JP5114580B2 - トナー搬送装置、トナー収納容器、画像形成装置及びトナー収納容器の過負荷判定方法 - Google Patents

トナー搬送装置、トナー収納容器、画像形成装置及びトナー収納容器の過負荷判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、現像器にトナーを供給するトナー搬送装置、現像器に供給されるトナーを収容するトナー収納容器、これらのトナー搬送装置やトナー収納容器を備えた画像形成装置及びトナー収納容器の過負荷判定方法に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、感光体ドラム等の表面に形成された静電潜像に現像器からトナーを供給することで、現像処理を行っている。また、このような現像処理に用いられるトナーは、搬送スクリュー等の搬送手段を用いてトナーコンテナ等のトナー収納容器から現像器に供給されている。
このような構成の画像形成装置においては、トナー収納容器の交換直後や画像形成動作を長期間行わなかった後に、トナー収納容器が過負荷状態になる場合がある。ここで、トナー収納容器の過負荷状態とは、運搬時における振動や保管時におけるトナーの自重等により、トナー収納容器内でトナーが凝縮してしまう状態のことである。このような状態でトナー収納容器から現像器へのトナーの供給を行おうとすると、搬送手段を駆動させる駆動モーターに過大な負荷トルクがかかり、駆動モーター等を破損させる虞がある。
そこで、このような事態を防止するため、駆動モーターに流れる電流を所定の回数及び時間で検出し、この検出された電流値が所定の閾値を超えている場合に、トナー収納容器が過負荷状態である旨の判定をして、駆動モーターを停止させる構成が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−173362号公報
ところが、駆動モーターに流れる電流は、例えばトナー収納容器内のトナー残量等によって大きく変動するため、トナー収納容器の過負荷状態が発生しているにも関わらず駆動モーターに流れる電流の検出値が閾値よりも小さくなり、トナー収納容器の過負荷状態を検知できない虞があった。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、トナー収納容器の過負荷状態を確実に検知することを目的とする。
本発明のトナー搬送装置は、トナーを収容する容器本体と、該容器本体に設けられてトナーを排出する排出口と、前記容器本体に回転可能に設けられて前記排出口に向けてトナーを搬送する搬送手段と、を有するトナー収納容器と、前記搬送手段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の回転を検知する検知手段と、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信可能且つ前記検知手段から前記駆動手段の回転検知信号を受信可能な制御手段と、を有する駆動ユニットと、を備え、前記制御手段は、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信しないことを条件の一つとして、前記トナー収納容器が過負荷状態であると判定することを特徴とする。
このような構成を採用することにより、トナー収納容器内のトナー残量等の影響を受けることなく、駆動手段が回転しているか否かの判定を行うことが可能となる。そのため、駆動手段に流れる電流のみを検知するような場合と比較して、駆動手段が回転しているか否かをより確実に検知することが可能となる。
また、本発明のトナー搬送装置は、前記検知手段は、円周方向に複数のスリットが設けられた遮光部を有して前記駆動手段の回転に連動して回転するパルス板と、該パルス板の前記遮光部を挟んで対向配置される発光部及び受光部を備えたセンサーと、を備えていても良い。
このような構成を採用することにより、駆動手段が回転しているか否かを簡易な構成により確実に検知することが可能となる。また、発光部と受光部を近接させることが可能となるため、駆動手段の回転検知の確実性を一層向上させることが可能となる。
また、本発明のトナー搬送装置は、前記制御手段は、前記検知手段から受信する回転検知信号の累積回数に基づいて、前記トナー収納容器内のトナー残量を推測しても良い。
このような構成を採用することにより、検知手段から出力される回転検知信号を、トナー収納容器が過負荷状態であるかの判定及びトナー残量の推測に併用することが可能となり、回転検知信号の有用性を高めることが可能となる。
また、本発明のトナー搬送装置は、前記駆動手段に流れる過電流を検知する過電流検知手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信せず、且つ、過電流検知信号を受信した場合に、前記トナー収納容器が過負荷状態であると判定し、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信せず、且つ、過電流検知信号を受信しない場合に、前記駆動手段が故障していると判定することを特徴とする。
このような構成を採用することにより、検知手段と過電流検知手段を併用することが可能となり、トナー収納容器が過負荷状態であるか否かをより確実に判定することが可能となる。また、トナー収納容器が過負荷状態であるか否かに加えて、駆動手段の故障が発生しているか否かを判定することが可能となり、不具合の原因をより細かく知ることが可能となる。
また、本発明のトナー収納容器は、トナーを収容する容器本体と、該容器本体に設けられてトナーを排出する排出口と、前記容器本体に回転可能に設けられて前記排出口に向けてトナーを搬送する搬送手段と、を有するトナー収納容器であって、前記搬送手段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の回転を検知する検知手段と、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信可能且つ前記検知手段から前記駆動手段の回転検知信号を受信可能で、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信しないことを条件の一つとして、前記トナー収納容器が過負荷状態であると判定する制御手段と、を有する駆動ユニットに接続されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、トナー収納容器内のトナー残量等の影響を受けることなく、駆動手段が回転しているか否かの判定を行うことが可能となる。そのため、駆動手段に流れる電流のみを検知するような場合と比較して、駆動手段が回転しているか否かをより確実に検知することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、上記したいずれかのトナー搬送装置又はトナー収納容器を備えていることを特徴とする。
また、本発明のトナー収納容器の過負荷判定方法は、駆動手段により回転されてトナーを搬送する搬送手段を備えたトナー収納容器の過負荷判定方法であって、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信するステップと、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信しないことを条件の一つとして、前記トナー収納容器が過負荷状態であると判定するステップと、を備えていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、トナー収納容器内のトナー残量等の影響を受けることなく、駆動手段が回転しているか否かの判定を行うことが可能となる。そのため、駆動手段に流れる電流のみを検知するような場合と比較して、駆動手段が回転しているか否かをより確実に検知することが可能となる。
本発明のトナー搬送装置及び画像形成装置は、トナー収納容器の過負荷状態を確実に検知することを可能とする。
本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、トナー搬送装置と現像器の接続を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、カバーを取り外したトナーコンテナの平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、トナーコンテナに設けられたギア機構を示す背面図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、コンテナ駆動ユニットを示す正面側からの斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、コンテナ駆動ユニットを示す背面側からの斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、コンテナ駆動ユニットの内部に設けられたギア機構を示す底面図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、トナーコンテナの過負荷判定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、トナー残量推測処理を示すフローチャートである。 他の異なる実施形態における検知手段を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るカラープリンターの構成を示すブロック図である。
<第1の実施形態>
まず、図1を用いて画像形成装置としてのカラープリンター1の全体の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には転写紙(図示せず)を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上端には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の上部には、像担持体としての中間転写ベルト5が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト5の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器10が配置され、中間転写ベルト5の下部に沿って複数の画像形成部6が設けられている。各画像形成部6は、例えば、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応して設けられている。各画像形成部6には、感光体ドラム7が回転可能に設けられており、感光体ドラム7の周囲には、帯電器8と、現像器11と、一次転写部12と、クリーニング装置13と、除電器14とが、一次転写のプロセス順に配置されている。
現像器11の下部には一対の攪拌ローラー15が設けられ、攪拌ローラー15の上方には磁気ローラー16が設けられ、磁気ローラー16の上方には現像ローラー17が設けられている。現像器11の上方にはトナー搬送装置18が設けられている。このトナー搬送装置18の詳細については後述する。
プリンター本体2の一側(図面上右側)には、転写紙の搬送経路20が設けられている。搬送経路20の上流端には給紙部21が設けられ、搬送経路20の中流部には中間転写ベルト5の他端(図面上右端)に二次転写部22が設けられ、搬送経路20の下流部には定着部23が設けられ、搬送経路20の下流端には排紙口24が設けられている。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。
カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着部23の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器8によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器10からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器11がトナーにより対応する色のトナー像に現像する。このトナー像は、一次転写部12において中間転写ベルト5の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部6が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム7上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング装置13及び除電器14によって除去される。
一方、給紙部21によって給紙カセット3又は手指しトレイ(図示せず)から取り出された転写紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部22へと搬送され、二次転写部22において、中間転写ベルト5上のフルカラーのトナー像が転写紙に二次転写される。トナー像を二次転写された転写紙は、搬送経路20を下流側へと搬送されて定着部23に進入し、この定着部23において転写紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された転写紙は、排紙口24から排紙トレイ4に排出される。
次に、図2〜図7を用いて、トナー搬送装置18の構成について説明する。以下、便宜上、図2における左手前側をトナー搬送装置18の正面側として説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、トナー搬送装置と現像器の接続を示す斜視図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、カバーを取り外したトナーコンテナの平面図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、トナーコンテナに設けられたギア機構を示す背面図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、コンテナ駆動ユニットを示す正面側からの斜視図である。図6は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、コンテナ駆動ユニットを示す背面側からの斜視図である。図7は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、コンテナ駆動ユニットの内部に設けられたギア機構を示す底面図である。
図2に示すように、トナー搬送装置18は、現像器11の上方に設けられたトナー収納容器としてのトナーコンテナ25と、このトナーコンテナ25の長さ方向一端(本実施形態では後端)に接続されたコンテナ駆動ユニット26と、を備えている。
トナーコンテナ25には、例えば磁性トナー及びキャリアにより構成される2成分現像剤(以下、単に「トナー」と称する)が収納されている。トナーコンテナ25は、プリンター本体2に設けられたトナーコンテナ装着部(図示せず)に着脱可能に装着されており、トナーを使い切った時には、必要に応じて交換できるようになっている。
トナーコンテナ25は、上面が開口された箱型形状の容器本体としてのコンテナ本体27と、このコンテナ本体27の上面を覆うカバー28と、を備えている。
図3に示されるようにコンテナ本体27の底壁29の前部には排出口30が穿設され、この排出口30は、プリンター本体2に略鉛直姿勢で設置されたパイプ31(図2参照)を介して、現像器11の内部と接続されている。排出口30は、トナーコンテナ25をプリンター本体2に装着していない状態において、レバー(図示せず)と接続された回転式のシャッター(図示せず)により閉止されている。そして、トナーコンテナ25がプリンター本体2に装着されることでレバーのロックが解除された後、ユーザーのレバー操作に連動してシャッターが回転して、排出口30が開放されるように構成されている。なお、本実施形態ではこのように回転式のシャッターを用いているが、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ25がプリンター本体2に装着されるのに連動して排出口30を開放するスライド式のシャッターを用いても良い。
コンテナ本体27には、排出口30の上方に、搬送手段としての搬送スクリュー32が回転可能に設けられている。搬送スクリュー32は、コンテナ本体27の前後両側壁33、34に長さ方向両端部が軸支された回転軸35と、この回転軸35の外周に同心で設けられたスパイラルフィン36と、回転軸35の長さ方向一端(本実施形態では後端)に設けられた搬送ギア37(図4参照)と、を備えている。
コンテナ本体27には、搬送スクリュー32の上部一側(本実施形態では上部左側)に第1攪拌手段としての第1攪拌パドル38が回転可能に設けられ、搬送スクリュー32の上部他側(本実施形態では上部右側)に第2攪拌手段としての第2攪拌パドル40が回転可能に設けられている。各攪拌パドル38、40には、長方形の枠板状を成す支持枠41が軸方向に沿って設けられている。支持枠41には、半円弧状を成す複数の攪拌部材42a、42bが前後方向に連続して取り付けられている。支持枠41の軸方向中央に設けられた各攪拌部材42aは、全体が略同一幅で形成されているのに対して、支持枠41の前後両側に設けられた各攪拌部材42bは、中央部から両端部に向かってテーパー状に拡径するように形成されている。第1攪拌パドル38の後端部には第1攪拌ギア43が設けられ、第2攪拌パドル40の後端部には第2攪拌ギア44が設けられている。
図4に示されるように、コンテナ本体27の後側壁34には後面カバー45が取り付けられている。なお、図4において、後面カバー45は一部のみが表示されている。後側壁34の下部中央付近には、搬送ギア37及び第1攪拌ギア43と噛合する第1アイドルギア46が設けられている。本実施形態では、第1アイドルギア46と搬送ギア37の歯数比が、3:2に設定されている。第1アイドルギア46にはコンテナ側ジョイント部47が設けられている。第1アイドルギア46及び第2攪拌ギア44には、第1アイドルギア46と同一の形状及び大きさで形成された第2アイドルギア48が噛合している。コンテナ本体27の後側壁34には、上部中央と左下端部に、円筒状を成す一対の嵌合筒部50が設けられている。
カバー28は、コンテナ本体27に対して超音波溶着されている。カバー28の後壁51には4角形状の突起52が設けられ、この突起52にはICタグ53(RFIDタグ)が貼着されている。ICタグ53の詳細は後述する。
コンテナ駆動ユニット26は、プリンター本体2の後部に配置されており、トナーコンテナ25に対して着脱可能に設けられている。図5、図6に示されるように、コンテナ駆動ユニット26は、このコンテナ駆動ユニット26の外枠を成すフレーム部材54と、このフレーム部材54の一側(本実施形態では左側)に略鉛直姿勢で固定された駆動手段としての駆動モーター55と、フレーム部材54の他側(本実施形態では右側)において前後方向に軸支された出力軸56と、出力軸56の後端に設けられた検知手段57と、を備えている。
フレーム部材54の前面58にはトナーコンテナ25の突起52と対応する位置に基板取付部60が設けられ、この基板取付部60に基板61(RFID基板)が取り付けられている。そして、トナーコンテナ25をプリンター本体1に装着した状態で、基板61とICタグ53が対向するように構成されている。基板61の詳細は後述する。フレーム部材54の前面58には、トナーコンテナ25の各嵌合筒部50と対応する位置に嵌合突起63が設けられており、トナーコンテナ25をプリンター本体2に装着した際には、各嵌合筒部50と各嵌合突起63が嵌合するように構成されている。フレーム部材54の下部中央には、挿通穴64が水平方向に穿設されている。
駆動モーター55は、DCブラシモーターである。なお、他の異なる実施形態では、DCブラシモーターの代わりに、DCブラシレスモーターやステッピングモーター等、任意のモーターを駆動モーター55として使用することが可能である。駆動モーター55には、下方に向かってモーター軸65が設けられ、モーター軸65にはウォーム66が固定されている。図7に最も良く示されるように、ウォーム66は、フレーム部材54に軸支されたウォームギア67の大径部68と噛合し、ウォームギア67の小径部70は、出力軸56と回転一体に設けられた出力ギア71と噛合している。そして、駆動モーター55が回転すると、この回転が、ウォーム66、ウォームギア67及び出力ギア71を介して出力軸56に伝達され、出力軸56が回転するように構成されている。
出力軸56は、コイルスプリング69によって前方に付勢されている。出力軸56の前部は、挿通穴64に貫挿されており、出力軸56の前端には、駆動ユニット側ジョイント部72が設けられている。駆動ユニット側ジョイント部72は、トナーコンテナ25の第1アイドルギア46に設けられたコンテナ側ジョイント部47と対応する位置に設けられており、トナーコンテナ25をプリンター本体2に装着するのに連動して、コンテナ側ジョイント部47が駆動ユニット側ジョイント部72と係合し、出力軸56の回転をトナーコンテナ25の第1アイドルギア46に伝達可能となる。
図6に示されるように、検知手段57は、出力軸56の後端に出力軸56と回転一体に設けられたパルス板73と、このパルス板73の上部においてフレーム部材54に固定されたセンサー74と、を備えている。パルス板73は、出力ギア71と一体に設けられている(図7参照)。パルス板73の外周には、後方に向かってフランジ状に突出する遮光部75が設けられ、この遮光部75には、円周方向に12個のスリット76が等間隔に設けられている。
センサー74は、いわゆるPIセンサー(Photo Interrupter Sensor)であって、パルス板73の径方向において遮光部75よりも内側に設けられた発光部77と、パルス板73の径方向において遮光部75よりも外側に設けられた受光部78とを備えている。発光部77と受光部78は、遮光部75を挟んで対向配置されており、パルス板73が回転すると、発光部77から受光部78に至る検出光路が遮光部75及びスリット76によって開閉され、この開閉を検知することで、パルス板73の回転を検知できるようになっている。また、パルス板73は、駆動モーター55及び搬送スクリュー32の回転に連動して回転するため、パルス板73の回転を検知することで、駆動モーター55及び搬送スクリュー32の回転を検知することが可能となる。
なお、本実施形態では、パルス板73に12個のスリット76が設けられているため、パルス板73が1回転する間に12回のパルスがセンサー74によって検知される。また、出力軸56に連結された第1アイドルギア46と搬送スクリュー32に設けられた搬送ギア37の歯数比が、前述の如く3:2に設定されているため、搬送スクリュー32が1回転する間に出力軸56は2/3回転し、これに伴って8回のパルスがセンサー74によって検知される。
次に、図8を用いて、カラープリンター1の制御システムについて説明する。図8は、本発明の一実施形態に係るカラープリンターの構成を示すブロック図である。
カラープリンター1には、制御手段としてのCPU79が設けられている。CPU79は、ROM、RAM等の記憶装置で構成される記憶部80と接続されており、記憶部80に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、CPU79がカラープリンター1の各部の制御を行うように構成されている。
CPU79は、プリンター本体2に設けられた操作表示部81と接続されている。操作表示部81には、例えば、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、テンキー、タッチパネル等の操作キーが設けられ、ユーザーが各操作キーを操作すると、その操作指示がCPU79に出力されるように構成されている。また、CPU79から出力される信号に基づいて、例えばエラーメッセージやトナー残量等の各種の情報が操作表示部81に表示されるように構成されている。
CPU79は前述した検知手段57と接続されており、検知手段57が検知した駆動モーター55及び搬送スクリュー32の回転検知信号(以下、単に「回転検知信号」と称する。)が、検知手段57からCPU79に出力されるように構成されている。
CPU79は、モーター駆動部82に接続されており、CPU79からの駆動指令信号に基づいて、モーター駆動部82から駆動モーター55に電流が流されることで、駆動モーター55のモーター軸65が回転するように構成されている。モーター駆動部82は、例えば、トランジスタや抵抗によって構成される従来公知のモーター駆動回路により構成することが可能である。
CPU79は、前記の如くコンテナ駆動ユニット26に設けられた基板61(RFID基板)と接続されている。基板61は、前述の如く基板61と対向してトナーコンテナ25に貼着されたICタグ53(RFIDタグ)との間で、以下のようにして無線通信を行う。
ICタグ53は、不揮発性のメモリーを備えており、このメモリーには、例えば、搬送スクリュー32の回転数、型番、製造年月日、シリアル番号、使用履歴、トナーの色等のトナーコンテナ25に関する情報が格納されている。基板61は、CPU79からの信号に基づいて、ICタグ53のメモリーに格納された情報を読み出し、CPU79に出力する機能を備えている。CPU79は、基板61によって読み出されたトナーコンテナ25に関する情報に基づいて、各種判定(例えば、トナーコンテナ25が純正品であるか否かの判定)を行い、必要に応じて、操作表示部81に判定結果を表示させる。一方で、基板61は、各種情報をICタグ53に書き込む機能も備えており、例えば、検知手段57からCPU79に出力された回転検知信号の回数が、基板61によりICタグ53に書き込まれる。以上の如く、基板61は、ICタグ53に対するリーダーライターとしての機能を備えている。
なお、トナーコンテナ25がプリンター本体2から取り外されると、トナーコンテナ25に関する情報はCPU79内から消去されるが、ICタグ53内の不揮発性のメモリーには保持される。そして、同一のトナーコンテナ25が再度プリンター本体2に装着されると、ICタグ53のメモリーに保持されたトナーコンテナ25に関する情報が基板61によって読み出されてCPU79に出力され、CPU79内においてトナーコンテナ25に関する情報が復元されるように構成されている。
上述の如く構成されたものにおいて、トナー搬送装置18から現像器11にトナーを供給する動作について説明する。
前記した画像形成動作が行われて現像器11内のトナーが消費されると、トナーコンテナ25から現像器11へのトナーの供給が必要か否かの判定を、CPU79が行う。この判定は、例えば、検知手段57からの回転検知信号を用いてCPU79が算出したトナー消費量に基づいて行われても良い。また、現像器11内に設けられたトナーセンサー(図示せず)からのトナー濃度又はトナー量に関する信号を用いてCPU79が算出したトナー消費量に基づいて行われても良い。また、現像された画像のドット数からCPU79が算出したトナー消費量に基づいて行われても良い。
上記した判定の結果、現像器11へのトナーの供給が必要であるとCPU79が判定すると、CPU79からモーター駆動部82に対して駆動指令信号が出力され、モーター駆動部82から駆動モーター55に電流が流れて、駆動モーター55のモーター軸65が回転する。このモーター軸65の回転は、ウォーム66、ウォームギア67及び出力ギア71を介して出力軸56に伝達され、出力軸56が回転する。この出力軸56の回転は、駆動ユニット側ジョイント部72及びコンテナ側ジョイント部47を介して第1アイドルギア46に伝達される。
これにより、図4に示されるように、駆動モーター55の回転に伴って第1アイドルギア46が一方向(図面上時計回り)に回転する。これに連動して、第1アイドルギア46と噛合する搬送ギア37が他方向(図面上反時計回り)に回転し、搬送スクリュー32も他方向に回転する。これに伴って、トナーコンテナ25内に収容されたトナーが、排出口30からパイプ31を介して現像器11に搬送され、現像器11にトナーが供給される。
また、上記した第1アイドルギア46の回転に伴って、この第1アイドルギア46と噛合する第1攪拌ギア43が他方向に回転し、第1攪拌パドル38も他方向に回転する。同時に、第1アイドルギア46と噛合する第2アイドルギア48が他方向に回転し、この第2アイドルギア48と噛合する第2攪拌ギア44が一方向に回転し、第2攪拌パドル40が一方向に回転する。この各攪拌パドル38、40の回転に伴って、トナーコンテナ25内に収容されたトナーが、攪拌されつつ搬送スクリュー32の方向へと搬送される(図3、図4の点線矢印X参照)。
次に、トナーコンテナ25の交換直後や画像形成動作を長期間行わなかった後等に、CPU79によりトナーコンテナ25の過負荷状態を判定する方法について、主に図9を用いて説明する。図9は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンターにおいて、トナーコンテナの過負荷判定処理を示すフローチャートである。
まず、CPU79は、モーター駆動部82に対して駆動指令信号を送信する(S101)。モーター駆動部82は、CPU79からの駆動指令信号を受信すると、駆動モーター55に電流を流す。トナーコンテナ25が過負荷状態でない場合には、この電流によって駆動モーター55のモーター軸65が回転し、このモーター軸65の回転が出力軸56に伝達されて、出力軸56及びパルス板73が回転する。このパルス板73の回転に伴って、発光部77から受光部78に至る検出光路が遮光部75及びスリット76によって開閉され、この開閉を検知手段57のセンサー74が検知し、検知手段57からCPU79に回転検知信号が送信される。CPU79は、モーター駆動部82に駆動指令信号を送信後、所定時間(例えば200ms)内に回転検知信号を検知手段57から受信した場合(S102)には、トナーコンテナ25が過負荷状態でないと判定し、通常のトナー供給動作を行う(S103)。
一方で、トナーコンテナ25が過負荷状態である場合には、駆動モーター55に過大な負荷トルクがかかっており、モーター駆動部82から駆動モーター55に電流を流しても、駆動モーター55のモーター軸65が回転しない。そのため、検知手段57からCPU79に回転検知信号が送信されることもなく、CPU79は、モーター駆動部82に駆動指令信号を送信後、所定時間内に駆動モーター55の回転検知信号を受信しない(S102)。この場合、CPU79は、トナーコンテナ25が過負荷状態であると判定し、この判定結果を操作表示部81に出力して、操作表示部81に「トナーコンテナを取り出し、よく振って再装着して下さい」等の注意表示を表示させる。同時に、CPU79は、モーター駆動部82に駆動停止信号を送り、駆動モーター55を停止させる(S104)。
本実施形態では上述の如く、検知手段57によって駆動モーター55の回転を検知する構成を採用しているため、トナーコンテナ25内のトナー残量等の影響を受けることなく、駆動モーター55が回転しているか否かの判定を行うことが可能となる。そのため、駆動モーター55に流れる電流のみを検知するような場合と比較して、駆動モーター55が回転しているか否かをより確実に検知することが可能となる。
また、上記した検知手段57を、パルス板73とセンサー74により構成しているため、駆動モーター55が回転しているか否かを簡易な構成により確実に検知することが可能となる。また、発光部77と受光部78を近接させることが可能となるため、駆動モーター55の回転検知の確実性を一層向上させることが可能となる。
次に、CPU79によりトナーコンテナ25内のトナー残量を推測する方法について、主に図10を用いて説明する。図10は、本発明の第1の実施形態に係るカラープリンター1において、トナー残量推測処理を示すフローチャートである。
上記のようにトナーコンテナ25から現像器11へのトナーの供給が行われると、駆動モーター55の回転が搬送スクリュー32に伝達されて搬送スクリュー32が回転する(S201)。この搬送スクリュー32の回転に連動して、出力軸56に設けられたパルス板73も回転する。このパルス板73の回転に伴って、発光部77から受光部78に至る検出光路が遮光部75及びスリット76によって開閉され、この開閉をセンサー74が検知することで、検知手段57による搬送スクリュー32の回転の検知が行われる(S202)。本実施形態では、前述の如くパルス8回分が搬送スクリュー32の1回転分に相当するため、センサー74は、搬送スクリュー32の1/8回転毎に、パルスを検知する。
検知手段57は、上記のようにして搬送スクリュー32の回転を検知すると、回転検知信号をCPU79へと出力する(S203)。CPU79は、この検知手段57から出力される回転検知信号の回数に基づいて、トナーコンテナ25内のトナー残量を推測する。このトナー残量の推測について、2kgのトナーを収容したトナーコンテナ25において、搬送スクリュー32が4万回転するとトナーが空になる場合を例に説明する。
本実施形態では前述の如く、搬送スクリュー32の1回転がパルス8回分に相当するため、搬送スクリュー4万回転はパルス32万回分に相当し、この32万回という数値が、例えば、ICタグ53内のメモリー、記憶部80又はその他の記憶手段に閾値として格納されている。CPU79は、検知手段57から回転検知信号が出力されると、この回転検知信号の累積回数を上記した閾値と比較して、回転検知信号の累積回数が閾値を超えているか(又は閾値以上であるか)の判定を行う(S204)。この判定の結果、回転検知信号の累積回数が閾値を超えていないとCPU79が判定した場合には、CPU79はトナー残量が足りていると推測し、これに伴って、S101〜S104のステップが繰り返される。
一方で、上記した判定の結果、回転検知信号の累積回数が閾値を超えているとCPU79が判定した場合には、CPU79は、トナー残量が足りていないと推測し、上記した判定結果を操作表示部81に出力し、例えば、「トナーエンプティ」、「トナーがありません」又は「トナーを交換して下さい」等のトナーエンド表示を操作表示部81に表示させて、トナーコンテナ25の交換をユーザーに促す(S205)。
本実施形態ではこのように、検知手段57から出力される回転検知信号の回数に基づいて、トナーコンテナ25内のトナー残量を推測している。このような構成を採用することにより、トナーコンテナ25が過負荷状態であるかの判定及びトナーコンテナ25内のトナー残量の推測に回転検知信号を併用することが可能となり、回転検知信号の有用性を高めることが可能となる。
本実施形態では、トナーコンテナ25の過負荷判定処理において、トナーコンテナ25が過負荷状態であるとCPU79が判定した場合に、操作表示部81に注意表示を出すと共に駆動モーター55を停止させているが(図9のS104参照)、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ25が過負荷状態であるとCPU79が判定した場合に、CPU79が上記した過負荷状態を解除させるためのリトライ制御を行っても良い。このリトライ制御は、例えば、CPU79からモーター駆動部82への駆動指令信号に基づいて、駆動モーター55が各攪拌パドル38、40を繰り返し正逆回転させることで行っても良い。また、トナーコンテナ25が過負荷状態であるとCPU79が判定した場合に、PHS通信等を用いて、カラープリンター1の外部に設けられたコンピューター(例えば、故障管理用ホストコンピューター)にCPU79から信号を送り、故障を通報しても良い。
本実施形態では、パルス板73の外周にフランジ状の遮光部75を設けると共に、パルス板73の径方向において遮光部75の内側と外側にセンサー74の発光部77と受光部78を配置したが、他の異なる実施形態では、図11に示されるように、パルス板73の外径部を遮光部75とすると共に、パルス板73の幅方向の一側と他側にセンサー74の発光部77と受光部78を配置しても良い。このように、パルス板73の形状及びセンサー74の配置は、製品のレイアウト等に応じて適宜変更することが可能である。
本実施形態では、パルス板73に12個のスリット76を設けたが、他の異なる実施形態では、図11に示されるように、パルス板73に8個のスリット76を設けても良い。このように、スリット76の個数は、搬送スクリュー32とパルス板73を接続するギアの減速比や必要とされる検知精度等に応じて、適宜変更することが可能である。
本実施形態では、パルス板73を出力軸56と同軸上に設けたが、他の異なる実施形態では、パルス板73を搬送スクリュー32と同軸上に設けても良いし、他の異なる軸と同軸上に設けても良い。即ち、パルス板73は、駆動モーター55から搬送スクリュー32に至る回転伝達機構のどこに配置されていても良い。本実施形態では、検知手段57としてパルス板73とセンサー74を用いたが、他の異なる実施形態では、磁気式ロータリーエンコーダー、ブラシ式ロータリーエンコーダー等の他の検知手段57を用いても良い。
本実施形態では、搬送手段として搬送スクリュー32を用いたが、他の異なる実施形態では、ローラー状の部材を搬送手段として用いても良いし、排出口30を開閉するシャッターを駆動モーター55と接続して搬送手段としても良い。本実施形態では、攪拌手段として攪拌パドルを用いたが、他の異なる実施形態では、スクリュー状の部材を攪拌手段として用いても良い。
本実施形態ではトナーパイプ31を介してトナーコンテナ25と現像器11を接続する構成について説明したが、他の異なる実施形態では、トナーコンテナ25を現像器11に対して直接着脱する構成を採用しても良い。
本実施形態では、トナーコンテナ25内のトナーが無くなった場合に、CPU79が操作表示部81にトナーエンド表示をさせる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、上記したトナーエンド表示に加えて、トナーコンテナ25内のトナー残量が僅かになった場合に、例えば「トナーが残りわずかです」といったニアエンド表示をCPU79が操作表示部81に表示させても良い。また、CPU79が操作表示部81にトナー残量を段階的に表示させても良い。この場合には、記憶部81やICタグ53内のメモリー等の記憶手段に、各段階ごとの閾値を記憶させておく必要がある。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について図12を用いて説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係るカラープリンターの構成を示すブロック図である。
本実施形態のカラープリンター1は、上記した第1の実施形態の構成に加えて、過電流検知手段としての過電流検知回路83を備えている。過電流検知回路83は、駆動モーター55及びCPU79に接続されており、駆動モーター55に流れる電流(以下、「駆動電流」と称する。)が、閾値(例えば、0.3A又は0.9A)を超える場合(又は閾値以上となる場合)、CPU79に過電流検知信号を送信するように構成されている。過電流検知回路83は、例えば、駆動電流検知用の抵抗と、この抵抗によって検知された電流の値を閾値と比較する比較器と、を備えた従来公知の回路により構成される。なお、上記した駆動電流の閾値は、トナーコンテナ25の容量等に応じて決定されており、記憶部80、ICタグ53内のメモリー又はその他の記憶手段に記憶されている。
CPU79は、モーター駆動部82に対して駆動指令信号を送信した後、検知手段57から所定時間内に回転検知信号を受信した場合には、駆動モーター55が過負荷状態でないと判定する。この点は、第1の実施形態と同様である。
一方で、CPU79は、モーター駆動部82に対して駆動指令信号を送信した後、検知手段57から所定時間内に回転検知信号を受信しない場合には、2通りの判断を行う。即ち、検知手段57から所定時間内に回転検知信号を受信できず、且つ、過電流検知回路83からの過電流検知信号を受信した場合には、CPU79は、駆動モーター55が過負荷状態であると判定する。一方で、検知手段57から所定時間内に回転検知信号を受信できず、且つ、過電流検知回路83からの過電流検知信号を受信しない場合には、CPU79は、駆動モーター55の故障が発生していると判定する。なお、駆動モーター55の「故障」とは、駆動モーター55自体に不具合が生じている場合の他、例えば、駆動モーター55の配線が断線している場合等を含んでいる。
このように、検知手段57と過電流検知回路83を併用することで、トナーコンテナ25が過負荷状態であるか否かをより確実に判定することが可能となる。また、トナーコンテナ25が過負荷状態であるか否かに加えて、駆動モーター55の故障が発生しているか否かを判定することが可能となり、不具合の原因をより細かく知ることが可能となる。
第1、第2の実施形態では、タンデム式のカラープリンター1に本発明を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ロータリー式のカラープリンター、モノクロプリンター、複写機、デジタル複合機、ファクシミリ等の他の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
1 カラープリンター(画像形成装置)
18 トナー搬送装置
25 トナーコンテナ(トナー収納容器)
27 コンテナ本体(容器本体)
30 排出口
32 搬送スクリュー(搬送手段)
55 駆動モーター(駆動手段)
57 検知手段
73 パルス板
74 センサー
75 遮光部
76 スリット
77 発光部
78 受光部
79 CPU(制御手段)
83 過電流検知回路(過電流検知手段)

Claims (6)

  1. トナーを収容する容器本体と、該容器本体に設けられてトナーを排出する排出口と、前記容器本体に回転可能に設けられて前記排出口に向けてトナーを搬送する搬送手段と、を有するトナー収納容器と、
    前記搬送手段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の回転を検知する検知手段と、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信可能且つ前記検知手段から前記駆動手段の回転検知信号を受信可能な制御手段と、を有する駆動ユニットと、
    前記制御手段に接続された操作表示部と、
    前記駆動手段に流れる過電流を検知する過電流検知手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信せず、且つ、過電流検知信号を受信した場合に、前記トナー収納容器がトナーの凝縮による過負荷状態であると判定し、この判定結果を前記操作表示部に出力して、該操作表示部に注意表示を表示させ、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信せず、且つ、過電流検知信号を受信しない場合に、前記駆動手段が故障していると判定することを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記駆動ユニットには、前記駆動手段の回転が伝達されて回転する出力軸が設けられ、該出力軸の回転が前記搬送手段に伝達されて該搬送手段が回転するように構成され、
    前記検知手段は、
    前記出力軸と回転一体に設けられ、円周方向に複数のスリットが設けられた遮光部を有して前記駆動手段の回転に連動して回転するパルス板と、
    該パルス板の前記遮光部を挟んで対向配置される発光部及び受光部を備えたセンサーと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記検知手段から受信する回転検知信号の累積回数に基づいて、前記トナー収納容器内のトナー残量を推測することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー搬送装置。
  4. トナーを収容する容器本体と、該容器本体に設けられてトナーを排出する排出口と、前記容器本体に回転可能に設けられて前記排出口に向けてトナーを搬送する搬送手段と、を有するトナー収納容器であって、
    前記搬送手段を駆動する駆動手段と、該駆動手段の回転を検知する検知手段と、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信可能且つ前記検知手段から前記駆動手段の回転検知信号を受信可能で、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信せず、且つ、過電流検知信号を受信した場合に、前記トナー収納容器がトナーの凝縮による過負荷状態であると判定し、この判定結果を操作表示部に出力して、該操作表示部に注意表示を表示させ、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信せず、且つ、過電流検知信号を受信しない場合に、前記駆動手段が故障していると判定する制御手段と、を有する駆動ユニットに接続されていることを特徴とするトナー収納容器。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のトナー搬送装置又は請求項に記載のトナー収納容器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 駆動手段により回転されてトナーを搬送する搬送手段を備えたトナー収納容器の過負荷判定方法であって、
    前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信するステップと、
    前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信せず、且つ、過電流検知信号を受信した場合に、前記トナー収納容器がトナーの凝縮による過負荷状態であると判定し、この判定結果を操作表示部に出力して、該操作表示部に注意表示を表示させ、前記駆動手段に対する駆動指令信号を送信後、所定時間内に前記駆動手段の回転検知信号を受信せず、且つ、過電流検知信号を受信しない場合に、前記駆動手段が故障していると判定するステップと、を備えていることを特徴とするトナー収納容器の過負荷判定方法。
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