JP2007004270A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】 省電力状態への遷移を継続して行うことができ、かつ、ハードディスク装置の寿命の短縮化を抑止することができるようにする。
【解決手段】 監視単位時間を経過すると(122)、省電力遷移累積カウンタの値が累積閾値未満であるか否かを判定し、省電力遷移累積カウンタの値が累積閾値以上であると(124)、省電力遷移累積カウンタの値、平均遷移回数、及び上限遷移回数に基づいて、残りの正常動作可能時間を算出する(130)。そして、操作パネル部によって、ハードディスク装置の交換を促すメッセージとステップ130において算出された残りの正常動作可能時間とを表示し(132)、閾値時間変更処理を行って、閾値時間を長く変更する(134)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に係り、特に、省電力状態に遷移可能なハードディスク装置を用いた情報処理装置及び情報処理方法に関する。
従来、情報処理装置において、バッテリ駆動の情報処理装置だけはなく、商用電源を使用する情報処理装置でも、環境保護の観点から省電力が求められており、効率よく省電力状態への遷移を行うことが必要となっている。
ハードディスク装置を備えた情報処理装置では、ハードディスク装置のスピンドルモータやコイルなどで比較的多くの電力を消費するため、省電力状態において、CPUなどのコントローラへの電源供給を停止するだけでなく、ハードディスク装置への電源供給を停止することが望ましい。
しかし、省電力状態へ遷移するときにハードディスク装置を停止させると、ハードディスク装置の起動及び停止の回数を増加させ、ヘッドによるディスク表面の摺動・摩擦が多く発生し、ヘッド及びスピンドルモータの寿命を縮めることになり、ハードディスク装置の寿命を短くしてしまうため、情報処理装置の信頼性を損ねることになってしまう。
ハードディスク装置の寿命の短縮化を抑止する装置として、スピンドルモータの起動及び停止を伴うパワーセーブモードへの移行をバッテリ駆動時のみ許可し、商用交流電源使用時は禁止するディスク装置が知られている(特許文献1)。
特許第3096489号公報
しかしながら、特許文献1に記載のディスク装置では、商用交流電源使用時にハードディスク装置の停止を伴う省電力状態へ移行することを許可しないため、省電力状態への遷移を継続して行うことができず、効果的な消費電力の削減ができない、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、省電力状態への遷移を継続して行うことができ、かつ、ハードディスク装置の寿命の短縮化を抑止することができる情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために第1の発明に係る情報処理装置は、データを記憶するハードディスク装置と、省電力状態に遷移するときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させ、前記省電力状態が解除されたときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させる電源制御手段と、前記省電力状態への遷移及び前記省電力状態の解除の少なくとも一方の回数を計数する計数手段と、前記省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記電源制御手段によって前記省電力状態へ遷移させ、前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記電源制御手段によって前記省電力状態を解除させると共に、前記計数手段によって計数された回数が所定回数以上であるとき、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記遷移条件を変更する制御手段とを含んで構成されている。
また、第2の発明に係る情報処理方法は、データを記憶するハードディスク装置を備えた情報処理装置の情報処理方法であって、省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させて、省電力状態に遷移させ、前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させて、前記省電力状態を解除させ、前記省電力状態への遷移及び前記省電力状態の解除の少なくとも一方の回数を計数し、前記計数された回数が所定回数以上であるとき、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記遷移条件を変更することを特徴としている。
第1の発明及び第2の発明によれば、省電力状態への遷移条件が成立したときに、ハードディスク装置への電源供給を停止させて、省電力状態に遷移させ、省電力状態に遷移させた後、省電力状態の解除条件が成立したときに、ハードディスク装置への電源供給を開始させて、省電力状態を解除させる。
また、省電力状態への遷移及び省電力状態の解除の少なくとも一方の回数を計数し、計数された回数が所定回数以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように遷移条件を変更する。
従って、ハードディスク装置への電源供給を停止する省電力状態への遷移及びハードディスク装置への電源供給を開始する省電力状態の解除の少なくとも一方の回数が所定回数以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように遷移条件を変更することにより、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなったときに、省電力状態への遷移による寿命の短縮化を抑止することができ、また、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなっても、省電力状態への遷移を継続して行うことができる。
第3の発明に係る情報処理装置は、データを記憶するハードディスク装置と、省電力状態に遷移するときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させ、前記省電力状態が解除されたときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させる電源制御手段と、前記ハードディスク装置への電源供給の停止及び開始の少なくとも一方の回数を計数する計数手段と、前記省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記電源制御手段によって前記省電力状態へ遷移させ、前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記電源制御手段によって前記省電力状態を解除させると共に、前記計数手段によって計数された回数が所定回数以上であるとき、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記遷移条件を変更する制御手段とを含んで構成されている。
第4の発明に係る情報処理方法は、データを記憶するハードディスク装置を備えた情報処理装置の情報処理方法であって、省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させて、省電力状態に遷移させ、前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させて、前記省電力状態を解除させ、前記ハードディスク装置への電源供給の停止及び開始の少なくとも一方の回数を計数し、前記計数された回数が所定回数以上であるとき、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記遷移条件を変更することを特徴としている。
第3の発明及び第4の発明によれば、省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させて、省電力状態に遷移させ、前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させて、前記省電力状態を解除させる。
また、ハードディスク装置への電源供給の停止及び開始の少なくとも一方の回数を計数し、計数された回数が所定回数以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように遷移条件を変更する。
従って、ハードディスク装置への電源供給の停止及びハードディスク装置への電源供給の開始の少なくとも一方の回数が所定回数以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように遷移条件を変更することにより、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなったときに、省電力状態への遷移による寿命の短縮化を抑止することができ、また、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなっても、省電力状態への遷移を継続して行うことができる。
上記の発明のハードディスク装置は、S.M.A.R.T(Self−Monitoring Analysis and Reporting Technology)を備えており、計測手段は、S.M.A.R.Tを利用して回数を計測するようにすることができる。
また、上記の制御手段は、予め定められた所定時間継続して外部からの指示がなかったときに、遷移条件が成立したとして、電源制御手段によって省電力状態へ遷移させ、計数手段によって計数された回数が所定回数以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように所定時間を長く変更するようにすることができる。遷移条件に関する所定時間を長く変更することにより、省電力状態へ遷移する回数を減少させることができる。
また、上記の発明に係る情報処理装置は、計数手段によって計数された回数に基づいて、所定の単位時間における回数の平均回数を算出し、算出した平均回数に基づいて、省電力状態への遷移の間隔の平均時間を算出する平均時間算出手段を更に含み、制御手段は、省電力状態へ遷移する回数が減少するように所定時間を平均時間より長く変更することができる。これによって、遷移条件に関する所定時間を省電力への遷移の間隔の平均時間より長く変更することにより、確実に省電力状態へ遷移する回数を減少させることができる。
また、上記の発明に係るハードディスク装置は、所定時間を入力するための入力手段を更に含んで構成することができる。これによって、ユーザが遷移条件に関する所定時間を指定することもできるため、利便性が向上する。
上記の発明に係るハードディスク装置は、CSS(Contact Start Stop)方式を用いている。ハードディスク装置への電源供給が停止し、ディスクの回転が停止しているときは、ヘッドがディスク表面に接触し、ハードディスク装置への電源供給が開始され、ディスクの回転が開始されると、ヘッドがディスク表面から浮上する方式であるCSS方式を用いることができる。
上記の発明に係る情報処理装置は、計数手段によって計数された回数が所定回数以上であるとき、ハードディスク装置を交換するように促すメッセージを表示する表示手段を更に含むことができる。これにより、ハードディスク装置の寿命が残り短くなったときには、ユーザにハードディスク装置の交換を促すことができる。
また、上記の発明に係る情報処理装置は、計数手段によって計数された回数に基づいて、所定の単位時間における回数の平均回数を算出する平均回数算出手段と、計測手段によって計測された回数、平均回数算出手段によって算出された平均回数、及び予め定められ、かつ、ハードディスク装置が正常に動作可能な状態を維持できる回数の上限回数に基づいて、正常に動作可能な状態を維持できる正常動作可能時間を算出する正常動作可能時間算出手段とを更に含み、表示手段は、メッセージとともに、正常動作可能時間算出手段によって算出された正常動作可能時間を表示することができる。これにより、ユーザはいつまでにハードディスク装置を交換すればいいのかを認識することができる。
また、上記の発明に係る情報処理装置は、画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段を更に含み、ハードディスク装置は、画像データを含むデータを記憶することができる。
以上説明したように、本発明の情報処理装置及び情報処理方法によれば、省電力状態への遷移及び省電力状態の解除の回数やハードディスク装置への電源供給の停止及び開始の回数が所定回数以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように遷移条件を変更することにより、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなったときに、省電力状態への遷移による寿命の短縮化を抑止することができ、また、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなっても、省電力状態への遷移を継続して行うことができる、という効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態では、画像データに基づいて画像を記録用紙に形成する画像処理装置に本発明を適用した場合について説明する。
図1に示すように、画像処理装置10は、後述する省電力遷移処理ルーチンや統計データ管理制御処理ルーチン、閾値時間変更処理ルーチンなどのプログラムを含む各種プログラムやパラメータ等が記憶されたROM12、各種プログラムを実行するCPU14、CPU14による各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられるRAM16、所定のパラメータを記憶する不揮発性メモリであるNVRAM(non−volatile RAM)18、後述するハードディスク装置22のデータの入出力などを制御する入出力制御部20、画像データを記憶するためのハードディスク装置22、及びこれらを相互に接続するためのバス24が設けられている。
ハードディスク装置22は、CSS(Contact Start Stop)方式を採用しており、ハードディスク装置22への電源供給が停止され、ディスク(図示省略)の回転が停止しているときは、ヘッド(図示省略)がディスク表面に接触しており、ハードディスク装置22への電源供給が開始され、ディスクの回転が開始されるとヘッドがディスク表面から浮上し、また、電源供給が停止され、回転が止まると再びディスク表面にヘッドが接触するようになっている。
また、NVRAM18には、省電力状態に遷移した回数の累積回数を示す省電力遷移累積カウンタや所定の単位時間内における省電力状態への平均遷移回数が記憶されるようになっており、省電力遷移累積カウンタについては、所定時間ごとの省電力遷移累積カウンタの値の履歴が記憶されるようになっている。また、省電力状態への遷移条件となる、通常稼動状態において外部からの指示やアクセスがない状態の継続時間である閾値時間や、省電力状態への遷移を繰り返してもハードディスク装置22が正常に動作可能な状態を維持できる上限遷移回数もNVRAM18に記憶されている。
なお、上限遷移回数は、ハードディスク装置22の仕様に基づいて予め定められているCSS値に基づいて上限遷移回数を定めることができる。CSS値には、電源オフによるハードディスク装置22の停止回数も含まれるため、統計的に求められる、電源オフによるハードディスク装置22の停止回数と省電力状態への遷移によるハードディスク装置22の停止回数の割合とCSS値とに基づいて上限遷移回数を定めることが望ましい。
また、画像処理装置10には、さらに、文書を読み取って画像データを生成する画像読取部28と、画像データに基づいて感光体に静電潜像を記録し、静電潜像をモノクロトナーまたはカラートナーを用いて現像し、現像した画像を記録用紙に転写して形成する画像形成部30と、画像処理装置10の各種処理を指示するための操作ボタンや操作パネルからなる操作パネル部32と、主電源34と、入力される制御信号に応じて、主電源34から画像処理装置10の各部へ供給する電源の供給開始や供給停止を制御する電源制御部36と、省電力状態の解除条件を成立させるイベントを検出する解除イベント検出部38とが設けられている。画像読取部28、画像形成部30、操作パネル部32、及び電源制御部36はバス24に接続されており、主電源34及び解除イベント検出部38は電源制御部36に接続されている。
解除イベント検出部38は、操作パネル部32の操作や外部からのデータ入力を検出して、省電力状態を解除するように、電源制御部36へ制御信号を出力するようになっている。
電源制御部36は、省電力状態へ遷移させるための制御信号が入力されると、CPU14、RAM16、画像読取部28、画像形成部30、ハードディスク装置22などへの電源供給を停止し、省電力状態を解除させるための制御信号が入力されると、CPU14、RAM16、画像読取部28、画像形成部30、ハードディスク装置22などへの電源供給を開始するようになっている。
なお、画像処理装置10は、従来公知のプリンタやスキャナなどの画像処理装置の一般的な構成や機能を備えていればよく、画像処理装置としての一般的な機能や構造について、詳細な説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態の作用を説明する。ユーザが画像処理装置10の電源スイッチをオンにすると、主電源34から電源制御部36を介して、CPU14、ハードディスク装置22を含む画像処理装置10の各部への電源供給が開始され、通常稼動状態となり、図2に示す省電力遷移処理ルーチンがCPU14によって実行されるようになる。
まず、ステップ100において、外部からの指示がない状態の継続時間を計測するためのタイムカウンタをセットして0からカウントを開始し、ステップ102で、操作パネル部32が操作されたり、外部からジョブデータが入力されたりして、外部からの指示があったか否かを判定し、外部からの指示があった場合には、ステップ100へ戻り、タイムカウンタを再びセットし、0からカウントを開始する。一方、操作パネル部32の操作や外部からのジョブデータの入力がなかった場合には、ステップ104において、タイムカウンタが示す時間がNVRAM18に記憶されている閾値時間以上であるか否かを判定し、閾値時間未満である場合には、ステップ102へ戻り、閾値時間以上である場合には、ステップ106へ移行する。ステップ106では、NVRAM18に記憶されている省電力遷移累積カウンタの値をインクリメントし、ステップ108において、省電力状態へ遷移するための処理を実行し、省電力状態へ遷移するための制御信号を電源制御部36へ出力し、電源制御部36によって、画像処理装置10の各部への電源供給を停止させて、省電力遷移処理ルーチンを終了する。
ハードディスク装置22では、電源の供給が停止されると、ハードディスク装置22の動作が停止され、ハードディスク装置22のヘッドは、ディスク表面にあるCSSゾーンに接触している状態となる。
そして、解除イベント検出部38が、省電力状態の解除条件を成立させるイベントを検出すると、解除イベント検出部38が省電力状態を解除するための制御信号を電源制御部36に出力し、電源制御部36は、入力された制御信号に基づいて、画像処理装置10の各部に対して再び電源の供給を開始し、ハードディスク装置22は起動され、ディスクの回転が開始され、ディスクの回転によって、ヘッドがディスク表面から浮いた状態となる。
なお、省電力状態の解除条件が成立する場合としては、例えば、操作パネル部32において操作があった場合や、外部からジョブデータが入力された場合がある。
次に、CPU14において常時実行される統計データ管理制御処理ルーチンについて図3を用いて説明する。まず、ステップ120において、監視用タイムカウンタをセットし、0からカウントを開始し、ステップ122において、監視用タイムカウンタが示す時間が予め定められた監視単位時間を経過したか否かを判定し、監視単位時間を経過すると、ステップ124へ進む。なお、監視単位時間は、例えば、1日や1週間、1ヶ月とする。
ステップ124では、NVRAM18に記憶されている省電力遷移累積カウンタの値がNVRAM18に予め記憶されている累積閾値未満であるか否かを判定し、累積閾値未満であると、ステップ126において、NVRAM18に記憶しておいた前回の監視単位時間が経過したときの省電力遷移累積カウンタの値と、現在の省電力遷移累積カウンタとの差分を算出する。なお、累積閾値は、上限遷移回数より小さい値とし、初期状態としては、例えば、上限遷移回数の70%の回数となっている。
そして、ステップ128では、NVRAM18に記憶されている、監視単位時間あたりの省電力状態への平均遷移回数とステップ126で算出された差分とに基づいて、新たに平均遷移回数を算出し、NVRAM18に記憶されている平均遷移回数を更新し、ステップ120へ戻り、再び監視用タイムカウンタをセットする。
一方、ステップ124において、省電力遷移累積カウンタの値が累積閾値以上であると、ステップ130において、省電力遷移累積カウンタの値、平均遷移回数、及び上限遷移回数に基づいて、残りの正常動作可能時間を算出する。例えば、上限遷移回数と省電力遷移累積カウンタの値との差分より、省電力状態へ遷移可能な回数を算出し、遷移可能な回数を単位時間当りの平均遷移回数で除算することにより、残りの正常動作可能時間を算出する。
そして、ステップ132において、操作パネル部32によって、図4に示すように、ハードディスク装置の交換を促すメッセージとステップ130において算出された残りの正常動作可能時間とを表示し、次のステップ134では、後述する閾値時間変更処理を行って、閾値時間を変更し、ステップ120へ移行する。
次に、上記のステップ134を実現する閾値時間変更処理ルーチンについて図5を用いて説明する。まず、ステップ150において、閾値時間を自動的に変更する自動変更モードに設定されているか否かを判定する。予めユーザが操作パネル部32を操作することによって、自動変更モード及びユーザが閾値時間を指定する手動変更モードの何れか一方を選択して設定するようになっており、また、手動変更モードを選択した場合には、閾値時間を変更するか否かを選択するようになっている。
ここで、自動変更モードが設定されていると、ステップ152において、省電力遷移累積カウンタの値と平均遷移回数とに基づいて、省電力状態への遷移回数が減少するように、省電力状態への遷移条件に関する閾値時間が長くなるように新たな閾値時間を算出する。例えば、監視単位時間あたりの平均遷移回数に基づいて、省電力状態への遷移の間隔の平均時間を算出し、平均時間より長い時間を閾値時間として算出する。また、省電力遷移累積カウンタの値が上限遷移回数に近いほど、新しい閾値時間として長い時間を算出するようにする。
次のステップ153において、NVRAM18に記憶されている閾値時間を算出された閾値時間に変更して、ステップ154へ移行し、NVRAM18に記憶されている平均遷移回数をリセットし、ステップ156において、新しい累積閾値を算出し、NVRAM18に記憶されている累積閾値を再設定し、閾値時間変更処理ルーチンを終了する。なお、新しい累積閾値は、変更前の累積閾値が上限遷移回数の70%である場合には、例えば、上限遷移回数の80%や90%となる回数とする。
一方、手動変更モードが設定されていると、ステップ158において、省電力状態への遷移条件に関する閾値時間を変更するか否かを判定し、変更しないように設定されていると、ステップ156へ移行するが、変更するように設定されていると、ステップ160において、操作パネル部32に閾値時間設定画面を表示させ、ステップ162において、閾値時間が入力されたか否かを判定し、閾値時間が入力されると、ステップ153において、NVRAM18に記憶されている閾値時間を入力された閾値時間に変更する。
なお、上記のステップ158では、閾値時間を変更するか否かの設定によって判定するのではなく、閾値時間を変更するか否かを選択する画面を操作パネル部32によって表示して、ユーザに選択させるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置によれば、ハードディスク装置を含む画像処理装置の各部への電源供給を停止する省電力状態への累積回数を示す省電力遷移累積カウンタの値が累積閾値以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように遷移条件に関する閾値時間を長く変更することにより、ハードディスク装置が正常に動作可能な状態である寿命が残り少なくなったときに、省電力状態への遷移による寿命の短縮化を抑止することができ、また、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなっても、省電力状態への遷移を継続して行うことができる。
また、遷移条件に関する閾値時間を省電力状態への遷移の間隔の平均時間より長く変更することにより、確実に省電力状態へ遷移する回数を減少させることができる。
また、ユーザが手動更新モードに設定し、遷移条件に関する閾値時間を手動で指定することもできるため、利便性が向上する。
また、ハードディスク装置の寿命が残り短くなったときには、操作パネル部によってメッセージを表示することにより、ユーザにハードディスク装置の交換を促すことができる。
また、残りの正常動作可能時間を操作パネル部によって表示することにより、ユーザはいつまでにハードディスク装置を交換すればいいのかを認識することができる。
また、上限遷移回数より低い回数を累積閾値とすることにより、ハードディスク装置に寿命が来る前に、ハードディスク装置の交換を促すことができ、残りの正常動作可能時間が経過するまでにハードディスク装置を交換すればよいため、利便性が向上する。
なお、上記の実施の形態では、省電力遷移累積カウンタの値が累積閾値以上となったときに、残りの正常動作可能時間を算出して操作パネル部によって表示する場合を例に説明したが、閾値時間が変更されたときに、変更された閾値時間に基づいて、監視単位時間あたりの平均遷移回数を推定し、推定される平均遷移回数に基づいて、残りの正常動作可能時間を算出して、操作パネル部に、閾値時間を変更したメッセージと改めて算出した正常動作可能時間とを表示してもよい。
また、画像処理装置の電源がオンになっているときには、通常稼動状態及び省電力状態の何れか一方である場合を例に説明したが、省電力状態について、省電力の程度が異なる複数の省電力状態を設けてもよい。その場合には、通常稼動状態又はハードディスク装置への電源供給が停止されない省電力状態から、ハードディスク装置への電源供給が停止される省電力状態へ遷移したときに、省電力遷移累積カウンタをインクリメントするようにすればよい。
また、省電力状態への遷移回数を基にして、省電力遷移累積カウンタの値や、上限遷移回数などを求める場合を例に説明したが、省電力状態からの解除回数も考慮した累積カウンタの値や上限回数を用いてもよい。省電力状態からの解除の際にも、ヘッドがハードディスク装置のディスク表面に対して摺動・摩擦を発生させるため、省電力状態からの解除回数を考慮に入れると、ハードディスク装置の寿命をより正確に把握することができる。
次に第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部分については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2の実施の形態に係る画像処理装置10では、NVRAM18に記憶されている省電力遷移累積カウンタの値をインクリメントするときが、ハードディスク装置22への電源供給が停止されたときである点が第1の実施の形態と異なる。つまり、省電力状態へ遷移するときだけでなく、画像処理装置10の電源スイッチ(図示省略)がオフにされ、ハードディスク装置22への電源供給が停止されたときにも、省電力遷移累積カウンタの値をインクメントするようにする。なお、省電力状態のときに電源スイッチがオフにされた場合には、もともとハードディスク装置22への電源供給は停止しているため、省電力遷移累積カウンタをインクリメントしないようにする。
なお、画像処理装置10に関するその他の構成は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。また、第2の実施の形態に係る作用は、第1の実施の形態に係る作用と同様であるため、作用についての説明は省略する。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る画像処理装置は、ハードディスク装置への電源供給の停止回数が累積閾値以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように遷移条件に関する閾値時間を変更することにより、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなったときに、省電力状態への遷移による寿命の短縮化を抑止することができ、また、ハードディスク装置の寿命が残り少なくなっても、省電力状態への遷移を継続して行うことができる。
なお、上記の実施の形態では、ハードディスク装置への電源供給の停止回数を基にして、省電力遷移累積カウンタの値や、上限遷移回数などを求める場合を例に説明したが、ハードディスク装置への電源供給の開始回数も考慮した累積カウンタの値や上限回数を用いてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の省電力遷移処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の統計データ管理制御処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る操作パネル部によって表示されるハードディスク装置の交換催促メッセージを示すイメージ図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の閾値時間変更処理ルーチンの内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像処理装置
14 CPU
22 ハードディスク装置
28 画像読取部
30 画像形成部
32 操作パネル部
34 主電源
36 電源制御部
38 解除イベント検出部

Claims (12)

  1. データを記憶するハードディスク装置と、
    省電力状態に遷移するときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させ、前記省電力状態が解除されたときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させる電源制御手段と、
    前記省電力状態への遷移及び前記省電力状態の解除の少なくとも一方の回数を計数する計数手段と、
    前記省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記電源制御手段によって前記省電力状態へ遷移させ、前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記電源制御手段によって前記省電力状態を解除させると共に、前記計数手段によって計数された回数が所定回数以上であるとき、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記遷移条件を変更する制御手段と、
    を含む情報処理装置。
  2. データを記憶するハードディスク装置と、
    省電力状態に遷移するときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させ、前記省電力状態が解除されたときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させる電源制御手段と、
    前記ハードディスク装置への電源供給の停止及び開始の少なくとも一方の回数を計数する計数手段と、
    前記省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記電源制御手段によって前記省電力状態へ遷移させ、前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記電源制御手段によって前記省電力状態を解除させると共に、前記計数手段によって計数された回数が所定回数以上であるとき、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記遷移条件を変更する制御手段と、
    を含む情報処理装置。
  3. 前記ハードディスク装置は、S.M.A.R.Tを備えており、
    前記計測手段は、S.M.A.R.Tを利用して前記回数を計測する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、予め定められた所定時間継続して外部からの指示がなかったときに、前記遷移条件が成立したとして、前記電源制御手段によって前記省電力状態へ遷移させ、前記計数手段によって計数された回数が所定回数以上であるとき、省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記所定時間を長く変更する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の情報処理装置。
  5. 前記計数手段によって計数された回数に基づいて、所定の単位時間における該回数の平均回数を算出し、前記算出した前記平均回数に基づいて、前記省電力状態への遷移の間隔の平均時間を算出する平均時間算出手段を更に含み、
    前記制御手段は、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記所定時間を前記平均時間より長く変更する請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記所定時間を入力するための入力手段を更に含む請求項4又は5記載の情報処理装置。
  7. 前記ハードディスク装置は、CSS方式を用いている請求項1〜請求項6の何れか1項記載の情報処理装置。
  8. 前記計数手段によって計数された回数が所定回数以上であるとき、前記ハードディスク装置を交換するように促すメッセージを表示する表示手段を更に含む請求項1〜請求項7の何れか1項記載の情報処理装置。
  9. 前記計数手段によって計数された回数に基づいて、所定の単位時間における該回数の平均回数を算出する平均回数算出手段と、
    前記計測手段によって計測された回数、前記平均回数算出手段によって算出された平均回数、及び予め定められ、かつ、前記ハードディスク装置が正常に動作可能な状態を維持できる前記回数の上限回数に基づいて、前記正常に動作可能な状態を維持できる正常動作可能時間を算出する正常動作可能時間算出手段とを更に含み、
    前記表示手段は、前記メッセージとともに、前記正常動作可能時間算出手段によって算出された正常動作可能時間を表示する請求項8記載の情報処理装置。
  10. 画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段を更に含み、
    前記ハードディスク装置は、前記画像データを含むデータを記憶する請求項1〜請求項9の何れか1項記載の情報処理装置。
  11. データを記憶するハードディスク装置を備えた情報処理装置の情報処理方法であって、
    省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させて、省電力状態に遷移させ、
    前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させて、前記省電力状態を解除させ、
    前記省電力状態への遷移及び前記省電力状態の解除の少なくとも一方の回数を計数し、
    前記計数された回数が所定回数以上であるとき、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記遷移条件を変更することを特徴とする情報処理方法。
  12. データを記憶するハードディスク装置を備えた情報処理装置の情報処理方法であって、
    省電力状態への遷移条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を停止させて、省電力状態に遷移させ、
    前記省電力状態に遷移させた後、前記省電力状態の解除条件が成立したときに、前記ハードディスク装置への電源供給を開始させて、前記省電力状態を解除させ、
    前記ハードディスク装置への電源供給の停止及び開始の少なくとも一方の回数を計数し、
    前記計数された回数が所定回数以上であるとき、前記省電力状態へ遷移する回数が減少するように前記遷移条件を変更することを特徴とする情報処理方法。
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