JP4987406B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータによって駆動されてトナーを攪拌する攪拌部材が配設されると共に、予め所定量のトナーが収納されたトナーコンテナを備え、前記トナーコンテナから供給されるトナーを転写することにより記録紙上に画像を形成する画像形成装置に関するものである。特に、複写機、ファクシミリ、インターネットファクシミリ、プリンタ、及び、これらの機能の内の少なくとも1以上の機能を有する複合機に関するものである。
モータによって駆動されてトナーを攪拌する攪拌部材が配設されると共に、予め所定量のトナーが収納されたトナーコンテナを備え、前記トナーコンテナから供給されるトナーを転写することにより記録紙上に画像を形成する複写機等の画像形成装置において、トナーコンテナを交換した直後、又は、長期間使用していなかった画像形成装置を起動させる場合等に、トナーがトナーコンテナ内で固結等していること、又は、攪拌部材の駆動機構の異常(例えば、ギアの損傷)等が発生していること等に起因して、攪拌部材の駆動モータに対するトナーの動作抵抗(=負荷)が増大し、駆動モータ等の攪拌部材の駆動機構が破損する虞がある。
上記課題を解消するために、例えば、駆動モータに対するトナーの動作抵抗を駆動電流に基づいて検出し、動作抵抗の検出データがエラー条件を満たす(=駆動電流が予め設定された閾値以上となる)と、駆動モータを停止させる画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−173362号公報
しかしながら、上記の画像形成装置では、駆動電流が予め設定された閾値以上になると攪拌部材の駆動モータが停止されるが、駆動電流はトナーコンテナ内に格納されているトナー量に応じて大幅に変化するものであるため、トナーコンテナ内におけるトナーの固結等の異常又はトナーコンテナに配設された攪拌部材の駆動機構の異常(例えば、ギアの損傷)等が発生している場合であっても、異常が検出されない場合(例えば、トナーコンテナ内におけるトナーの残量が少なく、異常が発生していても、駆動電流が閾値未満である場合)がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、トナーコンテナ内におけるトナーの固結等の異常を的確に検出することが可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、トナーが収納されるトナーコンテナと、前記トナーコンテナに設けられ、トナーを攪拌する攪拌部材と、前記攪拌部材を駆動するモータと、前記モータの駆動電流を検出する電流検出手段と、前記トナーコンテナに収納されているトナーの残量を読みだす残量読出手段と、前記モータの過負荷を判定するための複数の閾値をトナーの残量と対応付けて格納する閾値記憶手段と、前記残量読出手段によって読みだされたトナーの残量に対応する閾値を、前記閾値記憶手段から読み出す閾値設定手段と、前記閾値設定手段によって読みだされた閾値と、前記電流検出手段に検出された前記モータの駆動電流とを比較し、前記モータが過負荷であるか否かを判定する過負荷判定手段と、を備える。
また、トナーの残量を格納する残量記憶手段を備え、前記残量読出手段は、画像を記録紙上に形成する度に、トナーの消費量を求める消費量算出手段と、前記トナーの消費量に基づいて、前記トナーコンテナに収納されているトナーの残量を求める残量算出手段と、を備え、前記残量算出手段は、前記トナーの消費量が算出される度に、前記残量記憶手段からトナーの残量を読み出し、読み出されたトナーの残量から前記トナーの消費量を減算して新たなトナーの残量を求め、前記残量記憶手段に格納されたトナーの残量を前記新たなトナーの残量に書き換えるものとしてもよい
記モータは、例えば、直流モータである。また、前記閾値記憶手段に格納された複数の閾値は、例えば、高い値の閾値はトナー残量が多い場合に対応し、低い値の閾値はトナー残量が少ない場合に対応する。
なお、外部から視認可能に文字情報を表示する表示手段と、前記過負荷判定手段によって、前記モータが過負荷であると判定された場合に、前記表示手段に対して、前記モータが過負荷である旨の文字情報を表示させる表示制御手段と、を備えてもよい
記過負荷判定手段によって前記モータが過負荷であると判定された場合に、前記モータの駆動を停止させる駆動制御手段を備えてもよい
本発明の画像形成装置によれば、トナーコンテナに収納されているトナーの残量に基づいて、攪拌部材を駆動するモータの過負荷を判定する閾値が設定され、設定された閾値に基づいて、攪拌部材を駆動するモータが過負荷であるか否かが判定されるため、トナーコンテナ内におけるトナーの固結等の異常を的確に検出することができる。
すなわち、トナーコンテナ内におけるトナーの固結等の異常が発生している場合には、攪拌部材を駆動するモータが過負荷(=通常の負荷状態よりも大きな負荷がかかっている状態)となるため、このモータが過負荷である場合に、トナーコンテナ内におけるトナーの固結等の異常が発生していると判定することができるのである。また、トナーコンテナに収納されているトナーの残量に基づいて、攪拌部材を駆動するモータの過負荷を判定する閾値が設定されるため、トナーコンテナ内に収納されているトナー残量に応じて適正な閾値を設定することができるのである。
また、トナーの消費量が算出される度に、残量記憶手段からトナーの残量が読み出され、読み出されたトナーの残量からトナーの消費量を減算して新たなトナーの残量が求められ、残量記憶手段に格納されたトナーの残量が新たなトナーの残量に書き換えられるため、トナーの残量を正確に算出することができる。
また、モータが直流モータであって、閾値設定手段によって、モータの駆動電流の閾値が設定されるため、簡素な構成でトナーコンテナ内におけるトナーの固結等の異常を的確に検出することができる。
また、トナーの残量に対応するモータの駆動電流の閾値を閾値記憶手段から読み出すことによって、モータの駆動電流の閾値が設定されるため、簡素な構成で適正な閾値を設定することができる。
また、モータが過負荷であると判定された場合に、モータが過負荷である旨の文字情報が表示されるため、ユーザは、トナーコンテナ内におけるトナーの固結等の異常を確実に把握することができる。
また、モータが過負荷であると判定された場合に、モータの駆動が停止されるため、攪拌部材の駆動機構の異常(例えば、ギアの損傷)等の状態が更に悪化することを防止することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の一例について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成の一例を示す模式図である。なお、ここでは、画像形成装置が、モノクロのプリンタである場合について説明するが、カラープリンタである形態でもよいし、トナーを転写することにより記録紙上に画像を形成する他の画像形成装置(例えば、ファクシミリ、複写機等)である形態でもよい。
図1に示すように、プリンタ100は、プリンタ本体1内に、操作表示部2、トナーコンテナ3、現像ユニット4、レーザ走査ユニット5、感光ユニット6、及び、定着ユニット7を備えている。また、プリンタ100は、適所に、図3を用いて後述する制御ユニット8を備えている。なお、プリンタ100は、図略のパーソナルコンピュータ(PC)等と通信可能に接続され、パーソナルコンピュータ(PC)から画像情報を受信し、受信した画像情報に対応する画像を記録紙上に形成するものである。
操作表示部2(表示手段に相当する)は、外部からの操作を受け付けると共に種々の情報を表示するものである。具体的には、操作表示部2は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり種々の操作情報、設定情報、ガイダンス情報等を表示する表示部と、種々の操作ボタン、LCDと一体に形成されたタッチパネル等からなり、ユーザからの操作を受け付ける操作部とを備えている。
トナーコンテナ3は、現像ユニット4へトナーを供給するものであって、現像ユニット4の上部に着脱自在に構成されている。すなわち、トナーコンテナ3には、予め所定量(例えば、1600g)のトナーが格納されており、記録紙上への転写等により消費されるトナーを補充するものである。また、現像ユニット4を介してトナーが消費され、トナーコンテナ3内に格納されたトナーが所定量未満となると、後述する制御ユニット8によってトナーコンテナの交換時期である旨のガイダンス情報が操作表示部2に表示され、ユーザによってトナーコンテナ3が交換される。
現像ユニット4は、レーザ走査ユニット5から照射されるレーザービーム等によって感光ユニット6に配設された感光ドラムの表面に形成され、図略のパーソナルコンピュータ(PC)から受信された画像情報に対応する静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成するものである。レーザ走査ユニット5は、図略のパーソナルコンピュータ(PC)から受信された画像情報に対応する静電潜像を、感光ユニット6に配設された感光ドラムの表面に形成するものである。
感光ユニット6は、帯電ローラ、感光ドラム及び転写ローラを備え、記録紙上にトナー像を形成するものである。具体的には、まず、感光ドラムの表面が帯電ローラによって略均一に帯電され、次に、レーザ走査ユニット5によって感光ドラムの表面に静電潜像が形成される。そして、現像ユニット4によって、静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成され、更に、そのトナー像が転写ローラによって記録紙上に転写されるものである。定着ユニット7は、定着ローラを備え、感光ユニット6によって記録紙上に形成されたトナー像を、記録紙に熱定着させるものである。
図2は、図1に示すトナーコンテナ3のA−A断面の一例を示す図である。トナーコンテナ3は、コンテナボックス31、攪拌スクリュー32、及び、トナー排出口33を備えている。コンテナボックス31は、樹脂等からなり、内部にトナーが収納されるものである。また、コンテナボックス31の外面の適所には、図3を用いて後述するトナーメモリ34が配設されている。
攪拌スクリュー32(攪拌部材に相当する)は、コンテナボックス31内に収納されたトナーを攪拌するものであって、一方端(図では左側端)がコンテナボックス31に回転自在に係合され、他方端(図では右側端)が、モータ3Mの駆動軸に図略のギア等を介して係合されている。
モータ3Mは、直流モータからなり、図略のギア等を介して攪拌スクリュー32を回転駆動するものである。また、モータ3Mには、図3を用いて後述するモータ電流検出器35(図示省略)が接続されている。トナー排出口33は、コンテナボックス31の下端に形成された孔であって、現像ユニット4にトナーを供給するものである。また、攪拌スクリュー32がモータ3Mによって回転することにより、コンテナボックス31内に収納されたトナーが攪拌されると共に、トナーがトナー排出口33に向けて搬送され、トナー排出口33を介して現像ユニット4にトナーが供給される。
図3は、図1に示すプリンタ100の適所に配設された制御ユニット8の一例を示す構成図である。制御ユニット8は、CPU(Central Processing Unit)81、RAM(Random Access Memory)82、ROM(Read Only Memory)83、インターフェイス部84、及び、モータ駆動部85を備えている。また、トナーコンテナ3は、トナーコンテナ3(図2に示すコンテナボックス31)に収納されたトナーの残量情報及びトナーコンテナ3の識別情報を格納するトナーメモリ34を備えている。
CPU81は、プリンタ100全体の動作を制御するものである。RAM82は、種々のデータを一時的に格納するものである。ROM83は、制御プログラム等を格納するものである。インターフェイス部84は、CPU81からの指示に基づいて、トナーメモリ34に格納された情報を読み取ると共に、トナーメモリ34に所定の情報を書き込むものである。モータ駆動部85は、CPU81からの指示に従って、モータ3Mを駆動するものである。
図4は、本発明に係る主要部の構成の一例を示す機能構成図である。CPU81は、機能的に、消費量算出部811、残量算出部812、閾値設定部813、過負荷判定部814、モータ制御815、及び、表示制御816を備え、RAM82は、機能的に、閾値記憶部821を備えている。また、トナーメモリ34は、機能的に、識別情報記憶部341、及び、残量記憶部342を備えている。
ここでは、CPU81が、図3に示すROM83に予め格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、消費量算出部811、残量算出部812、閾値設定部813、過負荷判定部814、モータ制御815、表示制御816等の機能部として機能すると共に、RAM82を、閾値記憶部821等の機能部として機能させ、更に、トナーメモリ34を、識別情報記憶部341、残量記憶部342等の機能部として機能させるものである。
また、RAM82、ROM83に格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD、DVD、半導体メモリ等である。
消費量算出部811(消費量算出手段に相当する)は、画像を記録紙上に形成する度に、印字率、濃度設定値等に基づいて、トナーの消費量を求めるものである。ここで、印字率は、記録紙上にトナーが転写される面積を記録紙の印刷可能領域の全面積で除したものである。また、濃度設定値は、操作表示部2を介してユーザにより設定されるものである。ここでは、濃度設定値は、例えば、5段階のレベルのいずれかに設定可能に構成されている。
残量算出部812(残量算出手段に相当する)は、消費量算出部811によって求められたトナーの消費量に基づいて、トナーコンテナ3に収納されているトナー残量TRを求めるものである。具体的には、残量算出部812は、消費量算出部811によってトナーの消費量が算出される度に、残量記憶部342からトナー残量TRを読み出し、読み出されたトナー残量TRからトナーの消費量を減算して新たなトナーの残量TRを求め、残量記憶部342に格納されたトナーの残量TRを新たなトナーの残量TRに書き換えるものである。
また、残量算出部812は、トナーメモリ34の識別情報記憶部341からトナーコンテナ3の識別情報を読み出して、トナーコンテナ3が交換されたか否かを判定し、トナーコンテナ3が交換されたと判定された場合には、残量記憶部342からトナー残量TRを読み出し、読み出されたトナー残量TRからトナーの消費量を減算して新たなトナーの残量TRを求め、残量記憶部342に格納されたトナーの残量TRを新たなトナーの残量TRに書き換えるものである。
より具体的には、残量算出部812は、プリンタ100の電源投入時にトナーメモリ34の識別情報記憶部341から識別情報を読み出してRAM82等のメモリに格納しておき、残量記憶部342にトナー残量TRを書き込む度に、識別情報記憶部341から識別情報を読み出し、メモリに格納された識別情報と一致するか否かを判定し、一致しない場合には、トナーコンテナ3が交換されたと判定するものである。
閾値設定部813(閾値設定手段に相当する)は、残量算出部812により求められたトナー残量TRに基づいて、モータ3Mの過負荷を判定する閾値Isを設定するものである。具体的には、閾値設定部813は、閾値記憶部821から残量算出部812により求められたトナー残量TRに対応するモータ3Mの駆動電流の閾値Isを読み出すことによって、モータ3Mの駆動電流の閾値Isを設定するものである。
過負荷判定部814(過負荷判定手段に相当する)は、閾値設定部813によって設定された閾値Isに基づいて、モータ3Mが過負荷であるか否かを判定するものである。具体的には、過負荷判定部814は、モータ電流検出器35によって検出されたモータ3Mの駆動電流が閾値設定部813によって設定された閾値Is以上である場合に、モータ3Mが過負荷であると判定するものである。
モータ制御815(残量算出手段に相当する)は、過負荷判定部814によって、モータ3Mが過負荷であると判定された場合に、図3に示すモータ駆動部85を介して、モータ3Mの駆動を停止させるものである。
表示制御816(表示制御手段に相当する)は、過負荷判定部814によって、モータ3Mが過負荷であると判定された場合に、図1に示す操作表示部2に対して、モータ3Mが過負荷である旨の文字情報(例えば、「トナーを攪拌するモータが過負荷状態です」という文字情報)を表示させるものである。
閾値記憶部821(閾値記憶手段に相当する)は、モータ3Mの駆動電流の閾値Isを、トナー残量TRと対応付けて格納するものである。図5は、モータ3Mの駆動電流Iとトナー残量TRとの関係の一例を示すグラフである。図の横軸がトナー残量TRであり、縦軸がモータ3Mの駆動電流Iである。例えば、トナー残量TRが400gである場合には、モータ3Mの駆動電流Iは0.4mAであり、トナー残量TRが1200gである場合には、モータ3Mの駆動電流Iは0.8mAである。このように、トナー残量TRが減少する場合には、トナー残量TRに略比例して、モータ3Mの駆動電流Iが減少するものである。
この図に基づいて、閾値記憶部821には、ここでは、トナー残量TRが1200g以上である場合には、モータ3Mの駆動電流の閾値Isとして1mAが格納され、トナー残量TRが800g以上1200g未満である場合には、モータ3Mの駆動電流の閾値Isとして0.8mAが格納されている。更に、閾値記憶部821には、トナー残量TRが400g以上800g未満である場合には、モータ3Mの駆動電流の閾値Isとして0.6mAが格納され、トナー残量TRが400g未満である場合には、モータ3Mの駆動電流の閾値Isとして0.4mAが格納されている。
再び、図4に戻って、主要部の機能構成について説明する。識別情報記憶部341は、トナーコンテナ3の識別情報を格納するものである。残量記憶部342(残量記憶手段に相当する)は、トナー残量TRを格納するものであって、残量算出部812によってトナー残量TRが更新される(=トナー残量TRが読み出されると共に、新たなトナー残量TRが上書きして書き込まれる)ものである。
図6は、閾値設定部813の動作の一例を説明するフローチャートである。以下の処理は、全て閾値設定部813によって実行されるものである。まず、トナー残量TRが1200g以上であるか否かの判定が行われる(S101)。トナー残量TRが1200g以上であると判定された場合(S101でYES)には、閾値Isが1.0mAに設定され(S103)、処理が終了される。
トナー残量TRが1200g未満であると判定された場合(S101でNO)には、トナー残量TRが800g以上であるか否かの判定が行われる(S105)。トナー残量TRが800g以上であると判定された場合(S105でYES)には、閾値Isが0.8mAに設定され(S107)、処理が終了される。
トナー残量TRが800g未満であると判定された場合(S105でNO)には、トナー残量TRが400g以上であるか否かの判定が行われる(S109)。トナー残量TRが400g以上であると判定された場合(S109でYES)には、閾値Isが0.6mAに設定され(S111)、処理が終了される。トナー残量TRが400g未満であると判定された場合(S109でNO)には、閾値Isが0.4mAに設定され(S113)、処理が終了される。
このようにして、トナーコンテナ3に収納されているトナーの残量TRに基づいて、攪拌スクリュー32を駆動するモータ3Mの過負荷を判定する閾値Isが設定され、設定された閾値Isに基づいて、攪拌スクリュー32を駆動するモータ3Mが過負荷であるか否かが判定されるため、トナーコンテナ3内におけるトナーの固結等の異常を的確に検出することができる。
すなわち、トナーコンテナ3内におけるトナーの固結等の異常が発生している場合には、攪拌スクリュー32を駆動するモータ3Mが過負荷(=通常の負荷状態よりも大きな負荷がかかっている状態)となるため、このモータ3Mが過負荷である場合に、トナーコンテナ3内におけるトナーの固結等の異常が発生していると判定することができるのである。また、トナーコンテナ3に収納されているトナーの残量TRに基づいて、攪拌スクリュー32を駆動するモータ3Mの過負荷を判定する閾値Isが設定されるため、トナーコンテナ3内に収納されているトナー残量TRに応じて適正な閾値Isを設定することができるのである。
また、トナーの消費量が算出される度に、残量記憶部342からトナーの残量TRが読み出され、読み出されたトナーの残量TRからトナーの消費量を減算して新たなトナーの残量TRが求められ、残量記憶部342に格納されたトナーの残量TRが新たなトナーの残量TRに書き換えられるため、トナーの残量TRを正確に算出することができる。
更に、モータ3Mが直流モータであって、閾値設定部813によって、モータ3Mの駆動電流の閾値Isが設定されるため、簡素な構成でトナーコンテナ3内におけるトナーの固結等の異常を的確に検出することができる。
加えて、トナーの残量TRに対応するモータ3Mの駆動電流の閾値Isを閾値記憶部821から読み出すことによって、モータ3Mの駆動電流の閾値Isが設定されるため、簡素な構成で適正な閾値Isを設定することができる。
また、モータ3Mが過負荷であると判定された場合に、モータ3Mが過負荷である旨の文字情報が操作表示部2に表示されるため、ユーザは、トナーコンテナ3内におけるトナーの固結等の異常を確実に把握することができる。
更に、モータ3Mが過負荷であると判定された場合に、モータ3Mの駆動が停止されるため、攪拌スクリュー32の駆動機構の異常(例えば、ギアの損傷)等の状態が更に悪化することを防止することができる。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、消費量算出部811が画像を形成する度に、印字率、濃度設定値等に基づいて、トナーの消費量を算出する場合について説明したが、その他の方法によりトナーの消費量を算出する形態でもよい。例えば、消費量算出部811が、画像を形成する度に、印字率及び濃度設定値の少なくとも一方に基づいて、トナーの消費量を算出する形態でもよい。この場合には、算出処理が簡略化される。
(B)本実施形態では、残量算出部812が、消費量算出部811によってトナーの消費量が算出される度に、残量記憶部342からトナー残量TRを読み出し、読み出されたトナー残量TRからトナーの消費量を減算して新たなトナーの残量TRを求め、残量記憶部342に格納されたトナーの残量TRを新たなトナーの残量TRに書き換える場合について説明したが、その他の方法でトナーの残量TRを求める形態でもよい。
例えば、残量算出部812が、トナーコンテナ3が交換されたと判定された場合に限って、残量記憶部342からトナー残量TRを読み出す形態でもよい。この場合には、残量記憶部342からトナー残量TRを読み出す処理が簡略化される。また、例えば、残量算出部812が、トナーコンテナ3が交換されたと判定された場合に予め設定された所定量(例えば、1600g)にトナー残量TRを設定する形態でもよい。この場合には、残量算出部812が、残量記憶部342トナー残量TRを読み出す処理が不要となる。
(C)本実施形態では、閾値設定部813が、閾値記憶部821から残量算出部812により求められたトナー残量TRに対応するモータ3Mの駆動電流の閾値Isを読み出すことによって、モータ3Mの駆動電流の閾値Isを設定する場合について説明したが、その他の方法で閾値Isを設定する形態でもよい。例えば、閾値設定部813が、トナー残量TRに基づいて、予め設定された数式(例えば、閾値Is=トナー残量TR×α、αは定数)を用いてモータ3Mの駆動電流の閾値Isを設定する形態でもよい。この場合には、更に適正な閾値Isを設定することができる。
(D)本実施形態では、攪拌部材が攪拌スクリュー32である場合について説明したが、攪拌部材がその他の構成を有する形態でもよい。例えば、攪拌部材がモータ3Mによって駆動されるプロペラ状の部材である形態でもよい。
は、本発明に係るプリンタの概略構成の一例を示す模式図である。 は、図1に示すトナーコンテナのA−A断面の一例を示す図である。 は、図1に示すプリンタの適所に配設された制御ユニットの一例を示す構成図である。 は、本発明に係る主要部の構成の一例を示す機能構成図である。 は、モータの駆動電流とトナー残量との関係の一例を示すグラフである。 は、閾値設定部の動作の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 プリンタ
2 操作表示部(表示手段の一部)
3 トナーコンテナ
31 コンテナボックス
32 攪拌スクリュー(攪拌部材)
33 トナー排出口
34 トナーメモリ
341 識別情報記憶部
342 残量記憶部(残量記憶手段)
35 モータ電流検出器
3M モータ
8 制御ユニット
81 CPU
811 消費量算出部(消費量算出手段)
812 残量算出部(残量算出手段)
813 閾値設定部(閾値設定手段)
814 過負荷判定部(過負荷判定手段)
815 モータ制御部(モータ制御手段)
816 表示制御部(表示制御手段)
82 RAM
821 閾値記憶部(閾値記憶手段)

Claims (6)

  1. トナーが収納されるトナーコンテナと、
    前記トナーコンテナに設けられ、トナーを攪拌する攪拌部材と、
    前記攪拌部材を駆動するモータと、
    前記モータの駆動電流を検出する電流検出手段と、
    記トナーコンテナに収納されているトナーの残量を読みだす残量読出手段と、
    前記モータの過負荷を判定するための複数の閾値をトナーの残量と対応付けて格納する閾値記憶手段と、
    前記残量読出手段によって読みだされたトナーの残量に対応する閾値を、前記閾値記憶手段から読み出す閾値設定手段と、
    前記閾値設定手段によって読みだされた閾値と、前記電流検出手段に検出された前記モータの駆動電流とを比較し、前記モータが過負荷であるか否かを判定する過負荷判定手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. ナーの残量を格納する残量記憶手段を備え、
    前記残量読出手段は、
    画像を記録紙上に形成する度に、トナーの消費量を求める消費量算出手段と、
    前記トナーの消費量に基づいて、前記トナーコンテナに収納されているトナーの残量を求める残量算出手段と、
    を備え、
    前記残量算出手段は、前記トナーの消費量が算出される度に、前記残量記憶手段からトナーの残量を読み出し、読み出されたトナーの残量から前記トナーの消費量を減算して新たなトナーの残量を求め、前記残量記憶手段に格納されたトナーの残量を前記新たなトナーの残量に書き換えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. モータが直流モータであことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記閾値記憶手段に格納された複数の閾値は、高い値の閾値はトナー残量が多い場合に対応し、低い値の閾値はトナー残量が少ない場合に対応することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 外部から視認可能に文字情報を表示する表示手段と、
    前記過負荷判定手段によって、前記モータが過負荷であると判定された場合に、前記表示手段に対して、前記モータが過負荷である旨の文字情報を表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記過負荷判定手段によって、前記モータが過負荷であると判定された場合に、前記モータの駆動を停止させる駆動制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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