JP5327697B2 - 紙カートン - Google Patents

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本発明は、板紙からなる紙カートンの技術分野に属し、詳しくは、電子レンジにより加熱調理する包装袋の外箱として用いられる紙カートンに関する。
従来より、レトルト食品等の調理済み食品を密封包装した包装袋を収納して販売される紙カートンであって、その包装袋を収納した状態、若しくは、紙カートンの一部を開封して包装袋の一部を露出した状態で、電子レンジにより包装袋を加熱調理することを可能にしたタイプの紙カートンが知られている。
このような紙カートンの一例として、例えば特許文献1,2に記載のものがある。これらの文献に示される扁平箱形の紙カートンは、内圧を利用して剥離開口させる弱シール部又は脆弱部を有する背貼り部を蒸気逃がし部として設けた包装袋の外装に用いられる。そして、この紙カートンに入った包装袋を電子レンジにより加熱するに際しては、紙箱に設けたジッパーを切除して、包装袋の一部を外部に露出させた状態で、電子レンジのターンテーブル上に配置するとともに、加熱調理するようになっている。
このようにターンテーブル上で包装袋が加熱されるに伴い、包装袋はその内部蒸気圧で背貼り部が剥離開口し、そこから圧抜きのための水蒸気を外部に向けて円滑に逃がすことができ、また紙カートン自体は熱くならないので、加熱調理後は、紙カートンを電子レンジから容易に取り出すことが可能である。
特開2001−39476号公報 特開2002−19776号公報
上記した特許文献1,2に記載の紙カートンは、調理済み食品を充填した包装袋を紙カートンに収容した状態で販売される。そして、電子レンジでの加熱時には、天壁の部分を開封した後、包装袋を入れたまま、ターンテーブル上で立てることなく寝かせた状態で加熱するようになっているが、加熱してから電子レンジから取り出すと、カートン内部の包装袋は依然として高温の状態であるため、包装袋を素手で摘んで紙カートンから取り出そうとすると、指先を火傷する恐れがある。このため、包装袋の端部分を指先で摘みながら紙カートンから慎重に取り出す必要があった。
ところが、紙カートンの開封部分は、主に前面パネルに設けられているため、包装袋を紙カートンから取り出す際に比較的把持しやすい包装袋の左右の側方シール部分を摘むことが困難である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電子レンジで加熱した後の高温状態の包装袋を安全かつ容易に取り出すことを可能とした易取出し性を有する紙カートンを提供することにある。
請求項1に記載の発明である紙カートンは、電子レンジにより加熱調理する包装袋の外箱として用いられる紙カートンであって、該紙カートンは、前面パネル、背面パネルおよび左右の側面パネルからなる胴部の上下を天面パネルと底面パネルで閉鎖される偏平箱型の形状であり、背面パネルから前面パネルおよび左右の側面パネルにかけて設けられ、その一端と他端が背面パネルにおける左右の側面パネル寄りに位置するように形成され、前面パネルと天面パネルとの稜線部分を含んで形成された帯状のジッパーを有しており、該ジッパーは収納した包装袋の側方シール部分が露出する位置に形成されており、ジッパーによる開封に伴い、背面パネルから側面パネルおよび前面パネルにかけて帯状の開口が形成され、その開口は前面パネルにおいて前面パネルと天面パネルの稜線部分を含んで略台形状の拡大部分を形成するようになっていることを特徴としている。
請求項に記載の発明である紙カートンは、請求項1に記載の紙カートンにおいて、ジッパーは、背面パネルに形成される部分と前面パネルに形成される部分との高さが異なり、かつ、側面パネルのジッパーが斜め方向となるように形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明である紙カートンは、電子レンジにより加熱調理する包装袋の外箱として用いられる紙カートンであって、該紙カートンは、前面パネル、背面パネルおよび左右の側面パネルからなる胴部の上下を天面パネルと底面パネルで閉鎖される偏平箱型の形状であり、背面パネルから前面パネルおよび左右の側面パネルにかけて設けられ、その一端と他端が背面パネルにおける左右の側面パネル寄りに位置するように形成され、前面パネルと天面パネルとの稜線部分を含んで形成された帯状のジッパーを有しており、該ジッパーは収納した包装袋の側方シール部分が露出する位置に形成されており、ジッパーによる開封に伴い、背面パネルから側面パネルおよび前面パネルにかけて帯状の開口が形成され、その開口は前面パネルにおいて前面パネルと天面パネルの稜線部分を含んで略台形状の拡大部分を形成するようになっていることを特徴としているので、形成された帯状の開口における側方部分から包装袋の露出した側方シール部分を摘んで該包装袋を取り出せることから、電子レンジで加熱した後で高温状態の包装袋を安全かつ容易に取り出すことができると言う効果を奏するしかも、ジッパーの一端と他端が背面パネルにおける左右の側面パネル寄りに位置するように形成されていることにより、背面パネルの端部からジッパーの破断を開始できることになり、容易に開封できるという効果を奏し、ジッパーが前面パネルと天面パネルとの稜線部分を含んで形成されていることにより、ジッパーの開封に伴い、前面パネルに大きな開口を形成することになり、その前面パネルの開口から包装袋を略垂直に取り出すことが可能であり、高温状態の包装袋Pをさらに安全かつ容易に取り出すことができるという効果を奏する。
請求項に記載の発明である紙カートンは、請求項に記載の紙カートンにおいて、ジッパーは、背面パネルに形成される部分と前面パネルに形成される部分との高さが異なり、かつ、側面パネルのジッパーが斜め方向となるように形成されていることを特徴としているので、上記効果に加えて、包装袋の側方シール部分が持ちやすくなることから、高温状態の包装袋をより安全かつ容易に取り出すことができるという効果を奏する。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る紙カートンの一例を示すもので、(a)は紙カートンの前方斜視図、(b)は同じく後方斜視図、図2は図1の紙カートンを開封状態で示す前方斜視図、図3は図1の紙カートンを形成するブランクの展開図である。
この紙カートンCは、図1に示すように、前面パネル1、背面パネル2および左右の側面パネル3,4からなる胴部の上下を天面パネル8と底面パネル9で閉鎖した偏平箱型の形状をしている。そして、その内部には、電子レンジの加熱調理に好適なフィルム状の袋にレトルト食品等の調理済み食品を充填し、周囲で上下左右にヒートシールを施した包装袋Pを収容している。
消費者は、包装袋Pを電子レンジにより加熱する際に、図2に示すように、紙カートンCをその胴部に形成されたジッパーZのところで開封して包装袋Pの一部を露出させ、その露出状態で電子レンジのターンテーブル上に横にして設置し、数分間の電子レンジでの加熱により簡単にレトルト食品等を加熱調理することが可能である。
特に、この紙カートンCは、電子レンジにより加熱した後の包装袋Pが高温状態であっても、その包装袋Pを紙カートンCから安全かつ容易に取り出すことが可能であり、包装袋Pを取り出す際に手間の掛かることがなく、さらには、包装袋Pを把持する際に生じる火傷等の危険性を生じることがない。
すなわち、紙カートンCは、電子レンジにより加熱調理する包装袋Pの外箱として用いられる紙カートンCであって、紙カートンCは、前面パネル1、背面パネル2および左右の側面パネル3,4からなる胴部の上下を天面パネル8と底面パネル9で閉鎖される偏平箱型の形状であり、背面パネル2から前面パネル1および左右の側面パネル3,4にかけて設けられた帯状のジッパーZを有しており、ジッパーZは収納した包装袋Pの側方シール部分Paが露出する位置に形成されており、ジッパーZによる開封に伴い、背面パネル2から側面パネル3,4および前面パネル1にかけて帯状の開口αが形成されるようになっているので、その形成された帯状の開口αにおける側方部分から包装袋Pの露出した側方シール部分Paを摘んで持ち、包装袋Pを取り出し易く構成したものであり、電子レンジでの加熱調理後の高温状態の包装袋Pを安全かつ容易に取り出すことができる。
特に、本発明の紙カートンCは、電子レンジでの加熱に伴い、内部蒸気圧が所定圧力を越えると背シール部分Pbの一部が開口して蒸気逃がし部を形成するタイプの包装袋Pを収納する外箱として用いることが好適である。たとえこのような包装袋Pが電子レンジでの調理後に高温状態であっても、紙カートンCはその背面パネル2から左右の側面パネル3,4および前面パネル1にかけて帯状の開口αを形成するため、側方シール部分Paを持って包装袋Pを安全に取り出すことが可能である。
図1の紙カートンCを形成するブランクは、図3に示すように、前面パネル1、背面パネル2および左右の側面パネル3,4がそれぞれ折線(図中縦方向の点線)を介して連設しており、さらに、前面パネル1には貼合パネル5が連設している。また、前面パネル1の上下には天面内側パネル6と底面内側パネル7が連設され、背面パネル2の上下には天面パネル8と底面パネル9が連設されており、側面パネル3の上下にはそれぞれ折込み片10,11が連設され、側面パネル4の上下にはそれぞれ折込み片12,13が連設されている。
そして、背面パネル2には、ツナギ部分がある半円状の切込み線aからなるジッパー端Zaが形成されており、そのジッパー端Zaを起点に、左右の側面パネル3,4および前面パネル1にかけて、連続する「く」の字状の切込みによる上下の破断線b,cにより帯状のジッパーZが形成されている。これにより、カートンを組み立てた際に、図1に示すように、胴部周囲に帯状のジッパーZが形成され、紙カートンCの開封時に際して、図2に示すように、背面パネル2の一部から、側面パネル3、前面パネル1、側面パネル4にかけて、帯状の開口αが形成される。図示のジッパーZは、前面パネル1の中央部から「く」の字状の切込みが左右対称になっており、左右両方から半分ずつ開けることができるものであるが、一方向にして一方のジッパー端Zaから開けるようにしてもよい。なお、背面パネル2に設けてある折線(ジッパー端Zaを繋ぐ横方向の点線)は、開封後に頭部を回動させるヒンジとなるもので、これがあると開封後に包装袋Pを出しやすくなるが、省略しても構わない。
このように、帯状のジッパーZは、紙カートンCの内部に収容される包装袋Pの側方シール部分Pa(包装袋の左右のヒートシール部分)が露出する位置に形成されているため、紙カートンCの開封に伴って形成される帯状の開口αから、包装袋Pの側方シール部分Paが露出するようになっている。したがって、電子レンジで加熱した後の高温状態の包装袋Pにおける、比較的温度が低い左右の側方シール部分Paを指先で把持して、包装袋Pを安全かつ容易に紙カートンCから取り出すことが可能である。
また、帯状のジッパーZは、背面パネル2において一端と他端の2つのジッパー端Zaを有しているので、電子レンジで加熱した後の高温状態の包装袋Pを両手で持ってさらに安全かつ容易に取り出すことができる。
また、帯状のジッパーZは、前面パネル1において前面パネル1と天面パネルの稜線部分を含むようにして切込みbが形成されており、ジッパーZの開封に伴い、前面パネル1に略台形状の大きな開口αを形成するため、前面パネル1の開口αから、包装袋Pを略垂直に取り出すことが可能である。よって、電子レンジで加熱した後の高温状態の包装袋Pをさらに安全かつ容易に紙カートンCから取り出すことができる。
図3のブランクから紙カートンCを組み立てる手順は次のようである。まず、原反から打ち抜いたブランクをサック貼りする。すなわち、ブランクを縦方向の2本の折線で畳むように折り曲げ、側面パネル4の裏側に貼合パネル5を貼り合わせた状態で折り畳む。そして、このサック貼り状態としたブランクを複数枚まとめて充填工程に搬送し、紙カートンの組立と包装袋の収納を行う。充填工程では、サック貼りしたブランクを図4のように角筒状に起こしてから、図5に示すように上下いずれかの端部を閉じて包装袋Pを収納した後、残った方の端部を閉じる。上部を閉じるには、折込み片10,12を内側に折り込んでから、内側天面パネル6を折り曲げてその上から天面パネル8を貼り合わせる。また、下部を閉じるには、折込み片11,13を折り込んでから、内側底面パネル7を折り曲げてその上から底面パネルを貼り合わせる。これにより図1(a)に示す紙カートンCが形成される。
この紙カートンCは、図1(b)に示すように、ジッパー端Zaが背面パネル2の左右にそれぞれ形成されており、ジッパーZの開封後において、背面パネル2の左右にそれぞれ開口αが形成される構成である。これにより、紙カートンCに収容された状態の包装袋Pの左右の側方シール部分Paを容易に把持することが可能であり、高温状態の包装袋Pであっても安全に取り出すことが可能である。
次に、図1に示す紙カートンCを使用する際の手順について説明する。
まず、紙カートンCを使用する際(電子レンジ調理する際)には、図6(a)に示すように、背面パネル2に形成された一方のジッパー端Zaを内方へと押し込み、この部分をつまんだ状態で、図6(b)に示すように、ジッパーZをその破断線b,cに沿って開封することにより、図7に示すように、紙カートンCをジッパーZのところで開封することができる。
このように紙カートンCを開封すると、カートン内部に収容された包装袋Pが、前面パネル1の開口αのみならず背面パネル2の開口αより露出した状態であるので、電子レンジでの加熱調理後の包装袋Pを紙カートンCから取り出す際に、包装袋Pの側方シール部分Paを把持した状態で取り出すことが可能である。
そして、紙カートンCの内部に包装袋Pを収容した状態で、電子レンジのターンテーブル上に紙カートンCを設置して適宜電子レンジによる加熱調理を行う。このようにして、電子レンジでの加熱調理を行った後、紙カートンCから包装袋Pを取り出すが、この場合、紙カートンCのジッパーZを開封した際に生じる帯状の開口αが背面パネル2にも掛かって形成されており、さらには、帯状の開口αから包装袋Pの側方シール部分Paが露出している。このため、図8に示すように、背面パネル2の開口αに指先が入り込み、包装袋Pの側方シール部分Paを強固に把持することが可能である。したがって、電子レンジでの加熱調理後の包装袋Pの側方シール部分Paを持つことで、高温状態の包装袋Pであっても、安全かつ容易に取り出すことができる。
また、帯状のジッパーZは、紙カートンCの背面パネル2において、ジッパーZの一端と他端の2つのジッパー端Zaで形成される開口αを有しており、電子レンジでの加熱調理後の高温状態の包装袋Pを両手で持って安全かつ容易に取り出すことができる。
さらに、帯状のジッパーZは、紙カートンCの前面パネル1において、前面パネル1と天面パネルとの稜線部分を含んで略台形状の拡大部分を形成しており、ジッパーZの開封に伴い、前面パネル1に大きな開口αを形成するため、前面パネル1の開口αから包装袋Pを略垂直に取り出すことが可能であり、高温状態の包装袋Pをさらに安全かつ容易に取り出すことができる。
このように、本発明の紙カートンCは、電子レンジでの加熱調理後における高温状態の包装袋Pを安全かつ容易にから取り出すことが可能である。よって、本発明によれば、レトルト食品等の調理性および高温状態の包装袋Pの取扱性および安全性を向上した紙カートンCを提供することができる。
本発明の紙カートンは、上記した例に限らず、例えば、図9に示す紙カートンCのように、帯状のジッパーZは、背面パネル2に形成されるジッパー端Zaと前面パネル1に形成されるジッパーZとの高さが異なり、かつ、側面パネル3,4のジッパーZが斜め方向に形成されたものであってもよい。このようなジッパーZにより開口αを形成すると、包装袋Pの側方シール部分Paを持ちやすく、高温状態の包装袋Pをより安全かつ容易に取り出すことが可能である。図示のジッパーZは、図9(a)の如く前面パネル1を正面に見た場合に左側から右側へと破断されるジッパーである。そして、図9(b)に示すように、背面パネル2に形成する左右のジッパー端Zaの形を変えて、始点と終点を取り違えないように分かりやすくしている。すなわち、右側のジッパー端Zaを半円形とし、左側のジッパー端Zaをコの字形とすることで、消費者が直感的に右側のジッパー端Zaに指を押し込むようにしてある。
図9の紙カートンを形成するブランクは、図10に示すように、背面パネル2に形成されるジッパー端Zaが、前面パネル1に形成されるジッパーZより下方に位置しており、このため、左右の側面パネル3,4のジッパーZは、背面パネル2のジッパーZと前面パネル1のジッパーZとを結ぶ斜め上方向に形成されている。また、前面パネル1のジッパーZにおける上段の破断線bは、天面内側パネル6との境界線上に形成されている。
図9の紙カートンCは、帯状のジッパーZを開封することにより、図11に示すように、背面パネル2の開口αが前面パネル1の開口αより下方に形成される。また、前面パネル1のジッパーZが天面パネル8の稜線にかけて形成されており、前面パネル1の上方に開口αが形成される。
したがって、電子レンジでの加熱調理後の高温状態の包装袋Pを取り出す際に、図12に示すように、背面パネル2の左右の開口αから露出した包装袋Pの側方シール部分Paを把持することが可能であり、さらには、前面パネル1の上方に形成された開口αから包装袋Paを略垂直方向に取り出すことが可能である。これにより、電子レンジでの加熱調理後の高温状態の包装袋Pを、さらに安全かつ容易に取り出すことができる。
このように、本発明の紙カートンCは、背面パネル2に形成されるジッパーZと前面パネル1に形成されるジッパーZとの高さが異なり、かつ、側面パネル3,4のジッパーZが斜め方向に形成される帯状のジッパー7を設けた形態としてもよく、これによりカートン内部の包装袋Pの側方シール部分Paを持ちやすくかつ取り出しやすい構成とすることが可能である。
また、このように側面パネル3,4のジッパーZを斜めにして前面パネル1のジッパーZの位置を高くすると、開封後にあっても包装袋Pをカバーできるので、背シール部分Pbに蒸気逃がし部を形成した包装袋Pの場合、その蒸気逃がし部をうかつに触ることを防止できる。そして、図示のごとく、前面パネル1と側面パネル3,4との稜線に両パネルの破断線を連結する切込みによる破断線dを設けることで、開封がスムースとなり、かつ、開封後の加熱調理時に包装袋Pが内圧で膨れるのに合わせ、前面パネル1が滑らかに凸状に膨張することができる。
以上、本発明の実施形態について例を挙げて詳細に説明してきたが、本発明による紙カートンは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明に係る紙カートンの一例を示すもので、(a)は紙カートンの前方斜視図、(b)は同じく後方斜視図である。 図1の紙カートンを開封状態で示す前方斜視図である。 図1の紙カートンを形成するブランクの展開図である。 サック貼りしたブランクを角筒状に起こした状態を示す斜視図である。 紙カートンに包装袋を収納する様子を示す斜視図である。 図1の紙カートンを開封する手順を示す説明図である。 図1の紙カートンを開封した状態で示す斜視図である。 開封した図1の紙カートンから包装袋を取り出す様子を示す説明図である。 本発明に係る紙カートンの別の例を示すもので、(a)は紙カートンの前方斜視図、(b)は同じく後方斜視図である。 図9の紙カートンを形成するブランクの展開図である。 図9の紙カートンを開封した状態で示す前方斜視図と後方斜視図である。 開封した図9の紙カートンから包装袋を取り出す様子を示す説明図である。
符号の説明
C 紙カートン
P 包装袋
Pa 側方シール部分
Pb 背シール部分
Z ジッパー
Za ジッパー端
α 開口
1 前面パネル
2 背面パネル
3,4 側面パネル
5 貼合パネル
6 天面内側パネル
7 底面内側パネル
8 天面パネル
9 底面パネル
10〜13 折込み片

Claims (2)

  1. 電子レンジにより加熱調理する包装袋の外箱として用いられる紙カートンであって、該紙カートンは、前面パネル、背面パネルおよび左右の側面パネルからなる胴部の上下を天面パネルと底面パネルで閉鎖される偏平箱型の形状であり、背面パネルから前面パネルおよび左右の側面パネルにかけて設けられ、その一端と他端が背面パネルにおける左右の側面パネル寄りに位置するように形成され、前面パネルと天面パネルとの稜線部分を含んで形成された帯状のジッパーを有しており、該ジッパーは収納した包装袋の側方シール部分が露出する位置に形成されており、ジッパーによる開封に伴い、背面パネルから側面パネルおよび前面パネルにかけて帯状の開口が形成され、その開口は前面パネルにおいて前面パネルと天面パネルの稜線部分を含んで略台形状の拡大部分を形成するようになっていることを特徴とする紙カートン。
  2. ジッパーは、背面パネルに形成される部分と前面パネルに形成される部分との高さが異なり、かつ、側面パネルのジッパーが斜め方向となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の紙カートン。
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