JP5328460B2 - ホース固定具およびこれを用いた貯湯式給湯機 - Google Patents

ホース固定具およびこれを用いた貯湯式給湯機 Download PDF

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Description

本発明は、ホースを固定するホース固定具および該ホース固定具を用いた貯湯式給湯機に関するものである。
電気ヒータやヒートポンプ等の熱源機で湯を沸き上げて貯湯タンクに貯え、該貯湯タンクに接続された給湯管路により貯湯タンク内の湯を所望の給湯先に供給するように構成された貯湯式給湯機では、一般に、貯湯タンクの機械的保護や保温性(断熱性)の向上を図るために、貯湯タンクが外装ケースに収容される。そして、多くの外装ケースでは、貯湯タンクや配管接続部等からの漏水に備えて底部にドレンパンとしての機能が付与され、当該底部(以下、「ドレンパン」という)が受けた漏水は排水管(以下、「ドレン管」という)を通じて排水溝に排出される。貯湯タンクが設置される地表面あるいは床面の下には、ドレンパンが受けた漏水や貯湯タンク内を水抜きする際に湯水の排出流路となる排水溝が予め設けられる。
上記の排水溝に排出されるべき湯水が外装ケース内に逆流してしまうのを防止する等の観点から、貯湯式給湯機では、必要に応じて、ドレン管や他の管路、例えば貯湯タンク内を水抜きするための水抜き用管路での流出口と排水溝での流入口とを互いに離隔させて、これら流出口と流入口との間に空間(以下、「吐出口空間」という)を形成している。
例えば特許文献1の第3図に示された排水構造では、ドレンパンが受けた漏水を排出するための排出管と排水溝との間の吐出空間はドレンパンの下方に形成し、貯湯タンクの水抜き用管路と排水溝との間の吐出空間はドレンパンの上方から当該ドレンパンの排出穴を通って排水溝に達するように形成している。また、特許文献1の発明の貯湯式給湯機(電気温水器)では、ドレンパンに設けた排出穴部の上方に水抜き用管路での流出口を位置させて吐出空間を形成し、排出穴部と排水溝とを排水管で繋いでいる。ドレンパンが受けた漏水を排出するための専用のドレン管はなく、当該漏水は上記の排出穴部に流れ込む。
特開平10−325616号公報
排水時の静音化を図るという観点からはドレンパンより下方にのみ吐出空間を形成することが望ましく、ドレンパンより下方にのみ吐出空間を形成するうえからは、ドレンパンが受けた漏水を排出するためのドレン管と貯湯タンク内を水抜きするための水抜き用管路とを別個に設けることが好ましいが、ドレンパンと外装ケースの設置面(地表面または床面)との間の間隔は比較的狭い。
このため、上記のドレン管と水抜き用管路とを別個に設けてこれらと排水溝との間の吐出空間をドレンパンより下方に形成しようとすると、ドレン管および水抜き用管路それぞれの流出口と排水溝の流入口とを位置合わせするための作業がし難くなって施工性が低下する。ドレン管として可撓性を有するもの、例えば排水ホースを用いることにより、該排水ホースの流出口を排水溝の上方にまで引き出し易くなるが、腰折れを起こさないようにして排水ホースを曲げてその流出口を排水溝の流入口の上方に位置させるという作業を狭い空間内で行うことは難しい。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、ホースを所定箇所に設置し易くするホース固定具、および施工性が良好な貯湯式給湯機を得ることを目的とする。
本発明のホース固定具は、ホースの相対位置を定めるうえで基準となる第1基準物に固定されてホースを保持する台座部と、台座部に連設され、該台座部よりもホースの上流側を保持するホース受け部と、台座部に設けられてホースからの液体の流出方向に延在し、ホースの相対位置を定めるうえで他の基準となる第2基準物に対するホースの水平方向および垂直方向の位置合わせの目安となる位置合わせ用ガイド部とを有することを特徴とする。
本発明の貯湯式給湯機は、熱源機により湯を沸き上げて外装ケース内の貯湯タンクに貯え、給湯時には、貯湯タンクに貯えられた湯を給湯管路により所定の給湯先に供給し、水抜き時には、貯湯タンクに接続された水抜き用管路を通じて貯湯タンク内の湯水を排水溝に排出する貯湯式給湯機であって、外装ケースの下部に配置されて漏水を受けるドレンパンと、ドレンパンに設けられて該ドレンパンを貫通し、上端側に水抜き用管路が接続される排水部と、ドレンパンに接続され、該ドレンパンが受けた漏水を排水溝に排出する排水ホースと、台座部およびホース受け部により排水ホースを保持し、台座部が排水部に固定されて排水ホースを排水溝の上方の所定位置に固定する上記本発明のホース固定具とを有することを特徴とする。
本発明の貯湯式給湯機では、外装ケースの下部に配置されるドレンパンに排水部を設けると共に当該ドレンパンに排水ホースを接続し、該排水ホースは本発明のホース固定具により排水管部に固定するので、排水部に対する排水ホースの相対位置を決め易い。また、排水ホースからの水の流出方向に延在する位置合わせ用ガイド部がホース固定具に設けられているので、排水部および排水ホースの各々と排水溝との間に吐出空間を形成する際に、排水部および排水ホースそれぞれの流出口を排水溝に対して所定の位置に合わせ易い。したがって、本発明によれば施工性が良好な貯湯式給湯機が得られる。
図1は、本発明の貯湯式給湯機の一例を示す概略図である。 図2は、図1に示した貯湯式給湯機で用いられているホース固定具およびその周辺を拡大して示す概略図である。 図3は、図1に示した貯湯式給湯機でのホース固定具を概略的に示す斜視図である。 図4は、図3に示したホース固定具での台座部および位置合わせ用ガイド部を概略的に示す斜視図である。 図5は、図3に示したホース固定具でのホース受け部を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明のホース固定具および貯湯式給湯機それぞれの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は下記の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の貯湯式給湯機の一例を示す概略図である。同図に示す貯湯式給湯機100は、ヒートポンプユニット1、タンクユニット90、および図示を省略したリモートコントローラを有し、ヒートポンプユニット1で沸き上げた湯をタンクユニット90中の貯湯タンク10に一旦貯え、ここから所定の給湯先に供給する。以下、貯湯式給湯機100の各構成要素について説明する。
上記のヒートポンプユニット1は冷凍サイクル部(図示せず)を有し、水を湯に沸き上げる熱源機として機能する。上記の冷凍サイクル部での放熱器が沸上げ用熱交換器として機能して、後述する沸上げ用循環管路30から供給される水を湯に沸き上げる。
一方、タンクユニット90は、貯湯タンク10、給水管路20、沸上げ用循環管路30、圧力逃し用管路40、給湯管路50、水抜き用管路60、外装ケース70、排水部75、エルボ管77、排水ホース80、本発明のホース固定具の一例に相当するホース固定具85、制御装置(図示せず)等を有している。
上記の貯湯タンク10は、給水管路20から供給される水を貯えると共にヒートポンプユニット1で沸き上げられた湯を貯える積層式の貯湯タンクであり、その下部には給水管路20、沸上げ用循環管路30の往き管30a、および水抜き用管路60の各々が、また上部には沸上げ用循環管路30の戻り管30b、圧力逃し用管路40、および給湯管路50の各々が接続されている。この貯湯タンク10は給水管路20からの給水により常時満水状態に保たれ、貯湯タンク10内の湯水には給水管路20から常時送水圧が付与される。貯湯タンク10内の湯水の温度を検出するために、貯湯タンク10には複数の温度センサ(図示せず)が互いに異なる取付け高さをもって取り付けられている。
給水管路20は、減圧弁15を有する管路であり、水道等の水源(図示せず)に接続されて該水源から供給される水の圧力を減圧弁15により一定の水圧に調整して貯湯タンク10に供給する。
沸上げ用循環管路30は、貯湯タンク10の下部からヒートポンプユニット1中の放熱器(沸上げ用熱交換器)を経由して貯湯タンク10の上部に達する管路であり、循環ポンプ25が設けられた往き管30aと、戻り管30bとを有している。往き管30aは貯湯タンク10の下部と沸上げ用熱交換器とを繋ぎ、戻り管30bは沸上げ用熱交換器と貯湯タンク10の上部とを繋ぐ。
圧力逃し用管路40は、貯湯タンク10の内圧が所定値以上になると開弁する圧力逃し弁35が設けられた管路であり、湯の沸上げに伴う貯湯タンク10内の湯水の体積膨張により生じた余剰水(膨張水)を排出して貯湯タンク10の内圧過上昇を防止する。この圧力逃し用管路40の一端は貯湯タンク10の上部に接続され、他端は外装ケース70の外部に引き出されている。
給湯管路50は、貯湯タンク10の上部と所定の給湯先、例えば台所のカランや浴槽等とを繋ぐ。図示の給湯管路50には、給湯弁45や図示を省略した流量センサ等が設けられている。上記の流量センサにより所定値以上の水流が検出されると、給湯弁45の開度が制御装置(図示せず)により調整される。
水抜き用管路60は、貯湯タンク10内を水抜きするための管路であり、当該水抜き用管路60には手動式または電動式の排水栓55が設けられている。この水抜き用管路60の一端は貯湯タンク10の下部に接続されており、他端は後述する排水部75に接続されている。
外装ケース70は、ドレンパン63、ケーシング部65、および複数本の支持脚67を有している。ドレンパン63は、外装ケース70での下部に配置されて、貯湯タンク10や各管路20,30,40,50,60での配管接続部等からの漏水を受ける。ケーシング部65は一端側が開口した箱体であり、開口端側でドレンパン63と係合して、該ドレンパン63と共に貯湯タンク10の収容空間を画定する。各支持脚67は、ドレンパン63の下面に取り付けられて、当該ドレンパン63およびケーシング部65の各々を予め設けられた土台Bの上方に支持する。図1には2本の支持脚67,67が現れている。
排水部75は、ドレンパン63に設けられて該ドレンパン63を貫通する筒状体であり、その上端側には水抜き用管路60が接続されている。エルボ管77は、ドレンパン63に排水ホース80を接続する継手であり、その一端はドレンパン63での排水口(図示せず)に接続され、他端には排水ホース80が接続される。
排水ホース80は、ドレンパン63が受けた漏水を排水溝120に排出するためのドレン管であり、上記のエルボ管77によりドレンパン63に接続される。ホース固定具85は、上記の排水部75に固定されて排水ホース80を所定位置に保持する。
図示を省略した制御装置は、ヒートポンプユニット1、循環ポンプ25、および給湯弁45に接続されて、これらの動作を制御する。具体的には、当該制御装置の入力装置として機能するリモートコントローラ(図示せず)からユーザが入力した沸上げ開始時刻、沸上げ温度等の情報や沸上げ運転開始指令等の指令、ならびに貯湯タンク10に取り付けられた各温度センサ(図示せず)や給湯管路50に設けられた流量センサ(図示せず)の検出結果等に基づいて、ヒートポンプユニット1、循環ポンプ25、または給湯弁45の動作を制御する。
図示を省略したリモートコントローラは、情報や指令を入力するための操作部と、該操作部から入力された情報や指令等を表示するための表示部とを有し、台所、浴室、あるいは居室等に設置される。このリモートコントローラは、上記の制御装置に有線接続または無線接続されて、該制御装置と通信する。
上述した各構成要素を有する貯湯式給湯機100では、ユーザがリモートコントローラから入力した沸上げ開始時刻になると、あるいはユーザがリモートコントローラから沸上げ運転開始指令を入力すると、制御装置による制御の下にヒートポンプユニット1および循環ポンプ25が起動されて沸上げ運転が開始される。この沸上げ運転は、貯湯タンク10に設けられた温度センサ(図示せず)の検出温度から所定温度の湯が貯湯タンク10に所定量貯えられたと制御装置が判断するまで継続される。この間、貯湯タンク10の下部から沸上げ用循環管路30に水が流入し、ヒートポンプユニット1で湯に沸き上げられた後に貯湯タンク10の上部から該貯湯タンク10に戻される。
また、ユーザが給湯先の給湯栓(図示せず)を開けて給湯管路50に所定流量以上の水流が生じると、給湯管路50に設けられた流量センサ(図示せず)によって当該水流が検出されて給湯運転が開始される。この給湯運転では、制御装置による制御の下に給湯弁45の開度が調整される。
上述のように動作する貯湯式給湯機100は、排水ホース80の取付け形態に特徴を有しているので、以下、図2〜図5を参照して貯湯式給湯機100での排水ホース80の取付け形態について詳述する。
図2は、図1に示した貯湯式給湯機で用いられているホース固定具およびその周辺を拡大して示す概略図であり、図3は、図1に示した貯湯式給湯機でのホース固定具を概略的に示す斜視図である。また、図4は、図3に示したホース固定具での台座部および位置合わせ用ガイド部を概略的に示す斜視図であり、図5は、図3に示したホース固定具でのホース受け部を概略的に示す斜視図である。
図2に示すように、ホース固定具85での台座部81が固定される排水部75は、ドレンパン63に設けられて該ドレンパン63を貫通する筒状のアダプタ部71と、該アダプタ部71に挿入された筒状の本体部72と、該本体部72に装着された筒状の先端流路部73とを有している。上記のアダプタ部71は、本体部72を係止する複数の爪部71aを有し、これらの爪部71aにより本体部72の向きを規制する。本体部72は、該本体部72での流出口側(排水溝120側)の外径がアダプタ部71側の外径よりも小さくされた筒状体であり、先端流路部73は当該本体部72での流出口側に装着されている。
一方、ホース固定具85は、排水部75に固定されて排水ホース80を保持する台座部81と、該台座部81に連設されて台座部81よりも排水ホース80の上流側を保持するホース受け部82と、台座部81に設けられて排水ホース80からの液体の流出方向に延在する位置合わせ用ガイド部83とを有している。
図3および図4に示すように、ホース固定具85(図3参照)の台座部81は、円筒の一部を該円筒の高さ方向の全長に亘ってスリット状に切り欠いた形状の台座本体81a、該台座部本体81aと同形状のホース保持部81b、台座本体81aとホース保持部81bとを一体化する平板状の連結部81c、およびホース保持部81bの外周に設けられて該ホース保持部81bの高さ方向に延在する2つの接続部81dを有している。各接続部81dは互いに間隔をあけて並設されており、個々の接続部81dでの上端部には、ホース受け部82を回動自在に保持するためのホース受け保持穴81eが設けられている。
また、図3および図5に示すように、ホース固定具85(図3参照)のホース受け部82は、円筒の一部を該円筒の高さ方向の全長に亘ってスリット状に切り欠いた形状のホース受け本体82aと、該ホース受け本体82aの外周部に設けられて上記高さ方向に延在する平板状のホース受け固定部82bと、該ホース受け固定部82bの両面それぞれの長手方向端部に設けられて上記2つの接続部81d(図3および図4参照)のホース受け保持穴81eに係合する計2つの凸部82c(図3および図5においては1つの凸部82cのみが現れている)とを有している。このホース受け部82は、各凸部82cをホース受け保持穴81eに挿入することで台座部81(図3および図4参照)に回動自在に保持されている。ホース固定具85では、ホース受け部82での上記高さ方向がホース保持部81bでの前述の高さ方向と略直交する。
ホース固定具85の位置合わせ用ガイド部83は、図3および図4に示すように板状を呈し、該位置合わせ用ガイド部83は、ホース保持部81bに設けられて該ホース保持部81bの下端側に延在している。この位置合わせ用ガイド部83の長さは、排水ホース80と排水溝120(図2参照)との間に形成すべき吐出空間の高さに相当する長さよりも少し短い。
上述の構成を有するホース固定具85は、台座本体81aを排水部75での先端流路部73の外周に装着することで排水部75(図2参照)に固定される。台座本体81aは、先端流路部73をその外周側からクランプする。また、排水ホース80は、その流出口がホース保持部81bの下端と略同じ高さ位置となるようにしてホース受け本体82aおよびホース保持部81bに通されて、ホース固定具85に保持される。
このとき、排水ホース80での流出口側端部がその外周側からホース保持部81bにクランプされ、排水ホース80での流出口側端部よりも上流側の所定の領域がその外周側からホース受け本体82aにクランプされる。ホース保持部81bとホース受け本体82aとは、排水ホース80を腰折れさせることなく該排水ホース80を略90度曲げた状態で保持する。ホース保持部81bとホース受け本体82aとの位置関係は、排水ホース80を腰折れさせることなく該排水ホース80をホース受け部82と台座部81との間で略90度曲げることができるように選定されている。
このようにして排水ホース80が固定される貯湯式給湯機100では、ドレンパン63に配置された排水部75に水抜き用管路60(図1参照)が接続されると共に、ホース固定具85により排水ホース80での流出口側が排水部75に固定されるので、排水部75に対する排水ホース80の相対位置を決め易い。また、排水部75および排水ホース80の各々と排水溝120との間に吐出空間を形成して当該排水部75および排水ホース80を設置する際に、ホース固定具85の位置合わせ用ガイド部83が排水溝120に対する排水ホース80の水平方向および垂直方向の位置合わせの目安になるので、排水部75および排水ホース80それぞれの流出口を排水溝120(図1または図2参照)の流入口に対して所定の位置に合わせ易い。
したがって、貯湯式給湯機100は良好な施工性の下に設置し易い。また、ドレンパン63が受けた漏水を排水ホース80により排出するので、排水ホース80に代えて剛性材料製のドレン管を用いる場合に比べ、貯湯式給湯機100の軽量化を図り易い。さらには、廃棄のために貯湯式給湯機100を分解する際の作業性が向上する。ドレンパン63に設けられたに排水部75は、排水ホース80の相対位置を定めるうえで基準となる第1基準物に相当し、排水溝120は、排水ホース80の相対位置を定めるうえで基準となる第2基準物に相当する。
以上、本発明のホース固定具および貯湯式給湯機の各々について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上述の形態に限定されるものではない。本発明のホース固定具は、ホースの相対位置の基準となる第1基準物に固定されてホースを保持する台座部と、台座部に連設されて該台座部よりもホースの上流側を保持するホース受け部と、台座部に設けられてホースからの液体の流出方向に延在し、ホースの相対位置を定めるうえで他の基準となる第2基準物に対するホースの水平方向および垂直方向の位置合わせの目安となる位置合わせ用ガイド部とを有していれば基本的によく、台座部、ホース受け部、および位置合わせ用ガイド部それぞれの形状や構造は適宜選定可能である。
例えば、台座部を第1基準物に固定するための台座本体の形状は、第1基準物の形状に応じて種々変更可能であり、第1基準物として何を利用するかについても適宜選択可能である。貯湯式給湯機の施工性を良好にするという観点からは、ネジ等のジグを用いることなく台座部を第1基準物に固定できるように台座本体の形状および構造を選定することが好ましい。台座部は、台座本体とホース保持部とを互いに別体に作製した後に連結部により一体化させることで作製してもよいし、台座本体、ホース保持部、および連結部を合成樹脂等により一体成形してもよい。第1基準物の形状や、第1基準物に対するホースの相対位置によっては、上記の連結部を省略することも可能である。
台座部に設ける接続部および該接続部に接続されるホース受け部それぞれの形状および構造についても、適宜選定可能である。ホース受け部は、上記の接続部に回動不能に固定してもよい。位置合わせ用ガイド部は、台座部のホース保持部に設けてもよいし、台座本体に設けてもよい。この位置合わせ用ガイド部は、台座本体とは別体に作製した後に台座部に固定してもよい。例えば、台座部から吊り下げられた錘(下げ振り)により位置合わせ用ガイド部を構成することもできる。位置合わせ用ガイド部の長さは、ホースでの流出口の下方に形成すべき吐出空間の高さに応じて適宜選定することが好ましい。
また、本発明の貯湯式給湯機は、漏水を受けるドレンパンが外装ケースの下部に配置され、排水部がドレンパンに設けられて該ドレンパンを貫通し、水抜き用管路が排水部に接続され、ドレンパンが受けた漏水を排出する排水ホースがドレンパンに接続され、上記本発明のホース固定具が排水部に固定されて当該ホース固定具により排水ホースが所定位置に固定されているものであればよく、水抜き用管路および排水ホースそれぞれの固定に係る構成以外の構成は適宜選定可能である。
例えば、水を湯に沸き上げる熱源機としては、ガス燃焼装置や貯湯タンク内に配置された電熱ヒータ等を用いることもできる。また、給湯管路に湯水混合弁および温度センサを設け、温度センサの検出温度に基づいて湯水混合弁の開度を制御装置によりフィードバック制御して給湯先での出湯温度を調整するように構成してもよい。必要に応じて、貯湯タンクに貯えた湯を追焚き用熱交換器経由で貯湯タンクに戻す循環管路と、浴槽内の浴水を追焚き用熱交換器経由で浴槽に戻す循環管路とを設け、貯湯タンクに貯えた湯を熱源として用いて追焚き用熱交換器により浴水を再加熱することで浴水を追焚きする機能を付加することもできる。
また、圧力逃し用管路から上述の排水部に余剰水(膨張水)を排出することができるように、当該圧力逃し用管路の下流端を水抜き用管路での排水栓の下流側に合流させてもよいし、圧力逃し用管路の下流端を上述の排水部に接続してもよい。本発明の貯湯式給湯機については、上述したもの以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
本発明のホース固定具は、貯湯式給湯機のドレンパンが受けた漏水を排出するための排水ホースの固定に用いる場合に限らず、種々の用途のホースを所定位置に固定する場合に用いることができる。また、本発明の貯湯式給湯機は、家庭用または業務用の給湯機として好適に用いることができる。
1 ヒートポンプユニット
10 貯湯タンク
20 給水管路
30 沸上げ用循環管路
40 圧力逃し用管路
50 給湯管路
60 水抜き用管路
63 ドレンパン
65 ケーシング部
67 支持脚
70 外装ケース
75 排水部(第1基準物)
80 排水ホース
81 台座部
82 ホース受け部
83 位置合わせ用ガイド部
85 ホース固定具
90 タンクユニット
100 貯湯式給湯機
120 排水溝(第2基準物)

Claims (3)

  1. 外装ケースの下部に配置されて漏水を受けるドレンパンと、該ドレンパンに設けられて該ドレンパンを貫通し、上端側に水抜き用管路が接続される排水部と、前記ドレンパンに接続され、該ドレンパンが受けた漏水を排水溝に排出する排水ホースとを備え、熱源機により湯を沸き上げて前記外装ケース内の貯湯タンクに貯え、給湯時には、前記貯湯タンクに貯えられた湯を給湯管路により所定の給湯先に供給し、水抜き時には、前記貯湯タンクに接続された水抜き用管路を通じて前記貯湯タンク内の湯水を前記排水溝に排出する貯湯式給湯機に用いられ、前記排水ホースの流出口を前記排水溝の上方に固定するホース固定具であって、
    前記排水部に固定され、前記排水ホースを保持する台座部と、
    該台座部に連設され、該台座部よりも前記排水ホースの上流側を保持するホース受け部と、
    前記台座部に設けられて前記排水ホースからの液体の流出方向に延在し、前記排水ホースからの前記液体が前記排水溝に流入するような位置となるように前記排水溝に対する前記排水ホースの位置合わせの目安となる位置合わせ用ガイド部と、
    を備えることを特徴とするホース固定具。
  2. 熱源機により湯を沸き上げて外装ケース内の貯湯タンクに貯え、給湯時には、前記貯湯タンクに貯えられた湯を給湯管路により所定の給湯先に供給し、水抜き時には、前記貯湯タンクに接続された水抜き用管路を通じて前記貯湯タンク内の湯水を排水溝に排出する貯湯式給湯機であって、
    前記外装ケースの下部に配置されて漏水を受けるドレンパンと、
    該ドレンパンに設けられて該ドレンパンを貫通し、上端側に前記水抜き用管路が接続される排水部と、
    前記ドレンパンに接続され、該ドレンパンが受けた漏水を前記排水溝に排出する排水ホースと、
    前記排水ホースの流出口を前記排水溝の上方に固定するホース固定具と、
    備え、
    前記ホース固定具は、
    前記排水部に固定され、前記排水ホースを保持する台座部と、
    該台座部に連設され、該台座部よりも前記排水ホースの上流側を保持するホース受け部と、
    前記台座部に設けられて前記排水ホースからの液体の流出方向に延在し、前記排水ホースからの前記液体が前記排水溝に流入するような位置となるように前記排水溝に対する前記排水ホースの位置合わせの目安となる位置合わせ用ガイド部と、
    を備えることを特徴とする貯湯式給湯機。
  3. 前記ホース固定具は、前記台座部と前記ホース受け部との位置関係が、前記排水ホースを腰折れさせることなく該排水ホースを前記ホース受け部と前記台座部との間で曲げることができるように選定されていることを特徴とする請求項2に記載の貯湯式給湯機。
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