度を低くする場合には通常より少なく寿命カウンタを進めることを説明した。
また、本実施の形態では、前記記録部が、前記時間計測部からの寿命カウント情報を記録し、定期的に前記寿命判定部に寿命カウント情報を送ることを説明した。
また、本実施の形態では、前記寿命判定部が、液晶ディスプレイに標準に設定された寿命と比べて前記記録部による寿命カウンタ値が非常に近いと判断した場合に液晶ディスプレイに交換時期が来た旨を表示させることを説明した。
なお、本実施の形態及び以降の実施の形態では、管理対象機器として液晶ディスプレイを例にして説明しているが、例えば、図2に示すエレベータのカゴ100内に配置されている運転盤101、カゴ内ドア102、カゴ内ドア102の駆動装置、監視カメラ103を管理対象機器としてもよい。また、図3に示すエレベータ乗り場200のエレベータ呼び出しボタン201、乗り場側ドア202、乗り場側ドア202の駆動装置を管理対象機器としてもよい。
また、上記では、液晶ディスプレイ1の寿命が近い場合に、寿命判定部が液晶ディスプレイ1に寿命到来通知メッセージを表示することとしたが、寿命到来通知メッセージの表示に代えて、または寿命到来通知メッセージの表示とともに、寿命判定部がエレベータの管理センターに寿命到来通知メッセージを送信するようにしてもよい。
実施の形態2.
上述のように、液晶ディスプレイの寿命は、本体及び冷陰極管の通電による劣化の他、本体の発熱や高温・高湿環境に設置することによる内部シール材の劣化により短くなる。
本実施の形態では、このような観点から、液晶ディスプレイが配置されている周囲の温度及び湿度を測定し、温度又は湿度の測定値を用いて液晶ディスプレイの寿命判定を行う例を説明する。
なお、液晶ディスプレイ1の周囲の温度及び湿度には、液晶ディスプレイ1近傍の温度及び湿度以外に液晶ディスプレイ1の外面の温度及び湿度、液晶ディスプレイ1内部の温度及び湿度が含まれる。
図6は、本実施の形態に係る液晶制御・駆動装置2の構成例を示す。
図6において、周囲温・湿度測定部4及び周囲環境情報10のみが図1からの変更点であり、周囲温・湿度測定部4及び周囲環境情報10以外の要素は図1と同じなので、詳細な説明は省略する。
周囲温・湿度測定部4は、温度センサ及び湿度センサを備え、エレベータかご内及び乗り場に設置した液晶ディスプレイ1周囲の温度及び湿度を測定し、測定値を通知する周囲環境情報10を時間計測部3へ与える。周囲温・湿度測定部4は、周囲環境測定部の例である。
また、本実施の形態では、時間計測部3は、周囲温・湿度測定部4により通知された測定値に基づき、寿命カウンタ値(経時劣化評価値)を導出する。
具体的には、時間計測部3は、周囲温・湿度測定部4により通知された測定値が所定の標準範囲内にない場合に、通電時間に基づく寿命カウンタ値に付加する寿命カウンタ値を導出する。
例えば、周囲温・湿度測定部4により測定された液晶ディスプレイ1の周囲の温度が液晶ディスプレイ1に標準に設定された温度より高い場合(例えば60℃以上)はT3秒、低い場合(例えば、−30℃以下)はT4秒、周囲の湿度が液晶ディスプレイ1に標準に設定された湿度より高い場合(例えば90%RH以上)はT5秒が時間計測部3により与えられる。
高温・高湿、低温の環境下で通電を行った場合には、特に冷陰極管の劣化が進む傾向にあるためT3及びT4、T5の秒数は通常の通電時間のカウンタ値T秒(電源監視部14から通知された通電時間T秒)に加算されてカウントされる(例えば、T3=2秒、T4=3秒、T5=4秒)。
この結果、周囲温度又は周囲湿度が標準範囲内にない場合は、T+T3(2秒)、T+T4(3秒)、T+T5(4秒)という形で、寿命カウンタが通常時よりも早く進むことになる。また、T3=T4=T5としてもよい。
また、半輝度の状態又は短期間に電源ON/OFFが繰り返されていた場合に、時間計測部3が寿命カウンタ値をT1秒又はT2秒とした場合にも、T1秒又はT2秒にT3〜T5のいずれかの秒数が加算され、寿命カウンタが通常時よりも早く進むことになる。
次に、図7を参照して、本実施の形態に係る時間計測部3の動作例を説明する。
図7において、ステップS101〜S106及びS107は、図4に示した処理と同様であり、本実施の形態では、周囲環境による寿命カウント処理(S301)が追加されている。
本実施の形態では、時間計測部3は、電源監視部14から通電履歴情報9を入力しない場合(S101でNO)は、例えば、一定周期ごとに周囲温・湿度測定部4から周囲環境情報10を入力し、入力した周囲環境情報10に示される測定値に基づいて寿命カウンタ値の導出を行う。
また、時間計測部3は、寿命カウンタを進めた後(S104〜S106のいずれか)に、周囲温・湿度測定部4に液晶ディスプレイ1周囲の温度及び湿度の測定値を問い合わせ、周囲環境情報10を入力し、入力した周囲環境情報10に示される測定値に基づいて寿命カウンタ値の導出を行う。
次に、図8を用いて、時間計測部3による周囲環境による寿命カウント処理(S301)の詳細を説明する。
先ず、時間計測部3は、周辺環境情報を周囲温・湿度測定部4から入力する(S401)。これは、前述したように、電源監視部14から通電履歴情報9を入力しない場合は、一定周期ごとに周囲温・湿度測定部4から周囲環境情報10を入力し、寿命カウンタを進めた場合は、周囲温・湿度測定部4に液晶ディスプレイ1周囲の温度及び湿度の測定値を問い合わせ、周囲環境情報10を入力する。なお、周囲環境情報10の入力形態はこれに限らない。
次に、時間計測部3は、周囲環境情報10に示される測定温度が標準温度の上限(例えば60℃)よりも高いか否かを判断し(S402)、測定温度が標準温度の上限よりも高い場合(S402でYES)は、寿命カウンタ値をT3秒とし、寿命カウンタをT3秒進める(S405)。
また、時間計測部3は、測定温度が標準温度の上限以下であると判断した場合(S402でNO)は、周囲環境情報10に示される測定温度が標準温度の下限(例えば−30℃)よりも低いか否かを判断し(S403)、測定温度が標準温度の下限よりも低い場合(S403でYES)は、寿命カウンタ値をT4秒とし、寿命カウンタをT4秒進める(S406)。
また、時間計測部3は、周囲環境情報10に示される測定湿度が標準湿度の上限(例えば90%RH)よりも高いか否かを判断し(S404)、測定湿度が標準湿度の上限よりも高い場合(S404でYES)は、寿命カウンタ値をT5秒とし、寿命カウンタをT5秒進める(S405)。
なお、通電履歴情報9に複数回の通電についての通電時間が示されている場合は、通電時間ごとに、ステップS102〜S301の処理を行って、複数の通電時間の各々に対する寿命カウンタ値T〜T2を求めるとともに加算値T3〜T5を求めて、寿命カウンタを進める。
以降の動作は、実施の形態1と同様であり、記録部5が、寿命カウント情報13を受け取り記録し、寿命判定部6が寿命データと累積寿命カウント情報12との比較を行って液晶ディスプレイ1の交換時期を判定し、液晶ディスプレイの寿命が近い場合は、液晶ディスプレイ1の交換を促すメッセージ(寿命到来通知メッセージ)を生成し、当該メッセージを液晶ディスプレイ1に表示させる。
このように本実施の形態では、液晶ディスプレイの周囲の温度、湿度が液晶ディスプレイの寿命に影響を与えることから、通電時間に加えて、液晶ディスプレイの周囲の温度、湿度を寿命カウンタ値に反映させることで、エレベータの設置場所やエレベータの乗り場の環境によって異なる液晶ディスプレイの寿命を具体的かつ正確に計ることができる。
この結果、交換タイミングを逃す事や放置による不点灯、ドット欠けによる視認性の低下といった不具合を防止できる。
また、設置年数の記録や画面確認(ドット欠け、ライン抜けの有無の確認等)といった交換時期の把握の手間が省けるため、メンテナンス効率の向上が期待できる。
また、上記の説明では、T3〜T5は加算値としたが、T3〜T5を通電時間T(又はT1、T2)に掛け合わせる計数としてもよい。例えば、測定温度が標準温度の上限を超える場合にはT3=0.5とし、通電時間T×T3(0.5)秒を加算して(つまり、1.5×T秒分)寿命カウンタを進めるようにしてもよい。
また、上記の説明では、加算値T3〜T5はそれぞれ固定の値としたが、標準温度、標準湿度からの偏差に応じて加算値を変化させてもよい。
例えば、測定温度と標準温度の上限との差異が5度未満の場合は、T3=2秒とし、測定温度と標準温度の上限との差異が5度以上10度未満の場合は、T3=3秒とするようにしてもよい。
同様に、測定温度と標準温度の上限との差異が5度未満の場合は、T3=0.5とし、測定温度と標準温度の上限との差異が5度以上10度未満の場合は、T3=0.7とし、通電時間T×T3(0.5又は0.7)秒を加算して寿命カウンタを進めるようにしてもよい。
また、上記の説明では、時間計測部3が周囲環境情報10に示された測定温度又は測定湿度に基づいて加算値T3〜T5を導出することとしたが、周囲温・湿度測定部4が測定温度又は測定湿度に基づいて加算値T3〜T5を導出して時間計測部3に通知するようにしてもよい。
また、上記の説明では、液晶ディスプレイの周囲環境として、温度及び湿度を計測する例を説明したが、これに限らず、液晶ディスプレイの周囲の気圧、液晶ディスプレイが配置されるエレベータのエレベータシャフト内を流れる気流の風速等を用いるようにしてもよい。
以上、本実施の形態では、エレベータのカゴ内および乗り場に設置した液晶ディスプレイの制御・駆動を行う液晶制御・駆動装置であって、液晶ディスプレイの寿命をカウントする時計デバイスなどの計測部と、計測した寿命カウンタ値を記録するための不揮発性メモリなどの記録部と、液晶ディスプレイへの通電及び電源遮断情報を前記時間計測部に送る電源監視部と、液晶ディスプレイ設置環境の温度湿度情報を前記時間計測部に送る周囲温・湿度測定部と、前記記録部からの寿命カウンタ値と液晶ディスプレイに標準に設定された寿命を比較し、寿命を判定する寿命判定部を備えることを主な特徴とする液晶制御・駆動装置について説明した。
また、本実施の形態では、前記時間計測部が、液晶ディスプレイの周囲の温度及び湿度が液晶ディスプレイに設定された標準値より高い場合、または低い場合に通常より多くの寿命カウンタを進めることを説明した。
実施の形態3.
以上の実施の形態1及び実施の形態2では、寿命の到来が近いと判断した場合に、寿命判定部6が液晶ディスプレイの交換を促すメッセージを液晶ディスプレイに表示させることとしたが、本実施の形態では、液晶ディスプレイの輝度やコントラストの調整を行って視認性を向上させる例を説明する。
つまり、液晶ディスプレイの寿命が来た際におきるドット欠けやライン抜け、チラツキ等の不具合は起きないまでも、ある程度寿命が近くなると輝度やコントラストが初期の段階より落ちることが想定できる。このため、寿命判定部6により累積寿命カウント情報の値が液晶ディスプレイの寿命データの時間にある程度近く(例えば65,000時間)なったと判定した場合、液晶制御・駆動装置2が輝度やコントラストを調整することで、液晶ディスプレイの寿命が近い状態であっても視認性を向上させることができる。
図9は、本実施の形態に係る液晶制御・駆動装置2の構成例を示す。
図9において、ディスプレイ機器調整部16及びディスプレイ調整指示17のみが図6からの変更点であり、ディスプレイ機器調整部16及びディスプレイ調整指示17以外の要素は図6と同じなので、詳細な説明は省略する。
ディスプレイ機器調整部16は、寿命判定部6により液晶ディスプレイ1の寿命が近いと判断された場合に、寿命判定部6からディスプレイ調整指示17を入力し、液晶ディスプレイ1の輝度及びコントラストの少なくともいずれかを調整して液晶ディスプレイ1の視認性を向上させる。
液晶の輝度は液晶のバックライトへの電力供給量によって調整ができる。通常、エレベータに設置される液晶バックライトへの電源は液晶に隣接して設置される表示制御機器から供給することが多いため、表示制御機器内にバックライトへの電力供給量を調整可能な機能(トランジスタON/OFFや可変抵抗などを利用した回路)を設け、寿命の残存時間の情報を元に表示制御機器の電源調整機能を動作させることで液晶輝度を調整する。
具体的には、ディスプレイ機器調整部16は、例えば、液晶ディスプレイ1の寿命までの残存時間に応じて、液晶ディスプレイ1への電力供給を所定の割合で増加させて(例えば、電力供給を20%増加させる等)液晶ディスプレイ1の輝度を向上させる。
また、ディスプレイ機器調整部16は、液晶ディスプレイ1の照度を照度センサにより計測し、液晶ディスプレイ1に規定されている照度と計測した照度との比較により、液晶ディスプレイ1への電力供給の増加割合を決定し、決定した増加割合に従って液晶ディスプレイ1への電力供給を増加させて液晶ディスプレイ1の輝度を向上させる。
また、コントラストは液晶ディスプレイに表示させる白・黒の割合を変更することで調整ができる。表示制御機器から液晶へはR.G.Bの色信号が入力されているため、寿命の残存時間を元にコントラスト調整が必要と判断された場合は、表示制御機器によって画面の白・黒量を調整する。通常、寿命が近い液晶はコントラストが弱くなると考えられるため、コントラストを強くする(画面の白い部分をより白く、黒い部分をより黒くする)ようにしてコントラストを調整する。
具体的には、ディスプレイ機器調整部16は、例えば、液晶ディスプレイ1の寿命までの残存時間に応じて、液晶ディスプレイ1のコントラストを所定の割合で強くして(例えば、通常時よりも20%コントラストを強くする等)液晶ディスプレイ1のコントラストを向上させる。
次に、本実施の形態に係る寿命判定部6の動作例を図10を用いて説明する。
先ず、寿命判定部6は、累積寿命カウント情報12を定期的に取得するとともに、液晶ディスプレイ1の寿命データの値と累積寿命カウント情報12の値との比較を行う(S201)。
次に、寿命判定部6は、累積寿命カウント情報12の値が寿命データの5,000時間以内であるか否かを判断し(S501)、5,000時間以内でない場合(S501でNO)の場合は、処理を終了する。
5,000時間以内である場合(S501でYES)は、寿命判定部6は、ディスプレイ調整指示17をディスプレイ機器調整部16に出力し、ディスプレイ機器調整部16に液晶ディスプレイ1の輝度、コントラストの調整を行わせる(S502)。
次に、寿命判定部6は、累積寿命カウント情報12の値が寿命データの500時間以内であるか否かを判断し(S202)、500時間以内でない場合(S202でNO)の場合は、処理を終了する。
500時間以内である場合(S202でYES)は、寿命判定部6は、寿命到来通知メッセージを生成し(S203)、寿命到来通知メッセージを液晶ディスプレイ1に出力して(S204)、液晶ディスプレイ1に寿命到来通知メッセージを表示させる。
なお、図10に示す5,000時間及び500時間は、例示であり、液晶ディスプレイの輝度、コントラストの調整の基準、寿命到来通知メッセージの出力の基準は、5,000時間、500時間に限らない。
本実施の形態によれば、寿命が近くなることにより生じる液晶ディスプレイの輝度やコントラストの劣化に対して、寿命がある程度近くなった段階で液晶制御・駆動装置2が輝度やコントラストを調整することで、液晶ディスプレイの寿命が近い状態であっても視認性を向上させることができる。
以上、本実施の形態では、寿命判定部が液晶ディスプレイの寿命が近くなったと判定した場合に、ディスプレイ機器調整部が液晶ディスプレイの輝度やコントラストを調整して視認性を向上させることについて説明した。
最後に、実施の形態1〜3に示した液晶制御・駆動装置2のハードウェア構成例について説明する。
図11は、実施の形態1〜3に示す液晶制御・駆動装置2のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図11の構成は、あくまでも液晶制御・駆動装置2のハードウェア構成の一例を示すものであり、液晶制御・駆動装置2のハードウェア構成は図11に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図11において、液晶制御・駆動装置2は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、液晶ディスプレイ901、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
また、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)と接続していてもよい。
更に、CPU911は、図示していない温度センサ、湿度センサ、照度センサ等と接続していてもよい。
また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
通信ボード915、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、液晶ディスプレイ901、通信ボード915は、出力装置の一例である。
通信ボード915は、例えば、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921により実行される。
ROM913には、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが格納され、磁気ディスク装置920にはブートプログラムが格納されている。
液晶制御・駆動装置2の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
上記プログラム群923には、実施の形態1〜3の説明において「〜部」として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1〜3の説明において、「〜の判断」、「〜の判定」、「〜の計算」、「〜の比較」、「〜の導出」、「〜の生成」、「〜の設定」、「〜の選択」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1〜3で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1〜3の説明において「〜部」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、実施の形態1〜3の「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1〜3の「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1〜3に示す液晶制御・駆動装置2は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス、通信ボード等、出力装置たる液晶ディスプレイ、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
実施の形態1に係る液晶制御・駆動装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る液晶ディスプレイの設置位置の例を示す図。 実施の形態1に係る液晶ディスプレイの設置位置の例を示す図。 実施の形態1に係る時間計測部の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る寿命判定部の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態2に係る液晶制御・駆動装置の構成例を示す図。 実施の形態2に係る時間計測部の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態2に係る時間計測部の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態3に係る液晶制御・駆動装置の構成例を示す図。 実施の形態3に係る寿命判定部の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1〜3に係る液晶制御・駆動装置のハードウェア構成例を示す図。
符号の説明
1 液晶ディスプレイ、2 液晶制御・駆動装置、3 時間計測部、4 周囲温・湿度測定部、5 記録部、6 寿命判定部、7 電源及び制御信号、8 エレベータ制御情報、9 通電履歴情報、10 周囲環境情報、12 累積寿命カウント情報、13 寿命カウント情報、14 電源監視部、15 制御部、16 ディスプレイ機器調整部、17 ディスプレイ調整指示。

Claims (7)

  1. エレベータ及びエレベータ乗り場の少なくともいずれかに配置されている管理対象機器への電源投入状況を監視し、前記管理対象機器が通電している通電時間を通知する電源監視部と、
    前記電源監視部により通知された通電時間に基づき、前記管理対象機器の経時劣化の度合いを表す経時劣化評価値を導出する経時劣化評価部と、
    前記経時劣化評価部により導出された経時劣化評価値と、寿命到来時の経時劣化評価値である寿命時経時劣化評価値とを比較して、前記管理対象機器の寿命の到来が近いか否かを判定する寿命判定部とを有し、
    前記電源監視部は、
    前記管理対象機器の通電時間とともに、前記管理対象機器の通電状況を前記経時劣化評価部に通知し、
    前記経時劣化評価部は、
    前記電源監視部より前記管理対象機器が短時間に電源投入と電源遮断を繰り返していることを通知された場合に、前記電源監視部により通知された通電時間に所定時間を付加して、前記経時劣化評価値を導出することを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 前記経時劣化評価部は、
    前記電源監視部より前記管理対象機器が標準の電流値よりも低い電流値で通電していることを通知された場合に、前記電源監視部により通知された通電時間に所定時間を減じて、前記経時劣化評価値を導出することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記エレベータの制御装置は、更に、
    前記管理対象機器の周囲の温度及び前記管理対象機器の周囲の湿度の少なくともいずれかを測定し、測定値を通知する周囲環境測定部を有し、
    前記経時劣化評価部は、
    前記周囲環境測定部により通知された測定値に基づき、前記通電時間に基づく経時劣化評価値に付加する経時劣化評価値を導出することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記経時劣化評価部は、
    前記周囲環境測定部により通知された測定値が所定の標準範囲内にない場合に、前記通電時間に基づく経時劣化評価値に付加する経時劣化評価値を導出することを特徴とする請求項に記載のエレベータの制御装置。
  5. 前記エレベータの制御装置は、更に、
    メッセージを出力する出力部を有し、
    前記寿命判定部は、
    前記管理対象機器の寿命の到来が近いと判断した場合に、前記管理対象機器の寿命の到来が近いことを通知する寿命到来通知メッセージを生成し、
    前記出力部は、
    前記寿命判定部により生成された寿命到来通知メッセージを出力することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  6. 前記エレベータの制御装置は、
    エレベータ及びエレベータ乗り場の少なくともいずれかに配置されているディスプレイ機器を前記管理対象機器とすることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  7. 前記エレベータの制御装置は、更に、
    前記寿命判定部により前記ディスプレイ機器の寿命の到来が近いと判断された場合に、前記ディスプレイ機器の輝度及びコントラストの少なくともいずれかを調整するディスプレイ機器調整部を有することを特徴とする請求項に記載のエレベータの制御装置。
JP2009537793A 2007-10-16 2007-10-16 エレベータの制御装置 Expired - Fee Related JP5328664B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/070118 WO2009050780A1 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 エレベータの表示制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009050780A1 JPWO2009050780A1 (ja) 2011-02-24
JP5328664B2 true JP5328664B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=40567074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009537793A Expired - Fee Related JP5328664B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 エレベータの制御装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5328664B2 (ja)
CN (1) CN101827770B (ja)
WO (1) WO2009050780A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5566702B2 (ja) * 2010-01-12 2014-08-06 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステムの表示制御装置
JP5520174B2 (ja) * 2010-09-21 2014-06-11 東芝エレベータ株式会社 エレベータ制御装置
JP2013006639A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Hitachi Ltd エレベーターシステムおよびエレベーターの節電方法
CN103896119A (zh) * 2014-04-18 2014-07-02 山东省特种设备检验研究院济宁分院 一种电梯层门计数装置
CN104925601A (zh) * 2015-05-13 2015-09-23 深圳市中幼国际教育科技有限公司 控制显示屏工作状态的系统及方法
CN105047178B (zh) * 2015-08-19 2017-10-03 山东大学 基于超声检测及亮度同步跟踪的显示屏节电装置及方法
JP5992087B1 (ja) 2015-12-28 2016-09-14 ファナック株式会社 機械の保全計画を作成する予防保全管理システム
CN108357997B (zh) * 2018-01-04 2019-12-10 日立电梯(中国)有限公司 生命周期检测方法、装置、系统及电梯
US11450248B2 (en) 2018-11-20 2022-09-20 Sony Group Corporation Image display device and image display method
JP6996540B2 (ja) * 2019-11-07 2022-01-17 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 診断装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03212680A (ja) * 1990-01-18 1991-09-18 Toshiba Corp Crtディスプレイの寿命診断装置
JPH07104881A (ja) * 1993-09-30 1995-04-21 Oki Electric Ind Co Ltd コンピュータ装置
JPH08106128A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Seiko Instr Inc ランプ寿命表示機能付投映装置
JPH11209039A (ja) * 1998-01-23 1999-08-03 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの乗かご内映像表示装置
JP2002010177A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Nikon Corp 投射型表示装置およびその照明ユニット
JP2002277015A (ja) * 2001-03-14 2002-09-25 Matsushita Refrig Co Ltd 空気調和機
JP2003274662A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Seiko Epson Corp 直流電力供給用アダプタ
JP2006236664A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0167183B1 (ko) * 1995-09-23 1998-12-01 이희종 엘리베이터의 내구성 평가장치 및 평가방법
JP2001185374A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電灯点灯装置及び照明装置
US6483245B1 (en) * 2000-09-08 2002-11-19 Visteon Corporation Automatic brightness control using a variable time constant filter
JP2005348149A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム
JP4419872B2 (ja) * 2005-03-08 2010-02-24 セイコーエプソン株式会社 表示装置、および表示モジュール
JP2007265812A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03212680A (ja) * 1990-01-18 1991-09-18 Toshiba Corp Crtディスプレイの寿命診断装置
JPH07104881A (ja) * 1993-09-30 1995-04-21 Oki Electric Ind Co Ltd コンピュータ装置
JPH08106128A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Seiko Instr Inc ランプ寿命表示機能付投映装置
JPH11209039A (ja) * 1998-01-23 1999-08-03 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの乗かご内映像表示装置
JP2002010177A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Nikon Corp 投射型表示装置およびその照明ユニット
JP2002277015A (ja) * 2001-03-14 2002-09-25 Matsushita Refrig Co Ltd 空気調和機
JP2003274662A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Seiko Epson Corp 直流電力供給用アダプタ
JP2006236664A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101827770B (zh) 2013-12-11
JPWO2009050780A1 (ja) 2011-02-24
CN101827770A (zh) 2010-09-08
WO2009050780A1 (ja) 2009-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5328664B2 (ja) エレベータの制御装置
TWI569120B (zh) A monitoring device, a monitoring method, a program and a recording medium thereof
RU2453929C2 (ru) Система и способ прогнозирования отказа задней подсветки жк-дисплея
RU2011113990A (ru) Блок фоновой подсветки, жидкокристаллическое устройство отображения, способ управления яркостью, программа управления яркостью и носитель записи
TWI766388B (zh) 風扇失效偵測系統和方法及電腦程式產品
CN111104342A (zh) 用于存储的方法、电子设备和计算机程序产品
US20170039017A1 (en) Prediction system, prediction method, and computer program
KR102030801B1 (ko) 백라이트 수명 관리 lcd 장치
US20200099798A1 (en) Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium
JP2010145582A (ja) 表示輝度制御装置及び表示輝度制御プログラム
JPH02161583A (ja) 部品の寿命管理装置
JP4710059B2 (ja) 電源管理システム、無停電電源装置、電源管理方法、電源トレンド予測方法及び電源トレンド予測プログラム
JP6053460B2 (ja) 液晶表示装置
JP2004071507A (ja) Lcd表示装置及びその運転時間計測方法
JP2017040976A (ja) 情報管理装置、情報管理方法、及びプログラム
JP6034666B2 (ja) 液晶表示装置
JP7507399B2 (ja) 施設保守管理システム、施設保守管理方法、及びプログラム
JP4818343B2 (ja) 暖房機ユニット
JP2755159B2 (ja) 情報処理装置の自己診断方式
US20070159446A1 (en) LCD backlight lifetime indicator
JP2007004270A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JPH11110259A (ja) 機器寿命管理システム及び記録媒体
JP2001249831A (ja) 記憶装置の稼働時間監視方式
JPH07104881A (ja) コンピュータ装置
US9547572B2 (en) Predictive maintenance method for a cooled detection module, and related module

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5328664

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees